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2011年11月21日

第61話「君の前途は洋々だ」(1)

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1 :◆vsQyY1yD2Q


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     ┃|   ニュー速で家 嫡男誕生の報せは、またたく間に世界中に知れ渡った!     |┃
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                                                     /.ィ'",. -、 \.`ヽ `ニ‐ ,,_
                                                    /., ' ,r'     ヽ `、 \`、`"`
                                                     l.,'_./ -‐-.、  ', ',.  `、
                                                   /´     `ヽ l  }    ',
     流石に、エジンベアやサマンオサ、それにランシールまでは.        (r,'',i:´::`ヽ,、_  ` .,'     l
     噂になっていないと思いますが                         ノl:::l ,ミ.巛从'_´';:.、  \ ノ`、
                                                   l::lf゙9,  `.f゙9i ',::::\   l  、`、
     ロマリアで噂になれば、北方三国、アリアハンだけでなく            l:;' ‘   .`´ ./:::::::::`.r'  `、ゝ
     ポルトガ、アッサラーム、イシスまで噂が広まると思いますよ。        l::'、  、 r―.'―- ._,' `、.、 ',
                                               , - l::::ヽ._ ./ ,r――- .、.`ヽゝ.、l
     あと、バハラタ、ダーマ、ジパングにも お友達がいるんですよね?  `、 .、l:::/.// /_,,_    ,.ヽノ
                                                 `、. レ { ノ .,r'   `ヽ ,' ./
                                                `、∠、,r'        .∨
                                                r'´  /        .〉
        ヽ、)
          , '`´ ̄ ̄` ー、
         /: : :/: : :`i、 : :\
        /: : /: :/ :/: |: i :|=ミ、ヽ
        { :/:/ /ゝノイ ノl/l/-ヽ: :|
        | :レ |   ≡   ≡l: :|
       从: (|⊂⊃ 、_,、_, ⊂l:/     私、バハラタのタニアに連絡したわ。
     i⌒ヽゝ    (_.ノ  ル/⌒)
     ヽ  ヽ 从ヽ,、 __, イ从ヽ、/
      ∧___,ヘ ヽll- 、 , il ,ノ 、 〉
      ヾ  ;_ ,(  \、__y_,!゜ ,)′


2 :◆vsQyY1yD2Q


  この報せに、ロマリアの有力者達は にわかに色めき立つ事になる。

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                       /川川ハ        | l ̄ | |    ノ   メ
                      ///川川lト、      |_| 匚. |   \   シ
                     (ゞ川从川/_,―' ̄ヽ    | |   ノ    食
                   __>ームヾ ̄(  _-、 |  |_|   \   っ
                  /   |       y-  ノ_|       <   て
                  '-,,_ |        |  ムkノ) l_ll_l ,-,    )  る
                     "|        |       // /   場
                      |         |     匚/   ̄ヽ   合
                     |     ___ |              ノ   じ
                     r―――"    ‐|  \\     \   ゃ
                     |          /     \\   <   ね
                     人     乂  /       \\ ノ   え
              ニヽ   /  |    ヾ /    ___―― ̄    っ
              __\ /  /|     l         ̄ ̄―――__  !
                   / /  \\  ヾ                 ν、
               ̄弋二/ ̄|   \\  \   \\            V⌒
               ̄ ̄\\\ ̄\  \\  \    \\
               ̄ ̄ ̄\\\ ̄|   "―_从从     \\
               ̄ ̄ ̄ ̄\\\ ̄\    |   ζ      \\
               ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\\\ ̄|    ヾ  \\       \\
               ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\\\\ ̄フ \\ \\

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  彼等がこれだけ必死になるのには二つの理由がある。


3 :◆vsQyY1yD2Q


  一つは、成長を続けるニュー速で家の財力である。

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                                           .i        /'j
         ,- 、__                                ヽ       //
         i'''''‐-、` ヽ 、                             `ヽ、,,,,,,,-‐''´
         ヽ   `ヽ、 ゙\
           `ヽ 、  ゙ヽ、〉
              `'''‐'''´                ,-'''''''‐-、
                                 i ヽ、   \
                         ,,,-‐'''''‐- 、   .ヽ ヽ 、   ヽ
                        /       ヽ、  \ \_  ノi
                       .i         j、    `''‐-二フ'
                       .i、         ij
                       ヽヽ、      //
                        `ヽ、、___,-'/                      ,==、───---,,,,,__
        ,,-''''''ヽ-、___      _,,--'''''''''''<            ,,,,,‐- 、       i‐-`_'''''''''''‐----‐‐''''i
      /    j .j───'''''i   /´,,,-‐'''' ゙̄ヽヽ- 、         .i 〈   ` ヽ、    i‐-,,,_ ''''''''''''''''''''''''''''''i''
     ./     ./ ./ ̄ ̄ ̄ ̄i / /      // 'ヽ、\ニニニニニi‐‐-ヽ ヽ     ヽ    ̄i_ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄''''''''''i
     .i'     / / ̄ ̄ ̄ ̄jj ヽ〈_   ,,,-''‐-ji. i  ゙ヾヽ──j j二 >-ヽ-‐‐‐‐‐゙─、   i二二二ニフ ̄ニフヽ
  /二>-‐''''' ̄二二ヽ ̄ヽ二二二'''''<二二-===========-i二二二二i,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,i,,   i二<-‐‐''''''''´ ,,,-'''
 ..-‐‐i'´,,-''''´ ̄ ̄ ̄ ヽi ̄‐、 ` ヽ 、`''''ヽ、i二j、____,,,,,,,,,,j-、-‐‐‐‐‐‐i‐------------i=ニニi─ゝ---‐<ニii-‐‐
 ‐-‐゙゙i´     i ̄ ̄ ̄ ̄ ̄二二i‐-ヽ∠-‐‐i,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,-‐‐''ニニニニニニニi‐-------‐‐.i‐''‐--------------i二
 ニ二''ヽ‐--‐'''''j二二二二二---‐i  ヽij二二i____,,,,,,,,,,j二二二二二i_____,,j‐-,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,j_,,,,,

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                    ニュー速で商会 を知るものよ来たれ!!
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  凄まじい勢いで かつての、いやそれ以上の賑わいを見せる南部地方の発展ぶりは

  それだけの利益がニュー速で家の懐に入っている事を意味していた。


4 :◆vsQyY1yD2Q


  まず、いざないの洞窟周辺を商業圏とするニュー速で商会は
  アリアハンから来る交易品の売買を一手に担っている。

  これだけで、どれほど莫大な利益を得ているのか想像に難くない。

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              /ミ/                             /ヘ    / ヘ
       / 、_ ノミ/   あ、自分 ホイミ使えます。         / /::::ヽ_/ヽ ヘ
      /::::::::::::::/ミ/   __                          | l::::::::::::::://::l |  戦士の加護受けてます。
     /::::::::::::::/ミ/ /  | | ヽ                   ____ヽヽ::::::://::::/ /    ___
     ∧:::::::::::/ミ/ {ヽ_ノノ::\j \.               /      ∨>/二ヽ<_ ノ       _ヽ
     ∨ ヘ::::/ミ/ {::::::::::://:::::}___ )             ` ─、    ハ /    ヽハ彡}     /
      ∨ ノミ/  ヘ::::::://::::/≦三ヽ、            / ≧−ノ/ iヽ二二二ノ i;;ヾヽ ___ /
        /ミ/    ヘ:://∠/====ヽ} ヽ.        /   i彡∨/ i○      i;;;;;;彡/  ヽ
       ノミ/      ≧ソヽ三三∨/  ヘ      _ /   /  ノ/  i       i;;;;;;;;∧    i
       }ニ∪        / , ヽ三∨∧   ヘ.   / Y==ニニ≦/ ヽ  i 二二二二.i;;;;/ ≧三≦
       {ニノ ヽ___ / /   /ヽ ヘ _ ノ.   ヽ ∧ ヽ;;;ヽ    ヽ/i         i∨  ∨  ̄ ∨
      /ミ/  / 彡i ヘ __ / _ ヽ/ ヘ彡}.        ヘ  ヘ;;ヽ    ≧、二二二 ,≦   ヘ    ヘ
     /ミ/>´ ∨/   ノ;;;;ヽ / __{三彡}       ∨二二}  /ヽ 二二二二/ヽ     ∨  ∧
   { ̄ソ_ / ∨二´;;;;;};;;;ヽ // ̄}二ヘ二ヘ..≦三三三三∪∪∪三三三三三三三三三三三∩∩∩三三三三三
   {_ljl _ /__}}/` ̄ \ ハ /三∧ ヘ             l ノミヘ i   !/ハ }     ゝ=≦    /:::::::::
    /ミ/                   l  l /   マミ  ヘ.            / {三ヘl   !;;;/ ヘ            /:::::::::::
    /ミ/                   |  /   マミヘ ヘ         /   l三ミ|   !彡三 |ヘ         /:::::::::::::::
   /ミ/                | /     }三ヘ ヘ       /   |三ミ` ̄´∨/   ヘ        \\__
  ./ミ/               l /      }三ヘ  ヘ      /     ヽ彡}    ∨    ヘ         ` ̄ ̄
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  そして、それらの交易品を守り、北方三国に運ぶ強力な私兵団を擁していた。

  彼等の装備は錬金術により強化されており
  ダーマで修行した者も多く、また一部の兵は魔法も使えると言う。


5 :◆vsQyY1yD2Q


  更にニュー速で商会には
  かつてのポルトガの英雄 ダイゼンガー提督の配下だった船乗り達を擁する船団があり

  西澤家の桃華がカンダタ家に嫁入りしたのを契機に交易範囲をシャンパーニまで伸ばしている。

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         ._,,,,,,,, ノアニール ,                       : .,,,,,,__
       .r'"″   ○ |__,/,/彡--―V!" ,r‐-,、                /    `ヘi、
     ,,,、ヽ,,,,,,,/二ニ"            ゙l‐'"   `i、            ,i´,,-,,,--―''''''^′
   .エジンベア,/′   ○ カザーブ ¬"     ヽ            `'"
   ‘".○ノ  .゙l,、  .ッ丶 ,r‐-‐'゙`        `X″              __、   .イミニ〃
       .,-'" `'''△   ‘|              y/ `'‐、         `'''i、'ーi、'ニ‐.,、〈゙゙゙゙''i、
.      ┏丿 ○ シャンパーニ、  _,r'"フ〜'"`    \             `i、 `゙'-、゙l|,,,,)  `ヽ、
.  ┏━┛|___△     i"  .,,,/i、l゙′ |         │         /        ○ シャーマン族
.  ┃  _,l゙  △,x、 、  フ.,-二._,l゙\ .ヽ        ゙l、      ,,,,丿    スー.lm    `i、
.  ┃ ポルトガ   ゙l゛ ゙l`'''゙/  `゙i、 .゙l,,,,,,il゙         `''ャι  ,,-″  .゙″  、○i、ヽ .、○ いく夫バーク
.  ┃ .| ○.,,'"┏━!○′\:    △   △          | ○i、゙ヽ,、 ,,--、_   `゚ー゙l.`'i |:   |
.  ┗━━━━┛  ロマリア ゙ヽ アッサラーム         _,!" ムオル  ̄  : `ヽ    : ミ''⊇  .,ノ
      ./゙゙゚''-、,__,,″  .,,/:  ○ △    △ ,--,,,,,,,,/    .}           |,_    `゙゙l,,,,、|
      ,,l゙△△△△△`゙'―'゙   /゙,フ     △  ̄] |     `/           ゙''i、 iニ″ `
   `,l゙^△               ,i´}      △ ダーマ    /            ,i´ ,,/"
   .,i´ △ イシス     △゙l-,,,l゙ 丿        △ ○ △   │           丿..i{,―-,,、
   .|、 △  ○      △│vぃ′          ゙ヽ、  ,,-''゚.r‐、           ,/△△△△/'―-、
   ``-、 △△△△△△△,二゙l|  バハラタ ,,,,、  .ヽ./`,-/○ ジパング  ,/`△     / △△)
      ゙ヽ、    △△r'"   .|| ,,,,,,,,、  ○ ,!y″  │   ̄″        |△     △   △|
       .`i、   △,-x,二_  ..||/  `ヽ、  ゚',\   ,/                ヽ△ ○  _△ △/
       │  △|○,,,,○ | .|      `'-/゜  ゙='"           サマンオサ  l,,,,,|! △丿
        |゙゙゙ヽ,、△バラモス城゙                             `'i、△△△△,ノ′
       テドン,〔△    __l゙                     _,,,vィ、,,--,、     │    ,r'′
       ヽ、 ○.゙‐△ ._,-'"                     /″ ○レーベ \、    │   l゙
        `'ヽ,_,,,,-‐"`      ..,..v,            l゙    : 、 アズラエル男爵領:、 ○ 海賊の家
                    /゙゛ ランシール     ゙l     ゙゙父、 ○.|     ゙l,、 .|
                       l゙   ○ ゙l        `li、 ..r‐"[○″  ,}      `゙'┘
                    :  ̄ ゙̄'--,丿         `'-ィ: i,_アリアハン
         ____、レイアムランド
        .'!,,、   `○'''''''゙''i、                             ィ○ ルザミ
          ゙゙''ー-,,,,,,,,,,,,,--゙l‐


6 :◆vsQyY1yD2Q

       , '"     ´ ̄ `丶、
       /'            ヽ
  r---;'/              、ヽ
   ミ /    _|_     l     トー,ァ
  __二{ l | ''"∧  l   ̄!ヽ   l |_彡
  ヽ、 ヽヽ、、ノ  ヽ、、、ノノヽ、 / /\_
    γ1|,r==、   ,、、、、`メ大='"  これは、身内びいきではありませんよ?
     ヽ、l | , , ,      ̄``// ノ
      l l, --ァ  ..'_  ' ' ' //7".     安心して任せられるだけの力があるからです。
      ト/--二_、_   _,,. ィノ./
      ,..|  −}/  ̄ ト, 从 _
     /|  ,マ \ /  ! ̄ヽ ヽ
    ./ ;ヘニ彡i   ハ /   ヽ ヽ

     シャンパーニ辺境伯夫人


         ____,,
       /  円_円 ヽ      今では、良いお得意様だよ。
       |::ヽ ¥・∀・¥ ヽ
       |.::::ヽ(∩  へ ヽ ヽ  僕の目に狂いはなかったね。
       ヽ:::::::i'''''i  (_)i'''''i
         ヽ::::i_i_(_)__i_i

     ポルトガ マニー商会 当主



                                                   /:|           / |
                                                      |  レ── 、 /  |
                                                   |/      Y    /
                我々は、ダイゼンガー提督に鍛えられましたからねぇ。   /Mk-II     /   /
                                                 /  R ,, - 、_/    ,/
                正面切って戦える武装は積んでませんが            |_, -'", -'"7    /
                早く、安全に荷を運ぶ事は出来ますよ。                `i-'"   」     /
                                                   └‐ '''"[_, -'





       。/.:三ヽ  ( アルテリオン号守るのに ひぃひぃ言ってた頃は
       ゚:(;゚Д゚)
          (|: V |)   安く雇えたんだけどなぁ…… )
         .|≠=|
          し`J

  ポルトガの海運関係者

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  ゲシュペンスト達の船団はニュー速で商会に欠かせないものとなっており

  また彼等の活躍によって、ニュー速で家は、港があるロマリア西部地方にも影響力を持ちつつあった。


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  また、瓶詰めやケチャップと言った

  異界の知識からもたらされる食料を取り扱っている点も見逃せない。

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            _-==ニニ二二二ニニ==-_
            h__  ̄ ̄. ̄.::::::. ̄:. ̄ ̄´::」
                `こ三三三三三三三三ラ´
            ノノ   .........................    ヽ
               //, .:´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:..:゛:.、',
            i i.:.:.`.:.:.:.:.:.:.:.:.‐-‐.:.:..:.:.:.:.:.:´..: i
            i i |` ‐- :.:._.:.:.:.:.:_:.: -‐ ´| i
            l.i::|                | |
            |.i::|                | l
            |.i::|                | |
            |.i::|                | |             ,.-=  ̄ ̄ `丶、
            |.i::|                | |.          ト、ー- ___ -='-i
           .',',`.:.:‐-  _    _  -‐.:´. i.         {、` 二二二二 - 1
           .ヽヽ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.: /          ノ` ー ------‐ ´ヽ
               `tー- .:._____ .::-一ァ''´.         ト、    ̄ ̄ ̄   _ l
              `¨  …―…  ¨”´.           | ` ー- ___ -‐ '´ !
                                        | .r‐''"´     `''‐ 、 |
                                        | .|  TOMATO  | |
                                            i i  KETCHUP  .l !
                                           | |         | !
                                         | i           l j
                                      l !_______.j /
                                            ー―――――‐ ′

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  次はどのような物を出してくるのかと、一部の食通達は注目しているらしい。


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  もしこれで値を吊り上げるような がめつさや、野心の一つでも見せるような当主であれば

  それを理由に商会そのものを排除しようと言う動きも起きたかも知れない。

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       ____
     /      \       自分が、かなり条件良いとこ確保してるって自覚はあるお。
    /          \
  /           \    家族が平和に暮らしていけるように商売やってるのに
  |     \   ,_   |   ここで がめつくやって敵作ったら本末転倒ってヤツだお。
  /  u  ∩ノ ⊃―)/
  (  \ / _ノ |  |      そんな事しなくても、十分な利益を上げられるんだお。
.  \ “  /__|  |
    \ /___ /

       ↑ 家族の安全が最優先の人         基本的に守勢の人 ↓

                                            i::::::::::::::::::::::::::::.: .:.::::::::::::::::::i
                                            |::::::::::::::::::::::::::.:. .::::::::::::::::::|
                                       |::::::::::::::::::::::::::.:. .:.:::::::::::::::::|
                                       .|:::::::::::::::::::::::::.:.  .:.:::::::::::;:、-゙‐‐..、
                                  (:::::::``::.."、::::::::::::__; , , ,、、: : :;: :r:"::::::::::::::::::ヽ
                                  \::::::::::::r::`: : :‐--‐: : : :":-‐: ‐-:、:::::::::::::::::}
                                  ィ彡;: :: :i:: : :,,-,-,‐,)ノ.i /-、、,,,, ヽ: ::.:.ゝ-:、::/
                  一番大切なのは            ヽ《::ヾ;: :i:/: .ェエユッ::) ."´frヲュ、 ! ミ、ヾミ、{
                                   ヾ、ヽ::.i:{:.:. ゞ /::{ :: ゙  "  :} ヾヽ:.:.:/
                  従業員達を路頭に迷わせないで.   ヾ、:彡i:.   ./ヽ. ::ハ    i :.:.ミ〃'
                                      彡;,., -‐‐ ゙ヽ,__,〃‐ヽ、,_ i .:.ミ
                  ちゃんと食べさせて行く事ですよね。  .彡:, :: : : :__,;; ; ; ;、; : : : : :三ミニ
                                      .i:`彡: : : ´":::-‐‐"" : : : :.:ミヽ
                                     ,...i ヽ::"彡: : : : : : : : : : : : :.ミ゙ .}
                                 , _ .,/:::`-、``〉"彡: :川:ヽ : : :.ミ゙/ / トヽ
                             _ ,.r::'´::::::::::::::::::::::::l// , ´"‐-、;;-‐ ゙  : :' ., ヽ}
                          , r..'´:::::::::::::::::::::::::::::::::::/ /  /  ./ /   〃 .{:::`‐---....、
                         '´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ /   ノ  ./-‐-  、 : :〃,、ゝ ;::::::::::::::::::`ヽ
                         ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/        /:::::::::::::::::::::ヽ、ヽ`` 、`` ‐-  、:::::::::\
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  しかしニュー速で商会の商売は非常に良心的であり、当主は 「好色」 以外の顔が見えない男であった。


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  もう一つの理由は、やる夫の 「好色」 以外の顔が見えないため

  貴族や商家達の打てる手が ほとんど無かった事だ。

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           /      \
          /  _ノ   ヽ_ \
        /   (●)  (●)  \    パーティとかには ちゃんと出てるんだけど
        |      (__人__)     |.    やっぱり やる夫には向いてないお。
        \     ` ⌒´    ,/
 r、     r、/          ヘ     狩りに誘われて、ヨメ家主催のに参加した事あるんだけど
 ヽヾ 三 |:l1             ヽ     なーんか他の貴族達とはノリが違うみたいなんだお。
  \>ヽ/ |` }            | |
   ヘ lノ `'ソ             | |.    古書の買い取りとかは、結構やってるんだけど。
    /´  /             |. |
    \. ィ                |  |
        |                |  |



                                              ,ィi〔{ルソハヽ._ノ)、、,,,__
                                             ,ィ巛ヾ彡彡ミヾヽソ彡彡ヾ' 、
                                         ゞ=ヾミ三彡'"´`ー==巛ハ彡彡
                                         ミミ/             /彡ソン三
                                          ヾミ!          {‖ソシリ巛
                                        ミミl,、、_ 、,.、-_‐ 、    !{((リヾミニ
                                            `ミ{ fラ} .:.:. fユン、`   lヾヽヘヾソ
       あなた、パーティーに来てもダンスしませんしね。      !:`/ .:.: `¨ ノ   .:.:ノノミー二ニ)
                                            ',/ ' 、 ヽ .u ノノソゞ、三二ヽ
       冒険譚の語り手としては、結構 すごいと思いますけど.  lゝ_'"´ ヽ:.:. : :ノソ)ソソソヾミミミ
                                           ヾ!仁`'ーヽ .:r''""´,.ィ'巛ヾ彡ミ、
       それは貴族の付き合いとは異なりますし。          <ヾl  `   >:| ,ィ'´彡/ヾ、彡ソ)ヽ
                                        >、`_ー、_´_,、!イ彡彡/::::::::::::::!
                                       /:::::::/三三彡彡彡'/::::::::::::::::ト、
                                           /:::::::::::ハ三三三彡'´::/::::::::::::::::::|::::\
               ロマリア南部地方の有力者.    /´/:::::::::::,':::|三三=/::::::::/:::::::::::::::::::::!:::::::::\
               クゥーキ・ヨメ           , ':::::::/::::::::::::i:::::ヽ三=/:::::::::/:::::_:::::::::::,'::::::::::::::::ヽ- 、
               ( 架空偉人AA? )        ./:::::::://:::::::::|::::::::|=/´:::::::::/:::::::\ヽ:::::/:::::::::::::/::::::::::::ヽ
                                /::::::::::'〈::::::::::::::!::::::::l/::::::::::::/:::::::::::::::ヽヾ':::::::::::::/:::::::::::::::::::',
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  パーティーにも乗り気ではなく
  貴金属に宝石類、調度品や装飾品を贈られても、むしろ訝しみ
  狩りをすれば本格的な狩人としての面が顔を出す。

  今まで彼等は、本を通じて接触を図る事が せいぜいだったのだ。


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  それが今回は、「出産祝い」 と言う名目でニュー速で家に贈り物を贈る事が出来る。

  すなわち、使者を送り、手紙を送って誼を結ぶ事が出来るのだ。

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       /     \
      /     ノ  \
    /       (●)  \
    |    .u    (__人__)|   と言うか、もっと普通に仲良くなるとか出来ないのかお?
     \        ` ⌒/
    ノ           \
  /´               ヽ


                                        ,.-―,>‐ト<´ ̄``7‐ ''''' ヽ、
                                        /  /'´.! ヽ弋'    '        ヽ-―‐- 、
                                        ,' /  /ヽ「ヽ-ー'     ,     `ヽ     ',
                                __,,,,,..... -'  /     、   ,   ハ  ,     ',    !
            私達が、半年もしない内に               'イ    ,l 〉< !  _/,..∠´ i     !     !
            スー大陸に行っちゃったからよ。     ......__..... -‐' ヽ / レ'  弋/    ヾ,イ  , l     l
                                -― '"/     .i' l !   0    0   l ト、/ `    ,イ
            で、やる夫が未知の存在のまま    ヽ 、ー┐      '、 ! ' 、   ,      ト ' !        '、
                                    `` ヽ 、 _∠ヽl ' '        u ,.. ィ'     ,   !
            商会の規模だけが.                       /,ヽ、  ‐- 、  , イ,..ィ‐ 、     |ヽ、l
            どんどん大きくなっちゃったと。     ヽ 、            l// _ !ー‐r―'  /! !   ヽ   /   '
                                   `` ー- 、   / .レ'  T /イ ヽ、/ .l l    l `レ'
                                          ヽ,'     l ' /       !,l    l


            ,. -──── - .
        ,. '"               ` 、
       .f                 i.
       ,! MN.  / /.\.\ .NM l
     ,. - '"i / /\_/.\/.\__/` `; !
   <_,. - ,''!.,i._i___|__.__|__i._i_,}
    / .f'"∨ / レ' ∀_WN  _,.- ヽ_}ヽi、   元々、条件が良い立地でしたもんね。
    ̄ ̄.l (.{N     O    O   },)/ i
      / `ーr-ゝ u          ノl }/    留守中の商売を任せたホッシュさん達も
     .(_( ( ヽ_ `,、 _ _,,.r‐'~` 、,イ-i-i、   頑張ったみたいですし。
      .)ノ,.'-'、 ̄\ ∧i~    )’ / _i、
       ./.゚x゚ 》ー 、_ `' 、 ゝ_ _,,. -'ヽ./ ll_x}
      /\/  ,. i>`t`i、}___,,. -'.i、- 、_ {
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  そうすれば礼儀として、やる夫は彼等に返礼の手紙を送る事になるだろう。

  彼等にとっては それこそが重要なのである。


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  極一部の者達は、商人だけに留まらぬ やる夫の活躍に、将来性を見出しているらしく

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     V/     / : : } 〉: :ヽ---クリ
     /;、:ヽ  N: ノ: 〈〈: : : : : : :《:|
.     {:{/ノ: \|: 〈==ミく: : : i: : ノ_j
      入ヽ:ヽ: ヽ : : r‐tnト-': :ィチf       この孤児院に子供達を集めるようになってから
      | : `:ー|: : :}i´: ^゙ ̄:': :,_|`フ      確かに盗賊の被害は減っているようだ。
   /ハ: : : :l :__j|: : : : :〈: :/: |/
    (ノ/ \: :\ }: : : :___ヽ_/          新しい警備隊長も熱心な方らしいが
    (_ノ/l/≧-:\: : : ー‐く.           この結果は御当主様の影響もあると見るべきか……?
    ヽ(_ノ/// ─‐>ーイ//\__
   ///\/___|_/___|////////\.___    とにかく、子供達を悪の道に落とさずに済む事を感謝しよう。
   /////////∧\ \//<`ヽ/∧/ハ
   //////_//∧ ヽ ∨//}) l|_//}/ |
   ////// {|// ∧  ‘,∨/   ̄}}|/ |
   /////|! ヽ===='   i!      〃!/リ
   ////厶ヽ         l|  __ }| |/{
   ///厂     __  l| l|//jレノ/!/l
   ///`ー‐, {{ ̄ ̄V l| l|//////|/ハ
   //////八_l!/// ∧l| l|//////|//{
   ///////// ̄/////| | l|//////|./∧
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  これを機に彼を取り込もうと積極的に動き始めているらしい。


12 :◆vsQyY1yD2Q


   商家の中には、娘を行儀見習いとしてニュー速で商会に奉公に出させようとする者達もいた。

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                   _ 人 _    ...<:::::::::`ー 、
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                          i'//////|  |/////////// // `>ー=ミ    ヽ
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                          }'//////|  |//////// i  {/! j    /  .:/
                             ∧//////|  |//////// |  {/! /    .:/  .:/
                         V` ー―┴ー┴―{ ̄}ー{  {/    /  :/
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  しかし、妾狙いの娘達は、ことごとく何者かによって阻止されてしまう。


13 :◆vsQyY1yD2Q


   中には純真な娘を選び、正攻法で臨んだ者達もいたが

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        /: : : : /: : : :/: : : : : : : : \: ヽ
        /: :/: : : : : : : : : : : : ヽ: : : : : : : ':,
       ,': : i: : :.!: : : i: : : : |: : :|: : : : :!: : : :!
       |: : : : : :|: : :.ハ: : :.ハ: :.! : : : : ! : : :|
       |: : : : : :,: :斗‐‐、:! i: :厂`:ト リ : : ::!
       |: : :.!: :小ヽ.!___ ヾ レ x=ミ//:/: :ハ!
       |: : :.ト、:.ハ 〃⌒     , , , |/: レ!八    ウチじゃ、選ばれた人しか
       |: : : \ヾミ ' ' '   '    !イ: :!      ご主人さまの お世話役にはなれないのよ。
       |: : : !: :.¨>、    ,.  ァ  人从:|
       |: : :.从: : : :ゝ、  -  ,∠、|/: :八     奥様方の小間使いも、今のところ必要ないわね。
       i: : : : :.ヽ|从 !  >'┴' }: : : : : ハ
       八 : : : : : :〈ヽ|  /   /7 丁 ̄ ̄ヽ.   大抵、自分でやっちゃう方達だから。
       ,': : : : : : , x个 ヽム.    / /   /  ,
       /: : :,.>f: : /彡癶!ヾミ>  /: ,   /   !
.     /: : f  /: :/ //| ハ.ハ.  /: :.!  /    i
   -彡イ:/!  /: :〈 //_|/___Vハ/: : |       |
     /:i i /: : 〈/ {: : : ∨ : : :.! !     |
.    /:/| ∨: : : : : : : : : : : :| |     |  ※ 正式なメイド長は、コガラシではなく この人です。
    i/ |./ : : : : !: : : : : : :.! |     |
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  それでも、ニュー速で家の当主に近付く事は叶わなかった。


14 :◆vsQyY1yD2Q


  世間では 『十二人の嫁』 と好色な部分ばかり噂されるが
  実際のところ、彼に近付けるメイドの数は十人にも満たないそうだ。

  当主がサマンオサ大陸から帰還後
  新たに側仕えとして雇われたのは たった一人しかいないらしい。

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            | [二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二
            | |:.:.:|
            | |:.:.:|          / ̄ ̄ ̄/l               | ̄ ̄ ̄\
            | |:.:.:|_____(____l/|_________l_____)___
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/        |i| l」   |i| l」                 |i|  l」 |i|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄            l」     l」                   l」     l」
  , ― 、
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  /  |´ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ|
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    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ||
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                           .:: : : : : : : :|: : : :|、: : : : : : : : : : : :、
                          /:: : : : : : : :∧ : : l \: : :.: : :. ::| : : : .
                          :: : : : : : : :/  V: :|  \:: : : : :|: : : ::|
                         l:: : : : .:.:/⌒ 、V:i  , ⌒ヽ: : :レ'7::!
                      .   : : : : :y′     V     `ー|/: ::!
                         ∨:.:.:{ x==ミ、   x==ミ, |: : : :|
                          ハ: : |               |: : : :|
         後輩ゲット?            ヽヾ;!        、       ; : : .:i
                            `‐ヘ、     __     ハ:: :.:l
         メイド経験、4年もある子だけど。  .';:\   ヽ   ノ  r‐、イ: : !: :.:l
                             ';: : ::..   ¨ __r‐l ̄丶 :/l:. ::l
                              Y: : : ::> /l 丶丶  }‐ョ: ./ -‐ミ、
                                l/V:「(l=ヽ      /::/ |/    ,'丶
                               _メ、:::::`¨..∧     ∨ /     l  ',
                           , ェ<´   ヽ:::::::::::∧     ∨     l   ',

                             年が明けたので 数えで16才


15 :◆vsQyY1yD2Q

             ,, ---ァ‐: :ニ: :く7X ̄ ̄`:ヽ、
      ,, -──<´X:::/´: : : : : : : : `ヽ」_: : : : : \
    /: : : : : : : :O:/:: : : : : : : : : : : : : : :\:.\`ヽ: ::ヽ     _ _
   /: : : : : ,<ニイO:: : : : : : r‐ヘ: : : : : : : : ∧:.:.:.> \:l    | | | /)、
.  /: : : ://:.:.:.:.:.:Y: : : : : : /  |: :l: :|: : :|: : : :!く    リ    | | |/ //
 /: : :/ /:.:.:.:/:.:.:.:l: : : : |: |___ |/∨_从|: : : :|:::::\        /   /
 !: ::/  \:/:|_:.:.:.」: : : :|/ __゙´   __ .!: : : |\:::::\    /   (_   センパイ!
 |::/    /:::::/丁|: :|: : :|(ノ´ ̄`/// ⌒u|ヽ: :|    ̄ , ィ::「「   _,, -‐'
 |/   /::::::/  `|: :|: :/l            l リリ , -く::::::::::::\ヽ/         お仕事なくて困ってたから
     /::::::/   l: :|/ヾハ    ̄´  /⌒>'"   \::::::::::/         紹介してくれたのには感謝してますケド
    ./:::/    ∨_ }  \__ , <::::|/`ヽ   /`フ´
    ´      _/:::::: ̄'''''TT´::::::::::::ハ__ノ_,,-''l´__/           『十二人の嫁』 の側仕えとか
          ( /:::::::::::::::::::::l |::::::::::::::::_>、_)_ !´::::\           アタシにはムリムリデス!
            (/:::::::::::::::::::::::ヽヽ_><ヽ\_)::::`|:::::::::::::ヽ
          〈::::::::::::::::::::::::::::/|YYYYY ヘlノ〈::::::::∨´ ̄ヽ:)
          (\::::::::::::::::::::/: |     〉〉 ヽ:::::::ハ   ヽ
           ヽ_\:::::::::::/: : l     // /:::::::::| 〉    |
             `l`ー‐': : : :\___//_ノl ̄ ̄|/\  ノ
              ∨: : : : : : :\::::::::::::::| |   `ー'' ̄   ニュー速で家 新人メイド
               ∨: : : : : : : \::::::::l: l              サイネリア ( 本名:鈴木 彩音 ) 19才
                〉: : : : : : : : ::\/: |             ( THE IDOLM@STER )
                  /: : : : : : : : : : :O: : |



                                            >     ̄  `
                                             /             `
                                              /               '
                                         /   / |  !     ヽ    '
                                           ′ / .! .Λ l、  |  ハ.     ,
                                         | | /-/!/ ヘ +-ト _l  l~~>  !
                                         | /!i .,,r┤   ヘLjLj_ !'ヽ.!_>  |
                                           j/!.l| {{Vリ   } {r' }'ヾ< | .! _ヽ !
     ( この反応、ここに来たばかりの頃を思い出すなぁ…… ) ´ l/l   ¨,     `¨´ ゛ }l/ .| ト,\
                                        / .|///    ////// !_イ//`  = -
                                            へ. /ヽ.     /゛ /
                                              _/ - ニ!   </ : /
                                       _    ./- -´ ̄!≦____Λヽ!
                               18才 → /  ̄ .-}   ´ ̄ } }___ ハ---ァ----、
                                        /  |    /`i   ヽ゛|>-、  /  ./     |


16 :◆vsQyY1yD2Q
                                          {:::l:::/  \::| \:::::\:::\l::::}::::::i
                                          |:::|/ ̄`ヽ \´ ̄`ー-lニニネ:::::|
                                          ∨|t‐ァミ    =ァェ--、|:::::::::ト、:::l
                                           .|::! マタ     ヤタ_, l:::::::::l/::/
             私も最初は同じ事 心配してたけど……大丈夫。    .|::i   l          l:::::::/:::/
                                           j∧            /|:::::i:::/
             ご主人さまは、無理矢理 何かするような人じゃない?   \  -   _//::::/l:::{
                                                  \__,  ´  /:::/::∧|
                                               _/:::|   _/:::/:::イ
                                         ,r───'/ |:/{--イ //|/ /\
                                       _/ {     「::`rィ:: ̄::フ/   /   `ヽ
                                      /く  i  ///:/ト、:::::〈/   /   -- 、\
                                    . /  \l  >/::::::/ |:::\ノ   / /    /

                     ― ,, _   __ /⌒:ヽ
                 _ /: : : : : : : : : `○ソ: : : : : : : :\
             /⌒r':/: : : : : : : : : : : : : :○ミ: : _,: : : : : : :\
           /: : : r'/: : : x,: : : : : 、: : ヾ;: :` ○_) へミミ\: :ヽ
          /: : : : ::(/: : : : i \::ミミヾ_: :',: :: : ',',    ヽ\ヾ ',
          |/: : : /|: : ::|',|   `/γ:::ヽヘ: : : |',',    /  ヾiヾi
          |!|: /  |   x=;;x、   弋::::::| |: : :∧iヘ /ヽ 
 i'ヘ        .',ゝ   ヘ: :《弋::リ: : : :   `'" /: :/:ノ ∨  〉      へっ? そ、そうなんデスカ?
 ヽ ヽ       ヾ|` >ヽ/|ヘゝ ゝ' `    uソ: /ニヽ, ', /
  ヽ ヽ    __   <::::/ |: : :ト,:   i〜⌒ヽ.ノ=-<x- 、       と言うか、センパイ
   i"ノ,, \__/_ニュ_  |::i!|>- ,.v'  ̄ ̄:::::::::::::::::::`ヽ'
 (⌒', i x, ヽ`i ::::::::::::::ヘ:―ヾ _,,_ノ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i.         サンドイッチ屋の店員だったんじゃ……?
  `>-ニ'ヘ  | |:::::::::::::::::::|     ヽ:::::::: :: ::::::::::::::::::::::::::/
      ̄ゝ__/::::::::::::::::::/_____ノ:::::::: ::::: :::::::::::::::::::/
         ̄/ ̄ ̄7::::|  |.:|_ゝ_:―_ノ:::::: ::::::::::_::/
         ゝ;;;;;;;;ノヽ::::| ̄::::::::/  ヽ::::: :/:


17 :◆vsQyY1yD2Q

                                                __,,.....-‐‐-.,,_
                                             /:゛゛''''‐-...,_::::::::::::''-.,_:
                                          ,.-''"r':::::::::::::::::::::::::::ヽ:::::::::::::::::ヽ:
                                         //::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::\:::::::::::::ヽ
                                       /:/:::::::::::|::::::::::::iヘ::::::::::::::::::::::::::\::::::::::::
                                       /::/::::::::::::::へ:::::::::| .\:::::::::::::::::::::::::ヽ:::::::::
                                      |:::::|:::::::::::/  \::::',  ゝ::::_:::::::::::::::::',:::::::
                                      |:::::|:::::::/ ̄ ̄ ̄''-.,,',  ̄゛''-.,::::::::::::::_,,i-i::
                                      |∨|::::/___   ヾ ___゛'-.‐'"  _|::
                   こっちの方が条件良いし.     |:::::::ヽ|  |:::::::|     .|:::::::|  丶-‐'"::|-
                                       i:::::::::::〉  ',::::リ     ',::::リ   |:::::::::::|
                   人前に出ないで済むから楽?   ',::::::::/   `"      `"    .|::::::::/
                                       ',:::::i                 .|:::::./,,.-
                                        ',::::|゛'‐..,,_         _,,..-‐|::::/::::::::
                                        ヾ|  |::::::''‐-....,,,,__,,..-‐'|_:::::::::|::/::::::::_



          _,,.. -‐‐‐‐   ‐‐- ..,,_ ,,,,,,_
     / ̄ゝミ): : : : : :∧: : : : : : : : : : : "ヾ|: :ヽ
    /: : : : ノミミ/: : |: : :/:::::\: : : : : : :\: : : \: ::',
   /: : : :/,:TT: : : |: /:::::::::::::\Iヘ iヘ__',: : : : '.,: ::',
   /: : ::/ く:::_|::|: : : ∨::::::::::::::::::::::::::`:::::::::::ヘ: : : : :',: :',
  /: : /  /ミミ| .|: : : /=二ニ=:::::::::::::<ニ=ヘ: : : ::',: :',
  |: :/  ヾノγ',: : .i:::::::::::::::::::     :::::::::::::::',: : : :',: i   孤児院出て、社会の荒波に もまれてると思ってたら
  |/    ヽ人_i: : |               .',: :|', |',|
       _  ', .|               .',: | ',|   そー言うところは相変わらずナンデスネー……。
      ,.ゝ  |"ヘ>r‐-....,,,,_ ィ-- 、    _,,..-‐"∨
     ( /ミ l __|ヽ\;;;r‐┬|', ̄ ̄ ̄/
    / /:::::::::::::7 .|:::|   .|_| ',::',⌒7:::ヽ
     〉:::::::::::::::::〉 /~~~~~ヽ:::ヽ~~~~~ヽ::〈
    (:::::::::::::::::ノ ,r - 、  ' ,:::' ,   `、)
     |ニ='''(    丶   };;;;;}     }


18 :◆vsQyY1yD2Q

                                             _.......-‐…‐-.
                                           ,..:::´::::::::::::::::::::::::::::::::`:::::...
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                                   |::::::::::::::::::::::::::/  \::::ヽ ミ::::::::::::::::::::::::::::::::::::://:|
                                     l::::::::::::::::::::::::/    `ヾ:::ヽ ` ミ:::::::::::::::::::::://::::|
                                     ',::::::::::::::::::::/          ミ:...   ミ:::::/ /::::::::|
                                      '::::::::::::::::l 示三=ェ‐     ‐xァェ三示ヽ:::::::::::::::|
                                       ヽ:::::::::::|《 ハ"::::i ヾ      〃::::i )ハ 》:::::::::::::::|
             ところで、サマンオサは           | ∨::::: 弋 ビ ノ/      ヽビ__ノ.〃|::::::::::::::|
                                  弋 ∨:ヘ    ̄                   |:::::::::::::|
             どうして仕事を探してたの?         `ゝヽ:ヘ        ,         |:::::::::::::|
                                        `',:ヘ                丿:::::::::::|
             貴族の家に奉公に行ってたはずじゃ?    .',:::'.、                 /ヘ:::::::::::|
                                       ∨::ヽ      ⌒     イ:::/|::::::::::::|
                                          l::::::::::ヽ 、       .イ::::::::::/ |:::::::::::l
                                        |:::人‐|  ` - ‐ ´ ト:::::::::,' |:::::::::,'
                                             |::::リ Y          ノ ヽ:/  |::::::::,'
                                             l:乂 \        /.  ヽ  |:::::::,'
          __,,....,,_
    _,,.-::rタニ"-‐'::" ̄:::"''<>゛''-.,,_
   /::::_;;E/:::::::::::::::::::::::::::::::',::'∃:::::::ヽ
  /:::::,r''/|:::::::|ヽヘ:::::::::::',::::::::',:::',\-_::::',
 /::::/ ゝ、||:::::|_  \ヽ::::',:::::::i::::', .>ヽ:::',
 |:::/  |`.|',:::| ゛゛''' ヾ゛'‐ヘ::::|::::|~.,i  ヽ|
 |:::|  . ̄|::ヽ| ̄ ̄|   i‐'"∨)ノ|"   |'   サ イ ネ リ ア デ ス !
 ヽ|    ',:::,--ュ_ノ  , ヽ-ィ''-ュ'|
       ',:`i ̄ ,__,,..-┐ T::/       それと、よくぞ聞いてくれマシタ!
        ヾ',‐-.l二.,,_二l ┬|/、
       〈  '.r''‐-..,,..-‐-'|| ̄ |
        .',  i: : : : : : : : : `i  |


19 :◆vsQyY1yD2Q
     ./: :.,/:7: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヾミヘ,
    /: γソ:/: : : : : : r--,: : : : : ',: : : : ヽ: : : : :ヘ: : : : : : : : : : /||
    /: : :/: ソi: : : : : ::|: |  ',:ト: : : : ',ヘ: : : ヾ: : : : :',: : : : : : : : i: : :
   ./: : :/: :/ |: : : : |: : i:|   ',| `、: : ',ゝ_ミ_: ',ミヘ:: : :|: : : : : : : ::|: : :
  /: : /: ./ . |: : : : :|: トヘi__,,/ヽ ヽ、ヘ x==ヾ;, `ヘ: : : : : : : :| : :
  .i:i: : | /  .|: i: : : |: | `ニ≠x      ̄ i:::::::::', "  .|: : : : : |: : |: :
  |:|: : |: ゝ  .|: |: : : ヽ| 《 |:::::::',       ゝ-‐".|  |: : : : : |:     アタシは日々、マジメに働いてたのに
  |:|: : ',: | `t-|: |: |: : :|ヘi ヾ;;ソ ////.  | |  |: : : : :.|::
  .|:|',: :',::| |::::|: i: i: : ::i `ヘ i //:/:/:/  .|.|  |: : : : :|:: :      ある日、トートツに暇を言い渡されたんデス!
  ',',ヘ::',ヽ/:::::',: i: i:: : |  ||    :::::u:::::     ||  ..|: : : : /: :
   ` ヘ:',ヾ:::::::',:',::i: : ',',  ||    / ⌒ヽ    |! /: : : :/: :
     ヽヘ ` -ゝ',',: : ',',. 'i             ,イ: : : :/: : /
       `  '', ',',: : ',` .、           //: : : /: :/
           ヽヾ: : ',  ` 、      / // /;/
            \: :ヽ-- ,__ ` ヘ- "   ∠/丿::|
           , -< `ゝ- ゝ>|::|     _/::::::/
         / / )ミ   /  人:`‐--‐ "::::::::::/


                          /::::  、        ヽ    ヽ
                         ./:::::::::::::  :::::::        ヽヽ   .',
                         i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ 〉:::   |
                        .|:::::::::_::::::::::::::,;;;,,_____/ /::::i:::::::::::|
                         i:::::::| ` ‐-:::`ミ,,,、, -._,,_ヽ/.::::::::i ヽ::::|
                         ',::::::|       ̄'' .,λ:::f' ',:::::::::::i ノ:::|
                         ヽ:::| , ‐-__      ` " ',:::::::::i/:::::::i
                          ヘ::\《弋:)       u ',::::::::|:::::::::',_
              一体 何が……?   ヽ:::ヽ   ,        ',:::::::|::::::ヾヘ;;: ,
                             ',:::|ヽ     _      /',::::::|ヘ::::i`〜 `,,、              ,
                              ∨ ヽ、      ./ /::::| i::::|     ヽ _,, -―- ,,,,,,,,, -"
                                 (\ /i‐- ''- / .i:::::| ∨     // ̄ ヽ   ―  - "
                                _| \ 〈 .| ̄ ̄   .',::::|     / r '  i  ヘ
                                r' ヽ ', ', |      ',:::|    / i  〉  .|   ヽ、
                               /〉 、ヽ) |       ',:|  /  .i  i   .|     ヽ_― 、
                              / ヘヽ ゝ_) .|       |!,,<_ ノ r'   | .|      i_  ̄
                              .|    ',    ノミ ̄   ̄ ̄    > _'     ',.|        \
                              .|  __,,〉  / ヽ 、           >-
                             /  |ヘ/  / \―ヽ


20 :◆vsQyY1yD2Q
                                    /: /: : : /: : : : : ヽ: : : : : : : : : : : : : :.ヽヽ
                            .       /: /: : : /|: : : : : : : \: : 、: : : : : : :,、: : :',:ハ
                                  /: : : : : : l∧: : : : {: : : 丶: :\: : :、:く `7>|: '
                                  .: : : l : : : :| ヽ : : 丶: : : |\: :ト、: :l: ⌒,==|: :|
                                .': : :| : l: |___\ト、: : : :.|--V‐-、 ハ : |: : :|: :|
                                |: : : :|: : :l: l ___Y、: : : :| zテ元ミ、ハ:.:|: : j: :.{
   それ、もしかしてアレじゃないかな。          |: : : :|: :.∧|〃朮_ \: :|' 弋zタ》 |: |^ヽ: : :、
                                |: /: ハ: :{ {{ 弋rタ     ヽ!        |:/く、ト、 : :\
   ほら、新しい女王様が即位した頃            j/ |: :ハ∧         ,  //// /ノ ノ  ̄ ̄
                                  |:/: : トム ////          、_,/
   他にもクーデターを企ててた夫人がいたらしくて  j∧: :| 厶               /:./
                                   \!  ヽ     r  ュ    /|:.:{__
   その影響で、勢力失った家があるらしいよ。                、         /  |从》〉
                                        /⌒i丶 __.  ´    |//
                                          /   _|         / /
                                         }\ /ノ      /  /\
                                     イ ̄ヽ {|    / ̄ ̄  /   ` >、
                               __  イ  /    \   /           /  >-- 、
                              〃    / ./     \ノ  /       /  /    ∧



       _ r:ヘ__
     ./: : : : ` i:::,ゝ-'―-
   /: : : : : : _ノノ: : : : : : : ::\_
  /: : : : : : /_)/: : : : : : : : ::__: '::ヽ
 /: : : : : :/|/::::::|/: : : : : ::× ',: : : : i
 |: : : : / /_::::::::||: : : :/: /‐-ゝxソ |\|
 |: : / /: :i  ̄.|: : ::/.|::/- .__・ |/'
 |/  / _,, -ヾ |: : ::| |/ | | ! ! !ヽ    ……マジデスカ?
    '   彡.i: : : |  |\_  ,i
       /.7|ヘ: :|、  \   /    それじゃ、アタシが仕えてた家も……。
       |-' .|! ', | .〉i ̄ ''''"
      / ヘ|-"ソ//ヘ _ ,,__
      |∧  | _ゝ_____ | |__ ヽ
      |  \|/  ヽ彡、\~   ̄


21 :◆vsQyY1yD2Q
                            /: : / : : : : : : /: : : : : : : : : :i: : : :|: : : : : : : : : : :zヘ☆│
                          ': i: : : : : : : : ;イ:|: : : : : : : : : :|: : : :| : : : : : : : : : : レV:_:八
                             l: :| : : :│ : :/ i |: : : : : : : : : :|: : : :| : : : : : : : : : : |//: : :\
                              |: :|: : : :.|: : :  i |: : : : : : : : : :|'; : : ト、: : : :│: : : : |: 人 : : : :_>
                         |.:,'|.: : :/|: :.:| :iハ : : : |: : : : :ハ : :| ∧ : : j : : : :〃⌒Y´ ̄
                          j/ | : : :│:-|--─ヘ: : :j: : : :/`ー\|─:|:.:./|: : : :/ イ) 八
                         / :| : : :∧: :| ,.-ッ=ミV∧ : /   ィァ=ッ‐ミ/ :|: : :/ リ /: : \
       サそりばちさんを雇う余裕が     : : /:い、|《.弋うリ   ∨   弋うリ 》 :|: :/ ノ イ: :厂 ̄
      なくなったんだと思う。        ∨ |: ∧   ー         ー    |:/ _/} ∨\ _
                                 ∨ ハ///  ,   //// / / } lリ   /:i\
       多分、他の人達にも              / ∧                    / /   /:i:i:i:i:i:i:i>、
       暇を出してるんじゃないかな。    /   |:i人              /  / /   /:i:i:i:i:i:i:/  \
                           /    |:i:i:i介     ─-     ´    /   /:i:i:i:i:i:i:/   ∧
                            ∧     |:i:i:i:i:i:| {>  __  <  / /   /:i:i:i:i:i:i:/   /
                          {     |:i:i:i:i:i:| \::::::::::\  }/ /     /:i:i:i:i:i:i:/   /
                           |  \  |:i:i:i:i:i:|     ̄ ̄`>、/__/     l/:i:i:i:i:i:i:/   /



        , -=―==‐,- 、
      /: : : : : : : : : : : `ヽ-::ヽ ,_
     /: : : : : : : : : : : : : : : : ヽ:{ミx-ミヽ
    ,ィ': : :x: : : : : : : : : : : : : : : : ',: : 'ヘ: ',: ヽ
   /:/: : i' ヘ: : : ヽ:ヾヘ:ヽ: : ',: : :',: |::i',: :',: :',
  i: /: : ::| __ ヾ;ヘゝ`'  `ヘ: : ',: : :i: ::|:|: : ',: ',
  |::|: |: : ',"     /了ミ;. ',: : i: : :|: :i.|: : : : :|   ナルホド、そんな裏事情が……。
  .|: : ::i: :ゝγミヽ    ヾソ .|: ::| : :|:/ |/|: : : |
  |: : :λ:',:ヘ. ヾ,ソ: ,: :      |: :|: :/'   |: :/"    あと、サイネリアデス。
  |: : :i: ',: : : ',  丶      i: : : :,'_  |::/
  ',|',: |:∧|ヽ: ヽ   _ _   ./: : /'":::::::>-、
   ヾ'   .`i: i"ミゝ 、 イ 彡ソ ヽ_::::::::::::::::',
        |/::i:::::|< | r'"  //::::彡:::ヘヽ
        |: ヘ: |ノ-ュ∨,ヘ //::::::::::::::::::::::::|
        ∧:::∨  |ミソ  `/::_:::-:―::―::::〈
       /::::ヽ::|  ,|彡  /:::::::::::::::/:::::::::::::',
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  現在ロマリアでは、新女王即位の影で 他の夫人と共にクーデターを企てた大貴族が勢力を失い
  その傘下には懐事情が厳しい貴族達が増えてきていた。

  それが余計に彼等の目を、新進気鋭の商家 ニュー速で商会に向けさせているのである。


22 :◆vsQyY1yD2Q
              ._ - '"×××××××゛''- ,
            , - "××××××××××××''-.,_
          /×××××××_,,.-‐―――-. .,,_×x\
         /×××××x_,,.-''"  ,_,,..-‐――‐‐‐-..'-,,_xヽ
        ./×××××,.-''  _,,.-''××××_×__×゛x-.,,_
       /××××./  ,,.-''×××x,,.-''":::::::::::::::::::: ̄゛::''‐ミヽ
       /××××/  ./i\__x.-‐'::::::::/ヘ::::::ヽ::::::::::::::::::::::::::',ヾ',
      /×××x /  / ノ::::::::::::::/:::::/   ヽ:::::::ヽ:::::::::::::::::::::::', ヘ
      i×××x / / ̄:::::::::::::_,,..-‐'"      ヽ:::::ヾ:::::::::::::::::::/:i  .|!
     . |×××x/ /:::::::::::::::/--‐‐‐-- ..,_     ヽ::::ヘ:::::',::::::/ o|  /
      |×××x |r''⌒|:::::::::/  _x==ェ,,  ゛     \',\ヽ/0':|/
     .ヘ×××xi :⌒ |:::::::/  《 ハ"::::i ヾ,,       ..,,__ `<( )':::|
      ヽ××x i V/ ヘ:::/    弋ニノ_., '      _,,, ゛ヽ.〉':::::::|
       ヽ××弋''-.,ヘ_|              .ハ7:iヾ:, , '::::::::/
        \×x..|\._              .〈;;;ソ.., "/::::::::::/
          \x|::::()ヘ             、    /:::::::::::/.   そうだ。
            /:::::()::/'、     、   _      /:::::::::::/
         __ ノ::::::::()/ ヽ      `  _/ |     /:::::::::::/     これからこの家で働く サまようよろいに
    ,,r‐.、  _,,.-'' ̄フ/   ヾ       | |   /|:::::::::::,'
  __/ _ `<    "ヘ       \     .|..├ "  .|::::::::::i      ひとつだけアドバイス?
/ /   .ヽヘ     '.,       ,イ''-=ニ_.|  |__   i::::::::::i
 ,'      ヾ',     ヘ     / .|  / .| |  .| ヽ、 .|:::::::/
..,'        .iヘ     .ヘ   /   |. / //⌒>‐、 ヽ .|:::::/
,'      ミミ::、',',     \    .リ.ソ .i' /_,,..-‐、/:::/
|        ヾ ',',.      \_ ノ /  ,' ,'  >..,,_  ヽ;/
|         ミ',',.      ./ミy  i )' ,,/    //
|           ヘ     _ ':::y:i   `''"゛    /i. ヘ
∨   __.     ゛''--‐"/::i::::|::i    ノ    / .|  .',
. 〉-''"      ̄ ゛''〈   | 〈::/:::/.::',  ソ     /  | /
〈 r‐'''''" ̄ ̄ ̄゛゛'''iト,_,,.-ヘ_.i''-./,,|__',       i ̄.~]
.ヽ',          |  ;;  ;; ∧ ||::::',     /i ̄ .T
/: ::',         ',  ;;  ;; .|:::::| |::::',     .|.|  .|
: : : :',         ', .;;  .;; |::::::|..|:::::',    .ヘ   |
: : : : ',          ,''-.,,_  .|::::: | .|::_::|     .ヘ  |
: : : : ::',         ',: : : ''-└‐┘ ゛: ::',     .ヘ  |
: : : : : :',         ',: : : : : : : : : : : : : ',     ヘ |
: : : : : : ',         i: : : : : : : : : : : : : |!      ヘ |
: : : : : : ::',         ,: : : : : : : : : ::/ ',',       ',
: : : : : : : ::',        ',: : : : : : : /   ',',       ',


23 :◆vsQyY1yD2Q
                                                _
                                       |     |  , '": : : :ヘ--;ヘ-,,、_
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                                       |::::::::::::::::::|vソヘ |    /'ヘヘ: : : : : ',: :ゝ|彡
                                       . ',:::::,:-‐ '" (  ∨ ,x彡 -‐ '"i,ヘ: ::i::|: : |!|: :
                                       ノニi _/.人_ノ:^:^ヘ    .ノ ヾ||ソ: ソ'i:/::
             だーかーらー!                i .r'‐'" ./ _____ ヽ -‐ "  /: : /  ソ::::
                                      | ;7  /| .トヘへ,ヘ,ハ    __/‐ニヘ_/:::::::
             サ イ ネ リ ア ! デ ス !      _r‐‐-,-‐‐ヾ'、:::<ヘ |      |   / /:::::::::::::ヾ,ヽ::::
                                 'v_  |~|` ヽ、`',-―|,x、_.   | .//:::::::::::::::::::::::ヽミ
             センパイのアドバイスは        ./       ∧, ', ̄>┬',^ニ`'_/γ::::::::::::::::::::::::::::::::::::
             ありがたく拝聴しますケド!!   ,'       ' .ヘ/::::/`  /7`ヽ ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::
                                 .|        /:::::/    /   >'ヘ.',:::::::::::::::::::::::::/:
                                 ヽ  ',   ./::::::/|         ∠i,:::::::::::::::::::::/
                                   `- _',  /:::::/ |           ',::::::::::::::ノ
                                    .| ヾ<:::::::/_i_ヘ/ __      ノ_r'  ̄ ̄
                                    ', ヽ:::::::::::::::: ̄>、_/ _ ,/
                                     ', .| _ヾ::::::_;;>'イi' ̄ /
                                     ', i ゝ)_ `",=,ヽ __|__  '.i
                                      ',', /` =- ニ'_i  -|,,_  \
     /:: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :\
     .:: : : : : : : :|: : : :|、: : : : : : : : : : : :、
    /:: : : : : : : :∧ : : l \: : :.: : :. ::| : : : .
    :: : : : : : : :/  V: :|  \:: : : : :|: : : ::|
   l:: : : : .:.:/⌒ 、V:i  , ⌒ヽ: : :レ'7::!
.   : : : : :y′     V     `ー|/: ::!
   ∨:.:.:{ x==ミ、   x==ミ, |: : : :|
    ハ: : |               |: : : :|   結構 大事な話だから よく聞いてね?
    ヽヾ;!        、       ; : : .:i
      `‐ヘ、     __     ハ:: :.:l.    コガラシさんの抜擢だから、大丈夫だとは思うけど。
        ';:\   ヽ   ノ  r‐、イ: : !: :.:l
       ';: : ::..   ¨ __r‐l ̄丶 :/l:. ::l
        Y: : : ::> /l 丶丶  }‐ョ: ./ -‐ミ、
          l/V:「(l=ヽ      /::/ |/    ,'丶
         _メ、:::::`¨..∧     ∨ /     l  ',
     , ェ<´   ヽ:::::::::::∧     ∨     l   ',


24 :◆vsQyY1yD2Q
.             . <////////////////// 丶
         〃///////、////////////////ヘ
           ///////// ::∨//\/////////// ヘ
.        ,'/////// ':::::::::∨/∧.丶 //////////'.
.        ,'/////> 、::::::::::: \ ∧::: ><////// 7.
       i/////イ,z≠≧ ::::::::: >\::≠= .、>r" イ/!
       |////| / r'芹ヽ:::::::::::::::::::::::r'芹 ハ Y i////j
       レ1//.| :::{込//}:::::::::::::::::::::::{込//j!:::::j!/// }   冷 静 に 考 え る と
.           V//', :::ゞ≠イ::::::::::::::::::::::: ゞ≠イ::: /i////
          ∨.∧ :::::::::::::::::::::: , :::::::::::::::::::::::::::::,'.///    ご 主 人 さ ま よ り 条 件 の 良 い 男 の 人 は
         ∨: ヘ                ////
             ヾ/ ヽ.       r ,       .イ///'      多 分 見 つ か ら な い ?
            }///> ,.         . </////{
            ,'/.>/ r j≧ - ≦.| Y ヘイく ゝ\
.           , <   j  .| >z、 ,r< |   ∨   `Y
        ,'     .〈_ ヽ/こVこヽ / _ 〉 / .!
        !   ハ  / {´::::: {:::::} :::::`}  ./ .!"  i
         l     }: ∧ ゝイ:/ ¨ヽー ' ./ .{    |
         i    !   \  ̄  l!   ̄ /  i!   .!


25 :◆vsQyY1yD2Q

                                 /⌒i
                                /    i
                           _ -=-/ 、_  .',
                         /: : : : : : : : : : : `>_:|_ -==- ,,,
                       /: : : : : : : : : : : _;r-(:)'"-: : : -==−`:ェ―-- ..、
                      /: : : : : : : : : :彡|" ィ'/: : : : : : : : : : : : : : : : : `ヘ: : : : \ 
                     ./: : : : : : : /  .| /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : \: : :`> -,_
                     i: : : : : : /    /: :/: : /`'|: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ::\/:r'"   ̄`:ヽ
                     |: : : : ::/    /: /: : : /.   |: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ:ゝ_: : : : : : : ::ヽ
                     |: i: : :/    /: /: : : /    ',: : : : : : : : : : :|、: : : : : : : : : 、: :',r'ヘ: : : : : : : : :',
                     ヽ|',: :|    /: ::|: :// \  ',: |ヘ: :,, ::/ヘ::/ ',: : :∧: : :i!: : :i: : :',: : :', ヽ: : : : : : :',
                       ヾ|    /: : :|: γ=ヽ ヽ  ',| ヾ'∨.    ',: / ',: ::i ',: ::|: : ::|: : :|  ヽ: : : : : :|
                           __|_/',| λ__ノ            '"' ,, >ノ |: :i: : : |: : :|   i: : : : : |
               それって……。     ヽ_  ヽ                - "     |/: : : :| : ::|   |: : : : ::i
                            ヽ ̄     . : : . : .     γ ̄ヽ   /: : : ::/: : /  :/: : : : /
                             ヽ`- 、       . . : :   ヽ_ノ   /: : : :/: : /   /: : : : /
                              ヽ:|ヘ::| 、_  △         _,,, _  /: : : :/: : /   /: :/i/
                                 ',.// > 、__       ヽ、 `ヽ: : : /: / : //: "
                                //  ̄ 7' 7 _" ̄ヘ=- ___>―"//  /''"
                               / /   /7'   ` '| :|  ノ、∠_: : /''"
                              /  (\-=/:/_    / |__r":::::| 彡''" 
                             /  / ヽ:::`::-=-"- ノ  |:::::::::ノ,
                         _ - " |  /  r-, `> __ 彡i'    |- "彡ヘ


26 :◆vsQyY1yD2Q
          ____
       ,,<::::::::::::::::::::`ヽ
      /,イ::::::::::::::::::::::\::ハ
.     /::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽヘ
    /::::::::::::l::::::::::::::::::::::::::::::∧
    {::::::::::::人:::::、::::::::::\::::::/)
    .l::::::::/_ \:l\_::_×,イ
      ゙、::::{ィ絵ェ  ヽ´ィ理Y´:::l   商会の当主で、ロマリア南部地方の有力者なのは言うまでもなく
     (ヽ!           |:::::::i
      \    `    j:::::::l   その上、勇者でアリアハンの英雄。
       l::\   ̄  /|:::::/
       |::::/| >-<ト、:|::/    世間じゃ好色だと噂されてるけど、良くも悪くも噂通りじゃない?
      ,,.-'/| l    / |/人__
   r<´: ::/ :|  \_/ |´ハ: : :>.、
   |:\: ::く_: | ̄`YY´ ̄| __」 : : /|
   |:: : :V /: :|_ノY\_ノ| \: |/: : :|
   |: : : :|:ヽ: ::l (  l  j l: :/: l: : : ::|
   |: : : :|: ::ハ: | ゙ー1ー' /::ムn:|: : :
                                               /,'
                                              .i |
                                            ,r'"ヾ.-''"_": : :、
                                           /: :/:/:::::|:: : : : ヽ   _  o
                                          /:/: \::::::::::|: : : : : : : ヽ':::::::/
                                    ,__iヘ    i: : : : |-,,/: : : : : :i: : ::i::::::ヽ   ○
                  ス、スイマセン、センパイ!    .>  └,   _',: : : i ヽ,: : : : : : : : : :i::::-"ヽ  。
                                    <,  i|:::|\ i~ >: : ',‐'": : : : : : : : : ::|::::): : ',
                  その 「良くも悪くも」 の部分を   i'-,  ||:::|  \'r-`、 ',‐‐-..,,_: : : : :/`": ',: : ',
                                    ', | | ̄i   ノ:ゝ_ヽ: :',ヽ::::::::::゛'‐',,_    ',: :i
                  もー少し詳しく!              ', ', ', ', ',ヽ''|‐;;:::〈<\,i::::::::::::::|::::::i_(`ヽ、.', |
                                     ',__ヽ', ノ',ヽ| \::`i  /:::::::::::::::i:::::::||彡v'  |:!
                                      ゝ-, ヘ:::::',  r\:丶"::::::::::::::::ゝ/
                                      ∠  ヽ" ̄  ゝi:::::::::::::::::::::::::\
                                        レ,ノ      ',::::::::::::::::::/ ̄ ''-.,,_
                                                 \:::::::::/i       ゛'‐-.,_
                                                  \/ |       _//
                                                   /  i    _,,.-''" /


27 :◆vsQyY1yD2Q
     /:: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :\
     .:: : : : : : : :|: : : :|、: : : : : : : : : : : :、
    /:: : : : : : : :∧ : : l \: : :.: : :. ::| : : : .
    :: : : : : : : :/  V: :|  \:: : : : :|: : : ::|
   l:: : : : .:.:/⌒ 、V:i  , ⌒ヽ: : :レ'7::!   メイドに強引に手を出すような人じゃないのは、さっき話した通り?
.   : : : : :y′     V     `ー|/: ::!
   ∨:.:.:{ x==ミ、   x==ミ, |: : : :|.    基本的に優しい人だし、知的で、強くて、部下を大事にしてくれる。
    ハ: : |               |: : : :|.    商売上手で将来性もバッチリ?
    ヽヾ;!        、       ; : : .:i
      `‐ヘ、     __     ハ:: :.:l     それに孤児院を支援して子供達を助けてくれる。 ここ ぐっじょぶ?
        ';:\   ヽ   ノ  r‐、イ: : !: :.:l
       ';: : ::..   ¨ __r‐l ̄丶 :/l:. ::l.    あと夫婦仲も良くて、奥様達を何より大切にしてるの。
        Y: : : ::> /l 丶丶  }‐ョ: ./ -‐ミ、
          l/V:「(l=ヽ      /::/ |/    ,'丶
         _メ、:::::`¨..∧     ∨ /     l  ',
     , ェ<´   ヽ:::::::::::∧     ∨     l   ',



                                      _        -   ̄ ミ  、    /: ̄
                                    /: : : : ::ヽγ ヽ/ _: : : :_ -- 、  i/ヘ'_: : :
                                   /: : : : : : : :__): :_//: : : : : : : : : : : : : : ` ヾ、  |_: :
                                  ./: : : : : : : :ソ: :く /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ::ヽ-,x 7
                                 /: : : : : :/(: :r‐'/: : : : : : : : : ::ヽ: : : : : : : : : : : : : ::|-"
                                 i: : : : : /  \_| .|: : : : : : /    ヽ: : : : :,i,: : .| |: : ::', \
                                 |: : : : /  / i: : : : : : /      丶: : :/.i: : /|.|: : : ', /
          それ、現実に存在する人の話デスカ?   |: : : ::|  \  |  |! _/__      ヘ_/__ゝ" .|: : : :|ヽ
                                 ヽ: : ::|   / i  .| ヘ| | .|        | .| ̄ .|: : : :|: :
          それとも吟遊詩人の歌に登場する      \: ',  \::∧ .|.  ', |        ', |  |: : ::/ヘ
          白馬の王子様か何か?             ヽ,i     丶',ヽ  ゝ'  : : : :    ∨  /: : /
                                            `' >.、      ___u/: /
          まー、孤児院の話は他人事じゃないですケド。            ∠i ̄ ̄ ̄ T`" ̄   ,|ニヘ
                                            ヘ_ヘ     i      |_,- /
                                            /⌒ヽ    |     /   ヽ


28 :◆vsQyY1yD2Q

                                           , --,ヘ--'  ̄ ̄ ̄ `ヽry-r─- 、
                                            / :/|/::/^^|: : : : : : : : : L//〉: : : :ハ
                                         //<;;;/: /_,  | ー──: : : :l:;:;:;|: : \::|
                                          //: :/:|/::|___ |/ t::::ァ弋|:/:: :|l/lヽ: : :l|
                 てゆーか、『十二人の嫁』 デスヨネ?      |: :/::ノl: :| U . .. l::ノ   |: ::ハ|__」 ̄l: ::lヽ
                                         !:/l ̄|::/  : : : :   u. !::/ノ、_/`-'|:l/ /
                 そんなにいたら 軽〜く扱われてるヒトとか    |'く´¨|/ヽ______|:/-、/:::::\リ__)
                                          Y:::::::::{_ >ュlr、____,/ |/l:::::::::::::/
                 放置され気味のヒトとかいるんじゃ?         .\:::(-//_/:/ -、_ ( /:| |:::::::,イ
                                            >'" /:/    ( |:::::ヽニ/ /
                                           /   /:/    /l |::::::::,イ /
                                             l    l:::|   ノ: ヽァ''"://
                                           `7=''`==/: : : /::::://



       //: :/: : : 丶 : : : : : : : : : : : : :\
      . : :/: : :/ : : : : : :\ : : : : : : : : : : : : :ヽ
.      /: :/: : : :{ : : : : : : : : : : : \: : :丶: : : : : :',
     /: :/: : :.| : : : : : : : : : : : : : : : : : : : Vレ7 : : :
.    i : : : : : :| │: : : : : : : :ヽ: : : : |: : : : |∨ : : : i
.    |: : |: : :/|: :|: : : : : ヽ│: | : : : |: : : : レレ7 : |│
.    |: : |: : l:八:|: : : : : : :ト|、:|\ : | : : : :}∨ : 八|    そ、それも大丈夫かな。
      |: :i|: : |  人: : |: : 八|∨ ̄| ∧: : : ル─く : :\
      |: :i|: : |/ _\|: /  ィうi心、 |: : //⌒Y}:厂.    ご主人さまって
     厶八.:ハ. xぅ心|/     VJソ 〉|: ∧し///.:|
      |: :\∧ヽVソ///// (|/\\イ : |     その……夜はすごいらしいから。
      |/∨/ // ) ,     (\ ヽ ',ヽV N
          〈/ {∨ /         ヽ丶 | | | |八
         {  |/ 〈、  ‐-―   } j_| l | |\
.           j  } >   _,.. ィノ `  ` }  〉ー---――-、
.         丶、 '⌒丶  ∨|く/     / /     /
         /{ ̄\     \ マ7        / /     /    |


29 :◆vsQyY1yD2Q
          /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
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        .:::::::::::::::::::::八::::::ト、:::::::::::::::::::ヽ:::::/7:::l
        i::::::::::::::::::::/  \:! \::::::::::::::::::::∨/ :::::!
        l::::::::::::::::∠-‐≦ \   ゙≧==-/_/ :::::::l
        !:::::::::::/zf芹う       ク芹tx  l:::::::::|
          V::::::{ 《  ヒリ      ヒリ  》 」::::::::l   それが、さっき言った 「悪くも」 の部分?
         V::::l  とニ -       ー つ |::::::::|
        ,ヘ:;:l          ´          l::::::::l   一晩に二人、三人は当たり前?
        `ヽ: .、     , -―--、      イ::::::::l
           \\   ヽ     ノ     '::∧:::::::l   でも、おかげで奥様達は平等に愛されてるから
           ‘,`::..  ` ー '   /.::::/ l:::::::!.    もしかして 「良くも」 の部分?
                〉::::::::>  _   イ:::::::::〈  !::::/
               ハ:::::::r|      |::::::::::ハ i:::/     普段も側で見てると、時々 寂しくなるくらい。
             ル' /l \_  _/ \:;刈 l/
            .-7: : X⌒v二v⌒X: :Y ‐-.
          , イ: : : /: : :{  -{ }-  }: ∨: :: > 、
       ∠: : : : : : >: : `ー〈  ̄〉−' :< : : : : : : :ヽ
      / : : : : : : : ∧ : : /   l  l  〈: : :/: : : : : : : : :.’,
.     l : : : :ヽ : : : ∧: : ヽ_l  l_/ : /: : : : : : :/: : : ::l


            /: : : : : : : : : :─-: : : : : : : \
     ○    /: : : : : : : : : : : : : : : : : :`: : 、: : \     O
         . : : : /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : \ : : : .
        /: : : :/: : : : : ∧: : : : ヽ: : : : : : : : : : :ヽ : : ヽ      。  ℃
          /: : : : : : : : : : ; |: : : : :|\: : ヽ : :ヽ: :☆=-ハ
       . : : : : : : :.{: : : l | : : : : 卜 __\:_}_,.:イ: :ハ=-:|           ○
       |: : : : |: : : V : :| 人: : : : :|  x==ミ、: |: : : :|: :八
       |: : : : |: 、:_:_V:_| イ \: :| ′んハ V∨: : |: : : :\
       l: : l: 人 : : : |: :|x==  \|  弋ツ ノ ∨:∧「 ̄`  あ、大丈夫だよっ!
       l: : l: : : \ : |∨ んハ              }/ }:|
       |: ∧: : : : :ヽl〈 弋ツ   ,   ////  ノノ      それでもメイドに手を出したりはしないから!
  O    |/  V : l : 人                爪{
          V :|: :{  ヽ////  r ァ=- 、 u /: : {       一人だけ、メイドから妾になった人がいるけど
           V:N人 ∧       {/    }   /{从人.     結婚するまで手は出されなかったって話だし!
            }ノ  \人       ヽ __ノ   ├y、
                  `   .、_    /  / |         O
    。               厶 ハ ̄_, -<   人__,.  -──- 、
                        く ∧ :} {     /  } |    /   ヽ
         c       ___ > V_ノ         /  l    /
               ´   〃  , -{:::}-:、       /  l   /      ',
              /    /!  /:::::八::::::\   /  |         i
                /    / l く_:_/し'|\:_:_:>       l  ′ l      l


30 :◆vsQyY1yD2Q
            .´: : : : : : : : : : 丶
           /: : : : : : :/: : : ヽ: : : : :\
         /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : __:,
       ′: :/: : : : : ハ: : : : : i : : ヾ:::ヘ:,
         i: : : : : : : : :.ハ: : : : :.ト: : : :`ヾ:〉
       l: : : : : : !: / '、: !: : :ハ: : !: : : :!
         、: : : : : !: ;ー┼vトv:j_ートv、: : : !
         ): {Vv:ハ/r:q` !/r:q'ヽ!:ハ:.ハ
          /ハ:ゝ 、! ` ヾ′ ′`",,,´!ハ!      ただ、種し……ぽぷらさんに聞いた話だと
       ´  ヽ:ゝ ""    ′  /
           }: :>、 <_ーァ  /         ご主人さまの事が好きでも
             /i \`丶, < 〉` ー─ 、
       /  ̄  / ,┴ ┴、  /      ヽ   手を出してもらえないから苦労したみたい。
      { {    l/   ヾ、 ,/   /    i
      l l   〃    ((.)》 li   /     }
       ハ   〃 ノフ'ユミ\ li   l       j
      ヽ  〉 〃 /´  ‐つ ヽ!!  !     ィ
      〉 丶l.r┤    ´ノ   ll| /   /j
     {   / 〈  __/ヽi /`ヽ/        !
      〉-/ l  ヽ ハ  (()′    〉ヽ     /
    〈 〈 l   ヽ 〉 /     /  }` ー、 {
    /  l ヽ   `ソ \   〈((.)/   ヽ }



          , <: : : : : : : :> 、
      /: : : : : : : : : : : : : : : :\
.     , ': : /: : : : : : : ハ: : : : : : : : : ヽ
     /: : :/: : : : : : : :,' V\ : : : : : : :',
    ,': : :,': : : : : : : :/   \:\: : : : : :l
    !: : :l: : : : : : : / __ \l\: : :∧
.   |: : ::|: : : : : ::/  ___   _ヽ/ノ:ヽ
    l: : ::∨: : ::,イ           | : : : l    あれは、苦労話聞いてるはずが
    .V : : ヽ/ ヘ ""    | ""| : : : |     いつの間にか惚気話になってた気がする。
     V: : : :l\ : \       |   ! : : : |
     V: : 人_ `ヽ、_> ┌‐┐  ∧: : : l    話を元に戻すと、要するにご主人様の方から手を出さない分
      ∨: : : :  ̄l    ´ ̄ /. l: : :,'    妾になる気なら苦労するのは確実?
       \: : : : : \` ー─ イ`ゝ l: :/
          >、: : :、_>─┐「l_:> |/
        /  `ー──`ヽ lノノ `ヽ
      /⌒ヽ      __\´)   ',
      ,'    \   /, =ァ`ヽつ  ',
       |      \ { {//ハ}}___,l


31 :◆vsQyY1yD2Q

                                                 _ -−― - 、
                                            _ , -/: : : : : : : : : : : : : : { 7 ̄ヽ
                                           /: : : /: : : : : : : : : : : : : : : ヽ ヾ): : : \
                                          ./: : : /: : : ,ヘヘ: : : : : : : : : :ヽ: ヽ:|ヽ、: : ヘ
                                         /: : : /: : : /  ヽ、: : : : :_: r/,: |:ゝ,: : : i
      大体 話は分かりましたし                     |: : :/r|: ',`iミ、  ヾヘ∨/| `ヘ:|: :|::::::',:: : |
                                       /⌒\:/ .|ヘ ヽ|.|::`|     |::::::|   |!: /./ |: ::|
      その気がなければ安全だってのは分かりましたケド  ヽ  ./ `7ヘ,∨`弋リ      ゝ_リ   |: : /  |: /
                                        |ヽi  .| ⊂⊃____A___⊂⊃|: :/  .|:/
      なんで お二人は、そんなに                 | | `'''-|__i,,__ |  `ii'  .|',ヘ    '|/  /'
      ご主人さまの夜の生活に詳しいんデスカ!?         .|.-',‐' ','ヘ ヘ./ |ミ-.ル-‐ノ ',丿>
                                       (   ',  ',ノ|/ ./ ヘ   /| ヽ'.ヘ
      まさか、センパイも既に……!!                  ヽ、_ ゝ"   / | <二ニ> |  〉、/ヽ,
                                              /\/\/\|/ \-"
                                              〈,,_         _,,r"
                                               ''ヘ‐-,====,-.ヲ"~
                                                 `"    `"


       ,: : :ヽ;´: ̄:`:-,,
       ./: : : : :ヽ-==ニ\
      /: : : : : : :人: : ト: : : : ヽ
     ,': : : : : :∠,- \{ ヾ-‐: :}
     {: : : イ´ , ─    - 、ト-|
     ヽ: : :{  〈 9   9 '|_」   そ、それは誤解?
     ヽ(\ゝ         ,, |: |
      ヾーヽu ''     ノ: |    ちゃんと情報源があるから。
       ヽ: : :ト ,, ⊆っ/|: :|.    さっきも話したと思うけど ―――
       __}/|ノヽ    | `|:/`ヽ
      /  ヽ  \  ヽ_ゝ |
      |   ヽ /ヽ─-|   |


32 :◆vsQyY1yD2Q
【 二人の情報源 】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

               _
          _,,..,,_ ./f´    ,..、
      ,r'' >_´: : : : :.`:ヽ、   f    ヽ
      i. ∫.`i: : : : : : :.:::,〉‐'': " ̄:":'': :‐: ._     o
      〉、'  !: : : :...::::,r': : : : : : : : : : : : : :.、-`ゝ
     .,': :`',  `、:::::::;': : : : : : : : : : :.; : ∧: ト`、
.       l: : : :‘,  ‘;:::::l.:.: : : : : : : :./.',:/`∨!. `、 i`、     ○
       i: : : : :`、   .'、:l: : : : : : : : :.〉. `' (j. ',  `、 `、
    i !.ト.、.:./ /:`、  `、、: : : :.f´`´ヾヽ、  ヽ   `、 ',
     i i \ \: : : `、   Yヽ:::::ゝ._   \',r┐ノ   `、. ',      だ、誰にでも話す訳じゃないよっ!
.    l l i:/.ト、\:::::::`、 ./  ヽヽ'´   .∧/ `, ヽ`、 `、 ',
.     | l ..,'i .i: ::\`、:::l ∨   .',',',`''‐<´ }'./ !  l.‘,`,', ',    伊波ちゃんとかエリちゃんとか葵ちゃんとか
.     | lノ:| .l : :: :::::::::::V       .i',.、./ / /,.'    /l ', ',', i    身近な人にしか話さないし!
 ,r- '"|lr'_|_.l.:.::::::::::::::::::::`ト、   ./ .',(/f、ヽ   ,r'" l  ',.',i..i  。
../       _.二ニ= -:::::l l. ` 、ノ   l`介`、、//∨  i ii .i
'ー.l .l ̄| l/| .!:::::::::::::::::::::::l ',     / L.l`'` 〉'       .l i! i    c
  | .l  i ',:.i .i:::::::::::::ノl::::/. ‘,  ./      ヽ      ii i
  .i .i .,':', ',:', ',:::::::::/ ,':/   .,'_,.''.    ./  .ノ         i !
  i .i.i: :.', ',:', ',:/ リ' 「 ̄フ'"        ´ /       .i i
   i .i: : :', ',:', ',     ,.!'" r 、  ー .   /          .i i
    i '; : ::', ',.', ',_ /.  .{. .l  \ ` <        ,' ,'
    ',ヽ: ::{  ./ Y     ',  i    \ .く          ,'.,'
    ', \\.'、 `ー- .-'   i       \     //
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━【 二人の情報源 】
                                             , -‐‐‐- ..、
                                        γ⌒/: : : : : : : : : : 人⌒ヽ
                                       /: : /: : : : : : : : : : : :.(__;):',: : ヽ
                                      /: : :/:/: ::rヘ: : : : : : : : : : : : :',: : :ヽ
                                      /: : : |: |: : i  ',::ト;: :',: : ヾ 、: : ::ト,: : ヘ
                                     /: : :/.|: ',: :| _ヾ \',ヾ__ヘ\: ::| ',: : :',
                                      i: : :/ iヘ|ヽ|__   __ |: :|  ',: : |
                        分かりマシタ。        |: :/  .|: : | |:::::|    |:::::|  |: :i  〉: |
                                     ∨\ .|,: ::ト, `''": 、: :. `''" /|: /_/ ',:|
                        その人、惚気魔デスネ。     `'\| \  -   ../ .|/    ''! アイタクネー
                                              `.iニニ=i
                                         (⌒ヽ,.r‐'-y┬ヽ、_, -''⌒)
                                         ( \//  /__.|   ト.,_, -‐'.)
                                         ( ∨/  .| |    ', 〉_, -〈


33 :◆vsQyY1yD2Q
                                              __
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                                    ,.:':::::::::::::::::::::r─;::::::::::::::::::::::::ヽ
                                    ;'::::::::::::::l ̄ ̄   ̄ ゙̄l:::::::::::::::':,
                                   ;゙:::::::::::::::: ̄,ニ'  ' ̄=ニ;::::::::::::::::::!
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                 /: : : : : : : : : : : `ヽ-::ヽ ,_       ヽ::::::::::::ヽ   ,/:r'´  ノ::::::::::::;ノ
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.          .|: : ::i: :ゝγミヽ    ヾソ :|: ::| : :|:/ |/|: : : |
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          y∠ヽ=-イ:  `-= z.,_/: : : : : !
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                   >='-:_: : : : : : : : : : : : :`:- `, =-..、_ : ,
                 /'     ` ヾ、: : : : :     i    :`: .、
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この記事へのコメント
>当主は 「好色」 以外の顔が見えない男であった
 ここでお茶吹いたwしかしトンデモない大人物になってきたなあ…。
GURPSで言えば200CPに届きそうな勢いだ。
Posted by at 2011年11月21日 23:04
ここのやる夫落ち目の貴族なんかよりもよっぽど力持ってるんじゃなろうか・・・?
Posted by at 2011年11月22日 00:25
鈴木と山田のコンビって何かやってくれそうに気がする
Posted by at 2011年11月22日 00:42
アドバイスの内容がよくわからなかったです。
妾になるつもりなら積極的になれってこと?
それともご主人様と比較すると他の男はどうしても見劣りしてしまうから、ほどほどで妥協しろって話?
やる夫が安全だって話は直前でしてたし、あのアドバイスの内容として意味が把握できなかったです。何回か読み直しても妾になるように嗾けているようにしか読めなかったし。
他の話はすっきりと意味が読み取れたのにここだけよく分かりませんでした。
Posted by at 2011年11月22日 01:01
※1
GURPS知ってるとは!

ここで言うことじゃないけど、GURPSの展開、本腰入れてやり直してくれないかな…
Posted by at 2011年11月22日 01:07
GURPSはなんか権利関係でダメに成ったんじゃねーの?
てかAAのキャラがひとつもわかんね
Posted by at 2011年11月22日 01:54
※1
GURPS懐かしいな。

それはさておき、やる実に対するクーデター失敗の後、モアちゃん達が流した噂に踊らされて
異界の勇者のスポンサーになれるだけの貴族もいるのに、没落した貴族というのも結構いるんですね。
全部が全部余力を持っていたわけではないんですね。
Posted by at 2011年11月22日 22:09
唯一名前を正しく呼んでくれるのがやる夫だったから・・・

・・・と見せかけてやる夫にも間違えられ、クーガーとくっついたりして(笑)
クーガーは間違えた名前を呼んでいるつもりでサイネリアと呼びそうだ。
Posted by at 2011年11月23日 00:04
やる夫も、気付けば商人業界限定とはいえ、パワーバランスの一角を担う存在になったんだなぁ…
ある意味、勇者として最大の成功者なんじゃないか?w
Posted by at 2011年11月23日 05:52
クゥーキ・ヨメがもうちょっと空気読んでくださいと言ってるw
Posted by at 2011年11月23日 16:07
キャラの特徴とは思うが、無意味に語尾に「?」をつけるから話がわかりづらい。
Posted by at 2011年11月24日 10:04
名前をググるぐらいの努力はしたらどうだい?
Posted by at 2011年11月25日 13:58
俺もアイマスDSは未プレイなんで詳しくは知らないけど、
絵理は語尾に「?」を付けて「〜みたいな?」的な意味で話すキャラ。
自分に自信がないということをあらわす表現なんだと。

貴族たちとやる夫が普通に仲良くなるには、ある程度会話するときの
話題の下地(近い日常感性とか見かたとか)が必要になるしなあ、仕方ないわ。
Posted by at 2011年11月26日 21:06
鈴木さんの水着なんてあったんだ。GJ!!
Posted by at 2011年12月02日 23:17
以前嫌われてしまったものとすっかり落ち込んでいましたが、
そうではないらしいことがわかってほっとしました。
それにしても、孤児にとってはやはり、孤児院の支援はポイントが高いようですね。
家族に対する深い愛情についてもそうですが。

逆境であればあるほど、恋の炎は燃え上がるといいますが、
ひょっとすると今のやらない子もそんな感じなのかもしれませんね。

>米3
話の通りの意味だと思いますよ。難しく考える必要はないのでは?
後、サイネリアさんは19歳(この世界では20歳で年増扱い。16話参照)、
この世界では戦うのは男の仕事でモンスターも居るので、男の数が少なくなる。(13話参照)
というのもあるので、こういうアドバイスになったのだと思います。
個人的には親切な子だなあ。と好意を持ちましたよ。
Posted by とあるA at 2011年12月04日 20:32
>>ニュー速で商会 を知るものよ来たれ!!

台座が見えなくなるまで金が落ちてきそうだなww
Posted by at 2012年03月05日 01:30
アドバイスってか説明?あるいは忠告?
妾になるつもりが無く、ただ働きたいってだけなら心配は要らない。
妾になるつもりなら、ブロックが多くて難しい。
雇ってもらえたとしても近づくのは難しい。近づけたとしても、当主様のほうから手は出してこないからアピール頑張れ。でもそれ狙いだと門前払いくらう。

奥様方云々は多少なりともでてしまう愚痴というかボヤきだと思うwww
Posted by at 2012年03月14日 19:52
ここまで影響力持つと
どっかの精力と結びつかんと
普通排除されかねんよなあ

すでに都市国家レベルな独立国を
作ろうと思えば作れる状況じゃねーか?
Posted by at 2012年05月02日 09:10
やっぱりこういうことになると安心できる人間=紹介という形が妥当だよねぇ
コネの良いところである、悪い部分も多いが
Posted by at 2013年02月11日 17:39
※1>このやる夫のCPは200程度では済まないと思う。
Posted by at 2013年02月18日 23:39
中堅妖怪並にCP400とか使ってそう
モンスター職も鑑みて
Posted by at 2013年04月04日 22:36
マニーさん商会当主だったのか
思えば彼が馬車市に案内した事で、やる夫の商人としての才覚が目覚め、育ちだしたよな
Posted by at 2013年09月12日 17:09
アドバイスは、先んじて「いずれ気づく」ことを言っているだけだと思う。
「気づいたときにはもう遅い」になりえるし「気づいてから後悔する」くらいなら「先に距離を置け」
って意味なのでアドバイスって意味で正しくないかな?
Posted by at 2013年11月05日 22:49
こう見るとホッシュさんってとてつもなく有能な忠臣だなぁ。当主不在で商会まわしてたの彼だし、ふつうここまで商会大きくなったら自分の権力やら派閥やらの確保に動いてもおかしくないのに。
もっと言えば他の商会や貴族からの取り込みの動きもあったろうに。
Posted by at 2014年10月29日 18:50
超英雄Pふつうに持てそうな商人やる夫(汗
Posted by at 2014年12月20日 21:43
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