やる夫よろず: ４章『魔道都市カダイン』（３）

■ 収録シリーズ

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2019年12月30日

４章『魔道都市カダイン』（３）

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i!i!i!i!i!|　　　　　　　　Ｖﾍ　　　　　　　　　　　　　　　　|￣　｢三二,.ｘ≦}┬r=＝
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 :.:.:.:....Ll

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ∠二二二ﾆｭ。＿
　　　　　　　　　　　　　　　　 ,へ　　　/二二二二二二二ュ、
　　　　　　　　　　　　　「＼-ミ:＼ /￣　　─--　　_ﾆﾆ二ﾑ
　　　　　　　　　　　　　　 l　　＼＼＼==--　　__　　　｀　　.ﾑ
　　　　　　　　　　　 i　　　,.-`　＼＼ﾆ二二二≧=-　__,. ＜＞-:Y
　　　　　　　　　　　　　 i　／　　　,.　´＼＼_二二二斗::::＞ ´　_　--:T
　　　　　　　　　　　　　 _|, '　　　　/　　 , -､ i-z====へ´　　　く　　　　′
　　　　　　　　　　　　　 / ＞-.　￢,.　　{　．} i　, - ､　 ‘,　　　 ‘，　 /
　　　　　　　　　　　　７≧=-　_`　＼__ゝ-'∧ { ・_ﾉ　　 j＿　;.!　‘，/
　　　　　　　　　　　　 ,!--─‐　　　　　　｛::::::｝ヽ　＿___ノ　　(_j　　 ',
　　　　「､￣￣￣￣￣,l ＿　　　　　　　　 i　　　　　　 ─　￣｀ﾟ ,　.i　　　やる夫がガーネフ派ぁ！？
　　　　　|{:}　　　　　　 {::｛　｀　　＿　　　l　　　　　　二_￣｀ヽ　i　|
　　　　　|{:}　　　　　　{::{:!- __　-'´　　` ､__L　--─-　 _　　｀丶　　l　l 　　ガーネフって、あの魔王ガーネフか！？
　　　　　|lﾉ　　　　　　 Ⅵ:.　 i　　 l　　　　　　　　　　　　＼　　　ｌ /
　　　　 └───── ７:∧ {＿＿　　　　　　 ’　　 +　　,∧ 　　 //ヽ
　　　　　　　　　　　　 i::{　{:ﾄ､　　　￣　‐-　__　　　　　 } 　〃　　',
　　　　　　　　　　　　 |:{　 Viく＼　　　　　,､　｀　､_　　　ノ,. r'’ 　　 ‘,
　　　　　　　　　　　　 |::.　　V>' マ弋‐‐ '　ゝ--z_　 -z≦/ {　　　　　 i
　　　　　　　　　　　　 ∨　／...........冫7　 _,..,_　〈ニ斗へ／へ、　　　｜
　　　　　　　　　　　　＼.............../､_-=´ー一ヽ}_ 入........＼／/>x ´￣｀、
　　　　　　　　　　　　　 { .＼....../＜ﾆ「＝＝ T二彡∨.........>'ﾆ7　　　　　',
　　　　　　　　　　　　　 ,:i　　 `´　　｀ー──_ -rz____V／ｲﾆム　　　ﾉ
　　　　　　　　　　　　｛ム　　　　　　-z=　￣　　∨二二二二≠ゝ--- ´

63 ：◆vsQyY1yD2Q
　　　　　　＿＿＿_
　　　　　／　　　　＼
　　　　／　　 _ノ　ヽへ＼
　　／　　　（ ―）　（―）ヽ　　　やる夫的には「顔怖いけど、気の良いおっちゃん」だから
　　 .l　 .u 　 ⌒（__人__）⌒　|
　　＼　　　　　｀ ⌒r'.二ヽ<　　　「魔王」の方がピンと来ないお……。
　　／　　　　　　ｉ＾Yﾞ r─ ゝ、
　　/　　　,　　　　　ヽ._Ｈﾞｆﾞﾆ、|
　　{　　　{　　　　　＼｀7ｰ┘!

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　´: : : : : : : : : : : : : ｀
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　　　　　　　　　　　　　　|:!: :.:. : :.:.:.:.:| : : : :ｉ: : :.〈　/心ﾐ　　　　　ﾄ､__ lｨ′
　　　　　　　　　　　　　　| ! :.:.: : .:.:.:.ｉ| : : : :ｉ: : :.| ｀ゞ:ﾋ　　　　　　'¨` /:|
　　　　　　　　　　　　　　| l:.:.:.:. :.:.:.:.:i| : : : :ｉ: : :.|　　　　　　　　 {及!/: ′　　誤解されないように説明しておきます。
　　　　　　　　　　　　　　| l:.:.:.:.: .:.:.:.:i| : : : :ｉ: : :.|　　　　　　　　'.｀¨/: :,
　　　　　　　　　　　　　　｀ヾ:.:.:.:.:.:.:.j| : : : :ｉ: : :.|　　　　　　　　/　':.:.:,　　　　カダインでも、ガーネフをこう言えるのは
　　　　　　　　　　　　　　　　＼:.:.:.:.j| : : : :|ｖ: :.|　　　　　　　　　ｲ:.:. !
　　　　　　　　　　　　　　　　／'.＼;i| : : : :| v.:.|　 -=====　／:.:.:ji:.|　　　　コイツだけですから。
　　　　　　　　　　　　　　　／　　＼　＼: :j|　Ⅵ､　　　　／:.:.:.:.:.ハ!
　　　　　　　　　　　　　／-､　　　＼　ヾ| 　lﾘ＞---∠.;:.:.:.:.:.:/　l|
　　 -―― ､――‐… ´: : : : '.　　　　　＼　　 / ､　　　　ヾ:.:.:/ 　 |
　/: : : : : : : : ヽ : : : : : : : : : : : , 　　　　＼ / 　|　　　　　｀′
. ′ : : : : : : : : : '. : : : : : : : : : ∧　　　　／／__} |､
/ : : : : : : : : : : : : '. : : : : : : : : : ∧　　／､//:::::::ﾊ|: ≧ｰ- ､

64 ：◆vsQyY1yD2Q

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　∠::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/::ソｿ／::/::/ﾉﾍヾ!ヽ:::::::::::｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　/!::(　　 ) ━ (　　　　)、::::::::::::::::｀、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 iﾉ　￣ ´ ｀　　￣￣　｀!::::::::::::::::::ゝ　　　ところで、その話を聞いたら
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 !´　　 ,へ、　　　　　　ヽｿ::::::::::::::ﾉ　　　ひとつ疑問が……。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　　　¨　　　　　　u.　　ｿ:::::::::::::i
　　　　　　　　　　　　　　　　　　i　　______　、　　　　　　丿::冖:::::/　　　ハイエースって、カダインで学んだ知識で
　　　　　　　　　　　　　　　　　　! /::::::::::::::::::::＼___、　　　　６ﾉ::ソ　　　　作ったんだよね？
　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼:::::::::::::::::::::::::::::::::⌒´´／::::::ｿ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::_ﾉ　　　　　　……つまり、ガーネフも作れるの？
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│::::::::::::::::::::::::::::::::::::│:::ﾉ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│:::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾉ

　　　　　　　　　　＿＿＿_
　　　　　　　　　／　　　　＼
　　　　　　　／　─　　 ─　＼
　　　　　　／　（●）　（●）　＼　　　ああ、それ無理無理。
　　　　　　 |　　　（__人__）　　　 |
　　　　　　＼　　　｀ ⌒´ 　　 ,／　　　ガーネフさんも、既にあるものを修理したり
r､　　　　r､／　　　　　　　　　　ヘ　　　ちょっと改造したりならできるけど
ヽヾ　三　|:l1　　　　　　　　　　　　ヽ
　＼>ヽ/ |｀｝　　　　　　　　　　　|　|　　ハイエースみたいに、一から作る事は無理だお。
　　ﾍ　lノ `'ｿ　　　　　　　　　　　|　|
　　　/´　 /　　　　　　　　　　　　 |.　|
　　　＼. ｨ　　　　　　　　　　　|　 |
　　　　 |　　　　　　　　　　　 | 　|

　　　　　　　　　　　　 l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/ l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l
　　　　　　　　　　　　 l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l:.:.:.:.:.:/､ l:.:.:.:.:.i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l
　　　　　　　　　　　　 l:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.::.:.:.:ﾊ:.:.:.:./　`l:.:.:.:.lﾊ:.:.:..ﾄ､:.:.:.:.:. ﾊ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l　　　こいつサラッと
　　　　　　　　　　　　 .l:.:.:.:.:.:.:.:i:.:.:.:.ll:.l　l:.:.:.i　　 l:.:.:.:l､. ',.:.:l ヽ:.:.:.:l　i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ｨ:.l
　　　　　　　　　　　　　l:.ハ:.:.:.lヽ:.::l l:l　 i:.:.l　_／',:.:.:l `ヽ､_i__ ',:.:.l　 l:.:.:.:.:.:.:./l l:l　　　自分がガーネフ以上って
　　　　　　　　　　　　　 l f ',:.:.:l　',:.l-l― ヽlﾆ､　　,:.l　 , ゝ:l― ',:.ト､i:.:/l:.:/ヽ l!　　　　言っちゃったよ、オイィ！！
　　　　　　　　　　　　　 .l l　',:.:l､ハl　　　　　　ヽ　ヾ /　ヾ　　',l　　l/､l/`i .ト､
　　　　　　　　　　　　　　'､ ' ゝl i　　　　　　　　ﾉ===〈. 　　　　　　　　//l / /　 ` ‐- ､_
　　　　　　　　　　　　　　ヽ　l .l ＼＿＿＿..／　　　　ヽ､＿＿＿_.／ｲlﾚ /　　　　　　　 `
　　　　　　　　　　　　　　／ヽ　i.　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　,
　　　　　　　　　　　　／　　　 l¨i　　　　　 r, ､ i、　 ,i_ -､　　　　　 /／:.l
　　　　　　　　　　,,　''　　　　　.l ﾍ　　　　　i `ｰ-`=' - ‐''!　　　　　/´ : . l
　　　　　　　　,, ''　　　　　　　　l: .ヽ.　　　　l　, ――‐ ､.l　　　　 ./: . : . :l
　　　　　　　　　　　　　　　　　 .l: . :＼　　　.H　　　　　H　　　／: . : . : .l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　', : . : ヽ.　　l l 　　　 l !　　／: . : . : . : l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ', : . : . ヽ　 ',ヽ.＿__.ノ/　／/: . : . : . : .l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾍ: . : . : . ＼` -----' ／ ./: . : . : . : . :l
　　　　　　　　.　　　　　　　　　　　ﾍ.: . : . : . :＼ニニ／/ ./ . : : . : . : . :l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾍ: . : . : . : . : .＼　＼/: . : . : . : . : .l

65 ：◆vsQyY1yD2Q
　　　　　　＿＿＿_
　　　　　／　　　　　＼
　　　／　 __ノ　ヽ､_ ＼　　　　それと、ラーマン神殿でチキを眠らせていたあの椅子。
　　　／　　（○）　（○）　＼
　　　|　 u　　　（__人__）　　｜　　あれも多分、ガーネフさんがやったと思うお。
　　　＼　　　　|　　|　　／
　　　／　　　　⌒　　　＼

　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｌ＞　　　　ﾄ　 /ﾆ∧　/ﾆﾆﾆ|　／ﾆ/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 Vﾆﾆ＞　　 |ﾆ∨ﾆﾆﾆ∨ﾆﾆニレﾆﾆ/　／/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Ｖﾆﾆﾆﾆ＞'ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆムイﾆ/
　　　　　　　　　　　　　　　　　!＞　ヽﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/
　　　　　　　　　　　　　　＼ﾆﾆ＞ﾆﾆﾆﾆニ＞'"´_,　∨ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ/
　　　　　　　　　　　　　　　＞ﾆﾆﾆﾆニフｨ彡三ミx　}ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニﾑイﾆﾆて __
　　　　　　　　　　　　　　　　＜ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ7 Ｙヽ　|ｌ|ｌ|l 〈ﾆr‐‐ 、ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ＞
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ` ＜ﾆﾆﾆ7´ ､ｌ， j　|ｌ|ｌ|l　}ﾆ!　ヽＶﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ＞
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｀ゝ7　　l ｀¨´-―…┼-ミ　） }ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ＜
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜ﾆﾆｰｧ-'　-- 、U　ノﾆﾆY　 /ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ＞　　　そ、そうなのか！？
　　　　　　　　　　　　　　　　　　￣Ｙ´　　　 i　　ノﾆﾆｿ＿＿＜ﾆﾆﾆﾆニ／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 └===== !　　从从 ................＞　ﾆﾆ/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,...::::::::::l　　　ノ;;;;;;;;;;;;;＞　.............＞
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｒ‐ ､/::::::::::::::}　／;;;;ｨ==‐-ミ;;;;;;;;＞、............＞
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,ゝ、丶 :::::::ノ /;;;;／　　　　＼;;;;;;;;;;∨.................＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　　　￣ _ムィ　　　　　　Ｖ;;;;;;;;;i........................
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 {　　　 , 　´ 　　　　　　　　ｉ;;;;;;;;;;|.......................
　　　　　　　　　　　　　　　-－…‐-　ヽ __／　　　　　　　　　　　　 |;;;;;;;;;;|.......................
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /|;;;;;;;;;;|.......................

　　　　　　　　＿＿＿
　　　　　　／　　　　　＼
　　　　　／　　　　　　　＼
　　　　／　　　＼ ,　, ／　＼　　　あの魔道器械、改造されていたお。
　　　 |　　　（ー）　（ー）　 |
　　　　＼　 u. 　（__人__）　,／　　　あれができるのは、やる夫以外だとガーネフさんぐらいしか……。
　　　　　ノ　　　　｀ ⌒´　　＼
　　／´　　　　 _i⌒i⌒i⌒i┐ ヽ
　　 |　　　　ｌ　（ l　/　/　/　l
　　 l　　　　l 　ヽ　　　　　 /

66 ：◆vsQyY1yD2Q

　　　　　　　　　 ∧　　　 ∧
　　　　　　　 / 　 ,　　/ 　',
　　　　　　 |　　∨/　　 |
.　　　　　　　人__,I斗---ミﾉ
　　　　　／::／:/:::::::::::::::::::::｀丶、
.　　　　／/::∧::::::::/:::/::/∧::::::::::::::..
　　　　　 ::::,':::::|::ｌ:::|::/::// 　Vﾊ:l::::::::|　　　チキちゃん、そうなんですか？
.　　　　　 |:::{::::::|::|:::|jﾊｎ　　ｎﾉlﾊ::ﾉ
.　　　　　 |小:::∧|:::l{　U 　　 U　ﾉｲ|
. 　　　　 |:/＼(|:::|ゝ'''　　　　''' 〈::|ﾊ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 , -‐- 、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _,. 　-‐-'　､ : : :ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／: : : : : : : : : :.ﾄ､ : : : 、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／ : ＞(●)＜: ＼l.:.:ヽ : : '
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／/::.r:|: :ﾄ､V : i:~｀: : |: : l: ',: : ,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　￣/ : l.ﾊ__! ヽ: :ﾊ/ﾚi:.:|.:..:.|.:.:l : l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,'.:.ｌ.:.:.|　　　 V .○ | :lﾌ.:.|: :i: :l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |/{:＼|､○　　　　　i:.:!.:.:.i : ,:.:l　　　よく覚えてな～い。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 V.:.ﾊ　　　t'ﾍ　　ﾉ:.!.:./:./ : |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ:ゝ .__ｎ_　イ: /::/ / : : |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾚ､:|V| Kr- l: :l/ﾊ/: : : :|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｀/{　ﾉﾆﾚﾉﾆﾌヽ: : : |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾄﾉ lﾌ￣|￣|　 i: : : l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　i　　　ゝ_ｌ二|ｿﾙｿ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　{　ﾉ　　　　 |　 |

67 ：◆vsQyY1yD2Q

　　　　　　　　　　　　　　{⌒¨¨¨¨¨ヽ　　　　　 ,　-──一'⌒}
　　　　　　　　　　　　　　＼　　＼　＼　＿_/ 　／　　　 /
　　　　　　　　　　　　　　　　＼　　＼__ }---{__／　　　　／
　　　　　　　　　　　　　　　　　｀＞　 "´￣｀　＜＿__／
　　　　　　　　　　　　　　／　　 /　　　　　　＼＼＼
　　　　　　　　　　　　　 /　　　　{　　　　 } 　　＼ﾊ ‘，　　　ねえやる夫、「既にあるもの」って何？
　　　　　　　　　　　　　　　/　　　　/{　　　　 }　　　　 N　 }
　　　　　　　　　　　　　　 {　　斗─ ､　　　　/‐‐ ､　　　}　 }　　　ハイエースみたいなのってそこら辺に落ちてるの？
　　　　　　　　　　　　　　 { {　　∨=ミ＼　 {/===ミ}　　 .}　 {＿＿_
　　　　　　　　　　　　　人{＼{/fラハ　＼{ んハ }　／}　 {　　　｀＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　VV}込ソ　　込:ソﾉイ:}ノ}　　　　　＼
　　　　　　　　　　　　　　 //∧￣　 '　　　￣∠　 }　}------､　　　　ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　//} {　ｎ　　ｎ　　　／__ノ　.}　　／⌒ヽ　　　　}
　　　　　　　　　　　　　 {//} ∨ } ＼ __　イrｎｎ{　　.}　/　　　 }　　　　}
　　　　　　　　　　　　　 {　　/　 {　/　{⌒⌒　ノ}　.ノ /　　　 .}　　　　}

　　　　　　＿＿＿_
　　　　　／　　　　＼　　　　　いや、落ちてないお。
　　　／　　　　　　＼
　　／　　　　　　　　　　＼　　あれは魔道器械に分類されるもので
　　|　　　　＼　　 ,＿　　 |　　　普通は遺跡とかから発掘されるんだお。
　　/　　ｕ　 ∩ノ ⊃―）／
　　(　＼　／＿ノ　|　 |　　　　ハイエースは、そういうのから学んだ知識を元に
.　　＼　“　　／＿＿|　 |　　　やる夫が作ったオリジナル魔道器械だお。
　　　　＼／＿＿＿／

68 ：◆vsQyY1yD2Q
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿__
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〃´￣｀`ヽ、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ┌───　_{{＿___　　 }}
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　'/: : : :／⌒人: : :.｀＼ }}　　　 -──‐-　_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 '/: :∥: : : : : :＼〈乂__､丶`　　　　　　 ⌒＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 '/: {{.: : : : :. :. :. :.>'ﾞ　､丶`　　　　ヽ　　 ⌒＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 / : 乂＿＿＿／／　　　　　　　　　　　　　　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　￣／￣￣./　 /　　＿　　　　　＿　　　　ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　／　./　 /　／ /　　　　　ヽ　｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼／　／'　　|　　　 | 　　　　 /|　　 |　　　 |　　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　 /: : i　　|∧__ｨf灯ﾐ＿＿_ ｨf灯ミ/|　　　 |　　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼__,/ : : И　　　}《 {..//}　　　　{ ///}｀》　　　　　　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 / : : : : 八_／ﾉ　乂.ソ　　　乂/ソ /　　　　　　　　　　遺跡？
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /.: : : : :. :. :.|. 人　　　　　　　　　 /　　　 /　　/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /.: : : : :. :. :./|　个　　 __´｀_______ /　　　 /.|　 /|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　; : : : :. :. :. :/八＿,,ノ,_　/〈　|／ .〉ヽ{＿＿__/　|／ .|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｉ.: : : : :. :. :.:　　{＿_}〈　￣/_人／|＿i{＿__}_ 　　　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |: : : : : : :./　　/ 　 } .〉　{こ乂こ}〈　/　　 }/　　　　 .|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |: : : : ___/　　/　　/./　/　/o{　　 i/　　 /,　　　　　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |／⌒　　　 {.　 /./　/　 { o ゝ　 {　　 /　/.　　　人

　　　　　　　＿＿＿_
　　　　　　／⌒　　⌒＼
　　　　　／（ ●）　（●）＼　　　　　　　カダインの北に
　　　／　:::⌒（__人__）⌒::: ＼/⌒）
　　　 |　　　　　|r┬-| 　　　 |　ﾉ　　　テーベっていう古代都市の遺跡があるんだお！
　　_＿＼　　　 `ー'´ 　　／./
（⌒　　　　　　　　　　　|_,,,ノ　　　　　ハイエースは、そこで見つけた『錬金術』の知識で
　""''''''ヽ_　　　　　　　　　|　　　　　　　作られているんだお！
　　　　　|　　　　　　　 |
　　　　　 |　　　　　　　　　|
　　　　　 i　　　　　￣＼ ./
　　　　　　＼＿　　　　|/
　　　　　　 _ノ　＼＿＿_）
　　　　　　（　　　 _／
　　　　　　 |＿ノ''

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

　　　　　　　古代都市『テーベ』

　　　　　　　　暗黒戦争終盤に戦場となった場所。
　　　　　　　　また外伝リメイクの『Echoes』では、錬金術師フォルネウスの地下迷宮が登場した。

　　　　　　　　なおやる夫は、地下迷宮までは入っていない。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

69 ：◆vsQyY1yD2Q

　　　　　　　　　　　　　　 /:::::::;::::::::::::::::::::ﾊ:::::::::::::::::::::ﾍ
　　　　　　　　　　　　　　　 /:::::::::l:::::::::::::::::, '　ヽ::::::::::::',::::ハ
　　　　　　　　　　　　　　 i:::::::::::|:::::::::::／　　＼:::::::i::::::: i
　　　　　　　　　　　　　 |:::::::::::|_彡'　　　　　　　｀＜:::::::|　　　やる夫がガーネフ以上なのは確かですよ。
　　　　　　　　　　　　　 |:::::::::::|─--=z　〉〈='´￣　|:::::: !
　　　　　　　　　　　　　　　 l::::::::: |弋ﾋ:「　　 ,'　⌒ﾋｿ>|:::::::|　　　　その分、こいつは錬金術専門ですけど。
　　　　　　　　　　　　　 ',:::::::::|　　　　　 l. 　　　 |::::: !
　　　　　　　　　　　　　 ',:::::: l:.　　　　 |:　　 < ヽ;:::::,'　　　　僕の知る限り、その２人ぐらいしか
　　　　　　　　　　　　　 ',::::: |ﾄ､　　　　　　　　, >､｀ヽ.　　　　錬金術なんて研究してませんから
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ∨:::从i:.､　 ´￣｀ ,.ｲ:::/, i',　∨　　　他にはいないでしょうね。
　　　　　　　　　　　　　　　 ∨ﾑ┤',＼＿／:!-／_　＼∨
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｀}ト'　_',:::::::::::_彡':У　｀ｰ　 !
　　　　　　　　　　　　　　　　　 _／　　　 rへ /〕Ｙ ∨⌒ｰ　　,'
　　　　　　 ,.　-─＝≦: : : : ￣:∧　　　　|::/／ィ{　,'ゝ-t_　　 !-------- ミ、
　　　　　　ﾊ: :{ : : : : : : : : : : : :/: :ｉ＼　　/∨ '∠,'　{. /　　　 !: : : : : : : :／:.ハ
　　　　 {: :.∧: : : : : : : : : : : : : ∧　ヽ'　　}::::::ﾊ　Vj　　　 ,: : : : : : :./ : : : : :',

　　　Ｙ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾚ/　／:::::::/
　ヽ:::V:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/／::::::::::/　,
　　}:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::, -－-､:::::::::::::::::::::::::::::::::::/／/
＼ﾉ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／　　､、＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::/＿＿
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::イ　　　 ≧ミぇﾄヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::{_　　　 `マミミﾊ＼:::::::::::::::::::::::::::::::::/
ヽ:::::::::::::::::::::::::::, ´ ヽ::::::::／　　Ｙ´　｀ゝミ　!｀´｀ヽ::::::::::::::::::/
　＞:::::::::::::::::／　　 j::::::/ 　ｕ　　｀　､（ﾂУﾉ　! 　 ,ヽ::::::::::::::7
"::::::::::::::::::::::{　　 ,イ:::::::ト . 　　　　｀丶　　=､イ三三て::::::::::〈　　　　（だが、やる夫の言う通りなら
フ:::::::::::::::::::::ヽ_r:::::::::::::::ゝ　｀丶、　　 r‐　　＼ﾂノ ,ｲ:::::::::::::::＞
::::::::::::::::::::::::::::::::h::::::::::::ゝ　, 　　丶、　　　　　,)　　Ｙ:::::::::＜　　　　　ハイエースを奪われれば
￣　7::::／/:::／　Ｙヽ:::j　ｲ　{￣｀丶、　　　"´　　　〉::::::::::::::｀丶、　　ガーネフにも使えるという事か……？）
: : :./／',',',／　　 /　ﾚ　Ｌ.....￣ "''　､ヾ､　　 ――(－‐‐:::::::,　´
: : : : : : :',',', 　　 !　　　　　　　　　　｀`Y　　} 　 l::::::::::::::::,
: : : : : : : :',',',　　＼　　　　　　　　　　　 __ｊ　　l::::::::::::::::＼
￣｀ヽ : : : ',',',　　　　＼　　　　　　　　　　　 l￣￣￣￣
　　　＼: : ヽヽ　　　　＼　　　　　　　　　　　　　 /

70 ：◆vsQyY1yD2Q

　　　　　　　　　　　 ,　― … ―　、
　　　　　　　　　　　　 :. :. :. :. :. :. :. :. :. ＼
　　　　　　　　／:. :. :. :. :. :. :. :ヾ,:. :. . ＼
　　　　　　　　　 /:. :. :. :. :. :. :. :. :. :.ｌ!:. :. :. :. :＼
　　　　　　 /:. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :|!:. :. :. :. :. :.ヽ
.　　　　　　 ,′ :. :. :. :. :. :. :. :. :, 八:. :. :. :.ヽ　}　　　というのも、さっき名前が挙がったテーベというのは
.　　　　　　　 {:. :. :. :. :. :. :. :. :, ィ´　　＼:. :. :.!:. :|
.　　　　　　　 i:. :. :. :. :. :. : ／≧ -　　 ≦＼:. i :. |　　　「暗黒魔道を究める者達が集った都市」
.　　　　　　 /:. :. :. :. :. :. :.{ 戈赱‐　≠赱ﾗ !|:.|:. :!　　　だったと言われていてね。
　　　　　　 /:. :. :. :. :. :. :. :|　　　　　　　 ,',|: |:. |
.　　　　　 Li .: :. :. :. :. :. : | U　　　 ,　　川:. !:. !　　　カダインでは、危険視する人が多いんだ。
.　　　　　　ゝ、.: :. :. :. : ,^ ､　 , -‐ 　人从: l:. |
　　　　　　　　＼从Liノ　　＞x __ ／_＿_ ヽi|/
.　　　　　　　　 , -く　　＼　 ∧　∨////｀ヽ　　　　触れてはならないと主張しているのがミロア派で
　　　　　　／.///＼　　　〉　 }＿」//////∧
.　　　　　／ ///////＼／三三´ﾏ//////i/∧　　　魔道の発展のために調査すべきと主張していたのが……。
.　　　／///////////ﾑ　〉ﾆﾆ〈　〉/////|! /∧
.　　　　′////////////∧ヽﾆニ∨///// |l //∧
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　　 i///////////////// ∧ゞ==/ /////.|!////∧
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　　　　　　　　　 r‐､　　　＼＿＿＿__／／／　　　　　　　　　　　＼　ヽ
　　　　　　　ｆ ⊃　|ヽ_)厂|__　　　　／　{／　　　　　　　　　　　　　　　　　＼ i
　　　　　＼ヽ┘┴{_,ﾉｉ |　　　／　　/　　　　 /　　　 ∧　　　　　　　　　＼
.　　　　　　 |　　　　　人}　　／　/　 /　　　　　/　　　 /　ヽ　　＼　　　　　＼
.　　　　　　　 |　　　　 {_｢ヽ　│　/　 /　　　　　/ 　|　 ,| /　, i　}i　　|　 |　　　　　＼_＼
.　　　　　　 /　　＿＿__／　 |／|　/　　 i　　　|　 │/ l/　 {_｝　}i　∧　|　　ヽ＼　 |￣
　　　　　　 _/　　　 /　　　　　　　| ││　{ 　 /　＼|/　|　　　　　∨　}i_」　　　| 　 |　 |
.　　　　 / ┴――' }　　　　　　 |　| /|　│ l |Ｖﾍ|/|ト--　　　冫フｆ{￣|ﾊ | 　 | 　 |＼|
　　　　　 |　　　　　　|　　　　　Ｖ|/│　|　l | l _ｧ云ミ　　　　ｱ云ミｖ|ﾊ　ﾊ　 |
. 　　　ﾉ　＿＿　　|　　　　　　　　　＼|　Ｎ_lノ　i心-}　　　　 i心-}　j}ﾉ} ∧| /
.　　　 | 　　　　 /　　　　　　　　　　　 ∧j|八{っ以ツ　　　　　辷ツとつj/ l j/|　　　ガーネフ派……
　　　　│　　　　　 {　　　　　　　　　　　　| 　＿_＼　　　　 ,　　　　　 /　　|　 |
　　　　 |　　　　　　|　　　　　　　　　 _｣/|　　　|￣　　　　　　　Ｊ　人　ﾊ　|　　　って事ですか……。
　　　 |　　　　　〉__　--､　＿＿／　|_∧　　 | ＼　｀　ｰ　　´ 　イ＼|　 l　∨
.　　　　|　　　　／／　　　＼　　＼　　　　 ∨　 | ＼＞　　＿_　ィ　　} 　 l　/⌒ヽ
.　　　 | 　　　／　　　　　＼　　ヽ　　　　＼_｣　　＼　　　　　|＞／　∨　／￣|
.　　　 |　　ヽ／　　　　　　　＼　 i　　　　／＼＿＿＼　／　／　＿___／ｰ‐|　|
.　　　 |　　　　　　　　　　　　　＼　　 |　　／　　　 /ー―┴┴＿＿／　　＼　　/　 }＿_
　　　＼＿＿＿＿＿　　　　　　＼　　|　└─―‐/⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y{　　＿|_}　/　　 j　 |
　　　　　　　　　　　　　　￣￣￣￣￣｀７〈__〉　 / /￣￣￣￣￣￣　|￣￣￣ ∨　　 /　│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　 |O|　 |　|＼＿＿_|￣￣｢￣|　　＿＿_|　　/　 ∧
　　　　　　　　　　　　　　　　　 | 　厂l　 |　| 　　　 |＿＿廴_j　|　|△ △| ／　　　∧
　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　　^^＾　|　|　　　　　 _　|　　 |　 l　|　匚] |´　　　　　∧
　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　　　　 |　|　　　　 (__）|　　 |　 |　￣￣｀|　　　　　　 ∧
　　　　　　　　　　　　　　　　　 | 　　　 |　|　　　　　　　￣＼|　 |　　　　∧　　　　　 ∧
　　　　　　　　　　　　　　　　　 l 　　　 |　|　　　　　　　　　　|　 |　　　　{　＼　　　　 ∧

71 ：◆vsQyY1yD2Q
　　　　　　　　　　　　＿＿＿_
　　　　　　　　　　　／　　　　＼
　　　　　　　　　　／　─　　 ─　＼
　　　　　　　　／　（●）　（●）　＼　　　大体こんな感じだったお。
　　　　　　 |　　　（__人__）　　　 |
　　　　　　　　＼　　　｀⌒´ 　　　,／
　　　　　　　　／　　　　　　　　　　＼

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

　　（（　(ヽ三/)　　　 (ヽ三/)　））
　　　　　　(((i )　＿＿ ( i)))　
　　　　／　／⌒　　⌒＼＼　　　　あ、ガーネフさん！
　　　　 (　／（ ●）　（●）＼）
　　　　／::::::⌒（__人__）⌒:::::＼　　　遺跡調査の許可取り、口添えありがとうございますお！
　　　　 |　　　　　　　　　　　　　|
　　　　＼　　　　　　　　　／

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 x ﾍ´￣￣｀i＞r ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　／ミミi|i|i|i|i|i|i|i|i||ﾉ.彡＼
　　　　　　　　　　　　　　　 /ミミミi|i|i|i|i|i|i|i|i|iﾉﾉ彡彡ﾍ
　　　　　　　　　　　　　 /ミミ_,ノiヾミミ丿""´| 　ミミi　　　　　 __
　　　　　　　　　　　　　 |ミﾐ{　　|　- ｰ‐彡'.　j　|　ミﾐl.　　 r┬〈/
　　　　　　　　r､.　　　　　　 'ミﾐ{､　ヽ　　　　　　　　 { ミﾐi　　// .|. ＼
　　　　　　 /Y:::i　　　　　　　　iミﾐﾉ l　　　､ i | /,斗ｯ≦= i/ヽ_〈〈　j　　.i　　　容易い事だ。
　　　.　　 / ﾉ::::|^i　　　　　　　/>〈, ≧rｯ=‐ｨゝ'ミｰ‐'　゛ﾉ|ﾊi´､_ T⌒ヽ/
　　　　　 ′i::_:j:::|　　　　　　　| li:ﾄ､｀｀¨, '" 　 l　　　　　 |ノゝ'イ⌒:::::::＼　　　何か面白いものが見つかったら
　　　.　 ,'.　i/.ﾉ:::{ __　　　　　　＼ﾍ　　　　.,, 　'.ヽr､　　i　i〈_, .ィ'⌒::::::::::::::ヽ　　真っ先に教えてくれよ。
　　　.　ﾉ　/ /:::ﾉ/_ }　　　　　　 i|l|ﾍ　､ r ､__ヾ-'´_ァ.}　l ,f´＿j‐‐‐ミ､:::ヽ::::ヽ
　　　.　| ,ﾉ. i::::::j':::::i　　　　　　　Y.|:::ヽ　{　｀二二 ' . i　./::〉‐'{:::::::::::::::::::::::::::::::｀>､
　　　...ﾉ　 "{::::::::::::ﾉ　　　　＿__/i:|:::::::＼､　　　　　 ./ｲ::/ .r‐ﾍ:::::::::::::::::::::::::::::::/
　　　. ′ 　 ':::::::::::i　　　　ノ _／　|:::::::: 　＼　　　　,ノ i /У／ .＼::::::::::::::::::::::/
　　　.;′　　::::::::::::i,　 ' ´　 /::i　　 '　　　　　￣　　　 ∧i´　　,ｲヽ｀ -─ミノ‐‐､
　　　j　　　　l::::::::ﾉ...　　　/.　|　　ヽ::::､　　､.　　　　ﾉ ,ヽ- '´　i　i　　　　　｀ヽ､
　　　　　　　::::／　　　　 '　　l.　　　ヽ:::.ヽ...人　　 .::::'´ ﾉ　　　ﾉ　',　ﾉ

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

　　　　　　　　　　　　 _ . : ''"ﾟ~￣￣￣~ﾟ"''～､、
　　　　　　　 _ -: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
.　　　　　　／.: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :. :.＼　　　 ---ミ
　　　　　　　／.: : : :. :. :. :./.: : : : : : : :. :.|: : : : : : : : : : : : : :/: : : : : : : :＼
　　　　　 : : : : : /: : : : : |.: : : : : : : : : :.|: : : : : |: : : : : : :./{: : : : : : : : :〈⌒
. 　　　 /.: : : :. :.|: :￣￣￣.: : : : :. :. :.￣￣¨¨ |: :‐-: : : {/{.: : : : :. :. :. :.ヽ
　　　 /.: : : : :. :.|.: : : :./ |: : |: : : : : : : : | : : : : |　　 | : : '//,: : : : : : : : : : ',
. 　　 /.: : : : : :. :.|＿＿|__|＿|: : : : : : : : |--- _｣＿__｣: : : :＼〉: : : : : : : : : :',
　　　/イ.: : : :. : / jI斗笊示ミ￣￣￣笊示示示ミk　|.: : : :. :.＼＿: :＼: : : :i
　　　　￣/ ￣{　　 f'///ﾊ　　　　　 f////ﾊ　　　|.: : : :. :. :. :.|　￣＼: :|
　　　　　 /: : : : :　　乂ﾆ少　　　　　乂辷少　　　|.: : : :. :. :. :.|　　　　 )ﾉ
.　　　　 /: : : : : }　　 ‐--‐ 　　　　　　 ‐---‐'　 |.: : : :. :. :. :.|
　　　 / : : : : :　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /|.: : : :. :. :. :.|　　　かっるいなぁ～……。
.　　 /: : : : : : 从　　　　　　　　　　　　　　　ｕ　 ___|.: : : :. :. :. :.|
　　 /.: : : : : : : : :.丶　　　　 t　ｭ　　　　　ｲ: : |: : : : : : : : :',
　　 |.: : : : : : : :. :. :.个o｡　　　　　　　　　　｡o个 :::: /: : : : : : : : : :',
　　 |: : : : : : : :.|: : : :| ::::: /:≧s｡　　　＜{_:::::::::::|:::::::::|: : : : |.: : : :. : :',
.　八 : : : : : : /: : :.人:: /:: ／ }　　　　　{ ＼: : |:::::::::|: : : : | : : : : : : :
　　 ( ＼＿: :/ : ／:::::::/:_/|　 {　　　　〉　 l : |:::::::人: : : :| : : : : : : |
　／＼＿__)イ/ ::::: ／二|　 {　　　　 /　　 |＼:::::::::::::＼: :＼: : : : :ﾉ＼

72 ：◆vsQyY1yD2Q

　　　　　＿＿＿_
　　　　／ ―　　―＼
　　／　（ ●）　（●）、
　／　　　　（__人__）　＼　　　やる夫がグルニアに帰る時も、見送ってくれたお……。
　|　　　　　　｀ ⌒´　　　|
.　＼　　　　　　　　　／　　　どうして「魔王」なんて呼ばれる事になったのか……。
.　　ノ　　　　　　　　　＼
／´　　　　　　　　　　　ヽ

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

　　　　　　　　　＿＿＿_
　　　　　　　／⌒　　⌒＼　　　　　　　　　シューターのサンダーボルトとかには
　　　 (ヽ　／（ ●）　（●）＼　 /)　　　　　魔道器械が使われているお！
　　　(((i )　:::::⌒（__人__）⌒:::＼ ( i)))
　　／∠ |.　　　　|r┬-|　　　　|＿ゝ＼　　　木馬隊があるグルニアに戻れば
　 (＿＿＿　　　 `ー'´ 　＿＿＿＿　）
　　　　　　　|　　　　　　　 /　　　　　　　　　きっとこの知識を活かせる場所があるはずだお！
　　　　　　　|　　　　　　 /
　　　　　|　　　ｒ　　/
　　　　　　　ヽ　　ヽ／　　　　　※ サンダーボルト … 魔法「サンダー」のような攻撃を撃ち出す木馬。
　　　　　　　　>__ノ;:::......

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _　--―==ｰ-　 _
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,　 ´ 　　x≦二二≧ ｀丶
　　　　　　　　　　　　　　　　　　／Z斗ｰ=≠z_ r=ﾆ二三≧　ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　/／´　　　　　Zｰ=＝ー≧　　　ハ
　　　　　　　　　　　　　　 ,'"　　　　　　　r＜二二≧　ー＜　i
　　　　　　　　　　　　i　、　　　_,,､､_　　　＼　　/⌒ヽ　　!　　　錬金術専門のお前は
　　　　　　　　　　　　　　　　j__八ｧ≦tｯﾌｨ　　　　　{､//⌒} }　　|　　　カダインではこれ以上上は目指せまい。
　　　　　　　　　　　　　　　　｀}　´｀ヾ`ｰ＜　　　　　　 {⌒ﾉ/　　ﾘ
　　　　　　　　　　　　　　ﾉ　　　　＼　　　　　　　}ｰ' /､　　{　　　お前の活躍を
　　　　　　　　　　　　　　　　｀ヽ｀　　　　　　　　　　 {rｰ'　＼小　　　カダインから祈っているぞ、やる夫！
　　　　　　　　　　　　　　　　　 {r=＝=ー‐'　　　　　　ﾉ }　　　　ｰ}＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　｀{r＝ミ､　　　　　__／::.... 　　　 /　 i≧ ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 {　　　 }　　_,ィ升／:..　.::..　　 /　　ハ､　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｰ=≦＝≦彡'´::..　　≠　:.. /　　,′j 　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＞､ヾ::::::::...　　ｲ　　 /　　/　　　　　　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／:::::jﾊ、::::... 　　　ﾉ　 /　　/　　　　　　　　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　_/:::::::::/ 　{｀ヽ　 { {. 　　/　　/　　　　　　　　　　　＼
　　　　　　　　　　　　　_ ≠´￣/:::::::／　　ﾊ　　 rﾉﾉ　　/　　/　　　　　　　　　　　　　ハ
　　　　　　　　　　　／　　　 /::::／｀ー‐　 }　　∠　　/　　/　　　　　　　　　　　　　　小

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

　　　　　　　　　　　　＼　　　　　　＼＿/　　　　　　　 /
　　　　　　　　　　　　　　　＼　　　　＿}＿}＿＿＿＿_／
.　　　　　　　　　　　　　　／｀＞ '´　　　　　　　　＼
.　　　　　　　　　　　　／　／　　　　 /　　　＼　＼
　　　　　　　　　 /　　//　　　　　{　　　　　 } 　　，
　　　　　　　　　　　　 {　　,'/　　　　/ 　 ∧ 　　　 }　　 ‘，
　　　　　　　　　　　　 {　　{l　　　 /__／__ノ＼|. ＼∧__　　 }
　　　　　　　　　　　　 }　　{{　　　/}／==ミ　　l|　 /=ミlN 　,'
　　　　　　　　　　　 /　　人　　 { Y fﾃ(_}　　 }／fﾃﾊY |//
　　　　　　　　　　／　　 {⌒＼　{ 　.込リ　　　　込ﾘ /}/　　その人が、チキちゃんを眠らせてた……？
　　　　　　　　　イ　　　 .人 (|　{＼　￣　　　　､　｀´ ,'{
.　　　　　　イ　　／　{ 　　｀{　＼　　　　　　　　　　'　＼　　　別人みたいだね。
　　　　／　　　／　　人　　人　　＞　　　 rｭ　　ｲ} }⌒
　　／　　　／／'⌒⌒＼　　＼≦＞　 . 　　_／__ }ﾉ＼
　 /　　　 //　 / 　　　　＼　　＼　　／￣　 {　｀V　 ‘，
　,　　　　 / 　 {　　　　　　　　‘，　 ‘. /{　　　　 ∨//l　　 }
　{　　　　　　　}　　　　　　　∨∧　　 }　∨　　　 ∨ | 　　}
　{　　　　　　　{ |　　　　　　 ∨ﾊ　　:ﾄ　/＼＼　　 }　|　　 }
　{　　　　　　　| |　　　　　　　 }　l}　ﾉ＼___ノ＼} 　｜ | 　ﾉ

73 ：◆vsQyY1yD2Q

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,. ----　　_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /二二二ニニ≧ｭ
　　　　　　　　　　　　　　　 Y´r‐ ミ＞ｘ/｀ー-　_二二二二ト、
　　　　　　　　　　　　　　　ヽ!　　＼｀＜＞ｘ,._　　￣￣￣ }二＼
　　　　　　　　　　　　　　　　 i　　　　 > 　＼＼≧==-----ﾆﾆ二ﾑ
　　　　　　　　　　　　　　　　 | ,.　 ´　　　　　＼> -- ミ二二二二=}
　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　　　　　　　 /　　　　 Yﾆ二二ﾝ'
　　　　　　　　　　　　　　　 ′　　　　　　_　--{　　　　　　}ﾆﾆﾆ斗ﾟ,　　　　当時のガーネフの実態がどうあれ
　　　　　　　　　　　　　　　 i　　　　　　／-　_ ,入　　　　人9　　 ,i､i
　　　　　　　　　　　　　　　 |　　　　　/─--／　　ー７ Y::::::r‐ 彡-}　　　カダインのトップは
　　　　　　　　　　　　　　　 l　　　　 { --／　　　　　 /　 ` r'　　__￢　　　テーベに触れるなっていうミロア派。
　　　　　　　　　　　　　 ',　　　　 !.／　　　　 /　　　l　　　７
　　　　　　　　　　　　　　　 ∧　　　冫　　　　　　　/　＿ /　 - 、./　　　　やる夫は異端側に属してたって事か。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾍ、 .〃　　　　　 /´　　　`　､__ﾉ'’
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 {ﾆi′　　　　 , '　　 ,､　　 _／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾚ＾',　　　　　ｲ二＝'　ｰｚニ}
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |::::::＼　　／＜二〉　　〈≠i::|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |￣￣￣￣ |........|'=≦フヽ !..| |
　　　　　　　　　　　　　　　　从::::::::::::::::::::|........|　　　　　l...|∧
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /::::::::::::::::::::: : |........L＿＿＿,!...V∧
　　　　　　　　　　　　　　　 /￣￣￣￣￣ !........|｛{二ﾕ｝ﾆ|.....V∧

　　　　　　　　　　...-.:―:.-...､
　　　　　 ....:.:´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:｀:ー‐-...､
　　　　 ..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ
　　　／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ハ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.∧
.　　,.:.::.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:./ 　ヾ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:'，:.:.:.::'，
　 .:.:.:.:./:.:.:./:.:.:.:.:.:.; '　　　　､:.:.:.:.＼:.:.:.l:.:.:.:.:.::.
　.l:.:.:.,′:.:,′:.: ／　　　　＼:.:.:.:.ヽ:.|:.:.:.:.:..:.
.　!:.:.:l:.:.:.:.i!:.:.／／　　　　　＼＼:.:.:.:.:l:.:.:.:.:.:.:l
　 '，:|:.:.:.:|彡ｚ≠ﾐ　　　　≠=ﾐ.｀ｰ l:.:.:.:.:.:.:|　　　異端って程の話かって言われると、また微妙でね。
　　刈:.:.:.:!. 〃　ｒ.ｓ　　　　　　ぉ。ヾ､　!:.:.:.:.:.:.|
　　　!.:.:.:.|. 《　弋ﾘ　　　　　弋ﾉ　》　!:.:.:.:.:.:.!　　　やる夫は、「ガーネフ派」ではあるけど
　　　|:.:.:.:| 　　ｰ　′　　　　ｰ　´　.l:.:.:.:.:.:|　　　「ガーネフの弟子」ではないから。
　　　|:.:.:.:|　　　　　　 ′　　　　　　 /|:.:.:.:.:.:!
　　　|:.:.:.弋､　　　　　　　　　　　ム!:.:.:.:.:.|
　　　l:.:.:.:.ｌ::｀:　　　　. -､_　-‐.､　　 /:::::!:.:.:.:.:.|　　　そもそも弟子だったら
　　　l:.:.:.:.:!:::::::..､　乂＿_＿:_:ｿ　.ィ′:::|:.:.:.:./　　　　今頃ドルーアに行ってるだろうし。
　　　∨.:.:.|:::::::::::＞..　　　　 . ＜､::::::::::::|:.:. /
　　　ヾ:.:i!::::／ /　|: : ー: : : .|. ヽ::::::::::|／　　　　　だから安西先生も、扱いに困ってる訳で。
　　ｚ≦7刈ミ≠´. . .'， : : : :　.j. . . Y三三三≧ ､
　ﾑ三三三三l . . . . '，　　 /. . . .i!三三ｲ三三l'，
　i!三三㍉三三! 　　 '，　 /. .　　i!三／三三三i!
　|三三三ヾ三 i!　／¨ヽ_/　　　 i! ≠三三三三!

74 ：◆vsQyY1yD2Q

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿ -─-ミ
　　　　　　　　　　.　　　　　　　　「￣￣ //＼　 } }
　　　　　　　　　　　　　　　 ┌─ｿ :::: jI斗{ ＿＞''"~~~~~~~"'⌒＼＿
　　　　　　　　　　　　　　　　 | ／::::::// ::: /／　／　　　ハ　 |　　＼＼
　　　　　　　　　　　　　　　 /__＼＿廴__／ / /　　　　　　　 |　　　 |　＼　　　っ
　　　　　　　　　　　　　　／ ::::::::: ／　 / /　　　| ｜　　|　|　　　　|　　＼　゜
　　　　　　　　　　　　／::::::::::::::::/　　/　　　　 | ｜　　|　|　　　　|
　　　　　　　　　　　　　　　＼ ::::::::: /　　/　｜　　　jI斗七T| Τ　　　 |　 |
　　　　　　　　　　　　　／:: |＿__/　　 :| ＼|　　斗ｬぅ笊ミk,|　　　 |　 |　　　|
　　　　　　　　　　　　　　　＼::::::::: /ｲ　 ,斗抒ﾐx　　　|　 V;炒 /　　　 :|　 |　　　|
　　　　　　　　　　　 _ ‐~ ＼／/八　　　V｣＼＞''´　 .::::::::/　　　　 √.:|　　　|　　　で、でも、その錬金術って
　　　　　　　　　　　　 _‐~ 　 .// : /　|　＼/}:::::.′ 　　　　 /　　　　 :√ :|　　　|
　　　　　　　　　 //　／://:: /　./　　　:{ 　　　 -v　　 /　　　　　√　|　　　|　　　暗黒魔道じゃないんでしょ？
　　　　　　　　　　　//／: : //: /　 /　　　込、　　(::::::::)　 /　　　　 :/　　|　　　|
　　　　　　　　　　　{ {::::::::: { { /　 /　　　　　 | ＼　　　＿/ 　　　 :/　　 :|　　　|
　　　　　　　　　　/:{[】:::::::::{[】　 ./　　　　 :|　　￣￣}　/　　　　 /　　　 |　　　',　　　ハイエースは
　　　　　　　　　　:: 〈〉::: : 〈〉 ./　　　　　 |＿_____／ /　　　　　 |⌒＼　|　　　 ',
　　　　　　　　　　:: : †::: : / † 〈　　　　　八/ 　／ /　　　　　 :|　　　V|　　　 ',　　私達を助けてくれたし！
　　　　　　　　　　:::::::::::: / 　　＼＿＿＿/　j{　 /＿/　　　　　 |　　　 '/　　　 ,
　　　　　　　　　　:::::::::::/　　　＿{弖弖】＞''´八 /＿八＿_　　　　 /＼　　 } 　　　 ',
　　　　　　　　　　::::::::: |　　 '⌒7　　} /　 __{辷）_　￣{弖＼＿／　　＼ /:|
　　　　　　　　　　::::::::: |　　　　/　　//　〈(__人___)〉　／＼弖】　　　　　　＼|　　　　 `､
　　　　　　　　　　￣＼|　　　 j{　／:√　　∥∥ 　 ./　　 /＼　　　　　　　　〉　　　　 `､
　　　　　　　　　　　　　　　　八( 　 |　　 ∥∥　　 {　／＼　　　　／￣￣ |　　　　　 `､
　　　　　　　　　　　　　　　　　 {　　 |　　 †　†　　人 (　　　　／　　　　 |　　　　　　　＼

　　　／　￣￣＼
　／　＿ノ　ヽ_＼　　　　錬金術も、魔道も同じようなものですお。
／　　（ ―）　（―）＼
|　　　　　（__人__）　　.|　　　魔導の中に暗黒魔道があるように
＼　　　　｀ ⌒´ 　／　　　錬金術の中にも、暗黒なものもありますお。
　/　　　　　　　　ヽ
　i 　　ヽ　ヽ　　　l　 }.　　　やる夫だって全てを知っている訳じゃないし
　l 　　ゝ __)　　(＿)　　　　探せば危険なものもあるかもしれませんお。
　ゝ ____　　　＼　　＼
　と_＿＿_＿ノ__＿ノ

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

　　　　※ 『ファイアーエムブレム Echos』の隠しダンジョン・フォルネウスの地下迷宮に入るとあります。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

75 ：◆vsQyY1yD2Q

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /＿＿＿　　　＞'／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　_　　-=≦二二ニ斗＞ ´ ／
　　　　　　　　　　　　　　／二二二二＞ ´ -　´ 　／
　　　　　　　　　　　　　　　　ゞ----,　-　７　　　　　　　￣￣　　　=-　_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　`ー'′
　　　　　　　　　　　　　　 __　/9　 ∠　 -- ミ　　　　　　　　　　　　　　　バ～カ。
　　　　　　　　　　　　　　｛:::::｝ゝ- ´　'´__　---＼￣
　　　　　　　　　　　　　７　　　　　　-------∨__　　　　　　　　　　おひ……お嬢さんが言ってるのは
　　　　　　　　　　　　　　 {　　　　　　　　　　　 ∨　　　　　　　　　　　そういう事じゃねえよ。
.　　　　　　　　　　　 γ⌒ヽ　　　＿_ 　　　　　 i
　　　　　　　　　　　　　　{　　　　 <´　　＼　　　　 l　　　　　　　　　　今、お前が使ってる錬金術は
　　　　　　　　　　　　　　ゝ-　´　　ヽ　　　∧　　　　　|　　　　　　　　　どうなんだって聞いてるんだ。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　∨　　 }　　　　 !　　　　　　　_
　　　　　　　　　　　　　　　　　 _j　　　 }　　　　 ,′　_,　-=≦三
　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ￣￣　　　 /=≦三三三三

　　　　　　　　　　　　　 ∩＿
　　　　　　　　　　　　　　〈〈〈　ヽ
　　　　　　＿＿＿_　　　〈⊃　　}
　　　　／⌒　　⌒＼　　 |　　 |
　　　／（ ●）　（●）＼　 !　　 !　　　ああ、それなら大丈夫！
　／ :::::⌒（__人__）⌒:::::＼|　　 l
　 |　　　　　|r┬-| 　　　 | 　／　　　やる夫が使ってるのは普通の錬金術ですお！
　＼　　　｀ー'´ 　　／／
　　/　＿＿　　　　　　　/
　　(＿＿＿）　　　　　　/

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _　 -─‐‐-
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ´　　　　　　｀丶、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿ __／　　　　 /　　　＼　＼＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　､ヽ｀ ─ /　　　　/ :/　　　　l:　　ヽ　ヽ　ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 // 　／ /　/　　:/　　　　　　 l　　　　　 ', 　 ',
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　乂__// /　/　　　 :l　　　　　 l　　　.:l 　 '　ｉ: ′
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 // /　　　　 |　 :l　　　　 :|　　　 :l　　', |　i
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　乂_i　　|　　 :|　 :|: 　　　 _|＿__　 :l　　ｌ |　l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　:| 　 |　　 :|　-|‐　　　 / ∨　＼l 　 | |　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　:| 　 |:　／|＼:|＼＿＿/ 　_∨＿」＿」 |　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ',　|:　八　　｣　_＿　　　斗＝=ミ|:　　 |　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｉ:人＿｣￣ﾊィfア⌒　　　　　 ::::::::::::|:　　 |　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 | 　 |　|　　 i:::::::::::　　　′　　　　　,|:　　 |　|　　　良かった……！
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾉ　 | ｜　　人　　　　　　ﾉ　　 /:|: 　｜｜
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ⌒∨|　|: 　　 |)>｡　　｀　　　ｲ: :|　　 |　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　|:　　　 |.:.:|:.≧s｡　｡s≦_: | : |　　　|　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｜ |:　　　｜:.|.: :.∧}_　　　_{∧| : |　　！｜
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 !　|　　　 |.:.:|　/　 ⌒Ｖ⌒　　＼|:　　！ |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 l　 |　　　　|‐'''`＼　　 ∧　　／ |　　　！--ミ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 l　/|　　　 ,　　　　＼/_][_＼/　　|:　　！　　　'，
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｌ　{ | 　　 /　　／⌒¨ｉ:ｉ只i ¨⌒＼|　　　 '，　　 }
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｌ　 {:|　　 :/　　人i:i:i:i:i:i:ｉ:ハi:i:i:i:ｉ:ｉ:/:|　　　ｉ/　　 }
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｌ　 :八　 ://　　／＼_／/ i|＼＿/ 人　　　 }　　Ｌ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 l　 : :{ :{ﾆ}/　　八i:i:i:i:ｉ:ｉ:/＼|i:i:i:i:i:i:ｉ:〉　＼　 /ヽ:　　[_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｌ　: : :} / ,′　　/＼_／＼i|＿__／　　　:{ニ}　} 　 {_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｌ　: : /:{　{　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　ヽﾉ　 {_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｌ　ハ人 '，　　　　　　　ｌ　　　　　　| 　 }　　 '，

76 ：◆vsQyY1yD2Q

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　´: : : : : : : : : : : : : ｀
　　　　　　　　　　　　　　　　／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ＞、
　　　　　　　　　　　　　 / : : : : : : : / : : : : : : : : : : :／ : : : : : :＼_
　　　　　　　　　　　　　　 ′: : : : : : :/: : : : : :..|: : : ／: : : : : : : : : : : ＼
　　　　　　　　　　　　　　,′: : : : : : : ′: : : : : :|: ／ : : : : : : : ／ﾊ: : : : ヽ
　　　　　　　　　　　　　　| : : : : : : : :.| : : : : : : :.|: : : : : : : : :／／　'. : : : : j
　　　　　　　　　　　　　　|: : : : : : : : :| : : : : : : :.|: : : : : ＞´／　　　 :, : : : ′
　　　　　　　　　　　　　　| : : : : : : : .:| : : : : : : :.|-‐''´_,.　''´　　　　　∨: ;
　　　　　　　　　　　　　　|l : :.:: : : :.:.:.| : : : : : : :.|´__―‐.､ｰ==ァ　　　|: /
　　　　　　　　　　　　　　|:!: :.:. : :.:.:.:.:| : : : :ｉ: : :.〈心 l}｀ヽ　　　　ﾄ､__ lｨ′
　　　　　　　　　　　　　　| ! :.:.: : .:.:.:.ｉ| : : : :ｉ: : :.| ゞ-'　　　　　　. '¨` /:|　　　まぁ、安西先生が
　　　　　　　　　　　　　　| l:.:.:.:. :.:.:.:.:i| : : : :ｉ: : :.|　　　　　　　　 {及!/: ′　　カダイン滞在を許したのも
　　　　　　　　　　　　　　| l:.:.:.:.: .:.:.:.:i| : : : :ｉ: : :.|　　　　　　　　'.｀¨/: :,
　　　　　　　　　　　　　　｀ヾ:.:.:.:.:.:.:.j| : : : :ｉ: : :.|.u　　　　　　　/　':.:.:,　　　　ここで追い出して
　　　　　　　　　　　　　　　　＼:.:.:.:.j| : : : :|ｖ: :.|　　　　　　　　　ｲ:.:. !　　　　テーベにでも行かれたら
　　　　　　　　　　　　　　　　／'.＼;i| : : : :| v.:.|　 -=====　／:.:.:ji:.|　　　　まずいと判断したのもあるだろうな。
　　　　　　　　　　　　　　　／　　＼　＼: :j|　Ⅵ､　　　　／:.:.:.:.:.ハ!
　　　　　　　　　　　　　／-､　　　＼　ヾ| 　lﾘ＞---∠.;:.:.:.:.:.:/　l|
　　 -―― ､――‐… ´: : : : '.　　　　　＼　　 / ､　　　　ヾ:.:.:/ 　 |
　/: : : : : : : : ヽ : : : : : : : : : : : , 　　　　＼ / 　|　　　　　｀′
. ′ : : : : : : : : : '. : : : : : : : : : ∧　　　　／／__} |､
/ : : : : : : : : : : : : '. : : : : : : : : : ∧　　／､//:::::::ﾊ|: ≧ｰ- ､

　　　　　　　　　＿＿＿
　　　　　＿___,..／　　　　　＼
　　　ノ　　／　　　　　　＼　　　　隠れられる場所、他に当てが無かったし……行ってたかも。
　／　　／　　 u. 　　　　　＼
　|　　　 |::..　　　　　　　　　 ...::::|
　ヽ　　　 -一''''''"~~｀`'ー--､;;:::／-一'''''''ー-､.
　　ヽ＿＿＿＿(⌒)(⌒)⌒)　)　　(⌒＿(⌒)⌒)⌒))

77 ：◆vsQyY1yD2Q

::＼|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::: /／:::::::／
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／
::::::::::::::::::::::::::::　 -ミ::::::::::::::::::::イ:::::::::::::::∠_
::::::::::::::::::::::／ __､__ ＼:::::::／ _ﾑ:::::::::::::::::／_____,
:::::::::::::::::::〈〈{====ミ_, `　ノ===ミ::::::::::::::::::::: ／
:::::::　-く:::::》　_（__rt_}　　 Yrt__）/:::::::::::::::::／　　　　　（ふ～む、カダインはあくまで一時の住処。
:::::::|　　}::/　 "　　 ┌┘　ト　ﾞ V＾Y:::::∠_________
¨¨.乂.ノ「¨¨￢=ｫ　ゝ　　　ﾉ　-‐========＜⌒　　　いずれ出る事を考えておいた方が良さそうだな…… ）
::::::::::::::::::〉　　　 _______________　 ∨:::::::＜_____ ＼
:::::::::::::::/》 /　（___________________〉　{::::::::::＜¨⌒
二}::/V　　　　__,,..　 " 　ﾞ　　,__　＼::/⌒_________________
:.:.:|i{　{　　　　　　　　　　　　　　 |'/¨:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼_
:.:.:|iV∧　　　　　　　　　　　 ∧ :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: /く
:.:.:|i:i∨ ＼　　　　　　　　　　　　 /:.:..＼ :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: /i:i/
:.:.:|i:i:i:.、　　　＿__________________／ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/i:i∧
:.:.:|i:i:i:i:i＼　　　　　　　　　/　 |:i:i:i:i:i:i:.､:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.∨/i:i/　ヽ

78 ：◆vsQyY1yD2Q

　　　　　　　　　　＿＿＿＿＿＿＿ノﾉ
　　　　　　　　　:':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.－-く
　　　　　　／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼
　　　　 /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼
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　　　 ,':.:.:.:.:,':.:.:.:/:.:/:.:.:.／/:.:.:.／:.:./:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.',
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　　　 |:/⌒|:.//　　／｀ﾏ／ ,レ--|く　|:/.:.:|:.:|:.:.:|
　　　 v　⌒V{　　　　　　Ｌ_/　　｜　V:.:.:/:.:|:.:/　　　えっと……つまりはどういう事？
　　　　|　（　丶､　　　／￣､　　　　　ﾊ:/|:.:.:|/
　　　　｀ヽr､.u　｀￣´　　､丶､____ ノ//　レ'　　　　　やる夫はガーネフ側じゃないんだよね？
　　　　　　V| 〉､　　　 r===i　　　　 //
　　　　　　　ﾚﾚ|丶. 　 L⌒ﾉ　　　／　　　　　　　　　　それで？
　　　　　　, へ＼|　＞-- r-　 '
　　　　／　　ヽ＼　　 |＼
　　／　　　　　　ヽ＼　 // ＼
　　　　　　　　　　　ヽ＼|/　　　＼
　　　　　　　　　　　　　丶|　　　　　丶

　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ∠ﾆ＼
　　　　　　　　　　　　 /⌒ヽ　 /二二ニｭ
　　　　　　　　　 /二二ﾆY二二二ニﾑ_　--ｭ_
　　　　　　　　　　　 /二二二二ﾆ==- ＞-　──┴──z
　　　　　「≧=-Z＿＿＿,.　z＞､´　　　　　 ,. ＜　/
　　　　　　 |ii{ ＼_ﾆ二二斗 '´ _,..┤　　　　　r　´　　　/
　　　　　　　Ⅶ ./　{￣　ｕjr　´　9 j--ミ　　 ∧ 　　 /
　　　　　　　　V/ , '´ゝ-｛::::｝､____ノ　　＼　　ﾟ, 　 , '
　　　　＿　 {/　　　　７　　　　　　　　_ -ヽ--}／　　　　　　そんだけじゃね？
　　　　　　　 `:ト､　　　　{　　　　 _, へ　___j￣ i＿
　　　　　￣　‐-ト､　,:　　ﾍ　__,.　＜　 ,　jz=＝＝=ミ　　　　　　あとはまぁ、ハイエースの事が
　　　　　　　 __ ‘，-ゝt‐=　´　　　／Ｖ.ｲ::::ｘ≦ﾆ≧ｘ:::＼　　　　少し分かったってとこかな。
　　　　　￣　　　‘ ，　＼　　　　　　/:::≠二二二二ﾕ::∧
　　　　　　　　　　　 iﾄ､_　 ∧ー─‐ i::::{二二二二二ﾆ}:::::}
　　　　　　　　　　　　V＜　　＞, : ´!::::l二二ニニニ=ﾘ::::ﾘ
　　　　　　　　　　　｛廴 -──{ 　 ∨ﾍ、二ニニニｲ::::/
　　　　　　　　　 }、　　　　　乂　　>､_　ｰ─一::::::／
　　　　　　　　　　　 |--「..７===「......「￣￣｀ー‐一 ´
　　　　　　　　 |--|....i----.|.......|::::::::::::::::|　 , --､
　　　　　　　　　　　７ﾆ＝' .:::ﾍ　ー─── 「ー｛::::::::｝

79 ：◆vsQyY1yD2Q

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 , ..=ミ
　　　　　　　　　　　　　　　　／: : : : : ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　〃: : :.:.:.:.:.:.: : ‘，
　　　　　　　　　　　　　　 /斗＜: :￣: : ＞ミ:､
　　　　　　　　　　　　　　　 ,ィ': : : : : : :-=≠=ｧ: : : :ヽ
　　　　　　　　　　　　　〃ィアγ⌒丶:.L) ,): :ヽ:ヽ: :‘，
　　　　　　　　　　　　　/: /イ L;.ゝｚン ,ﾉ,≧_.㍉: .:.‘，: :，
　　　　　　　　　　　 ,′:.｀7,ィへ._{_,ィﾞ｢斗j-Ⅳミl: : :，:.ﾄ
　　　　　　　　　　 ,′!:.i: : i: j斗-: : :,'´ﾘx≦ミ､Ⅵ:j:j: :l:.ヽ
　　　　　　　　 i:.l:.j: :ﾏ: Ⅳ{≦ミ:.:{　　fんﾊ》.Ⅳ:|‐-ミ:＼　　　お兄ちゃんは、優しいよっ！
　　　　　　　　ﾚ1Ⅳ:.ﾏヽ,ｨんﾊヾj　　乂ン厶ｲ:j.r .／: :.＼
　　　　　　　　　　　　从.V:.Ⅳゝ乂;ｿ ,　　　　　　 |:j: |／: : ＼.: :.＼
　　　　　　　　　　　　　ゝ从j.|∧　　　r::::::ⅵ　　 /:/:.j:ｌ:..:Ⅳ:‘:，､: : :＼
　　　　　　　　　　　　　 /:小:|:l:入　　乂::::ノ　.イj/: : |:l!: :.! V:.:ﾊ:ヾ､: : ヽ
　　　　　　　　　　　　〃,ｲ: j:.l: :|: l: ,≧‐-匕彡L:j: : :|｣l_: :!　V:.ﾊヽ:､ヽ: : ﾊ
　　　　　　　　 ,.:.／/r‐!:j: :j:｢｀}　｀二ﾆ＝ﾗ.j: : !:j,＞＝ﾐ ': : | ‘.:，ﾏ: :.!
.　　　　　　　 ,..:／ ./／ﾚ!: :|:j /｀ゝ-=＝'"　.!: :Ⅳ　, 斗､〉!: :j　 }:!　ﾏ:.!
　　　　　　　　〃/ __／　　 |: :.ﾚ'｀ゝx､-=彡イ　!: j ／　　 V.j: :,′.l:.!　　}/
.　　　　　　 /:,.ィ´ｲ＿, ..＜乂:|　､　　｀¨´ ,.／ .Ⅵヽ. 　　 i.': / 　j/
　　　　　　 _r''ゝ､＿　斗＜´.＞ミ､ｰ-　　　,ィⅣヽ　＼　　 i:/
.　　　　＞'ゝ､＿＿＿＞..''{: .　　. :｀二二¨´. .l{ィV　＼ .＞､!ゝ
　　＞'　　　　／ﾚ'/　ﾊ: : : :彡: : ミ: : : : :.‘，　＼　＼　¨´ {l
∠≧x　　　 , ＜　　./ . /./:　　　　　　　　: : : :ヽノ/ ` ＜. ｀ｰ- ﾊ
.｀' ｀从 , ＜　　　　 /　　ﾚ′＞=＝=ミx､　　　　　/ | .i .∧｀ｰ--ﾏ
　　, j.ｌ|. 　　　　レヘj Ⅵ三三三三三≧x　　 .j　! .l.　∧　　　 V
. ,ｲv川　　　　　　　　　r=ゞ-‐――-＝ﾆ三ﾆ心ノ'寸　r=ミ ,.　　　 V
'ミ=彡'.　　　　　　　 ,ノ　　　　　　　　　　｀マl{　ゝ=彡　.∧　　　　V

　　　　　　　 |‐-　_　　{二{　＼二二二二二二二斗'　　／ニニニニｭ。
　　　　　　　　 |　　　 >={ニﾑ　　　￣￣￣￣￣￣　　　／ニニニニ斗 ´
.　　　　　　　 l　　, '　　iニニiト､_　　　　　　　 _,. -=≦ﾆ二二斗--─　７
　　　　　　　ｉ　/　　　∨二二二二二二二二二二二＞ ´　　｀ヽ　　./
　　　　　　　　 ∨　　　　 Vニニニニ二二二二二斗〃　　　　 ‘，/
　　　　　　　　 /　　　　i　 V二二二二二斗､ ´　　　 {　　　　　　 }'
　　　　　　 i　 >､￣i{　　ゞニ二斗　´ 　ﾋﾊ　　　 ‘，　　　　ﾉﾍ
　　　　　　　　 | メ､　ヽゝ __r‐ く {　　　　　　 }─- ミ　　`　ト--=彡'　∧　　　　甘ちゃんとも言うんだけど
　　　　　　　　 {i---`　　　　ﾏ::::ﾉ ‘，　　　　ﾉ　 ----＼-　{　　　　　　∧
　　　　　　｝'´　　　　　　{´　　　` ー‐ ´　　　＿＿__i 　 !　　　　　　ﾟ,　　　……まぁ、いいや。
　　　　　＿_ 八　　　　＿＿_!_　　　　　　　　　　 __　　 !　/　　　　　　 }
_　-=≦　〃 _　 -弋￣　　　　　 ` ｰ-　_　　　　　 :; ｀丶j / 　　　　　ﾘ
: : : : : : : {{: :{　　／Viﾄ､　　　　　　　　ー─一'　　 //　　　　　　　　/　　　そんだけ分かってりゃ十分だな。
: : : : : : : :i!:∧ / ∨:.Vニ=-　_　　　　　　　　　　　　　ｲ/　　　　　　　　/
: : : : : : : : Vﾝ’:.　ヽ:.V二ﾆ≠V≧=-　　　___,..　zz≦--｛　　　　　 /
: : : : : : : イ＼:.:.:..　　 >', ｀′　ゝ---z二二斗≦:.:.:.:.:. -‐＼　　　　 ,ｲ
--=≦＼:.:＼＼:.:.:〃＜　　　　　∠＞'´:.:.:._　-=　´ -=ﾆ:.:.:≧=-==彡

80 ：◆vsQyY1yD2Q
　　　　　　　　＿＿＿_
　　　　　　　／　　　　　＼
　　　　　／　　　　　ノ　　＼
　　　　／　　　　　（●）　　＼
　　　　|　　　.u　　　　（__人__）|　　　えっと……。
　　　＼　　　　　　　　｀ ⌒／
　　　　ノ　　　　　　　　　　　＼
　／´　　　　　　　　　　　　　　ヽ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／⌒ヽ
　.　　　　　　　　　　 {　　　　 _,.　-‐━‐-　 _　/ /⌒〉/__
　　　　　　　　　　　　　乂＿＞''~: : : : : : : : : : : : :_{./ﾆﾆﾆﾆ､ヽ
　　　　　　　　　　　　　　／: :/:.:.:.: :／: : :.∥.: :.人人＿＿ノ_ノ
　　　　　　　　　　　　　 // : /:.:.:.: :/.: : : : :.i|: : : :|: :＼＼)　}
　　　　　　　　　　　　 /|: : |: : : :/|.: : : : :.八: : :.|: : :.|i＼__ﾉ　　　　　　　　　もうちょい茜ちゃんにもかまってくれたら
　　　　　　　　　　　　 /|: : |: :/ ＼､＿__/／'/ /: :.:.八: : :.＼
　　　　　　　　　　　　ハ_人 } ≧ｘ　　斗==ｧ.: : :./: : ＼: : :.＼　　　　　　優しい判定したるで～！
.　　　　　　　　　､丶`: : : Y'''　　　　 -┐''/: : :./.: :. :. :.＼: . :.＼
　　　　　　　／: : : : : :.:_込、　 {　　　ﾉ　|: : :./: :＼: : : : :＼.: : :＼　　　ほら、かまえ～～～っ ♥
　　　　　　　　 /: : : : :､丶`:／个: ..　　　　ｨ|: : /‐-､＿＿_.: : :.＼: : :.＼
　　　　　　 {￣ヽ/─ ／: : :Y⌒Ｖ≧ｾ升::|: :/ ⌒ヽ─‐'~: : : : : `、:: : `、　　
.　　　　　　　 /￣ {　／:.:.:.:. /:|　　∨/,rｫ,,/| /　　　|.: : : :.＼: :.: : : `、: : :`、
　　　　　　　　人 : : ∨.: : :. :./ _|_, -=|>‐{ }‐‐r‐-　__/.: : : : :. :.＼:.: : : `、.:. :.`、
　　　　　　　　　￣/: : : : : :|.:.寸ﾆﾆ∧(_八_)|ﾆﾆﾆﾆ〉.: : : : : : :. :.＼.: : : : : :. :.::.
　　　　　　　　　 /: : : : : /|.: .:.{ﾆﾆニ〉ニ二∨ニＶ: : : : : :_　-‐━‐-ﾐ.: : : : : :.:
　　　　　　　　 /ｲ.: : :. :.| | : : }ﾆﾆニ}二二/=ニ∧＼_／ﾆ＿ﾆﾆﾆﾆﾆ＼: : : : ::
.　　　　　　　 /　|: : : : :.| |: : :.}ﾆﾆニ}ﾆﾆﾆ}=ﾆ二∧二￣ﾆ二｀`ヽ､ニ=∧: : : :.|
　　　　　　　　　 |: : : : :.| |: : √ニニ}ﾆﾆ={ﾆニ二∧ﾆﾆ_､ﾆﾆﾆﾆﾆ＼=_∧.:. .:.|
　　　　　　　　　 |: : : : :.| |: :/ﾆﾆﾆニ}ニ=√=ニニ∧ﾆﾆ_∨ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ二∧: : |
　　　　　　　　　　ヽ＿／_／ﾆﾆﾆﾆニ}二/ﾆニ二二∧_ﾆﾆ∨ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ二∧ /
　　　　　　　　　　　　　｀寸ﾆﾆﾆﾆﾆｧ==ﾐ}_/_ｧ=ﾐﾆﾆﾆﾆﾆﾆ￣＼ﾆﾆﾆニニニ／/
　　　　　　￣￣￣￣￣￣｀マﾆﾆ二}　　{〈_/　　寸ﾆﾆﾆﾆニ／￣￣￣￣￣￣￣
　　　　　　　　　　　　 `'マとィ///Ｖへ } } }ゝ──''~
　　　　　　　　　　　　　　　　　｀¨¨´ 　　｀¨´

81 ：◆vsQyY1yD2Q

　　　　　　　　　＼ﾆﾆﾆﾆ｀ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ~ﾆﾆ/／ﾆﾆﾆ／
　　　　　　　　　　＿_ヽﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ／
　　　　　　　　　　ゝﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ／
　　　　　　 ‐=ﾆ二ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/､＿ﾐ、｀￣´　,ｲ_ノ｀ヽﾆﾆﾆﾆﾆｒ‐イ
　　　 ‐=ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ／彡＝ミｘ　 ,ｨ≦＝ミｘ　∨ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ二ニ=‐　　　　まぁ、特に問題は無さそうだし
　　　　　　‐=ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆｒﾘ´ 　___　　ﾉ　 { 　 ___ 　　 ∨ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=‐
　　　　　　　＞ﾆﾆﾆ/ Y丶､´￣｀γ　　Ｙ´￣｀,.　´　〉⌒∨ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=‐　　　明日からの事を話し合った方が
　　　　　　＜ﾆﾆﾆﾆ八_ｊ , 　ﾞ丶　{_..._..._ﾉ　／　、　|ミ:ｘ }ﾆﾆﾆﾆ=‐　　　　　建設的だな。
　　　　　　 -=ﾆﾆﾆﾆニ/ l { ー―　 ---- 　―一ﾍ !　 |ﾆﾆﾌﾆﾆく
　　　　　 ‐=ﾆﾆﾆﾆﾆニ;　ﾊー―ー――一―‐ ､ｲ　　 :.ﾆﾆﾆﾆニ＼　　　　　　ウェイバー君、何か気を付けないと
　　　　　　　　￣｀フニ7　 {　　　　　　　　　　　　　}　　 :.ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ＼　　　　　いけない事はあるかな？
　　　 --　　― 　 -- 7ノ　ゝ　＿＿　　　　　　　　ﾉ　　 !ﾆﾆﾆﾆﾆヽ￣　　＿＿
"´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::, '　人__　　　　　　￣￣￣ ___.ﾉ　 lﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾊ'"´::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i　　　　　　　 ´￣￣｀　　　　　　　 l＝‐-ミﾆニﾑ:::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::八　　　　　　　　　　　　　　　　　八::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/丶　　　　　　　　　　　　　　　　　 / |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
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::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::://////////へ　　　　／//////////|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
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: : : : :|: : : : : : : : : :|: : : : ／: : : : : : : : : : :＼
: : : : :|: : : : : : : : : :|／／／: : : : : : : : : : : : ::.
: : : : :|: : : : : : : : : :|／／: : : : : : : : : : : : : : : ::.
: : : : :|: : : : : : : : : :|／: : : : : : : : : : : :＞f´: : : :〉
: : : : :|: : i : : : : i: : |: : : : : : : : : :＞ ´　 .′: : /
: : : : :|: : i : : : : i: : |: : : : ､＞ ´　　　　 .′: :/
: : : : :|: : i : : : : i: : |― ´　｀丶..,,__　　,′／
: : : : :|: : i : : : : i: : | く￣;少ﾐz　 ¨´ ,rｲ: '
: : : : i|: : i : : : : i: : |　　 {)ジ　　　　//´
: : : :i |i : i : : : : i: : |　　　　　　　 '/
: : : il ||:.:.i : : : : i: : |　　　　　　　　{:::!　　　とりあえず、下手に目立つような真似は
: : :.|| ||:.:.i : : : : i: : |　　　　　　　　ヽ!
｀ヾji! ﾘ! :ｉ: : : : :i: : | 　　　　　／:|　　　慎んでいただければ。
ヽ　　リ|.: : : : i: : |　　｀ヽァ r‐'::::::::!
　＼　｀ヾ: : :.i: : |　　　　／::::::i::::::|
　　　＞　.,_｀¨ ヾ:j､　　／::::::::i:::i::::::!
　　　　　　　爪_}　｀¨´｀ヾ::::::i:::|::::/
　　　　　 /　ｨﾊ　　　　　｀“ '’'’
＼　　　 /／:::::ﾊ

82 ：◆vsQyY1yD2Q

　　　　　　　　　　　　　　 /　: i ／:　:　:　; へ:　:　:　: ＼　:　ヽ
　　　　　　　　　　　　 ′:　!:　:　:　:／　　＼　＼:　: !　:　i
　　　　　　　　　　　　　　|:　:　|　／／　　　　　　＼　＼j:　:　|
　　　　　　　　　　　　　　|:　:　|,_／　　　　　　　　　_,＼　l:　:　|　　　そうだ、葵さん。
　　　　　　　　　　　　　　|i　i　|/ ￣￣｀ヽ　　 '"￣　　ヽｌｉ　ｉ:|
　　　　　　　　　　　　　　|i　i　|　／示¨　　　　　¨示＼　|.:ｉ　ｉ:|　　　カダインで魔法の勉強をしないかい？
　　　　　　　　　　　　　　|i　i　| ヽ. 辷ﾘ　　　　辷ﾘ / j :ｉ　ｉ:|
　　　　　　　　　　　　　　|i　i　|､.　　　　　　}　　　　　　/l! i　j::!　　　君にとってもプラスになるし
　　　　　　　　　　　 Ⅵ:! :!.'.　　　　　　　　　　 /ﾉ: ' ,::/
　　　　　　　　　　　　 ∨!::ハ　　 r―――┐　 /::::′:':′　　　表向きは留学生って事にしておいた方が
　　　　　　　　　　　　　　　 ∨:ﾊ/＼　｀ー―‐ ´　ｲ::://:::::!　　　　周りの目も誤魔化しやすいと思う。
　　　　　　　　　　　　　　　　リﾘ　 _| 丶　　　／ | ｀ヾ/jﾊj
　　　　＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_/_|＿＿｀¨´＿__,|ﾍ＿＿＿＿＿＿__r,.=‐‐'⌒ヽ__
　　　　|:i:i:i:i:i:i:i:i:i:/ー―――――┬―――――‐┬―――――‐／　 _,,...／　　 }
　　　　|:i:i:i:i:i:i:i:i:/::　:　:　:　:　:　:　:.|Y´СY) (YС｀Ｙ|:　:　:　:　:　:　:/ 　./::／　　　　' .
　　　　|:i:i:i:i:i:>　 r────── 三三三巾三三三 ――――‐/､　/／　　／　　　〉
　　　　|＜￣　:〃 ,ｨﾆﾆﾆﾆﾆ¨Cヽー'⌒ゝ.,___,.ノ⌒/ C ヾﾆﾆﾆﾆ（__,ノ　　／　　　／ j
　　　　|i:i|　:　: || /i/　__:　ヾ｀¨¨´￣｀ー'´￣｀'ー'´ ｀¨¨´／　:　:　／　／　　／ﾉ　∧
　　　　|i:i|　:　: ||:ir:､　{lｭ} 　}:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i{　{i7}　 /　ﾉ,. ´　　ィ／　ノ.! !＼
　　　　|i:i|　:　: ||i:i≧＼ :　:ﾉ:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:iゝ　:　:　｀¨(__ﾉr―´‐‘ 　／　 | }: : ヽ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　''"ﾟ~　￣￣　~ﾟ"''
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／ -‐　　　　　 ‐-　　　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 jI斗─／　　　　　　　　　＼　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／／￣/　　 /　　:/:　　　　　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　乂乂___/　　 /　　:/　　　　　　　　ヽ　　 ',
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 //￣/　　　　　　　　　　ヽ　　　',　　 ',
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　| l 　 |　　　.|　　 |:　　　ヽ　　　　',　　 ',
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　| l＿_|　| 　 |　　 |:　　　　　',　　　 ',　　　　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 └ー‐|　| 　 |　|　八　　　　　|　 :| 　 :i　　 |　　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/:|　|　　 ‐|､___l＼　　 _|＿」,.､ィ|　　 |　　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /:: |　|　　j斗zzzzミ＼　斗zzzzzミ　　 :|　　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼」　Ｌ＿_,癶乂_リ　　￣⌒乂_,ソ|　　　:|　！　　　えっ？　私？
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 j八　　:|:∧:::::::::　　,　　　　:::::::/　　　.:|:　！
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼/| :込、　　 -- _　　u.ｲ　　　 .:|　　！
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　 ≧／　　　｀ヽ　/　　　 /　　！
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　　└┐　　　　∨　　　 /ヽ　　 ',
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　人＿//〈_`┬┐　ﾉV　　　 /　 ',　　　',
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ‐‐ミ {＿}{　<_八,└‐'ﾞ　 V___／　　ｉ　 |　 ',
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /／／　}/　∧　　 ∧＿／　∨／　　　|　｜　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　((／ヽ__八　 :∧　　 ∧　　　 ∨　　　〉　　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 / l　　,＼＼ﾊ∧　　 ∧　　　 ∨/　　/　 :|　　|

83 ：◆vsQyY1yD2Q
　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿_
　　　　　　　　　　　　　　　／_ノ　ヽ、＼
　　　　　　　　　　　　　　／（ ●）　（●）.＼
　　　　　　　　　　　　／　　　（__人__）　　u. ＼　　　　　　葵様、魔法の勉強をしたいならそうした方がいいお。
　　　　　　　　　　　　 |_ _.　　　｀⌒´　　　　　|_
　　　　　　　　　　　ｎ .| | ｌ ,/)　　　　　　U 　l^l.| | /）　　　その……やる夫、錬金術以外はロクに使えないから。
　　　　　　　　　　　', U ! ﾚ' /　　　　　　.　.　| U ﾚ'/／)
　　　　　　　　　　　 {　　　〈　　　　　　　　ﾉ　　　／
　　　　　　　　　　　..i,　　　."⊃　　　　ｒニ　　　 /
　　　　　　　　　　　　."'""⌒´　　　　　　　`''""''''

　　　　　　　　　　　　　＿__　　　__
　　　　　　　　 _/: : : /─＜⌒＼_ ＿__
　　　　　　　／:/: : : /: : :./.: : : :.⌒＼　|
　　　　　　 , : : :/: : : / | : /.: : : : :. :. :. :.＼
　　　　　　　/: : : :ｉ: : : :ｉ: :|: :ｉ.: : : :. :.|ヽ : : ＼＼
.　　　　　 ,:.: : : :.|: : : :|: :|'⌒: : : : : |⌒: : : : |: :|
. 　　　　 {.: : :. :.|: : : :|_人人:_:_:_:_人ハ.: : :.|⌒ヽ
.　　　　　　 :: : : ::_|: : : :|　 Y^Y　　　 Y Y:_:__」
　　　　　　 }: : :/ |: : : :|　乂ﾉ　　弋ﾉ }i＼　　　そうなん？
. 　　　　八: 乂|: : ⊂⊃　　　__　　 ⊂⊃ ＼
　　　　 /: : : : : |.: : :.人　　　└┘　イ: : :.}＿_〉
. 　　　 / : : : : /:|.: : : :. :.≧=‐=≦〔乂_:_:_/
　　　 /: : :./: / :乂___:／　＼| |.: .:.|　 /⌒ヽ
. 　　 /: : :./: /: : :.//'⌒ヽ＼_i|_|〉.:人.人 : : :}
. 　／: :.／: /: : :./人.: :. :.}‐=穴|∧: : ＼,)_ノ
..／: :.／.:..:./i: : :/.: :./＼:/|‐=ﾆ/=∧＿: :＼

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／三三三三＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿　／二二二二二二＼＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│＼＼三三三三三三／　／l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│　／＼三三三三／　／　│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│/ 　　|　・|・　| ､　　　ヽ │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 / 　／　`-●－′　＼　　ヽ　　　実は、な。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　/ ──　|　 ── 　ヽ　　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 | /　──　|　 ──　　 |　　|　　　だから木馬隊開発に
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　　──　|　 ── 　　 | 　l　　　回されてたんだよ。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ　（＿＿|＿＿＿＿　 /　/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼　　　　　　　　　 /　/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　l＝二☆二二＝＝=┤

84 ：◆vsQyY1yD2Q

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｢＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 | : : ＼　　　　　　　 _／＼＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿|＿＿　/￣＼￣　／＼　＼｀丶、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |: : : : : : :.--ﾐ/　 ./　　　　　　　ヽ　＼　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |: : : : ／／/　 ./　　　　＿_　　　　＼　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼／／: :/ 　　 /　　　´　　　　　　　　＼　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／／ : : / 　 .斗　　　　:|　　 :|　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〈　〈___／/ 　　 :| |　　 ./　　 __|＿|,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼__／/　　　 | |＿,／￣笊灯灯㍉　　　:|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　 | 　　|/笊'㍉　　乂;;ツノ　　　 | 　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／ |　 |　　 :圦,乂ツ　　　　.:.:.:.:.:|　　　　| 　 |　　　錬金術……。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 / : : |　 |　　　ﾊ:.:.:.:　　　　　　 /|　　　　| 　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 / : : 八 .人　　込　　　 ‐ 　／{_|　　　　| 　 |　　　私、錬金術も……。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /: : : : : :ヽ| |＼　 | ｜ ≧=‐┐　　/｜　　　 | 　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼.: : : : : :./|　＼|　|___,／　 ∨ /　 |/　　　.ﾄ､　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼.: : :./: |　　　　:|　|　＿_ ∨　 /　　　 :|　｜
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼/: : |　　　 /　|／　_(())＼_|　　　　/　| ｜
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /.: : : :.＼＿_/─／　乂人,ノ人＿_／＼.| 人
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼: : : /|￣|＿/. 　　 /| |　／￣|ヽ　＼　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ─‐- ＼// 　＼{ : : : : . | | | ./　　 |　}＿,／　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　　　　　 И＿l⌒}: : : : 　|_|_| :}＿_／:.:√¨'|　　　　　丶
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　　　　＼　　　 /: :　　 {_}{_}　　: : :.:/　　｜､　　　　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　　　　　　ヽ　 _ノ　　　从ﾉ　　　　:|　　　 |　＼　　　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /|:　　　　　　 |／　　　　　　　　　　　　 |　　　 |　　 |＼　　　　　＼

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　´: : : : : : : : : : : : : ｀
　　　　　　　　　　　　　　　　／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ＞、
　　　　　　　　　　　　　 / : : : : : : : / : : : : : : : : : : :／ : : : : : :＼_
　　　　　　　　　　　　　　 ′: : : : : : :/: : : : : :..|: : : ／: : : : : : : : : : : ＼
　　　　　　　　　　　　　　,′: : : : : : : ′: : : : : :|: ／ : : : : : : : ／ﾊ: : : : ヽ
　　　　　　　　　　　　　　| : : : : : : : :.| : : : : : : :.|: : : : : : : : :／／　'. : : : : j
　　　　　　　　　　　　　　|: : : : : : : : :| : : : : : : :.|: : : : : ＞´／　　　 :, : : : ′
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　　　　　　　　　　　　　　|:!: :.:. : :.:.:.:.:| : : : :ｉ: : :.〈　/心ﾐ　　　　　ﾄ､__ lｨ′
　　　　　　　　　　　　　　| ! :.:.: : .:.:.:.ｉ| : : : :ｉ: : :.| ｀ゞ:ﾋ　　　　　　'¨` /:|　　　悪い事言わないから
　　　　　　　　　　　　　　| l:.:.:.:. :.:.:.:.:i| : : : :ｉ: : :.|　　　　　　　　 {及!/: ′　　魔道の勉強から始めた方がいい。
　　　　　　　　　　　　　　| l:.:.:.:.: .:.:.:.:i| : : : :ｉ: : :.|　　　　　　　　'.｀¨/: :,
　　　　　　　　　　　　　　｀ヾ:.:.:.:.:.:.:.j| : : : :ｉ: : :.|　　　　　　　　/　':.:.:,　　　　魔道の知識が無いと
　　　　　　　　　　　　　　　　＼:.:.:.:.j| : : : :|ｖ: :.|　　　　　　　　　ｲ:.:. !　　　　錬金術も理解できないぞ。
　　　　　　　　　　　　　　　　／'.＼;i| : : : :| v.:.|　 -=====　／:.:.:ji:.|
　　　　　　　　　　　　　　　／　　＼　＼: :j|　Ⅵ､　　　　／:.:.:.:.:.ハ!　　　　やる夫だってそこはキッチリ修めてる。
　　　　　　　　　　　　　／-､　　　＼　ヾ| 　lﾘ＞---∠.;:.:.:.:.:.:/　l|
　　 -―― ､――‐… ´: : : : '.　　　　　＼　　 / ､　　　　ヾ:.:.:/ 　 |
　/: : : : : : : : ヽ : : : : : : : : : : : , 　　　　＼ / 　|　　　　　｀′
. ′ : : : : : : : : : '. : : : : : : : : : ∧　　　　／／__} |､
/ : : : : : : : : : : : : '. : : : : : : : : : ∧　　／､//:::::::ﾊ|: ≧ｰ- ､

85 ：◆vsQyY1yD2Q

　　　　　　　　「￣＼　 _　-‐…･…‐-　_
　　　　　　　 r─| |二　 ´　　　　　　　｀丶
　　　　　　 | |二_／　　　　　　　　￣＼　　 `､
　　　　　 rLＬ_/ ／　　　　　　＼　　＼　 `､
　　　　　 L___/　　　　　/　　　　　　　　　 ∨　 ',
　　　　　　　 /' |/　 /　　/　　　 |　　ハ　　 ∨　 ,
　　　　　 /　/　　|　　 |　　　 |　　　 ',　　　　 i
.　　　　　　 /　 |　　 |　　 |　　　 | 　　　　　 i 　 |
.　　　　　ｉ　 |　　 `ト ...,,__　　　＿_,,...､ィ i　　 | 　 |
.　　　　　ｌ:　 jｲ　Ｌ＿_｣　　　 / ハ＿/_｣　　 |　　|
. 　　　　乂　八_,y扞冬ﾐ ----xzzzzzzミ|　　 |: 　 |　　　　　　　やる……。
　　　　　　　 | 　ﾊ, 乂ツ　　　乂:ツノ√　　:|:　　|
　　　　　　　 |　　ｉ:x:x　　,　　 :x:ｘ:x:x:/ 　　 |　　 |,　　　　　　私、魔道も錬金術も覚えて
　　　　　　　 |　　込、　　　　　　　 .ｲ　　　 l　　 |',
　　　　　　　 |　　　　〕iト　 _｀_　ィi〔　|　　　　|:　　　|`､　　　　　やる夫のお手伝いする……！
　　　　　　　 |　　　 |i:i:i:i:i:i:i:|｣　／ |　　　　トミ, 　 | `､
.　　　　　　八　　　　|i:i:i:i:i:i:i:l　／i:ｉ:ｉ:｣　　　　|i／'，　ｌ　`､
.　　　　　　 / /＼＿_/＼i:i:i:ｉ:ｉ|/i:i:i:i:i:ｉ:ｉ|　　　 /　　 '， :l:　 `､　　　私に、魔道を教えてください！
.　　　　　 / /　 .[＿]　　＼i:ｉ:|i:i:i:i:i:i:ｉ:人_____/　　　， :ｌ`､　'，
　　　　　　　/ /　 ./　 }‐っ「￣ {}￣￣〉　_{＿}　　　　　'，ｌ　`､ '，
　　　　　　 / /　 ./　 /ﾆﾆ⊃　八　 /⊂ﾆ{　　}＼　　 / i:，:l 　 `､'，
　　　　　 /:〈＼__| 　 {ニニ)／/ |＼｣⊂ニ{　　}　 i 　/ /ｉ:ｉ:，ｌ　　 `､,
.　　　　　/ / ＼i八　 {ﾆ⊃〈__/　Ｌ,__〉⊂ニ'， /　 |　／ｉ:ｉ／　| 　　 '，
.　　　 ,　/　　/　＼{ﾊ　　　　　　　　　 ∨',　　＼_／‘, 　 |　　　ｉ'，
　　　 '　i　　 ′　　}　| 　　／　＼　　　 ∧　　＼　 ,　 :|　　 :|: ，
.　　　　ｉ　|　　ｉ　　　 }　|　　　　　　　　　 ∧　　　ヽ ',　 |　　　|　,
.　　　　|　|　｜　　　/八　　　　　　　　　　　 {`､　　　　　}l　|　　 |　′
　　　　:|　|　人　　 /√ 丶　　　　　　　　八 `､　　　八 |　　 |:　ｉ
　　　　:|　l　　 :|≧彡√　　＼　　　　　　　　 / ム　≧==彡　 |　　 |:　|
　　　　:|　',　　 |　　|:√　　　　＼　　／　 :/　　∧　　|　 /| /　　　八
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.　　　　　＼＼　,　/　　　　　　　　　　　　　　　　　 ∧/| /　　　　/'’
.　　　　　 ¨⌒ ∨　　　　　　　　　　　　　　　　　　　`､/
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　　　　　 /i{　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 }i:i)h､
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿ _
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿　　　-= ＝￣:::::::::::::::::::::::＞､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／ ⌒＞´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::人ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〃　／::::::::::::::::::::::／:::::::::::／:::::::::::イ:::::}::∧
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／::::::::::::::::::::::／:::::::::::／:::::::::／　ﾊ::::ﾘ::::∧
　　　　　　　　　　　　　　　　　／:::::::::::::::／:／:::::::／ /　芹≠　　/　Ⅵ:::::i::}
　　　　　　　　　　　　　　　／:::::::::::::::／:／:::::::::/:::::::レ辷ｿ　／ィ升:::::ﾉ::!
　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾊイ::::::::::::::::／::::::::::::/:::::::/　　　　　辷ｿ／:::ﾉ　　決まりだね。
　　　　　　　　　　　　　　　　 }ﾊ／}:::::::::::::::::::::/:::::::/　　　　　　　ゝ＜::::イ:::|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾑ／:::::::／:{:::::::ﾍ　　　　　 ´　　/／::::ｲ　　　まずは基本的な事を
　　　　　　　　　　　　＿　　／|{　　____ﾑﾍイ:::::::|:::::::∧　　　　´　ヽ　 /:::::／/　　　僕が教えよう。
　　　　　　　　　 | 　∨.:.:.:.|!:／///∧　ﾑﾊ八:::/ 　>　　　　　　／:／!::/
.　　　　　　　　　　 ,ﾍ. |.:.:./.:.:.:.:／//////∧ 　　从_イ　｀　￣＞´⌒ 　ﾚ
　　　　　　　　　ノ.:.:.:.:|.:./.:.:／/////////∧　／　｝　〉__;＞　´＼ｰ､
.　 x≦三三三≧x　.:.:.|/:／/////////////∨　　/ ／//∧　　　　〉　＼
　 ∨//////////∧三三∨//////////// ∧　/　∨///∧ 　／　　　＞ ,.
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　　 ∨//////////∧三三∨//////////// ∧i!　 //〈　 /　　　　　　　　　　ヽ
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.　　　　 ∨/////// r‐ ､三三/　//　/　/､////／.{////}　　　　　　　　　　 / 　　|
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.　　　　　ヽ＿＿＿__ ＼　ヽ　　　　　 / ／　　　 ∨　　　　　　　　　　　　/　　　 !
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.　　　　　　　　 ∨　　　　　　　　ﾊ　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ∧　　　　 !
　　　　　　　　 ∨　　　　　／　!　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　∨　　　 !
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼__,/ : : И　　　}《 {,人,}　　　　{_人/}｀》　　　　　　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 / : : : : 八_／ﾉ　乂,ソ　　　乂/ソ /　　　　　　　　　　よろしくお願いします！
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /.: : : : :. :. :./|　个　　＿ゝ＿_ノ＿ /　　　 /.|　 /|
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_ -==ミ＿＿
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_ -=ﾆヽ／_: 〕iト　ﾉ{__　／／__::::/
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　　　　　　　　　　　　　　　　　′: .:{:人: : : : .ｌ: . : .斗.: : :人＼ﾉ}＼／
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　　　　　　　　　　　　　　〃.: : : : 　TT＼(　　 TTY...: : : |: {|人::::{＼＼
　　　　　　　　　　　　　　　　ｌ: : : ､ヽ∪　　　　 ∪ .:.:...:.. .|: {|　 V:.　＼＼
　　　　　　　　　　　　　　　　 |: : : :|ﾊ""　　,　　　""}: : : : |: {ｌ　v人:.　　)i:i:)　　ウチはどうしようかな～。
　　　　　　　　　　　　　　　 /.|: : : :|込　　　, 、　　ｨ.: : : :.:.|: {:.　 v:::＼ ⌒´
　　　　　　　　　　　　　　 ./: .|: : : :|: : : ＞　 _　ィ(　}: : ::.:..|: ｖｉ:.　　::::: ＼.　　　シバラクのおっちゃんに弟子入りして
　　　　　　　　　　　　　　/: : .|: : : :|─く⌒V　　.{/　.: : ::.:.:|､ vﾑ　 V:::::::::＼
　　　　　　　　　　　　　./: : : .|: : : :|　　／⌒ヽ../　/: : :.:...:|　 vﾑ　 ∨::::::::::(　　アーマーナイト目指してみる？
　　　　　　　　　　　　 .: : : :.人:.:.:.:|　 (ｉ:ｉ:(⌒）ｉ:） /: : : : :.:.|　v/∧　 ∨:::::::ﾉ
　　　　　　　　　　　　.: : : : .(: : ヽ__〉___〉⌒Ｙ／〈: : : : : ﾉﾉ　 V/∧　　寸/
　　　　　　　　　　　ﾉ: : ／⌒ＹＹ〔((ﾆ人((ノ⌒ヽ）＼___／__／TV∧
　　　　　　　　　　 .: : ／: : : ノ: : ﾊ＼_／⌒YY/ﾆ/⌒Vﾆﾆﾆﾆ{: {人ヽ
　　　　　　　　　.: : : : : :／Ｙ: : : : :} //ﾆﾆﾆﾆ}i:{ﾆ‐: : : : Vﾆﾆ=-_人i:i:ヽ）
　　　　　　　　.: : : : :.／: : }}: : : : ﾉ//ﾆ(〇)ﾆ}i:{ﾆ′: : : :.ﾆﾆﾆﾆ-_: :＼(
　　　　　　　　: : : ／: :.:..:.八: :／∥ﾆﾆﾆﾆﾆ }i:{={{: : : : ﾉ}ﾆﾆﾆﾆ-_ : : : ∨ /
　　　　　　　　.:／: : : : : /:...ィ(ﾆ‐{{ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ}i:{ 八: ／ﾉﾆ/ﾆﾆﾆ-_: : : :.∨ /
　　　　　　　　: : : : : :..:...{/‐ﾉ/ﾆ‐{{ﾆ(〇））ﾆ.}i:{ﾆィ(: Yﾆ./⌒ヽﾆﾆ: : : : : ∨
　　　　　　　　: : : : : : : /ﾆ‐/ﾆ〈〈ﾉﾆﾆYﾆﾆ<i:i:i〉ﾆﾆ）ﾉﾆ/ﾆﾆﾆ‐＼ｌ: : : : : : :.
　　　　　　　　: : : : : : _-ﾆ./ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ |ﾆﾆﾆ∨⌒ﾆﾆ／ﾆﾆﾆﾆﾆ=-_: : : : : : :.
　　　　　　　　: : : : : _-ﾆｨﾆﾆﾆlﾆﾆﾆﾆﾉ〈⌒7＼‐=ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆｌ: : : : : : :
　　　　　　　　: : : : /／.人ﾆ=八ﾆﾆﾆﾆﾆ∨彡　V⌒ヽﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ |: : : : : : :
　　　　　　　　: : : /ﾆﾆﾆ⌒ヽﾆ∧ﾆﾆﾆﾆ ∨⌒ヽVﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ |: : : : : : :

ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ＜
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆトﾆﾆ＜
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ7　_,}ﾆﾆ＜
ﾆニ7⌒ヽニ{´,ｨf７
ﾆﾆ〈　ｲﾆﾆﾄ　・!__
ﾆﾆﾆゝ__,へ从.u (__, 〉　　　またまたご冗談を。
: : : : :／-.、:'，　 } 、
:_:_ イ::::::::::::＼，ノ (　　　　そこは素直に魔道の勉強を……。
:::::::::::::::::::::::::::::＼_　}
::::::::::::　＜￣|￣:/ノ　　　　あ、シスターの勉強という手も？
:::　＜　　　 |::::::{
'´　　　　　∨ :::::|　　　　　　┌───────────────────────────────┐
　　　　　 ∨ ::|　　　　　　│ ※ 『新・紋章』のユミナ／茜には「ジェネラル」の素質が有ります。　 |
　　　　　　 V/.　　　　　 └───────────────────────────────┘
　　　　　　　　 i
　　　　　　　　Ｌ　 _
　　　　　　　　　｀ヽ
　　　　　　　　　　　　ﾄ、
　　　　　　　　　　　　　 }　ﾄ、__ノ￣　`つ
｀ヽ　　　　　　　　　　 /　/ /　　　 (
: : :ﾍ　　　　　　　　 /　/ /　　　　　｀ヽ
: : : : :｀丶、　　　　 /　/ /　　　　　　 '，

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　-‐━━‐-. ._　　／￣￣〉＿__
　　　　　　　　　　　　　　　　　／: : : : :⌒＼: : : ＼ヽ/／⌒ｱ⌒〉::::|
　　　　　　　　　　　　　　　　　 //⌒: : : : : : : : ヽ: : : ﾊ廴__／__／:::::〈
　　　　　　　　　　　　　　／:/: : : : :|: : :／: : :ﾊ: : : :|く⌒＼＿＿＿|__
　　　　　　　　　　 |　　⌒ｱ|: ―-:_|＿抖莉ﾃY : : :|: :＼　＼　　〔⌒＼_
　　　　　　　　_＿人＿_　|:八抖莉　　　弋ｿ j: : : :|: : :人　　)ト―┘　　┛　　　う～ん、せやな！
　　　　　　　　　　｀Y´　 .八∧{ 弋ｿ , 　　 "厶: : :.|): : : :|＼/:::::＼＿___
　　　　　　　　　　　 |　　　 |: : :ﾊ""　　　　 /: : : :|: : : : |::::::::::::::::: ＼　＼_　　　そんならウチは
　　　　　　　　　　　　　　　　 И/:込　　 t_) 　＾7: : :.|: : : 八:::::::::::::::::::::::＼　┛　　シスターの勉強してみよか！
　　　　　　　　　　　　　　 /: : |　/:＞　 _,..イ/ : : : |: : : : : :.、::::::::::::::::::::/
　　　　　　　　　　　　　　　　/: : : ∨: : : 〃⌒ﾊ/ : : : : |⌒ヽ: : : ＼::::::::::::::/　　　　　癒し系茜ちゃんや！
　　　　　　　　　　　　　　 / : : : : |:_jI斗{{　〃: : : : : :j　　　＼＿_.＞―┘
　　　　　　　　　　　　　 |: : : : : /ﾆﾆ/ ∨/ |: : : : : /　　　／ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ＼
　　　　　　　＿＿＿_　　　 |: : : : :j厂￣)迂( 八: : :／　＼/ニ、ﾆﾆﾆﾆﾆニ-_
　　　　／ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ＼　人＿___廴／ﾆﾆﾆ＼j仄{ﾆ{　　/∧,く.＼ﾆﾆﾆﾆﾆニ|
　__,， '^~⌒ﾏﾆﾆﾆﾆﾆニ-　_／/ |ﾆﾆﾆr冖┐／: :.:.|_八 //:.く／し1＼ﾆﾆﾆニ|
└=冖込_｀7∨二ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ./: :|ﾆﾆ〈(ふ)]〉_Т: : |ﾆﾆ∨:.〈ﾆﾆﾆ└ﾍ}ﾆﾆﾆﾆ-
　　　　 |く／|ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/: : |ﾆﾆ└辷┘ﾆ|: : /ﾆﾆ/: : :.}ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ八
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　　　　 |///|ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ.八: : |ﾆﾆ〈(ふ)]〉ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ|: : : :|ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ_
　　　　 |///lﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ＼|ﾆﾆ└辷┘ﾆﾆﾆﾆﾆ八: : 八ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ|
　　　　 |///|ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ|ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ-_ : : ∨ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/
　　　　 |///lﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ-_ : : |ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ/
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　　　　　ﾏﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ.|ﾆﾆﾆﾆ〈ﾆﾆﾆﾆ/ﾆﾆﾆﾆ〈ﾆﾆﾆﾆﾆ八:_: : : :∨ﾆﾆﾆﾆニ/
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　　　　　　 _＿／ﾆﾆﾆﾆﾆ/ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ〈ﾆ/ﾆﾆﾆﾆﾆニ〈ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾊﾆ二＼ﾆニ/＼
　　　　　 /ﾆﾆ{ﾆﾆr=ミｰ彡ﾆﾆﾆ}ﾆﾆニⅤﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ〈ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ|ﾆﾆﾆﾆj＼/: : : ＼
　　　　人ﾆ八ﾆ〈三冫、ﾆﾆﾆ/ﾆﾆニ/ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ〈ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ/: : : : : :/⌒
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.　　　　 r‐／　　＿＼{ l: : : :|: :７ j八:{　　　 {　_jﾉ　VＮ: : : : |: :j}￣￣＼}＼ : |
.　　　匸/凸　 /―――一つ∨_,斗≦　　　　　≧冬ﾐ,|: : : : |: :l|　　　｝　ヽ!
. 　／匸/ {__}　/　　＼二二)从ｱ　ん(_　　　　　ん(_　犲:| |/ﾊ;ﾉ
.　/　匸{　し'　{r┐|　ﾄ､＼{八:Ｖ}l　以ﾂ　　　　　ﾋｔ汐ﾉ/:j人Ｙ
　{　　［人　　＼_｣_ﾉ　＼): : ヾ {l ぃ　　 ' 　　　ぃ　/: /: ∧　　　　それなら、菜々が
.　＼　　廴＞r――＜　＿|: /|: :N 　　 ┌─　┐　　 /: /{: :ｌ:∧
.　　＼　/　　　　 (_]＼ l :{_|: :|:{_r‐っ　　　ﾉ　　　{: ∧{ : : ∧　　　バッチリ教えちゃいますよ～♪
.　　　　⌒ヽ　　　　 (_］　/}乂 |: : :{￣〕　､　ｰ‐'　　イ ∨　＼: :∧
　　　　　　　}＼　　(_]　//　　(＼: {＼_／}ト--i´　／　 __ｆア´ ＼:∧
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.　　　　　　　　廴ノ__／　　_r～'⌒ {__/⌒ 　人__ｆア∨　　　　　　　　 { i＿ __
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　　　　　　　　　　　　　　　　＼┴┴―[__)＿{__〕_ノ　　 |'⌒＼　　　 (__ /　　　　　／⌒＼　ヽ　ｉ│|
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　　　　　　　　　　　　　　　　＿| (V)　　(V)　　　 _ﾆ=’厂{ｰｰ'^━╋━} ━＼
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　　　　 / 　ｌ| 　 l|　 |　　　|乂_り　　　 ::::::|　　|i:i:i:i:. |　　　癒し系……それもいいなぁ。
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　　　　　　　　 / i|　 /　 |　　　　　 ,ィ旬) |　 |　 ∧　　　 ∨!　＼
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　　　　　　 /　　l|　l|　　|　　　, イ　∥　　　| 　＼__|∧　　　　＼　　　＼
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　　　　　　　　　　　　　＼__／　┐ |: : :ﾊ"" 　　　v､　/: : : :|: : : : |::::::::::::::::: ＼　＼_
　　　　　　　　　　　　　　／　 /　И/:込　　乂丿＾7: : :.|: : : 八:::::::::::::::::::::::＼　┛　　葵はいやらし系やから！
　　　　　　　　　　　　　＼__/　 /: : |　/:＞　 _,..イ/ : : : |: : : : : :.、::::::::::::::::::::/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/: : : ∨: : : 〃⌒ﾊ/ : : : : |⌒ヽ: : : ＼::::::::::::::/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 / : : : : |:_jI斗{{　〃: : : : : :j　　　＼ : : .＞―┘
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　　　　　　　 √|　　　　　　　　　　|: : : : :j厂￣)迂( 八: : :／　＼／ﾆﾆﾆ＼|
　　　　　r―┘.廴_＿___ 　　　 _人＿___廴／ﾆﾆﾆ＼j仄{ﾆ{　　/∧ﾆﾆﾆﾆニ＼
　　　　　|　ﾆ了 j　｀ﾏﾆﾆﾆ=―=ﾆﾆ二/ |ﾆﾆﾆr冖┐／: :.:.|_八 // : ∨ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ-_
　　　　　l　-丿_ﾉ_＿|ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ/: :|ﾆﾆ〈(ふ)]〉_Т: : |ﾆﾆ∨: : : :}ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ∧
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.　　　　　ﾔﾆﾆニ二二二ﾊﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ′
　　　　　　　やﾆﾆﾆﾆニ二ｉﾔﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ′
.　　　　　やﾆﾆﾆﾆﾆニ{　ﾔﾆﾆﾆﾆﾆﾆ′

90 ：◆vsQyY1yD2Q

　　　葵がいやらしいかどうかはともかく

　　　カダインに拠点を作ったやる夫達は、翌日から早速活動を開始する。

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　　　　　　　　　　 /|　| .|　/　|　ト_.,___/　ﾘ,斗劣ﾐ,、　..:.:|　. :|
.　　　　　　　　　　 |　|/|. .:|　_.斗劣　　　'~ {/:｡ﾊ .|　　..::|　. :|
　　　　　　　　　　 /|　| .|. .:|,ｨf　{/｡ﾊ　　　乂_ツ | 　 . ::|　. :|　　　　　　 /
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.　　　　　　　＿／./ ./.. :| 　. :小:::::::　　　　　　　 |　　..:.:|　. :|　　　　　 /７
　　　　　　　　 '　:|. . :|　　. ::込、　　 ‘' 　　 .ｲ|　　: :|　. :|　　　　　　/ /)
　　　　　　　　　　 | . :|. . :|　　 . ::|__.〕iト　 __...ィ: : {|　　.. ::|　. :| 　　 ./ )/ //　　　【癒し系葵】
　　　　　　　　　　 | . :|. . :乂＿__ノ　/_ノ}: : . .　　　/ 　　 /　. :|　　　/ /￣ヽ、
　　　　　　　　　　 |人|＼|./ /￣ヽ　|. : : : : .　　　人______/＼ . |　　./ 〈//￣ }
　　　　　　　　　　　　　　ｉ　| 　 . :| i|　｀丶､　　　　_/￣｀ヽ　. | 　 .|　　〈/　/
　　　　　　　　　　　　 //　| 　 . :|八　　　 ` :..: '´ i|　　. ::|〉 :| |　八　　　 /
.　　　　　　　　　　 / ｉ.　 | 　 . :|､　＼　　　　　八　 . :|　 | |　 ./　　　./
　　　　　　　　　 /　.|.　 |　　:/　＼　＼　、　　　＼　人 :| |　/ 　　 /
　　　　　　　　　　 /　 /　 /　／　 .|/ ＼　＼＼{　/／＼　＼|./　　　 /
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..　／　　　　　 .／　: : : :ゝ. ＿　　　　　　　　　　　￣￣｀ヽ ___/〉 :/,
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　　　　..／　　..:.:/: : : :＞''i´　　　 /　　　 ./　　　/　,: : : 　 : :|　　 ./,
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　 /　　 .／　　　　　　　　|::　　/ 　　　 ./　　　　.:ｲ.: : .　　 . :|　　　　　i
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　　/ハ　　　　 | |＼　　　　 /､|　　＞''~　| |　　　 |:/　　／/　 ./

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91 ：◆vsQyY1yD2Q

　　　葵は、留学生として魔道の勉強を。

　　　茜は、菜々の下でシスターの勉強を。

　　　そしてやる夫は……ハイエースに続く２号機の開発に着手していた。

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _,,　 ,,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 (_(二(O＿　　, - 、 __
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　三|_|ﾛoﾛ||_（(ﾆ| (ﾆ（__（ O
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _//／〕|ニ|〔＼　ー '
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｰ======================────--------ミ､
　　　　　　　　　　　　　　／ｰ==ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ７´,ｨ=====┐',.v──────ｰ┬─────┐∨
　　　　　　　　　　　　／／: : : : ｀"7""´i:ヽ'´,ｲ┐i:.{i:i:i:i:}i　i.i.∨二i二ﾆi!二二二i!二二二二二ﾆi! .∨
　　　　　　　　　　,。ｲ／''´_,。､: : :./ｨ､i:i:iｲ//,,,,,,,,}i}ｨ≧≦i! .i i ∨ﾆi!二ﾆi!二二二i!二二二二二ﾆi!　i!
　　　　　　　　　 {ｲ--=≦三≧ﾆﾆ{i:i:ﾉ./.ｿ/ｰ=彡),,。-==ｲ .i .i　∨.i!二ﾆi!二二二i!二二二二二ﾆi!　i!
　　　　　　 /￣￣￣￣￣￣￣ヾﾐ≧ ゞ''""´￣　　 .,。vi　irn､''─────.┬─────.┘ i}
　　　　　　　 ∥　　　_　　　　　　　.i　ゞ.|　　　　　　　ｲ二}i__.iゞｰ'。。。。。。--=≡≡≡≡≡≡≡ i}
　　　　　　　 .ﾄv┬=匁)===vｯｨ======i|　　￣￣￣￣￣/'''i|　　　　　　　　　　 i　　　-=-　　　　.i}
　　　　　　　 }((ﾉﾏ三=三三={.iア)()()}:::i|　　　＞'´￣｀ヽ/　 i|　　　　　　　　　　 i　／,。= 。ヽ,　　　i}
　　　　　　　 | {二二二二二.i{￣￣i!￣i|　　 /　,ｨ≦≧ ､　　 i　　　　　　　　　 .i　 ./i:i:i:ヽ∧　　＿_|
　　　　　　　 h{{//////////i}　＿_　　|　　　/i:i:i:三i ヽ,:',　 .i　＿＿,,,,,,。。。==={ｰ,'i:i:ｨフivi::i}￣　 .ﾘ
　　　　　ゞ＿__i´￣｀i''''''''´　〔()i!|.　.|＿,,,,/i:i/ヾﾘｲ'vi}::}イ}´￣　　　　　　　　.ﾉ /i:i:{≧≦}}ﾏﾆ=ｰ''
　　　　　　　ゝ===ゝｪｪｪ三三ヽ,。イ＿＿＿ii:i:i:＞()＜}i:/＿ゝ====ﾆﾆﾆﾆ二二二i:i:i:i∨_∨ﾉ
　　　　　　　　　　　　　ﾏi:i:i:i:i:i:i:i:/""""""´.ﾏi:i:i:∨{〕ゞi/::::::::::::｀'''''''''´::::::::::::::::::::::::::ヾi:i:i:i:i:／二ﾆ=ｰ
　　　　　　　　　ｰ==ﾆ::::｀''''''''''''´:::::::::::::::::::::::＞=ﾆ二ﾆｲ:::ﾆ=ｰ
　　　　　　　　　　　　　　　　￣￣￣￣￣

　　　　＿＿＿_
　　　／　　　　＼
　／　　＿ノ　ヽ__＼
／　　（─）　（─）＼　　　ハイエースを整備するのは当然として
|　　　　（__人__）　　 |
./　　　　 ∩ノ ⊃　　／　　今後の事を考えて、もう１台作る事も考えるべきかお……？
(　＼　／＿ノ　|　 |
.＼　“　　／＿＿|　 | 　　　もっと、こう、たくさん運べるのを……。
　　＼／＿＿＿／

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92 ：◆vsQyY1yD2Q

　　　その一方でシバラク達は、「カダインの次」を見据えて行動を開始していた。

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::＼|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::: /／:::::::／
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／
::::::::::::::::::::::::::::　 -ミ::::::::::::::::::::イ:::::::::::::::∠_
::::::::::::::::::::::／ __､__ ＼:::::::／ _ﾑ:::::::::::::::::／_____,
:::::::::::::::::::〈〈{====ミ_, `　ノ===ミ::::::::::::::::::::: ／　　　　　どうもこのカダインでは
:::::::　-く:::::》　_（__rt_}　　 Yrt__）/:::::::::::::::::／　　　　　　やる夫の立場は微妙らしい。
:::::::|　　}::/　 "　　 ┌┘　ト　ﾞ V＾Y:::::∠_________
¨¨.乂.ノ「¨¨￢=ｫ　ゝ　　　ﾉ　-‐========＜⌒　　　　いつでも出られるようにしておきたいのだが
::::::::::::::::::〉　　　 _______________　 ∨:::::::＜_____ ＼
:::::::::::::::/》 /　（___________________〉　{::::::::::＜¨⌒　　　　　そのためには「次の目的地」が必要だ。
二}::/V　　　　__,,..　 " 　ﾞ　　,__　＼::/⌒_________________
:.:.:|i{　{　　　　　　　　　　　　　　 |'/¨:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼_
:.:.:|iV∧　　　　　　　　　　　 ∧ :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: /く
:.:.:|i:i∨ ＼　　　　　　　　　　　　 /:.:..＼ :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: /i:i/
:.:.:|i:i:i:.、　　　＿__________________／ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/i:i∧
:.:.:|i:i:i:i:i＼　　　　　　　　　/　 |:i:i:i:i:i:i:.､:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.∨/i:i/　ヽ

　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ...:::::::::::::::::::::::::::...
　　　　　　　　　　　　　　 ..:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::..
　　　　　　　　　　　　　　　 /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.
　　　　　　　　　　　　 /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
　　　　　　　　　　　 |:::ｌ::::::::/|::/|:::ハ::|';:::ﾄ､::::l::::::|
　　　　　　　　　　　 |:::l:l:::l:|-l/-|/　 ';|-､|-';:::|:::::|
　　　　　　　　　　　 |/|:l:::N/芯ヽ　　/芯ヽ V::::/
　　　　　　　　　　　　　　 lヘH　ｰ'　}⌒{　ｰ'　Hﾍ/　　　まぁ、当ても無く飛び出すよりかは。
　　　　　　　　　　　　　ヽ_',｀¨¨¨´　｀¨¨¨´/ノ
　　　　　　　　　　　　　 |人　　r ｀´ ｧ　 ,.;ﾙ′　　　　でも、どこに行くんです？
　　　　　　　　　　　　　　　　／ｌ|＼｀－´ ／|l＼
　　　　　　　　　　　＞/;:ハＶ　　― 　 / ;:;:;:;.＜
　　　　　　　　　＞ ´　 {;:;:;:;∧Ｖ　　　 / ,:;:;:;:;:;}　｀＜
　　　　　　　＞ ´　　　 ∨;:;:;∧Ｖ　　 / /;:;:;:;:;/　　　　｀＜
　　　　　＞ ´　　　　　　　　∨;:;:;∧Ｖ　/ /;:;:;:;:;/　　　　　　　　｀＜
　　　／　　　　　　　　　　 ∨;:;:;∧∨ /;:;:;:;:;/　　　　　　　　　　＼
. 　　 /　　　　　　　　　　　　 ∨;:;:;:;:Ｖ /;:;:;:;:;/　　　　　　　　　　 ∨
　　 /　　　　　　　　　　　　 ∨;:;:;::∨;:;:;:;:/　　　　　　　　　　 ∨
. 　 /　　　　　　 |　　　　　　 ∨;:;:;/;:;:;:;:/　　　　　　 |　　　　　 ∨
　 / 　　　　　 |　　　　　　　　 V;:/;:;:;:;:/　　　　　　　　 |　　　　　　　 ∨

93 ：◆vsQyY1yD2Q

　　　　＼::::::::::::::::::::::::::::｀`':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／
　　　　　＼::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／
　　　　　　　＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::'-－―――－- .._ 　何言ってんの！
　　　　　　　＿ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,　´
　　　　　　　｀ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,へ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,　'ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,. 　 ´　　　　それを決めるために
　　　,.　.::　''"´:::::::::::::::::::::::::::::::::::, ' ､ヾ､｀丶、::::::::::::::,.　'" ,　,　ヽ:::::::::::::::::::::::::::::＜　　　　　　　　調査するんじゃない。
　＜ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::, '　ミミミぇ､　｀　'''　´ ,.ｲ彡彡彡 ',::::::::::::::::::::::::::／
　　　｀　､::::::::::::::::::::::::::::, -t::::{　　ﾑ斗ミミミぇ、　,.ｨr7ｲ彡Ｙ´ ｀Ｙ:γ ヽ:::::::::::::::｀丶、　　　　　　君　達　で　。
　　　　　｀　､::::::::::::::/ 　 |::::',　　ィ=＝≠=z　　ィ=＝≠=z　〈::::! 　 |:::::::::::::::::::::::::::...､
―――－--／::::: ―┼－-::､/ 　　　　　 /⌒:.　　　　　 _,..⊥　--－―:::::::::::::::::::＼--－―
: : : : : : : : ／::::::::::::::::::::.、　ﾉ:::!｀丶、　　／ ′　｀ヽ　　 ,. '´ 　〉ヽノ::::::::::::::i｀丶、:::::::::::::.、: : : :
: : : : : : : :'―――ｧ::::::::::｀´::::::}　　丶、 (＿　､　,　＿）／　　ｲ:::::::::::::::::::::::::::', : : :｀ｰ―一 : : : :
: : : : : : : : : : : : ／:::::::::::::::::::::::j　　ﾄ､_　　　　　　　　　　　イ　ｌ:::::::::::::::::::::::::::::ヽ: : : : : : : : : : : : :
＝＝＝＝＝ｧ: : :7::::::::::::::::::::,　　 j、　￣　''' －-－ '''　￣　ﾊ　 !::::::::::::::::::::::ヽ￣ : : : : r＝＝＝＝
　　　　　 | : :/／￣￣:｀7　　/　　￣　''' －-－ '''　￣　ﾊ　 l::::ﾊ:::::/｀ヽ:::| : : : : : : |
　　　　　 | : : : : : : : : : ,'　/　!　,...::::::::::::....... 　 .....::::::::::::.....、} ｌ ', : :V : : : :Ｙ.: : : : : : : |
＿＿＿＿＿ト . : : : : : : :,'　 i 　Ｙ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ﾘ　', ', : : : : : : : : : :ｨ―‐,⊥
　　　　　　　｀ヽ　｀ｉ : : : :i　　l　　ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／　 !｜: : : : : : : : :..| 　 /　　｀ー― -
　　　　　　　　 | 　 ! : : : :', 　ヽ　　￣￣￣￣￣￣￣￣　　 / ｜: : : : : : : : : ! 　 !
＿＿＿＿＿_ノ　　| : : : : ',　　　 '''"¨´´　　　　　　　　｀`¨゛゛'''"　 | : : : : : : : : : } 　ゝ､＿＿＿＿
　　　　　 |　　 /: : : : :/ﾊ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,ハ : : : : : : : : l 　 {
　　　　　 |　　,/ : : : : :i//ﾊ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　, '//ﾊ: : : : : : : : ヽ.__ヽ、＿＿＿＿
＿＿＿,,,...ノ-‐'" : : : : : :|///へー――‐､――― ,――――'"////,i : : : : : : : : : : :/
　　　　　 ) : : : : : : : : : |//////////// ＼　／//////////////,! : : : : : : : : : : |､
＿＿,,..　イ : : : : : : : : : : !///////////////77////////////////,| : : : : : : : : : : :{ ￣￣￣￣￣
　　　　 .ﾉ

　　　　＿＿＿
　　　／´:::::::::::::::::｀ヽ
　　 /:::::::;ｨA:ｆヽﾊｲﾄ:::l
　　l::::ｨｿ(_ _ _)‐-(_ __）
　(⌒　　　　　＾　　ｊ　　　……え゛っ？
　｀¨｀ヽ、　￣￣,ィ′
　　　　／￣￣ｙ/ ﾄ､
　　　（_ ﾉ　　 //　|ﾉ
　　　　　ﾌー‐rr―ｲ
　　　　 /: : : ::l:l: : : |
　　　　ｹｰr―‐ｔ‐ｒ′

94 ：◆vsQyY1yD2Q

　　　　　　　　　　 /二二二二二二ﾑ
　　　　　　　 r==ミ､/二ニ＝＝＝＝＝‘，＜＞ｨ'⌒丶
　　　　Ｔ- ﾆ_｀＜＞､_,.. ------ｘ＜＞く　 !　　　　｝
.　　　　 |　　／　 /ミメ､ニニ斗／　',　＼乂_　 _ノ
　　　　　 i　 , ' 　　 { 　　　0 k 0　　　 !　　 ∨ 　 i
.　　　　　 ∨　　,．　'^　＿__ノ'::::ヽ--　´　＞､　i　　 !　　　シバラクの旦那は
　　　　　　　i　 ≠二ﾆ=　　　ゞr '　　　　 ─‐Ⅵ　　l　　　責任者としてこっちに残らなきゃいけないし
　　　　　　　|　′_　--　　　　　 |　　　　　 ,⌒､ 'j　　!
　　　　　　　Ⅵ r　　　　＿＿_|＿＿　　　｝ｌ　 ,'　　　いちごはどこでもお姫様達について行ける護衛だ。
.　　　　　　 V! ゝ--‐　 ´　　　　　　　　｀ー─'/　./
　　　　　　 V:　　　　　　　　　　　　　　　 /　, '　　　　　となると自由に動けるのは
　　　　　　 ‘，､　　　　　　 ,、　　　 __/　ｲ　　　　　　俺とシムラーって事になるな。
　　　　　　　 /ｒ＝ミ二二二ﾆ/ 辷二二二ｒ'’
　　　　　　　　　{i′　　ヽニﾆｭ　　 ∠ﾆ≠’:::i
　　　　　　　　 !.ﾟ,　　　／　｀ ‐くヽ !rvノ|￣　l
.　　　　　　 /::人　 /　　　　　　　　>-，!---|
　　　　　　 /` ー--{　　　　　　　/ ,ｨj.} |===:i
.　　　　　 /:＞．_　ト .,　　　　 ././://...|＿__j
. 　　　／iﾄ､:::::::::::::／　＞．　i ∨/......|:::::::::|

　　　　　　　　　　／　　　　　　　＼
　　　　　　　　　　　 ,
　　　　　　　　 /　　　　　　　　　　　　 ',
　　　　　　　　　　　,′　　　　　　　　　　　　ｕ
　　　　　　　　　　 |:.　　　　　　　　　　　.:.　　　　 |
　　　　　　　　　　 |:::.　 .:.　　 .:...:..　　 .::::::.　 .:　 :|
　　　　　　　　　　　V::::...::::.. ..::{＾ヽ::::ﾊ:.:八:::::..::::.:::::|
　　　　　　　　　　　/｀V:::i＾ヽ从　 V 从二V::|::|::/＾i
　　　　　　　　　 { 　 Vﾑ　 :, ‘,　ﾏ(　　 )=彡　ﾉ　　　それは……まぁ……。
　　　　　　　　　　ゝ __ ;{i ＼＼:,　＼¨¨´ γ⌒i､
　　　　　　__ 　-‐=ﾆ　｢　| ＼＼ `ｰ　　＼_,/　 /　|ﾆ=ｰ-　＿
　　　　￣　　　　　　　|　ゝ、　 :. ､　:.＼　　 / 　 |　　　　　　￣　ヽ
　　　　　　　　　　　 |　　 |＼　 :.＼　　　./　　 :|　　　　　　　　 ,
　　　　　　　　　　 |　　 | 　ゝ、　　　　 /　　　｜　　　　　　　 ′
　　　　　　　　　 |　　 |　　＼_}i,　　　＼　　 :|　　　　　　　　　 :,
.　　　　　　　　　　 |　　 | 　　 :/∧:. 　　　＼　 :|　　　　　　　　 ,
　　　　　　　　　　　　|　　 |、　 /　 ∧:. 　　 .:::|＼:!　　　 ::/　　　　　 ′
　　　　　　　　　　　 |　　 |: ＼/　　 ∧:. 　.::::::|: 　＼　　 ::/　　　　　　　|
　　　　　　　　　　 |　　 |　 /　　　　 ∧:. ::::::::|ｉ　　　＼::/　　　　　　 |

95 ：◆vsQyY1yD2Q

　　　　　　　　　＼ﾆﾆﾆﾆ｀ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ~ﾆﾆ/／ﾆﾆﾆ／
　　　　　　　　　　＿_ヽﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ／
　　　　　　　　　　ゝﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ／
　　　　　　 ‐=ﾆ二ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/､＿ﾐ、｀￣´　,ｲ_ノ｀ヽﾆﾆﾆﾆﾆｒ‐イ
　　　 ‐=ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ／彡＝ミｘ　 ,ｨ≦＝ミｘ　∨ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ二ニ=‐
　　　　　　‐=ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆｒﾘ´ 　___　　ﾉ　 { 　 ___ 　　 ∨ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=‐　　せっかく、ラーマンシーフから奪った
　　　　　　　＞ﾆﾆﾆ/ Y丶､´￣｀γ　　Ｙ´￣｀,.　´　〉⌒∨ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=‐　　　お宝があるんだし
　　　　　　＜ﾆﾆﾆﾆ八_ｊ , 　ﾞ丶　{_..._..._ﾉ　／　、　|ミ:ｘ }ﾆﾆﾆﾆ=‐
　　　　　　 -=ﾆﾆﾆﾆニ/ l { ー―　 ---- 　―一ﾍ !　 |ﾆﾆﾌﾆﾆく　　　　　　　　２人でホントに隊商のフリをして
　　　　　 ‐=ﾆﾆﾆﾆﾆニ;　ﾊー―ー――一―‐ ､ｲ　　 :.ﾆﾆﾆﾆニ＼　　　　　　他の国、調査してきてくれない？
　　　　　　　　￣｀フニ7　 {　　　　　　　　　　　　　}　　 :.ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ＼
　　　 --　　― 　 -- 7ノ　ゝ　＿＿　　　　　　　　ﾉ　　 !ﾆﾆﾆﾆﾆヽ￣　　＿＿
"´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::, '　人__　　　　　　￣￣￣ ___.ﾉ　 lﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾊ'"´::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i　　　　　　　 ´￣￣｀　　　　　　　 l＝‐-ミﾆニﾑ:::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::八　　　　　　　　　　　　　　　　　八::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/丶　　　　　　　　　　　　　　　　　 / |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::////,＞　　＿＿＿＿＿＿　　イ//|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::://////////へ　　　　／//////////|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::://///////////へ __／////////////|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

　　　　　　/:::::::::::::::::::.　:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
.　　　　　/:::::::::::::::::::::::::::　::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
.　　　 /:::::::::::::::::::::::::::::::::.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.
＿＿,イ{::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.
　／: : |;ィ⌒):::::::::::::＞一'ﾌ::;ィ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.
../: : : : /　 i/:: ／厂＿ヽ/／/:: ／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i
,′: : :.:{　∨: / ./ /　　　＼/／/::::: ／}:::::::::::::::::::::::::::::|
.: : : : : :| ./!::/　( 弋　・　ﾉ＼/:: ／　 |::::ﾊ/!:::::::::::::::: j
: : : : : : ｀{ |/　　＼｀ｰ一 _,ノ/／＿z≦´￣{::::::::::::::::::′
: : : : : : /|　　　　｀￣￣　└弋　・　　) | / :::: /::: /　　　やっぱりいぃぃぃぃっ！！
: : : : : :.|..|　 ::::::.　_ -=z_　　＿ゝ `ー一' //ィ::::/!:::/
: : : : : :.|八　:::,イ::::￣＼＼__　　｀ー─彡´ /／ .}/
: : : : :,八　}　 { {::::::::::::::::}///〉　　　／　　 ´ 　 ′
: : : : : :: :} .|　 | 乂＿__ノ/／＿イ´　　　　　 /
: : : : : : : V乂｀ｰ‐一 ´イ: : .:/　　　　　　　 /
: : : : : : :.:.| 　}｀ｰ一イ: : : : ::/　　　　　　　　/
. : : : : : :.:.|_／／ : : : : : : : /　　　　　　　　/

96 ：◆vsQyY1yD2Q
　　　　　　　　　　　　　＿__
　　　　　　　　　　　 ,ｨ;;;;;;;;;;;;;;;;, ､
　　　　　　　　　　　:;;;/ｲメ:;!;;ﾑ;;;ﾞ.
　　　　　　　　　　　!;;ﾚ(__)‐(__)V;;!　　　　　　いやいやいやいや！
　　　　　　　　　　　fﾞ! 　 r=┐ 'ﾘ)
　　　　　　　　　　　｀ﾄu　|＿|u,ﾞ　　　　　　それ行き先って、一番近い国でもアリティアですよね！？
　　　　　　　　　 _／<|＞ﾆｲ、
　　　　　　　,.ィ斗ヽ.:::::.＼　　{::.ヽ　　　　　　かつてドルーアを滅ぼした英雄アンリの国！！
　　　　　　〃　　　＼::::::.＼j|::::|`､
　　　　　 /f 　　　　＼::::::::|::::|　｀ヽ
　　　　 ,'/　　　　ｉ　　　　＼::|::::|　　 ‘,　　　ドルーアに寝返ったグルニア人なんて
　　　　《′　　　Y　　　　　 `|::::|　　　ﾊ
　　　　》　　 /　　　　　 |::::|　　　! |　　　敵認定待った無しじゃないですか、やだーーーっ！！！！
　　　　〃　　 {　　　　　　 |::::|　　 ,'　!
　　　 jj　　　ﾉ　　　　　 |::::|　　 !　‘,
　　　 {{　　　　{　　　　　　 /.::/　　ヽ　‘,
　　　 ||　＿　 ∨,.斗=ﾆ三≧＝‐-z＿ﾉ　‘,
　　　 ||/　　＼ﾉ三三三三{辷}】斗三{　　 }

ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ＜
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆトﾆﾆ＜
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ7　_,}ﾆﾆ＜
ﾆニ7⌒ヽニ{´,ｨf７
ﾆﾆ〈　ｲﾆﾆﾄ　・!__
ﾆﾆﾆゝ__,へ从　 (__, 〉　　　だから、隊商のフリして行くんじゃない。
: : : : :／-.、:'，　 } 、
:_:_ イ::::::::::::＼，ノ (　　　　それとも、もっと南下してドルーアに行きたい？
:::::::::::::::::::::::::::::＼_　}
::::::::::::　＜￣|￣:/ノ
:::　＜　　　 |::::::{　　　　　　　　　　　＼＿_人＿人从＿人＿人从／
'´　　　　　∨ :::::|　　　　　　　　　　　＿）　　　　　　　　　　　　（＿＿
　　　　　 ∨ ::|　　　　　　　　　　　　）　余計に嫌ですよっ！　（
　　　　　　 V/　　　　　　　　　　￣￣）　　　　　　　　　　　　　　(￣￣
　　　　　　　　 i　　　　　　　　　　　　　／⌒Y⌒Y⌒⌒Y⌒Y⌒Y⌒＼
　　　　　　　　Ｌ　 _
　　　　　　　　　｀ヽ
　　　　　　　　　　　　ﾄ、
　　　　　　　　　　　　　 }　ﾄ、__ノ￣　`つ
｀ヽ　　　　　　　　　　 /　/ /　　　 (
: : :ﾍ　　　　　　　　 /　/ /　　　　　｀ヽ
: : : : :｀丶、　　　　 /　/ /　　　　　　 '，

97 ：◆vsQyY1yD2Q

　　　　　　　 |‐-　_　　{二{　＼二二二二二二二斗'　　／ニニニニｭ。
　　　　　　　　 |　　　 >={ニﾑ　　　￣￣￣￣￣￣　　　／ニニニニ斗 ´
.　　　　　　　 l　　, '　　iニニiト､_　　　　　　　 _,. -=≦ﾆ二二斗--─　７
　　　　　　　ｉ　/　　　∨二二二二二二二二二二二＞ ´　　｀ヽ　　./
　　　　　　　　 ∨　　　　 Vニニニニ二二二二二斗〃　　　　 ‘，/
　　　　　　　　 /　　　　i　 V二二二二二斗､ ´　　　 {　　　　　　 }'
　　　　　　 i　 >､￣i{　　ゞニ二斗　´ 　ﾋﾊ　　　 ‘，　　　　ﾉﾍ
　　　　　　　　 | メ､　ヽゝ __r‐ く {　　　　　　 }─- ミ　　`　ト--=彡'　∧　　　　実際、俺らが行くのが妥当なところか。
　　　　　　　　 {i---`　　　　ﾏ::::ﾉ ‘，　　　　ﾉ　 ----＼-　{　　　　　　∧
　　　　　　｝'´　　　　　　{´　　　` ー‐ ´　　　＿＿__i 　 !　　　　　　ﾟ,　　　ほら、シムラー！　覚悟決めな！
　　　　　＿_ 八　　　　＿＿_!_　　　　　　　　　　 __　　 !　/　　　　　　 }
_　-=≦　〃 _　 -弋￣　　　　　 ` ｰ-　_　　　　　 :; ｀丶j / 　　　　　ﾘ
: : : : : : : {{: :{　　／Viﾄ､　　　　　　　　ー─一'　　 //　　　　　　　　/
: : : : : : : :i!:∧ / ∨:.Vニ=-　_　　　　　　　　　　　　　ｲ/　　　　　　　　/
: : : : : : : : Vﾝ’:.　ヽ:.V二ﾆ≠V≧=-　　　___,..　zz≦--｛　　　　　 /
: : : : : : : イ＼:.:.:..　　 >', ｀′　ゝ---z二二斗≦:.:.:.:.:. -‐＼　　　　 ,ｲ
--=≦＼:.:＼＼:.:.:〃＜　　　　　∠＞'´:.:.:._　-=　´ -=ﾆ:.:.:≧=-==彡

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＞　 ´ ヽ　　　　　　　　　　　　　　　＼人_人从_人人_／
　　　　　　　　　　　　　　　　＞　　´　　　　　　　＼　　　　　　　　　　　　　　）日ｰ|┐ 三片（
　　　　　　　　　　　＞　 ´　　　　　　　　　　　　　　　＼　　　　　　　　　　　＜. 旦ﾉ亅口l王　＞
　　　　　　　　　 /´　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼　　　　　　　　　　　）ｌ　┼　 ┼､ヽ（
　　　　　　　　　;　＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼　　　　　　　　＜.　ﾚ ,ﾉ　　ﾉ､ﾉ　＞
　　　　　　　ﾑ　　＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼　　　　　　　）　つ　　　　　（
　　　　　　　 |　／＼＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼　　　　　＜　 |.　|　　　　　　＞
　　　　　　　　 ! ./:､　｀＼＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼　　　　　）・　・　　　　（
　　　　　　　 | .|:::::＼　｀＼＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼　　／⌒Y⌒Y⌒Y⌒｀＼
　　　　　　　 | .!:::::::::::＼　｀＼　､　　　ガ　　　　　　　＼_人人/／
　　　　　　　 | i､::::::::::::::::＼　｀＼_ヽ　　タ　　　　　　　.) 　　＞　　　　　　　※ シムラーの声
　　　　　　　 | }＼､::::::::::::::::＼　/|;＼　　　　　　　　　＜　.ン.　＞
　　　　　　　　 `!　＼､::::::::::::／/ハ: : ＼　　　　　　　　　<　ン　 (
　　　　　　　　　|　　　＼､:／　 }!　:|　! :_:＼＼　　　　　　)　 .ッ　＞
　　　　　　　　丶　　　　　　　 }! 　{ :「: : : : ＼＼　　　　<　　　　(
　　　　　　　　　　＼　　　　　 }!:!　 ! : ＞― ゝ}＼､　　／＾^YY^ヾ
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　　　　　　　　　　┌──────────────────────────────┐
　　　　　　　　　　│ こうしてキッドとシムラーは、他国を調査するために旅に出るのだった。 │
　　　　　　　　　　└──────────────────────────────┘

98 ：◆vsQyY1yD2Q
　　　　　　　＿＿＿_
　　　　　　／　　　　＼
　　　　／　─　　 ─　＼
　　　／　（●）　（●）　＼　　　いや、行くのは良いけど
　　　|　　　（__人__）　　　 |　　ハイエースは置いていってほしいお。
　　　＼　　　｀ ⌒´ 　　 ,／
　　 /⌒ヽ　　　　　　　ｨヽ　　　　こっちもいつ使う事になるか分からないし。
　　 / 　　　　,⊆ニ_ヽ、　 |
　　/　　／　r─--⊃、　|
　　|　ヽ,.ｲ　　｀二ﾆﾆうヽ.　|

　　　Ｙ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾚ/　／:::::::/
　ヽ:::V:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/／::::::::::/　,
　　}:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::, -－-､:::::::::::::::::::::::::::::::::::/／/
＼ﾉ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／　　､、＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::/＿＿
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::イ　　　 ≧ミぇﾄヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::{_　　　 `マミミﾊ＼:::::::::::::::::::::::::::::::::/
ヽ:::::::::::::::::::::::::::, ´ ヽ::::::::／　　Ｙ´　｀ゝミ　!｀´｀ヽ::::::::::::::::::/
　＞:::::::::::::::::／　　 j::::::/ 　　　｀　､（ﾂУﾉ　! 　 ,ヽ::::::::::::::7　　　　　ハイエースを、敵に奪われたらまずい。
"::::::::::::::::::::::{　　 ,イ:::::::ト . 　　　　｀丶　　=､イ三三て::::::::::〈
フ:::::::::::::::::::::ヽ_r:::::::::::::::ゝ　｀丶、　　 r‐　　＼ﾂノ ,ｲ:::::::::::::::＞　　　　乗って行ったら
::::::::::::::::::::::::::::::::h::::::::::::ゝ　, 　　丶、　　　　　,)　　Ｙ:::::::::＜. 　　　　いざという時に乗り捨てる事もできんぞ。
￣　7::::／/:::／　Ｙヽ:::j　ｲ　{￣｀丶、　　　"´　　　〉::::::::::::::｀丶、
: : :./／',',',／　　 /　ﾚ　Ｌ.....￣ "''　､ヾ､　　 ――(－‐‐:::::::,　´　　　ここは馬車で行け、馬車で。
: : : : : : :',',', 　　 !　　　　　　　　　　｀`Y　　} 　 l::::::::::::::::,
: : : : : : : :',',',　　＼　　　　　　　　　　　 __ｊ　　l::::::::::::::::＼
￣｀ヽ : : : ',',',　　　　＼　　　　　　　　　　　 l￣￣￣￣
　　　＼: : ヽヽ　　　　＼　　　　　　　　　　　　　 /

　　　　　　　　　　　　　　　　 /.:.:.:.:.:.:, - ''::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ、:.:.:.:.:ﾊ
　　　　　　　　　　　　　 /.:.:./l／:::::::::::::::::/:::::::::::: /::l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::'｀ヽﾄ､ ',
　　　　　　　　　　　　 ,':/l/::::::::::::::::::i:::::/l::::::::::::ﾊ::l ',:::::l::::::l:::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ',
　　　　　　　　　　　　　　　i/::::::::::::::l:::::l::l !::i　l､ﾉ::::,'ヽｌl、',::::ﾄ､::ll､:::::::::::l:::::::::::::::::::::::i
　　　　　　　　　　　　　　　!::::::::::::::::l､::ll:! .l::l_ ｲ ',:::i　　ll ＞キ＝‐ﾍ:::::::l::::::::::::::::l::::::!
　　　　　　　　　　　　 l::l:::::::::::l::l.斗lｧ升‐-ﾐ､V　　/ '´　ﾟ　　`ヽヽ::l,ｲ:::::::::::::l:::::l
　　　　　　　　　　　　　　　!:l:::::::::::l::l/l/　ﾟ　　　〉==､l　　､＿ , --､　ﾘト!:::::::::::,'::::::!
　　　　　　　　　　　　　　　l:lヽ:::::::ﾍl r"￣ 7= '/　　　ヽ、　￣ヽ　　V　 l:::::::::/､:::/　　　「行かない」って選択肢は
　　　　　　　　　　　　　　　 l　ヾ、:::トl､_il__l..-'' ﾉ　　　 ` ー--l ィ´!　 l::::::/､. V
　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽｌ. l　ll　!　〈　　_ 　　　　　l　ll l 　.l:::/`　} i　　　　無いんですね……。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｜ ! ll　l　　 `　し　　　　　　l　ll l 　ｌ/}　ﾉ/
　　　　　　　　　　　　　　　　 ', .l ll　l　, -――― - ､.　　 l　ll l 　/ '　／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ!ll　l /r ´￣￣￣｀ヽヽ　 ! .lｌｌ　r-イ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　l l､ﾄ´￣￣￣￣￣ `ｰ' } l　ll l ,ｲ::/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｀ヾ､　　ー―‐　　　　 /〃ノ l:/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　i＼　　　　　　　,, ィノ´　　l′
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　l　丶､__ .. - ''　　　　　　 !__
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　l　　　　　　　　　　　　　　l〉:.ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／l　　　　　　　　　　　　　〃:.:.:.:ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／:.:.:.l　　　　　　　　　　／/:.:.:.:.:.:.:.:＼__
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,-/:.:.:.:.:.:.l　　　　　　　　／／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ﾉ｀ヽ、

　　　　　　　　　　┌──────────────────────────┐
　　　　　　　　　　│　ただし、ハイエースで行くのは止められたので、馬車でだ！　 |
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99 ：◆vsQyY1yD2Q
　　　　　　　　　＿
　　　　　　　　　　　＼ヽ,　,、
　　　　　　　　　　　　　`''|/ﾉ
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　　　　　　　　　　＼｀ヽ、|
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　　　　　　　　 l/.:.|/ーУ　　　　　ー‐　 У.:.:.:.:.:.|.:.:乂__
　　　　　　　　　ﾉ.:.:.ｊ =＝-　　　　　‐≠=-/:.:.:.:|.:.:.:八.:.:.∠
　　　　　　　　　 :.:.:У　""　　　　　 """ | :|.:.:.lN/⌒⌒＾｀`
　　　　　　　 |.:.:八　　　　 r‐‐‐┐　　 |/|.:.:.|/
　　　　　　　　　从:.:.:..〕ト　　　乂　ノ　　ノ|.:.:ﾘ
.　　　　　　　　　＼iリ　 ≧o｡ ___　｡o≦⌒l.:./
　　　　　　　　　　　　,イ¨¨¨７⌒}VV{, 　　ノ|/）
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　　　　　　　　　人...ﾉ....ｊ　 { o }　{.....｀`i＼..... 〉　　　　　ｄ⌒)　./|　_ﾉ　 __ﾉ
　　　　　　　　　　　　　／...../　ﾉ　 ,{　 }......./ /...../

100 ：◆vsQyY1yD2Q

という訳で、ニセ予告『ファイアーエムブレム紋章の謎　～グルニア流離譚～』でした。

グルニアを脱出して、カダインに到着した事で、ひとまず序章は終了といったところでしょうか。

原作における本編スタートとなるマルスの挙兵まで６年ありますので

ここからは少しずつ時間を進めながら～という事になると思います。

２号機を作るには時間が掛かるでしょうし、丁度良いという事で。

ちなみに２号機はハイエースではありません。

サンダーソードが、インテリジェンスソードなのはこのスレ独自の設定です。

多分、インテリジェンスソードです。

おそらくソードです？

ご了承ください。

ちなみに『新・紋章』のユミナにジェネラルの適正が有るというのは本当です。

ユミナとユベロは、どちらも守備力の成長率が高めなので
ユミナはジェネラル、ユベロはパラディンにすると、それが活かしやすいのです。

ある意味、グルニアらしい２人と言えるかも知れませんね。

続きに関してはまた気が向いたらという事で。

次回更新は、1/5（日）は、新年スペシャルとして『やる夫と悪魔のいる日常』を。
1/19（日）に『やる夫はＤＱ３の世界で生きていくようです』を更新する予定です。

変更があれば、こちらとまとめサイト『やる夫よろず』でお知らせします。

それでは、また次回の更新でお会いしましょう。

　　　　　　　　§　／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
　　　　　　　　§　|　それでは皆さん、良いお年を！　　|
　　　　　　　　§　＼＿　＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_／
　　　　　　 ,fﾆﾆヽ　　　|/
　　　　　　/：：：：：ヽ　　　　　　ヾ、
　　　　 |l'￣￣￣'l|　　　　　　　ヾ、
　　　　　 {-- (,,ﾟДﾟ) }　　　　＿＿＿ヾ＿＿＿
　　　　　 |:ﾆ:(ﾉ:二:二|)　　　@＿＿＿))＿＿＿)
　　　　｛______________｝　　　　　　　　《
　　　　　　　　∪∪　　　　　　　　　　》 ∧＿∧
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(（´∀｀　）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽと　　ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 (⌒) 　　）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（＿）

　　　　　　　　§　　　━┓〃　　　　　　━
　　　　　　　　§　　　　 ┃　　━━　　　　　┃
　　　　　　 ,fﾆﾆヽ　 ━┛　　　　　　　　 ━┛
　　　　　　/：：：：：ヽ　　　　　《
　　　　　 i|l'￣￣￣'l|!　　　　》
　　　　｛{-- (;;;;;;;;;;) }｝＿＿《＿＿＿
　　　　　l |:ﾆ:(,):二:二|l ,,＿＿))＿＿＿)
　　　　｛｛______________｝｝　　　》
　　　　　　　ill 　 lli　　　　　〃　　 ∧＿∧
　　　　　　　 ⊂ﾟ⊃　　　　　　　　　（´∀｀ /ﾞ)
　　　　　　　 ∧∧　　　　　　　　　と　　　<
　　　　　☆　(,,+Д)っ/)　　　　　　　〉　iヽ_⌒)
　　　　　　ヽと,,＿＿,,つ　　　　　　（＿）

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タグ：やる夫チキウェイバー新八琴葉葵琴葉茜ギース星宮いちごドラ・ザ・キッドシバラク安部菜々

posted by 文月みと at 20:16 | Comment(10) | TrackBack(0) | ファイアーエムブレムグルニア流離譚

この記事へのコメント

安定のハイエースオチ

Posted by at 2019年12月31日 10:49

新紋章は意外なキャラに意外なクラスの適正あったりするから、その点は面白かったねぇ。
……トラキアの時点で変更可能だったなら、ボウマージ君も報われただろうに

Posted by at 2019年12月31日 14:29

いずれウェイバー君もハイエースされるんだろうなぁ～ｗ

Posted by at 2019年12月31日 14:43

ラストのお約束の為だけに、いったん発進させられるハイエース君ｗ

Posted by at 2020年01月01日 11:16

インテリジェンス……ソー、ド……？
ソードとはいったい

Posted by at 2020年01月06日 03:56

ハイエース2号機(ハイエースではない)
…なんだろう、たくさん運べるのって言ってるしマイクロバスとかトラック辺りか？

Posted by at 2020年01月08日 11:06

↑
　トレーラーも捨てがたい

Posted by at 2021年05月05日 15:15

＞原作における本編スタートとなるマルスの挙兵まで６年ありますので
＞ここからは少しずつ時間を進めながら～という事になると思います。

チキがついてきちゃったし
その頃にはマルス王子の出番が、やる夫にほとんど食われちゃってるんじゃないかなｗ
「逃げ落ちた辺境の島国でシーダ姫と末永くイチャイチャしてろ」って事か？

Posted by at 2021年11月14日 11:09

>※ 『新・紋章』のユミナ／茜には「ジェネラル」の素質が有ります。
新・紋章の初期魔法兵種のキャラはリフとリンダ以外、魔法職でも守備が上がるように守備の成長率が高く設定されているという事に起因してるんですよね
ユミナは30、ユベロは35とかなり高い。なのでより正確に言うと「リンダとリフ以外の初期魔法職は斧職とアーマーナイトに対する成長適正が高い」ということになります。
（リフは魔法職だと僧侶以外では上がらない、リンダはギリギリ魔法職でも伸びる可能性がある程度）

Posted by at 2021年12月31日 01:52

原作開始となる6年後にはやる夫も20歳か
まだまだ現役だろうけど、本作はどこまで話が進むかな

Posted by at 2022年12月10日 17:01

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