■ 収録シリーズ
下AAがズレている場合、AAが正しく表示されない環境の可能性が あります。
|☆ チン 〃 ∧_∧ | |\|/ | ∧ ∧ ∩|─( ゚ ∀ ゚ )─|∩ ∧ ∧ | | | ノノノノ |
| ヽ ___\(\・∀・)| ∧ ∧ |/⌒ヽ、|( ゚∀゚ )/ | \_/ | \( ゚∀゚)| ∧_∧ | ∧∧ | ( ゚∋゚) |
| \_/⊂ ⊂_) |(,,゚Д゚)||,,゚ Θ゚)| 〈 | / │ \ | | |(; ´Д`)|(=゚ω゚)|/⌒\/⌒ヽ|
各シリーズのインデックスへは、こちらからどうぞ。
ドラゴンクエスト4コママンガ劇場 1日1本365日連続更新 挑戦中
現行スレ NEW! 8/11 毎日更新 投下時間は不定期です。
ファイアーエムブレム グルニア流離譚
現行スレ NEW! 6/23 隔週更新 日曜日 20:00〜より投下しています。
やる夫はDQ5の主人公に転生したようです、ただし双子で(完結) 最終スレ
やる夫はDQ3の世界で生きていくようです(完結) 最終スレ
悪魔召喚師 やる夫と悪魔のいる日常(完結) 最終スレ
やる夫でラストバイブル3(完結) 最終スレ
ニセ予告・短編/自援絵
ニセ予告『魔神殺しの風騎委員 世界平和は業務に入りますか?
〜勇者と魔王の魂を受け継いだ俺ですが、そこまで責任持てません〜』
→小説本編 【1巻発売中!】 NEW! 8/25 毎週 日曜に更新しています。
ニセ予告『異世界混浴物語』 →小説本編(完結)
※ 小説本編は 『小説家になろう』 に掲載されています。
※ 投下・更新が延期される場合もあります。あらかじめご了承ください。
各掲示板へは、こちらからどうぞ。
やる夫deLiveAAA板・管理スレ/LiveAAA板避難所・避難用スレ/小説系掲示板
2017年07月31日
第187話「失われた伝説を求めて」(1)
1 :◆vsQyY1yD2Q
, -─-、 , -─-、
,| ○ ガライ ,r''“ ̄ ゙̄'i __ _,,───、 /゙ □ } _,── 、____
{ \ `ー---- ' \_l / _, `ー, _ \ .l´ / \
,l ∧∧∧∧_, --──、_ _/ .「 } / / \ `ー´ { ∧∧∧∧ ヽ
. { ∧∧∧  ̄ .`ー´ / !、 } __ | ∧ ● ∧ |
\ ∧∧ □ 魔王の爪跡 ヽ .--、 ヘ_ ノ √ ゙! ゙i マイラ /
`ヽ ∧∧ | { 〉  ̄ ,┘ } \ /
广 \  ̄ _ `ー- ' | ̄ヽ ゙l ∧∧∧∧∧
/ ゙L , -'" ヽ !、 j \ ∧ \
. ] __ | { \  ̄ ___ \ ヽ
. ヽ / > \\_ \ {_ } } }
`ー─ 、__「 ___∧∧∧∧ ∧∧ \ "'- 、`ー ' / /
/ ̄ヽ _∧∧∧∧∧ ∧∧∧ } ヽ ゙┐ {
l,  ̄ ̄ _ ∧∧∧∧∧ ∧∧__/ ,l / ヽ
_> j | ∧∧∧ _ ∧∧∧ /.√ ]
l 广 L ラダトーム / ヽ _,..-'''" ゝ、 ∧∧∧∧ /
!、 _r─'″○ } ○ ,r─´ `ー--、_, -'" \_ □ , -'"
l l´ 漁村 / __/,,r──,、 `ー-―´
. ヽ__/ ____/ ( ̄ ,-─□∧∧ヽ_ ,---─'' ̄ ̄`--──----、 __ ◇ / ̄ヽ、
___∧∧∧∧∧ } ゾーマ城∧∧ 〉 ゝ.  ̄ ̄ ヽ__/ }
∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧ / ヾ∧ ∧∧ ∧ "'- 、 __/ ̄ } {
/ 岩山の洞窟 □ ∧ ヽ {∧ ∧∧ ∧l \ {___/ ̄∧∧∧∧∧ }
l ∧∧ ノ l∧ ∧ ∧} 〉 /
l l ̄ .l∧∧ ∧∧|゜ l l
.\ `ヽ ゚N,∧∧∧∧,l″ \_ ∧∧∧∧∧ ゙i
‘"'- 、 / _, ---、 `ー--−" \ ∧ |
\_ fニ,,√ /´ \ /二二i ∧ l
___ ヽ_ ,-‐´ ____ ', .[ 'l,○ ∧ |
/ `丶_ ヽ `ー 、 f∧∧∧\ \ \二二/∧ /
/ \ } \ __,-─´ ̄ \ ヽ、 ∧∧∧∧ 〈
{ ''″ } /∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧ \ \ ∧∧ {
| } ` ┐ ∧ `l_ ヽ ∧ }
`} ∧∧∧∧∧∧∧∧∧ノ __/ ∧∧∧∧∧∧∧∧ ∧∧ l ∧ |
/ ○ ,l ̄ ,───´ ∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧ \__} |
ヽ_ ,/ .(ニニニニ ∧∧ __ ∧∧ /
コ { (ニニニニ ∧ ,--─´ ./ ∧∧ __ /
, -'"  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄// ∧ / ̄、 .,--─´ ∧∧∧´ `ヽ____/
{ ∧∧∧ (二_二∧  ̄ ̄\\ ○ ∧∧∧j
| ∧∧∧∧∧ ∧∧∧∧∧ / ̄\ \\ ∧∧〈 ̄ ,r'" ̄ ̄ ̄ ̄\
ヽ ∧ ∧∧ ∧∧ / \ ∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧ | ∧∧∧ ゙゙l
.{ ∧∧ ∧∧ / ヽ、 ∧∧∧∧∧ / \ ∧ ○ ∧ /
| ∧∧ / ヽ ∧∧∧ / ゙l /
ヽ ∧∧ / `-、____○_/ \ /´
`ヽ , ─‐´ `ー ´
`──--、ノ ゙̄─―‐″
2 :◆vsQyY1yD2Q
前回の おわりを覚えているだろうか?
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
_
\ヽ, ,、
`''|/ノ
|
_ |
\`ヽ、|
\, V
`L,,_
|ヽ、) ,、
/ ヽYノ
/ r''ヽ、.|
| `ー-ヽ|ヮ
| `|
|. |
ヽ、 |
_ヽ、,,,,,,,,,,,,,ノ,,,,,,__
∠´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`≧,、
/;;;;;;;;;;;;;;;;;rー=、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;}
/;;;;;;;;;;;;;;;j';j ヽ }トヾヽ\};;;ヽ
r‐ヾ;;;;;;;;;;;;;;;j ヘ \ i! ハ ヾ;;;;;i`ヽ
l ヾ;;;;;;;;;;ー==ェュゞ、ノム_j__ j;;;ノ ,ハ 今回は登場していない鍛冶屋だが
l ヽ、ヾ;;;;;;l 弋え二フノベfテ一ゝレク´ ノ 配役は俺じゃない。
l γヽ,|;;;;;l /´ |ヾ、 ̄ ハ:レ /
l ヾ l;;;;;;l / __j \ ハj / ジパング人って設定が無ければ
ト、 `.┤;;;;l `"´ ハj.ム
ハ>、_|;;;;;;l ∠ 二) 八;;;;;;∧ 『ダイの大冒険』 の世界から来た
/;;;;;;/;;;;;;;!;;;;;;l ′ _ ` /;;;;;;;;;;;;;;;∧ 俺が出る案も あったんだがな。
/;;;;;;/;;;;;;;;;i!;;;;;;lヽ /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;∧
/;;;;;;/;;;;;≠イ;;;;;;;l :ヘ /|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;∧
ム=¬/ !;;;;;;;ト、_:::ヘ __ ノ:├┐;;;;;;;;;;;;;;;;;;;∧
,、r──-----<´ \〈 l;;;;;;;;i!'`===ュ,==┤;;;;;;;;;!`¬;;;∧ ┼ヽ -|r‐、. レ |
/ / < ̄`"¬、\ \__l;;;;;;;;l! || j;;;;;;;;;;;;!⌒ヾ ̄>ー――-- .、 d⌒) ./| _ノ __ノ
/ /// \ \ \ `\ヽ|;;;;;;;;l! || /.i;;;;;;;;;;;ト イヾ___ `ヽ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
3 :◆vsQyY1yD2Q
では一体、誰がマイラの鍛冶屋なのか?
4 :◆vsQyY1yD2Q
【 マイラ 鍛冶屋 】
ニニニニニニニi| i|ニニニニニニ‖ニニニニ//ニニニニニニニニニニニィn |: : : : : : : : :::|\\\\
ニニニニニニニi| i|ニニニニニニ‖ニニニニ//ニニニニニニニニニニィn: :::::::|: : : : : : : ::::::|\\\\
ニニニニニニニ| i|ニニニニニニ‖ニニニ //ニニニニニニニニ二ィnヽ| : ::::::| : : : : : : : : ::|\\\,.。o
ニニニニニニニ:i| i|ニニニニニ ‖ニニニ//ニニニニニニニ二,ィn\\| : : : :| : : : : : : : :::::|_,.。s≦>''
ムニニニニニニ:i| i|ニニニニニ‖ニニニ.//ニニニニニニニ,.ィn、\\ |: : : :::| : : : : : : : : : |> ''"
/ム二ニニニニi| i|ニニニニニ‖ニニニ//ニニニニニニ,.ィn\\\\、| : :::::::| : : : : : : : : :::| _,.。o
゙寸ムニニニニニi| i|ニニニニ.‖ニニニニ//ニニニニニ ィn、\\\\\ | : : : ::| : : : : : : : ::::::|_,,。o≦>''"
寸iト、ZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZ|: : : ::::| : : : : : : : : : :|彡 ''"
|:圦ムニニニ:i| i|ニニニ ‖ニニニ//ニニニニィn 、\\\\ヽ,.。o彡| : : : : | : : : : : : : : ::::|
|:|:| 寸ト、ニニi| i|ニニニ.‖ニニニ//ニニニ,ィn寸ト、\\ヽ,。s彡+'" |: : : : ::|: : : : : : : : ::::::|_,,.. -─
|:|:| |ト、二二i|_i|二二‖二二//二二,.ィn__寸iトxo彡イ:| _,.。o≦ : : : : :|: : : : : : : : : :: |/_,.. -
|:|:| || |:|─ー|i:i|───ーー|i:|── |:|────‐||'" ,.。s|::|彡'゙"~ | : : : : :|: : : : : : : : : ::::|三二ニ=-
ミo。|:|:| || |:l |i:i| .|i:| |:| ::||彡''".:|::|_,,..。 -|: : : : :::| : : : : : : : : : : |┬ェ¬二
`''<ミs。 || |:l二二|_ニニニニニニニ|i:|iニニニi|:| .:|| |>‐'|::|_,.。s≠''|: : : ::::::|: : : : : : : : : : ::| i i i i i i i
|:|:|`'弌:|:|__ |i:i|゙_oo。。。o彡'| |:|zzzzzzzzェェ||===_l::|'「「.i i i |: : : : : :| : : : : : : : : ::::::|.:i i i i i i i
|:|:| )ー‐( ( |i:i|§88| 88§| |:|i:i:i:i:i:i:|‐|‐|‐|| i i i |:|::| i i i i i | : : : :::::|: : : : : : : : : : : |_i_i_i_i_i_i_i_
|:|:| ̄ ̄|ノノ :|i:i| `´| | |ii| |:|i:i:i:i:i:i:|‐|‐|‐||zzzェ|:|::|ニニニi| : : : : :::|: : : : : : : : : : : |三三三三
|:|アアアア |i:i|::.ミ彡|__|ミ彡| |:|i:i:i:i:i:i:|‐|‐|‐||i:i:i:i:i|:|::|=====:|: : : : : : | : : : : : : : : : : :|i:i:i:|:i:i:i:|i:i
|:|ィ´ |_,||__,|i:i| 、(_)Д_Д(_) | |:|i:i:i:i:i:i:|‐|‐|‐|i:i:i:i:八|Y^Y)¨(x==x: : :::::| : : : : : : : : : : :|:i:i:|:i:i:i:|i:i:
|:|:|/__ 〈〈 ̄ ̄ ̄〉〉| ̄ ̄~~\==┴===廴∠ゝ'弋ソ(_く_|__|_>:: : | : : :γ⌒ヽ: ::::|:i:i:|:i:i:i:|i:i:
∠ニニニニニイ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄_ヽ___ ┘┘ ̄二|:|弋__ナxs。::|_:_:_:_|__|_:_::|:i:i:|:i:i:i:|:i:i:
||i:i:i:i:i:i:i:i:i:||::::|ZZZZZZZZZZZZZZZZ||`rr──t‐‐r| rく>、 ̄/∧//_}} |``〜、、───────
||zzzzzzz ||/i| :, :, :, :, :, :, :, :, :, |`ヽ、 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄〈xヘ\ ̄ ̄*こ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
||i:i:i:i:i:i:i:i:i:||:::,|_: : : : : : 。s≦ ̄ ≧<|三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三
||i:i:i:i:i:i:i:i:i:||//:::::/ . . .|≧=- -=≦i| r弌|i:i:| :, :, :, :,____\__,|_:_:_:_:_:_:_:_:_:_:_:_:_:_:_
/ ̄ ̄ ̄ ̄::::::::::/ |i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:| `弌ー〉:, :, :, :|≧s。____________
──────‐'′ ≧=-- --=≦ :, :, ̄ :, :, :, :,`'<|三三三三三三三三三三三三
\ \
ヽ ヽ
ヽ ',
| ',
| ,,,、 -‐ '''''" ̄ ̄ }
|__,,、r''" ,,、 -‐''''´ ̄ ̄ヾ
|_,,,,、ィ'''" ',
,r,''ヽ;;;;i′ `'===ュ、 ,ィ'"l´
l l `';;;! '''‐ェ;;ェ、 r'エ〈 ほう……あなたも異世界から。
ヽヽ.' '' l、 !
ヽ、_, (ニ、 .,、」 l 私は、ジパングから来ました。
,,|. ,.ィ='__ュ、!
/l l '´‐''´ ` / 南冲 尋定と申します。
--i´ ヽヽ ´ .ノ
l ヽヽ `''ー- 、、、r‐<
ヽ ヽヽ /! `iー
ヽ ヽ \ // |
南冲 尋定 ( なんちゅう えろさだ )
越前国の刀工 生没年不詳 作刀期間1493〜1526年
( 架空偉人AA )
5 :◆vsQyY1yD2Q
/ ̄ ̄\
_ノ ヽ、_ \
(●)(● ) |
(__人___) | 俺は部隊のリーダー、やらない夫だろ。
| u |
| .| 少し聞きたいんだが
ヽ 、 ,イ
/ヽ,ー- ト、 あなたはオリハルコンで ――
_, 、 -─ '".:.ヽ:.:.\__ /ノ ト、__
__ ,. ー 、...:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:....
\ r 、 _ \:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::::::::::::::::::::::::'ー、
} }/ ) V::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
/:ゝ/ ./ __ V ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i:.:.:.\
}:::::ゝ ソ ,Y i::::::/::::::\:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:.:.:.:. \
┌──────┐
│ │
│ │
│ │
└──────┘
┌────┐
│ │
│ │
└────┘
┌───┐
│ │
└───┘
6 :◆vsQyY1yD2Q
\ \
ヽ ヽ
ヽ ',
. | ',
| ,,,、 -‐ '''''" ̄ ̄ }
|__,,、r''" ,,、 -‐''''´ ̄ ̄ヾ
|_,,,,、ィ'''" ',
,r,''ヽ;;;;i′ `'===ュ、 ,ィ'"l´
l l `';;;! '''‐ェ;;ェ、 r'エ〈 オリハルコンで王者の剣を、ですか……。
ヽヽ.' '' l、 !
. ヽ、_, (ニ、 .,、」 l それは難しいですな。
,,|. ,.ィ='__ュ、!
/l l '´‐''´ ` /
--i´ ヽヽ ´ .ノ
l ヽヽ `''ー- 、、、r‐<
ヽ ヽヽ /! `iー
. ヽ ヽ \ // |
/..:::::::::::::::::::::::::::..ヽ、
(,、:::::::::::_::::_,、::::::::::::::..゙:、
.l `リ ´ }::::::::::::::::::i
._ 、__,、 〈:::::::_::::::::::|
!) ヘラヾ´ ゙! /ベ!::::::|
.ソ ``` i ソ,iノノ::::::| オリハルコンは、こっちが
ヽ,- ! シ_,イ、:::::l 用意しようと思ってるんだが
i==- イ ヾヘ
, ゝ. ̄ _,.ィ i それとは別の理由でダメなのか?
, ´ ゙'ーイシ″ ,
/ 、 \ヾ /
i ` \,メ--─
ハ. y /
/ i ミ
\ \
ヽ ヽ
ヽ ',
. | ',
| ,,,、 -‐ '''''" ̄ ̄ }
|__,,、r''" ,,、 -‐''''´ ̄ ̄ヾ
|_,,,,、ィ'''" ',
,r,''ヽ;;;;i′ `'===ュ、 ,ィ'"l´
l l `';;;! '''‐ェ;;ェ、 r'エ〈 ええ、熱が足りないのです。
ヽヽ.' '' l、 !
. ヽ、_, (ニ、 .,、」 l 他の金属なら ともかくオリハルコンとなると……。
,,|. ,.ィ='__ュ、!
/l l '´‐''´ ` /
--i´ ヽヽ ´ .ノ
l ヽヽ `''ー- 、、、r‐<
ヽ ヽヽ /! `iー
. ヽ ヽ \ // |
7 :◆vsQyY1yD2Q
マイラを囲む山脈を見ましたかな?
あの山脈の中には火山もあります。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
,、、
/:.:∧
,l:.:.:.|:.:ヽ、
/.:.:.:./l:.:.:.:.:\
__ _,r '′:.,:.'.:.|:.:.:.:.:.:i:.`ー- 、__
ニヽ-'´:.:.:.:.`ー- 、__,,...-─¬ー- 、_ __ ,!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.',:.:.:.:.:.: ー- :. -<:.:.:.\_ __
:. :. :.~""'''ー- ...,,__:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`ー--‐ァ'´:.:.:.:.:.`ー-‐'´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.j:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`ー-=ニ二、 ̄:.:.:.:.:.
:. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. ̄ ̄~~""'' - 、:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\
:. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :.~"''' ー-、 :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.` ー- 、 :.:.:.:.:.:.:.:.. __,,,.. .-‐
:. ―-、.:. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :.\:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:._,,.- ' :.:.:.:.:. _,,.. .-‐ '''""~ ゛ ''
:. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :.ヽ.:.:.:.:.:.:._,,...-‐ __,,.. .-‐ '''""~ " _ ゛''
:━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
8 :◆vsQyY1yD2Q
\ \
ヽ ヽ
ヽ ',
. | ',
| ,,,、 -‐ '''''" ̄ ̄ }
|__,,、r''" ,,、 -‐''''´ ̄ ̄ヾ
|_,,,,、ィ'''" ',
,r,''ヽ;;;;i′ `'===ュ、 ,ィ'"l´
l l `';;;! '''‐ェ;;ェ、 r'エ〈 ジパングに伝わる精錬法に
ヽヽ.' '' l、 !. マグマの熱を利用するというものがあるのですが
. ヽ、_, u. (ニ、 .,、」 l
,,|. ,.ィ='__ュ、! マグマを冷まさぬまま運ぶ手段が無いので
/l l '´‐''´ ` /
--i´ ヽヽ ´ .ノ. 現地でモンスターに囲まれたまま打つ必要が……。
l ヽヽ `''ー- 、、、r‐<
ヽ ヽヽ /! `iー
. ヽ ヽ \ // |
/ ̄ ̄\
_ノ ヽ、_ \
(= )(= ) | それは厳しいだろ。
(__人__) U | 常識的に考えて。
l` ⌒´ |
{ U | ( 打ってる間、俺達で守り続ければ……。
{ /
_. -: ´∧ _,__ _.へ` 、 流石に体力が保たないか? )
r<....::::::::::ゞ::::::::::::r' \ :\_
/.::::::l:::::::::::::::::::::::::::::L>、 >ヘ::ヽ
| :::::::ト、::::::::::「|:::::::::::::::::::`ー/:::::::::V::|
〈:::::::::::::::::::/へ、:::::::::::::::::∧::::::::::::::V }
/::::::_ン´「 ヽ`ヽノ:::::::::::::::::::Λ::::::::::::::ヘ}
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
9 :◆vsQyY1yD2Q
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
, イ / .,'
, イ / ,' マグマの熱でオリハルコンを精錬できるのは確かだ。
, イ_,,. -= 、/__,'_
/,/:::::::::::::::::::` 、ヾ 、 かつて王者の剣もマグマの熱を用いて打たれた。
/'::::::::::::::::::::_______`=`::ヘ
i':::::::::, -=,,'.....! ``ヽ、`.i ただし それは、私が工房まで直接マグマを導き
, ノ:, イ, イ´ ,,,.... -==、 、_ヾ.i かつ冷めない状態に保っていたからだ。
i,. ク' ,r,.-=',. -= 三_ヘ,,,,,!、` 、i
i' i`,='´':::::_,,..-==-、:::`ヾ''.i 人間がやるには厳しいぞ。
i i'''''''i、' `i、_゙i
i ,,.. ! ハ .i __!__ ,,.. -==/ \
i ' `,.!. ヘ.、 ,.-==- 、!i __>-='' ./ ヘ ` 、
ヘ , イ.\ ヘ`<__,,,,,,,,,. -=''''´ __,,,,,./ ヘ /`ヽ
`!. \,,..>-=''´ _,,.. -='''´ / _,,,,,... -= !\
,イ i|!,,.. -=''´ _,,.. -==''' /-=='''´ i
_,,-= ''''´ _,,,... -=='' _,,.. -=='''´ | i
,,.. -=''´ _,,.. -=' _,,.. -='' ´ | i
--===''' ´ _,,,.. -==''' ´ | i
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
10 :◆vsQyY1yD2Q
/;;;;;!゙`''〜^〜ァrr--'゙`'~´''ラヘ;;;;;;;;;;;!
|;;;;;;l 从リ |;;;;;;;;;;| そうだ、ラダトームに行くのは どうだ?
.|;;;/ ヽ |;;;;;;;;;|
|:::|∠ニ'==ァ 、====ニゝ〉;;;;;;| あそこからアレフガルド中に
/ | '´.旬`ヽ :::::´ 旬`丶 |/⌒.l 熱を届けてるんだろ?
| r| `  ̄´'"l ` ` ̄´ ´ ト`l.|
l l .l l > /\ こう、管を通して。
.ヽヽl .' / /|. \
.`/| ヽ ^,.- 、 ,.-、 l-'´ .| ',-,,_
_ -‐.../ ヽ -=ニニ| | | ヽ/ . | ∨ "''-,,
_,-‐ " / lヽ ー-|― | .ヽ―| /ヽ ∨ "'
,,、-‐ ''"´,,、-‐ ''" . ./ | . \ l_ |/|_| |.、| .∨
/ /_,-‐ " / |. /⌒',--|. | / | / / ∨
./ l / | ./⌒/ .\|_∨ .し `/| ∨
,,、-‐ ''"´ .l,,、-‐――――-‐''"`"''ー-l. lヽ._.,  ̄ `,' l ∨
 ̄ ̄ ̄ ̄ ´  ̄ ̄ヽ__ ヽ__| ̄ ̄ ̄) .,'./ / ̄
 ̄ ̄ヽ \ . ̄/⌒l ̄ ̄´ `―――|/ / _,,
 ̄ ̄ l . ヽ | / ̄´/ `ヽ、 .|―――― ´ー'"
,,,-'´`ヽ、_____,.,-, l |―´ |ヽ-.´) l /
,,-‐''"´ l | .マ ..l / \ | ,,.-'´
`― ´ `lー――´"'' 、
\ ヽ | `ヽ、
\ \
ヽ ヽ
ヽ ',
. | ',
| ,,,、 -‐ '''''" ̄ ̄ }
|__,,、r''" ,,、 -‐''''´ ̄ ̄ヾ
|_,,,,、ィ'''" ',
,r,''ヽ;;;;i′ `'===ュ、 ,ィ'"l´
l l `';;;! '''‐ェ;;ェ、 r'エ〈 二つの水晶が生み出す熱ですか……。
ヽヽ.' '' l、 !
. ヽ、_, (ニ、 .,、」 l ……無理ですな。
,,|. ,.ィ='__ュ、!
/l l '´‐''´ ` /
--i´ ヽヽ ´ .ノ
l ヽヽ `''ー- 、、、r‐<
ヽ ヽヽ /! `iー
. ヽ ヽ \ // |
11 :◆vsQyY1yD2Q
/ ̄ ̄\
__ノ ヽ、,_ \
(●)(● ) |
(__人___) | どうしてだ?
|` ⌒´ u. |
| | ムー帝国時代は
ヽ .イ それでオリハルコンを精錬してたはずだろ?
__「ヽー'ーー"/7_
_, 、 -― ''":::\::: ̄ ̄:::::/::::::ヽ、
/;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`'ー、
丿;;;:::::::::i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ、
i ;;;;;:::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::'、:::: !
/;;;;;::::::::::::::::!::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: i:::::: |
l ;;;;;::::::::::::::::::|;;;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: |::::: |
\ \
ヽ ヽ
ヽ ',
. | ',
| ,,,、 -‐ '''''" ̄ ̄ }
|__,,、r''" ,,、 -‐''''´ ̄ ̄ヾ
|_,,,,、ィ'''" ',
,r,''ヽ;;;;i′ `'===ュ、 ,ィ'"l´
l l `';;;! '''‐ェ;;ェ、 r'エ〈 あの水晶は、太陽の光、月の光を集めて
ヽヽ.' '' l、 ! それだけの熱を生み出すのです。
. ヽ、_, (ニ、 .,、」 l
,,|. ,.ィ='__ュ、! 闇に閉ざされた今のアレフガルドでは
/l l '´‐''´ ` / オリハルコンを溶かすだけの熱は出せません。
--i´ ヽヽ ´ .ノ
l ヽヽ `''ー- 、、、r‐<
ヽ ヽヽ /! `iー
. ヽ ヽ \ // |
12 :◆vsQyY1yD2Q
\\ /:::::::::::::::::::::::::::::::::::く
r'::::::::::::::::::::;;:;;:;;:ッ、:::::::::::)
\ レ''''jr ''" lミ::::::::く なら、俺達の世界なら どうだ?
| 〈ミ:::::::::ノ
\ |、_ ャー‐__二ゞ ヾ::∠、. 太陽も月もあるし
`` ゞ:}  ̄'互.ヾ }:j んL ムーの高炉も二つ確保している!
l/ """"´` )ノ∧
=-- / l (ノ |
== `弋"__,....._ ! ! Y⌒Y⌒Y⌒
゙、`ー‐' ,' \
''"´ ゙、 ̄ / ,' \
/ ヽ__/::;' ,' ノ `ヽ
// ヾ_,'∠..,,__
// // /´
‐…‐ ミ
Σ 〃 ヾ
l __,、 、__,ノ |
l O ◯ |
| | それだ、阿部さん!
| (__j___)
l |__| _/
___ _/⌒〉
〈V^ xく⌒L
/l」/__
」 xく⌒^ \
| } i `、
| } l `、
| } | `、
13 :◆vsQyY1yD2Q
\ \
ヽ ヽ
ヽ ',
. | ',
| ,,,、 -‐ '''''" ̄ ̄ }
|__,,、r''" ,,、 -‐''''´ ̄ ̄ヾ
|_,,,,、ィ'''" ',
,r,''ヽ;;;;i′ `'===ュ、 ,ィ'"l´
l l `';;;! '''‐ェ;;ェ、 r'エ〈 ……申し上げにくいのですが
ヽヽ.' '' l、 !
. ヽ、_, u. (ニ、 .,、」 l 私は、かつてラダトームから神器が奪われた際
,,|. ,.ィ='__ュ、! 神器を再び作れないかと、ラダトームに招聘された事があります。
/l l '´‐''´ ` /
--i´ ヽヽ ´ .ノ その際にムー帝国時代の技術についても調べましたが……。
l ヽヽ `''ー- 、、、r‐<
ヽ ヽヽ /! `iー
. ヽ ヽ \ // |
\ \
ヽ ヽ
ヽ ',
. | ',
| ,,,、 -‐ '''''" ̄ ̄ }
|__,,、r''" ,,、 -‐''''´ ̄ ̄ヾ
|_,,,,、ィ'''" ', その時に分かりました。
,r,''ヽ;;;;i′ `'===ュ、 ,ィ'"l´ ムーの高炉は大まかに分けて二種類あります。
l l `';;;! '''‐ェ;;ェ、 r'エ〈
ヽヽ.' '' l|!|il l、 ! ムー帝国本土のものと、それ以外の世界中の植民地のもの。
. ヽ、_, (ニ、 .,、」 l
,,|. ,.ィ='__ュ、! あちらの世界でオリハルコンを精錬できるのは……
/l l '´‐''´ ` /
--i´ ヽヽ ´ .ノ 今 は 海 の 底 に 沈 ん だ 、 本 土 の 高 炉 の み な の で す 。
l ヽヽ `''ー- 、、、r‐<
ヽ ヽヽ /! `iー
. ヽ ヽ \ // |
14 :◆vsQyY1yD2Q
/) ̄ ̄\
/∠___ ヽ、,_ \
/ / ,-イ)(= )!!! | そうか、サマンオサとかシャーマンのところは
l / /(__人___) | 元はムー帝国の植民地なのか……。
l ', `⌒ ´ u |
', ', | オリハルコン精錬なんて大事な技術は
j ノ /|_ 本土で独占して当然だろ、常識的に考えて。
_∠⌒ヽ j, _、___ ィ/::\__
___/ ...:::::::::::ヽV ̄ ̄ ̄:::::::::::::::::...´´''' 、、、 _
/::::/ ...:::::::::::::::::::: 〉::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::..... :::::..\
| ::/ ...:::::::::::::::::::::::: /;;;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: /::::::::::::::: l
\ \
ヽ ヽ
ヽ ',
. | ',
| ,,,、 -‐ '''''" ̄ ̄ }
|__,,、r''" ,,、 -‐''''´ ̄ ̄ヾ
|_,,,,、ィ'''" ',
,r,''ヽ;;;;i′ `'===ュ、 ,ィ'"l´ オリハルコンを扱えるのは 「神に選ばれた証」
l l `';;;! '''‐ェ;;ェ、 r'エ〈 生み出されるものは、どれも強力無比だったそうですからな。
ヽヽ.' '' l、 !
. ヽ、_, u. (ニ、 .,、」 l そりゃ植民地に渡しはしないでしょう。
,,|. ,.ィ='__ュ、!
/l l '´‐''´ ` / それが信仰心によるものだったのか
--i´ ヽヽ ´ .ノ 保身によるものだったのかは
l ヽヽ `''ー- 、、、r‐< 今となっては分かりませんが……。
ヽ ヽヽ /! `iー
. ヽ ヽ \ // |
15 :◆vsQyY1yD2Q
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
農具や釣具にも使われていたというオリハルコンが
ムー本土だけじゃなく、植民地 全てで使われるレベルで普及していたら
∧ ∧
(,,゚Д゚) DQ3世界には、もっとオリハルコンが残っていると思います。
/ |
〜( U U
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
16 :◆vsQyY1yD2Q
_,,..-―――‐-..,,_
,..-''"::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`''-、
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
/::::,..へ、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/::::/ `^〜ァrr,.、_,,..-ァ=彡ヘ:::::::::::::::::',
/::::/ ,リ|} ヾ::::::::::::::i
l::::/ ,ィ圭fx.、 i::::::::::::::l
/´.l ´ ̄ヾミメ、 _,,,.、 |::::::::::::,'
| h.| '、・)`ヽ`` ィf斗芸圭斗ゝ .l::::::::::/
| リ|  ̄ ‐' ヾ ′、´・)`ヽ ,'´`.y'
/::ヽ_| .::} `  ̄ .,'/、/ やらない夫……どうする?
_,,..从リリ,| ..:::/ i //ノ/
r''" / ./ l ヾ_ツ U /_//、
_../ // ', , - ..,,_ /::::::/ `''-..,,_
_,,..-'" / / ', ヽ.__ ) ./i从リ `"''‐-..,,_
/ / .\ // .| ∧ `ヽ
. / l \ < ./ | ∧ ∧
/ | | \__ ..< / .| ∧ ∧
. / .| | / | .∧ ∧
/ | l / .| ∧ ∧
l ヾ / /| ∧ .| ∧
', \ / / | ∧ l /
',―-..,,_ _,,..-' |、 ∧ / /
_',  ̄`ヽ、 / |. \ / / l
\ / l `¨ ;: | \./ ./ .|
\ / | l | \ ./ ヽ
, -‐―- 、 , - ― - 、
/:: :: :: \ヽヽ、 ./ ̄ ̄ \ //:: :: :: :: :: ::ヽ
.|:: :: :: :: :: ::ヽ、:: ヽ、 /__,.ノ ヽ、,_ \ ,-/:: i:/::/⌒:: :: :: ::|
v:: :: :: :: :: l:|Y⌒ 、`、 l ( = )( = ) l-'´:: l:: /::l '´:: :: :: :: :: ::/
v:: :: :: :: ::l::ヾ:: :: |:: :: :l. (___人___) .|:: :: :: 〉レ´:: :: :: :: :: :: ::/ どうする……って
l:: :: :: :: ::|:: ∧:: ::l:: :: l ` ⌒ ´ 'J |:::::::::::Sレ‐i:: :: :: :: :: ::/ やる夫に連絡するしかないだろ。
v:::lヽ:: ::|::l:: ::`ヾ_ i |;;-っ´:: :: |:: i:: :: :/:: / 常識的に考えて。
l::|;;l:: ::|:::!:: :: :/:.ヾ =', /L,/´ヽ:: :: ::l::|::/:: :/
';!::l:: ::|:: :: ::/:. :.,,>》'ヽ、._,_/:::ゞ ヾ、 ヽ;; :: |::l:: :/ ここまでくると もう
';:: ::l:: :::/:. :.ヽ'´:.i`ヽ:. ニ二ニ :./ :. :. v:. :. l::|:: :: :/ 俺達の手に負えないだろ。
i:: :::l:: /:. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :!::l::l:: :/
∨:::|::/:. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. v:l::/
|;: :レiヽ、:. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. |、/
∨ l :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: Y
ヽ:: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: ::|
17 :◆vsQyY1yD2Q
, -─-、 , -─-、
,| ○ ガライ ,r''“ ̄ ゙̄'i __ _,,───、 /゙ □ } _,── 、____
{ \ `ー---- ' \_l / _, `ー, _ \ .l´ / \
,l ∧∧∧∧_, --──、_ _/ .「 } / / \ `ー´ { ∧∧∧∧ ヽ
. { ∧∧∧  ̄ .`ー´ / !、 } __ | ∧ ○ ∧ |
\ ∧∧ □ 魔王の爪跡 ヽ .--、 ヘ_ ノ √ ゙! ゙i /
`ヽ ∧∧ | { 〉  ̄ ,┘ } \ /
广 \  ̄ _ `ー- ' | ̄ヽ ゙l ∧∧∧∧∧
/ ゙L , -'" ヽ !、 j \ ∧ \
. ] __ | { \  ̄ ___ \ ヽ
. ヽ / > \\_ \ {_ } } }
`ー─ 、__「 ___∧∧∧∧ ∧∧ \ "'- 、`ー ' / /
/ ̄ヽ _∧∧∧∧∧ ∧∧∧ } ヽ ゙┐ {
l,  ̄ ̄ _ ∧∧∧∧∧ ∧∧__/ ,l / ヽ
_> j | ∧∧∧ _ ∧∧∧ /.√ ]
l 广 L ラダトーム / ヽ _,..-'''" ゝ、 ∧∧∧∧ /
!、 _r─'″○ } ○ ,r─´ `ー--、_, -'" \_ □ , -'"
l l´ 漁村 / __/,,r──,、 `ー-―´
. ヽ__/ ____/ ( ̄ ,-─□∧∧ヽ_ ,---─'' ̄ ̄`--──----、 __ ◇ / ̄ヽ、
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
サ ク ラ の 国
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
.\ `ヽ ゚N,∧∧∧∧,l″ \_ ∧∧∧∧∧ ゙i
‘"'- 、 / _, ---、 `ー--−" \ ∧ |
\_ fニ,,√ /´ \ /二二i ∧ l
___ ヽ_ ,-‐´ ____ ', .[ 'l,○ ∧ |
/ `丶_ ヽ `ー 、 f∧∧∧\ \ \二二/∧ /
/ \ } \ __,-─´ ̄ \ ヽ、 ∧∧∧∧ 〈
{ ''″ } /∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧ \ \ ∧∧ {
| } ` ┐ ∧ `l_ ヽ ∧ }
`} ∧∧∧∧∧∧∧∧∧ノ __/ ∧∧∧∧∧∧∧∧ ∧∧ l ∧ |
/ ○ ,l ̄ ,───´ ∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧ \__} |
ヽ_ ,/ .(ニニニニ ∧∧ __ ∧∧ /
コ { (ニニニニ ∧ ,--─´ ./ ∧∧ __ /
, -'"  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄// ∧ / ̄、 .,--─´ ∧∧∧´ `ヽ____/
{ ∧∧∧ (二_二∧  ̄ ̄\\ ○ ∧∧∧j
| ∧∧∧∧∧ ∧∧∧∧∧ / ̄\ \\ ∧∧〈 ̄ ,r'" ̄ ̄ ̄ ̄\
ヽ ∧ ∧∧ ∧∧ / \ ∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧ | ∧∧∧ ゙゙l
.{ ∧∧ ∧∧ / ヽ、 ∧∧∧∧∧ / \ ∧ ○ ∧ /
| ∧∧ / ヽ ∧∧∧ / ゙l /
ヽ ∧∧ / `-、____○_/ \ /´
`ヽ , ─‐´ `ー ´
`──--、ノ ゙̄─―‐″
18 :◆vsQyY1yD2Q
【 サクラの国 精霊の館 】
[]ニ立ニニ立ニニ立ニニ立ニニ立ニニ立ニニ立ニ[]
/ ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; \
rzzz_rzzz_rzzz_rzzz┐ / ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ;\ ┌zzz_rzzz_rzzz_rzzz_rzzz
||‐─||‐─||‐─||‐─|/; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ;\ ||‐─||‐─||‐─||‐─||‐─
d‐─d‐─d‐─d‐─V二二フ二二二フ二二二フ二二二フ二二二フ二二二フ二二フ;d‐─d‐─d‐─d‐─d‐─
 ̄ ̄ || ̄  ̄ ̄  ̄;| | ̄|  ̄|  ̄| ̄ ̄| ̄|  ̄|  ̄| ̄|  ̄|  ̄| ̄ | ̄| | ̄| ̄| ̄|  ̄ ̄  ̄ || ̄ ̄ ̄ ̄|| ̄
|| |_|_|__|__|__|_|__|__|_|__|__|__|_|_|_|_|_| || ||
__|| _____;|| rzzzzzzzz |||| ||| || ||| |||| ||;;____||____||_
ΠΠΠΠΠΠΠΠ|| || ;;; ;;;;;;; ||| |||| ||| || ||| ||||ニニニニニll; ||ΠΠΠΠΠΠΠΠΠΠ
ヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ;;ゞ ;;||| |||| ||| || ||| ||||;;;;;|;;;;;|;;;;|| ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ
; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ;;||| |||| ||| || ||| ||||;;;;;|;;;;;|;;;;|| ヾ; ;ゞ | ̄| ヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞ
ヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞ;;||| |||| ||| || ||| ||||;;;;;|;;;;;|;;;;|| ; ;ゞヾ | ll | ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ
; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ;;;;ゞヾ ||| |||| ||| || ||| ||||;;;;;|;;;;;|;;;;|| ヾ; ;ゞ | li | ヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞ
ヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞ;;||| |||| ||| || ||| ||||;;;;;|;;;;;|;;;;|| ; ;ゞヾ | il | ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ
; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ;;||| |||| ||| || ||| ||||;;;;;|;;;;;|;;;;|| ヾ; ;ゞ | ll | ヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞ
从 从 从 从 从 从 从 从;;||| |||| ||| || ||| ||||;;;;;|;;;;;|;;;;|| ;;从 | li | 从 从从 从 从|
X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒ヽ ||| ||||  ̄ ̄ ̄ ||  ̄ ̄ ̄ ||||;;;;;|;;;;;|;;;;|| X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
19 :◆vsQyY1yD2Q
【 精霊の館 内部 】
_
||:|:|:|≧s。.,_
||:|:|:|:|:|:||:|:|:≧s。.,_
||:|:|:|:|:|:||:|:|:|:|:|:|:||:|:|≧s。.,_ ,ィ
||:|:|:|:|:|:||:|:|:|:|:|:|:||:|:|:|:|:||:|:|:|:||≧s。.,__________________________________,ィグ
¨ ┴ L_:|:|:|:|:|:||:|:|:|:|:||:|:|:|:||:|:|:||::| |:| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ||::::|/
,_  ̄”“ ┴ . ⊥L_|:||:|:|:||::| |:| ||//
 ̄¨ == z。.,,_  ̄二ニ||::|ZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZ||::::|
: {ニニニニ}  ̄”¨“:| ̄ |:|:|  ̄||丁丁丁i|::|丁丁丁丁|:|i:| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄.:|i|丁丁丁丁丁丁丁|丁丁|| ||::::|
: | | :| |:|:| ||⊥⊥⊥i|::|⊥⊥⊥⊥|:|i:|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|i|⊥⊥⊥⊥⊥⊥⊥|⊥⊥|| ||::::|
: |¨¨ ̄| :| |:|:| ||丁丁丁i|::|丁丁丁丁|:|i:| :.:.:.:.:.:.:.:.:.(⌒ヽ:.:.:.:.:.:.:.从|i|丁丁丁丁丁丁丁|丁丁|| ||::::|
: | | :| |:|:| ||⊥⊥⊥i|::|⊥⊥⊥⊥|:|i:| :.. ..:.. .. (⌒ ) _)ァ'´爻ハ|i|⊥⊥⊥⊥⊥⊥⊥|⊥⊥|| ||::::|
: | | :| |:|:| ||丁丁丁i|::|丁丁丁丁|:|i:|:.. . . .__,、-'^^´/:.:.:乂ハ|i|丁丁丁丁丁丁丁|丁丁|| ||::::|
: |──| :| |:|:| ||⊥⊥⊥i|::|⊥⊥⊥⊥|:|i:|ミ``~´:.:.:.:.:.:.:.:.:.__:.:.:. ハ爻|i|⊥⊥⊥⊥⊥⊥⊥|⊥⊥|| ||::::|
| ̄|襾|__|_ :| |:|:| ||丁丁丁i|::|丁丁丁丁|:|i:|ミミx_,、-‐''^'ァ'´: : ``乂爻|i|丁丁丁丁丁丁丁|丁丁|| ||::::|
|_|以二二二 | .r<>. ||⊥⊥⊥i|::|⊥⊥⊥⊥|:|i:|二|::|┳┳┳┳┳┳┳=|i|⊥⊥⊥⊥⊥⊥⊥|⊥⊥|| ||::::|
::|:|]]]]]||]]|」三|ミ彡彡'^ヽ .| | ||丁丁丁i|::|丁丁丁丁|:|i:|::::||::|┃┃┃┃┃┃┃ :|i|丁丁丁丁丁丁丁|丁丁|| ||::::|
::|:|]]]]]||]]]]]]」|ミ彡'从__ノ | |_||┴┴┴i|::|┴┴┴┴|:|二二二二二二二二二二|i|┴┴┴┴┴┴┘|┴┴|| ||::::|
::|:|]]]]]||]」」⊥| (_)笊_{莖} -‐ | | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄:|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄~|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄___ ̄||::::|
::|:|¨,__ ̄| = _| ̄ ̄ │ _| | == =_,.、-‐  ̄ ̄ ¨¨¨ ┴-- ---- ,..== || == | ̄ - _ ~ - _ .
::|:|===:T =¨ | _ ┴  ̄ ≧=≦__,.、 - ¨ /,|__||___| ¨|¨ ̄|
::|:| ¨_」 -  ̄ , . : _,. -=ニ ¨_ //:| : ̄: ̄: ̄: ̄: ¨ ‐ ,,_ |__,|
≧≦⌒ , . :..' ´ _ -|i:i。o≦三三三二二ニニ≠===------ _ //|i:|リ.: : : : : : : : : : : : '/, : :  ̄ :\\
, . : ' ´ -=ニ二_,|i:i|i:|ニニ==----- --==ニニ二三三三三三三三ミxi:i:i:i|i:|' ,.:::' ____:_:_:_:_:_:_:_: : : '/, : : : : : : :\
 ̄¨¨_二 == __ ,|i:i|i:|‐_‐_‐_‐_‐_‐_‐_‐_‐_‐_‐_‐_‐_‐_‐_‐_‐ ̄ ̄二二''Yi:i:|i:|.:'::' /: : : : : : : : :.:..:/ : :'/, : : : : : :
_,. : ´  ̄_‐_‐ ̄_‐_‐_‐_‐_‐_‐_‐_‐_‐_‐_‐_‐_‐_‐_‐_‐_‐_‐_‐_‐_‐_‐_ |i:i:|i:|'′/:_:_:_:_:_:_:_:_:_:_:_/ : : '/, : : : : : :
/ ̄ ̄\
/ _ノ ヽ、_ \
. | ( ●)(● ) |
. | (__人__) │ ―― という訳で
| `⌒ ´ |
. | | 妖精の笛も、王者の剣作りも
. ヽ /
ヽ / 問題が発生しただろ。
> <
| |
| |
20 :◆vsQyY1yD2Q
,.......::::::::: ̄ ̄:::::::::::....
,..:::´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`:::..
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
':::::::::::::::,:::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::V::::::::::ヽ
/::::::::::::::/:::,:::::::::::,::::::::::{::::::::|:::::::::::::}:::::::::::::::'.
.'::::::::::::::/:::/:::::::::/:::::::::人::::::|:::::::::::,::::::::}::::::::::l
/:::::::,:::::::{::/:/::::::/::::::::/ -- V::::::::::/:/:::ィ:::::,:::::}ー
'::/:::/::::::::: |::|:::イ:/::/ 从::::イ:/ ⌒|:::/:::/
/:イ:::/ :::::::::: |:::::::::/イ ,ィf亢ミ ィ亢ミj:/::イ
|:∧:::::::::::::|::::::::::::::| ゞ ソ ゞノム::::::| 一筋縄ではいきませんね……。
/从:::::::: 八:::::::::::::'. ' {::::::::|
∨::::{:::∧:::::::::: '. ,:::::: | 王者の剣作りの方は
乂::∨::∧::::::::: '. っ イ::::::::|
/ ∨{:∧::::::::个 . イ::::::::::::::| メルキアデスおじいさまに
{:. :._:./ :.'.:::::::::}--、≧ー ´⌒∨::::::::: | 相談した方が いいでしょうか?
/:. :. :.\:.:∨:从:. :. :. ⌒\:. :.} :::::: 从
{,-<:. :. \:\:::'.:. :. :. :. :. :. :. :ヽ、:::/
/ \ ` <:\:\〉:. :. :. :. :. :. :. ノV
/ } }<⌒ <:.__,.イ/∧ヽ
' | | |: :` < \:__:/∧ ∧ '.
/ | | |___>、{__}_}_}' ∧ ∧ '.
, | / ̄ />-、〉 r、 ∨⌒} } '.
/⌒Y
. -─x__/ /
xく / / / ふむ……妖精の笛については
/ ヽ∠ / /、 混沌の欠片が足りんから、真実を絞り込めんな。
├ v‐} }/ ∠|_|_,ハ
{ {__,X´ス /| T( 考えられる可能性は3つ。
∨, >‐'ヘ \l_i| _/
// / |\ Y^i〈 大魔王軍が奪って、どこかに隠している。
ゝ/ ′ | ̄`ヽ.リ } 大魔王軍が奪って、既に破壊している。
|ー个一'!::::::::::::::\
. /| | i |::::::::::::::::::::ヽ r 、 そして ――
/i | | i |:::::::::::::::::::::/ \トr‐‐、
. //i | i .′ j::::::::::|:::::::::{ __/ て.ノ
// | i/ /::::::::: |::::::o:| / ゝ一'
// i |/ / :::::::::: |::::::o:|/⌒ヽ }
21 :◆vsQyY1yD2Q
_ _ _
rァfッ'斗分分分分チモ_
__f彡イ>r''"´ ` "'' ミメ-、
__f;ィ升≠シ''/ . ヽ `ヾ、
_{i:辻;ッ少′/ , / l ゜ \
{i:辻メツ/ / , | ! : ゜ ヽ ヽ
{辻メリ/ .′ |:l ||| | |:l |! ぃ, ヽ :,
{辻リ/, ::l |:| ||l 川 |.| l| l:! :. :,
({i//.: / ,::|l |:| |l/// |:| |! l:|! }i \
に二ニ//′/ /:/{l l:| l'//:: ,. 斗ヒニカ j:l| l:| ! lv′
,xf// , /:; / /;尤二工!... /:::. . 爻示利`リカ| |:||l|
{三三彡(7/ /// ,: /戊f“ユ示ミ 弋zツ ,':'/ :′|:|||_| ―― 実は奪われておらず
,x少x'/:' ,:' /// 、弋zツ |「`く_;!´
{三彡'/.:/\//,ハ`ヘ, ' 人、 ` 、 今もマイラにある、だな。
:/.:/.:::/.:`/ :`7\ /|l:: :\ ', \
/.:/ ..:/ /..:: ::; ':::::/:;>ッ, _ ´ . ィ、_∨\:: : ヾ\ \
/.:/ ..:/ /' .: ::,;イzzx'ェy=弌、`,不、 レ┴‐}'^i: ::.ヽ:: : \` 、 、
/.:/' .:/ // ..: :;/チ幵に迅rfチうケ;:|vヘ;^ヽ/⌒力こ}l幵ふ;.\ \ ::.、
/.:/'//.:/.::/ .:/ん'幵(こ;ハ人_,;∠{:{土マムイ`ri升'::::;ハ幵幵}:: . ヽ ヽ:::.
/.:///.://'/://|チ幵{r/i/乂,/_从__マムイ:i:i/:::,:'幵幵幵l、::. ', |::::}
.:/ /.://.://'::/;ィif|チ幵た!//:i:/:i:i:i/i:iN:i:i:i/V/i:i/:ニソチ幵幵幵ハ;:::. ∨::/
' /.://.: ::///.::/チ幵幵{::r|/:i:/:i:i:i:/:i:/:i:i:i/:i:/:i:iた;ノ幵幵幵幵刊::::. ∨
/ .::/.:/ .:: : //'::: :: :{幵幵幵r'::_|:i:/:i:i:i:/:i:/:i:i:i/:i:/i:i/:::/チ幵幵幵幵刊::::: |
22 :◆vsQyY1yD2Q
_ノ\_ L
( ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
マ r \
/ ヽ
ジ { `\ / ハ
〉 ,‐-‐、` ._ _ .i
か / r:oヽ` /.:oヾ丶 |
{ {o:::::::} {:::::0 } |
よ | ヾ:::ソ ヾ:::ソ / l
!? ヽ::ー/.. ,ヘ `i l 長老が隠してるって事か!?
-tヽ/´:::::::::ヘ__/ `、_ノ l
. J i / l
ヽ / l
`ー´ l
l
. l
. l
/
. /
- <
/(:_: : : : : : : : : :/ /, ′ ,/ ハ Yi :. |i: : : :| : : : : :.\ / \
,: :厂ト=‐-: :_:_:_:/, / / / 〃 l:l | li l |i: : : :|: : : : .:.:.:∧/ {_
i/ / /: : : : : : :7/ / / ′ l:l | |i l |i: : : :|: .: .: .:.:/ / /{ヽ l「::|
| / / : : : : : : // / / |! |:l l:l | |i l |i : : !: : : :/ // }::} |i:::|
Yi : : : : : : ;// / .: |! |:l l:| _|_|i_l_,ハ: : : ハ; : / /´ ヾ::Vi:::/
':‐-=ニ二:i| ' ′i:| |! |:l l:| ´ l「}リ_/ `》: :/: ハノ { ├=彡
‘.: : : : : :i| l| l:| . ‐十,_ Lト ¬┘ xf芹芋ミ'くハV: /:{i { ∠二\
. ‘ : : : : i| l \l:l/ xf芹ミ, 〃 んtハ }/ ハV: :/ 〉 \ /:::::厂〉::{
\: : i| l 从レ〃んtハ 弋,_rツ / ∧V / \_人 l::::/ /{::/ それも考えられるが
\:Y { {i圦ヾ弋rツ ^ ´ / ,/ ∧/ / \\じ' /:::}′
`iト 、ヾ:. ^ ´ , /// / 〈 \ . ::/ 君達が聞いたという
八,\ \ j} ^彡ァ/ /个x 、じ′ 奪われた時の状況。
7⌒八 f⌒ヽ /, ,イY:::|: i \_厂\
. / /{ /\ ^¨´ // . イ||:i: :|: |: : : i「: : : / もう一度 言ってみたまえ。
/ ' }{ |> . ,,イ.:-=ニニ⊥」_|:i: :|: |: : : i|_:/
く / __,」し‐┴ ‐= ァーr…ァ^⌒¨¨ ―-=彡 }|:i: :Lぅ: /
>'⌒rく ___/ 人_/⌒\ 厂^\¨^
/:::::::::八 ー=彡 /l ト、 ー' /:::::::::::::::\
/:::::::::::::::::::::\ //:::|i \ ´〉:::;::::::::::::::::::::..
.′:::::::::::::::::::::::〈 / }::::|i {ト- ┬‐=彡://::::::::::::::::::i
23 :◆vsQyY1yD2Q
/ ̄ ̄\
/ _,.ノ ヽ、_
| ( ○) (○) 大魔王軍が襲撃してきて
| U (___人__)
.| __ノ__ その時に奪われたって……。
| _/ ___\ヽ_
、 '-/____ヽ |
ノ 、 ._'-〈 、ヽ |
,´ ヽノ} |
/ { /
./ / / {
,..ィf⌒77⌒/ス
.ィ:ヽ..ィz―――-xイ\
/:_j/// ハ、ヽ\ 、\/ス
{// / / }.!i:} iヽ ヽ \:〉
/ ./ / / / 川 } l l }ヾi
/ / / / / // ! / } } ! i|
/{ { i{__|__/_// //-ノ‐ ノ .j !lヽ
(ハ 、 i.rfテテァ ィテナ7 / / i|ノ どんなモンスターにだ?
丶..._ 、 \`゜ , `´<ノィ /lヽ
_l TΤ、 _ イl |ハ.| 翼を持っていたのか?
__,ィニF:| .|'、 ≧ァ-<フス.l l|l| 影に潜むモンスターか?
x┴x、‐{/ ノ:リ! |ー(_((人ノ_)_)イ| f^i‐、!
{ f´/)┘//:}‐| |:|::|::l::i:::i::l::|:::|.| {ー{::::ヽ
i /フ i/::::::ソ |:|::|::|::|:::|::|::|:::i!| {フ::::::/i
l / /::::::/ |::|::|::|::|::|::|::|:::i ト、 \::::::::)、
、 V^)::::://| |Y^Y^Y^Y^Y)!i ム ヽノ<))
∧ }ハ_ノ/リ| |二二二二二:||/:::::`ー--イヽ
}∧( }ー\:| ト ――,、―‐ァ||:://:::::::::::i::ハ
〈_ ∧( } ヽ 〉}`ー-┴┴--イV/::::::::::::::::〈 i
// { ( Vノ:.:.:.:.:.:.:.:| |:.:.:.;.:ノ/二ヽ:::::::::/\i
. 〈 ヽ ノリ:.:.:.:.:.:.:.:.://:._/ /-、_ ヽ:/::::/|
____
,. ‐''"´ ` ー- 、
/ \ \
,イ \ \::: : \
/ / ! :| :|ヽ\ \:::::. ヽ
,' .:/ .::::/ ,' :,' .::iハ . ヽ:::: :::ヽ:::::. ヘ
i .:/ ::/ / ::/!: .::,' | |∨:|ヘ:::: : :::ヘ:::::::ハ
| .:,' / .:/ ::/,' :::/ |:.! |:.:| |∨::::::::∧::::::i、
| .::i:./ .:::::,イ _/:_;ノ リ l`ーf‐-、::::::::::ハ::::| !
|/:|/ :/,ィ"´/:.:/ / |/'_」」. i:`: :::::::|::::| |
,ィ| / ::::::/i,.>''"アiヽ /´::::}`.|:::::::::::::l::::| |
/ | ,'::::/{ rT{::::::::::r ! {:::::rリ ‖:: :::::/ト、ハ|
{ | {::/::::::ヽ|:|乂、_,ノリ ヾ之' ,'|::::::::,'. | 乂
ヽ | |,' |::::|::::|`ト! ''' "´ 、 ハ|::::.::i ! `''ー‐ 長老様が言うには ――
i |::::|::::l::::|ト、 /:::|:::::::| ヽ
ハ:: l: ::|::::|::::iハ \ (⌒) .イ:|!:::ハ:::::|
∧: !::::i:,.-、「|∧ > 、 _,. <:i::|:::|:::::.ヘ:::ヘ
/::::: _厶イ ./ |:.:.|` ー-L>、:::::::|::|:::|:::::::::.`iー\
. />< \ ヘ. i:.:.i ,'!ハ| `<ュ」::|::::::::.:.∧ `ー
. ,イ-― 、` 、\ ヽ|,イ /_||__〉 ハ`ヽ :::::.:.:.∧
/ :: :: :: :: \ \`'''" `''ー-イ>=<ヽ | !:: ヘ:::::.:.:.∧
,i :: :: :: :: :: :: :\ \ く/,' ハ ト、\ ` | |:: :: }:::::::.:.:.ヘ
. /:| / ̄\:: :: :/:ヽ ヽ // ,':: ヘヽ ) | |:: :/!:::::∧::.:.ヘ
/::::| :: :: :: :: :ヽ::/:: :: ヘ ヘ く/ /:: ::.∧. | |,イ/:::::::::::ヘ:::.:.ヽ
24 :◆vsQyY1yD2Q
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
∧
┌、 | || /|ヽ
ト、\ | | | ,r───-、 | | //ト、
\\ヽ!| | / \ | / / //
\__Lレ' ∨// /
i〜〜〜@〜〜〜〜「 ̄ ̄
|/⌒ヽ、, 、、_/⌒! ├、
∧─┰ ─┰ /ヽi あの時の戦いは激戦でしてな。
Y r‐、_r─-、 レ'
| i(lllllllllllllllllllト、 ノ わし自ら先頭に立って戦わねば
\ ,イ´ マイラは滅んでいたでしょう。
┌──-、 `ー‐ァ‐─-' `十──---、
`ニニ_ \ /\ ノ | \ ようやく大魔王軍を追い払い戻ってくると
`T ヽ/\ ヽ/ ├──‐‐ヘ \ . わしの家で祀っていた妖精の笛が……。
ヽ ヽ/ | \ \
\_____,/ | し、_ノ おそらく戦いの最中に
r─‐┤ ト、 モンスターが忍び込んだのでしょうな。
/// `⌒⌒⌒⌒⌒ ヽ
////川i ii iミヽ
/ヾレ巛巛川川川川川川リリリ!
| 、/`ゞW人八从川川リリ
|、、ヽ | | |
小ヽ、 | \ ヽ
ト、′〈 ヾ、ヽ `ー、
| ) \ ノ
| / _| /
⊂,__」 (__ノ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
____
,. ‐''"´ ` ー- 、
/ \ \
,イ \ \::: : \
/ / ! :| :|ヽ\ \:::::. ヽ
,' .:/ .::::/ ,' :,' .::iハ . ヽ:::: :::ヽ:::::. ヘ
i .:/ ::/ / ::/!: .::,' | |∨:|ヘ:::: : :::ヘ:::::::ハ
| .:,' / .:/ ::/,' :::/ |:.! |:.:| |∨::::::::∧::::::i、
| .::i:./ .:::,イ ::_/:::/ リ !斗f‐-、::::::::::ハ::::| !
|/:|/ :/,ィ"´/:`` / |/'_」」. i:`: :::::::|::::| |
,ィ| / ::::::/i,.>''"アiヽ /´::::}`.|:::::::::::::l::::| |
/ | ,'::::/{ rT{::::::::::r ! {:::::rリ ‖:: :::::/ト、ハ|
{ | {::/::::::ヽ|:|乂、_,ノリ ヾ之' ,'|::::::::,'. | 乂
ヽ | |,' |::::|::::|`ト! ''' "´ 、 ハ|::::.::i ! `''ー‐ ―― って、言ってたよ。
i |::::|::::l::::|ト、 /:::|:::::::| ヽ
ハ:: l: ::|::::|::::iハ \ ´ イ:|!:::ハ:::::|
∧: !::::i:,.-、「|∧ > 、 _,. <:i::|:::|:::::.ヘ:::ヘ
/::::: _厶イ ./ |:.:.|` ー-L>、:::::::|::|:::|:::::::::.`iー\
. />< \ ヘ. i:.:.i ,'!ハ| `<ュ」::|::::::::.:.∧ `ー
. ,イ-― 、` 、\ ヽ|,イ /_||__〉 ハ`ヽ :::::.:.:.∧
/ :: :: :: :: \ \`'''" `''ー-イ>=<ヽ | !:: ヘ:::::.:.:.∧
,i :: :: :: :: :: :: :\ \ く/,' ハ ト、\ ` | |:: :: }:::::::.:.:.ヘ
. /:| / ̄\:: :: :/:ヽ ヽ // ,':: ヘヽ ) | |:: :/!:::::∧::.:.ヘ
/::::| :: :: :: :: :ヽ::/:: :: ヘ ヘ く/ /:: ::.∧. | |,イ/:::::::::::ヘ:::.:.ヽ
25 :◆vsQyY1yD2Q
-=_-、 ,r
, r.'' "" ''_ `ヽr/_,,_
/_,..‐''"~_,, `ヽ、<´,,`_
/r'" , -''",.-、\. ヽ、 、ニゝ
/ / / .\ `、. ヽ、ヽ
/ / . / `、.`、 \.l
l .l l__,,.. .- ,,_ . ', l .`、
i _,.'''" ヽ、 l l ',
r.'" _,..-.、 ヽ / ,'
,' , r'/ .l::::::::::::::ヽ、 ヽ /
i、,r''":::/-‐"リ、:::::::,:::ノ`.ト、 \./
,.r' !::l:::l/Y'lか `"''.'',`_‐ i:::::ヽ .〉
/ . ,r.l:::l::;r‐、`~ , イか ',:::::::\ ./
ヽ ( l;r' `, ' .`_',,_./::::::::::::/'"} つまり、誰も
`、. `、' }.rニ.、 ,´ .i:::/:r''",.rノ
>、.', .,'、.ー-' l '、 .,r'/ 妖精の笛を取られたところを
/ \>', ヽ、_ニ/ ノイィヽ 見ていないという事ですね。
/ .,ィ' i .l ノ´‐,' ,.<.'",r''" ',
/ /.,' l ` ‐ .7_,.,',_,,.'' l ト .l
/ /,'.ノ l`、._ ノ-.,,_l _l .l`、 .l
,.r,"/ .' . l l l.__`、__,-''" l l l`、 l
/ / .l .,'..l,r'_'、,.l.', .,' `' ',、 .l
/ ,' .l 、. .l ./ .l l´ }} l .', ,' ',`、',
i l .l .l. .l ./ l、ゝ'ノ.l '、 .,' `、',
! l l l .l.' .,'´.()`''l .〉 ,.r'7 .',.',
l .i .l..l .l ,'` 、 .l ./ / ,' .l .l
', ', ,' ', .l ,' ` 、l / .,' l ,' .,'
, '"  ̄ `ヽ
// ^ヽ ',
.///f / j ヽ ヘ !
ノイl | レト'Vハ斗ト、_>
lハj | ○ ○ |レV 戦いの どさくさで
ノ火ヽ"V ̄}"/゙) {
// 匸 }>示iくこ八. 人間が取っていった可能性もある……?
.// ! / /《小.》「`ヽ ヽ
V{ !ヽノ {: ト-イi }
レl∧く 人__j /八/
/ `7´/ l |'´
.`‐r</__!」
| / /
26 :◆vsQyY1yD2Q
/ ̄ ̄\
/ ノ \ \
| (●)(●) |
. | u.(__人__) .| ちょっと待て、妖精の笛だろ?
r、 | ` ⌒´ .|
,.く\\r、 ヽ ノ あんなの大魔王軍以外が持っていって
\\\ヽ} ヽ /
rヽ ` ヽ / ァ'´ヽ どうするんだ?
└'`{ . \.| / i
ヽ、._ ヽ、_,r' .|
`ヽ、 /' |
`'ー'´
____
/ \ やらない夫、やらない夫。
/\ ,_. \
/ (●)゛ (●) \ 「妖精の笛」 じゃなくて
| (__人__) U | 「村に伝わる宝」 って考えたら どうだお?
\ ⊂ ヽ∩ <
| | '、_ \ / ) それは買い取れないとか
| |__\ “ / 言われないお、多分。
\ ___\_/
/ ̄ ̄\
/ ノ \ \
| (○)(○) |
. | u.(__人__) .| ……あ〜。
r、 | ` ⌒´ .|
,.く\\r、 ヽ ノ それは盗もうって考えるヤツが
\\\ヽ} ヽ / 出てくるかも……。
rヽ ` ヽ / ァ'´ヽ
└'`{ . \.| / i
ヽ、._ ヽ、_,r' .|
`ヽ、 /' |
`'ー'´
27 :◆vsQyY1yD2Q
/ / | ハ (こ|::i|こ) |
/ ' i| | | (こ|::i|こ) !
' | i| | i| | | (こ|::i|こ) l
| i| l| | l| |i i | | (こ|::i|こ) !
i| | | || l| | l| i| i || i | | (こ|::リこ) l
|| | | || l| ,リ-‐l|_T|「 ||_l_| | (こ|/xソ l
| | ||=‐- 八 ´// ,斗-‐=芋ア| |i У::く l もはや これまでと思った誰かが
、 八 八 l」L二. _ミヽ __// 〃 rし::;リ |i | |i 〃:::/:/\ l
\ ><`ヾ「 rし心 ゝ‐=' ^ 八 '|i l:::::::|::ト、ノ | l モンスターの手に渡らないように
ヽ| {/ハ ゝ-‐′ / / |i l:::::::|::| | || 持ち出したとも考えられるな。
. || { } , /_//_川:::::::|::| | |八
八\ \八 /i | l::::::ル' | | | \
ヽ >く 丶、 ヽ フ イ | | ̄| | | | \
川_| i> イ 厶-=ァ-‐ァ>ァ-┴=ミ \ ヽ
〃:::::::`アアT⌒≧=≦、-‐<  ̄う-‐ァく/⌒ア.:::::::::::::::丶、 ヽ ハ
/.::::::::::::〔 {_「 ̄/.:::∧::::.\y'⌒'<こフ:::/⌒ア.:::::::::::::::::::::::::\ |i
/.:::::::::::/〔 {んく〈::::ん'ヘ::::::ノ`Y⌒ア:::::::/⌒ア:::::::::::::::::::::::::::::::::::\八
/.:::::::::::::厂У `77⌒|:::|こし:::::/.::::::/⌒ア:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\ ヽ
/.:::::::::::::/ `ァく_,/ /'⌒'|:::|/.:::::::/.::::::/⌒ア{:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| |
,.r、ヘ'"~"ヽ
/ } } `、~"ヽ
/ ヽ、ノ ノ `、 ヽ
レ'ヽ、 `< `、 `、_
,'::i::::,ri`、. .\ ', `、`ゝ
`、レ‐-',::::`、 . \. ', トゝ
j 乃`、l::::\ . \ j .リ`i
l l:::::::::::\ ヽ_,.ィ リ
l.-、 l:::::::,':::::::::ヽ .ノ.ヽ!j、.|リ その場合、マイラの外に持ち出されたか
<"~ `、_ l:::::/i,、::_,-<`' ,ヽ
\ . l::::l /`.l::::/ / ,.r`,rフ' もしくはマイラの どこかに隠したかの
>、l::::l、 l::/r' ,.r'"./<._
/ .l \\レ .,.r' / _,,ノ`ヽ、 2つの可能性が考えられますね。
/ `ー- ` >.' ^`<_,.-''" .`ヽ、
/ .y / .ブ< \ 、j \
イ / . / l.r'.ヽ', \ `、 .\
,r' _L - ‐-、 / / _,,.、ゝ'ノ-‐‐ ''",.r''"''`', _,,_-‐‐-_,,_l_\
/ ) // /-''" `ー .,,.・' ',_ \ { ` ヽ
l r‐''" / / ` 7、 .,,_ ',`, ヽヽ_ .}
', `.ー.' .,./ ∧.', "'''-.._ ..∧ ',. `ー' ./
`、 .// .∧ .',.', ,'.,'`.,-、 ,.ィ' ', .} ,r'
\ / / ./ ',..',.', ,'.,' ,' ',''" ', i /
`-/ / .', ',.', ,'.,' ,' . i ',i./
./ _,,ノ/ ',...',.', ,'.,' ,' i`、 .i
/./ ./ ', ',.二二' .,' i `ヽ、 .i
/' ./ i i i ヽi
./ / i i i i
28 :◆vsQyY1yD2Q
/ ̄ ̄ ヽ
/ ヽ
/ ヽ
| _,.ノ '(ゞ、_|
.| ( ー)ヽ ヽ マイラの中を捜索しないといけない。
.ノ| U (___人_\\__
/ | `⌒(⌒_ \ でも、見つかるとは限らないって事か……。
{ .ヽ. し「、 \
{ ト `ヽ. ___´ノ ヽ、 i
.| | | / /
---
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\
,.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..
. /:.:.:.:/:.:.:.:{:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\:._
':.:.:.:.:{:.:.{:.:.{:.:. -----}:.:、:.\=ヽ
i:.:.:.:才笊:.W{\:.:}:.:.}:.:.:}、_:.:.:ヽ
|:.:.:.:.:W{__ヽヽ xぅ示7:.}:.:.:| ̄)ノ
|:.:.:.:.爪うヅ `¨´ }: }:.:.:|  ̄ でも、やらない夫達の世界の 『DQ3』 だと
|ハ:.:.:圦"" ' "" .イ: }:.:.:| 妖精の笛は、マイラの中にあるんでしょ?
{ }ヽ: 个 。. ニ イヽ: :}__ |
}: :}: :{ィf' _{ ノ }: } /..\. 村の外は暗闇とモンスターで危険なんだし
. i:} ''}: :{ v'/ノヽ./}: }'...../}
从. }: :{ } ´rノ .}: }/......| こっちでも そうなってる可能性は……。
. /:.:ハ }: :{ _{_ 八 .}: }./...... }
. /:.:/} }乂{..} ̄ミヽ..... ヽ}ノ..........∧
. /:.:/ ,: }......./.............\.... /...........':.:.:.:、
. /:.:/ /:.:.:,.../................../.../.........../:.:.:.:.: \
/:.:/ /:.:.:.:.v................. /.ノ............/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\
{:.:.{ {:.:.:.:.:.:}................/ {............../:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.ヽ:.\
):.:.}ノ:.:.:.:.: 乂........ノ.....}...........∧:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\\:.:、
r.:.:. ̄:.:.:人:.:.:./...... ̄.... /........../.........、:.:.:.:.:.:八:.:.:\):.)
--=ゝ:.:.:.:.:.:.:.:.:.へ .............../............ /..............ヽ:.:./ \:.:.:]
( r-=彡へイ/:i:i:i:i≧=-ァ................./______):{ (:.:ハ:.:)
_斗r≦⌒Y:i{:i:i:i/:i:i:i:i:/- ' ̄ \../:i:i:i:i/:i:i:i:i:i:{:.{:i\ r-_彡'__
ノ。r≦ニニ ゝ<:/:i:i斗ゝ_{ 、. 、 ∠):i:i:i:i:i:i-=ミ:i:i:i斗=彡'ヽ ニニ=.≧、
{ニニニニニニニYニニニニ7≦ニニ==- -=ニニニニニニ}ニニニニヽ
`¨¨´ \ニニ'ニニニ/ニニニ≦ニニニニニニニ=-… -=ニニシ
\ニニニニ{ニニニニニニニニ=- ¨
\ニニニ.{ニニニニニ=- ¨
`¨¨¨´ ` -=ニ- ¨
29 :◆vsQyY1yD2Q
r'⌒Y⌒Y¨ー、 __
_/\厂i -┴ー┴─'- 、/⌒i
/、__ノ__人_ノ⌒ー'⌒ー─、__\`ー 、
ノヽ/ ./ / / , ,′ \ しヘ\ /‐、
〈 厂~/ ,/ / // ヽ \ しヘヽ/__
{/ / / / // ! ヽ ニ〕
/ / / / // | l| i ',ニ〕
. / / / i i l | l| | l iニ〕
i i i| |l | ! | l| | | | |))
| | || |{ |:l :| l| | | | |))
| | |{ ¨≧x. {ハ l _,,斗< / //\ それについては、笛だけでなく
∧ ', ',fTモミx  ̄x==モ丁 / // lヽ 〉 人についても調査したまえ。
〈/ 〉、 \ヽ弋zソ ゙ 弋zソ / ,′ //}|_|
| {_/\ > . 厶___//__!_ その前後で おかしな行動をした者。
| , --/~八 /~{/::::::::::::::::`:. 或いは いなくなった者。
|/::::::::::И 个 {ヽ イ─〉::::::::::::::::::::::::::\
/:::::::: r‐┴─‐} .> ニ < Y゙\(:::::::::──-::::::::::: ',. 混沌の欠片が集まれば
. /::::::::::: しヘ ヽ \´/ ./!:l、\._〉人 `ー'¨ー- 、_::ヽ:::::::}. また何かが見えてくるかもしれん。
′::::::::::::::::_}_ノ、/ 〉ーi l | iー'\ _r`T ‐ ) \ \\:|
. {:::::::::::::::‘,{─ 、 :|\/_| | | |_}__/: __> / / }ヽ ':::‘,
/|:::::::::::::::::::\「¨.∧ : :! : |_| |_|l: : :.( ‐-.( / / 〉} ',::::i
. / .|:::::::::::::::::::::::::\!ヽ}: :|: : :|: : :||: : : : :ー-' i`ー=´__// し、|:: }
. / l::::::::::::::::::::::::::::::`ー‐、|: : :|: : :||: : : : : : |、 | l` ─‐/ lY:/
/ , :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::} : : |: : :||: : : : : : | Y ! .しi ! !'
(⊃ ̄ ̄\
(⊃ _ノ \
(⊃ ( ●)(●)
| (__人__) ああ、それは闇雲に笛を探すよりは良さそうだろ。
| ` ⌒´ノ
| } \
/ヽ } \
/ ヽ、____ノ )
/ . | _/
| / ̄ ̄(_)
\ \ /| JJJ (
\ / /⊂_)
30 :◆vsQyY1yD2Q
____
./⌒ ⌒\
/(●) (● )\ 他に何か手は無いか。
/::::⌒(__人__)⌒::::: \
| |r┬-| | あと、鍛冶屋の件も
/´ ̄``゛'- ._‐´ / こっちで考えてみるから
| ___) \
| \ マイラの方は お願いするお!
|  ̄)
| | ̄ ̄ ̄
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ●)(●)
. | u. (__人__) やれるだけやってみるが
| ` ⌒´ノ
. | } 本当にマイラに笛があるかは分からないだろ。
. ヽ }
ヽ ノ だから、あまり期待しないで欲しいだろ、常識的に考えて。
i⌒\ ,__(‐- 、
l \ 巛ー─;\
| `ヽ-‐ーく_)
. | l
31 :◆vsQyY1yD2Q
, ‐ ´  ̄ ̄ `ヽ、
/ 、 、 \
,.'./ .:/ ;小:.. ヽ:. :\:.:.ヽ
. //:.:.:.:/.:./:. ./ i ヾ:.:.丶:. ...ヾ:ー'、
//,':.:... :.:厶:./- ヽ 弋:.‐\:.:.:. 丶:\
! |:l:j:.:.:´/ ィ天t、 ィ天女、-、:.. ヘ、:.ヽ まぁまぁ、そんなに難しく考えなくても いいじゃない。
! | :.!.:.:.:ハ´ち;;;j ち;;;;j !K }ヽ:.、.! ヽ!
ヽヾj:.ノ小 `::::. ' ::::´ ハイ: |`リ ノ 皆に協力してもらえばいいんだから。
、_ノイ:..:.:リ;:ゝ-‐っ ー- イ:.l::|:. i |
/´/:.:/ ‐<>.、 _., .イ_.l:.:l::|:. i | ほら、調査とか得意な人も いるでしょ?
/_/∠ ァ┐l !ノーソノl  ̄ ヽ、」::|:. .:i:ハ
, ./´ `∨イしリ / ハ / ヽ ̄`ヽハ
/ |====、∧/ >‐/{ヽ‐‐< l l ヽ r/7-、_
, ' / / / 7〃 {{ヾ〉\ |/ ̄ | 厂し' / /┐
. / / / / {{. \ | | ,/=(_/_/_,人
| / / イ o. {{ \| l/ 'ヾ、/
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( 一)(●)
| (__人__) られっか夫。
| `⌒´ノ
| ,.<))/´二⊃ それに、きめえ夫と ねらう夫もだな。
ヽ / / '‐、ニ⊃
ヽ、l ´ヽ〉
,-/ __人〉 そうだな、あいつらに任せるだろ。
/ ./. / \
| / / i \. 適材適所的に考えて。
|" / | > )
ヽ/ とヽ /
| そ ノ
32 :◆vsQyY1yD2Q
, '"  ̄ `ヽ
// ^ヽ ',
///f / j ヽ ヘ !
ノイl | レト'Vハ斗ト、_>
lハj | > < |レV )) その調子、その調子♪
(( ノ火ヽ"V ̄}"/゙) {
// 匸 }>示iくこ八. やらない夫は温泉にでもつかりながら
// ! / /《小.》「`ヽ ヽ どっしり構えていればいいんだよ。
V{ !ヽノ {: ト-イi }
レl∧く 人__j /八/ だからマイラに戻ったら一緒に入ろうね〜 ♥
/ `7´/ l |'´
`‐r</__!」
| / /
____
/ ヽ
' u. ',
l |
| ≡ ≡ |
|/// ///| お、おう。
| (_ 人 _) |
、 丿
ヽ , ´
/ (
/ '、
,
, |
i |
| |
| |
| |
33 :◆vsQyY1yD2Q
/\ー―、_ /|>_
< >-、 _ ̄ヽ^、 ̄ー、 ,―-、 ___ __ __ __ ,― ̄)/ ̄ __ ./丶
\∠/ヽ ヽ~\ ヽヽ D ) | ._ | /| ┌__ll' ̄'l「 `、|~| .l' ̄'l| || || // /7__//// |\)/ /
ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ、 ´、| || | | | (~l| ∩||. .| || | || || || |二(_´ ̄ ) ././ | |\/
ヽ ヽ ヽ_」 .l、 ',~', | '' .| .| U || U || .|`、 | |U |l、 || l二',-ニ/ / / / | |
ヽ/ヽ _/ヽ. ', ',__|__|~|_| `―-.^゙,ニフl.ニl.、ロ b ∠、二' .L_/(__/ | / /\|
< L- ̄/V二/´-'―`ー´` ̄ `ー' `―``―、__ノ | / /
ヽ∠― ̄ \__./
やる夫はDQ3の世界で生きていくようです
第187話 「失われた伝説を求めて」
/rゝ_‐-.、 イ .ィ
乂r::::__ゝ\ |レ' /
_ .. -─'── - 、 rー..、|' /ーr-ォ
' ´ \::!::V:::/ |:_j___
/ ::::::ヾ:::l ///ヽ::ヽ
' / ヾ::::::V/∠ __ |::/
/ イ ィ' ト., V !::::::ト///´`ヽi'
/! _/_|__./ トi j __ゝ \ |/l ハ/⌒i
/ ' / /j_.| l` |ハ.ヽ. `., V /::|
/ l l / イ::レ、 \ヽ_ゝ_ ヽ,. \|_
i l |: ! r::::::j イ:::::ヽトi|\ ハヽ
| ノイ | ゝフ r::::__ハ├、\ /:: i|ヾ!
(_/ | ハ :::::: ー' | |ヌ,レ/l:::: イ.ノ
/ ハ-ゝ ′ ::::::: | レ'l::/!:::/::j
、 _,j/ ' ゝ. ` ´ . イ< ヒ-―_フ
| ` r ´ | l `<
| ! ヽ ___ | l ,/ `
| | ´ | レ' !
| ∧. |〃 l
、/ __.!_. i ,
レ´/ /、r--_ー─==='7 /
! ' / /-, : : : `''ー : :.:/ /
ゝ _ イヽ. : : \:: : :./ /
`T: : \: : \: : : : :/ /
, -─-、 , -─-、
,| ○ ガライ ,r''“ ̄ ゙̄'i __ _,,───、 /゙ □ } _,── 、____
{ \ `ー---- ' \_l / _, `ー, _ \ .l´ / \
,l ∧∧∧∧_, --──、_ _/ .「 } / / \ `ー´ { ∧∧∧∧ ヽ
. { ∧∧∧  ̄ .`ー´ / !、 } __ | ∧ ● ∧ |
\ ∧∧ □ 魔王の爪跡 ヽ .--、 ヘ_ ノ √ ゙! ゙i マイラ /
`ヽ ∧∧ | { 〉  ̄ ,┘ } \ /
广 \  ̄ _ `ー- ' | ̄ヽ ゙l ∧∧∧∧∧
/ ゙L , -'" ヽ !、 j \ ∧ \
. ] __ | { \  ̄ ___ \ ヽ
. ヽ / > \\_ \ {_ } } }
`ー─ 、__「 ___∧∧∧∧ ∧∧ \ "'- 、`ー ' / /
/ ̄ヽ _∧∧∧∧∧ ∧∧∧ } ヽ ゙┐ {
l,  ̄ ̄ _ ∧∧∧∧∧ ∧∧__/ ,l / ヽ
_> j | ∧∧∧ _ ∧∧∧ /.√ ]
l 广 L ラダトーム / ヽ _,..-'''" ゝ、 ∧∧∧∧ /
!、 _r─'″○ } ○ ,r─´ `ー--、_, -'" \_ □ , -'"
l l´ 漁村 / __/,,r──,、 `ー-―´
. ヽ__/ ____/ ( ̄ ,-─□∧∧ヽ_ ,---─'' ̄ ̄`--──----、 __ ◇ / ̄ヽ、
___∧∧∧∧∧ } ゾーマ城∧∧ 〉 ゝ.  ̄ ̄ ヽ__/ }
∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧ / ヾ∧ ∧∧ ∧ "'- 、 __/ ̄ } {
/ 岩山の洞窟 □ ∧ ヽ {∧ ∧∧ ∧l \ {___/ ̄∧∧∧∧∧ }
l ∧∧ ノ l∧ ∧ ∧} 〉 /
l l ̄ .l∧∧ ∧∧|゜ l l
.\ `ヽ ゚N,∧∧∧∧,l″ \_ ∧∧∧∧∧ ゙i
‘"'- 、 / _, ---、 `ー--−" \ ∧ |
\_ fニ,,√ /´ \ /二二i ∧ l
___ ヽ_ ,-‐´ ____ ', .[ 'l,○ ∧ |
/ `丶_ ヽ `ー 、 f∧∧∧\ \ \二二/∧ /
/ \ } \ __,-─´ ̄ \ ヽ、 ∧∧∧∧ 〈
{ ''″ } /∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧ \ \ ∧∧ {
| } ` ┐ ∧ `l_ ヽ ∧ }
`} ∧∧∧∧∧∧∧∧∧ノ __/ ∧∧∧∧∧∧∧∧ ∧∧ l ∧ |
/ ○ ,l ̄ ,───´ ∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧ \__} |
ヽ_ ,/ .(ニニニニ ∧∧ __ ∧∧ /
コ { (ニニニニ ∧ ,--─´ ./ ∧∧ __ /
, -'"  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄// ∧ / ̄、 .,--─´ ∧∧∧´ `ヽ____/
{ ∧∧∧ (二_二∧  ̄ ̄\\ ○ ∧∧∧j
| ∧∧∧∧∧ ∧∧∧∧∧ / ̄\ \\ ∧∧〈 ̄ ,r'" ̄ ̄ ̄ ̄\
ヽ ∧ ∧∧ ∧∧ / \ ∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧ | ∧∧∧ ゙゙l
.{ ∧∧ ∧∧ / ヽ、 ∧∧∧∧∧ / \ ∧ ○ ∧ /
| ∧∧ / ヽ ∧∧∧ / ゙l /
ヽ ∧∧ / `-、____○_/ \ /´
`ヽ , ─‐´ `ー ´
`──--、ノ ゙̄─―‐″
2 :◆vsQyY1yD2Q
前回の おわりを覚えているだろうか?
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
_
\ヽ, ,、
`''|/ノ
|
_ |
\`ヽ、|
\, V
`L,,_
|ヽ、) ,、
/ ヽYノ
/ r''ヽ、.|
| `ー-ヽ|ヮ
| `|
|. |
ヽ、 |
_ヽ、,,,,,,,,,,,,,ノ,,,,,,__
∠´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`≧,、
/;;;;;;;;;;;;;;;;;rー=、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;}
/;;;;;;;;;;;;;;;j';j ヽ }トヾヽ\};;;ヽ
r‐ヾ;;;;;;;;;;;;;;;j ヘ \ i! ハ ヾ;;;;;i`ヽ
l ヾ;;;;;;;;;;ー==ェュゞ、ノム_j__ j;;;ノ ,ハ 今回は登場していない鍛冶屋だが
l ヽ、ヾ;;;;;;l 弋え二フノベfテ一ゝレク´ ノ 配役は俺じゃない。
l γヽ,|;;;;;l /´ |ヾ、 ̄ ハ:レ /
l ヾ l;;;;;;l / __j \ ハj / ジパング人って設定が無ければ
ト、 `.┤;;;;l `"´ ハj.ム
ハ>、_|;;;;;;l ∠ 二) 八;;;;;;∧ 『ダイの大冒険』 の世界から来た
/;;;;;;/;;;;;;;!;;;;;;l ′ _ ` /;;;;;;;;;;;;;;;∧ 俺が出る案も あったんだがな。
/;;;;;;/;;;;;;;;;i!;;;;;;lヽ /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;∧
/;;;;;;/;;;;;≠イ;;;;;;;l :ヘ /|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;∧
ム=¬/ !;;;;;;;ト、_:::ヘ __ ノ:├┐;;;;;;;;;;;;;;;;;;;∧
,、r──-----<´ \〈 l;;;;;;;;i!'`===ュ,==┤;;;;;;;;;!`¬;;;∧ ┼ヽ -|r‐、. レ |
/ / < ̄`"¬、\ \__l;;;;;;;;l! || j;;;;;;;;;;;;!⌒ヾ ̄>ー――-- .、 d⌒) ./| _ノ __ノ
/ /// \ \ \ `\ヽ|;;;;;;;;l! || /.i;;;;;;;;;;;ト イヾ___ `ヽ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
3 :◆vsQyY1yD2Q
では一体、誰がマイラの鍛冶屋なのか?
4 :◆vsQyY1yD2Q
【 マイラ 鍛冶屋 】
ニニニニニニニi| i|ニニニニニニ‖ニニニニ//ニニニニニニニニニニニィn |: : : : : : : : :::|\\\\
ニニニニニニニi| i|ニニニニニニ‖ニニニニ//ニニニニニニニニニニィn: :::::::|: : : : : : : ::::::|\\\\
ニニニニニニニ| i|ニニニニニニ‖ニニニ //ニニニニニニニニ二ィnヽ| : ::::::| : : : : : : : : ::|\\\,.。o
ニニニニニニニ:i| i|ニニニニニ ‖ニニニ//ニニニニニニニ二,ィn\\| : : : :| : : : : : : : :::::|_,.。s≦>''
ムニニニニニニ:i| i|ニニニニニ‖ニニニ.//ニニニニニニニ,.ィn、\\ |: : : :::| : : : : : : : : : |> ''"
/ム二ニニニニi| i|ニニニニニ‖ニニニ//ニニニニニニ,.ィn\\\\、| : :::::::| : : : : : : : : :::| _,.。o
゙寸ムニニニニニi| i|ニニニニ.‖ニニニニ//ニニニニニ ィn、\\\\\ | : : : ::| : : : : : : : ::::::|_,,。o≦>''"
寸iト、ZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZ|: : : ::::| : : : : : : : : : :|彡 ''"
|:圦ムニニニ:i| i|ニニニ ‖ニニニ//ニニニニィn 、\\\\ヽ,.。o彡| : : : : | : : : : : : : : ::::|
|:|:| 寸ト、ニニi| i|ニニニ.‖ニニニ//ニニニ,ィn寸ト、\\ヽ,。s彡+'" |: : : : ::|: : : : : : : : ::::::|_,,.. -─
|:|:| |ト、二二i|_i|二二‖二二//二二,.ィn__寸iトxo彡イ:| _,.。o≦ : : : : :|: : : : : : : : : :: |/_,.. -
|:|:| || |:|─ー|i:i|───ーー|i:|── |:|────‐||'" ,.。s|::|彡'゙"~ | : : : : :|: : : : : : : : : ::::|三二ニ=-
ミo。|:|:| || |:l |i:i| .|i:| |:| ::||彡''".:|::|_,,..。 -|: : : : :::| : : : : : : : : : : |┬ェ¬二
`''<ミs。 || |:l二二|_ニニニニニニニ|i:|iニニニi|:| .:|| |>‐'|::|_,.。s≠''|: : : ::::::|: : : : : : : : : : ::| i i i i i i i
|:|:|`'弌:|:|__ |i:i|゙_oo。。。o彡'| |:|zzzzzzzzェェ||===_l::|'「「.i i i |: : : : : :| : : : : : : : : ::::::|.:i i i i i i i
|:|:| )ー‐( ( |i:i|§88| 88§| |:|i:i:i:i:i:i:|‐|‐|‐|| i i i |:|::| i i i i i | : : : :::::|: : : : : : : : : : : |_i_i_i_i_i_i_i_
|:|:| ̄ ̄|ノノ :|i:i| `´| | |ii| |:|i:i:i:i:i:i:|‐|‐|‐||zzzェ|:|::|ニニニi| : : : : :::|: : : : : : : : : : : |三三三三
|:|アアアア |i:i|::.ミ彡|__|ミ彡| |:|i:i:i:i:i:i:|‐|‐|‐||i:i:i:i:i|:|::|=====:|: : : : : : | : : : : : : : : : : :|i:i:i:|:i:i:i:|i:i
|:|ィ´ |_,||__,|i:i| 、(_)Д_Д(_) | |:|i:i:i:i:i:i:|‐|‐|‐|i:i:i:i:八|Y^Y)¨(x==x: : :::::| : : : : : : : : : : :|:i:i:|:i:i:i:|i:i:
|:|:|/__ 〈〈 ̄ ̄ ̄〉〉| ̄ ̄~~\==┴===廴∠ゝ'弋ソ(_く_|__|_>:: : | : : :γ⌒ヽ: ::::|:i:i:|:i:i:i:|i:i:
∠ニニニニニイ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄_ヽ___ ┘┘ ̄二|:|弋__ナxs。::|_:_:_:_|__|_:_::|:i:i:|:i:i:i:|:i:i:
||i:i:i:i:i:i:i:i:i:||::::|ZZZZZZZZZZZZZZZZ||`rr──t‐‐r| rく>、 ̄/∧//_}} |``〜、、───────
||zzzzzzz ||/i| :, :, :, :, :, :, :, :, :, |`ヽ、 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄〈xヘ\ ̄ ̄*こ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
||i:i:i:i:i:i:i:i:i:||:::,|_: : : : : : 。s≦ ̄ ≧<|三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三
||i:i:i:i:i:i:i:i:i:||//:::::/ . . .|≧=- -=≦i| r弌|i:i:| :, :, :, :,____\__,|_:_:_:_:_:_:_:_:_:_:_:_:_:_:_
/ ̄ ̄ ̄ ̄::::::::::/ |i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:| `弌ー〉:, :, :, :|≧s。____________
──────‐'′ ≧=-- --=≦ :, :, ̄ :, :, :, :,`'<|三三三三三三三三三三三三
\ \
ヽ ヽ
ヽ ',
| ',
| ,,,、 -‐ '''''" ̄ ̄ }
|__,,、r''" ,,、 -‐''''´ ̄ ̄ヾ
|_,,,,、ィ'''" ',
,r,''ヽ;;;;i′ `'===ュ、 ,ィ'"l´
l l `';;;! '''‐ェ;;ェ、 r'エ〈 ほう……あなたも異世界から。
ヽヽ.' '' l、 !
ヽ、_, (ニ、 .,、」 l 私は、ジパングから来ました。
,,|. ,.ィ='__ュ、!
/l l '´‐''´ ` / 南冲 尋定と申します。
--i´ ヽヽ ´ .ノ
l ヽヽ `''ー- 、、、r‐<
ヽ ヽヽ /! `iー
ヽ ヽ \ // |
南冲 尋定 ( なんちゅう えろさだ )
越前国の刀工 生没年不詳 作刀期間1493〜1526年
( 架空偉人AA )
5 :◆vsQyY1yD2Q
/ ̄ ̄\
_ノ ヽ、_ \
(●)(● ) |
(__人___) | 俺は部隊のリーダー、やらない夫だろ。
| u |
| .| 少し聞きたいんだが
ヽ 、 ,イ
/ヽ,ー- ト、 あなたはオリハルコンで ――
_, 、 -─ '".:.ヽ:.:.\__ /ノ ト、__
__ ,. ー 、...:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:....
\ r 、 _ \:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::::::::::::::::::::::::'ー、
} }/ ) V::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
/:ゝ/ ./ __ V ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i:.:.:.\
}:::::ゝ ソ ,Y i::::::/::::::\:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:.:.:.:. \
┌──────┐
│ │
│ │
│ │
└──────┘
┌────┐
│ │
│ │
└────┘
┌───┐
│ │
└───┘
6 :◆vsQyY1yD2Q
\ \
ヽ ヽ
ヽ ',
. | ',
| ,,,、 -‐ '''''" ̄ ̄ }
|__,,、r''" ,,、 -‐''''´ ̄ ̄ヾ
|_,,,,、ィ'''" ',
,r,''ヽ;;;;i′ `'===ュ、 ,ィ'"l´
l l `';;;! '''‐ェ;;ェ、 r'エ〈 オリハルコンで王者の剣を、ですか……。
ヽヽ.' '' l、 !
. ヽ、_, (ニ、 .,、」 l それは難しいですな。
,,|. ,.ィ='__ュ、!
/l l '´‐''´ ` /
--i´ ヽヽ ´ .ノ
l ヽヽ `''ー- 、、、r‐<
ヽ ヽヽ /! `iー
. ヽ ヽ \ // |
/..:::::::::::::::::::::::::::..ヽ、
(,、:::::::::::_::::_,、::::::::::::::..゙:、
.l `リ ´ }::::::::::::::::::i
._ 、__,、 〈:::::::_::::::::::|
!) ヘラヾ´ ゙! /ベ!::::::|
.ソ ``` i ソ,iノノ::::::| オリハルコンは、こっちが
ヽ,- ! シ_,イ、:::::l 用意しようと思ってるんだが
i==- イ ヾヘ
, ゝ. ̄ _,.ィ i それとは別の理由でダメなのか?
, ´ ゙'ーイシ″ ,
/ 、 \ヾ /
i ` \,メ--─
ハ. y /
/ i ミ
\ \
ヽ ヽ
ヽ ',
. | ',
| ,,,、 -‐ '''''" ̄ ̄ }
|__,,、r''" ,,、 -‐''''´ ̄ ̄ヾ
|_,,,,、ィ'''" ',
,r,''ヽ;;;;i′ `'===ュ、 ,ィ'"l´
l l `';;;! '''‐ェ;;ェ、 r'エ〈 ええ、熱が足りないのです。
ヽヽ.' '' l、 !
. ヽ、_, (ニ、 .,、」 l 他の金属なら ともかくオリハルコンとなると……。
,,|. ,.ィ='__ュ、!
/l l '´‐''´ ` /
--i´ ヽヽ ´ .ノ
l ヽヽ `''ー- 、、、r‐<
ヽ ヽヽ /! `iー
. ヽ ヽ \ // |
7 :◆vsQyY1yD2Q
マイラを囲む山脈を見ましたかな?
あの山脈の中には火山もあります。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
,、、
/:.:∧
,l:.:.:.|:.:ヽ、
/.:.:.:./l:.:.:.:.:\
__ _,r '′:.,:.'.:.|:.:.:.:.:.:i:.`ー- 、__
ニヽ-'´:.:.:.:.`ー- 、__,,...-─¬ー- 、_ __ ,!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.',:.:.:.:.:.: ー- :. -<:.:.:.\_ __
:. :. :.~""'''ー- ...,,__:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`ー--‐ァ'´:.:.:.:.:.`ー-‐'´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.j:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`ー-=ニ二、 ̄:.:.:.:.:.
:. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. ̄ ̄~~""'' - 、:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\
:. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :.~"''' ー-、 :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.` ー- 、 :.:.:.:.:.:.:.:.. __,,,.. .-‐
:. ―-、.:. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :.\:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:._,,.- ' :.:.:.:.:. _,,.. .-‐ '''""~ ゛ ''
:. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :.ヽ.:.:.:.:.:.:._,,...-‐ __,,.. .-‐ '''""~ " _ ゛''
:━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
8 :◆vsQyY1yD2Q
\ \
ヽ ヽ
ヽ ',
. | ',
| ,,,、 -‐ '''''" ̄ ̄ }
|__,,、r''" ,,、 -‐''''´ ̄ ̄ヾ
|_,,,,、ィ'''" ',
,r,''ヽ;;;;i′ `'===ュ、 ,ィ'"l´
l l `';;;! '''‐ェ;;ェ、 r'エ〈 ジパングに伝わる精錬法に
ヽヽ.' '' l、 !. マグマの熱を利用するというものがあるのですが
. ヽ、_, u. (ニ、 .,、」 l
,,|. ,.ィ='__ュ、! マグマを冷まさぬまま運ぶ手段が無いので
/l l '´‐''´ ` /
--i´ ヽヽ ´ .ノ. 現地でモンスターに囲まれたまま打つ必要が……。
l ヽヽ `''ー- 、、、r‐<
ヽ ヽヽ /! `iー
. ヽ ヽ \ // |
/ ̄ ̄\
_ノ ヽ、_ \
(= )(= ) | それは厳しいだろ。
(__人__) U | 常識的に考えて。
l` ⌒´ |
{ U | ( 打ってる間、俺達で守り続ければ……。
{ /
_. -: ´∧ _,__ _.へ` 、 流石に体力が保たないか? )
r<....::::::::::ゞ::::::::::::r' \ :\_
/.::::::l:::::::::::::::::::::::::::::L>、 >ヘ::ヽ
| :::::::ト、::::::::::「|:::::::::::::::::::`ー/:::::::::V::|
〈:::::::::::::::::::/へ、:::::::::::::::::∧::::::::::::::V }
/::::::_ン´「 ヽ`ヽノ:::::::::::::::::::Λ::::::::::::::ヘ}
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
9 :◆vsQyY1yD2Q
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
, イ / .,'
, イ / ,' マグマの熱でオリハルコンを精錬できるのは確かだ。
, イ_,,. -= 、/__,'_
/,/:::::::::::::::::::` 、ヾ 、 かつて王者の剣もマグマの熱を用いて打たれた。
/'::::::::::::::::::::_______`=`::ヘ
i':::::::::, -=,,'.....! ``ヽ、`.i ただし それは、私が工房まで直接マグマを導き
, ノ:, イ, イ´ ,,,.... -==、 、_ヾ.i かつ冷めない状態に保っていたからだ。
i,. ク' ,r,.-=',. -= 三_ヘ,,,,,!、` 、i
i' i`,='´':::::_,,..-==-、:::`ヾ''.i 人間がやるには厳しいぞ。
i i'''''''i、' `i、_゙i
i ,,.. ! ハ .i __!__ ,,.. -==/ \
i ' `,.!. ヘ.、 ,.-==- 、!i __>-='' ./ ヘ ` 、
ヘ , イ.\ ヘ`<__,,,,,,,,,. -=''''´ __,,,,,./ ヘ /`ヽ
`!. \,,..>-=''´ _,,.. -='''´ / _,,,,,... -= !\
,イ i|!,,.. -=''´ _,,.. -==''' /-=='''´ i
_,,-= ''''´ _,,,... -=='' _,,.. -=='''´ | i
,,.. -=''´ _,,.. -=' _,,.. -='' ´ | i
--===''' ´ _,,,.. -==''' ´ | i
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
10 :◆vsQyY1yD2Q
/;;;;;!゙`''〜^〜ァrr--'゙`'~´''ラヘ;;;;;;;;;;;!
|;;;;;;l 从リ |;;;;;;;;;;| そうだ、ラダトームに行くのは どうだ?
.|;;;/ ヽ |;;;;;;;;;|
|:::|∠ニ'==ァ 、====ニゝ〉;;;;;;| あそこからアレフガルド中に
/ | '´.旬`ヽ :::::´ 旬`丶 |/⌒.l 熱を届けてるんだろ?
| r| `  ̄´'"l ` ` ̄´ ´ ト`l.|
l l .l l > /\ こう、管を通して。
.ヽヽl .' / /|. \
.`/| ヽ ^,.- 、 ,.-、 l-'´ .| ',-,,_
_ -‐.../ ヽ -=ニニ| | | ヽ/ . | ∨ "''-,,
_,-‐ " / lヽ ー-|― | .ヽ―| /ヽ ∨ "'
,,、-‐ ''"´,,、-‐ ''" . ./ | . \ l_ |/|_| |.、| .∨
/ /_,-‐ " / |. /⌒',--|. | / | / / ∨
./ l / | ./⌒/ .\|_∨ .し `/| ∨
,,、-‐ ''"´ .l,,、-‐――――-‐''"`"''ー-l. lヽ._.,  ̄ `,' l ∨
 ̄ ̄ ̄ ̄ ´  ̄ ̄ヽ__ ヽ__| ̄ ̄ ̄) .,'./ / ̄
 ̄ ̄ヽ \ . ̄/⌒l ̄ ̄´ `―――|/ / _,,
 ̄ ̄ l . ヽ | / ̄´/ `ヽ、 .|―――― ´ー'"
,,,-'´`ヽ、_____,.,-, l |―´ |ヽ-.´) l /
,,-‐''"´ l | .マ ..l / \ | ,,.-'´
`― ´ `lー――´"'' 、
\ ヽ | `ヽ、
\ \
ヽ ヽ
ヽ ',
. | ',
| ,,,、 -‐ '''''" ̄ ̄ }
|__,,、r''" ,,、 -‐''''´ ̄ ̄ヾ
|_,,,,、ィ'''" ',
,r,''ヽ;;;;i′ `'===ュ、 ,ィ'"l´
l l `';;;! '''‐ェ;;ェ、 r'エ〈 二つの水晶が生み出す熱ですか……。
ヽヽ.' '' l、 !
. ヽ、_, (ニ、 .,、」 l ……無理ですな。
,,|. ,.ィ='__ュ、!
/l l '´‐''´ ` /
--i´ ヽヽ ´ .ノ
l ヽヽ `''ー- 、、、r‐<
ヽ ヽヽ /! `iー
. ヽ ヽ \ // |
11 :◆vsQyY1yD2Q
/ ̄ ̄\
__ノ ヽ、,_ \
(●)(● ) |
(__人___) | どうしてだ?
|` ⌒´ u. |
| | ムー帝国時代は
ヽ .イ それでオリハルコンを精錬してたはずだろ?
__「ヽー'ーー"/7_
_, 、 -― ''":::\::: ̄ ̄:::::/::::::ヽ、
/;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`'ー、
丿;;;:::::::::i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ、
i ;;;;;:::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::'、:::: !
/;;;;;::::::::::::::::!::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: i:::::: |
l ;;;;;::::::::::::::::::|;;;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: |::::: |
\ \
ヽ ヽ
ヽ ',
. | ',
| ,,,、 -‐ '''''" ̄ ̄ }
|__,,、r''" ,,、 -‐''''´ ̄ ̄ヾ
|_,,,,、ィ'''" ',
,r,''ヽ;;;;i′ `'===ュ、 ,ィ'"l´
l l `';;;! '''‐ェ;;ェ、 r'エ〈 あの水晶は、太陽の光、月の光を集めて
ヽヽ.' '' l、 ! それだけの熱を生み出すのです。
. ヽ、_, (ニ、 .,、」 l
,,|. ,.ィ='__ュ、! 闇に閉ざされた今のアレフガルドでは
/l l '´‐''´ ` / オリハルコンを溶かすだけの熱は出せません。
--i´ ヽヽ ´ .ノ
l ヽヽ `''ー- 、、、r‐<
ヽ ヽヽ /! `iー
. ヽ ヽ \ // |
12 :◆vsQyY1yD2Q
\\ /:::::::::::::::::::::::::::::::::::く
r'::::::::::::::::::::;;:;;:;;:ッ、:::::::::::)
\ レ''''jr ''" lミ::::::::く なら、俺達の世界なら どうだ?
| 〈ミ:::::::::ノ
\ |、_ ャー‐__二ゞ ヾ::∠、. 太陽も月もあるし
`` ゞ:}  ̄'互.ヾ }:j んL ムーの高炉も二つ確保している!
l/ """"´` )ノ∧
=-- / l (ノ |
== `弋"__,....._ ! ! Y⌒Y⌒Y⌒
゙、`ー‐' ,' \
''"´ ゙、 ̄ / ,' \
/ ヽ__/::;' ,' ノ `ヽ
// ヾ_,'∠..,,__
// // /´
‐…‐ ミ
Σ 〃 ヾ
l __,、 、__,ノ |
l O ◯ |
| | それだ、阿部さん!
| (__j___)
l |__| _/
___ _/⌒〉
〈V^ xく⌒L
/l」/__
」 xく⌒^ \
| } i `、
| } l `、
| } | `、
13 :◆vsQyY1yD2Q
\ \
ヽ ヽ
ヽ ',
. | ',
| ,,,、 -‐ '''''" ̄ ̄ }
|__,,、r''" ,,、 -‐''''´ ̄ ̄ヾ
|_,,,,、ィ'''" ',
,r,''ヽ;;;;i′ `'===ュ、 ,ィ'"l´
l l `';;;! '''‐ェ;;ェ、 r'エ〈 ……申し上げにくいのですが
ヽヽ.' '' l、 !
. ヽ、_, u. (ニ、 .,、」 l 私は、かつてラダトームから神器が奪われた際
,,|. ,.ィ='__ュ、! 神器を再び作れないかと、ラダトームに招聘された事があります。
/l l '´‐''´ ` /
--i´ ヽヽ ´ .ノ その際にムー帝国時代の技術についても調べましたが……。
l ヽヽ `''ー- 、、、r‐<
ヽ ヽヽ /! `iー
. ヽ ヽ \ // |
\ \
ヽ ヽ
ヽ ',
. | ',
| ,,,、 -‐ '''''" ̄ ̄ }
|__,,、r''" ,,、 -‐''''´ ̄ ̄ヾ
|_,,,,、ィ'''" ', その時に分かりました。
,r,''ヽ;;;;i′ `'===ュ、 ,ィ'"l´ ムーの高炉は大まかに分けて二種類あります。
l l `';;;! '''‐ェ;;ェ、 r'エ〈
ヽヽ.' '' l|!|il l、 ! ムー帝国本土のものと、それ以外の世界中の植民地のもの。
. ヽ、_, (ニ、 .,、」 l
,,|. ,.ィ='__ュ、! あちらの世界でオリハルコンを精錬できるのは……
/l l '´‐''´ ` /
--i´ ヽヽ ´ .ノ 今 は 海 の 底 に 沈 ん だ 、 本 土 の 高 炉 の み な の で す 。
l ヽヽ `''ー- 、、、r‐<
ヽ ヽヽ /! `iー
. ヽ ヽ \ // |
14 :◆vsQyY1yD2Q
/) ̄ ̄\
/∠___ ヽ、,_ \
/ / ,-イ)(= )!!! | そうか、サマンオサとかシャーマンのところは
l / /(__人___) | 元はムー帝国の植民地なのか……。
l ', `⌒ ´ u |
', ', | オリハルコン精錬なんて大事な技術は
j ノ /|_ 本土で独占して当然だろ、常識的に考えて。
_∠⌒ヽ j, _、___ ィ/::\__
___/ ...:::::::::::ヽV ̄ ̄ ̄:::::::::::::::::...´´''' 、、、 _
/::::/ ...:::::::::::::::::::: 〉::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::..... :::::..\
| ::/ ...:::::::::::::::::::::::: /;;;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: /::::::::::::::: l
\ \
ヽ ヽ
ヽ ',
. | ',
| ,,,、 -‐ '''''" ̄ ̄ }
|__,,、r''" ,,、 -‐''''´ ̄ ̄ヾ
|_,,,,、ィ'''" ',
,r,''ヽ;;;;i′ `'===ュ、 ,ィ'"l´ オリハルコンを扱えるのは 「神に選ばれた証」
l l `';;;! '''‐ェ;;ェ、 r'エ〈 生み出されるものは、どれも強力無比だったそうですからな。
ヽヽ.' '' l、 !
. ヽ、_, u. (ニ、 .,、」 l そりゃ植民地に渡しはしないでしょう。
,,|. ,.ィ='__ュ、!
/l l '´‐''´ ` / それが信仰心によるものだったのか
--i´ ヽヽ ´ .ノ 保身によるものだったのかは
l ヽヽ `''ー- 、、、r‐< 今となっては分かりませんが……。
ヽ ヽヽ /! `iー
. ヽ ヽ \ // |
15 :◆vsQyY1yD2Q
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
農具や釣具にも使われていたというオリハルコンが
ムー本土だけじゃなく、植民地 全てで使われるレベルで普及していたら
∧ ∧
(,,゚Д゚) DQ3世界には、もっとオリハルコンが残っていると思います。
/ |
〜( U U
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
16 :◆vsQyY1yD2Q
_,,..-―――‐-..,,_
,..-''"::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`''-、
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
/::::,..へ、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/::::/ `^〜ァrr,.、_,,..-ァ=彡ヘ:::::::::::::::::',
/::::/ ,リ|} ヾ::::::::::::::i
l::::/ ,ィ圭fx.、 i::::::::::::::l
/´.l ´ ̄ヾミメ、 _,,,.、 |::::::::::::,'
| h.| '、・)`ヽ`` ィf斗芸圭斗ゝ .l::::::::::/
| リ|  ̄ ‐' ヾ ′、´・)`ヽ ,'´`.y'
/::ヽ_| .::} `  ̄ .,'/、/ やらない夫……どうする?
_,,..从リリ,| ..:::/ i //ノ/
r''" / ./ l ヾ_ツ U /_//、
_../ // ', , - ..,,_ /::::::/ `''-..,,_
_,,..-'" / / ', ヽ.__ ) ./i从リ `"''‐-..,,_
/ / .\ // .| ∧ `ヽ
. / l \ < ./ | ∧ ∧
/ | | \__ ..< / .| ∧ ∧
. / .| | / | .∧ ∧
/ | l / .| ∧ ∧
l ヾ / /| ∧ .| ∧
', \ / / | ∧ l /
',―-..,,_ _,,..-' |、 ∧ / /
_',  ̄`ヽ、 / |. \ / / l
\ / l `¨ ;: | \./ ./ .|
\ / | l | \ ./ ヽ
, -‐―- 、 , - ― - 、
/:: :: :: \ヽヽ、 ./ ̄ ̄ \ //:: :: :: :: :: ::ヽ
.|:: :: :: :: :: ::ヽ、:: ヽ、 /__,.ノ ヽ、,_ \ ,-/:: i:/::/⌒:: :: :: ::|
v:: :: :: :: :: l:|Y⌒ 、`、 l ( = )( = ) l-'´:: l:: /::l '´:: :: :: :: :: ::/
v:: :: :: :: ::l::ヾ:: :: |:: :: :l. (___人___) .|:: :: :: 〉レ´:: :: :: :: :: :: ::/ どうする……って
l:: :: :: :: ::|:: ∧:: ::l:: :: l ` ⌒ ´ 'J |:::::::::::Sレ‐i:: :: :: :: :: ::/ やる夫に連絡するしかないだろ。
v:::lヽ:: ::|::l:: ::`ヾ_ i |;;-っ´:: :: |:: i:: :: :/:: / 常識的に考えて。
l::|;;l:: ::|:::!:: :: :/:.ヾ =', /L,/´ヽ:: :: ::l::|::/:: :/
';!::l:: ::|:: :: ::/:. :.,,>》'ヽ、._,_/:::ゞ ヾ、 ヽ;; :: |::l:: :/ ここまでくると もう
';:: ::l:: :::/:. :.ヽ'´:.i`ヽ:. ニ二ニ :./ :. :. v:. :. l::|:: :: :/ 俺達の手に負えないだろ。
i:: :::l:: /:. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :!::l::l:: :/
∨:::|::/:. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. v:l::/
|;: :レiヽ、:. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. |、/
∨ l :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: Y
ヽ:: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: ::|
17 :◆vsQyY1yD2Q
, -─-、 , -─-、
,| ○ ガライ ,r''“ ̄ ゙̄'i __ _,,───、 /゙ □ } _,── 、____
{ \ `ー---- ' \_l / _, `ー, _ \ .l´ / \
,l ∧∧∧∧_, --──、_ _/ .「 } / / \ `ー´ { ∧∧∧∧ ヽ
. { ∧∧∧  ̄ .`ー´ / !、 } __ | ∧ ○ ∧ |
\ ∧∧ □ 魔王の爪跡 ヽ .--、 ヘ_ ノ √ ゙! ゙i /
`ヽ ∧∧ | { 〉  ̄ ,┘ } \ /
广 \  ̄ _ `ー- ' | ̄ヽ ゙l ∧∧∧∧∧
/ ゙L , -'" ヽ !、 j \ ∧ \
. ] __ | { \  ̄ ___ \ ヽ
. ヽ / > \\_ \ {_ } } }
`ー─ 、__「 ___∧∧∧∧ ∧∧ \ "'- 、`ー ' / /
/ ̄ヽ _∧∧∧∧∧ ∧∧∧ } ヽ ゙┐ {
l,  ̄ ̄ _ ∧∧∧∧∧ ∧∧__/ ,l / ヽ
_> j | ∧∧∧ _ ∧∧∧ /.√ ]
l 广 L ラダトーム / ヽ _,..-'''" ゝ、 ∧∧∧∧ /
!、 _r─'″○ } ○ ,r─´ `ー--、_, -'" \_ □ , -'"
l l´ 漁村 / __/,,r──,、 `ー-―´
. ヽ__/ ____/ ( ̄ ,-─□∧∧ヽ_ ,---─'' ̄ ̄`--──----、 __ ◇ / ̄ヽ、
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
サ ク ラ の 国
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
.\ `ヽ ゚N,∧∧∧∧,l″ \_ ∧∧∧∧∧ ゙i
‘"'- 、 / _, ---、 `ー--−" \ ∧ |
\_ fニ,,√ /´ \ /二二i ∧ l
___ ヽ_ ,-‐´ ____ ', .[ 'l,○ ∧ |
/ `丶_ ヽ `ー 、 f∧∧∧\ \ \二二/∧ /
/ \ } \ __,-─´ ̄ \ ヽ、 ∧∧∧∧ 〈
{ ''″ } /∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧ \ \ ∧∧ {
| } ` ┐ ∧ `l_ ヽ ∧ }
`} ∧∧∧∧∧∧∧∧∧ノ __/ ∧∧∧∧∧∧∧∧ ∧∧ l ∧ |
/ ○ ,l ̄ ,───´ ∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧ \__} |
ヽ_ ,/ .(ニニニニ ∧∧ __ ∧∧ /
コ { (ニニニニ ∧ ,--─´ ./ ∧∧ __ /
, -'"  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄// ∧ / ̄、 .,--─´ ∧∧∧´ `ヽ____/
{ ∧∧∧ (二_二∧  ̄ ̄\\ ○ ∧∧∧j
| ∧∧∧∧∧ ∧∧∧∧∧ / ̄\ \\ ∧∧〈 ̄ ,r'" ̄ ̄ ̄ ̄\
ヽ ∧ ∧∧ ∧∧ / \ ∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧ | ∧∧∧ ゙゙l
.{ ∧∧ ∧∧ / ヽ、 ∧∧∧∧∧ / \ ∧ ○ ∧ /
| ∧∧ / ヽ ∧∧∧ / ゙l /
ヽ ∧∧ / `-、____○_/ \ /´
`ヽ , ─‐´ `ー ´
`──--、ノ ゙̄─―‐″
18 :◆vsQyY1yD2Q
【 サクラの国 精霊の館 】
[]ニ立ニニ立ニニ立ニニ立ニニ立ニニ立ニニ立ニ[]
/ ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; \
rzzz_rzzz_rzzz_rzzz┐ / ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ;\ ┌zzz_rzzz_rzzz_rzzz_rzzz
||‐─||‐─||‐─||‐─|/; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ;\ ||‐─||‐─||‐─||‐─||‐─
d‐─d‐─d‐─d‐─V二二フ二二二フ二二二フ二二二フ二二二フ二二二フ二二フ;d‐─d‐─d‐─d‐─d‐─
 ̄ ̄ || ̄  ̄ ̄  ̄;| | ̄|  ̄|  ̄| ̄ ̄| ̄|  ̄|  ̄| ̄|  ̄|  ̄| ̄ | ̄| | ̄| ̄| ̄|  ̄ ̄  ̄ || ̄ ̄ ̄ ̄|| ̄
|| |_|_|__|__|__|_|__|__|_|__|__|__|_|_|_|_|_| || ||
__|| _____;|| rzzzzzzzz |||| ||| || ||| |||| ||;;____||____||_
ΠΠΠΠΠΠΠΠ|| || ;;; ;;;;;;; ||| |||| ||| || ||| ||||ニニニニニll; ||ΠΠΠΠΠΠΠΠΠΠ
ヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ;;ゞ ;;||| |||| ||| || ||| ||||;;;;;|;;;;;|;;;;|| ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ
; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ;;||| |||| ||| || ||| ||||;;;;;|;;;;;|;;;;|| ヾ; ;ゞ | ̄| ヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞ
ヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞ;;||| |||| ||| || ||| ||||;;;;;|;;;;;|;;;;|| ; ;ゞヾ | ll | ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ
; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ;;;;ゞヾ ||| |||| ||| || ||| ||||;;;;;|;;;;;|;;;;|| ヾ; ;ゞ | li | ヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞ
ヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞ;;||| |||| ||| || ||| ||||;;;;;|;;;;;|;;;;|| ; ;ゞヾ | il | ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ
; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ;;||| |||| ||| || ||| ||||;;;;;|;;;;;|;;;;|| ヾ; ;ゞ | ll | ヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞヾ; ;ゞ
从 从 从 从 从 从 从 从;;||| |||| ||| || ||| ||||;;;;;|;;;;;|;;;;|| ;;从 | li | 从 从从 从 从|
X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒ヽ ||| ||||  ̄ ̄ ̄ ||  ̄ ̄ ̄ ||||;;;;;|;;;;;|;;;;|| X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X⌒X
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
19 :◆vsQyY1yD2Q
【 精霊の館 内部 】
_
||:|:|:|≧s。.,_
||:|:|:|:|:|:||:|:|:≧s。.,_
||:|:|:|:|:|:||:|:|:|:|:|:|:||:|:|≧s。.,_ ,ィ
||:|:|:|:|:|:||:|:|:|:|:|:|:||:|:|:|:|:||:|:|:|:||≧s。.,__________________________________,ィグ
¨ ┴ L_:|:|:|:|:|:||:|:|:|:|:||:|:|:|:||:|:|:||::| |:| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ||::::|/
,_  ̄”“ ┴ . ⊥L_|:||:|:|:||::| |:| ||//
 ̄¨ == z。.,,_  ̄二ニ||::|ZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZ||::::|
: {ニニニニ}  ̄”¨“:| ̄ |:|:|  ̄||丁丁丁i|::|丁丁丁丁|:|i:| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄.:|i|丁丁丁丁丁丁丁|丁丁|| ||::::|
: | | :| |:|:| ||⊥⊥⊥i|::|⊥⊥⊥⊥|:|i:|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|i|⊥⊥⊥⊥⊥⊥⊥|⊥⊥|| ||::::|
: |¨¨ ̄| :| |:|:| ||丁丁丁i|::|丁丁丁丁|:|i:| :.:.:.:.:.:.:.:.:.(⌒ヽ:.:.:.:.:.:.:.从|i|丁丁丁丁丁丁丁|丁丁|| ||::::|
: | | :| |:|:| ||⊥⊥⊥i|::|⊥⊥⊥⊥|:|i:| :.. ..:.. .. (⌒ ) _)ァ'´爻ハ|i|⊥⊥⊥⊥⊥⊥⊥|⊥⊥|| ||::::|
: | | :| |:|:| ||丁丁丁i|::|丁丁丁丁|:|i:|:.. . . .__,、-'^^´/:.:.:乂ハ|i|丁丁丁丁丁丁丁|丁丁|| ||::::|
: |──| :| |:|:| ||⊥⊥⊥i|::|⊥⊥⊥⊥|:|i:|ミ``~´:.:.:.:.:.:.:.:.:.__:.:.:. ハ爻|i|⊥⊥⊥⊥⊥⊥⊥|⊥⊥|| ||::::|
| ̄|襾|__|_ :| |:|:| ||丁丁丁i|::|丁丁丁丁|:|i:|ミミx_,、-‐''^'ァ'´: : ``乂爻|i|丁丁丁丁丁丁丁|丁丁|| ||::::|
|_|以二二二 | .r<>. ||⊥⊥⊥i|::|⊥⊥⊥⊥|:|i:|二|::|┳┳┳┳┳┳┳=|i|⊥⊥⊥⊥⊥⊥⊥|⊥⊥|| ||::::|
::|:|]]]]]||]]|」三|ミ彡彡'^ヽ .| | ||丁丁丁i|::|丁丁丁丁|:|i:|::::||::|┃┃┃┃┃┃┃ :|i|丁丁丁丁丁丁丁|丁丁|| ||::::|
::|:|]]]]]||]]]]]]」|ミ彡'从__ノ | |_||┴┴┴i|::|┴┴┴┴|:|二二二二二二二二二二|i|┴┴┴┴┴┴┘|┴┴|| ||::::|
::|:|]]]]]||]」」⊥| (_)笊_{莖} -‐ | | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄:|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄~|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄___ ̄||::::|
::|:|¨,__ ̄| = _| ̄ ̄ │ _| | == =_,.、-‐  ̄ ̄ ¨¨¨ ┴-- ---- ,..== || == | ̄ - _ ~ - _ .
::|:|===:T =¨ | _ ┴  ̄ ≧=≦__,.、 - ¨ /,|__||___| ¨|¨ ̄|
::|:| ¨_」 -  ̄ , . : _,. -=ニ ¨_ //:| : ̄: ̄: ̄: ̄: ¨ ‐ ,,_ |__,|
≧≦⌒ , . :..' ´ _ -|i:i。o≦三三三二二ニニ≠===------ _ //|i:|リ.: : : : : : : : : : : : '/, : :  ̄ :\\
, . : ' ´ -=ニ二_,|i:i|i:|ニニ==----- --==ニニ二三三三三三三三ミxi:i:i:i|i:|' ,.:::' ____:_:_:_:_:_:_:_: : : '/, : : : : : : :\
 ̄¨¨_二 == __ ,|i:i|i:|‐_‐_‐_‐_‐_‐_‐_‐_‐_‐_‐_‐_‐_‐_‐_‐_‐ ̄ ̄二二''Yi:i:|i:|.:'::' /: : : : : : : : :.:..:/ : :'/, : : : : : :
_,. : ´  ̄_‐_‐ ̄_‐_‐_‐_‐_‐_‐_‐_‐_‐_‐_‐_‐_‐_‐_‐_‐_‐_‐_‐_‐_‐_‐_ |i:i:|i:|'′/:_:_:_:_:_:_:_:_:_:_:_/ : : '/, : : : : : :
/ ̄ ̄\
/ _ノ ヽ、_ \
. | ( ●)(● ) |
. | (__人__) │ ―― という訳で
| `⌒ ´ |
. | | 妖精の笛も、王者の剣作りも
. ヽ /
ヽ / 問題が発生しただろ。
> <
| |
| |
20 :◆vsQyY1yD2Q
,.......::::::::: ̄ ̄:::::::::::....
,..:::´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`:::..
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
':::::::::::::::,:::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::V::::::::::ヽ
/::::::::::::::/:::,:::::::::::,::::::::::{::::::::|:::::::::::::}:::::::::::::::'.
.'::::::::::::::/:::/:::::::::/:::::::::人::::::|:::::::::::,::::::::}::::::::::l
/:::::::,:::::::{::/:/::::::/::::::::/ -- V::::::::::/:/:::ィ:::::,:::::}ー
'::/:::/::::::::: |::|:::イ:/::/ 从::::イ:/ ⌒|:::/:::/
/:イ:::/ :::::::::: |:::::::::/イ ,ィf亢ミ ィ亢ミj:/::イ
|:∧:::::::::::::|::::::::::::::| ゞ ソ ゞノム::::::| 一筋縄ではいきませんね……。
/从:::::::: 八:::::::::::::'. ' {::::::::|
∨::::{:::∧:::::::::: '. ,:::::: | 王者の剣作りの方は
乂::∨::∧::::::::: '. っ イ::::::::|
/ ∨{:∧::::::::个 . イ::::::::::::::| メルキアデスおじいさまに
{:. :._:./ :.'.:::::::::}--、≧ー ´⌒∨::::::::: | 相談した方が いいでしょうか?
/:. :. :.\:.:∨:从:. :. :. ⌒\:. :.} :::::: 从
{,-<:. :. \:\:::'.:. :. :. :. :. :. :. :ヽ、:::/
/ \ ` <:\:\〉:. :. :. :. :. :. :. ノV
/ } }<⌒ <:.__,.イ/∧ヽ
' | | |: :` < \:__:/∧ ∧ '.
/ | | |___>、{__}_}_}' ∧ ∧ '.
, | / ̄ />-、〉 r、 ∨⌒} } '.
/⌒Y
. -─x__/ /
xく / / / ふむ……妖精の笛については
/ ヽ∠ / /、 混沌の欠片が足りんから、真実を絞り込めんな。
├ v‐} }/ ∠|_|_,ハ
{ {__,X´ス /| T( 考えられる可能性は3つ。
∨, >‐'ヘ \l_i| _/
// / |\ Y^i〈 大魔王軍が奪って、どこかに隠している。
ゝ/ ′ | ̄`ヽ.リ } 大魔王軍が奪って、既に破壊している。
|ー个一'!::::::::::::::\
. /| | i |::::::::::::::::::::ヽ r 、 そして ――
/i | | i |:::::::::::::::::::::/ \トr‐‐、
. //i | i .′ j::::::::::|:::::::::{ __/ て.ノ
// | i/ /::::::::: |::::::o:| / ゝ一'
// i |/ / :::::::::: |::::::o:|/⌒ヽ }
21 :◆vsQyY1yD2Q
_ _ _
rァfッ'斗分分分分チモ_
__f彡イ>r''"´ ` "'' ミメ-、
__f;ィ升≠シ''/ . ヽ `ヾ、
_{i:辻;ッ少′/ , / l ゜ \
{i:辻メツ/ / , | ! : ゜ ヽ ヽ
{辻メリ/ .′ |:l ||| | |:l |! ぃ, ヽ :,
{辻リ/, ::l |:| ||l 川 |.| l| l:! :. :,
({i//.: / ,::|l |:| |l/// |:| |! l:|! }i \
に二ニ//′/ /:/{l l:| l'//:: ,. 斗ヒニカ j:l| l:| ! lv′
,xf// , /:; / /;尤二工!... /:::. . 爻示利`リカ| |:||l|
{三三彡(7/ /// ,: /戊f“ユ示ミ 弋zツ ,':'/ :′|:|||_| ―― 実は奪われておらず
,x少x'/:' ,:' /// 、弋zツ |「`く_;!´
{三彡'/.:/\//,ハ`ヘ, ' 人、 ` 、 今もマイラにある、だな。
:/.:/.:::/.:`/ :`7\ /|l:: :\ ', \
/.:/ ..:/ /..:: ::; ':::::/:;>ッ, _ ´ . ィ、_∨\:: : ヾ\ \
/.:/ ..:/ /' .: ::,;イzzx'ェy=弌、`,不、 レ┴‐}'^i: ::.ヽ:: : \` 、 、
/.:/' .:/ // ..: :;/チ幵に迅rfチうケ;:|vヘ;^ヽ/⌒力こ}l幵ふ;.\ \ ::.、
/.:/'//.:/.::/ .:/ん'幵(こ;ハ人_,;∠{:{土マムイ`ri升'::::;ハ幵幵}:: . ヽ ヽ:::.
/.:///.://'/://|チ幵{r/i/乂,/_从__マムイ:i:i/:::,:'幵幵幵l、::. ', |::::}
.:/ /.://.://'::/;ィif|チ幵た!//:i:/:i:i:i/i:iN:i:i:i/V/i:i/:ニソチ幵幵幵ハ;:::. ∨::/
' /.://.: ::///.::/チ幵幵{::r|/:i:/:i:i:i:/:i:/:i:i:i/:i:/:i:iた;ノ幵幵幵幵刊::::. ∨
/ .::/.:/ .:: : //'::: :: :{幵幵幵r'::_|:i:/:i:i:i:/:i:/:i:i:i/:i:/i:i/:::/チ幵幵幵幵刊::::: |
22 :◆vsQyY1yD2Q
_ノ\_ L
( ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
マ r \
/ ヽ
ジ { `\ / ハ
〉 ,‐-‐、` ._ _ .i
か / r:oヽ` /.:oヾ丶 |
{ {o:::::::} {:::::0 } |
よ | ヾ:::ソ ヾ:::ソ / l
!? ヽ::ー/.. ,ヘ `i l 長老が隠してるって事か!?
-tヽ/´:::::::::ヘ__/ `、_ノ l
. J i / l
ヽ / l
`ー´ l
l
. l
. l
/
. /
- <
/(:_: : : : : : : : : :/ /, ′ ,/ ハ Yi :. |i: : : :| : : : : :.\ / \
,: :厂ト=‐-: :_:_:_:/, / / / 〃 l:l | li l |i: : : :|: : : : .:.:.:∧/ {_
i/ / /: : : : : : :7/ / / ′ l:l | |i l |i: : : :|: .: .: .:.:/ / /{ヽ l「::|
| / / : : : : : : // / / |! |:l l:l | |i l |i : : !: : : :/ // }::} |i:::|
Yi : : : : : : ;// / .: |! |:l l:| _|_|i_l_,ハ: : : ハ; : / /´ ヾ::Vi:::/
':‐-=ニ二:i| ' ′i:| |! |:l l:| ´ l「}リ_/ `》: :/: ハノ { ├=彡
‘.: : : : : :i| l| l:| . ‐十,_ Lト ¬┘ xf芹芋ミ'くハV: /:{i { ∠二\
. ‘ : : : : i| l \l:l/ xf芹ミ, 〃 んtハ }/ ハV: :/ 〉 \ /:::::厂〉::{
\: : i| l 从レ〃んtハ 弋,_rツ / ∧V / \_人 l::::/ /{::/ それも考えられるが
\:Y { {i圦ヾ弋rツ ^ ´ / ,/ ∧/ / \\じ' /:::}′
`iト 、ヾ:. ^ ´ , /// / 〈 \ . ::/ 君達が聞いたという
八,\ \ j} ^彡ァ/ /个x 、じ′ 奪われた時の状況。
7⌒八 f⌒ヽ /, ,イY:::|: i \_厂\
. / /{ /\ ^¨´ // . イ||:i: :|: |: : : i「: : : / もう一度 言ってみたまえ。
/ ' }{ |> . ,,イ.:-=ニニ⊥」_|:i: :|: |: : : i|_:/
く / __,」し‐┴ ‐= ァーr…ァ^⌒¨¨ ―-=彡 }|:i: :Lぅ: /
>'⌒rく ___/ 人_/⌒\ 厂^\¨^
/:::::::::八 ー=彡 /l ト、 ー' /:::::::::::::::\
/:::::::::::::::::::::\ //:::|i \ ´〉:::;::::::::::::::::::::..
.′:::::::::::::::::::::::〈 / }::::|i {ト- ┬‐=彡://::::::::::::::::::i
23 :◆vsQyY1yD2Q
/ ̄ ̄\
/ _,.ノ ヽ、_
| ( ○) (○) 大魔王軍が襲撃してきて
| U (___人__)
.| __ノ__ その時に奪われたって……。
| _/ ___\ヽ_
、 '-/____ヽ |
ノ 、 ._'-〈 、ヽ |
,´ ヽノ} |
/ { /
./ / / {
,..ィf⌒77⌒/ス
.ィ:ヽ..ィz―――-xイ\
/:_j/// ハ、ヽ\ 、\/ス
{// / / }.!i:} iヽ ヽ \:〉
/ ./ / / / 川 } l l }ヾi
/ / / / / // ! / } } ! i|
/{ { i{__|__/_// //-ノ‐ ノ .j !lヽ
(ハ 、 i.rfテテァ ィテナ7 / / i|ノ どんなモンスターにだ?
丶..._ 、 \`゜ , `´<ノィ /lヽ
_l TΤ、 _ イl |ハ.| 翼を持っていたのか?
__,ィニF:| .|'、 ≧ァ-<フス.l l|l| 影に潜むモンスターか?
x┴x、‐{/ ノ:リ! |ー(_((人ノ_)_)イ| f^i‐、!
{ f´/)┘//:}‐| |:|::|::l::i:::i::l::|:::|.| {ー{::::ヽ
i /フ i/::::::ソ |:|::|::|::|:::|::|::|:::i!| {フ::::::/i
l / /::::::/ |::|::|::|::|::|::|::|:::i ト、 \::::::::)、
、 V^)::::://| |Y^Y^Y^Y^Y)!i ム ヽノ<))
∧ }ハ_ノ/リ| |二二二二二:||/:::::`ー--イヽ
}∧( }ー\:| ト ――,、―‐ァ||:://:::::::::::i::ハ
〈_ ∧( } ヽ 〉}`ー-┴┴--イV/::::::::::::::::〈 i
// { ( Vノ:.:.:.:.:.:.:.:| |:.:.:.;.:ノ/二ヽ:::::::::/\i
. 〈 ヽ ノリ:.:.:.:.:.:.:.:.://:._/ /-、_ ヽ:/::::/|
____
,. ‐''"´ ` ー- 、
/ \ \
,イ \ \::: : \
/ / ! :| :|ヽ\ \:::::. ヽ
,' .:/ .::::/ ,' :,' .::iハ . ヽ:::: :::ヽ:::::. ヘ
i .:/ ::/ / ::/!: .::,' | |∨:|ヘ:::: : :::ヘ:::::::ハ
| .:,' / .:/ ::/,' :::/ |:.! |:.:| |∨::::::::∧::::::i、
| .::i:./ .:::::,イ _/:_;ノ リ l`ーf‐-、::::::::::ハ::::| !
|/:|/ :/,ィ"´/:.:/ / |/'_」」. i:`: :::::::|::::| |
,ィ| / ::::::/i,.>''"アiヽ /´::::}`.|:::::::::::::l::::| |
/ | ,'::::/{ rT{::::::::::r ! {:::::rリ ‖:: :::::/ト、ハ|
{ | {::/::::::ヽ|:|乂、_,ノリ ヾ之' ,'|::::::::,'. | 乂
ヽ | |,' |::::|::::|`ト! ''' "´ 、 ハ|::::.::i ! `''ー‐ 長老様が言うには ――
i |::::|::::l::::|ト、 /:::|:::::::| ヽ
ハ:: l: ::|::::|::::iハ \ (⌒) .イ:|!:::ハ:::::|
∧: !::::i:,.-、「|∧ > 、 _,. <:i::|:::|:::::.ヘ:::ヘ
/::::: _厶イ ./ |:.:.|` ー-L>、:::::::|::|:::|:::::::::.`iー\
. />< \ ヘ. i:.:.i ,'!ハ| `<ュ」::|::::::::.:.∧ `ー
. ,イ-― 、` 、\ ヽ|,イ /_||__〉 ハ`ヽ :::::.:.:.∧
/ :: :: :: :: \ \`'''" `''ー-イ>=<ヽ | !:: ヘ:::::.:.:.∧
,i :: :: :: :: :: :: :\ \ く/,' ハ ト、\ ` | |:: :: }:::::::.:.:.ヘ
. /:| / ̄\:: :: :/:ヽ ヽ // ,':: ヘヽ ) | |:: :/!:::::∧::.:.ヘ
/::::| :: :: :: :: :ヽ::/:: :: ヘ ヘ く/ /:: ::.∧. | |,イ/:::::::::::ヘ:::.:.ヽ
24 :◆vsQyY1yD2Q
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
∧
┌、 | || /|ヽ
ト、\ | | | ,r───-、 | | //ト、
\\ヽ!| | / \ | / / //
\__Lレ' ∨// /
i〜〜〜@〜〜〜〜「 ̄ ̄
|/⌒ヽ、, 、、_/⌒! ├、
∧─┰ ─┰ /ヽi あの時の戦いは激戦でしてな。
Y r‐、_r─-、 レ'
| i(lllllllllllllllllllト、 ノ わし自ら先頭に立って戦わねば
\ ,イ´ マイラは滅んでいたでしょう。
┌──-、 `ー‐ァ‐─-' `十──---、
`ニニ_ \ /\ ノ | \ ようやく大魔王軍を追い払い戻ってくると
`T ヽ/\ ヽ/ ├──‐‐ヘ \ . わしの家で祀っていた妖精の笛が……。
ヽ ヽ/ | \ \
\_____,/ | し、_ノ おそらく戦いの最中に
r─‐┤ ト、 モンスターが忍び込んだのでしょうな。
/// `⌒⌒⌒⌒⌒ ヽ
////川i ii iミヽ
/ヾレ巛巛川川川川川川リリリ!
| 、/`ゞW人八从川川リリ
|、、ヽ | | |
小ヽ、 | \ ヽ
ト、′〈 ヾ、ヽ `ー、
| ) \ ノ
| / _| /
⊂,__」 (__ノ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
____
,. ‐''"´ ` ー- 、
/ \ \
,イ \ \::: : \
/ / ! :| :|ヽ\ \:::::. ヽ
,' .:/ .::::/ ,' :,' .::iハ . ヽ:::: :::ヽ:::::. ヘ
i .:/ ::/ / ::/!: .::,' | |∨:|ヘ:::: : :::ヘ:::::::ハ
| .:,' / .:/ ::/,' :::/ |:.! |:.:| |∨::::::::∧::::::i、
| .::i:./ .:::,イ ::_/:::/ リ !斗f‐-、::::::::::ハ::::| !
|/:|/ :/,ィ"´/:`` / |/'_」」. i:`: :::::::|::::| |
,ィ| / ::::::/i,.>''"アiヽ /´::::}`.|:::::::::::::l::::| |
/ | ,'::::/{ rT{::::::::::r ! {:::::rリ ‖:: :::::/ト、ハ|
{ | {::/::::::ヽ|:|乂、_,ノリ ヾ之' ,'|::::::::,'. | 乂
ヽ | |,' |::::|::::|`ト! ''' "´ 、 ハ|::::.::i ! `''ー‐ ―― って、言ってたよ。
i |::::|::::l::::|ト、 /:::|:::::::| ヽ
ハ:: l: ::|::::|::::iハ \ ´ イ:|!:::ハ:::::|
∧: !::::i:,.-、「|∧ > 、 _,. <:i::|:::|:::::.ヘ:::ヘ
/::::: _厶イ ./ |:.:.|` ー-L>、:::::::|::|:::|:::::::::.`iー\
. />< \ ヘ. i:.:.i ,'!ハ| `<ュ」::|::::::::.:.∧ `ー
. ,イ-― 、` 、\ ヽ|,イ /_||__〉 ハ`ヽ :::::.:.:.∧
/ :: :: :: :: \ \`'''" `''ー-イ>=<ヽ | !:: ヘ:::::.:.:.∧
,i :: :: :: :: :: :: :\ \ く/,' ハ ト、\ ` | |:: :: }:::::::.:.:.ヘ
. /:| / ̄\:: :: :/:ヽ ヽ // ,':: ヘヽ ) | |:: :/!:::::∧::.:.ヘ
/::::| :: :: :: :: :ヽ::/:: :: ヘ ヘ く/ /:: ::.∧. | |,イ/:::::::::::ヘ:::.:.ヽ
25 :◆vsQyY1yD2Q
-=_-、 ,r
, r.'' "" ''_ `ヽr/_,,_
/_,..‐''"~_,, `ヽ、<´,,`_
/r'" , -''",.-、\. ヽ、 、ニゝ
/ / / .\ `、. ヽ、ヽ
/ / . / `、.`、 \.l
l .l l__,,.. .- ,,_ . ', l .`、
i _,.'''" ヽ、 l l ',
r.'" _,..-.、 ヽ / ,'
,' , r'/ .l::::::::::::::ヽ、 ヽ /
i、,r''":::/-‐"リ、:::::::,:::ノ`.ト、 \./
,.r' !::l:::l/Y'lか `"''.'',`_‐ i:::::ヽ .〉
/ . ,r.l:::l::;r‐、`~ , イか ',:::::::\ ./
ヽ ( l;r' `, ' .`_',,_./::::::::::::/'"} つまり、誰も
`、. `、' }.rニ.、 ,´ .i:::/:r''",.rノ
>、.', .,'、.ー-' l '、 .,r'/ 妖精の笛を取られたところを
/ \>', ヽ、_ニ/ ノイィヽ 見ていないという事ですね。
/ .,ィ' i .l ノ´‐,' ,.<.'",r''" ',
/ /.,' l ` ‐ .7_,.,',_,,.'' l ト .l
/ /,'.ノ l`、._ ノ-.,,_l _l .l`、 .l
,.r,"/ .' . l l l.__`、__,-''" l l l`、 l
/ / .l .,'..l,r'_'、,.l.', .,' `' ',、 .l
/ ,' .l 、. .l ./ .l l´ }} l .', ,' ',`、',
i l .l .l. .l ./ l、ゝ'ノ.l '、 .,' `、',
! l l l .l.' .,'´.()`''l .〉 ,.r'7 .',.',
l .i .l..l .l ,'` 、 .l ./ / ,' .l .l
', ', ,' ', .l ,' ` 、l / .,' l ,' .,'
, '"  ̄ `ヽ
// ^ヽ ',
.///f / j ヽ ヘ !
ノイl | レト'Vハ斗ト、_>
lハj | ○ ○ |レV 戦いの どさくさで
ノ火ヽ"V ̄}"/゙) {
// 匸 }>示iくこ八. 人間が取っていった可能性もある……?
.// ! / /《小.》「`ヽ ヽ
V{ !ヽノ {: ト-イi }
レl∧く 人__j /八/
/ `7´/ l |'´
.`‐r</__!」
| / /
26 :◆vsQyY1yD2Q
/ ̄ ̄\
/ ノ \ \
| (●)(●) |
. | u.(__人__) .| ちょっと待て、妖精の笛だろ?
r、 | ` ⌒´ .|
,.く\\r、 ヽ ノ あんなの大魔王軍以外が持っていって
\\\ヽ} ヽ /
rヽ ` ヽ / ァ'´ヽ どうするんだ?
└'`{ . \.| / i
ヽ、._ ヽ、_,r' .|
`ヽ、 /' |
`'ー'´
____
/ \ やらない夫、やらない夫。
/\ ,_. \
/ (●)゛ (●) \ 「妖精の笛」 じゃなくて
| (__人__) U | 「村に伝わる宝」 って考えたら どうだお?
\ ⊂ ヽ∩ <
| | '、_ \ / ) それは買い取れないとか
| |__\ “ / 言われないお、多分。
\ ___\_/
/ ̄ ̄\
/ ノ \ \
| (○)(○) |
. | u.(__人__) .| ……あ〜。
r、 | ` ⌒´ .|
,.く\\r、 ヽ ノ それは盗もうって考えるヤツが
\\\ヽ} ヽ / 出てくるかも……。
rヽ ` ヽ / ァ'´ヽ
└'`{ . \.| / i
ヽ、._ ヽ、_,r' .|
`ヽ、 /' |
`'ー'´
27 :◆vsQyY1yD2Q
/ / | ハ (こ|::i|こ) |
/ ' i| | | (こ|::i|こ) !
' | i| | i| | | (こ|::i|こ) l
| i| l| | l| |i i | | (こ|::i|こ) !
i| | | || l| | l| i| i || i | | (こ|::リこ) l
|| | | || l| ,リ-‐l|_T|「 ||_l_| | (こ|/xソ l
| | ||=‐- 八 ´// ,斗-‐=芋ア| |i У::く l もはや これまでと思った誰かが
、 八 八 l」L二. _ミヽ __// 〃 rし::;リ |i | |i 〃:::/:/\ l
\ ><`ヾ「 rし心 ゝ‐=' ^ 八 '|i l:::::::|::ト、ノ | l モンスターの手に渡らないように
ヽ| {/ハ ゝ-‐′ / / |i l:::::::|::| | || 持ち出したとも考えられるな。
. || { } , /_//_川:::::::|::| | |八
八\ \八 /i | l::::::ル' | | | \
ヽ >く 丶、 ヽ フ イ | | ̄| | | | \
川_| i> イ 厶-=ァ-‐ァ>ァ-┴=ミ \ ヽ
〃:::::::`アアT⌒≧=≦、-‐<  ̄う-‐ァく/⌒ア.:::::::::::::::丶、 ヽ ハ
/.::::::::::::〔 {_「 ̄/.:::∧::::.\y'⌒'<こフ:::/⌒ア.:::::::::::::::::::::::::\ |i
/.:::::::::::/〔 {んく〈::::ん'ヘ::::::ノ`Y⌒ア:::::::/⌒ア:::::::::::::::::::::::::::::::::::\八
/.:::::::::::::厂У `77⌒|:::|こし:::::/.::::::/⌒ア:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\ ヽ
/.:::::::::::::/ `ァく_,/ /'⌒'|:::|/.:::::::/.::::::/⌒ア{:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| |
,.r、ヘ'"~"ヽ
/ } } `、~"ヽ
/ ヽ、ノ ノ `、 ヽ
レ'ヽ、 `< `、 `、_
,'::i::::,ri`、. .\ ', `、`ゝ
`、レ‐-',::::`、 . \. ', トゝ
j 乃`、l::::\ . \ j .リ`i
l l:::::::::::\ ヽ_,.ィ リ
l.-、 l:::::::,':::::::::ヽ .ノ.ヽ!j、.|リ その場合、マイラの外に持ち出されたか
<"~ `、_ l:::::/i,、::_,-<`' ,ヽ
\ . l::::l /`.l::::/ / ,.r`,rフ' もしくはマイラの どこかに隠したかの
>、l::::l、 l::/r' ,.r'"./<._
/ .l \\レ .,.r' / _,,ノ`ヽ、 2つの可能性が考えられますね。
/ `ー- ` >.' ^`<_,.-''" .`ヽ、
/ .y / .ブ< \ 、j \
イ / . / l.r'.ヽ', \ `、 .\
,r' _L - ‐-、 / / _,,.、ゝ'ノ-‐‐ ''",.r''"''`', _,,_-‐‐-_,,_l_\
/ ) // /-''" `ー .,,.・' ',_ \ { ` ヽ
l r‐''" / / ` 7、 .,,_ ',`, ヽヽ_ .}
', `.ー.' .,./ ∧.', "'''-.._ ..∧ ',. `ー' ./
`、 .// .∧ .',.', ,'.,'`.,-、 ,.ィ' ', .} ,r'
\ / / ./ ',..',.', ,'.,' ,' ',''" ', i /
`-/ / .', ',.', ,'.,' ,' . i ',i./
./ _,,ノ/ ',...',.', ,'.,' ,' i`、 .i
/./ ./ ', ',.二二' .,' i `ヽ、 .i
/' ./ i i i ヽi
./ / i i i i
28 :◆vsQyY1yD2Q
/ ̄ ̄ ヽ
/ ヽ
/ ヽ
| _,.ノ '(ゞ、_|
.| ( ー)ヽ ヽ マイラの中を捜索しないといけない。
.ノ| U (___人_\\__
/ | `⌒(⌒_ \ でも、見つかるとは限らないって事か……。
{ .ヽ. し「、 \
{ ト `ヽ. ___´ノ ヽ、 i
.| | | / /
---
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\
,.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..
. /:.:.:.:/:.:.:.:{:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\:._
':.:.:.:.:{:.:.{:.:.{:.:. -----}:.:、:.\=ヽ
i:.:.:.:才笊:.W{\:.:}:.:.}:.:.:}、_:.:.:ヽ
|:.:.:.:.:W{__ヽヽ xぅ示7:.}:.:.:| ̄)ノ
|:.:.:.:.爪うヅ `¨´ }: }:.:.:|  ̄ でも、やらない夫達の世界の 『DQ3』 だと
|ハ:.:.:圦"" ' "" .イ: }:.:.:| 妖精の笛は、マイラの中にあるんでしょ?
{ }ヽ: 个 。. ニ イヽ: :}__ |
}: :}: :{ィf' _{ ノ }: } /..\. 村の外は暗闇とモンスターで危険なんだし
. i:} ''}: :{ v'/ノヽ./}: }'...../}
从. }: :{ } ´rノ .}: }/......| こっちでも そうなってる可能性は……。
. /:.:ハ }: :{ _{_ 八 .}: }./...... }
. /:.:/} }乂{..} ̄ミヽ..... ヽ}ノ..........∧
. /:.:/ ,: }......./.............\.... /...........':.:.:.:、
. /:.:/ /:.:.:,.../................../.../.........../:.:.:.:.: \
/:.:/ /:.:.:.:.v................. /.ノ............/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\
{:.:.{ {:.:.:.:.:.:}................/ {............../:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.ヽ:.\
):.:.}ノ:.:.:.:.: 乂........ノ.....}...........∧:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\\:.:、
r.:.:. ̄:.:.:人:.:.:./...... ̄.... /........../.........、:.:.:.:.:.:八:.:.:\):.)
--=ゝ:.:.:.:.:.:.:.:.:.へ .............../............ /..............ヽ:.:./ \:.:.:]
( r-=彡へイ/:i:i:i:i≧=-ァ................./______):{ (:.:ハ:.:)
_斗r≦⌒Y:i{:i:i:i/:i:i:i:i:/- ' ̄ \../:i:i:i:i/:i:i:i:i:i:{:.{:i\ r-_彡'__
ノ。r≦ニニ ゝ<:/:i:i斗ゝ_{ 、. 、 ∠):i:i:i:i:i:i-=ミ:i:i:i斗=彡'ヽ ニニ=.≧、
{ニニニニニニニYニニニニ7≦ニニ==- -=ニニニニニニ}ニニニニヽ
`¨¨´ \ニニ'ニニニ/ニニニ≦ニニニニニニニ=-… -=ニニシ
\ニニニニ{ニニニニニニニニ=- ¨
\ニニニ.{ニニニニニ=- ¨
`¨¨¨´ ` -=ニ- ¨
29 :◆vsQyY1yD2Q
r'⌒Y⌒Y¨ー、 __
_/\厂i -┴ー┴─'- 、/⌒i
/、__ノ__人_ノ⌒ー'⌒ー─、__\`ー 、
ノヽ/ ./ / / , ,′ \ しヘ\ /‐、
〈 厂~/ ,/ / // ヽ \ しヘヽ/__
{/ / / / // ! ヽ ニ〕
/ / / / // | l| i ',ニ〕
. / / / i i l | l| | l iニ〕
i i i| |l | ! | l| | | | |))
| | || |{ |:l :| l| | | | |))
| | |{ ¨≧x. {ハ l _,,斗< / //\ それについては、笛だけでなく
∧ ', ',fTモミx  ̄x==モ丁 / // lヽ 〉 人についても調査したまえ。
〈/ 〉、 \ヽ弋zソ ゙ 弋zソ / ,′ //}|_|
| {_/\ > . 厶___//__!_ その前後で おかしな行動をした者。
| , --/~八 /~{/::::::::::::::::`:. 或いは いなくなった者。
|/::::::::::И 个 {ヽ イ─〉::::::::::::::::::::::::::\
/:::::::: r‐┴─‐} .> ニ < Y゙\(:::::::::──-::::::::::: ',. 混沌の欠片が集まれば
. /::::::::::: しヘ ヽ \´/ ./!:l、\._〉人 `ー'¨ー- 、_::ヽ:::::::}. また何かが見えてくるかもしれん。
′::::::::::::::::_}_ノ、/ 〉ーi l | iー'\ _r`T ‐ ) \ \\:|
. {:::::::::::::::‘,{─ 、 :|\/_| | | |_}__/: __> / / }ヽ ':::‘,
/|:::::::::::::::::::\「¨.∧ : :! : |_| |_|l: : :.( ‐-.( / / 〉} ',::::i
. / .|:::::::::::::::::::::::::\!ヽ}: :|: : :|: : :||: : : : :ー-' i`ー=´__// し、|:: }
. / l::::::::::::::::::::::::::::::`ー‐、|: : :|: : :||: : : : : : |、 | l` ─‐/ lY:/
/ , :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::} : : |: : :||: : : : : : | Y ! .しi ! !'
(⊃ ̄ ̄\
(⊃ _ノ \
(⊃ ( ●)(●)
| (__人__) ああ、それは闇雲に笛を探すよりは良さそうだろ。
| ` ⌒´ノ
| } \
/ヽ } \
/ ヽ、____ノ )
/ . | _/
| / ̄ ̄(_)
\ \ /| JJJ (
\ / /⊂_)
30 :◆vsQyY1yD2Q
____
./⌒ ⌒\
/(●) (● )\ 他に何か手は無いか。
/::::⌒(__人__)⌒::::: \
| |r┬-| | あと、鍛冶屋の件も
/´ ̄``゛'- ._‐´ / こっちで考えてみるから
| ___) \
| \ マイラの方は お願いするお!
|  ̄)
| | ̄ ̄ ̄
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ●)(●)
. | u. (__人__) やれるだけやってみるが
| ` ⌒´ノ
. | } 本当にマイラに笛があるかは分からないだろ。
. ヽ }
ヽ ノ だから、あまり期待しないで欲しいだろ、常識的に考えて。
i⌒\ ,__(‐- 、
l \ 巛ー─;\
| `ヽ-‐ーく_)
. | l
31 :◆vsQyY1yD2Q
, ‐ ´  ̄ ̄ `ヽ、
/ 、 、 \
,.'./ .:/ ;小:.. ヽ:. :\:.:.ヽ
. //:.:.:.:/.:./:. ./ i ヾ:.:.丶:. ...ヾ:ー'、
//,':.:... :.:厶:./- ヽ 弋:.‐\:.:.:. 丶:\
! |:l:j:.:.:´/ ィ天t、 ィ天女、-、:.. ヘ、:.ヽ まぁまぁ、そんなに難しく考えなくても いいじゃない。
! | :.!.:.:.:ハ´ち;;;j ち;;;;j !K }ヽ:.、.! ヽ!
ヽヾj:.ノ小 `::::. ' ::::´ ハイ: |`リ ノ 皆に協力してもらえばいいんだから。
、_ノイ:..:.:リ;:ゝ-‐っ ー- イ:.l::|:. i |
/´/:.:/ ‐<>.、 _., .イ_.l:.:l::|:. i | ほら、調査とか得意な人も いるでしょ?
/_/∠ ァ┐l !ノーソノl  ̄ ヽ、」::|:. .:i:ハ
, ./´ `∨イしリ / ハ / ヽ ̄`ヽハ
/ |====、∧/ >‐/{ヽ‐‐< l l ヽ r/7-、_
, ' / / / 7〃 {{ヾ〉\ |/ ̄ | 厂し' / /┐
. / / / / {{. \ | | ,/=(_/_/_,人
| / / イ o. {{ \| l/ 'ヾ、/
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( 一)(●)
| (__人__) られっか夫。
| `⌒´ノ
| ,.<))/´二⊃ それに、きめえ夫と ねらう夫もだな。
ヽ / / '‐、ニ⊃
ヽ、l ´ヽ〉
,-/ __人〉 そうだな、あいつらに任せるだろ。
/ ./. / \
| / / i \. 適材適所的に考えて。
|" / | > )
ヽ/ とヽ /
| そ ノ
32 :◆vsQyY1yD2Q
, '"  ̄ `ヽ
// ^ヽ ',
///f / j ヽ ヘ !
ノイl | レト'Vハ斗ト、_>
lハj | > < |レV )) その調子、その調子♪
(( ノ火ヽ"V ̄}"/゙) {
// 匸 }>示iくこ八. やらない夫は温泉にでもつかりながら
// ! / /《小.》「`ヽ ヽ どっしり構えていればいいんだよ。
V{ !ヽノ {: ト-イi }
レl∧く 人__j /八/ だからマイラに戻ったら一緒に入ろうね〜 ♥
/ `7´/ l |'´
`‐r</__!」
| / /
____
/ ヽ
' u. ',
l |
| ≡ ≡ |
|/// ///| お、おう。
| (_ 人 _) |
、 丿
ヽ , ´
/ (
/ '、
,
, |
i |
| |
| |
| |
33 :◆vsQyY1yD2Q
/\ー―、_ /|>_
< >-、 _ ̄ヽ^、 ̄ー、 ,―-、 ___ __ __ __ ,― ̄)/ ̄ __ ./丶
\∠/ヽ ヽ~\ ヽヽ D ) | ._ | /| ┌__ll' ̄'l「 `、|~| .l' ̄'l| || || // /7__//// |\)/ /
ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ、 ´、| || | | | (~l| ∩||. .| || | || || || |二(_´ ̄ ) ././ | |\/
ヽ ヽ ヽ_」 .l、 ',~', | '' .| .| U || U || .|`、 | |U |l、 || l二',-ニ/ / / / | |
ヽ/ヽ _/ヽ. ', ',__|__|~|_| `―-.^゙,ニフl.ニl.、ロ b ∠、二' .L_/(__/ | / /\|
< L- ̄/V二/´-'―`ー´` ̄ `ー' `―``―、__ノ | / /
ヽ∠― ̄ \__./
やる夫はDQ3の世界で生きていくようです
第187話 「失われた伝説を求めて」
/rゝ_‐-.、 イ .ィ
乂r::::__ゝ\ |レ' /
_ .. -─'── - 、 rー..、|' /ーr-ォ
' ´ \::!::V:::/ |:_j___
/ ::::::ヾ:::l ///ヽ::ヽ
' / ヾ::::::V/∠ __ |::/
/ イ ィ' ト., V !::::::ト///´`ヽi'
/! _/_|__./ トi j __ゝ \ |/l ハ/⌒i
/ ' / /j_.| l` |ハ.ヽ. `., V /::|
/ l l / イ::レ、 \ヽ_ゝ_ ヽ,. \|_
i l |: ! r::::::j イ:::::ヽトi|\ ハヽ
| ノイ | ゝフ r::::__ハ├、\ /:: i|ヾ!
(_/ | ハ :::::: ー' | |ヌ,レ/l:::: イ.ノ
/ ハ-ゝ ′ ::::::: | レ'l::/!:::/::j
、 _,j/ ' ゝ. ` ´ . イ< ヒ-―_フ
| ` r ´ | l `<
| ! ヽ ___ | l ,/ `
| | ´ | レ' !
| ∧. |〃 l
、/ __.!_. i ,
レ´/ /、r--_ー─==='7 /
! ' / /-, : : : `''ー : :.:/ /
ゝ _ イヽ. : : \:: : :./ /
`T: : \: : \: : : : :/ /
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/180507674
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック
http://blog.sakura.ne.jp/tb/180507674
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック
■ 収録シリーズ
各シリーズのインデックスへは、こちらからどうぞ。
ドラゴンクエスト4コママンガ劇場 1日1本365日連続更新 挑戦中
ファイアーエムブレム グルニア流離譚
やる夫はDQ5の主人公に転生したようです、ただし双子で(完結) 最終スレ
やる夫はDQ3の世界で生きていくようです(完結) 最終スレ
悪魔召喚師 やる夫と悪魔のいる日常(完結) 最終スレ
やる夫でラストバイブル3(完結) 最終スレ
ニセ予告・短編/自援絵
ニセ予告『魔神殺しの風騎委員 世界平和は業務に入りますか?
〜勇者と魔王の魂を受け継いだ俺ですが、そこまで責任持てません〜』
→小説本編 【1巻発売中!】 毎週 日曜に更新しています。
ニセ予告『異世界混浴物語』 →小説本編(完結)
※ 小説本編は 『小説家になろう』 に掲載されています。
※ 投下・更新が延期される場合もあります。あらかじめご了承ください。
各掲示板へは、こちらからどうぞ。
やる夫deLiveAAA板・管理スレ/LiveAAA板避難所・避難用スレ/小説系掲示板
そこになんの違いもありゃしねーだろっ!!
でも他の一般男子も一緒だと問題だな! 不思議!
>オリハルコンの精錬作業
うーむ…最悪…ロト紋で使ったアレに頼ることになるがどうなることやら…。
手つきやめろwww
ただでさえ南中さんの登場で場が微妙になってんのにw
てか農具とか釣りの道具とか技術の無駄遣いじゃね?
それともそれこそ一振りで畑一面耕すとか、
そんな飛んでも機能をもってたんだろうか?
昔の鉄は貴重で鍬とかは木製だったって聞いてたし基本貸し出しだったって話だから
今の鉄並みに溢れてたんだろうね昔は
釣り具で釣ったモンスターを一撃鍋にシュゥートエキサイティーングぅぅぅみたいな
錆びた鉄のスコップじゃまずろくに穴掘れない。疲れるだけ
錆びを落として、研いだスコップだとサクサク掘れる
使った後のスコップは泥を落として綺麗に洗ってよく水分を拭き取っておかないと
錆びて手入れが大変なことになる
研いで使うのでだんだんスコップは小さくなるので消耗品
その後チタンかなんかの新しいスコップ買ってきたら、軽くてもっとサクサク掘れた
これだけ道具の質で仕事の能率が上がる
錆びなくて頑丈で軽くて破壊力のあるオリハルコンなんてもんあったら
仕事道具としての需要は高いと思う
錆びにくい素材なら手入れも楽だし、手入れ道具だってただじゃない
摩耗しにくいなら消耗していくスピードも遅くなるから買い替えのめんどくささもない
手になじんだ道具を長く使えるってのはありがたい
釣りの道具にしても、今も昔も最高級素材・ハイテク技術・職人技濃縮した一点ものの需要高いから
きっとオリハルコンなんてあったら、海釣り必須素材あたりになってると思う
それこそ消耗品だろこんなもんって思う釣り糸ですら超技術で作られてるし、魚釣るなら切れにくい糸は欲しい
ちがうのだ!(掛け算の前後的に)
オリハルコンを使用することによってメンテナンスの手間を軽減させてたんだとしたら、無駄どころか賢い使い方かもよ
子供は養子でもとればええんやで勇者ない
夫さん…
パタリ□のマラ化は男性ながら妊娠・出産したぞ。あとは分かるな?
今度、太閤立志伝で鍛冶プレイするときに名前使わせてもらおう。
準にゃんと温泉入って無反応の方が異常(確信)
阿倍さん小泉ぐらいじゃないかな
これを見て思った
謎多きもょもとだけど
・ダーマ神殿でマリナンに名前を変えてもらった
・アバン流をマスターしている
・フィンガーフレアボムズを使える
原作より成長して大人になったダイ本人だったりしないよね?と妄想したけど
お断りがグランドクルスを使ったときにキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!!
的な反応だったからないか
こう序盤にあった内政チート感とか旅してる感だいぶ減ってきたな
クライマックスだからだろうか
準にゃんの出典元のアニメ版(ひょっとして黒歴史?)で
気落ちした主人公が入浴しているところに準にゃんが入ろうとしたのを悪友ポジが止めたのを思い出した
やはり何か問題があったんだろうなあれは
やらない夫と違って
そう考えると料理人が包丁にこだわるのもわかるよね。
んでやらない夫はもう準にゃんと添い遂げる覚悟を決めたようだ…祝福せよー!
農具や釣り針に使われてたのはアイテム物語に記載がありますよ。
なんでもオリハルコンの農具を使うと豊作が約束されて
釣具の方は豊漁になるみたいです。
このあたりも「本土で独占」に説得力を持たせてるかと。
決定的な描写はないが結ばれててもおかしくない感じなんだよな
>あの時の戦いは激戦でしてな。
>わし自ら先頭に立って戦わねば
>マイラは滅んでいたでしょう。
本当なら実はすごく強い? というか天然のスーパースターという可能性が?
ダンス()で敵を弱体化させ、味方には力を与えた見たいな感じで。
普段踊りで村人を鼓舞する(元気づける)のもハッスルダンスの効果とかの可能性が・・・・・・
あの踊り子の姿だし・・・
しかし、準にゃんはチャンと男湯か・・・
騒ぎにならないと良いけど・・・(家族風呂と言う混浴の可能性も微レ存?)