■ 収録シリーズ
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2010年03月30日
第3話「それぞれの道」(3)
53 :◆vsQyY1yD2Q
___
/ \
ところで、レーベの北東の家って言ったら ./ _ノ '' 'ー \
魔法の玉のじいさんの家だったはずだけど / (●) (●) \
.| (__人__) |
この家じゃないのかお? \ `⌒ ´ /
/ \
=\―- 、
/ \
/ _,ノ ーヽ
! (●) (●) その方は、先代の村長ですよ。 この家の 元の持ち主です。
!. ' }
! ─_- ノ いざないの洞窟の封印が解かれた後、亡くなられたそうです。
::::::::::::::::::::::::xヘ.ヽ. / まるで、自分の役目は終わったと言わんばかりに……ね。
::::::::::::::::::/、 \ `'ー─‐,, '
::::::::::::/ /\ \ `Yh\ 僕は、ロマリアから アリアハンに逃げ帰った時に その事を知り
. / / \ \ハ辷」 次の村長に 名乗りを上げたのです。
∠ィ⌒ヽ. \ /万]>、
′ \ ∨ゞミ|,ハ}
...:::::::::::ト、 ヽ ノ |/V
. ::::::い | {. |/{
54 :◆vsQyY1yD2Q
____
/ \
/ \ /\ 逃げたところで、元の世界に帰れる訳じゃない。
/ (●) (●) \ そして、この世界はバラモスに征服されてしまいます。
| ´ |
\ ⌒ / せめて 僕は、後に続く冒険者のために何かしたかった。
/ ̄ ̄ヽ \
(「 `rノ \ そして、何より ―――
ヽ ノ \
| | 「\ \
| '. '、 |
| ! j !、
| ! {ゝ .__j__,.)
| :! j!`ー-=-;/
_」 :ハ,.ィ| ;!
/rハ._ j,ノ! `! !
{ {`ー-¨ニ¨-‐| j ノ
`|: /、 }
} / ヽ. j
j } {ゝ .__,.イ}
__,. -くj /j `ー-一'
,ィ´ ̄ ,ゞ-'"´ ` ヽ/ ハ
{ ` ─- 、 / }
` - ._ _ .. -ァ‐L__,ノ
 ̄ ¨¨  ̄
55 :◆vsQyY1yD2Q
,. -―- 、
,. ´ (◯) \\
,. ´/ ._| |_ ヽ \
/ / |_ _| '. \
/ / .| | '. \
く / ,. -――――- 、 i >
\ー‐/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\--‐/
`7.:.:.:./:∧:.|\:/|:∧:.ト、:.:.:.:.Y´
{ハ/N-‐ヽ !/‐-.!ハ|
l|:.:.|Y fィハ _ `Y:.:!:.:! できる夫ー。
j|:.:.l 弋り , ´ ̄`ヾ:.:|:.:|
/:|:.:.| ____ |:.:|:.:| お茶が入ったでゲソー。
/.:.:|:.:.|\ ヽ ノ /|:.:|:.:|
/.:.:.:.|:.:.|:.|:.:`_t----r_'´:l:.:.!:.:!:.ハ
/.:.:__/|:.:.l/:.:,バL_ _」ハ.:!:.:|:.:lハ:∧
. /.:.:∧ |:.:.lーr=x、V,x=ォー|:.:|才:∧
/.:.:fア⌒|:.:.| {{∨::::lコ::::∨}} !:.:!ヽ〉:.∧
/.:./::::::::::|:.:.| ド==イ'::::ド==イ |:.:|::::|ハ:.:∧
/.:.:i::::::::::::::::|:.:.| \:::}}:::::{{::/ !:.:!:::::\:.:.∧
/.:.:./⌒ヽ:::::::!:.:.! `}!¨¨l{ |:.:|::::::::::ハ:.:.:ハ
/.:.:.:7⌒\.∨!:.:.! |:.:|::::/.:.|':.:.:.:i
/.:.:.:./ /イ:/.:./ l | /.:.:!ゴ|:.:.:.| i:.:.:|
/.:.:.:./ ∨:l l/.:./| / ヽ /.:.:/:| |:.:.:.| |:.:.:|
f:.:.:.:.:! !:.:|ハ:.:.:\__ __,/.:.:/ | |:.:.:.| |:.:.:| イカ娘 ( 侵略!イカ娘 )
|:.:.:.:.:| |://.:.:.:.:.:/` ̄ ̄ ̄´|.:.:.:.:.:l | /.:.:.:j .!:.:.:!. .職業:僧侶
|:.:.:.:.:| ||  ̄厂` ー――一 ´ ̄「 |〉:.:./ :|:.:.:|. 性格:いかもの
〉:.:.:.;ハ |ヘ. 「  ̄ ̄´_ :{ |':.:.:/ |:.:.:|
\:.:.V´ ̄`ヽ∨ '. |:.:/ ノ:.:/
56 :◆vsQyY1yD2Q
____
/ \
/ ― ヽ
え〜っと、どちらさま? / ( ●) '、
| (__ノ_)
\ `_⌒
/ \
_________
/ \
/ ⌒ ⌒\. 妻 で す 。
/ ( ●) (●)\
i ::::: __´___ i かつては、一緒に旅をしていました。
ヽ、 `ー'´ /
/ \
57 :◆vsQyY1yD2Q
____
/ \
/ ヽ_ \
' (○) \
(l、__) u. |
⌒´ /
/ \
_________
/ \
/ ⌒ ⌒\
/ ( ●) (●)\
i ::::::* __´___ * .i
ヽ、 `ー'´ /
/ \
58 :◆vsQyY1yD2Q
____
/ \
/ ─ ─ \
/ (●) (●) \ オーケー、一つ聞き忘れてたけど
| (__人__) |
\ ` ⌒´ ,/ できる夫さんって、何才だお?
/⌒ヽ ー‐ ィヽ. あと、奥さんの方も。
/ ,⊆ニ_ヽ、 |
/ / r─--⊃、 |
| ヽ,.イ `二ニニうヽ. |
____
/ \
/ ⌒ ⌒ \
おかげさまで / (⌒) (⌒) \
今年で 27才になります。 .| __´___ |
\ `ー'´ /
ノ \
,ヘ
_,. -―rヘ 〈 \ ))
/\ ,.ィ'/ 「 ̄L`ヘ. '
(( L、 〈 〈/¬‐-ニ _/ └ヘ 丶ハ. ',
\ \,イj/j人人ノVノh、_,」\ \} }
/\丶`'イ! _` ´ _ | | h 「 ̄L \i
. 私は、14才でゲソ。 \ 〈 \リ⌒ ⌒│ |)| └ヘ V /
ヽ. `ー个 ._ ̄} .ィ| い、_ノ ∧ V
┌‐ヘ.―/´^)▽ 「 `)、 `二二 ノ ノ
└ヘ V(ト-イ) (ト-イ)^ト-----イ
59 :◆vsQyY1yD2Q
できる夫さん、自首するお!
今なら、まだ間に合うお!! な、何を言ってるんですか!
ミ(⌒) ____ ____ (⌒) ちょっと早いかも知れませんけど
| ヽ ) し \ /\ /\ / ) し / | ミ. 犯罪じゃありませんよ!
ミ | ヽ/⌒( ○)::( ○)\ /(○ )::(○ )⌒\/ | ミ
| 'i :::::::(_人_):::::::::\ /:::::::、_____,:::::::: i |
| | (ww( || )ww) | |
ゝ ゛ー´ / \ `ー" ノ
/ (( (⌒) ))\ / ,_(( (⌒) )) \
\ `ー- | \____ノ
`ー--''′
_ -‐──‐‐- _
. ´ `丶、
/ .:.\
/. i .:.:ヽ
. /.: |: l ! i .:.:.:ヘ
i:.: i _L.⊥:_ | 、」⊥..」i:| !.:.:.:ト|
|:.:. ト、|≠ミ\ト、 |x=ミlN:. }.:.:.:|. 早い?
|:.:.:.:i 「_辷_]_ \|辷」 }」:.:∧∧! やる夫、奥さんが若すぎると言うのか?
|:.:r┤ i | ノ |/ 〈
}:.:.V ! l ト、 __ }:. ト|. この世界じゃ、早過ぎるって程じゃないぞ。
ノ.:.:.:|∧|:.!! ヽ '´ - ` /.:.: |
//|/.:.:.:.|:.:.|/ `ヽ、 イ.:.:∧:. } 今年で16才になる私だって、そろそろ考えろって言われて
´/ ̄ ̄``ヾ \_∠_∧/ ∨ ユウナのヤツが 名乗りを上げた訳だからな。
/ 丶、_ } } ″
/ _/∀ ∧ /_
. { `ヽ /ヽ \ / ∨ `丶、
. | }/ ヽ ヽ∧ 〈 、 ヽ
. l / ヽ ヽヽ ヘ ヽ ',
. l / ヽ_} ヽ ヽヽ i
」 ,/ / ', , ', |
{ / } } } |
60 :◆vsQyY1yD2Q
NVVVVVV人
\ ( ゚ー゚)\
< `ヽ、
</ /"" \ .ノヽ. \
//, '〆 \ \ ヽ
〃 {_{ ─ 。─ │i|
レ!小§ (●) (●) .| イ
レ § (__人__) |ノ へぇ〜、そうなんスか?
/ ∩ノ ⊃ 。/l
( \ / _ノ |. |
.\ “∞∞/__ノ |
\。/____ノ
_, - ― - .、
, イ´ `ヽ、
/ .ヽ
./ , ハ
.,' / .! ! |!.! .ト、i、、 ;::!
.!イ i 、 .ト、A ハ!、辷H | .:i::|
ああ、本当だ。 レ.! ヽl,ヒラ` ヽヒラリ :.::|::|
.ム ヽヽ i.::. /!.:.::::!|ハ
やる夫が 連れ出してくれなきゃ ./.人 :ハ、 ' ./}::;::ノ:`::ヽ、
私も どうなっていたか。 '´ |:ハ. :!:`>、  ̄´ , イ.レリ:;:::}ヽヽ、
.∨ ヽ!|} ``.T彡'´./.くリレ'
やる夫に感謝しないとな。 _,. -‐ '´: ::ト _! | ,': : :.`丶、_
,': : : : : : : , .へヒ'ヽ, /: : : : : : : : :`ヽ
!: : 、: : : i´彡ミヲ.` }.ム: : : : : : : : : : : }
l、: :.∨: :| .Fヲ´ 〃: : : : : :/: : : : : ノ
ノ: : /: : :| ∨ !!: : : : : :/: : : : : :/
i: : :ハ: : : :! .| .i': : : : :./: : : : : :./
61 :◆vsQyY1yD2Q
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
/ \
/ \
/ '´ ̄` " ̄ ̄` ヽ と言う訳で、ご覧の通りです。
l ;::ィ=ミ ィ=ミ l
| ´"' , "" | 愛する家族を放って
l ヽ i 元の世界に帰れる訳がありません。
\ 、__,__, .丿
\ / ですから 僕は
_,/ / i! : .: / ヘヽ、 この世界に骨を埋める決心をしたんですよ。
_...... .-.:::::´::/:::::/ ヘ、 / l:::::ヽ、、
ハ´::::::::::::::::::::::::/:::::::l! /i / !::::::::l::::::`::.- ... _
,':::!:::::::::::::::::::::::/:::::::::l;:!/:! .,L __ノヘ /!::::::::::l:::::::::::::::::::::::::`::ハ
. i:::::l::::::::::::::::::::/:::::::::::l;:;:i\\i ! ノノヘ//::::::::::::l ::::::::::::::::::::::::/::::!
. l::::::l::::::::::::::: /___:/::i;:;:;! Y⌒Y /;:i`ヽ::__! ::::::::::::::::::::/:::::::!
l::::::::l::::::::::::::::::/::::::::!;:;:;l :L::_ノ /;:;:;i:::::::::\ ::::::::::::::::::::/:::::::::l
|:::::::::l:i::::::::::::::i::::::::::::l/;l ,':::::', /\:;i::::::::::::::/::::::::::::;':::/::::::::::::l
|:::::';:::i!::::::::::::::l:::::::::::l;:;:;:;:! ,':::::::::',/;:;:;:;:;i::::::::::::/::::::::::::/::/:::::::::::::::l
/:::::::ヾ i!::::::::::::::l:::::::::::l:;:;:;:;i,':::::::::::;i!;:;:;:;:;i::::::::: /:::::: i:::/::/:::::::::::::::: !
i::::::::::::::::';:::::::::::::l:::::::::::!ヽ;:;:i::::::::::::j;:;:;:;:; イ::::::: /::::::::::l/::/::::::::::::::::::::i
____
/ \
/ - - \
/ (一) (一) \ 故郷の家族と 連絡を取りたいと言う望みもありますが
| __´___ |
\ `ー'´ / それは 今のところ、叶わぬ夢ですからね……。
/ ∩ノ ⊃ /
( \ / _ノ | |
. \ “ /__| |
\ /___ /
62 :◆vsQyY1yD2Q
人 ∩_
N ( ゚ー゚)N\ 〈〈〈 ヽ
< `ヽ、 〈⊃ }
< / / " `\ ヽ\ | |
〃レノ§( ●) (●)\ヽ ! ! おお、すげーっ!
〃レノ§::⌒(__人__)⌒::::\| l
川 |r┬-| .| / なんかカッコイイっつーか
\ ` ー'´ // マジ、リスペクトっス!!
/ __ /
(___) /
____
/ \
/ _ノ ヽ__\ ( この世界に骨を埋める……。
/ (─) (─) \
| .u (__人__) |. やる夫も、いずれ
./ ∩ノ ⊃ / .そう考えるようになるのかお……? )
( \ / _ノ | |
.\ “ /__| |
\ /___ /
/ 、 . ヽ.
/ ィ , !: :ヽ : : . i: : } : ',
|/ / , / .i:l |、_LV≧l、l :/ ./ :i :|
. / / .{: :从 : |\l7ィ_テトl/ :/ i:| :{
l :/: :i : :Vィらト! _ヾソ/:イ . : 从 : : :ヽ.
|八: :|\:{弋ツ .:::: / : : iV}: : : ヽト\
……………。 ヽ| }ド-ヽ /イ . : : :}ノ: : : : : ヽ
八 tぅ /, : : /:ム: : : :丶ト-\
. /ィ :\ ` /イ : /|/ }: : :、: : \
/ :/ >、_ .. /: :/ |: :∠≧=-゙ー _ ..二
|:/}/ |/lく\ {l/ 」/{ . ´
l′, -‐ ¬ ハ| / } /
/ |\{ノ / ,' /
/ l `l ´ / , '
〈 、 l | / /
) 丶ヽ. l | / /
{ \{ l | / /
63 :◆vsQyY1yD2Q
___
. "´ `丶、
/ \
/ ヽ
i: : : : : . : : : . : : ヽ
|: : : : : . : : :、: . : :、: : | . ト|
i: : : :_|: : : . ト、|ヽ、ト|ハ: |: ハ|: . |. ……そ、そうだ、やる夫!
ノ: : : ft1: : : :ヽ ´i-'f^`Vイjハiハ/
/イ: : : :ヽ|:i : : :ヽi  ̄ ヽ |: | 村長に聞きたい話ってのは、それだったのか?
∠ィ: : :i: : : |ヘ: 、: :ハ __ 'ノト|
∠ -‐|: ィ: :/ヘ |\ ヽ ´ /| まだ、買い物も済ませていないんだから
",レ' | ` 丶i >く、ト|. ここの用事は、早く済ませよう!
. -‐ ': : : ヽ、 | | /: :\
. /: : : : : : : : : : ヽ`丶 Lヽ/|: : : : ヽ
{: : : : : : : : : : : : : \ `i |: : :i/: |
. }: : : : : : : : : : : : : : : ヽ 、 V: V:|
j: : : : : : : : : : : : : : : : :ハ 、 V: V:}
___
/ \
……おっと、そうだったお。 できる夫さん。 /ノ \ \
/ (●) (●) \
魔法の玉が どうなったかは分かったけど | (__人__) |
盗賊のカギの方は、どうなってるんだお? \ `⌒ ´ /
ノ \
/´ ヽ
64 :◆vsQyY1yD2Q
____
/ \ 盗賊のカギですか?
. / ノ ' ヽ\ アリアハン王家が 管理してると思いますよ。
. / /)(ー) (ー)u\
| / .イ ' | 持ち主の 盗賊バコタは捕まえたと言うのに
. /,'才.ミ). ⊂つ / 盗みの道具を放ったらかしじゃ、片手落ちですからね。
. | ≧シ' \
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
____
____/ \_
/ \
| |
\ /
| |
| |
_ | | __
| \_|_------------| ̄ /
|\| / / \ / \ |  ̄|
_\ ■■■■■■■■■ /
| ̄ | |  ̄| 盗賊 バコタさん
\ | |⌒| / /
\| - \/
/ \__/ |
| \/ |
| /
\ __/
-_____-
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
65 :◆vsQyY1yD2Q
____
/ \ ナジミの塔に 行く必要は ありません。
/ ヽ、 _ノ \ もう、何も残ってないでしょうしね。
/ (●) (●) \
| __´ _ | 今頃は、アリアハンの管轄に戻ってるんじゃないですかね?
\  ̄ /ヽ 元々、王家が管理してたものらしいですし。
/ \
( ヽγ⌒) ヘ \
 ̄ ̄ ̄\__/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
{;;;;;;;}
L;;;;」
___
そう言えば、アリアハンの城とナジミの塔 / ヽ、_ \
それに、レーベの南の森は /(● ) (● ) \
地下通路で繋がってたお。 ./:::⌒(__人__)⌒::::: \
.| l^l^lnー'´ .|
あれ、もしかして 秘密の抜け穴かお? \ヽ L /
ゝ ノ
/ /
66 :◆vsQyY1yD2Q
_ -‐─‐‐- _ っ
/ , `丶、
/ ∠} ヽ ヽ っ
} // / ,V ハ| な、なに! そんなのがあるのか!?
. ノ | ^ヽJ{ 」 {_/
_彡' ノ トl, ヘ 〉 私も聞いた事がないぞ!?
`フ , _彡く}ノ / }ノノ ,、__
`了^}/ ̄`>ヽ{〃 /\ろ
____
カガリは それを知ったら ./ \
勝手に城から抜け出すから /─ ─ \
/=・=- -=・=- \
隠されてたんじゃないかお? | (__人__) U |
\ `⌒ ´ /
_  ̄ ̄` 丶、
/ \
/ ,、_ { /_/ , .
. { 厶kヽ ハ/i./ハ } }ノ
} \} ○ ○ v /
ノj ト ′ }く う゛っ ……否定できない。
_彡'へ }、.u △ ノ ド=-
_彡'}ハ/ヽ¬≠≦}ハノ
/ : /{ヘ_,癶:tヘ、
く}_{_シ': :}: : \: :ヽハ
ノ: :}: : : 廴:_:_:_}∠:_ノ
67 :◆vsQyY1yD2Q
___
/ \
それはともかくですね。 /ノ \ \
/(●) (●) u \
塔の最上階に住んでる老人も | u __´__ U |
地下で宿屋やってる人も \_ `ー'´ _/
⊂ ヽ∩ / \
あれ、多分 アリアハンのお役人さんですよ。 '、_ \| |
\ \ / /
::::::... ..丶
:::::::.... ...\
:::.' ──-.. \
:::::::... ⌒__丶 \
:::::::::.... .'::. ).ヽ .ヽ
:::::::::::.... __ ..丿 ヽ あ〜、もしかして
:::::::::::... ヽ .ヽ
:::::.._ ノ ヽ.____丿 .丶 勇者の実力を試すテストってヤツ?
::::::::::::::.... ..::ノ .)
:::::::::::.. ../ .ノ
:::::::::.⌒ " ..ノ
:::::::::::::::::.... ....::::::../
:::::::::::::::::::::.. ......::::./
68 :◆vsQyY1yD2Q
_.. ‐'''''''''''' ‐ 、
さて、そう言う意図が あったのかどうか……。 .,r' \
/ ⌒ ヽ,
少なくとも、最上階の老人が、魔物の巣窟の割には ( ●) `― ..i
立派な部屋に住んでる事は確かですよ。 i. ( ●) |
\ _´___ /
\`ー'´ __/
. ‐≠  ̄ ̄ \
/ / ヽ.
/ /,. ----- 、 :i \
/) / /: ! : : : : l: : \ | \
///).:/斗|: : /十ト: : :\.l ヽ ロマリアに行きたいなら
. /,.=゙''"/:../ ,r=ミV ,r=ミ、ヽ: |:lマニ≠r‐" 直接 いざないの洞窟に行けばいいゲソ。
/ i f ,.r='"-‐'つんィ} んィ}V};ハ|: V
/ / _,.-‐'~}:i 弋:り 弋:り/: /}: : i でも、ちゃ〜んと 準備してから
/ ,i ,二ニ⊃,{ _'_ /: /ノ : : \ 行った方がいいんじゃなイカ?
. / ノ il゙フ://\ ∨ } |: :|:_:_:_\: : \
,イ「ト、 ,!,!|/ ./: : / > `二´ '´|: :| |l `\ 、 :\
.. / iトヾヽ_/ィ" .f : / { |l |l\ |i :| ||. \`: :\
69 :◆vsQyY1yD2Q
,___
/ \
/ ⌒ ⌒ \ さてさて、それじゃ 次は ギャル夫君の話を聞きましょうか。
/ (⌒) (⌒) \
| 、__',_, | いやぁ 楽しみですねぇ。
\ `‐'´ ,/ まさか、この目でモンスター使いを見る日が来るとは。
/ \
☆ NNN.人.NN\ *
* \ (゚ー゚ ) \ ☆
+ < `ヽ、 +
* </ /" `\ 〆ヽ \ *
* //, '〆 \ \ ヽ ☆
いいっスよ。 + ☆ .〃 {_{ ⌒ ⌒\│ i| +
☆ レ!小§ (● ) (<)ヽ、 i *
なんでも聞いてください ウィッシュ☆ * レ § ⌒(__人__)⌒:: | ノ ☆
* / _/ } `ー'´ / +
/ ⊂ \∩ノ ⊃|
(〆 ⊂ / _ノ |
.\ “∞∞/__ /
\ /___/
_____
/´ \ ` 、
. ' '. 》
. / ,. -――- 、 l 〃
//: : : : !\:_:|:_: \/ハ
〃: : :!、: : :|/∨ヘ : : !ヽ|
f: : |斗-\| '下ハミV h: :! それなら、お茶のおかわり
|: : ハ マり |: :リ、: \ 用意してくるでゲソ。
lハハい == , . へ |: :l: 、\: \ __
}ハ く{ }/|: :|\\\: : : : `\
/;|: |>r--rf |: :l- 、\\\ ̄`\\
///:/ ̄う |! __,ハ: !.〃\∨l\ヽ Y
. 〃 .// _,テ |!,/ V《 ヽ| Y |:|
|| !´`ーイ、_ ,. Vマヽ、 ヽ. j:| |:|
70 :◆vsQyY1yD2Q
________
. ´ __`丶_
/ ,. ´: : : : : : : : :` 、
/ | /: : : : : : : : : :、: : : : : : : \
/ | ./ : : : : ト、: : : : : ∧: :、 : : : :!⌒
/ :| /: : : :∧ ,:|--\ : / ‐∨、\ : | ___
./ ' /: : : : :|/、| ` |: V. / \
` =ニニニV : : : : : | ,x=、 Vハ / ─ ─ \
{ |: |: |: : :| ,x==、 〃 V| / (●) (●) \
'. j : ム:|∨:| 〃 ____ /// }| | :::::: __´___ :::::: |
∨: :{ r|: : :l/// r ´ \} ハ、 \. `ー'´ /ヽ
/: : : ヽ|: : :| | ノ /: : : :\ (ヽ、 / ̄) |
_/ : : /: :/ : : ト ._丶 __ . イ: :{ \:_:_: :ヽ | ``ー――‐''| ヽ、. |
/ : : : : :,.一': :_/: :x'⌒\l|`ヽ、: : ト、: ヽ |: :|. ゝ ノ ヽ ノ |
. -───-- _
´ lヽ `二二ニ=‐’
/ィ__ ヽWヽ_ト __\
. / /_ .ィ /l ヽl` ヽ ̄ヽ
/ l/ /' . : l、 : . ヽ ヽ
′: : . : . : Nトヽ l、:l: l: . トヽ
': : : : : : : : . : : :l :ハ: /斗_/\ l: : l
′: : : : : : : : : :〃l: : K t| `<_ハ/
. ,': : : : : : : : : : : :{ ∨: Nヽ :\` , '
/: /: : : : : : : : : :\ ∨: ヽl ーヽ. _j
/イ: : : : : : : : : : : : : : :ゝヽ: : ヽ、 : . \´ }\
'´ /: :/l: : : : : : : : : : : : :ヽ \∧\. : : :ヽl: : ≧
. /:/ ノ: : : : : : : : : : : : ヽ ヽ `¨l─ヽl-> ̄
l/ /: : / : : : : : : : : :l: : l\ヽ .∧l
. /: /l: : : : : : : /l ∧: :l ` ∧
' ´ l: : : /l/ レ' l : l l``
l: / /二二` l:./.、 l_
l' ,∠ __::::::.... `丶、>{fヽ、
/ \:ヽ ヽ  ̄`ゝ人
/ \:.: ヽ ヽヽ
,' ∨ヽl`¨> 、 ヽヽ
| |::: :: >ヽヘ
l l:: ヽ
l、 l/ l::: ヽ _
71 :◆vsQyY1yD2Q
/ .: . .:: .. :. . ',
/ .:l .::/ .:l :::;. .::;:::. !::. :::. :: l
,' / : :::! .:::l ::/l ::/l:. .:::/ヽ: l;::::..:::..:: !
l.:;{ : ::. ::';.::/l/ミ∨ ';:..::/;=;ヘ/l/::::::l:::::{
l:ハ::..ヽ::∨{-':::j` ヽ/ {-':::j l:::/:l:l::::',
l' ';::;:::ヽ.', ̄ ̄ '  ̄ ̄ /ィ.: :::i::::::', やる夫、その、私達は そろそろお暇しよう!
/; :::::l,` __'_ l .::l::::::::'、
7.:::;::l:'、 /-―-', ,ィl .;::l;::::::ト、ヽ 早く 買い物を済ませないと
/.:/::l:l::::`; 、 ヽ.__丿 /ハ:j :/lハ:::::'、 `゙` 明日からの予定も立てられないぞっ!
∠l /'フ:リ/ ヽ`ヽ、__ .ィ / /,イ`‐-`_ーヽ
__ l//‐''´: : : ハ ヽ / / /´`: : : : : :`丶、
, -‐'": : : : : : : : : : { .! l ! : : : : : : : : : : : `丶、
/ : : : : : : : : : : : : : : l ∨ j : : : : : : : : : : : : : : : :\
./ : : : : : : : : : : : : : : : ', | / : : : : : : : : : : : : : : : : : : 〉
ヽ: : : : ヽ : : : : : : : : : : ', | /: : : : : : : : : : : : : : : : : : :/
ハ: : : : '; : : : : : : : : : : :', | ,': : : : : : : : : : : : : : l/ : : : :'、
r'´: ヽ: : : } : : : : : : : : : : : ', ! .l: : : : : : : : : : : : : : :{: : : : : : :ヽ
} : : : : : : :{: : : : : : : : : : : : :l . | .| : : : : : : : : : : : : : : } : : : : : : : l
/: : : : : : : '; : : : : : : : : : : : : ! ! |: : : : : : : : : : : : : :/ : : : : : : : :',
____
/― ― \
あ、うん、分かったお。 /(●) (●) \
/ (__人__) \
それじゃ、日用品から揃えて行くお。 | `⌒ ´ u. |
\ /
/ \
72 :◆vsQyY1yD2Q
,. -―- 、
, ´ \\
,. ´/ ヽ \
/ / '. \
/ / '. \
く / ,. -――――- 、 i >
\ー‐/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\--‐/
`7.:.:.:./:∧:.|\:/|:∧:.ト、:.:.:.:.Y´
{ハ/N-z≦、 ,≧zリ-|∨ハ|
l|:.:.|Y (ヒ_] ヒ_ン`Y:.:!:.:!
j|:.:.l .'" ,___, "',|:.:|:.:| おやおや、がんばるでゲソ。
ニヤニヤ /:|:.:.| ヽ _ン ,|:.:|:.:|
/.:.:|:.:.|\ /|:.:|:.:|
. /.:.:.:.|:.:.|:.|:.:`_t----r_'´:l:.:.!:.:!:.ハ
. /.:.:__/|:.:.l/:.:,バL_ _」ハ.:!:.:|:.:lハ:∧
/.:.:∧ |:.:.lーr=x、V,x=ォー|:.:|才:∧
. /.:.:fア⌒|:.:.| {{∨::::lコ::::∨}} !:.:!ヽ〉:.∧
/ . / . : . : . : . : : . ハ
. ′ l . :| : :! . :l! . l: : . . : : . : : : . : : :.|
/イ ./ :', :.ハ. 从. : 八: . M: : : :.イ: . . : : : : : : : :ハ
| ハ . . : :l、: l ≠ミV Vー|: : ≠!: : /: : : : : : : : :ヽ
l l l :.l : ハ〃ト‐':} ′ レiト-':レイ : : : : : l: : : :ヽ
ヽ ヽ. |、: ハ ` ̄´ , ' `¨¨´ / : : : : N }: : : :
いっ、言われなくてもっ! 人!: :ゝl ::::::: 、 ::::::::::: /イ : : : : ハ ノ: : :、
_ -‐イ . |: :ハ r 、_ ,': : : : / ': :,、: : :
../ / . : | : :\ !´ ヽ /. /: : /: : :/::::\
..|. / /N : : lハ\ ゝ _ ノ イイ: : / レ|/:::::::::::::
..| '´ ヽ . |Nヽ \ - ィ ./.|: :/::::::::::::::::::::::::
. l. ヽl | ヽ ー ´ / /':::|:/ :::::::::::::::::::::::
. | : : | \ ./ ' /: ′ :::::::::::::::::::::
. | :::::: .| y' / ::::::::::: ::::::
ゝ :::::: ! } ./ ::::::: ::::::
73 :◆vsQyY1yD2Q
━┓
┏┛ ⌒
・ .___ ⌒ ___ ━┓
/ ―\ / ― \ ┏┛
/ノ (● X (●) \ヽ ・.
| (●) /_ (⌒ (●) /. カガリ、何を大声出してるんだお?
| (__/  ̄ヽ__) /
\ /´ ___/
\| \
/|´ |
____
/ \
え〜っと / ⌒ ⌒ \
/ (=) (=) \
ここは ノーコメントと言う事で。 | __´___ u |
\. `ー'´ ./
/ \
74 :◆vsQyY1yD2Q
__
,..:::'::´:::::::::::::`::::ヽ.、
,.::'゙:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
. ,.:':::::::::::::::::::::r─;::::::::::::::::::::::::ヽ
______. ;'::::::::::::::l ̄ ̄  ̄ ゙̄l:::::::::::::::':,
/´ \ ` 、. .;゙:::::::::::::::: ̄,ニ' ' ̄=ニ;::::::::::::::::::!
/ ヽ \ .!::::::::::::::::;r'~ ,、 r. ,_ ヽ:::::::::::::::l
, '. // .';::::::::::::::l {;;;フ ./,i i::::::::::::::;!
. / ____ ', // ヽ::::::::::::ヽ ,/:r'´ ノ::::::::::::;ノ
/ . ´: : : : : : :` 、 i //. >::::::::::::`':::::':::::::::`ー':´:::::::::::::/
/| /: : : : : :!\ : |、 :_: : :\/∧ , '.-'";:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
//: : |: : : : : | X!´\ : : : ヽ:\|. `'-::、::::::::::::::::;:::- ' ´
〃: : :|:|\: : :!/,r=≠ミ、 : ∧|、: !  ̄ ̄
i: : : : |斗― \| {いハ ∨: :|r} : :、
|: : : ∧ 弋tり | : :l/: : : :\ 祝、アニメ化でゲソ!!
|∧∧ハ __,, _ | : :l:、:\: : : \
Vハ  ̄´ '/ ヽ | : :|: :\:\: : : 丶. ___
ハ: 、 く{ } /| : :| \: \:\、:___ : \
/: :!: :!> . `__ . イ | : :|ァ-、\: \:\ `丶:\
/:,:ィ|: :|{ _|! || ノ :| : :| ハ \: \:\ \\
/:/ /:,rァ'´ニニう .||_ _,ハ : | // ヽ. ∨:l \:ヽ Y
/イ /:/ =ニ || / V:V/ \l :| vハ i:|
|: | |/{____,.イ´ ̄ .|レ' V:v__ \ |: | l:|
|: | { .八__ ノ f ∨Y\ ヽ. |: | ノノ
/:/ .|`T卞´ { | ノ ,ハ: i:| >、 }/:/ __〉〉
_i: {_ \\|:\_ハ '. _{7|:|>'´ _,. イ:〈 |_{
\/ 「: :∧:∨ ___、 フ {/厶-r匕{ /`: :_:〉
 ̄ 〈:〈__ 、__ {__ノ{:〈ー‐' \ \/
/}: : | ヽ / ̄/ !ヘ
/  ̄ \ \/ jO|
{O\ / :|
\ \ / /
\O\ / /
\ `  ̄ ̄ ̄ ´ O ,x《
`tー―r┬―‐一<´ '.
》ー′| \ '._
/ / )、 '.`ヽ
{__/ { `~ }
`ーt一ベ、
ヽ \
\_ノ
___
/ \
ところで、レーベの北東の家って言ったら ./ _ノ '' 'ー \
魔法の玉のじいさんの家だったはずだけど / (●) (●) \
.| (__人__) |
この家じゃないのかお? \ `⌒ ´ /
/ \
=\―- 、
/ \
/ _,ノ ーヽ
! (●) (●) その方は、先代の村長ですよ。 この家の 元の持ち主です。
!. ' }
! ─_- ノ いざないの洞窟の封印が解かれた後、亡くなられたそうです。
::::::::::::::::::::::::xヘ.ヽ. / まるで、自分の役目は終わったと言わんばかりに……ね。
::::::::::::::::::/、 \ `'ー─‐,, '
::::::::::::/ /\ \ `Yh\ 僕は、ロマリアから アリアハンに逃げ帰った時に その事を知り
. / / \ \ハ辷」 次の村長に 名乗りを上げたのです。
∠ィ⌒ヽ. \ /万]>、
′ \ ∨ゞミ|,ハ}
...:::::::::::ト、 ヽ ノ |/V
. ::::::い | {. |/{
54 :◆vsQyY1yD2Q
____
/ \
/ \ /\ 逃げたところで、元の世界に帰れる訳じゃない。
/ (●) (●) \ そして、この世界はバラモスに征服されてしまいます。
| ´ |
\ ⌒ / せめて 僕は、後に続く冒険者のために何かしたかった。
/ ̄ ̄ヽ \
(「 `rノ \ そして、何より ―――
ヽ ノ \
| | 「\ \
| '. '、 |
| ! j !、
| ! {ゝ .__j__,.)
| :! j!`ー-=-;/
_」 :ハ,.ィ| ;!
/rハ._ j,ノ! `! !
{ {`ー-¨ニ¨-‐| j ノ
`|: /、 }
} / ヽ. j
j } {ゝ .__,.イ}
__,. -くj /j `ー-一'
,ィ´ ̄ ,ゞ-'"´ ` ヽ/ ハ
{ ` ─- 、 / }
` - ._ _ .. -ァ‐L__,ノ
 ̄ ¨¨  ̄
55 :◆vsQyY1yD2Q
,. -―- 、
,. ´ (◯) \\
,. ´/ ._| |_ ヽ \
/ / |_ _| '. \
/ / .| | '. \
く / ,. -――――- 、 i >
\ー‐/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\--‐/
`7.:.:.:./:∧:.|\:/|:∧:.ト、:.:.:.:.Y´
{ハ/N-‐ヽ !/‐-.!ハ|
l|:.:.|Y fィハ _ `Y:.:!:.:! できる夫ー。
j|:.:.l 弋り , ´ ̄`ヾ:.:|:.:|
/:|:.:.| ____ |:.:|:.:| お茶が入ったでゲソー。
/.:.:|:.:.|\ ヽ ノ /|:.:|:.:|
/.:.:.:.|:.:.|:.|:.:`_t----r_'´:l:.:.!:.:!:.ハ
/.:.:__/|:.:.l/:.:,バL_ _」ハ.:!:.:|:.:lハ:∧
. /.:.:∧ |:.:.lーr=x、V,x=ォー|:.:|才:∧
/.:.:fア⌒|:.:.| {{∨::::lコ::::∨}} !:.:!ヽ〉:.∧
/.:./::::::::::|:.:.| ド==イ'::::ド==イ |:.:|::::|ハ:.:∧
/.:.:i::::::::::::::::|:.:.| \:::}}:::::{{::/ !:.:!:::::\:.:.∧
/.:.:./⌒ヽ:::::::!:.:.! `}!¨¨l{ |:.:|::::::::::ハ:.:.:ハ
/.:.:.:7⌒\.∨!:.:.! |:.:|::::/.:.|':.:.:.:i
/.:.:.:./ /イ:/.:./ l | /.:.:!ゴ|:.:.:.| i:.:.:|
/.:.:.:./ ∨:l l/.:./| / ヽ /.:.:/:| |:.:.:.| |:.:.:|
f:.:.:.:.:! !:.:|ハ:.:.:\__ __,/.:.:/ | |:.:.:.| |:.:.:| イカ娘 ( 侵略!イカ娘 )
|:.:.:.:.:| |://.:.:.:.:.:/` ̄ ̄ ̄´|.:.:.:.:.:l | /.:.:.:j .!:.:.:!. .職業:僧侶
|:.:.:.:.:| ||  ̄厂` ー――一 ´ ̄「 |〉:.:./ :|:.:.:|. 性格:いかもの
〉:.:.:.;ハ |ヘ. 「  ̄ ̄´_ :{ |':.:.:/ |:.:.:|
\:.:.V´ ̄`ヽ∨ '. |:.:/ ノ:.:/
56 :◆vsQyY1yD2Q
____
/ \
/ ― ヽ
え〜っと、どちらさま? / ( ●) '、
| (__ノ_)
\ `_⌒
/ \
_________
/ \
/ ⌒ ⌒\. 妻 で す 。
/ ( ●) (●)\
i ::::: __´___ i かつては、一緒に旅をしていました。
ヽ、 `ー'´ /
/ \
57 :◆vsQyY1yD2Q
____
/ \
/ ヽ_ \
' (○) \
(l、__) u. |
⌒´ /
/ \
_________
/ \
/ ⌒ ⌒\
/ ( ●) (●)\
i ::::::* __´___ * .i
ヽ、 `ー'´ /
/ \
58 :◆vsQyY1yD2Q
____
/ \
/ ─ ─ \
/ (●) (●) \ オーケー、一つ聞き忘れてたけど
| (__人__) |
\ ` ⌒´ ,/ できる夫さんって、何才だお?
/⌒ヽ ー‐ ィヽ. あと、奥さんの方も。
/ ,⊆ニ_ヽ、 |
/ / r─--⊃、 |
| ヽ,.イ `二ニニうヽ. |
____
/ \
/ ⌒ ⌒ \
おかげさまで / (⌒) (⌒) \
今年で 27才になります。 .| __´___ |
\ `ー'´ /
ノ \
,ヘ
_,. -―rヘ 〈 \ ))
/\ ,.ィ'/ 「 ̄L`ヘ. '
(( L、 〈 〈/¬‐-ニ _/ └ヘ 丶ハ. ',
\ \,イj/j人人ノVノh、_,」\ \} }
/\丶`'イ! _` ´ _ | | h 「 ̄L \i
. 私は、14才でゲソ。 \ 〈 \リ⌒ ⌒│ |)| └ヘ V /
ヽ. `ー个 ._ ̄} .ィ| い、_ノ ∧ V
┌‐ヘ.―/´^)▽ 「 `)、 `二二 ノ ノ
└ヘ V(ト-イ) (ト-イ)^ト-----イ
59 :◆vsQyY1yD2Q
できる夫さん、自首するお!
今なら、まだ間に合うお!! な、何を言ってるんですか!
ミ(⌒) ____ ____ (⌒) ちょっと早いかも知れませんけど
| ヽ ) し \ /\ /\ / ) し / | ミ. 犯罪じゃありませんよ!
ミ | ヽ/⌒( ○)::( ○)\ /(○ )::(○ )⌒\/ | ミ
| 'i :::::::(_人_):::::::::\ /:::::::、_____,:::::::: i |
| | (ww( || )ww) | |
ゝ ゛ー´ / \ `ー" ノ
/ (( (⌒) ))\ / ,_(( (⌒) )) \
\ `ー- | \____ノ
`ー--''′
_ -‐──‐‐- _
. ´ `丶、
/ .:.\
/. i .:.:ヽ
. /.: |: l ! i .:.:.:ヘ
i:.: i _L.⊥:_ | 、」⊥..」i:| !.:.:.:ト|
|:.:. ト、|≠ミ\ト、 |x=ミlN:. }.:.:.:|. 早い?
|:.:.:.:i 「_辷_]_ \|辷」 }」:.:∧∧! やる夫、奥さんが若すぎると言うのか?
|:.:r┤ i | ノ |/ 〈
}:.:.V ! l ト、 __ }:. ト|. この世界じゃ、早過ぎるって程じゃないぞ。
ノ.:.:.:|∧|:.!! ヽ '´ - ` /.:.: |
//|/.:.:.:.|:.:.|/ `ヽ、 イ.:.:∧:. } 今年で16才になる私だって、そろそろ考えろって言われて
´/ ̄ ̄``ヾ \_∠_∧/ ∨ ユウナのヤツが 名乗りを上げた訳だからな。
/ 丶、_ } } ″
/ _/∀ ∧ /_
. { `ヽ /ヽ \ / ∨ `丶、
. | }/ ヽ ヽ∧ 〈 、 ヽ
. l / ヽ ヽヽ ヘ ヽ ',
. l / ヽ_} ヽ ヽヽ i
」 ,/ / ', , ', |
{ / } } } |
60 :◆vsQyY1yD2Q
NVVVVVV人
\ ( ゚ー゚)\
< `ヽ、
</ /"" \ .ノヽ. \
//, '〆 \ \ ヽ
〃 {_{ ─ 。─ │i|
レ!小§ (●) (●) .| イ
レ § (__人__) |ノ へぇ〜、そうなんスか?
/ ∩ノ ⊃ 。/l
( \ / _ノ |. |
.\ “∞∞/__ノ |
\。/____ノ
_, - ― - .、
, イ´ `ヽ、
/ .ヽ
./ , ハ
.,' / .! ! |!.! .ト、i、、 ;::!
.!イ i 、 .ト、A ハ!、辷H | .:i::|
ああ、本当だ。 レ.! ヽl,ヒラ` ヽヒラリ :.::|::|
.ム ヽヽ i.::. /!.:.::::!|ハ
やる夫が 連れ出してくれなきゃ ./.人 :ハ、 ' ./}::;::ノ:`::ヽ、
私も どうなっていたか。 '´ |:ハ. :!:`>、  ̄´ , イ.レリ:;:::}ヽヽ、
.∨ ヽ!|} ``.T彡'´./.くリレ'
やる夫に感謝しないとな。 _,. -‐ '´: ::ト _! | ,': : :.`丶、_
,': : : : : : : , .へヒ'ヽ, /: : : : : : : : :`ヽ
!: : 、: : : i´彡ミヲ.` }.ム: : : : : : : : : : : }
l、: :.∨: :| .Fヲ´ 〃: : : : : :/: : : : : ノ
ノ: : /: : :| ∨ !!: : : : : :/: : : : : :/
i: : :ハ: : : :! .| .i': : : : :./: : : : : :./
61 :◆vsQyY1yD2Q
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
/ \
/ \
/ '´ ̄` " ̄ ̄` ヽ と言う訳で、ご覧の通りです。
l ;::ィ=ミ ィ=ミ l
| ´"' , "" | 愛する家族を放って
l ヽ i 元の世界に帰れる訳がありません。
\ 、__,__, .丿
\ / ですから 僕は
_,/ / i! : .: / ヘヽ、 この世界に骨を埋める決心をしたんですよ。
_...... .-.:::::´::/:::::/ ヘ、 / l:::::ヽ、、
ハ´::::::::::::::::::::::::/:::::::l! /i / !::::::::l::::::`::.- ... _
,':::!:::::::::::::::::::::::/:::::::::l;:!/:! .,L __ノヘ /!::::::::::l:::::::::::::::::::::::::`::ハ
. i:::::l::::::::::::::::::::/:::::::::::l;:;:i\\i ! ノノヘ//::::::::::::l ::::::::::::::::::::::::/::::!
. l::::::l::::::::::::::: /___:/::i;:;:;! Y⌒Y /;:i`ヽ::__! ::::::::::::::::::::/:::::::!
l::::::::l::::::::::::::::::/::::::::!;:;:;l :L::_ノ /;:;:;i:::::::::\ ::::::::::::::::::::/:::::::::l
|:::::::::l:i::::::::::::::i::::::::::::l/;l ,':::::', /\:;i::::::::::::::/::::::::::::;':::/::::::::::::l
|:::::';:::i!::::::::::::::l:::::::::::l;:;:;:;:! ,':::::::::',/;:;:;:;:;i::::::::::::/::::::::::::/::/:::::::::::::::l
/:::::::ヾ i!::::::::::::::l:::::::::::l:;:;:;:;i,':::::::::::;i!;:;:;:;:;i::::::::: /:::::: i:::/::/:::::::::::::::: !
i::::::::::::::::';:::::::::::::l:::::::::::!ヽ;:;:i::::::::::::j;:;:;:;:; イ::::::: /::::::::::l/::/::::::::::::::::::::i
____
/ \
/ - - \
/ (一) (一) \ 故郷の家族と 連絡を取りたいと言う望みもありますが
| __´___ |
\ `ー'´ / それは 今のところ、叶わぬ夢ですからね……。
/ ∩ノ ⊃ /
( \ / _ノ | |
. \ “ /__| |
\ /___ /
62 :◆vsQyY1yD2Q
人 ∩_
N ( ゚ー゚)N\ 〈〈〈 ヽ
< `ヽ、 〈⊃ }
< / / " `\ ヽ\ | |
〃レノ§( ●) (●)\ヽ ! ! おお、すげーっ!
〃レノ§::⌒(__人__)⌒::::\| l
川 |r┬-| .| / なんかカッコイイっつーか
\ ` ー'´ // マジ、リスペクトっス!!
/ __ /
(___) /
____
/ \
/ _ノ ヽ__\ ( この世界に骨を埋める……。
/ (─) (─) \
| .u (__人__) |. やる夫も、いずれ
./ ∩ノ ⊃ / .そう考えるようになるのかお……? )
( \ / _ノ | |
.\ “ /__| |
\ /___ /
/ 、 . ヽ.
/ ィ , !: :ヽ : : . i: : } : ',
|/ / , / .i:l |、_LV≧l、l :/ ./ :i :|
. / / .{: :从 : |\l7ィ_テトl/ :/ i:| :{
l :/: :i : :Vィらト! _ヾソ/:イ . : 从 : : :ヽ.
|八: :|\:{弋ツ .:::: / : : iV}: : : ヽト\
……………。 ヽ| }ド-ヽ /イ . : : :}ノ: : : : : ヽ
八 tぅ /, : : /:ム: : : :丶ト-\
. /ィ :\ ` /イ : /|/ }: : :、: : \
/ :/ >、_ .. /: :/ |: :∠≧=-゙ー _ ..二
|:/}/ |/lく\ {l/ 」/{ . ´
l′, -‐ ¬ ハ| / } /
/ |\{ノ / ,' /
/ l `l ´ / , '
〈 、 l | / /
) 丶ヽ. l | / /
{ \{ l | / /
63 :◆vsQyY1yD2Q
___
. "´ `丶、
/ \
/ ヽ
i: : : : : . : : : . : : ヽ
|: : : : : . : : :、: . : :、: : | . ト|
i: : : :_|: : : . ト、|ヽ、ト|ハ: |: ハ|: . |. ……そ、そうだ、やる夫!
ノ: : : ft1: : : :ヽ ´i-'f^`Vイjハiハ/
/イ: : : :ヽ|:i : : :ヽi  ̄ ヽ |: | 村長に聞きたい話ってのは、それだったのか?
∠ィ: : :i: : : |ヘ: 、: :ハ __ 'ノト|
∠ -‐|: ィ: :/ヘ |\ ヽ ´ /| まだ、買い物も済ませていないんだから
",レ' | ` 丶i >く、ト|. ここの用事は、早く済ませよう!
. -‐ ': : : ヽ、 | | /: :\
. /: : : : : : : : : : ヽ`丶 Lヽ/|: : : : ヽ
{: : : : : : : : : : : : : \ `i |: : :i/: |
. }: : : : : : : : : : : : : : : ヽ 、 V: V:|
j: : : : : : : : : : : : : : : : :ハ 、 V: V:}
___
/ \
……おっと、そうだったお。 できる夫さん。 /ノ \ \
/ (●) (●) \
魔法の玉が どうなったかは分かったけど | (__人__) |
盗賊のカギの方は、どうなってるんだお? \ `⌒ ´ /
ノ \
/´ ヽ
64 :◆vsQyY1yD2Q
____
/ \ 盗賊のカギですか?
. / ノ ' ヽ\ アリアハン王家が 管理してると思いますよ。
. / /)(ー) (ー)u\
| / .イ ' | 持ち主の 盗賊バコタは捕まえたと言うのに
. /,'才.ミ). ⊂つ / 盗みの道具を放ったらかしじゃ、片手落ちですからね。
. | ≧シ' \
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
____
____/ \_
/ \
| |
\ /
| |
| |
_ | | __
| \_|_------------| ̄ /
|\| / / \ / \ |  ̄|
_\ ■■■■■■■■■ /
| ̄ | |  ̄| 盗賊 バコタさん
\ | |⌒| / /
\| - \/
/ \__/ |
| \/ |
| /
\ __/
-_____-
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
65 :◆vsQyY1yD2Q
____
/ \ ナジミの塔に 行く必要は ありません。
/ ヽ、 _ノ \ もう、何も残ってないでしょうしね。
/ (●) (●) \
| __´ _ | 今頃は、アリアハンの管轄に戻ってるんじゃないですかね?
\  ̄ /ヽ 元々、王家が管理してたものらしいですし。
/ \
( ヽγ⌒) ヘ \
 ̄ ̄ ̄\__/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
{;;;;;;;}
L;;;;」
___
そう言えば、アリアハンの城とナジミの塔 / ヽ、_ \
それに、レーベの南の森は /(● ) (● ) \
地下通路で繋がってたお。 ./:::⌒(__人__)⌒::::: \
.| l^l^lnー'´ .|
あれ、もしかして 秘密の抜け穴かお? \ヽ L /
ゝ ノ
/ /
66 :◆vsQyY1yD2Q
_ -‐─‐‐- _ っ
/ , `丶、
/ ∠} ヽ ヽ っ
} // / ,V ハ| な、なに! そんなのがあるのか!?
. ノ | ^ヽJ{ 」 {_/
_彡' ノ トl, ヘ 〉 私も聞いた事がないぞ!?
`フ , _彡く}ノ / }ノノ ,、__
`了^}/ ̄`>ヽ{〃 /\ろ
____
カガリは それを知ったら ./ \
勝手に城から抜け出すから /─ ─ \
/=・=- -=・=- \
隠されてたんじゃないかお? | (__人__) U |
\ `⌒ ´ /
_  ̄ ̄` 丶、
/ \
/ ,、_ { /_/ , .
. { 厶kヽ ハ/i./ハ } }ノ
} \} ○ ○ v /
ノj ト ′ }く う゛っ ……否定できない。
_彡'へ }、.u △ ノ ド=-
_彡'}ハ/ヽ¬≠≦}ハノ
/ : /{ヘ_,癶:tヘ、
く}_{_シ': :}: : \: :ヽハ
ノ: :}: : : 廴:_:_:_}∠:_ノ
67 :◆vsQyY1yD2Q
___
/ \
それはともかくですね。 /ノ \ \
/(●) (●) u \
塔の最上階に住んでる老人も | u __´__ U |
地下で宿屋やってる人も \_ `ー'´ _/
⊂ ヽ∩ / \
あれ、多分 アリアハンのお役人さんですよ。 '、_ \| |
\ \ / /
::::::... ..丶
:::::::.... ...\
:::.' ──-.. \
:::::::... ⌒__丶 \
:::::::::.... .'::. ).ヽ .ヽ
:::::::::::.... __ ..丿 ヽ あ〜、もしかして
:::::::::::... ヽ .ヽ
:::::.._ ノ ヽ.____丿 .丶 勇者の実力を試すテストってヤツ?
::::::::::::::.... ..::ノ .)
:::::::::::.. ../ .ノ
:::::::::.⌒ " ..ノ
:::::::::::::::::.... ....::::::../
:::::::::::::::::::::.. ......::::./
68 :◆vsQyY1yD2Q
_.. ‐'''''''''''' ‐ 、
さて、そう言う意図が あったのかどうか……。 .,r' \
/ ⌒ ヽ,
少なくとも、最上階の老人が、魔物の巣窟の割には ( ●) `― ..i
立派な部屋に住んでる事は確かですよ。 i. ( ●) |
\ _´___ /
\`ー'´ __/
. ‐≠  ̄ ̄ \
/ / ヽ.
/ /,. ----- 、 :i \
/) / /: ! : : : : l: : \ | \
///).:/斗|: : /十ト: : :\.l ヽ ロマリアに行きたいなら
. /,.=゙''"/:../ ,r=ミV ,r=ミ、ヽ: |:lマニ≠r‐" 直接 いざないの洞窟に行けばいいゲソ。
/ i f ,.r='"-‐'つんィ} んィ}V};ハ|: V
/ / _,.-‐'~}:i 弋:り 弋:り/: /}: : i でも、ちゃ〜んと 準備してから
/ ,i ,二ニ⊃,{ _'_ /: /ノ : : \ 行った方がいいんじゃなイカ?
. / ノ il゙フ://\ ∨ } |: :|:_:_:_\: : \
,イ「ト、 ,!,!|/ ./: : / > `二´ '´|: :| |l `\ 、 :\
.. / iトヾヽ_/ィ" .f : / { |l |l\ |i :| ||. \`: :\
69 :◆vsQyY1yD2Q
,___
/ \
/ ⌒ ⌒ \ さてさて、それじゃ 次は ギャル夫君の話を聞きましょうか。
/ (⌒) (⌒) \
| 、__',_, | いやぁ 楽しみですねぇ。
\ `‐'´ ,/ まさか、この目でモンスター使いを見る日が来るとは。
/ \
☆ NNN.人.NN\ *
* \ (゚ー゚ ) \ ☆
+ < `ヽ、 +
* </ /" `\ 〆ヽ \ *
* //, '〆 \ \ ヽ ☆
いいっスよ。 + ☆ .〃 {_{ ⌒ ⌒\│ i| +
☆ レ!小§ (● ) (<)ヽ、 i *
なんでも聞いてください ウィッシュ☆ * レ § ⌒(__人__)⌒:: | ノ ☆
* / _/ } `ー'´ / +
/ ⊂ \∩ノ ⊃|
(〆 ⊂ / _ノ |
.\ “∞∞/__ /
\ /___/
_____
/´ \ ` 、
. ' '. 》
. / ,. -――- 、 l 〃
//: : : : !\:_:|:_: \/ハ
〃: : :!、: : :|/∨ヘ : : !ヽ|
f: : |斗-\| '下ハミV h: :! それなら、お茶のおかわり
|: : ハ マり |: :リ、: \ 用意してくるでゲソ。
lハハい == , . へ |: :l: 、\: \ __
}ハ く{ }/|: :|\\\: : : : `\
/;|: |>r--rf |: :l- 、\\\ ̄`\\
///:/ ̄う |! __,ハ: !.〃\∨l\ヽ Y
. 〃 .// _,テ |!,/ V《 ヽ| Y |:|
|| !´`ーイ、_ ,. Vマヽ、 ヽ. j:| |:|
70 :◆vsQyY1yD2Q
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. ´ __`丶_
/ ,. ´: : : : : : : : :` 、
/ | /: : : : : : : : : :、: : : : : : : \
/ | ./ : : : : ト、: : : : : ∧: :、 : : : :!⌒
/ :| /: : : :∧ ,:|--\ : / ‐∨、\ : | ___
./ ' /: : : : :|/、| ` |: V. / \
` =ニニニV : : : : : | ,x=、 Vハ / ─ ─ \
{ |: |: |: : :| ,x==、 〃 V| / (●) (●) \
'. j : ム:|∨:| 〃 ____ /// }| | :::::: __´___ :::::: |
∨: :{ r|: : :l/// r ´ \} ハ、 \. `ー'´ /ヽ
/: : : ヽ|: : :| | ノ /: : : :\ (ヽ、 / ̄) |
_/ : : /: :/ : : ト ._丶 __ . イ: :{ \:_:_: :ヽ | ``ー――‐''| ヽ、. |
/ : : : : :,.一': :_/: :x'⌒\l|`ヽ、: : ト、: ヽ |: :|. ゝ ノ ヽ ノ |
. -───-- _
´ lヽ `二二ニ=‐’
/ィ__ ヽWヽ_ト __\
. / /_ .ィ /l ヽl` ヽ ̄ヽ
/ l/ /' . : l、 : . ヽ ヽ
′: : . : . : Nトヽ l、:l: l: . トヽ
': : : : : : : : . : : :l :ハ: /斗_/\ l: : l
′: : : : : : : : : :〃l: : K t| `<_ハ/
. ,': : : : : : : : : : : :{ ∨: Nヽ :\` , '
/: /: : : : : : : : : :\ ∨: ヽl ーヽ. _j
/イ: : : : : : : : : : : : : : :ゝヽ: : ヽ、 : . \´ }\
'´ /: :/l: : : : : : : : : : : : :ヽ \∧\. : : :ヽl: : ≧
. /:/ ノ: : : : : : : : : : : : ヽ ヽ `¨l─ヽl-> ̄
l/ /: : / : : : : : : : : :l: : l\ヽ .∧l
. /: /l: : : : : : : /l ∧: :l ` ∧
' ´ l: : : /l/ レ' l : l l``
l: / /二二` l:./.、 l_
l' ,∠ __::::::.... `丶、>{fヽ、
/ \:ヽ ヽ  ̄`ゝ人
/ \:.: ヽ ヽヽ
,' ∨ヽl`¨> 、 ヽヽ
| |::: :: >ヽヘ
l l:: ヽ
l、 l/ l::: ヽ _
71 :◆vsQyY1yD2Q
/ .: . .:: .. :. . ',
/ .:l .::/ .:l :::;. .::;:::. !::. :::. :: l
,' / : :::! .:::l ::/l ::/l:. .:::/ヽ: l;::::..:::..:: !
l.:;{ : ::. ::';.::/l/ミ∨ ';:..::/;=;ヘ/l/::::::l:::::{
l:ハ::..ヽ::∨{-':::j` ヽ/ {-':::j l:::/:l:l::::',
l' ';::;:::ヽ.', ̄ ̄ '  ̄ ̄ /ィ.: :::i::::::', やる夫、その、私達は そろそろお暇しよう!
/; :::::l,` __'_ l .::l::::::::'、
7.:::;::l:'、 /-―-', ,ィl .;::l;::::::ト、ヽ 早く 買い物を済ませないと
/.:/::l:l::::`; 、 ヽ.__丿 /ハ:j :/lハ:::::'、 `゙` 明日からの予定も立てられないぞっ!
∠l /'フ:リ/ ヽ`ヽ、__ .ィ / /,イ`‐-`_ーヽ
__ l//‐''´: : : ハ ヽ / / /´`: : : : : :`丶、
, -‐'": : : : : : : : : : { .! l ! : : : : : : : : : : : `丶、
/ : : : : : : : : : : : : : : l ∨ j : : : : : : : : : : : : : : : :\
./ : : : : : : : : : : : : : : : ', | / : : : : : : : : : : : : : : : : : : 〉
ヽ: : : : ヽ : : : : : : : : : : ', | /: : : : : : : : : : : : : : : : : : :/
ハ: : : : '; : : : : : : : : : : :', | ,': : : : : : : : : : : : : : l/ : : : :'、
r'´: ヽ: : : } : : : : : : : : : : : ', ! .l: : : : : : : : : : : : : : :{: : : : : : :ヽ
} : : : : : : :{: : : : : : : : : : : : :l . | .| : : : : : : : : : : : : : : } : : : : : : : l
/: : : : : : : '; : : : : : : : : : : : : ! ! |: : : : : : : : : : : : : :/ : : : : : : : :',
____
/― ― \
あ、うん、分かったお。 /(●) (●) \
/ (__人__) \
それじゃ、日用品から揃えて行くお。 | `⌒ ´ u. |
\ /
/ \
72 :◆vsQyY1yD2Q
,. -―- 、
, ´ \\
,. ´/ ヽ \
/ / '. \
/ / '. \
く / ,. -――――- 、 i >
\ー‐/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\--‐/
`7.:.:.:./:∧:.|\:/|:∧:.ト、:.:.:.:.Y´
{ハ/N-z≦、 ,≧zリ-|∨ハ|
l|:.:.|Y (ヒ_] ヒ_ン`Y:.:!:.:!
j|:.:.l .'" ,___, "',|:.:|:.:| おやおや、がんばるでゲソ。
ニヤニヤ /:|:.:.| ヽ _ン ,|:.:|:.:|
/.:.:|:.:.|\ /|:.:|:.:|
. /.:.:.:.|:.:.|:.|:.:`_t----r_'´:l:.:.!:.:!:.ハ
. /.:.:__/|:.:.l/:.:,バL_ _」ハ.:!:.:|:.:lハ:∧
/.:.:∧ |:.:.lーr=x、V,x=ォー|:.:|才:∧
. /.:.:fア⌒|:.:.| {{∨::::lコ::::∨}} !:.:!ヽ〉:.∧
/ . / . : . : . : . : : . ハ
. ′ l . :| : :! . :l! . l: : . . : : . : : : . : : :.|
/イ ./ :', :.ハ. 从. : 八: . M: : : :.イ: . . : : : : : : : :ハ
| ハ . . : :l、: l ≠ミV Vー|: : ≠!: : /: : : : : : : : :ヽ
l l l :.l : ハ〃ト‐':} ′ レiト-':レイ : : : : : l: : : :ヽ
ヽ ヽ. |、: ハ ` ̄´ , ' `¨¨´ / : : : : N }: : : :
いっ、言われなくてもっ! 人!: :ゝl ::::::: 、 ::::::::::: /イ : : : : ハ ノ: : :、
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| (●) /_ (⌒ (●) /. カガリ、何を大声出してるんだお?
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え〜っと / ⌒ ⌒ \
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ここは ノーコメントと言う事で。 | __´___ u |
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//: : |: : : : : | X!´\ : : : ヽ:\|. `'-::、::::::::::::::::;:::- ' ´
〃: : :|:|\: : :!/,r=≠ミ、 : ∧|、: !  ̄ ̄
i: : : : |斗― \| {いハ ∨: :|r} : :、
|: : : ∧ 弋tり | : :l/: : : :\ 祝、アニメ化でゲソ!!
|∧∧ハ __,, _ | : :l:、:\: : : \
Vハ  ̄´ '/ ヽ | : :|: :\:\: : : 丶. ___
ハ: 、 く{ } /| : :| \: \:\、:___ : \
/: :!: :!> . `__ . イ | : :|ァ-、\: \:\ `丶:\
/:,:ィ|: :|{ _|! || ノ :| : :| ハ \: \:\ \\
/:/ /:,rァ'´ニニう .||_ _,ハ : | // ヽ. ∨:l \:ヽ Y
/イ /:/ =ニ || / V:V/ \l :| vハ i:|
|: | |/{____,.イ´ ̄ .|レ' V:v__ \ |: | l:|
|: | { .八__ ノ f ∨Y\ ヽ. |: | ノノ
/:/ .|`T卞´ { | ノ ,ハ: i:| >、 }/:/ __〉〉
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/}: : | ヽ / ̄/ !ヘ
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`tー―r┬―‐一<´ '.
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`ーt一ベ、
ヽ \
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■ 収録シリーズ
各シリーズのインデックスへは、こちらからどうぞ。
ドラゴンクエスト4コママンガ劇場 1日1本365日連続更新 挑戦中
ファイアーエムブレム グルニア流離譚
やる夫はDQ5の主人公に転生したようです、ただし双子で(完結) 最終スレ
やる夫はDQ3の世界で生きていくようです(完結) 最終スレ
悪魔召喚師 やる夫と悪魔のいる日常(完結) 最終スレ
やる夫でラストバイブル3(完結) 最終スレ
ニセ予告・短編/自援絵
ニセ予告『魔神殺しの風騎委員 世界平和は業務に入りますか?
〜勇者と魔王の魂を受け継いだ俺ですが、そこまで責任持てません〜』
→小説本編 【1巻発売中!】 毎週 日曜に更新しています。
ニセ予告『異世界混浴物語』 →小説本編(完結)
※ 小説本編は 『小説家になろう』 に掲載されています。
※ 投下・更新が延期される場合もあります。あらかじめご了承ください。
各掲示板へは、こちらからどうぞ。
やる夫deLiveAAA板・管理スレ/LiveAAA板避難所・避難用スレ/小説系掲示板
この時代?の技術じゃあ無理があるってツッコんじゃ駄目って分かってるけど言いたくなったww
お前さんこの世界には魔法と云う現実にはない技術がある事を忘れてるだろw
あーなるほど。
土木工事の爆薬や掘削機械を雇った魔法使いで代替できたりするのか。
僧侶がいれば医者いらずだし、戦士や武闘家は傭兵代わり。
彼らは冒険しなくても飯食っていけそうだな。
涙目なのは盗賊ぐらいか?w
14歳と結婚したとばれたら家族から縁切られるんじゃね
つーかDQの盗賊はどっちかーつーとそういうイメージ
軍に入れば斥候、キャラバンに雇ってもらったりとか。
防げそうな気がしてくるw
縁切られるだけならまだ良い。
下手すれば聖戦士ダンバインみたいに拳銃まで撃たれる場合だってありえる。
やっぱ人妻だからか・・・できる夫めMOGERO
高度古代文明でもあったんじゃね?
この頃のカガリって15才だべ?
ロトの紋章 的には『あった』事になってる
そもそもアリアハン大陸って、ムー大陸がネタ元だったような
ロト紋の古代文明は水没しちゃったけど別大陸なんかな?
何とはなしに焦りを感じてるカガリも可愛いw
アイテム物語でもあった事になってるね。
後の光の鎧や勇者の盾、ゾーマに砕かれる前の王者の剣を作った文明。
もうアニメどころか、原作も終了したけどねw
とてもとても長い一夏だった……
あの世界、超古代文明あるし
海の底を更に何メートルも掘って地層が水通すかどうかや支えられるかの硬さを調べるけど
水圧かかってる上に適当に掘ったら取ったサンプルが崩れてしまう
んだけどDQ世界だと宝箱の中身が敵対してるかどうかまで判ったりするもっと凄そうな呪文あるし
その辺が楽になってそう
それまでは頼りになる仲間、いわゆる異性のお友達くらい?
自分から好き好んで旅の同行を言い出してるんだから…
やる夫の事はある程度は好きだったんだろうな、かなり最初から。
最初から好印象の異性と一か月も寝食ともにして、一緒に戦ってかばったりもしてるだろうし。
もう今更隠すことも何もない感じなんだろうな。描写が省略されてるだけで。
イカが若いのはうらやましいようだけど、結婚が早いということは寿命も早いからそういう社会になるわけで…14歳でもいいかとなる社会はどれほど死にやすいのかと考えるとぞっとするな。
久々に見に来たがやっぱ神作だよ