１１章 インターミッション （３）

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│　アカネイア暦　602年 　.|
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　　　　＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｵﾚﾙｱﾝ 　 　 　　　＿＿＿＿＿＿/
　　　 　　|　　　　　　 　　　　 ｶﾀﾞｲﾝ　　　　　　　　　　　　○ 　 　　　　　'┐
　　　　　　|　　　　　　　　 　 　 ○　 ＿＿＿＿＿＿__　　　　　　　　 　 　 ￣￣l_／￣ｶﾞﾙﾀﾞ　　　　　　　　　　　 ﾀﾘｽ
ｶｼﾐｱ大橋｀┬───'ー─----─′　＿＿＿__　　 ＼ 　　　ﾚﾌｶﾝﾃﾞｨ 　　ｻﾑｽｰﾌ 　 ○| 　 　 　 　l二l　／○￣￣|
　　　　　／￣￣＼　 　 <￣￣￣￣＼/　　　　　 |　　　 ＼　 　　○ 　_＿＿_ ○　 　 　 　 }{二二二） 　　 |＿＿＿_/
　 　 ﾗｰﾏﾝ ○　／ 　 　 | 　 ○　 　 ノﾍ　　ｸﾞﾗ　|　　 　 　 コ 　 　 　　＼　　＼＿＿＿＿/(二)（ﾆ）()
　　　　 /__＿／ 　 　 　〈 ｱﾘﾃｨｱ ／　 /　　 ○　￣''''ヽ、　l　　　　　 　 /
　　　 ┌┴ ､ 　 　 　 　　￣￣￣ 　 　 ＼＿＿,-------'￣|○ 　　　　　○￣￣￣￣￣＼＿＿＿＿　　　　 ＿＿__
　　　　|　　　|　　　　　　＿＿＿＿＿　　　　　　　　　　　　ﾒﾆﾃﾞｨ　　　 ｱﾄﾞﾘｱ　　　　　　　 　 　 　 　 ＼　 ／　　　｜
　　　　|　　　|　 　 　 　 |　　　　　　　＼＿＿＿＿＿＿　　　　 ＼＿　　　　 　 　ｱｶﾈｲｱ　　　　 　 　 　|　|　○ ﾍﾟﾗﾃｨ
　　 　 |　　　＼　　　 　 |　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ＼　　 　 　 /　　　　　　　　●　　　　　　　　　 /　 ＼＿＿/
　　 ／ ｸﾞﾙﾆｱ ＼　　 　＼　　　　　　　　　　　　　　 　 　 |　　　　　＼＿　　 　 　 　 ○ﾉﾙﾀﾞ　 　 　 　 ＼
　　 |　　○ 　 　　|　　　／　　　　　　　 　ﾄﾞﾙｰｱ　　 　 　 ＼　　　　　　　＼＿　　　　　　　 　 　 　 　 　 ○＞
　　 ＼＿＿＿_／　　　|　　　　　　　　　　　○　 　　 　 　 　 |　　　　　　　　　 ＼＿　　　○ﾃﾞｨｰﾙ＿_/￣ﾜｰﾚﾝ
　　　　　　　　　　　　　 |　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　　　　　　　＼＿＿＿＿/　　　　　　　　＿
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　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼　　　　　　　　　　　　　　　　　＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ￣
　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　　＼　　ﾏｹﾄﾞﾆｱ　　　　　　　　 ／
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　　　その後、パレスに到着した一行だが ――


　　　　　　　　　　　　　　　＿_　　-‐==‐ 、
　　　　　　　　　　_,　　　´: : : : : : : : : : : : :＼
　　　　　　　　 ／: : : : : : : : : :_:｣_: : : : : : : : :ﾊ
　　　　　　　 /: : : : : : : : : :／　　 ｀丶、: : : : ﾉ
　　 　 　 　 /: : : : : : : : :イ　　　　　　　　ｰイ{
　　　　　　/: : : : : : : : : :/　　 ー-､_　 ､　　 ﾘ
　　　　　 ｛: : : : : /⌒ヽ〈 ,:　 　 | 　 ｆト､〉 l　|
　 　 　 　 ヽ: : : /　＾Y ﾉ/　　　　ｰ一'_　 〈ﾃl　　　あれから更に、
　　　　　　　＼: ＼ Ｊ　〈　　 　 　 　 　 　 ヽ}　 　 アリティアから捕虜が送られてきている。
　　　　　　　　 }: : : ゝ|　　　 ┌､_　　　　ｰ彳
　　　　　　　　ﾉ-'´　｜　　　　　ヽ 二二7 /　　　 それもワーレンに任せるぞ。
　　　　　　_／{　　　 ヽ、 　 　 　 　 ー　 /
　　　　／　l　 ＼　　　　　 -､＿　 　 　 /
￣￣ /　　 l　　　＼　　l 　 　 　 ｀＞―'
　　　 |　　　＼　　　＼　l　　　　/l＼
　　　 | 　 　 　 ＼　　　丶　　イ　|　 l＼



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|//////////////ミミミミミミミミミミミミミミミミミミミミミミミ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 |/////////////ミミミミミミミミミミミミミミミミミミミミミミミミ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ∨'/////////,/ミミミミミミミミミミミミミミミミミミミミミミミミ
　　　　　　　　　　　　　　　　　、　　 　 　 　 　 　 　 　 ∨/////////ミミミミミミ／/ミミミミミミミミミミミミミミミミミ
　　　　　　　　　　　　　　　　　ヾヽ 　 　 　 　 　 　 　 　 ∨//////／{ミミミミ／　/ミミミミミミミミミミミミミミミミミミ
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ＼＼ 　 　 　 ∧　/＼　 ヾ///／　　lミミ／　　/ミミミミミミミミミミミミミミミミミミミ
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ＼＼　　 /.　∨　　＼＿／　　　　￣ 　 　 /ミミミミミミミミミミミミミミミミミミミミ
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 /　 ＼/　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 (＿＿＿＿＿＿__ミミミミミミミミミミミ
　　　　　　　　　　　　　　　　　＿∧/　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ／
　　　　　　　　　　　　　　　　　＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／
　　　　　　　　　　　　 _,.　-‐　¨´　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ＼
　　　　　　　　　　　／＿＿　　　　　　　　 　 　 　 ／⌒＼　　　　 /⌒＼　　　　 　 　 　 　 　 ＼
　　　　　　　　　　　￣ 　／　　　　　 　 　 　 　 ／::::::::::::::::＼　　./::::::::::::::＼　　　 　＿＿＿＿＿＼
　　　　　　　　　 　 　 ∠.　-‐　' ¨´フ ／￣￣||::::::::::::::::::::::::::::＼/::::::::::::::::::::::＼　　./:::::::::::::::::::::::::::￣
　　　　　　　　　　　／::::::::::::::::::::::／／::::::::::::::::ﾘ:::::::::::::,ﾍ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼/::::::::::::::::::::::::::::::
　　　　　　　　　 ／::::::::::::::::::::::／:／＼::::::::/|:::/＼:::::/　 ';::::::|∨＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
　　　　　　　　 /:::::::::::::::::::::::::::::／　　　＼/ .|:/　　＼!　　 ＼|　　　＼|＼:::::::::::,へ:::::::::::::::::::::::::::::::::
　　　　　　　　 ＼::::::::::::::l::::::::/ ,｡sゞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞヾ、　　　　　　　　,｡sゞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞヾ、:::::::::::::::::::::::
　　　　　　　 　 彡:::::::::::l:::::::/　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼::::::::::::::::
　　　　　　　　　彡::::::::::l＼/　　　　 ￣￣￣￣　　　　　　　　　 　 　 ￣￣￣￣￣　　　　∨レ::::::
　　　　　　　　　 l::::::::::/　　 　 　 　 　 　 　 　 　 /　 　 　 　 丶　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 彡:::::
　　　　　　　　 　ｌ　￣l　　　　　　　　　　　　　　/　　　　　　　 丶　　　　　　　　　　　　　　　　彡:::
　　　　　　. ＿＿ｌ　　 l　 　 　 　 　 　 ＿_＿.／＼　　　　　　 ／＿＿＿.　　　　　　 　 　 　 　 |
　　　　　　/////乂＿l　　　　　 　 ／:::::::::::::::////＞-‐---＜:::::::::::::::::::::＼　　　　　　　　　　　ト、ノ
　　　　　　'////////..ヽ.　　　 　 /::::::::::::::::::////::::::::／＼::|||||::::::::::::::::::::::::::＼　　　　　　　　／
　　　　　　////////// ヽ　 　 　 ＼＞-‐'////⌒､＿_||＿.|||||l∪l__l`ｰ::::::::::::::>　　　　　 ／
　　　　　　////////////,ヽ　　 　 　 　 ,////! l⌒ｌ￣ |　　||||||l |＞‐┘ ＼／　　　　 ／
　　　　　　///////////// ゝ、＿＿／//// l.　`ー‐┴─ |||||||l ＿,､＿＿＿＿＿／
　　　　　　////////////// i 　 　 　 ////　 `ー───‐.||||||||l


　　　―― 使者のトルネコは、ドルーアから先制パンチを受けた。


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　　　何故アリティアの捕虜が増えているのか？

　　　事の発端は、グラのＰヘッド王にあった。


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　　　　　 ／　　　　|　　　　　 |
.　　　　 '　　　　 　 |　　　　　 |
　　　 / 　 　 __ 　　| ＼　　 / !
　 　 .'　　 〃　l| 　 | rｪｪ　rｪｪ|　　　アリティアで活動するレジスタンスの始末は
　　　|　　 { 　　| 　 |　　　li 　 |　　　お任せください！
　　　l　　 ヽ.　 j　　|　　 .」　　|
.　　 ‘. 　 　 ｀¨　　 !　マニア |　　　（ 堂々とアリティアを叩けるし！ ）
　　　 ‘ .　　　　　　|　　　　　 |
　　　　　`ー┐　　 |　　　　　 |　 　 　 ｎｎ
.　 　 　 　 　 |　　　|　　　　　 |　　 　/) { {Y
.　 　 　 　 　 |　　　|　　　　　 |　　 　{ { { { {
　 　 　 　 , く￣￣￣￣/￣ﾏ入　　 ∩ ⌒ }
.　　　　, くﾆﾆ＼＿＿_∧＿∧/入　 { ヽ. 　}
　　　∠二＼ﾆﾆ＼　　 /　 ∨/ﾆﾆ＼`ﾄ 　ｲ



　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 /:{　　_/::.::／ニﾆ=-､　　 /..::}
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ′! ／::{: 〃 _,, _,,ｘ::..:::＼/ :: ::!
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,:: ::/:: :x‐-¬ 　_r' >ﾍ彡:′::.:ﾉ　　　　ふむ……いいでしょう。
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ｛::.｛:∨　　 　 ／∠,_　∨ :: イ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 乂:: ⊥ }＼､ rﾍゾノ　　}rく}::乂,__　　　（ 人間同士 争わせましょう ）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 >＼＜>}!　`~　　　　r',ﾉ:: :: :: ::)
　　　　　　　　　　　　　　　　　〈＼　　　　 　 _} :: ﾍｨ¨´　　　　, 　 /〃＼:: :: ﾄ-　_
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 }　｝-‐=､　 r'ノ:: :: ∧　 -‐　 ´　x( ｊ{ :: :: ) :: ::＼:::｀ｱ
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 !　|:::::{^ヽ`く: :: :: / :: ＞ ,,___,／ _,.〕:: :: 〃:: :: :: ::〉/　／⌒＼
　　　　　　 　 　 　 　 　 (＼　__j　 !::::ｉ＾ヽ.∨::〃: :: ::rく〈j　 ┌=^丿::::r'′ :: :: :/ ｛ /:::::::::::::::::〉
　　　　　　　　 　 　 　 　 ＼_｀_,　人,⊥-‐ｧ:: ｉ{:: :: :: ｛ �h｀¨´ ｊ／:: ::..::∧ :: :: く`'く/:::::: _-‐､/
　　　　　　　　　　　　　 _,ノ⌒!_,〜'　__r＜ニ、::ヽ::: :::＼‐= =‐´ｱ:: :: /,ノ:: ::_,ノ 　 ｀ヽr' ___〈
　　　　　　　　 　 　 　 〈　ヽ　} 　_,,ノ〉ハ 癶,∨ ,(:: :: :: ﾉ　　 ／, -‐ '´〉／　　　　　 / /Y　}
　　　　　　　　　　　　　/＼}　ト'⌒ /　 　{:.:ﾄ} }く:: ＼::くﾆ=-〈r'´　 ./ 〈/　r‐='⌒｝.　;　;:│,ﾉ
　　　　　　 　 　 　 　 /::::::::ヽJ‐=彡'　　∧:/..j丿 {::.,ﾊﾉ/::::::::｝ヽ∠=┐　/.r'⌒´:}　/..└ｹ^ヽ
　　　　　　　　　　　　′:::ｘ-ﾆ￣ .,，':_,ノ ,ﾊ　｛　　! {　/::::::_,r'ニ二三|　.; .； 厂 ﾉﾆ=ｰ'.//'／}


　　　メニディ川、及びアリティア攻略戦で ろくに功績を挙げられなかった彼は

　　　少しでも汚名を返上しようと、自らゲーチスに売り込んだのだ。


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｜:::::　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｀`ヽ、
｜:::::　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ∨
｜:::::　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |
｜:::::　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |
｜:::::　　　　　　　　 　 　 |￣￣￣`〜､、　　　　　　　|　　　どいつがレジスタンスか分からない？
｜:::::　　　　　　　　 　 　 |　　　　　　　} ＼　 　 　 　 |
｜: :＿＿ 　　　 ＿＿　　|＿＿_,,.､丶´　 /　　　　 　 |　　　逆に考えるんだ。
｜::::: ＿_ ヽ 　 ´ ＿_　　 |　　　　　　　／　　　　　　/
｜: :´,_rぅ_ ::}　::: _rぅ_｀`　|＿＿_,,.､丶´　　 　 　 　 /
｜:::::　 ／ ::}　:　＼　｀｀　　　　　　　　　　　 　 　 /　　　　 今アリティアに住んでるのは
｜:::::　　　:::{　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ／
｜::ヽ　　　 ｀Ｔ´　　 　 /　　　　　　　　　　　／　　　　　　　既にレジスタンスになっているか
｜:::::}　　 -=＝=-　　/　 ＿＿_,,..　-‐　'' "´　　　　　　　　 これからレジスタンスになるか。
｜:::::　　　　｀¨　　　　　 |
∧:::::　　　　　　　　　 　 |＿_　　　　　　　　　　　　　　　　　つまり、全員レジスタンスだ。
　 ＼　　　　　　 　 　 ／　｜≧s｡._
　 　 ＼　　　　　　 ／　　 ｜ﾆﾆﾆﾆ≧s｡._
　　　　 ＼　　　 ／　　　　 |ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ≧s｡._
　　　 　 ｨ ＼ ／、　 　 　 ｜ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ ≧s｡._
　　　 ／＼＿__/.＼ 　 　 /|ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　．-‐¨￣￣¨ﾆ=‐
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　　.:.:ィ.:.:.:.:... .｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 i　　　.:./"´¨ … -､ !
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ,　　 　_．|　　.:.:├‐.､＿＿_　｀
　　　　　　　　　　　　　　　/!　.r'´　.:.:ゝ 　..:.:|:.　　　...... ＼　　　 ,
　　　　　　　　　　　 ノヽ／/　/　r― ､,, -―‐７.:　 ｀ヽ｀ヽ.丶　　|＼
　　　　　　　　 　 ／ 　 .:.:/／　.N　　　　 　 　Z＿.:　　｀ｰ'　.:Ｖ´￣ ｀ヽ― ､_
　　　　　　　　　/　 　 .:.:/ i　(ヽ!　　　　,＿＿＿__√|∠:.:. ．_ 〉､ィ　　 |,　　 }
　　　　　　　　 /　　　ﾚ'ﾞ ./r=＝ﾆiﾞl　 |/二二二ニ-､! i:. /´- ､　 ヽ 　 |! 　 ,′
　　　　　　 　 〈　　　/､＿〉l i.:.:.:.:ﾘﾉ　　/¨´/::i:ヽ｀ヽ.:.:.l 〈/　　 ヽ　'　　｀ 　 ! _　　　 　 ハハハハハ！
　 　 　 　 　 　 ヽ　　 .:.:.:.:.:.〉ニ彳.　　　‐´￣￣｀.::: 　 !:. } 々　　　　　　　　∨＼
　　　　　　　　_＿＞┬―-{　　'´:.　　　　　　　　　 ｀ /:. .ゝ .ヽ　　　　　　 　└'　i　　　それは いけませんねぇ！
　　　　　　ｒ':´:.:.:.:.:.:.:.:|　 / ﾊ 　 r'￣二二ニミヽヾ　　＞-.､＞{　　　　　 　 　 i　/
　　　＿　/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/　/　 .:. 　 ヽー'´￣￣ヽ/　'　 / '´ /　.:.:ﾐ､　 　 　 　 　 Ｖ　　　　そんなにもレジスタンスが！
　　.｣:.:.:| i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/￣′　 :.ﾍ.　 ゝ.:.:.:.:.:.:..:.ノ 　 　 ﾊ￣´.　.: .:/､＼､_　　 　 　〉
　　| |:.:.|ﾉ:.:.:.:.:.:.:.／　.// 　 .:.:.:ﾍ.　　´￣｀ 　 　 .:／ /　. .:　.: .:!/..＼|! 　 　 　 l
　　| |:.:.|:.:.:.:/￣　 .／´　　　.:.:.:-ヽ._＿＿__..... ∠彡' 　 :/´ .:.:.:〉.....//　　 　 　.!　　　 　 捕まえたら まとめて
　　./:.:/:.／　 .:.／　.:　　　.: /´:://＿_/:.:.:.:.:.:/　.: .:　 .:.:l 　,≠ﾆ .// 　 　 　 　!　　　　　処刑してしまいましょう！
　　i:.:/ニ＞､ .:(ゝ.　 　 .:).／.:.:.//.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.〉 　 　.:.:.:. 〉//.......//　　　 　 　 l
　　:.i´......｀ヽ:.ヽ｀ノ　 .:.／::::::／/:::::::/ :::::::: ／ 　 ..:..:..:..:/ i l.......//　　　　　　　l
　　:.|..............i:.:.i/　 .:／-―''‐-'＿／::／￣ 　....:...:．…=､:|::|.／/ 　 　 　 　 　 !
　　:.|..............|:.ﾊ .:／r-―――-.....ミ/　　...:...:...／／....../‐'::::,イ!　　　　　　　　l
　　､＼..........!:ハ/: /＞､￣´＝､＿/.:_.:_.:／¨:/.:./........./,'.:／i/　　　　 　 　 　 l
.　　 ＼｀ー'':.i:./｀/＼ </ /＼)　 Y (＿ｲ:.:.:.7.:./..... ／.:./.　,′　　 　 　　　　 !
.　　　　＼＿:/:::/　　∨./ _彡'　ノ‐-､/:.:.:.:7.:.:i...／.:.:.:/ //　　　　　　　　　 /
　　　　　　　 !::/　　ィﾞ /ﾐｰ― ":::::::::/:.:.:.:.7.:.:.:｀.:.:.:.／　./ヽ.　　　 　　　 / /l


　　　Ｐヘッドは、自らの汚名返上のためには手段を選ばず

　　　ゲーチスは、人間を処刑する事に一切 躊躇が無い男だった。


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　　　トキ達も民を保護すべく躍起になっていたが、彼等だけでは手が足りない。


　　　 ＿＿ﾄイ￣＼__, .　,
　 .／　　　　　　　　　´¨ﾉ__,ｨ.　__
.., '　　　　　　　　　　　　　　.!'´ /　　　クッ……数が多過ぎる……！
'　　　　　　　　　　　　　　　　　.ﾄ,
　　　　　　　　　 ＿r‐,　　　　.　 }
　　　　　/　.　',　ヽ.＿〉,__　　　 ｨ　　　　　　　／￣ ｀丶,　--,
　　　 .イ　　}　.! .ﾊ }_／ ,ｨ　　　.{__　　　　　_/　.　 r‐ '´ _/ ./
　　　　　.　/／}/¨}´　／¨',　　 .／　　,.ィ.¨{　　　 / , イ_＿/｀,
　　　　　 ¨´} ┬r夕/¨ヾ　.}　.ヽゝ, イ....::::::::',　　　　　.{＿, .イ}
　　_　　 　 〈　　‐ '.ヽ __,ﾑ..', .ﾊ} ヽ.ヽ:::::::::::::::＼＿＿, .‐, {彡´
　/　　　　 .ﾊ　.　　　 ./,.‐,', ',ﾞ::::.. .} 　',:::::::::::::::::／　　　 ｀
‐{　 , '}　 ./{∧　　　 / '‐'　　',::::::. !　 .|::::::::::::, '
　', .{　',　 { ',__.丶、iii　iiiiii iii,.ｨ:::::::::',　∧:::::::,.'
　 ヽ',　ヽ ゝ　　　　　｀¨¨¨´ .|::::::::: ',　　',／


　　　このままでは保護しきれなかったアリティアの民が捕らえられ、処刑されてしまう。


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　　　その窮地を救ったのが、この男だった。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 {ﾆ}
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 {ニ〉<ﾆﾆﾆ>　　　 　 ./i〉{ﾆ} {ﾆi
　　　　 ヽニ'＾⊃　　　 .r― '＾,⊃　　 .| )　 rー､　 　 　 {ﾆﾆ>r.{ﾆ}==┐　　.r/i/<ニ.rニ)(ﾆ)
　　　　　ヽニ ⊃　　　　 ￣ | |　　　　|'　　 ￣'´ 　 .／{ }ﾆ{ 〈={ﾆ}==./　　<彡> ..ﾆ ﾉ={_/|
　　　　　　 _| |､ 　 　 　 r､　'┘　　 　||_　　　　　　└-.ﾉﾆ}　/l{ﾆ}￣　 　 〈/|l| _〔_〕/＼_ﾉ
　　　 　 （(_ﾉﾉ'┘　　 　 ヽ.⊃　　　　（_/　ヽﾆ⊃　　　〈ﾆ/／.-}ﾆ}＼=┐　 ).ﾚ r_／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ＼ﾆ}
　　　　　 　 ＼ 　 　 　 　　　　ヽ　　　　　　　　　|　　　　　　　　　/　　 　 　 　 　 　 ／
　　　　　 　　　＼　　　 　 　 　 ヽ　　　　　　　　 |　 　 　 　 　 　/　　　 　 　 　 　／
　　　　　　　　　　＼　　　　　　　ヽ　　.ヽ‐_-::ヽl＼-)＼lヽr 、 ,ｲ／l_ -l　　　　 ／
　　　　　　　　　　　 ＼　　　　 　 ＿＿　＼‐-｀ヽ　　 ＼ Y∠　　 Z_イ　　　.／
　　　　　　　　　　　　　 ＼　　 　 _--　V　＜　　_ Z‐-　Y- _　　 ／イ. 　／
　　　　‐､、　 　 　 　 　 　 ＼.　フ　　／　＞　三　　　　　　 八　三　／　　　　　 　 　 _,,−''
　　　　　　｀−､、　　　　　　　＞::::ﾚ:ュ ＜フ 伊ヽ-(__　　　　ﾉｲ ｒ＼　 　 　 　 　 _,,−''
　　　　　 　　　　｀−､、　　　../::ィｧ＜　　 彡 l　＿‐-ゝ　 ィ=ｲ_,'z＞　　　..._,,−''
　　　　　　　　　　　　　｀　　....￣/　　　,｡s≦　 ヽ 回ヽ　　,旬 ∧_＼
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 l八　　 ヽ５ｲ lヽ. ￣　　 l.￣ ∧　ﾌ二
　　　　───────‐　　 　 ｭ-‐∠　フ:::',-_(　 　　‐ ´　/::::l-- ＼　 ───────‐
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 -=ﾆ　l　　l　lｲ:::::::ュ　 ヽ　ア / .(::::r-⌒　　 _-_　_
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ／　　　　　/ ヽ::＼}ﾟ'*。- ｫｲヽ　l ヽ_＼　　/　　　L_
　　　　　　　　　　 　 　 _,,−'.⌒∠　,γ¨ ﾚ、＼-=ﾆﾆ≧ﾐヽ　 ＼ くj ﾟ'*。ノ　 l　　　ヽ
　　　　　 　 　 　 _,,−''　　　／　lｲ　　　　　＼＼ ~ -=‖__ }　(⌒　ﾟ'*。　　 .}　 /　/
　　　　　 　_,,−''　　　　...／　　　　　　　　　　 ＼　　　　　＼ヽ＼　　 ヽ、　　　　/.｀−､、
　　　　−''　　 　 　 　 ／　　　　　　　／　　　　　　　　　　　 ＼　　　　 ﾉ‐‐===┴z　 　 ｀−､、
　　　　　 　 　 　 　 ／　　　　　　　／　　　　　　　　　　　 /　　 ヽ　　　斗ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆl
　　　　　 　 　 　 ／　　　　　　　／　　　　 /　　　　　　　/　　　　 ヽ　　ヽﾆﾆﾆﾆﾆﾆニ
　　　　　　　　.／　　　　　　　／　　　　　 /　　　　　　　/　　　　　　ヽ　 ',ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ


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　　　Ｐヘッド王と共にアリティアに赴いていた勇者 煉獄は、ゲーチスの本性を看破。

　　　Ｐヘッド王に先回りする形で次々とアリティアの民を捕らえ
　　　自らの派遣元であるパレスに送っていった。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 _　　)ヘ(　{ヽ　r､，
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(　　 )＼≧⌒¨　`ﾐ:| il{ﾍ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ＿__＼⌒ヽ　　　> ＼/r､ﾍ7))
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ⌒)//＼　 　 ｰ=彡／ 　ﾍ|　}i<
　　　　　　　　 ＿　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ￣ﾉ7　 　 { /　__{￣　 　 {ｿ　八{
　　　　　　　　　 }i:＼　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＞'"⌒ﾍ{(／=-∧　　i､　_(ﾊ/　　　勇者として
　 　 　 　 　 　 丿i:i:i:ヽ　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ＞'",　 　 　 ＼　}=-_ﾍ 　ヾ ′　　　　 手加減はできん！
　 　 　 　 　 ￣ヽ:i:i:i:i:i:ｉ＼ ＿＿　　 　 　 　 　 　 　 ／　　　　　　　 　ヽ}l={ニ{i¨}(
　　　　　 　 ＿　 ):i:i:i:i:(: : :　　　　¨¨` ｰ=z＿＿__／　／　　　　　＿＿丿/0=|＼　　　　　　　 だが、連行先の
　　　 　 γi:i:i:i:i¨:i:i:i:i:i:i:i＞: 　 　 ￣￣　　　　　　　／　　 _ -=ﾆ=-}ﾆﾆﾆ/===|　 ∨　　　　　　配慮ぐらいは
　　 　 　 {i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:／: : :　　　　 　 　 　 　 　 ／ 　_ -=ｌ{-=ニ=-}ﾆﾆ/0ﾆニ}　　|　　 　 　 　 させてもらおう！！
　　　　　 {i:i7⌒ヽ:i:i:(: : : :.　　　　　　　　　　　__　-イ_-=ﾆｌ{-=ニ=-}ﾆ/ﾆﾆ=／| 　 |
　　　　　 ∨　 　 )i:i:i:＞‐: . . . .　　_ -=ﾆ¨￣　 　 {-==ﾆニ∨-==-ﾍ/0ﾆﾆ/二| 　 |
　　 　 　 　 　 ／:i:i:i(＿:__:__:_／⌒ヽ: :..　 　 ／　__} ヽ_-=ﾆ,∨-==-∧ニ/ニ=} 　 |
　　　 　 　 　 (:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i／i:i:i:i:i:i:i:i): :　 ／　　 {=＼_}}　 -=∨-==-∧_l{ﾆﾆ=}!　 l
　　　　　　　　ヽ:i{⌒ヽ:i:ｉ:/　 }i:i:i:i(⌒__: :.　　　　7-==-＼_}}＿,∨-==-∧ﾚ⌒`}l　 乂_　　＿＿ ........ _
　　　　　　 　 　 ＼ 　 ∨ ／:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ/: : : : :.／-=ﾆﾆﾆﾆ7ﾆﾆﾆ∨-==-_」⌒ﾞﾚ′　. : ￣／:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i＼
　　　　　　　　　　　　 γ:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ｉ:ｉ(_:_:_:_／-=ﾆﾆ/=ニ/=ﾆﾆニ∨⌒¨＼　}　　.. . : : :（:i:i:i:i:i:i:i:／￣¨⌒
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　　　　　　　　　　　　　　7{-=ﾆﾆﾆﾆニ／ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ＞'"`'.,ｨ�n'_ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆヽﾆ=-∨
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　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ∨-=ニ／ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ＞'"{　　　.,ｨ�n, ′　　　 〉ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ==-/{
　　　　　　　　　　 　 　 　 ∨-=ﾆﾆﾆﾆﾆニ／ﾆニl{　　,ｨ�n ,.′　　　　l{ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ==-/ﾆ}l
　　　　　　　　　　　　　 　 /＼-=ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニl{　,ｨ}�n., ′ 　 　 　 ∨ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=-=ニ丿
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　　　　　　　　　　 　 　 /i(:(Ｊ:｝i:i:i:i7ｰ―-一´　,ｨ}�n:., ′　　　 　 　 　 　 　 `ｰ-一"´i:i:(:(ｉ:|
　　 　 　 　 　 　 　 　 /i:i:i):::(ｉﾉ{:／　　 　 　 ,ｨ}�n::., ′　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼ｉ:ｉ(ui)::::}l
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　　　　　　　　　　 ,ｨ升::_／　　 　 　 　 ,ｨf}�n.j>'′　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 _)::::::::::::}＼
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　　　　　　__,ｨﾍ�X'-'､7＿_ 　 　 ,ｨfl}�n_＞'′　　　　　　　　　　　　　　　　　 _-=ﾆﾆゝ､//ヽ//／⌒ﾍli丶
　　-=ﾆﾆ三ｌ{//,Ｖ⌒/ニニﾆﾆﾆ￣￣ニﾆﾆ=- 　 ___＿＿＿＿＿＿＿＿　-=ﾆﾆﾆニニ￣¨ヽ､＼//////)
　--=ﾆﾆ三ﾍ_＿_彡'三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三ニ¨¨¨¨¨´
　　　　 -=ﾆ三三三ﾆ=-



　　　　 　 　 　 r七 ￣￣￣!
　　　　 　 　 　 |｜　　　 　 |　っ
　　　　 　 　 　 |｜　　　 　 |　　　っ
　　　　 　 　 　 |｜ 　　　　 |　　っ
　　　　　　　　八.|　　　　　 |　　　　　はぁっ！？
　　　　　　 　 　 ||　　　　　 |
　　　　　　 　 　 ||　　　　　 |
　　　　　　　 从从＼＿＿,ｲ从i|i
　 　 　 　 　 .|///|∧__ハ__////|
　　　 　 　 __.|///ヽ.‘,.〉:〈/ 〉//.|＿＿
　 　 　 　 ｜:|///| |/‘,::://|///.|: : : ｜
　 　 　 　 ｜:|///|/＼∨／/|//|: : : ｜
　 　 　 　 ｜:|///|////|//////|: : : ｜
＿＿＿＿｜:|///|////////|//|: : : ｜＿＿＿


　　　「Ｐヘッド王が狙っていた者達」 を そのまま手加減せずに捕らえているため
　　　老若男女問わずになっているのは仕方がないだろう。

　　　逃がせば、改めてＰヘッド王に狙われるだけなのだから。


63 ：◆vsQyY1yD2Q


　　　パレスでは、民が処刑されているという話は あまり聞かない。

　　　ならばパレスの方がマシだろうという判断であったが ――


　　　　　　　　 ／　,へ､　　　　　 ／　 ＼　　＼
　　　　　　　／　 /　　 ｀ﾞヽ､ _,／ 　 　 　 ＼　 ｀!
　　　　　 　 l　　/　　　　　　　　　　 　 　 　 〉　 |
　　　　　　　l　 ヽ､　 　 　 　 　 　 ／ 　 　 /　　 !
　 　 　 　 　 !　　/　　　 ヽ　　　 /　　__＿ ＼ 　 r―,､
　　　　 　 　 !　/　l｀ ヽ ､　｀ 　 ､ _,／0 　 !　 |,_/　 /:::＼　　　　アリティアで捕らえたレジスタンスを
　　　　　　　 〉､l　 |　　 0｀ l' ､　　｀ー―‐'　　 /　 /::::::::::l　　　　パレスに送る？
　　　　　　　/ﾍl　　￣￣￣　 l　　ヽ､　　　　 〈　／｀ヽ､:::!
　　　　　　　l　 l､　　　　 ´ 　 |　　　　 　 　 　 Y　_,､ 　 ＼　　　 …………なんで？
　　　　　　　 ヽ､)ヽ　　 　 　 〈　　　　　 　 　 /￣　Ｏ ､　 ｀l
　　　　　　　　　 ヽ!　　　　　　 　 　 　 　 　 r'ｰ-ｏ'/ 　 ､ 　!
　　　　　　 　 　 　 l､　　 ヽ二ニﾆ= ' 　 　 / 　 // ｀　　 l　!
　　　　　　　　　_／/!ヽ､　　　　　　 　 　 /￣￣｀　　　　　l
　　　　 ＿ , ／´::::l　｀ヽ､ヽ､＿＿＿／￣ﾚ'ヽ､　　　　　　 l
＿,､- '´:::::::/::::::::::::!　　　｀ヽ､ 　　 _/　 ／::::::::::!　　　　　　l
::::::::::::::::::::::/::::::::::::::l　　　　　,＞＜/　 /:::::::::::::::|　　 　 　 〈
::::::::::::::::::::/::::::::::::::::l　　　　/!;;;;;;;;;;;;＼/:::::::::::／ !　　　　　　ヽ,_
::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::!　　　/ ヽ;;;;;;;;;;;;/ ＼_／ 　 ヽ　 　 　 　 / ｀ヽ



　　　　　　　　　　　 ／. : : : : : : : : : : : : : : : : :｀',
　　　　　　　　 　 ／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : 丶
　　　　　　　 　 〃: : : : : : : : : : : : : : :／⌒丶 : : : :〉
　　　　　 　 　 /: : : : : : : : : : : : : : : 〈　　　　　＼ノ
　　　　　　　　{: : : : : : : : : ／⌒ヽ: /´　 ＼　 、 |
　　　　　　　　l : : : : : : : : {　⌒l　)'　　　　/＼_　|　　　まあいい。
　　　　　　　　 ､ : : : : : : : 〉　 〈 〈　　　　 ｀ =’｀/　　　ワーレンに送る捕虜に加えておけ。
　　　　　　　　　 ',: : : : ／　ヽﾆ　　　　　　　　 〈
　　　　　　　　　　): ／　　/　/ 　 　 　 　 　 　 .ゝ
　　　　　　　　　／＾丶 　 l　 ヽ　　　´ ―- ､ _｣　　　　 あと、ゲーチスに伝えろ。
　　　　　　　　く 　 ＼ 　 ＼　　＼　　　 ￣r┘
　　　　　 ／　　 ＼　 ＼　　＼ 　 丶 ＿__ﾉ　　　　　 　 メディウス様に任された以上
　　　　　　　　　　　＼　 ＼　　＼_,(　　　　　　　　　　　しっかり管理しろとな。
　　　　　-､ 　 　 　 　 ＼ 　＼　　|/ﾊ
　　　　　　 ＼　　　 　 　 ＼　 ＼」//|


　　　―― ゲーチスと違い、サカキは人間に 「金程度の価値」 は認めていたため
　　　すぐさま処刑はしなかった。

　　　それはそれとして、ゲーチスに やり過ぎるなと釘を刺すのも忘れなかったが。


64 ：◆vsQyY1yD2Q


　　　なお、グラ的にも問題無しであった。


　 　 　 　 　 ／￣￣￣￣￣￣|
　　　　　　 /　　　　 　 　 　 　 |
　 　 　 　 ｜ . 　 　 /￣::|　　　|　　　指揮官は俺なんだから、煉獄の功績は俺の功績だよな！
　 　 　 　 人　　　　ﾏ:::::::|　　　|
　　 　 　 　 　、　　　｀¨¨ 　 　｜　　 アリティアのゲーチスには媚びれなかったけど
　　　　　 　 　 ＼__ 　 ＿ 　 　 |　　　パレスのサカキには媚びれたから良し！
　　　　　　　　　　 |　 　 | 　 　 |
　　　　　　　　　　 |　 　 | 　 　 |
　　　　　　　　　　 |＿＿| 　 　 |　　|￣￣|　　　　　　　 ＿
　　　　　 　 ＿_／＿＿_ ￣￣ ＼__|::::::::: |　 　 　 　 　 |三!
　　　　　　/　　　　　|　　　　　　　　 ＼::/　　　　　　　 |:::::|
　　　　　 /　　　　　｜　　　　　　／　　＼　　　　　　 ./::::∧
　　　　 ./ 　 　 　 　 |　　　　　　　　　　　 ＼　　　 　/:::::::::∧
　　　　/　　　　　　　|　　　　　　　　　　　　　＼　 　 |::::::::::::: |
　　 　 |　　｜　　　　　　　＼　　　　 　 　 　 　 .＼. ├──┤
　　 　 |　 　 ',　　　　　　　　　＼ 　、 　　　　　　　} ｜WINE.|
　　　.八　 　 ',　　　　|　　　　　　　　 ｒ....＿_,.､丶´　｜＿＿｜
　　　 　 ＼　｜ 　 　 |　　　　　　　　 | .ｒ豆豆豆┐　|::::::::::::: |
　　　　　　 ＼|　　 　 |　　　　　　　　 |三三三三三三三三三三三


65 ：◆vsQyY1yD2Q


　　　しかしワーレン的に、いや、グルニア的には問題大アリであった。


　　　　　　　　　　　　　　　,...r──...､　　i!　,
　　　　　　　　　　　　　 ,r:::::::::::::::::::::::::;＞':ﾚ'彡　　　 参りましたな。
　　　　　 　 　 　 　 　 /::::::::::::＞. ´: : : : : : : :ミ
　　　　　　　　　　　　 l:::::; . :´: : : : n: : : : :l: : :ミ　　　まさか子供まで捕虜にしているとは……。
　　　　　　　　　　 　 _レ': : : : :,､:､: :.,r-､`''r､ 〈
　　　　　　　　　　　 /: : : ,r､: :l`　∨　 ( ｡.`ﾟ、 ',　　　　　　 　 　 /￣ミﾐヽ.っ'-ｧ
　　　　　　　　　　　川: : lfr､`′　 　 ￣r=､__〉-､　　　　　　 　 /　　　 ｀''/''´.;'
　 　 　 　 　 　 　 　 `川乂__ .u　 (r‐' ¨´　　,,,,,,,,}　　　　　 　 /　　　 　 / / ;'
　　　　　　　　　 ＿／ ＼＼.､　 　 |　 ,.　,､¨´　ノ─､＿ 　 　/　　　　　/ /_ﾉ
　　　　　　　　／　　　　　｀ヽ丶__　ヾ´/ﾞ,.亠っ ヾ､　　　`ー､.￣｀ヽ､,.../_ｿ''i
　　　　　　 rﾆフ‐- ､　　 　 　 ＼ `ーi'___　 　 〉　}}　 　 　 ',　Y　　　 ＼_／l
　　　　 　 f　/ ./￣￣｀‐､_　　　 〉一´ 　 ヽ　ﾖ 　 }}、 　 　 ',　l 　 　 　 　 /
　　　　　　l　| /　　　　　　｀ ‐-./　　　　　　 i'　　 }}　':,　　　l　l　　　　　 /
　　　　　　l　| l　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 }　　 }}　　':,　　.|　　　　　／
　　　　 　 |{　l l　　　　　　　　　　　 　 　 　 /　　‖　 　 ',　ﾍー一　´
　 　 　 　 | ', 乂　　　　　　　 　 　 　 　 　 /　　.‖　　 　 ',　 ﾍ
　　　　 　 |　＼ `ー　　　　　　　　　　　／　　∠＿__ 　 　 ', 　 ∨
　　　　　　|　　 ＼　　　 ＞─‐ｧ─一 ´ .|　_/:ミ:〉　　ヽ　　 ',.　　∨
　　　　 　 乂＿,.　-‐ ' ´　,.‐ '´　　　　　 |ノ/ 　.ii＼__r′ 　 .',　 　∨
　　　　　　　|＿,.　-‐　'¨´─ ､＿_,. -‐ '´ /　　 l├'　　　　　 乂 　 .l
　　　　　　 /　　　　 |　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ｌ |　　　　　　　　＼_」
　　. 　 　 /　　 　 　 |　　　　　　　　　　　　　　ﾉ..|　　　　 　 　 　 　 |



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _.．-‐==‐- 　_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,:'´／: : : : : : : : : ｀`〜､、
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,,．'´: /: :／⌒｀`〜､、: : : : : ｀ヽ、
　　　　　　　　　　　　　　　　　/: : : 八: (:::::::::ι:::::::: : ﾞ:,: : : : : : : `､
　　　　　　　　　　　　　　　　　!: : :/ι＼、。: : ＿__: : ;′: : : : : : : ﾞ:,
　　　　　　　　　　　　　　　　八: :｛ -へ　l) ､ ノ二、｀'乂: : : : : : : : :.}
　　　　　　　　　　　　　　　　　 }: :}:: 《・冫:: ミ=ﾟ一′: : _｝: : : : : : : :.}
　　　　　　　　　　　　　　　　　 }: :}:: ／{:::::::::::￣::: : ο/: : : : : : : : :/　　　実際に捕虜を預かるのは我々だぞ。
　　　　　　　　　　　　　　　　　 乂ヽ　〈Ｌ _〉　Ｕ 　 ／{: : : : : : : : ｛
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 {`　, -―- _　　{:::::::): : : : : : : : ｝　　　子供の捕虜など どうしろと……！
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　∧　｀二二´　ο　彡: : /: : : : /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 〉ﾟ,　。　　　　　　／⌒l: : /:／
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ⌒＼　　 　_､‐''゛　 彡l-''"
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 Τ二＿＿＿＿_」__
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 /ﾊ　r‐ｧ―ｭ:::::::) /::::}
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/V::l　|:::| 二7:::::fヲ::::::}


66 ：◆vsQyY1yD2Q


　　　この件は すぐにワーレンへ、そしてマ・クベ将軍へと伝えられる。


　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ____,,,,,...... -‐‐---____ 　 　 　 　＿＿＿＿＿＿＿＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　l＿＿＿　　　　　　　 ＼＿＿／　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼
　　　 　 　 　 　 　 　 　 ,.　'´＼　　　／￣｀`ｰ ､、　　 　 .|＿＿　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ｀`ｰ ､、
　　　　　　＿＿＿ ,.　'´　　　　＼／　　 　 　　 .｀` 、　　　　 　 ＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ｀`ｰ､、
　　　　 ／　　　　 ||　　　,------、＿　　　　　　＿/ 　　　　　　　|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|
　 　 　 |＿＿＿＿||　　　｀―――、 　＼＿＿／　　　　　　 　 　 |　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|
　　　　　 　 　 　 　 ＼　　　　　　　|_　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 _/　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　l
　　　　　　＿＿＿＿/　　　　　　　　＼／￣￣￣＾￣￣Ｖ￣￣　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　　　　＿＿＿＿／
　　　　／　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ,'' "´
　　　 |　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿_＿／
　　 ／　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　<
　　|＿　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|
　　　　＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｵﾚﾙｱﾝ 　 　 　　　＿＿＿＿＿＿/
　　　 　　|　　　　　　 　　　　 ｶﾀﾞｲﾝ　　　　　　　　　　　　○ 　 　　　　　'┐
　　　　　　|　　　　　　　　 　 　 ○　 ＿＿＿＿＿＿__　　　　　　　　 　 　 ￣￣l_／￣ｶﾞﾙﾀﾞ　　　　　　　　　　　 ﾀﾘｽ
ｶｼﾐｱ大橋｀┬───'ー─----─′　＿＿＿__　　 ＼ 　　　ﾚﾌｶﾝﾃﾞｨ 　　ｻﾑｽｰﾌ 　 ○| 　 　 　 　l二l　／○￣￣|
　　　　　／￣￣＼　 　 <￣￣￣￣＼/　　　　　 |　　　 ＼　 　　○ 　_＿＿_ ○　 　 　 　 }{二二二） 　　 |＿＿＿_/
　 　 ﾗｰﾏﾝ ○　／ 　 　 | 　 ○　 　 ノﾍ　　ｸﾞﾗ　|　　 　 　 コ 　 　 　　＼　　＼＿＿＿＿/(二)（ﾆ）()
　　　　 /__＿／ 　 　 　〈 ｱﾘﾃｨｱ ／　 /　　 ○　￣''''ヽ、　l　　　　　 　 /
　　　 ┌┴ ､ 　 　 　 　　￣￣￣ 　 　 ＼＿＿,-------'￣|○ 　　　　　○￣￣￣￣￣＼＿＿＿＿　　　　 ＿＿__
　　　　|　　　|　　　　　　＿＿＿＿＿　　　　　　　　　　　　ﾒﾆﾃﾞｨ　　　 ｱﾄﾞﾘｱ　　　　　　　 　 　 　 　 ＼　 ／　　　｜
　　　　|　　　|　 　 　 　 |　　　　　　　＼＿＿＿＿＿＿　　　　 ＼＿　　　　 　 　ｱｶﾈｲｱ　　　　 　 　 　|　|　○ ﾍﾟﾗﾃｨ
　　 　 |　　　＼　　　 　 |　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ＼　　 　 　 /　　　　　　　　○　　　　　　　　　 /　 ＼＿＿/
　　 ／ ｸﾞﾙﾆｱ ＼　　 　＼　　　　　　　　　　　　　　 　 　 |　　　　　＼＿　　 　 　 　 ○ﾉﾙﾀﾞ　 　 　 　 ＼
　　 |　　○ 　 　　|　　　／　　　　　　　 　ﾄﾞﾙｰｱ　　 　 　 ＼　　　　　　　＼＿　　　　　　　 　 　 　 　 　 ●＞
　　 ＼＿＿＿_／　　　|　　　　　　　　　　　○　 　　 　 　 　 |　　　　　　　　　 ＼＿　　　○ﾃﾞｨｰﾙ＿_/￣ﾜｰﾚﾝ
　　　　　　　　　　　　　 |　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　　　　　　　＼＿＿＿＿/　　　　　　　　＿
　　　　　　　　　 　 　 　 ＼　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　<　　）
　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼　　　　　　　　　　　　　　　　　＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ￣
　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　　＼　　ﾏｹﾄﾞﾆｱ　　　　　　　　 ／
　　　　　　　　　　　　　　 　　　　 l　　　○　　　　　　　　　/
　　　　　　　　　　　　　 　 　　　　 ＼　　　　　　＿＿＿／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼＿＿／


67 ：◆vsQyY1yD2Q

　　　　　　　　　　山山山山山山山山山山山　　 │
　　　　　　　　　　山砦砦砦砦山砦砦砦山　　 　 │
　　　　　　　　　　山　 　 　 　 山　 　 　 山　　 ┌┘
　　　　　　　　　　山　 　 　 　 山　 　 　 山　┌┘
　　　　　　　　　　山山　 　 山山　 　 山　┌┘　 　 　 　 ┌────┐
　　　　　　　　　　山　　 　 　 　 　 　 　 　 ├─────┤　 　● 　 │
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ├─────┤ﾊｲｴｰｽ城 |
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ┌┘　 　 　 　 　 └────┘
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ┌┘
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ┌┘
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ┌┘　　　　　　海
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 └┐
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 └┐
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 └───────┐
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 └┐
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　○ 　 　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ワーレン　 ┌┘
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ┌──────┘
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ┌┘


68 ：◆vsQyY1yD2Q
【 ハイエース城　内部 】

　　　::. ::.. .:'::;::|::::::::;,:|:. ::.. .|l'￣￣￣￣￣￣￣~|:. ::.. .:'::;.: : ::: :;.: : ::.. .:'.. .:': : : :. ::.
　　　::.:'::;:. ::.. :|:,:::::::;:|:. ::.. .|l　0=n=i{三三:n;ヲ　l| ::.. : :;.: : ::.. .:':':. ::.. .:'::;.: : : : :. ::...
　　　::. ::.. .:'::;::|::::::::;,:|:. ::.. .|l_,_,_,_,_,_,_,_,_,_,_,_,_,_,_,l|. ::.. .:':. ::.. .:'::;.: : ::.. .:': : : :;.: : ::.. .
　　　::.:'::;.'. ., .:|:,:::::::::|.. .:':. ::.. .:'::;.: : ::.. .:': : :.. .:':. ::.. .:,r ､-ー─-､.. .:':. ::.. .:'::;.: : ::..
　　　::. ::.. .:'::;::|::::,::::;:|;_;;_;_;;;;;_;;;;_;;_;,_:;:;;;_::;;:;;_;;_;_;;;;;_;;l'　 |=　′　 |;;_;;_;_;;;;;_;;;;_;;_;,_:;:
　　　::. ::.. .:'::;::|::::::::;,:|　　　　　　　　　　　　　　○::○)ﾉ＿,,;,;,;;,;;ﾉ:::::....
　　　::.:'::;:. ::.. :|:,:::::::;:|________________________________________________________________________
　　　::. ::.. .:'::;::|:::.:.／　., . 　　　　, ., ., ., . 　　　　　　　　　__, ., .,, ., .,
　　　:::.:.:.'. :; :::|／_____________________________________________________________________________
　　　::. ::.. .:'::;::||'_';.;_':':_';._;'_;:_;'_;'_:'';_';_';';_;:_:'_::_:'_;';_';_';::_:;_;._;';_';_';::_:;:_:';';_:;':_':_;'::_;::_'
　　　::.. . !'´.::::||':':';:;ｙ';:';::'::';';;:;;';:;';';':';';:';':;';;';';':';';'.;';_';_';::_:;　;.;';';';';:;';';':';';;.;';';';';:;';';':;
　　　:.: : : : : :.;||' ';:;:;::';'';';;';';.;';';';';:;';';':';';:';':;;';:;';';':'; 　;.;';';';';:;';;.;';';';';:;';';':';';;.;';';';';:;';';;
　　　::::.:. . .:.:;';||'´';';':';';';:;:;';:;':';';';:;:;';:　.;';:;';';':';';:';　. -―- 、;:;';;:';';::';';':'';';;.;';';';';:;';';':';';
　　　';:;::,::.::;:;'//三三三三三三三三三三三 . ト､,..___,ノ|三三三三三三三三三
　　　';:;'; ; ;:;//ﾆﾆ7ﾆﾆﾆﾆﾆ /ﾆﾆﾆﾆﾆiﾆﾆﾆ　　|;';::.:. . 　.|ﾆiﾆﾆﾆiﾆﾆﾆiﾆﾆﾆiﾆﾆﾆ
　　　'; .'; ;.//二:二 /,､ニ=ニ /ニニ /二l二　..|;';:;:::.:,, 　| 二i二二ﾆ二i二二二i
　　　';';';';//二二ニ:ニニニ /ニニニ二二二l ,` ｰ--‐''′二i二二i二二二i二二
　　　.;';'//二二二/;二ニニニ /::二!二二二i;二二二l二二二l二二二i;二二
　　　':::'/二二/二二二/二二二二l二二二l二二二i;二二二i;二二二l二二


　　　　　　　＿＿＿_
　　　　､ヽ`: : : : : : : : :｀`〜､、
　　／: : : : : : : : : : : : : : : : : : ＼
　./: : : : : : : : : : : : :＿: : : : : : :.:.|
　{: : : : : : : : : : : : /　　＼: : ､: :人
　∨: : : : : : :＿／　　　　 }: } 〉: : :}
　 }: : : : : : : {　 　 　 　 ／ノ {: : :/　　　―― という訳で、この島にも
　,′: : : : : : } ⌒≧､　 V__　 ':.ノ
　乂: : : : : :ノ:.　 ｀”´　/aｧ /: {　　　 　 子供用の捕虜収容所を作りたいのですが
　!: : : : : :〈_ｨ :}　　　　;　　ｲ:.f´
. 冫､＿＿_/:　 　 　 ┘ /:／　　　　　　いかがでしょう？
. { ﾊ `''＜　 ＼　 ニ´／'´
. |乂77ゝ `''＜ ＞ イ
/`''＜/|＼ / ∧Y__　　　　　　　　　　　　　　　　 「7＼＿
　　　 ＼____,/::::∨ ＼　　　　　　　　 　 　 　 　 //　　.[///]￣/
　　　　　　/:::::}::::∨　 `''＜ 　 　 　 　 　 　 　 //　　 　 　 　 /
　　　　 　 |::::: }::::::∨　　　 |＼　　　　　　 　 .//　　　　　 ＿/
　　　　 　 |::::: }::::::: }　　 　 !　 !　　　　　　　//　　　　　 〈ニ}_
　　　　　　＼/::::::::/　　 　 {　 |　　　　　　 //　　 　 　 〈ニニ〉
　　　　　　　 }〉::::/ ∨　 　 ∨ ＼　　　　 //　　　　　 ヒﾆﾆｱ
　＼ 　　　　 ゛⌒ ∧∨　 　 |　　 ＼ 　 .//　　　　　　 / ／
　　 |　　　　　　　　 } }　　　/　　　　＼//　　　　　　 / /
　　 |　　　　　 　 　 { {　　　|　　　 　 .//　　　　　　 /"
　　 |　　　　／　　　} }　　　|　　　　.//　　　　 　 ／
　　 |　　　　　　　　 { {　　　∨　　 //　　　.｡sｾ升


69 ：◆vsQyY1yD2Q

　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 r──-
　　　　　　　　　　　　　　　　〈￣￣{　{　　＼＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　'/: :八八　　　ヽヽ
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ' ｘ‐‐＼＼　　 }_} 　 ＜⌒＞＜⌒＞
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ___//: : : :.＞‐ ／／　 ／⌒｀´⌒ヽ　 ＼ ＼
　　　　　　　　　　　　　　 ／:..:.:{ {.: : :./ / :/　'　　 / 　 /　 　 　 　 　 ＼ ＼
　　　　　　　　　　　　　　 ＼:.:.:乂二二二〈 /　　 / 　 / 　 ｜　　　　 　 `、 `、
　　　　　　　　　　　　　　　　＼＿___{ .{ : : /　　 / /　i|　 　 |ｉ　|
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ／{ .{___,′　 ,'　′ l|　 　 |ｌ　|　|ｉ
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ／／乂_..;′　 ,jI斗-‐l|　 　 |l¬¬トミ、　　　　i
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ／／/: : : :/i　　 ´ｉ___L__ハ＿__|ﾊ_ｌ__」L,|　　　|　　|
　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／／　/ : ／/ |　　　lｨｆ灯示　　 　 ｨｆ灯示�_　 　 　 |
　　　　 　 　 　 　 　 　 / /　　./:／: :/　|　　　|ゝ弋:ソ　 　 　 弋:_ツ'ﾞ　　　|　 /,　　 　 それって大丈夫なの？
　　　　　　　　　　　　 / /　　 ／ : : /　 ,!　 　 |:ﾊ'^~ 　 　 ,　　 　 ~^'| 　 　 |　 ./,
　　　　　　　 　 　 　 / /　 ／: : : : /　./:|　　　|:ｉ∧　　 　 　 _　 　 ./| 　 　 | 　 ./,　　　 ドルーア 何か
　 　 　 　 　 　 　 　 { .{ ／.: :..: : :./　./　|　　　|:l: :lト . 　‘ー‐'　　.ｲｉｌ| 　 　 |　　 /,　　　言ってこない？
　　　　　　　　　　　 {ニ}.: : : : :. :/　./　./　 　 .|:l: :l| |_r≧=‐=≦__l:l:l/　　　 |　　 ./,
.　　　　　　　 　 　 〈{　 ＼.: :. :./　./　./　 　 　 :ｌ: :l/| |__}　　　 {､,//　　　　.|　 　 ./,
　　 　 　 　 　 　 　 j:ﾍ　.{＾ :../　./　./　　　　　|￣　|_|ｉ＿　　´／/　　　　　ト、 　 ./,
　　　　 　 　 　 　 　 : :ヽ{:..:./　./　　　 　 　 　 | 　 //⌒ヽヽ / ./　　 　 　 .;　 ,　　 ./,
　　　　　　　 　 　 　 |.: .:.／　./　　 {　 　 　 　 |　_.乂___ノノ./　; 　 　 　 　 ′ ｉ　 　 ./,
　　　　　 　 　 　 　 / ／　　/　　 /乂__ 　 ___.ﾉ(⌒{_{_{=ﾐ/⌒ヽ|　　 　 　 / 　｜　 　 ./,
　　　 　 　 　 　 　 ／　 　 /　　 / .___/|{ニ}〈〈　／乂__ノ⌒＼人　 　 .／　　 _|__ 　 　 /,
　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　 {_／　　'，〕ト／ノ八_| |__ノ ﾉ　{二}　|＞`｀ 　 } 　 　 ./,
　　　　　　　　　　 　 　 /　　　　　_/　　　　.} //⌒¨´　 | |'¨¨´／ 　 ヽ´＿＿＿i{、　　　 /,
.　　　　　　 　 　 　 　 /　　　/　 ./　　　　 ///　〈{薔}〉 | |　 /　　　　 }────!　 　 　 ./,
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /　　.{　　 　 .///　　 ~~~　 | | ./　　　　　{　　　　　　ｉ　　 　 　 /,



: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : }　　　　　　 ∨: : }
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : 丿　　 　 　 　 |: :./
: : : : : : : : : 彡彡彡: : ／ ￣~"''*､　　 /／
: : : : : : :／: : : : : : :厂　　　-=ﾐ、,,,_ 　 }(
: : : : : /: : : : : : : ::/　　　　　　　￣ 　(:.ハ　　　逃がさねば問題は無いかと。
: : : : : : : : : : : :.／　　　　　　　／　　 |: :/
: : : : : : : : : : : :乂 ::...　　　　　　 　 　 |ノ　　　　それに、大人の捕虜と
: : : : : : : : : : : : : :.)　　　　　　　　　　 |　　　　　一緒に扱えと言われる方が困ります。
: : : : : : : : : : : : : (＿_　　 　 ,＿⌒ r ┘
: : : : : : : : : : : : : : :／　　　　｀ー f´
: : : ／￣￣￣￣::....　　　　　 　 ┘
_／≧s｡._　　 　　　 ::≧s｡.　 　 }
ﾉ ⌒`''＜ ≧s｡._＿＿ｒ―――彳
::::::::::::|＼::`''＜＿＿　 ＼
::::::::::::|＼＼＿＿::::/　 ,-､〉
::::::::::::|＼　　　　 ｀´　/:::::::＼



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 __　r-- ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ＿＿　　 {f Y /／≧
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　γ:::::::::::::::~"''*､{､K__~＜ ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .｡sｾ升::::::::::::::::::::::::::::ヾ乂}:＼ヽｿ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 γ::::::::::::::::茜::::::::::::::::::::::::::‘, ヾﾊ::}
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 }::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::‘, |! |::!
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/:::::厂∩⌒~"''*､:::::::::::::::::::::::‘,　|::}
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _,ｲ:::::/　 ∪ 　 .∩　ヾ:::::::r､:::::::::::ヽ｀´　　　ｾﾔﾅｰ。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _,...ィ:::r､::ノ　　 ｱ:ヽ　∪　　 Y::{　｀ヽ、::人
　　　　　　　　　　　　　　　　　　γ:::〃:::ゞ′　　　｀¨´　　　　　.}::}　　　　ヾ::::Y
　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾉ::厂ゞ'′　　　　　　　　　　　 ﾉ:ﾉ　　　　　}::::{
　　　　　　　　　　　　　　　　　 /::/　　　　　　　　　　　　　　　{z{　　　　　 ﾉ::::}
　　　　　　　　　　　　　　　　　.{::ﾉ　　　　　　　　　　　　　　　 ヾ}　　　_...__ゞノ
　　　　　　　　　　　　　　　　　 `〜､、 　 　 　 　 　 　 　 　 　 _､+''"~
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　○Oo｡｡.＿　　..。｡ *''ﾟ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｀¨´


70 ：◆vsQyY1yD2Q

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　-------ミ
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 _ --ﾐ／　　　　　　 　 　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 -ﾐf　　 　 /　　 　 　 ヽ　 ヽ 　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 { 　 乂/　 /　　　　 　 　 　 　 　 　 ヽ
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 乂＿./　 /　|　　　　|　　 |　　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 (＿/　　--‐　　 　 ‐---|　　|　　 　 |
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ┌──| 　 |　　|　　　　ﾊ　　|　　|　　　 ｜　　　それは……その……。
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 |: : : : :.| 　 |气劣──气劣ﾒ, 　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼_／:| 　 |　Vり　　　　辷ｼ|　　|　　　　 |　　　 大人の捕虜は どうするの？
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 〈／| 　 | 　 　 ′　 　　u.|　 ｜
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 /: /| 　 |＼　　 　 __　　　|　　|　　　 　 |　　　子供だけ こっちにって事は
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 /: /　　　|　 i≧=- ┐ ≦./ 　 .|　　　　　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 〈_:/　 | 　 |　 | ＿_／|　　/ 　 ./|　　　　　　　　 子供は耐えられないような
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 / 　/| 　 |　 〈　 |-ミ＿/　　./_.|　　　　　 |.　　 扱いを……？
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　 　 | 　 |　./　/|厂i}　|＿_/　 ∨/　　 　 |
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 / 　/ 　|＿/ ./＿{/＼ﾉ　{只}　 　 ∨/
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 /　 /　　{只} / ／〉'‐く ＼/ |　　　 /　 　 　 　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 {　　　　 ./ |　{　／〉　 i}　 | /￣￣/　　 　 　 　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ 　 　 .| /　.{　／乂_ﾉ　 j/　 　 / 　 　 　 　 　 |



　{: : : : : : : : : : : : : : : : }　　　　　　　　＼: : : : }: : : : : : }
　.〉: : : : : : : : : : : : : : /　　　　　　　　 ／: : : :.ハ: : : : ∧
_/: : : : : : : : : : : : : ／ 　 　 　 　 　 ／: : ＞'ﾞ´　 }: : : : : }
!: : : : : : : : : : : : :.〈　　　　　　　　　{＞'ﾞ´　 　 　 {: : : : :/
冫: : : : : : : : : : : :.:}　 ⌒~"''〜､、　乂　＿＿　　∨: :.〈
{: : : : : : : : : : : : :./　　　二二　　　　f ――　`　/: : : /
{: : : : : : : : : : : :く 、　　 　 ''"　 　 　 | ｀¨¨ 　 ／: : : /
{: : : : : : : : : : : :/　＼　 　 　 　 　 　 !　　　 ノ: : : ／　　　…………。
.＼: : : : : : : : :.〈　　　　　　　　 r　　/　　 イ: : _厂
　　`''＜: : : : : : __ア　　　　　　 ^　´　　/: :.／
＿＿＿/￣￣、　:..　　　 ￣こ¨ニ　 ／ ﾉ⌒
　　　 ./7 ハ　 ＼　≧s｡.　　　 　 ／＜------- ､
　　　 {/V//|＼　 ＼　 　≧s｡..／　　　＼_＼_＼__＼__
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　　　 .∧//.ﾄ､　　 .｡sｾ升7＼/ ／　　　　　　 　 | 　 　 |


71 ：◆vsQyY1yD2Q

　　　 　 　 　 /: : /: : : : : : : : ハ_:.‘,
　　　 　 　 ／: : : : : : : : : : ／ 　 ∨
　　　　　　{: : : : : : : {: : : :｛　　 　 l
　　　　　　ヽ: : : : : : 乂: : : ｝　　　∨
　　　　　 　 乂: : 、: : : : : ｛_ _　　r 〉　　　……では、どのように扱えば良いと思われますか？
　　　　　　　　 ＼: : 、: /: : :｝｀　-=;
　　　　　　 　 　 ｛: : : : : : : :乂　　 ',　　　 子供達も、他の大人達も。
　　　　　　　　　　｝: : : : : :／⌒ﾆＹ´
　　　　　　　 　 　 ＼_;_／ﾆﾆﾏ¨` l＼
　　　　　　　　　　　　lﾆﾆﾆﾆﾆ≧=|__::}
　　　　　　　　　 　 _/- "￣:::::::::::::￣[￣ 　ー―-　_
　　　　　＿__,,.､丶´::::/::::::::::::::::::::::::::::::￣/-= ／￣::::｀:.、
　　　　/- r''":::::::::::::::{:::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀T¨´::::::::::::::::::::}



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 /〉
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〈｛_　　-―-
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ´ ′　　　　　　 丶、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　　　　　　　　　　　　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ／　　　　./　　　　　　　　 ﾊ
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ／　　/　　　|_　　　 　 |　　　　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 └1 　 |　|＿_j└――ィ茂Y　　 |'Y
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 |　　Ｌ/| /茂　　　　にﾘ }〉 ／|ﾉ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ＼＿_ﾊ{ にﾘ　.....　 　〃∨　 |　　　|　　　……えっ？
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ｜|〃　 　 ＿　　　　|　　|　 　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 |八　　　└ '’　　　/　　.|　　八
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 |　个ｘ,,　　 ＿　 イ|　 　 |　　　｀、
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 |　　: :|　　／⌒ﾊ ./　　　|　　 　 ｀、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 | 　 i　|　人＿__り |　　　 ﾄ、 　 　 ｀、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　八　 ∨/⌒(（｛⌒ヽ＼__／　'.　　　　｀、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　厂Y(｛＿/⌒乂_/ √ |　　 |.　 　 　 ｀、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 /　 |￣| ｀⌒7　 ||⌒ .√　l　　 |　　 　 　 ｀、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 |　.丿　|　　‖　 ||　 厶　.人 　 |　 　 　 　 ｀、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 | .厶__人.　 ||　　||　 　 ∨ |　　 |　　　　　　 ｀、
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 |　　√|　　Å　 Å　　　　∧　　|　　　　　　　｀、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 /　 ./　|　　　 些)　　 　 　｛∧ 　∨
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 / 　 /　/　　　　　　　　　　　V∧　 ∨
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 /　　/　/　 ヽ　 些) 　 　 　 /　Vﾊ 　 ∨


72 ：◆vsQyY1yD2Q

　　　　　　 　 _､‐''゛￣￣｀´￣｀ヽ、
　　　　　　,／: : : : : : : : : : : : : : : : ＼
　　　　　 /: : : : : : : : : :, -―-､: : : : : ﾞ:,
　　　　　 ｝: : : : : : : : :.｛　　 　 ｝:}^ヽ: : ｝
　　 　 　 ｝: : : : : : : : : :}　＿ 　{:ﾉ　 {: ｛
　　　　 八: : : : : : : :.／　--，､ ヽ, -{: :.}.　　　 この件は、とにかく急いで
　　　　　　}: : : : : : 八　　｀￣´　 }’/: /　　 　 捕虜の受け入れ態勢を整えなければなりません。
　　　　　　}: : : : : : : ﾉ:ヽ　　　　　} 八{
　　　　　　}: : : : : : : ミ　}　r ___｀¨/⌒　　　　　私は工事の指揮を執るので手一杯なのですよ。
　　　　 　 乂＿Ｚ⌒∧　 　 ー‐,:'(
　　　　　　　 /￣ﾆ- _ ＼＿___/⌒
　　　　　　 ,/⌒::::Ｆ¨¨≧=‐┤
　　 　 _ -ﾆ＼::::::::l二　 /::::: |＼



／: : : : : : : : : : : : : : /: ／＿＿＿＿: : : : : : : : :＼
: : : : : : : : : : : : : : : /イ　　　 　 　 　 ＼: : : : ∨: : ＼
: : : : : : : : : : : : : : : {:/　　　　　 　 　 　 ∨: : : }: : : :.∧
: : : : : : : : : : : : : : : :〉　　　　　　 　 　 　 ∨: :.:}: : : : : :|
: : : : : : : : : : : : : : :/　　　　　　　　 　 　 /: : :/!: : : : : :|
: : : : : : : : : : : : :／　　　　　 　 　 　 :.　/: ／　}: : : : :./
: : : : : : : : : : ／,．'´￣￣￣ ＼＿ノ　 /: (　　/: : : : /
: : : : : : : : : :{　　　＜弋ｇ二ア :::　　〈_乂: ＼乂: : : :＼
: : : : : : : : : :.＼　　　:.. -　..::　　　　　} ｇ_､)/　ハ: : : : :}
: : : : : : : : : : : ﾉ　　　　　　　　　　 　 | ｀-,/　/: :.}: : : /　　　殿下達にも お手伝いしていただければ
: : : : : : : : : :.〈　::::＼　　　　　　 　 　 | 　　　{: : : : : /
: : : : : : : : : : :.＼　　} 　 　 　 　 　 　 ∨　 ｲ: : : :／　　　　　ありがたいのですが……。
: : : : : : : : : : : : : }　　　 　 　 　 弋__ア　/ /: : : (
: : : : : : : : : : : : :/　　　　､　＿＿__　　　 /: : : ／
: : : : : : : : : : : : と 　　　　 ｀ー-- ┘ 　 ,′(⌒
: : : : : : : : : : : : ノ　　　　　　　ｰ一　　 /: ／
: : : : : : : : : :／ :..　　 　 　 　 　 　 　 /／
: : : : : : : ／　　　 ≧s｡. 　　　　　　 /
￣|二￣―--　　＿＿　≧s｡.＿__ノ
　 |ﾆ/ ／｀゛¨ '' ‐-　...,, _￣￣￣ ]
　 |'´　{///|￣￣＼////　 / ＼ ∨＿
＿|/{　乂/ |￣￣　∨./　 ////ハ∨　＼
　〈＼777//|￣￣.　｀´　.///////＼　　 `''＜＿＿r― ､
　 .＼＼////￣￣＼　 //////////＼　＼
　　　.＼＼//////// //////{///////＼　}
　　　 　 ＼＼ //// //////////////// }


73 ：◆vsQyY1yD2Q

　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＿_　　　　　　　 　jｉ斗─ミ,／ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ／ ､丶`ヽ　　　 　 ／／ 　 ／} i} 人
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 / ／　＿_　　　 　 ./ /　　／　/ /　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 _. .-‐|:/: :_ : -─ﾐ｀ヽ､　 { i{　／ 　 / /　　 　 |
　　　　　　　　　　　　　　 　 _ .──-: : :'~: :--ﾐ : : ＼: ＼ｧ‐ミ　__／イi　 　 　 |＿＿_
　　　　　　　　　　　　　 　 /: : :/: :/: :/.: :.|: : : : :＼ : : ＼/////＼====ミ＿＿」　　 /
　　　　　 　 　 　 　 　 　 /: : :/.: : : : :. :. :.|: : : : : : : : : : :.∨/////¨￣￣}}　　　 　 /
　　　　　　　　　　　　　 /: : :/: :/.: : : : :. :.|.: : : : : :　|: : : : ∨///　＼　 ‖　　　　/
　　　　　　　 　 　 　 　 |: :|: |: : : :u :|: : : :.ﾄ､ :／ : : :|: : : : :.∨/ ﾄ､＼=彡　　　　/
　　　　 　 　 　 　 　 　 |: :|: |＼|: : : |: : :._｣／ ､.:_:._:.」.: :. :. .:.|: :| |: :＼＼＼　　　|＼
　　　　 　 　 　 　 　 　 |: :|: |: _｣＞‐ ￣ :::: ｨf笊冬ミ|: : : : : :|: :| |: : : :〉/　 ＼　 |　 ＼
　　　　　　　　　　　　 /|: :|: |´ ,ｨt笊ﾐ::::::::::::乂ﾟ;ﾉ　ﾉ |: : : : : :|: :| |__／/　　　 ＼」　 　 ＼　　　それって つまり
　　　　 　 　 　 　 　 厶|: :|: | 圦,乂ﾟﾉ,　　　 　 ￣　 .|: : : : : :|: :＼_／|　　 　 　 ∨　　　/
　　　　　　　　　　　 　 八:|: | ﾊ ￣　　　　　 　 　 ｉj :|: : : : : :|: : :|.: : :.|　 　 　 　 ∨　 ./　　　　ウチらが……。
　　　　　　　 　 　 　 　 　 |: |:.圦　　　　　　 　 　 　 :|: : : : : :|: : :|.: : :.| 　 　 　 　 ∨ /
　　　　　　　　　　 　 　 　 |: |.:.:个:　　　(　 ＾) 　 .イ{ |: : : : : :|: : :|.: : :.|　　 　 　 　 ∨
　　　　　　　　　　　　　 　 |: |.: :.| : : 〕ト. . . ... :　　 八|: : : : : :|: : :|.: : :.|　 　 　 　 　 `、
　　　　　　　　　　　　　　　|: |: : |: : :.|:|: : : :._｝ 　 u.　 | : : |.:..:.|: : :|.: : :.|　　　 　 　 　 `、
　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 |: |.:.:.|: : :.|:_＞''~/_　　／　|.: .:.|: : :|＼_: : : :|　　　　　 　 　 `、
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 |: |.:.:.| : : | 　 ｨ/⌒／　 　 |: : :|.: .:.| ⌒∨/:|　　　　　　　 　 `、
　　　　　　　　　 　 　 　 　 |: |.:.:.|.: .:.| 〃 |　/　}}　　　|.:..:.| : : |　　 ∨ |　　　　　　　　　 `、
　　　　　　　　　　　　 　 　 |: |.:.:.|: : :| i{　i|:/ ,／　　 __|: : |.:. .:.|　 　 |: :|　　　　　　　　　__」
　　　　　　　　　　　　　　　 |: |.:.:.|.:..:.|_/⌒ヽ＿___／ニ|: :.|: : :/　　 ├-ミ　　　 　 ／￣
　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 |: |.:.:.|.: :.|i{i:i:i:i:ｉ:}ニﾆﾆヽニ|.:.:|.:.:./　　　 |ﾆﾆ=〉　　 ／
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 |: |.:.:.|.:./_乂__ノ=====‐}} 八:|.:.:/＼＿__|__／|＿／
　　　　　　　　　　　　 　 　 八|.:.:.|/／_| |ﾆ＼二二ノ人_{丕}‐=ニニﾆ=‐/: :|: :.
　　　　　　　　　　　 　 　 　 ヽ{ﾆﾆ}‐=z| |ﾆﾆ| |二ニﾆ=‐| /∧‐=ニニ=‐|: : | : :.
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 |:.:/ /∧zz| |ﾆﾆ| |=_ヽニﾆ/.: .:./|‐=ニニ=‐|: : | : : .


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ≫ ==ミﾒ、
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 /￣￣/_/　　　}=}
　　　　　　　　　　　　　　　 　 /　--ミ{={　 　 /_/=ﾐ_　＿_
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ／／￣　乂＞''~...＞''~　　　　´￣｀`
　　　　　　　　　　　　　 　 /=/　　　　　〈／／ 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼
　　　　　　　　 　 　 　 　 人人＿＿＿_/　　　　／　／　 　 　 　 　 　 丶
　　　　　 　 　 　 　 　 ／　/＼＿＿／∨　　 :/　 :/　　　　　＼
　　　　　　　　　　　　　)　/ﾆ/　　　.／/　 　 /　 :/　　　　|　　　ヽ　 ＼
　　　 　 　 　 　 　 　 〈___{=_乂___／=/　 　 /　 :/　　　　 :|　　　　　　　 　 |
　　　　　　　　 　 　 　 　 乂＿＿,／,　　　＼ 　 　 　 　 :/|　　　 :|　　　|　 |
　　　　　　　　　 　 　 　 〈　　　 /　 ′ 　 /__〕ト一　　　､_|＿,.＞'|　　　|　 |
　　　　　　　　　　　 　 　 ＼／/ 　 ｌ　　 ｨf灯うミﾒ￣￣ ,,_|＿_____|　　　|　 |
　　　　　　　　　　　　　　 ／ ./　 /:ｌ　　 人弋_:り　　 　 '^う灯ミﾒ、　　 |　 |
　　　　　　　　　　　　　／ .／　 /　|　　　|.､､､　　　,　 　 弋:::ツノ|　　　|　 |　　　捕虜を どう扱うか
　　　　　　　　　　　 ／ .／　　./　/|　　　|:　　　 　 　 　 　 ､､､. /|　　　|　 |
　　　　　　　　　　 ⌒／　　　./　/ .|　 　 込、　　r 　 ､　 　 u. /i |　　　|　 |　　　決めるって事……？
　 　 　 　 　 　 　 ／　　　　./　/　 |　　　|i:i:ｉ:i>.. 　ー　　 　 .イi:i:ｉ|　　　|　 |
　　　　　　　 　 　 )＿＿＿∧_/　　|　　　|i ／￣}＞‐=≦´　∨ｉ:ｉ/ 　 　 　 |
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 /|　　　|'　　 〔_　　　　　　　〉:/　　:/　　 ∨/
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 / :|　　　|　　 _〔__}__／´　 ／:/　　:/　　 　 ∨/
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 / :/|　　　| .／=ﾆﾆ=＼　／　/　　　| ＼　　　∨/
　　　　　　　　　　　　　　　 　 / :/ :|　　　|/ﾆ/　〔,ヽ=Λ　　/　　　 :|/　 ＼　　∨/
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 / :/　 |　　　∨_|_／∨_〉ﾆ〉__/　　 　 /　　　 　 　 ∨/
　　　　　　　 　 　 　 　 　 ／ :/＿,人　　　|:/￣￣∨=/　 | 　 　 :/　　　　 |　 　 ∨/
　　　　　　　　　　　　 　 /　 〈ﾆﾆ/==＼　/:乂＿..ノ／　 :人　 :／､　　　　 |　　　 ∨/
　　　　 　 　 　 　 　 　 / 　 / ￣{ﾆ{　{ニニ}=/=/⌒＼＼{二二} .ハ　　　　|＼　　 :|
　　　　　　　　　　　　　| 　 〈　　 {ﾆ乂}ニニ{ｲﾆ{ 　 　 .}ﾆ}二二{〈:ヽ|＿______〉ﾆ〉 　 |
　　　　　　　　　　　　　|　　/　　 乂ﾆ/　　 | {ﾆ乂_____ﾉ_/　　　}　寸ﾆ二二彡'　　　|
　　　　　　 　 　 　 　 八　/　　　　 :八　　 | 乂_ニニ彡|　 　 / 〈 　 ￣￣　　'， 　 |
　　　　　　 　 　 　 　 　 }/　　　　　　 {＼　|　 　 ￣　 .人　 / 　 }　 　 　 　 　 〉　 :|


74 ：◆vsQyY1yD2Q

,′ 　 　 　 　 /　　　　 ﾉ／　　 ヽ　 ヽ
{　　 　 . : 　 /　 　 　 （（ 　 　 　 |: .　 }
| 　 　 . : 　 {　-─- ､＿ ）　 　 _,,|: :　ﾉ
ヽ　.　. : : . 人　　 ─ｚｯ　`　／ｚｯ〉／　　　結構。
　 }.　. : : : .　)）　　　　　　　|ヽ　〈（　　　　 軽い話でない事は理解できているようですな。
　（. :ﾉﾉ : : （（　ヽ　 　 　 　 | 　 /: :}
　（（（ : : : :） )）　　　　　　 ┘　′ﾉ　 　 　 その通りです、王女殿下の お考えひとつで
　　{: :ヽ: 彡' ノ)ｙ　 　 'ー==‐/: : )）　　　　 捕虜達の未来は変わるでしょう。
　　乂: :＿＿彡 ＼　 　 ｰ　/: :彡′
　　　 ￣|zr───　､__＿/￣
　　　 　 |人￣￣￣￣》⌒|
　　　 　 |::::::::.... 己三V ﾉ八



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 -=ミ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　 　 　 . .-──‐-. ._　　　　　　／　　　_.〉〉─‐┐
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 〈乂__､丶`.: : : : : : : :. :. :.⌒＼　 _　// ､丶`⌒ヽ　　　|
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＞: ､丶`: : : : : : : : :ヽ: : : : :.｀`{{{/／ 　 　 // }}　　 .|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ／ ／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : {{{/====ミ.／ / 　 　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /: :./.: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :. :. :.从ゝ____,／_／＼　　 .|
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 /: :./: ──-: : : : : : : :.--──: : : : :.ｉ.:.＼､　　　　　 }〉＿/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ' : : |: : : : : :| : : : : : : : : /|: : : :|: : : : : :|: : ||≧=====彡
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ｉ : : |∧＿:_:|＿＿＿__:/ .|＿:/|: : : : : :|: :‖||　　＼　　　　　　ちょっと責任
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 И: : : : }-┬‐┬　　　┬─┬- : : : : :.|: :|| :||　　　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ヽ_／ﾉ　乂,ソ　　 　 乂,_ソ /: : : : : : : :|| :||　　　 　 ＼ 　 　 重過ぎへん？
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 |: 人"""　　　　　　 ''''''''/: : : : : :/: : ||/||　　　　　　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,:|: : :个　　＿_⌒(　_____/: : : : : :/:|.: :.|| { } 　 　 　 　 　 |
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 /人＿_ノ＿,/〈　|／ / ヽ{________/: :|／{ }从　　　　　　　｜
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 /: : :{＿_}ﾏニﾆ/_人／|＿i{＿__}_.: : : :. :.从　　　　 　 　 　 |
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 /.:. .:./ : : } 〉エ{こ乂こ}〈ﾆ/.: :. :.}/.: : : : :. :.|　　　　　　　　　|
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 /.:. .:./: : :.//エ/ニo二二_/:.:.:.:. /.: : : : :. :. :.|　　　　　　　　__|
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 /: : : :.{: : ://エ/ニ_o二二_{.: :. :./∧.: : : : : :.人　　　　　　／
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 / : : : : 乂//エ/ニﾆﾆ二二八: :./エ∧.: : : : : :. :.＼＿＿／



　　　　　　　　 ,.-'""ﾞﾞ ‐'´￣￣｀ヽ
　　　　　　　／　　　　　　　　　　 .＼
　　　　　　/　　　　　　　 ＿　　　　　＼
.　　　　 ｒ'　　,.r‐'"/ ,ｒ'"´　 ヽ　　　　　 ヽ
　　　　/　　 j　　〈.　ヽ　　　 L_　　　　　 .|
　　　　j　　i´　　　｀i　〉　　　　｀ｰ､　　　 .|
.　　　 |　　|　　　　　V　　　　　　　ｊ　　　 |
　　　　|　　!.´,Ξ=，r'　　ニ＝，_ ./　　　 |
.　　　 |　　 l　｀ニ´,';　　　｀ニ´ （　　　　 ,!　　　ご安心を。
　　　　＼　 !､　　 : j　　　　　　,.ｊ.　　　 /
　　　　　 7　ﾞ;　　　｀r-ﾞ　　　 / ,.!　　 〈　　　 　 問題が有る案でしたら
　　　　　 ゝ　.l　　　_＿ __.　　 ,.J　　　ﾉ　　　　 私が止めますので。
　　　　　　＼ .!、　 ｀ニ´　　　ゝ‐'　　/
　　　　　　　く　ヽ　　　　　　　ヒ　　ノ
　　　　　　　　｀ｰ｀Ｔｰ-‐'"　　　｀Ｔ´
　　　　　　　　　　,.!､＿　＿,...._,.-ｌﾞl
　　　　　　　　　　lﾌ,.-､ !､,.=＝,.J､ｌ
　　　　　　　　　 ／/　 :､　Ξヨ　,.ト、
　　　　　　　　 /　∧ l　;.　‐フ／　　 ｀ー
.　　　　　　　 /　/　;./;　ｌ｀ー'
　　　　　　　　｀ｙ　 l_Ｈ_/
　　　　　　　　〈　　　|
.　　　　　　　　 ＼_ /


75 ：◆vsQyY1yD2Q

　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 r──-
　　　　　　　　　　　　　　　　〈￣￣{　{　　＼＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　'/: :八八　　　ヽヽ
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ' ｘ‐‐＼＼　　 }_} 　 ＜⌒＞＜⌒＞
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ___//: : : :.＞‐ ／／　 ／⌒｀´⌒ヽ　 ＼ ＼
　　　　　　　　　　　　　　 ／:..:.:{ {.: : :./ / :/　'　　 / 　 /　 　 　 　 　 ＼ ＼
　　　　　　　　　　　　　　 ＼:.:.:乂二二二〈 /　　 / 　 / 　 ｜　　　　 　 `、 `、
　　　　　　　　　　　　　　　　＼＿___{ .{ : : /　　 / /　i|　 　 |ｉ　|
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ／{ .{___,′　 ,'　′ l|　 　 |ｌ　|　|ｉ
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ／／乂_..;'　 　 　 ＼　|　 　 ||　|／　　　　　 　 i
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ／／/: : : :/i.　 　 ｉ___L__ハ＿__|ﾊ_ｌ__」L,|　　　|　　|
　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／／　/ : ／/ |　　　lｨｆ灯示　　 　 ｨｆ灯示�_　 　 　 |
　　　　 　 　 　 　 　 　 / /　　./:／: :/　|　　　|ゝ弋:ソ　 　 　 弋:_ツ'ﾞ　　　|　 /,　　　　つまり……「人を どう扱うか」
　　　　　　　　　　　　 / /　　 ／ : : /　 ,:　　　|:ﾊ'^~ 　 　 ,　　 　 ~^'| 　 　 |　 ./,
　　　　　　　 　 　 　 / /　 ／: : : : /　./:|　　　|:ｉ∧　　 　 　 _　 　 ./| 　 　 | 　 ./,　　　……これも王女教育の
　 　 　 　 　 　 　 　 { .{ ／.: :..: : :./　./　|　　　|:l: :lト . 　‘ー‐'　　.ｲｉｌ| 　 　 |　　 /,　 　 一環という事ですか？
　　　　　　　　　　　 {ニ}.: : : : :. :/　./　./　 　 .|:l: :l| |_r≧=‐=≦__l:l:l/　　　 |　　 ./,
.　　　　　　　 　 　 〈{　 ＼.: :. :./　./　./　 　 　 :ｌ: :l/| |__}　　　 {､,//　　　　.|　 　 ./,
　　 　 　 　 　 　 　 j:ﾍ　.{＾ :../　./　./　　　　　|￣　|_|ｉ＿　　´／/　　　　　ト、 　 ./,
　　　　 　 　 　 　 　 : :ヽ{:..:./　./　　　 　 　 　 | 　 //⌒ヽヽ / ./　　 　 　 .;　 ,　　 ./,
　　　　　　　 　 　 　 |.: .:.／　./　　 {　 　 　 　 |　_.乂___ノノ./　; 　 　 　 　 ′ ｉ　 　 ./,
　　　　　 　 　 　 　 / ／　　/　　 /乂__ 　 ___.ﾉ(⌒{_{_{=ﾐ/⌒ヽ|　　 　 　 / 　｜　 　 ./,
　　　 　 　 　 　 　 ／　 　 /　　 / .___/|{ニ}〈〈　／乂__ノ⌒＼人　 　 .／　　 _|__ 　 　 /,
　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　 {_／　　'，〕ト／ノ八_| |__ノ ﾉ　{二}　|＞`｀ 　 } 　 　 ./,
　　　　　　　　　　 　 　 /　　　　　_/　　　　.} //⌒¨´　 | |'¨¨´／ 　 ヽ´＿＿＿i{、　　　 /,
.　　　　　　 　 　 　 　 /　　　/　 ./　　　　 ///　〈{薔}〉 | |　 /　　　　 }────!　 　 　 ./,
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /　　.{　　 　 .///　　 ~~~　 | | ./　　　　　{　　　　　　ｉ　　 　 　 /,



: : : : : : : : : : : : :丿￣￣~"''*､: : ＼: : : : : :∧
: : : : : : : : {: : ／ 　 　 　 　 　 ＼: : Y: : : : : :}
: : : : : : : : }／　　　　　　　　　　/: /　＼: : 八
: : : : : : : : }　　　　　　　　　　　(:./　　　{: : : ハ
: : : : : : : ノ 　-＝＝=ミ、　　　　}〉 　 　 }: : : : }
: : : : : :.〈　　　　 -rｯ-､　〉　　　 '¨二¨`.,': : : :/
: : : : : : ハ　　　 ｀二´ ..::　　　「　ゞﾟ'’ /: : : /　　　私も教師という訳ではありませんが
: : : : : : : ﾉ　　　　　 ／　　　　| `ー　 j: : : /
: : : : : : (　　　　　　　　　　 　 |　 　 .ｲ: ／　　　　 丁度良い機会でしょう。
: : : : : : : ) :::ヽ　　　　 　 　 　 |ﾉ　/,′(
: : : : : : /　　::} 　　　　　 ⌒／　　/: : /
: : : : : : 乂__　　　　ー -- 二_　 , ' :／　　　　　　　少々 特殊な例では ありますがね。
: : : : : : : ／　　　 　 r‐､　__　 , ': : 乂
￣ 、￣　 ≧s｡.　　/::::::}　　 /: : : :／
////≧s｡.`''＜ ≧{::::::::{＿_/--＜＿＿＿＿＿＿__
///|￣＼/≧s｡.`'/::::::::}ゞ-イ::::::::::〉 ＼_〉＼_〉＼_＼ ＼
///|＼　 ＼//　/:::::::::::≧≦::::::イ　　　　　　　　 　 }＼}


76 ：◆vsQyY1yD2Q

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _-.: : : : : : : : : : : : : : :. :. :.-_　　　／￣＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :＼／／￣|　|
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 /.: : : :. :. :. :.|.: : : : : :. :. :.＼: : :＼: : ＼＿／／
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 /.: : : :./.: : : :.|: : : : : :|: : : : :.|: : : : | : : : :　￣￣＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　:: : : : :.|: : : : :.|: : : : : :|: : :.／|: : : : |: : : :.|¨¨¨¨¨}　}
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 /: : : : : :|: : ￣八.:. :. .:.」￣＿_|: : : : |: : : :.|￣￣　 /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 / |: : |: : :.斗ｬ笊ミ　 ￣　￣／>: : : : |: : : :.|¨¨¨＼¨
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 |: : |: : :.|　 _) ハ　　 　 ／<＿: : : : |: : : :.:　　 　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　: : |: : :.|　乂_ツ　　　　 ￣￣|.: :. .:.|: : : :.|　　　　 /
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 「|: : |: : :.|::ぃ::　　　　　　　:::ぃ:|.: :. .:.|: : : :.|＼　　 /　　　相談セーフ？
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 r ┤ヽ:.| : : 込、 　 　 - -‐'　　　:|.: :. .:.|: : : :.|　 ＼_/
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 {　 ]　}:.|.:. .:.|i:i:ｉ≧=- 　 　 ｡s≦ｉ:ｉ|.: :. .:.|: : : :.|＼　 :|
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ＼／Ｖ.:. :.:.|i:i:ｉ:ｉ／￣|　　厂￣ /|.: :. .:.|: : : :.|　 ＼｣
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 |=_/: : : :.|ｉ:ｉ/ |　　/⌒ヽ　 ／,/: : : : |: : : :.|
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 |_人______|i/ ,/＼_{{　　}}／ﾆ/＿__／.: : : :.|
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ∨_(＿__)＼i{ (⌒((⌒))⌒) (＿__ﾉ |__:. :. :.|
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ∨ﾆ|.:.:.∨八ニニﾆ二二二/: : ∨二＼:.:|



: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : }　　　　　　 ∨: : }
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : 丿　　 　 　 　 |: :./
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: : : : : : :／: : : : : : :厂　　　-=ﾐ、,,,_ 　 }(
: : : : : /: : : : : : : ::/　　　　　　　￣ 　(:.ハ
: : : : : : : : : : : :.／　　　　　　　／　　 |: :/
: : : : : : : : : : : :乂 ::...　　　　　　 　 　 |ノ　　　　構いませんよ。
: : : : : : : : : : : : : :.)　　　　　　　　　　 |
: : : : : : : : : : : : : (＿_　　 　 ,＿⌒ r ┘　　　　 提出されるのが 「殿下達の案」 であれば。
: : : : : : : : : : : : : : :／　　　　｀ー f´
: : : ／￣￣￣￣::....　　　　　 　 ┘
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　　`''＜: : : : : : __ア　　　　　　 ^　´　　/: :.／　　　　　　　 逃亡生活を続ける環境下では
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 | 　 将軍！　資材が届きました！　　　|
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 | 　 指示を お願いします！　　 　 　 　 |
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Comments

谷間がある？

Posted by at 2022年08月22日 20:30

未来の願望？

Posted by at 2022年08月22日 21:49

マさんほんま苦労人ポジ似合うお方やで……。ありがたい話とは言えんが貴重な機会なのも事実だわなぁ

Posted by at 2022年08月22日 22:10

農地拡大や建築関係等の肉体労働をさせるのはどうだろうか？（捕虜に労役をさせている体で）

Posted by at 2022年08月24日 23:12