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2012年07月09日
裏話「史上最大のヒロイン・ザ・ヒロイン」(1)
1 :◆vsQyY1yD2Q
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ヽ ヽ ヽ_」 .l、 ',~', | '' .| .| U || U || .|`、 | |U |l、 || l二',-ニ/ / / / | |
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ヽ∠― ̄ \__./
やる夫はDQ3の世界で生きていくようです
裏話 「史上最大のヒロイン・ザ・ヒロイン」
((::))
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( ヾj:Y¨ 、 i廴ノ_________] ,ィ´ 〈 )
(`ヾ.|:|', ',. √,∠` ヾ7、 / ヾ/
(`´.|:( .ノ、) {j)) / Y\ _ .ィ }辷ス:、
,辷彡 / (( ) ,/ ,入: :\__ . ´/ ト、
=≡≡≡= `亡´ ,.ィ´ / _ ミx、:\―フ ノ ヽ
》=《ヽ / `>ァ、rfチ彡 =彡' ̄ `ヾ::\、\_ / /
| l | `く 〃 ヾr- ャ ィイ:/ \:}) /rヽ. イ /
| l | \ 卞x¨ヾ { L、 ハ //ヽyミ、 _L . _
| l | `  ̄ ̄ヾX ヾミx i斗彡⌒7\_ . '´ `ヽ、
| l | . -――ヾミー――:ヽ:、 /<:::/У: : :.\___ /
| l | / ト、`ー -ァ/`ー7/てイ:ィ/\: : : : :.\ `ー "
2 :◆vsQyY1yD2Q
さて、それでは今回は 『物産展 ( の裏で行われた縁談 )』 に関する裏話をしてみます。
今回の縁談、一人の相手に対し複数の相手が縁談に訪れると言う構図は
男女を入れ替えると、どこかで見たようなものになります。
_....--ュt-t、-t-..、__
/´..-,イl .l; .l l l l /ヾ7
`i /',.l ', , ll l l l ,' ,' ',イ
|,..{ヾ、',.ュ't!tt-、、、彡,'lノ
'-',ミ、/ {,,(_.l.l }',_) ',ヨ
.r、' '',_ゝ.!', ノエ'`,f、l
/l、i_ミf゙f゚} '`f}リソ;
イ' l;;;nヽ '''' __!. '''ノn;;;l'.,
/l .,'l;;lll;;;;`tュ;;;;ュ´;;;lll;;l,',.',
'-!_/ l;;;''',ス'二 ニ'_,-::;;;;;ド´
'-7i''´i_ヽ、' ' , `',
{ l ,,l `ヽ、`ヽ-', l
l k_,,l ;.'' ´`'- 、) l
l |||!!-'''⌒'''--/, ',
l l }--'''⌒''''-{ ', ,, ',
/ '' l {}ミ:{}:三:{}回},,', .',
i /'`-......_....巛´`、_...'ュ
r'-../ス\ 巛/ヾ´_ゝ
/=、//' / ヽ.._....,.巛ヾ、,`l ',
f f_l,ノ / | | |ヽ巛'-...`! k.',
l ), f'-''´ | | | 巛 f'U`i',
H U,`i | .| | | `, | i ', i
そう、DQ5のフローラです。
今回のイベント、実は元になったのはDQ5の結婚イベントでした。
> 349 名前: 名無しのやる夫さん@URLを貼る時は"h"抜きでttpから [sage] 投稿日: 12/05/29 14:45:37 ID:NrjBmcPf
> さすがにリュカに直接戦闘技能があるとは思いたくないけど……
> でもDQ5では深窓の令嬢であるはずのフローラさんが普通に戦えたからなぁw
> 「再現してみました!」とか言い出してバギぶっ放してきてもおかしくないようなw
>
> 351 名前: 名無しのやる夫さん@URLを貼る時は"h"抜きでttpから [sage] 投稿日: 12/05/29 14:57:00 ID:IeH8b8ds
> >>349
> DQ5主人公の使える魔法は僧侶系なんで
> 貴族の娘なら修道院で嫁修行したとかでその辺の魔法使える可能性はなくもない
>
> 352 名前: 名無しのやる夫さん@URLを貼る時は"h"抜きでttpから [sage] 投稿日: 12/05/29 14:58:07 ID:a8agL/sv
> 勇者の直系じゃんフローラ
>
> 353 名前: 名無しのやる夫さん@URLを貼る時は"h"抜きでttpから [sage] 投稿日: 12/05/29 15:18:02 ID:hjVlnl/W
> フローラといえば=イオナズンですが何か?
>
> 354 名前: 名無しのやる夫さん@URLを貼る時は"h"抜きでttpから [sage] 投稿日: 12/05/29 15:24:34 ID:a8agL/sv
> つまり、やる夫とリュカが結婚するのはただしいということだな
雑談の中でこんな事を言われていましたが、実は大正解だったりします。
やる夫の体型やニュー速で商会の事を考えると
フローラではなく、ルドマンの方が正確かも知れませんがw
3 :◆vsQyY1yD2Q
とは言え今回のイベント、最初からこんな形になっていた訳ではありませんでした。
かなりの紆余曲折を経て今の形になっています。
そもそも縁談の話を書こうと思った理由と言うのが
「 こ ん な 話 を 書 く 機 会 は 滅 多 に な い 」 と思ったからだったりします。
普通に冒険譚として考えると、ゆかりも同じ様な発想をしていましたが
政略結婚させられそうなお嬢様を助け出す方が王道です。
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/ 三三 三三 ',
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バッ! r<>==/7//≧≦///7==<>,
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そんな冒険譚では悪役側になりそうな 「商会当主」 まで上り詰めた やる夫。
一介の冒険者のままでは、こう言う事態に遭遇する事すら稀でしょう。
「こんな価値観の逆転した話を書く機会を逃してはならない」
これこそが やる夫に縁談をさせるに至った最大の理由でした。
4 :◆vsQyY1yD2Q
しかし 「書きたい」 だけでイベントを追加していたら、後々 収拾が付かなくなってしまうでしょう。
そこで、この 「縁談イベント」 を組み込むための理屈、設定の でっち上げが始まります。
最初の段階では、DQ5の結婚イベントを意識したものですらなく
「数多くの縁談の中から、縁のある家から申し込まれたものは断り切れずに受け容れる」
と言う流れのイベントでした。
このネタを考えたのが 第37話「嵐を呼ぶ女」 の辺り、やらない子が登場し、やる夫達が海に出る直前ですね。
実際にイベントを発生させるのは スー大陸のイベントが終わった後
やる夫がルーラでロマリアに戻って来た辺りのつもりでした。
ホッシュ達の頑張りにより、商会の経営が軌道に乗って
縁談を申し込まれても不思議ではない新進気鋭の商家になれたタイミングです。
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ィ彡;: :: :i:: : :,,-,-,‐,)ノ.i /-、、,,,, ヽ: ::.:.ゝ-:、::/
ヽ《::ヾ;: :i:/: .ェエユッ::) ."´frヲュ、 ! ミ、ヾミ、{
ヾ、ヽ::.i:{:.:. ゞ /::{ :: ゙ " :} ヾヽ:.:.:/
ヾ、:彡i:. ./ヽ. ::ハ i :.:.ミ〃' 立地条件が良かったのですよ。
彡;,., -‐‐ ゙ヽ,__,〃‐ヽ、,_ i .:.ミ
彡:, :: : : :__,;; ; ; ;、; : : : : :三ミニ
.i:`彡: : : ´":::-‐‐"" : : : :.:ミヽ
,...i ヽ::"彡: : : : : : : : : : : : :.ミ゙ .}
, _ .,/:::`-、``〉"彡: :川:ヽ : : :.ミ゙/ / トヽ
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5 :◆vsQyY1yD2Q
では、素直に縁談イベントを組み込めたかと言うと そうではありません。
実際に縁談イベントをするには、いくつかの問題をクリアする必要がありました。
一つ目は、ヒロインの数が更に増えると言う事。
『LB3』では、みなみけ三姉妹の内 夏奈ばかりが目立って
春香と千秋が脇役の様に扱われるなど、ヒロインの扱いに差がありました。
/ : / :!_ : -―\.二ニ=ヽ: :ヽ:.〉、
/:/: :斗 .|_. .-‐ . ヽ: :ヽ : : : : :∨: :{、:.\
/ィ イ:. l : : : : .:|: :l、: l : : : : : ∨∧ヽ :ヽ
′|イ : :|: :.. :..: : : .:|: ハ:小 :.. : : : :i : ハ : : : ヽ
i/:| :l: : 从:::..:.. : .:/|/ ,l斗.Y : : : :|/: :l: : : : ∧
|: : :!: | :_|__ト、ヽ:..:/_リィ'7テiミ!V: : | !:| :.::ハ! : : : :∧
| ハ : |:|,z示ミメ、 ′ヒz:リノ }: : :!:l |:.:/ |::..: : : :∧
. Y : ヽ:ト{ ト:zリ  ̄´ j /.:| | /´ ̄ヽ::. : : : : i
i: 、 : :ヾ、`¨ 、 /イ .:!:./ l!::. : : : : l!
. ヽ:\: ∧ _,. -‐' / j: :/リ! |l::. : : : : :i!
|\:ト、: \ /:/}/!| ハ::.. : : : :l|
|l: :`:li\:..:> .._ イ/´ /| ム┴、 : : : :l|
|l : : :!l:| ` \ ,.「 / ,.| ` { __ \ : l:l|
j:! : : l:|:| , ‐ 7ノ} / //| リ! ヽ._ V:l:l|
|l:__j:l!:|/ /-、 _/ ///j / `ヽ:.|:l|
ノ:-. : :|:イ l| ′ / /// 、 / / ヽl|
//|: : : / .| || _L -/ __/.イ 7′ .′ / }:l|
. /:/ ! : : j l.| |! レ ¨¨ ̄ { / ′ |l:l| 南 夏奈 ( みなみけ )
/:/ |: : :ノ lハ l! {_ . -- 、 ヽ ノ / .小l|
/:/ | : / j!ハヽ | `7フフ'´ `¨弋ニ`、ヽ._ .ィ__.ノ: |: l|
『DQ3』 では、この問題を改め
その結果、今度はヒロインが多いと感じられるようになっています。
実際、それを理由にこのスレから離れた人もいるのではないでしょうか。
6 :◆vsQyY1yD2Q
ならば、ヒロインの数を減らして方針転換すれば良いのでしょうか?
答 え は 否 で す 。
方針転換したところで離れた人が戻ってくる訳ではありません。
古今東西、そんな例はいくらでもあります。
そしてそれは今でも付いて来てくれている読者の皆を裏切る事に他ならないのです。
方針がブレれば読者離れを起こすだけ。
ならば私は、最後まで突っ走り抜ける事を選びます。
|\
| \ _,..-,.-―-..,,
| ,.-''" ./ / `''-、
_,,.-| / l >――.,-
. , ,ニ、 _,ヘヽ / / | / // ∧/:l_
//./ / .} }.i./ ._ノ | ./:::/l ヽー': : : : : :/
,'.,'/ / ///=ニ二__ .∧ 〈 `ヽ.l ,ヘ}. : : : : : .l 、‐‐-.、
. i i.{ l´ l / .l  ̄ "''-..,,_∧_ ∨ 丶{r 、ヽ ,'  ̄ ヽ | \
. l l ヽ| { し'7 γ:::o、 `''-二ニ∨  ̄.', ', ./ .| l \
ヾ=.| ./ ', ヽ::::ノ γ:::o、 ∨ i. i / | / ∨
l }/ ヽ ヽ::::ノ >..,,__.| |-'′/ .| / ∨
/ ノ > 、_,、__, < ヽ∨/ ,イ .! ./ ∨
/ ,′ \ > __ <. `´-''′! ′ / l
.. / ,′ ,.-.、\ `''-、 _,,.-' /_.ィ''" .', ′ / |
/ ,' / ヽ ∨ ヽ ,.-''´ ,′ / } ,′_,,-'′ |
./ ,′/ ヽ| ,′./ _,,../ , "´ !
l // ヽ / ./ ,..-''"´/ i '
| / ヽー--- 、__ _,,-' / / ./ ! ,′
ヽ.__/ ヽ / 、 ̄ l/ L/ ,' ,′
} 〈 ⊥ \ l ./,.' /// /
/_,,...ヽ..........,,,_ .∨ .し'  ̄ /
,.-'" `"''-..,,_i ∨ /
/ ∨ /
l / ∨__ _,,.-''´
|ヽ / } !  ̄"''‐-..,,___,,...-‐''"´
| /、 ,'
| \ /
そう、こんな感じに。
7 :◆vsQyY1yD2Q
ちなみに、この辺りの考えが
『悪魔召喚師 やる夫と悪魔のいる日常』 の連載開始に繋がっていたりします。
/⌒l ___
{ ', . ´..::::::::::::::.`ヽ
\ 丶- 、 イ::::::::::∧:::::::::::::::::',
/丶 ノ 〉 ,'::l:::::/V V∠:」:::|::|
{`ー(_,ノ } |:::Nメハ f_ノハl:::|:::\
`七ノ_,ノリ ̄!::|代_リ , 弋_リヘ\::::ヽ
|彡' ヽ\'' r ⌒ヽ '' lノ:::ノ:::::ノ
丶---、 /:::}、V__ 丿_,ノ{:::〈_::::(_
〈:::〈_ )dヽ「、:::::`つ)ー'´
`つ) 〉`Yj^!ノ´
ヽ. レイ^}ノr=、
ノ o o({__ノ
rr‐'´ / 、` ー┐
`>、 /' l \ノ
/ >、___,-'´
∧ / ト-|
/:::::V ',::::|
/::::::/ _ヽ_〉_
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└=≦
あちらの裏話にもありましたが
『悪魔召喚師』 では、最初からメインヒロインの人数を絞り
ゲストヒロインと分けて描写しています。
それにより二つの作品を差別化して 『DQ3』 ではこれまで通りの方針を貫き
「巨大ハーレム物」 の道を突っ走る覚悟を決めたと言う事ですね。
8 :◆vsQyY1yD2Q
では、覚悟を決めたところで 誰との縁談を成立させるのか。
最初は 「ニュー速で家と縁がある家」 と言う事で、この二人の予定でした。
_.. -─‐- .
/.:.:_.:.:-──=ミ 、
,.. --- .. ミv'_:_ノ´.:.:.:.:.:. .:.:.:.:.:.:.}_>‐:.、
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/:ヘ=、、:._: : : : __:ヽ:_: -^,.ト、 /::/:/.:.:.:.:.i:/、/.:/.:.:/ `了i:. : :.:.: :.:.:}
ノ:..:..:./:..  ̄: :7´:―― : :|‐: :´、: ヽヽ. {:.:j八.:.:.:.:.jレ'|ゝl∠.._ l:.|: . : :.:ノ
ー-/:..:.i:../:. : : ,/:..:.:イ:.ハ:.. : j:.. :}:.、ヽ:. トヽ l:.:.:._j:\.:.:l 、 `メ:.l:.:.} . :.、.:ヽ.._,
!:..:..:|:.{/:..ィ_jz≦ノ ' }:./_}_イ:. } |:.||| |:.:.:{ l:.:.:.ヽ|`ミー‐ァ ノイ:.:.:.:.:.ヾー'′
Vl:.:.|:. Vl´「_ 、` ノ′ _ノ:ソ:イ: リ ノ l:.:.:.`|:.:.:i:l:|  ̄ ri _,ノ:.:.ノ.:.:.:ノ
. }:ハ: : l f7「::`ハ /:::7}7イ:/}/ l:i:.:.八:.:.!:{` ヘ.._ , ヾニZ7´.:.:/ _
ノヘーl、: :!VZツ ヒ:ノ/:.// _ノヽ.从厶/l>l人 { }フ /:.i"´ ノ
`ィヘ:ト、 _ _ ノ:イ/ { ̄ ,ハ rfi´ ̄}i: :≫ゝ- '´ ィ′:! /
rく、\` ヽ二コ:千:|K、′ `¬y' }-' |辷_,儿く\`≧ァ=;≦八!:. i:l ′
|:..:ヽヽ\: :Yニ|: :!:/j!:.l. | ハ j/ 厂 l爪_ノ} ,ゝ|` \,_‐、
ト:..:..:.\ヽ\!r|┴=ミ!r ァ7 └く /h:. ,′ `マ´ルヘ. ´ ̄} ゙ー'
|!::.:..:.ヽ\ヽ|! /7 / `´ l }::.:.:...... / ノ } 〉一'′
j::.l::..:..:.⌒ーァ⌒} / / /^} ,ゞ、_:::.:.く_:::.:.:.. イ ノ゙ー'′
|::.:.\::..::.::.::>ー'―-L∠_¨´
l::.::.:..:. ̄ ̄ト 、, --、―弋i ↑ アズラエル家 令嬢
ヽ::.:..:..:.::..∧/ ヽ i _ .. -― フレイ・アズラエル ( 機動戦士ガンダムSEED )
``ーニ´/ー-、 | _|
_. -―  ̄ ト―.:「:.:l ← 古泉家 令嬢
ヽ:..__:L_| 古泉 有希 ( 涼宮ハルヒの憂鬱 )
ヽ.__)ノ
有希は一樹、キョンの妹ですね。
『涼宮ハルヒの憂鬱』 の登場人物の中から彼女が選ばれたのは
メインキャラの中で LB3を含めて今まで登場していなかったからです。
9 :◆vsQyY1yD2Q
まず古泉家には二つの目的があり
キョンの目的は、ニュー速で家との繋がりを より強固なものにする事で
佐々木の目的は、やらない子の想いを成就させる事でした。
ニュー速で家と古泉家の架け橋となり
また やらない子をニュー速で家内からフォローするために嫁いで来るのが有希と言う事ですね。
_ .. --==ニ¨ `ヽ- ―- 、
.._ニ-‐ァ―――- :.‐'´ .. \
/´ /:ィ/:_. - ´ .:/ ヽ: \:.. {:. ヽ
{ \/∠ -'_二 :// .:/ ヽ: lヽ:. ヽ:.\:|
/´ フ´ .:// / :/ | } |:. ト:. l:. \_
/ / .:ィ :/ /ノ :/ | / { :|:. ∧ :!|:. l:. `ヽ ̄´
//i :/ / ィ /{ .:!:ハォ:7 丁「「:. }:. | l ! トヽ
/ | ..:!/イ7´丁ミヽト{ /'ァz=≠トv .ト: | | |
| /| ../|{ fr筰ミト ´ ´ヤぅ刈イ: ト.}: :|!|
∧! !:/ 小.`辷:リ `フ7′/.:レ } ハ
/{イ:/ハ '_ /´/:. /l: /′
/ ´ |l j .:.\ ‘ニ’ /: ,.. ノ}//
ハ ̄ ̄ ̄`ヽl>ュ.. _ イ:イイムハ{ _ノ{_
ノ ̄ ̄ ̄ ‐- 、 ヽ/} |/_j_.ゝ┴‐´三弐
≦三三三-_ _ \ト/´__.. -==―――`i、
l!  ̄`ヽzzzzf´ ̄ lト}
rヘ | _ | l| {
ノ、__i! fヽ ! | ハ |ハ
{ __,、! _| {| ! | __ | !
ヽ ノ{_l! }ハ、 ヽハ. ヽ /´'/ lト.、|
ト、 _,l!___ {. l\ ` ー \j { __j-:、:\
レ| {ト:ヽヽ:`ヽ._ ̄` |-‐ニ-――-、::ヽ|
_ 上L._ ヽ\\ヽ:ト.二、 {´_: -‐  ̄ `ト、:ヽ{
/´:.:.:.:.:.:_`ヽ }/ >`-/7く_> 、 ` ー‐- 、 ! ヽ:}
⌒ヽ- ´{ `ヽ:\{:.:,.孑{zトミ:.:`ヽミヽ、 ├‐ ´
\ ノ7ァニj彳_/:{`ヽ〉_/`j┬ \ j
 ̄ /:リ: : : : /:.:.| ̄  ̄` Lト、 ト、 /
/:/ : : : / : :j : : : : : : : | : :  ̄:} ` ー‐'
それだけだと有希は政略結婚と割り切って行動し、淡々とした夫婦生活になってしまいそうです。
それを防ぐための やる夫との個人的な繋がりが 「本」
やる夫が作中で本を集めると宣言するのは 第53話「幽霊船」 ですが
実はその宣言自体が、有希登場のための布石でした。
10 :◆vsQyY1yD2Q
その一方でフレイですが、彼女は貴族のお嬢様育ちで
奔放に やる夫を振り回すタイプのヒロインでした。
原作最初期の頃の彼女に近いでしょうか。
/ __: :\ヽ
, ィ Z: :_ ,.r. ‐ 、: ̄`: 丶
. 〃: : :/: : : : : : :\: : : : : \
. /: : / : : : : : : // :V´: ̄: :ヽヽ
/.:/./レ|/ : : : : レ |W l、: : : : : : 'ハ
〃.:/| / : : : : : : ハヘト|: : : : : : l: !
|l:/: ′V: : : _r'7/ l: !.: : : : : :{、|
|l从: :/r <_ /´ l:ハ: : lV ハハ:!
l{ | ∨ -|'‐ト: :lへト.N|
ハ|: :l ミ =气 ィj.fか∨: : ∧:}
/,: : |: :| 辷' ッノ: : / '
/イ: :ハ:圦 , 孑ノ:{
| : : |: :|ヘ. 「 ¨ ァ イ : : |
| : : |: :| ヽ. V ' . <: :! : : |
___ .'ハ: 人 ∨ l|へ__l´!' 7ヽ : : ∧: : |
/ 、___ヽ| 〃 .| | | 〃  ̄ ̄ ヽ: :'. ̄ ヘヽ
!`丶. > `V l ..' .! 厂 ̄ ̄\ \ l 1
! \ / V ハ }`l ` ===、」 L
!__ .' ∨._ム L\
! \ ヽ. ! | ―‐、} _ V ___≧ 、
∨ ヽ 、} .' 二¨l ´ _ 」 | `ヽ
∨二チ ヘ / くノl j ´ { 、  ̄ ̄ \
V / } / | Y `ヽ \
. | / |、 厂ヽ ノ、 | ` ヽ
〉 / \ / | |  ̄}_ ....∠ |
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{ 、_ /ヽ. / l // ∠_ /
ヽ >´ > / ! 〃 / / \ /
} / / ./ l / /、_ 厂 ヽ´ \_ 人
レ 〈 .∠___|__⊥=7 \ \ }
ヽ ' 〃 | | ト、 \ _, - ¨´
\ ヽ /――┤____」―<´ ]、 ヽ _, =´
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11 :◆vsQyY1yD2Q
しかし、彼女は原作ファンの間でも賛否両論のヒロインです。
ラクス、カガリを扱ってきた私としては
原作の境遇と言う枷を外せば可愛く魅せる事も可能なタイプだと思うのですが
実際にそれが読者に伝わるまでしばらく時間が掛かるでしょう。
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__ __, ´.:.:..`丶、
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}:.:.:.:.:.:.:.:.:{:ヘ:.:.:.、: .:.: :. : .:.ヽ
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、__/.:.: .: .:.:.{:.i´ }:.:.八:\:ヽ:.:、:ヽ:.:',
`7:/.:.:.:././.ハ:| ノ'´>yメぃ:}:.:i:.:.:}:.:|
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j八:.:.:.{:::仆弋り ´ /ィ.:ノイ:.:.ぃ
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. / /..:::::ム / ` _〕:::::::´.:::::::::::, ' 、::::::::r′ ',
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′ '::::::::::::::l:::!:{ ' : .:::::::::::/ ヽ:::::::\ '、
性格の良い、元々好感度の高いタイプであれば
魅力が伝わるまでの時間を短縮出来るのでしょうが
悪女としての側面を持つ彼女の場合、いわゆる 「ふとした瞬間の可愛らしさ」 を見せるためには
多くの時間が掛かると言わざるを得ません。
このスレではヒロインの人数が多いと言う事もあって、扱いの難しいヒロインでした。
12 :◆vsQyY1yD2Q
ここである疑問が浮かびます。
これまでいかにして 新しいヒロイン達を
上手く行かせるかについて考えてきましたが
そ も そ も 政 略 結 婚 と 言 う も の は
ス ム ー ズ に 行 く ば か り で 良 い も の で し ょ う か ?
13 :◆vsQyY1yD2Q
やる夫とカガリ達は、なんだかんだと言って恋愛結婚。
旅をして共に苦労してきた時間があってこそのニュー速で家です。
, -──- 、
, '" ` 、
/ 、 , \ _,-r‐、___ _
/ ,.ヘ  ̄ 、_ノ ヒ=-‐、_ヽ,.}';. }、
{ く` . ヽ, ,. '"  ̄!;:. う\
', '///,ゝ'" 、≦ , ,‐v `ヽ;:.ヽヘ
、 、__ , !ラ' /,イ ! て; イ ',
\ | ̄ゝ- '/, ハ ! ,/、 , (;:.j' i
/三≧=-、 し' , //,r'''∨レ' ,く\_,X, r' ;{ !
/'"´ ̄`\_,仏'ラ='二! 、 /!;;:\>' _j;:r'. |
rr‐'/ \ ゙くレ三-‐rヘ! ,〉 し,,/, ' /jr'! i !
_r{´' ' ヾヽ,,}ラニ{ ,ノ `r'⌒゙らく / /! j
ji' ∨、 ::! ` 〈,とメに;〈,.う´,/ .: 〉
{{j' .: (⌒! ゙ヘ __, >x作{{'_r'⌒y伝' _j
ム}:: `{ 〉! , /テくr≦ノ≧/_,、 _厂
》! .: \_ _〈'、x≦ライ !介イ)  ̄
ドL、.:: .: _jk'上三フ三! Lr' 〈ノ
└=ニに、_.::: ,r'ニj´ `'ヘ三j
ー==ニ彡'  ̄
そんな中に政略結婚で入って来る新しい嫁は相応の苦労をするでしょう。
貴族の常識が通用しない家なのだから尚更です。
14 :◆vsQyY1yD2Q
メタな話をしてしまうと、それぐらいのトラブルがなければ嫁入りしても目立つ事が出来ません。
、__ ノ.:. .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. :.:.:.:.:\:ヽ
`>.: .:.: .:.:.:.:.:トy'⌒}:.:.: :. :.:.: :.:.:.ヽヘ
/.:.:.:. .:.:.:.: .:.:.:/.:.:}^"⌒{:.:.:.{:. . :. . .:. .:.:.:い
/.:./.:.:.:/.:/.:./.:.:./ ヽ:.:.`:、:.:.:. .:.:. : :.:.:!i
|:./.:.:.:.:./.:_:厶斗<_, ヽー≧、:.ヽ:.:.:.:.:. :.:.:.|:!
い:.:.:!|:.}〉^ハy'^うい 〃う::T∨}:.|:.!.:.:.:{:.|:|
\|∨ / 八{::_リ {:::_リ 」ハ/:.|:.:.!:|:从
} j lレ`¬′ ノ  ̄´ /:.イ{Vい:.!|
{|j′/¨´ } ´イ: .:!:.:.:. :l:.:l|
ヽい {、 斤ヘ ,〃: :.l:.:.:.:.:l:.:.|
〉、 \ ` ニ′ イ:.!:.: :|:.:.:.:.:l:.:.|
_.. --、}:.:lヘ ヽ、 ___, '´ ハ:|:.: :.:|:.:.:.:.:|l:.:l
/ ヽ|:.:ハ ',ー 、 , ' }l:.:.:.:.|:.:.:.:.:!|:.:!
. / |:.:!ム -、_ } { / く:|:.:.:.:.!:.:.:./ハ:.|
| }/ `〈 }く l|:.:.:.:|l<´.:.八
}/ , ' } \__/|:.:.:.:|{ `〈
. / `ヽ、 / / く_」:.:.:.八 ',
{ 〉´ イ !:.:/i {、 |
/ / ∧:.} }/ ! い |
お嬢様としての面が強く、有希の様に裏の目的を持たないフレイにとっては
ただでさえ問題を抱えていると言うのに、更に追い打ちを掛ける痛恨の一撃でした。
15 :◆vsQyY1yD2Q
そんな問題を解決すべく彗星の如く現れたのが ―――
__,, ,,_
,..''" ~""''' ‐-.∠三ミ、、
,.r=ニ三三ミγ' {三三三ミ、
/三三三三シ 辷三三三ミi
佳三三三彡 寸三三三}
i三三三彡 ,ィェヽ _ r=-、 弋三三j
`"""テ /(0ノ ,r三三ニi ヾ、O)ミ、 i
,' .i三彡 ヾニニ='' .辷三.} l
i `=' 人 ヾー' l
, ⊥ , ‐' `- ,.-==‐-、、
, rf .)r''ヽニ=` _ _ ,..-=ニf⌒ヽ、_.)ミ、
,r'三ニー'ミ{、 ノ'⌒}ミi /:/"´  ̄ ソ ヽ、 l三ミ-‐`、-'三三ミミ
佳三三三三ゝ-‐' 、l .i i:{_ 、 ,.∠ノ. : i '三ヽ-_-'三ニ= '⌒`、
l=/ ヽ三ミ( _.ノ;l. .l、トftゥ≧' `.tゥ≦ィ.l ヽ( )三シ´ |-、
/=( .l三ニ=‐'、" .l‐ゝ ̄ .: i  ̄ ゝ/ /`''ヾミミ{ /三ミ、
.l三三\ ノミー-- 、 \ ヽ', , .; , イ , -'" _.)三ゝ‐-‐'"三三三、
, -=‐-圭三三三ニニ三,、_ノノ >、\ `¨二¨´ //l .(=( )三三三三三三ミ、
/三三三三三三ニ‐゛゛゛゛゛´ _,,..rf三l `` ー - ‐'-' 、三ゝ、.___ `"""´ (三三三三三ミ-、
/三三三三三三三l __,,--=ニ三三ミl l三三三三三三ニ=-、 ヽ三三三三三三ミ
/三三三三三三三ノ f三三三三三三三彡 气三三三三三三三三三三三三三三三ミ
.l三三三三三三=''_,-=三三三三三彡=-'  ̄寸三三三三三三三三三三三三三ミ,
i三三三三三三三三三三三三彡 弋三三三三三三三三三三三三ミl
〉三三三三三三三三三三三/ `i三三三三三三三三三三三/
{三三三三三三三三三三三/ l三三三三三三三三三三./
辷三三三三三三三三三/ l三三三三三三三三三ニ/
辷三三三三三三三三' l三三三三三三三ニ="´
寸三三三三三三ミ/ 寸三三三三=''´
.寸三三三三ニ/ 寸三ニ‐"
寸三三ミ/ Y
――― 「こいつ」 ですw
16 :◆vsQyY1yD2Q
「アズラエル=アズにゃん」 このイメージが読者の中で成立しているならば
アズラエルの娘のあずにゃんも押し通す事が出来ます。
,从、 ,ィイ
/.:.:,ィハ /.:.:.{
//V イ{-―‐- ... /:厶ィ::}
,!:! ,. イ´ ̄ ̄.:.ミ...く≦ ,.不.
/.:{:| / .:.: .:.:. :. :.. :.:..:.. :.:\ 孑
/..:/∨ ..:.:,.イ:. :..:{ :..:.:.:..i .:..:..:.. 〈
厶.:彡/.! ..:-l‐{十.:.. ..:.:.}斗i一. l }
/..:.:.}. ‐:!.:|.i .:..|ハ:ト、.:.i ..:./iハ|:.:.. .∧
. / ..:.:,仁.:.| 从..:.{ __ミ `{∨ ム__}!:リ:.ハ::ヽ
/ ..:.:.:{:ミ:._| .:.:.ト》'fう::iヽ '行::iV}/:.:i:.:..'
.′ .: ハ:〃| .:.小. Vツ ヒツノ'|:...:.|:.:.:.'.
.′..:.::′ \.|:....:| xxx. ' xx}:...:.l:.:.:.:.i
.′ .:.:i |:. .:{、U __ .イ: ..:.|!:.:.:..l
.′: ..:.l |:. .:| >, ‘ー ' イ }.:..:.:ハ:.:.:.l
.′..: ..:l ,. -- .i.: :.{,ノ\ ` ¬チ、 _|:.:.:.′}:.:.:.|
i ..:..:..:.:l / 从.:ト、 ` ーrく 厂´リ:イ/⌒ヽ:..|
| .: .:..:.:|′ \,ト -≧、廴l{ハj] /' 「i{ /⌒≧_、 梓・アズラエル ( けいおん!! )
| ..:.:.:.:.:{ ,.イ /´ ̄ヽ{/「iトミ! ├!/ /´ ヽ}
| ..:.:.:.:.:|、 / ノ / `Y }V7`ヽ }7 / ヽ.
{ ..:.:.:.:.:| } / { {、 i l { ト{ 廴_j } 从 {{ i { i ,{ }
と言う訳で、第50話「性欲をもてあます」 の時点で
アズラエル家からやってくる縁談の相手は、フレイから あずにゃんに変わりました。
原作でも人気の高い彼女ならば、読者のイメージの後押しもあって短期決戦を挑む事が出来ます。
,.:-'^ニユ.._
. ノ.':´:_:_:_:.:.:.:`丶、
/.:.:/.:.:.:.:`V:⌒ヽヽ
'.:.:.ノ.:.:.:.,:.:.:.:.:}:.:.:.:.:.:.い
レ'/.:.:.:/,.:l:.yム:.:l:、:.:、`!
{:.:.!.:.:.厶!ム{ l:ム:}:.:.:ぃ
ハ:ム:.:{rt::テ 't:テl:.:.!:ト| 「時々可愛いところを見せる お嬢様」 だけじゃ
ノ'´!!i`` { ム:ム{
_∠ 八:iヽ、 ,、 イ:.l、`丶、 パンチも弱かっただろうし
j'⌒ヽV {{ハ! }>,-≪_」!:ハ} }ハ
廴_ ヘVノ `V< {/ ノ' ,《 ,〃 }. これで良かったのかもね……。
j-ュ`V 〈 >ー=ミ十y…<ヘV/ ,/j
〔 / }/ V ∨´ {!
V { , } i| `i
} \_V j } ∨_ |
'、 `ヽ { / ̄´ {
} __,≫--┴<_, --、_ j
. /jl、_/ __厶 ン´
'〃 `7´, ヽ _>ァ< ̄´}、
|!{ └LLtぅ'´{`トく! ヽ ハヘ
j 八 〕 V `、 l }': :||
____〈{: :.:.`:.:.¬{ { 厶ル':.:. :! l
___厶ヽ.:.:.:.:.:.:.} !} '、:.:.:. :ノ/ ̄ ̄
__,ゝ`二ニ7 `、 V/厶、-─
 ̄ ̄{ _人 }¬二¨ ̄
 ̄ ̄` ̄´ ̄ `¨ ̄´ ̄ ̄
アズラエルのところに娘がいるのは確かですので
実は この二人が姉妹として存在する可能性もシュレーディンガーと言う事で。
17 :◆vsQyY1yD2Q
もう一人の候補である有希はと言うと
「苦労している事が表情から伝わりにくい」 と言う弱点が浮上してきました。
彼女も原作では色々と苦労をしているのでしょうが
( ⌒ )
γ⌒ ⌒ヽ
ゝ ノ ポッポー!
| l |
,. :-:.' ー ' ¨ :.ゝ.、
,.:´: : : : : : : : : : : : : ヽ.
,.': : : : : : : : : : : ',: : : : : : ヽ、
,':.:;':.:.:;'.:.:.;'.:./.:;'.:.:|i:';:.:.:.:.:.:.::`、`ゝ
,':.:.i:.:.:.i:.:/i:.:/i:.:ハ:.:l:i:.:.i:.:i:.:.:.';.:.:',
/イハ:!:.:.:l:/ i/ ノノ ノリリハリ:!:i:.:.!:.l
i/!:.:!:.:.:ノ ● ● リ:l:.!:ハ!
,,∨|:.:.! ノ( 、_ , ソ/i/ノ 対有機生命体コンタクト用
(´ i ヘ!:| ⌒ | / ノ!/′ ヒューマノイドインターフェイスとか
``゙''ー、.ヾ>ー-`´-- <イリ もうやってらんないっすよ!
}::::::\i=//::::::ヘ
ノ::::::::::/∀i:::::ノ、.__ノ
〉、;;;;;ソ/A.il;;;;;! `ー' ペシッ
〉ー、i!____i!__,,ゝ |l!il|
(、,,,/ !__,,,! ,,、___,,、、,,,___,、、 て
`ー' `ー' ヾ_;,;,;,;,へ、,;,;,;,ソ て
) て
ゝ⌒ ヘ/⌒ヽて
みたいな事はやらずに表に出しませんからね。
18 :◆vsQyY1yD2Q
そして有希の代わりに候補に挙がったのがキョン子です。
‐─´-..、.:.:ヽ
, .:."´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`ヾ、
/.:./.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.、.:.:.\
/.:./.:.:.:.:.:.:.:.l.:.:.:.:.:|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\.:.:ヽ
/.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:..:l.:.}.:.:.:.:.:l.:.:.:.:.:.:',.:.:.:.:.:ヽ.:ハ
. /.:.:〃.:.:.:.:.:.:,'.:.:.|.:.!.:.:.:.:.:|.:.:.:.:.|.:.l.:.:.:.:.:.:.:',.:l
/.:./:/ .:.:.:/.:|.:.:.ハハ.:.:.:.:.:ハ.:.:.:.:!.:.i.l.:.:.: ',!
,'.:./.:.′ ....:′.!_,'_⊥-.:.:.|:l 、.:.:.l.:.l| ...:|:',
i.:.i!.:.:| :.:.:.:| ̄|.:!__ | !.:.:.:|`゙‐-.:i.__|.:.. .:.:.:!.:l
ヘ{|.:.:.! :.:.:,豸う坏ミ、 ',.:.:.;豸ぅミ、、|`.:.:.:.:.:.|.:.!
!.:.i!.:.:.:|.:,cV;;;;ツっ \.:cV;::::;ノヾ.:.:.:.:.:.:l.:′
l.:ハ.:.:.:レ{//// , //`ひ |.:.:.:.:.:.:./、 苦労人ポジションか……。
レ |.:.:.:.:ハu ; /|.:.:.:.:.:l.|::::\
!|.:.l.:.:.l、 t‐__---, ;イ:!.:.:.:.:.ハ{::::l:::ヽ
l|.:.:l.:.:.! \  ̄ イ|:l}::|::l.:.:.:.:i::リ::::ぃ:::丶
__ lハ.:.:.:.:.| | `丶- < / !::l:::!::|.:.:.:.l:::|:::::|:::',::::::ヘ
/\ ヾ: : `` ',.:.:.:.| } / |:::l::l:::l.:.:.:,':::!:::::|:::::',::::::::',
/ ヽ: :キ: : : :',.:.:.:lヾ {r,‐-、:|::|:リ.:.:/::::l:::::ハ::::ハ::::::i
. l ヘ: :ヾ、: : ',.:.:.i i `ーヽ `/.:./:::::::|::/ }::| ヽ::l
! ヘ: : ヾ、: :ヘ.:.l |`丶__ ,-‐l ムイ: . ̄ΠΤヽ. }:l
} ト、 ヾ、: :ヘ! r'´ -─--`ヽ|: : j: : : :||: :| i i/
{ ! \ ヾ、: : : :ヽ‐´ ̄ ̄`ヽ|: :´: : : : ||: :i │ !
! i | ヽ: :ヾ、: : { l: : : : : :}}: :l i ;
∧ ‖ \ ヾ: :‘, l . |: : : : : :〃/ {、 l
/::::ヽ i ヽ ヾ、 ヽ ! | |: : : : //:/ヽ、 トヽ.j
ハ::::::Y:{ ! 丶 ヾ、‘,│ | !: : : :// ,′ ,ヘ }:ヘ
ヽ:ヽ::::`ヽ、_ l、 \ヾハ ! ! |: : 〃:/ / l ノ:::{、 古泉 キョン子 ( 涼宮ハルヒコの憂鬱? )
/:::\::::::{::\ !ヽ、 /`ヽ\ぃ ', !|: :// :/ ,′ ! i::::::|:ヽ
年齢次第では別の人物が思い浮かびそうな名前になりますが
キョンがベースである彼女は、キョンと同じ 「苦労人」 のイメージがしっくりくるので
「ニュー速で家に振り回される貴族のお嬢様」 としての役割が期待されていました。
19 :◆vsQyY1yD2Q
ここで更にひとつ、ある問題に気付きます。
「縁談成立する相手、アリアハンばっかやん」
20 :◆vsQyY1yD2Q
ニュー速で家はロマリアの商家。
アリアハンとの繋がりばかり重視し、ロマリアを蔑ろにすると言うのは問題があります。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌―――――――┐
|回答者:貴族達. │
└―――――――┘
| ̄ ̄|
_|__|_ よしみを結んでおきたい相手だけど
( -∀-)
( <X>) なかなか 上手くいかないんだよね。
| | |
(__)_)
| ̄ ̄|
_|__|_ 本を集めてるって噂を聞いたから
( ´Д`)
( <X>) 今、家の書庫に古書が眠ってないか調べてるモナ。
| | |
(__)_)
|  ̄ |
_|___|_ あの男、ロマリアを軽く見てねーか?
(,,゚Д゚)
(i〈V〉i) アリアハンから来たから、しょうがないのかも知れんが。
〜| |
し`J
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
54話と55話の間の外伝「ニュー速で商会の御当主様って」に こんなシーンがありましたが
一番下の人の話は、その問題を読者に伝えるためのものでした。
商人、職人、農夫の意見と比較する事で、貴族の間では評判が悪い事を強調したわけですね。
21 :◆vsQyY1yD2Q
縁談相手にロマリアも入れないと不味いと言う事で
古泉家のような目的がない梓が脱落。
アズラエル家は縁談から退く事になります。
,..--ー'''' ̄`''丶
,,∠- \
,.'´ `ー、
// ,,-.、、、_,,__ ,/ト、ヽヽ
/ ト `´ {`ヾヾ,
| ,; i i ヾヽ ,,-'´ゝヽヽ、
.|,' ;{ { ;l丶::ヽ二゙' ''.ムツ{゙` ヽ}
-−' { | :/''丶|、{ :{'\!ツ'´ ヽ. } } ,,、,
'' ̄ ヽi |/(マ``ヽ\ \ ,'.} _ // |
l ヽ、`ゝ `\. ,...' ,'-''''´´/ ____,...l { {
丶 |`ゝ、,,.. .-ー┐ ''´-'' { :/____ i´───-┤|.|
丶,l..-ー''´ {-......__.ノ { /''''''''''''''´´`i``{| .| | |
<'´ ,,.. -ー−丶┐ トー-..__{ ./------..:.:.:.:.:} | .| | !
ゝ'''´´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:| l `、,.' .).:\i−、 丶____.l .| pア ,'`i.| |{ {
`丶,,.....-----> └`ー-、.:.:.:.:\ :ヽ ヽ.|:i/゚゚ { {.| | :{
,/.:.:.:.:.:.:.:.:/ \.:.:.:.:\ ヽ |
原作でアズラエルの関係者であるブーステッドマンの中に、読書好きのオルガがいたため
娘の代わりに彼を紹介する事になりましたが
それが結果としてアズラエルの抜け目のなさを強調する事になりました。
, -‐'''''''‐- 、
, '´ ,....., . : : '‐ 、
/: . /_ノ⌒ヽ ヽ
/{: : . :/"´  ̄ ソ : ',
,'ィ i: : i:{_ 、 ,.∠ノ. : . i
i: '、:、トftゥ≧' `.tゥ≦ィ. :i,'
\i‐ゝ ̄ .: i  ̄ ゝイ
ゝ', , .; , '_ソ そんなに褒めても何も出ませんよ。
jiヽ. `¨二¨´ イi
' ij, \ /j{リ
/:|:.`'‐、 ̄,-'´:.:>、
__,,.. -‐'':i: : :|:.:.:.:.厂 ヽ:.:./ ',‐- ,,__
, .-‐''"~ . : : : : : : :': : ハ:.:∧ ∧:.ハ ', `'' ‐- ,,,__
. / / / V:.ノ |:.:リ ', ', `ヽ
/: : . . , _,`フ ';.| |:.,' `'<_ . : .
22 :◆vsQyY1yD2Q
では、ロマリアからの縁談候補はどうやって選ぶのか?
ここで最初に言った 「性別が逆転したDQ5の結婚イベント」 と言うアイデアが出て来ます。
_,. ......,,,,_
/ r `ヽ、,,. -―-,
/ '" 、 ~` ミ ヽー /
/ ,ィ/l ト ヾ ヽヽ ゞ、 i
| i l l|_l| l!ヾ_ヾ\ヾ l 'ハミl、
i l |'i{__ ヾヽ,,ニ。ミi レ'ノ ヽ ゙ ー- .,,_
ルゝ'l:;,} ゞり'ル") \ r''´
|゙、 、 ク'r" ゙ヽ|
| lゝ、 ー‐ , |ニトyー‐'ヽ、 `ミ ー‐ ―'''''' ‐
,i |i }ミゝ- <_,,.ィノ / ヽ ミ ー 、 ̄ ー 、
/ ,!| ,!::::ルヾ `''''" / , ヘ \ \ `丶 丶 \
/ /rl f‐ナ|ヾミー 、,,.r''"´ ゙̄ヾ、 ゙、 ヽ ヽ \ 丶 \ 、 ;
/ノ/,!`ァリリリ!,. ゝ'´ 、ヾ、~`ミ:、 ヾ ヽ \ 丶 、 r'
! レ / ,. r''" ,.ィf~`''''''7ヽi,//` ー-^;:、 ', ゙, ヽ ヽ \丶
| /,r'" ,.∠..,/ / バ! ノ;∧ l ! l :; ,'
,| ' ,. '" `゙丶'、,..`^'_ ,,.イ,.ィメ7l|\,イ i l ;!"
/l ,. -‐' `丶 、彡ィくリトク ヽ ルlノ
,. ィ フ / l \ ~`ミく、ゞミヽ、゙v'
,......,,.ィ" / ; l 丶 `ヾヾミ〉 i
,...r;' " " ; / ゙、 ` \ |
この時点では 「数多く縁談を申し込まれたけど、そのほとんどを断った」 だけの話でしたが
これをもう少し大きく取り上げる事にしたのです。
23 :◆vsQyY1yD2Q
しかし、ここで もう一つの問題が大きくなってきます。
実はこの問題は、縁談イベントを考え始めた当初から
「いつか起こりうる問題」 として懸念されていたものでした。
と言うのも、「数多く縁談を申し込まれたけど、そのほとんどを断った」 と言うのは
文章にすると たった一行ですが
申し込んだ家は皆、ニュー速で家に何かを求めて申し込んだのです。
i ゙i i
.i /'j
,- 、__ ヽ //
i'''''‐-、` ヽ 、 `ヽ、,,,,,,,-‐''´
ヽ `ヽ、 ゙\
`ヽ 、 ゙ヽ、〉
`'''‐'''´ ,-'''''''‐-、
i ヽ、 \
,,,-‐'''''‐- 、 .ヽ ヽ 、 ヽ
/ ヽ、 \ \_ ノi
.i j、 `''‐-二フ'
.i、 ij
ヽヽ、 //
`ヽ、、___,-'/ ,==、───---,,,,,__
,,-''''''ヽ-、___ _,,--'''''''''''< ,,,,,‐- 、 i‐-`_'''''''''''‐----‐‐''''i
/ j .j───'''''i /´,,,-‐'''' ゙̄ヽヽ- 、 .i 〈 ` ヽ、 i‐-,,,_ ''''''''''''''''''''''''''''''i''
./ ./ ./ ̄ ̄ ̄ ̄i / / // 'ヽ、\ニニニニニi‐‐-ヽ ヽ ヽ  ̄i_ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄''''''''''i
.i' / / ̄ ̄ ̄ ̄jj ヽ〈_ ,,,-''‐-ji. i ゙ヾヽ──j j二 >-ヽ-‐‐‐‐‐゙─、 i二二二ニフ ̄ニフヽ
/二>-‐''''' ̄二二ヽ ̄ヽ二二二'''''<二二-===========-i二二二二i,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,i,, i二<-‐‐''''''''´ ,,,-'''
..-‐‐i'´,,-''''´ ̄ ̄ ̄ ヽi ̄‐、 ` ヽ 、`''''ヽ、i二j、____,,,,,,,,,,j-、-‐‐‐‐‐‐i‐------------i=ニニi─ゝ---‐<ニii-‐‐
‐-‐゙゙i´ i ̄ ̄ ̄ ̄ ̄二二i‐-ヽ∠-‐‐i,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,-‐‐''ニニニニニニニi‐-------‐‐.i‐''‐--------------i二
ニ二''ヽ‐--‐'''''j二二二二二---‐i ヽij二二i____,,,,,,,,,,j二二二二二i_____,,j‐-,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,j_,,,,,
「より贅沢をするため」、「傾いた家を立て直すため」
動機は様々でしょうが、その大半はニュー速で家の財力でしょう。
24 :◆vsQyY1yD2Q
問題は、縁談イベントを大きく取り上げると言う事は
「縁談を断られる相手」 も、目立ってしまうと言う事です。
前述の二つの動機、「より贅沢をするため」、「傾いた家を立て直すため」
この両者では読者の抱くイメージが随分と変わってくるでしょう。
前者であれば 「ざまぁwww」 で済みますが
後者は可哀想だと同情してしまうのではないでしょうか。
実は、これが問題となるのです。
これまた やる夫スレならではの問題で
どんな役であれ登場させた時点で原作のイメージが付いて来てしまいます。
,-'" ̄ ̄ ̄``ヽ
,イ二二二二二二 ヽ
,.-'"ニニニニニニニニニヽ、
■■■■■■■■■■■
r‐‐、 ■■■■■■■■■■■
{ ヽr‐─、 // ,、___,人人___,、 iヘ
ヽ,--{ ヽ }Ll ├┼┼─┼─┼‐┼┤ .l_,i
f‐─-ゝ-''ンil:ヘ ゝ、!__!.___!___|__!ノ /--、
{──‐<゙ //> \  ̄ ̄二 ̄ ̄ ̄ ,イ <ヽ、`ヽ、
ゝ、─'' /イ\ ',>----------< / / ゙ヽ ヽ
≒=≠彳 \ ' , / ヘ /./ i: ヽ
ヽ、__,,. ' ,. \.' ,/ ヘ/ イ , ' l ヽ
l ' , `ヽ==-'" , ' l _,.='"
l ' , , ' ヘ彳¨ヽ
例えば、登場した時点でヤバいと分かる この人のようにw
これは役に立つ事もあれば、足を引っ張る事もあります。
今回のケースでは、原作ファンが同情し
「助けてやって欲しい」 と願う事から足を引っ張る側と言えました。
原作ファンにとっては当然の反応かも知れませんが
作者にしてみれば 「想定している役所から外せ」 と言われているのも同然ですからね。
25 :◆vsQyY1yD2Q
また、この頃の 『DQ3』 は登場した女性が
皆ヒロインになるのではないかとも言われていました。
そこに縁談候補として女性が登場するとどうなるでしょうか?
読者は皆、彼女がヒロインになると期待するでしょう。
たとえそれが 縁 談 が 失 敗 す る 予 定 で 登 場 し て い た と し て も 。
そこで読者の期待に折れてしまうと想定外のヒロインが増えて構成がおかしくなってしまい
想定通りに縁談を失敗させると読者の期待を裏切る事になってしまいます。
「あちらを立てれば、こちらが立たず」
板挟みとは、正にこの事です。
_ ノヘ
f´∧) ∧y )ヽ、
(´Д`;/ / , ヽ、
|`ヽ/ / /` )
.し(、__/〉 ノ
/ 〈
ノ 、 \
/ /^\ .\
/ / ,;ヘ_).\ \_____
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ (__,_/‐‐‐‐‐‐‐\____ (‐‐‐‐‐‐‐‐
\_)
この問題を避ける一つの方法と言うのが
「失敗する候補を最初から登場させない」 と言うものでした。
顔も名前も分からない相手に同情するのは難しいですからね。
当初の古泉家とアズラエル家だけと縁談を成立させる話の流れならば、それが可能でした。
「申し込まれたけど断った」 と一言言えば済むのですから。
26 :◆vsQyY1yD2Q
とは言え、話の流れで名前を出す必要が出てくる可能性は否定出来ません。
船出した辺りから、その手の問題は顔を見せていたので
早い内から この問題に対処する事にしておきました。
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それが彼女、「スー族の美人」 神原 駿河です。
実は、第42話「前人未到の地に肉食系女子を見た!!」 で登場した彼女こそが
後の縁談イベントに繋がる最初の布石でした。
27 :◆vsQyY1yD2Q
要するに、比べるのも おこがましい話なのですが
『SLAM DUNK』 で流川が、山王のエース 沢北を抜くために
まず二回パスをして、沢北の頭に 「パスもある」 と入れたように
_____
,. ‐''三ヾ´彡シ,=`丶、
/'".:=≡ミ_≧_尨彡三:ヽ、
//.:;:彡:f'"´‐------ ``'r=:l
/〃彡_彡′,.=、 ̄ ̄ ,.=、 |ミ:〉
'y=、、:f´===tr==、.___,. ==、._ゞ{
{´yヘl'′ | /⌒l′ |`Y} 神原 駿河は
゙、ゝ) `''''ツ_ _;`ー‐'゙:::::l{
. ヽ.__ ,ィnmmm、 .:::|! 布石……。
,.ィ'´ト.´ ´`"`"`゙″ .::::;'
イ´::ノ|::::l \ "' :::/
::::::::::::|:::::l ヽ、 ..:: .:::/.、
:::::: ::: |:::::ヽ ヽ、.......::::/..:::/!\\
::::::::::: |::::::::ヽ ``''‐--ァt''′ |!:::ヽ:::\ 安西 光義
:::::::::::::|::::::::::::ヽ、 /i|iト、 |l:::::::ヽ:::::\. ( SLAM DUNK )
:::::::::::::|::::::::::::::/:ヽ、 ∧|i|i|i|〉. ||::::::::::ヽ:::::::\
神原 駿河をヒロイン候補として登場させ、ヒロインにならないまま退場させる事で
読者の頭に 「ヒロインにならない事もある」 と入れた訳ですね。
28 :◆vsQyY1yD2Q
この 「前例を作っておいて読者に印象付けておく」 と言う方法は
伏線として割と使いやすいものではあるのですが
このケースでは少々 ―― いや、かなり難しい問題がありました。
例えばですが、「スー族の美人」 が
‐=:::::::::::::::::::......ヽイ:::::::::::::::::::::` : .
‐=::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: `:...
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‐=彡::::::::::::::::::::::::::::::::;ィ:::ィヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`ヽ
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ 从 イ`ヽ:::::::::::::::::::,'ヽ::::::::::::::ヽ`ヽ〉
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::{ミrxェェェュ ヽ从::::: /ィ'彡::::::::::::::\
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l ヽ二Oフ`ヽ ヽ/_oフ ';::::::::::::::::ミ=-
‐=彡:::::::::::::::::::::::::::::::::::::: : ,' メ×'"´ }xxメ ヽ::::::::::::::\
,'::::::イ:::::::::::::::::::::::::::::::: { ×× 〈r,_rノ ト、:::::::::::::ミ=-
,':::::::イ::::::::::::::::::::::::::::::::: ', ,ィ`ヽ'´ヽ { ハ::::::::::::::::::\
,イ::::::ノ:::::::::::::::/´`ヽ:::::トミ=- /'"´⌒´⌒ヽ | /:::::::::ミ=-'"´
‐=彡:::::::::::::::::::::::l l´`} ',::::', `ミ=- イ ィニニヘ ` l'´::::::::::::::ミ=-
,ィ:::::::::::::::::::::::::ヽヽ ヽ',: :', ' }:::::::::::::::::::ハ
‐=彡::::::::::::::::::::::::::::::::ハ、_i`ミヽ . : : : : : : . {:::::::::::::::::::::::\
`ヽ:::::::::::::::{::ヽィ:::} }`ヽ . . : : : :::::::::::::: : . };::ィ::`ヽ::::::::::::ミ=-
ヽ:::::::::〈::ィヽ:::} `ヽ、 . : : : : :::::::::::::::::::::/}::::::::::::::ミ、'"´
}::::::::{:::;;;;;;;;;;} : : : : :. `ヽィ: : :;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ィ'´ト、 ヽ;;;;;;;;;;;ノ、
|::::::::;ゞ、;;;;;;イ::ヽ : : : . `ヽ: : : : : :.:,'´ | `ヽヽ;;;;;;;;;r';;, 原田 ウマ子
. ,ィ'"´フ´ 7:::::::::ト、 : : : : . ト、 \;;;;;;;;;;;;;;ヽ ( PAPUWA )
/ / {:::::::;;イ;;;} : : : : : : . , ' | \ ヽ;;;;;;;;;;;;;;}
UMA子だったらどうなっていたでしょう?
一発ネタになってしまい、そのままヒロインにならずに退場したとしても
読者のイメージは 「予定調和」 で終わっていたのではないでしょうか?
29 :◆vsQyY1yD2Q
そう、この役割は まず読者にヒロインとして期待されなければいけないのです。
_,.-‐:'":: ̄:: ̄:`:ー:-.、_
/: : : : : : : : : : : : : : : : : :`ー:-.、_
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ̄:_:ニ=-
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|: : : :|/:: : : : : :i: :/:/ |: : : : :;':/|:|/|: : :∧::∧
|: : : :|: : : : : : ::|:/j/‐--|、: : :/j/_|/_|: : ; : :〉: ∧
|: : : :|: :|: : ::i: :|,ィfチ心、|: : ://,ィチマ.|: /: :/:i::: :人
∨: ::|/:|: :/'|:: :|{_)::::ィ:|`j/ ´{ィ;リ,.'|/:∨j;ノー-、:_:ゝ
∨:/: ::|/ゝ_ヽ:|.V:z:ソ 、 ー'゛ l:::::/`
∨: ;' : : :/,.-‐-.、゛ ゛ノ∨
∠::ノ|:/ :/〈 ,〉.、 `ー- '´ /
,rァrr‐}" {/ {ニニニ{ \〉‐-- ' ´
/ミ:r-‐}_;イ / / ,〉、
|Ξ| / 〈 〈 ,//ヽ>
. |ニ:|__,ノ'‐-、__\ ゝ'^>
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〈:::::Y:::::::::i:::::::::::::::::::::::::l`‐-、>
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. l`‐-‐'´/ヽー--‐'´|
. | / ∨ |
期待されているからこそ、ヒロインにならずに退場した時 読者の印象に残ります。
30 :◆vsQyY1yD2Q
それと同時に期待され過ぎてもいけません。
ヒロインにならず退場した時点で、多かれ少なかれ読者の期待を裏切る事になるのですから。
つまり、この役所に求められるのは
「ヒロインとしての魅力がある」、「ヒロインにならなくても こいつなら仕方がないと思える問題を抱えている」
と言う、相反する二つの要素を兼ね備えている事でした。
読者に嫌われるのは簡単です。
しかし、それでは 「魅力がある」 とは言えないでしょう。
駿河の場合はどうだったかと言うと ―――
/ ..:.:::! ..:.:.:::/ }:/ |_,|..:.:::/ 、__}:/ ハ::ヽ:.:.:......ヽl
/イ .:::rl .:.::::ムム≦七|.:::/ '`7ム≧十ハ}:.:. ト、:.|
/.::/{ |.:{ .::|ァ'爪:;;ぅト1/ ´乍:;;う}/y|::.:..} }:|
/:/ハ|∧::{ヘ, 廴:ツ ′ 廴:ツ メ`}/}ノ, ハ{
/´ /::入. N ^ 冖 ´ ` ¬^ ノ.ム'/:バ
こちらは準備万端だ。 / ′ ト-V /i/ i //i/' /ィ::::′
ノイ:从 ′ /::::/:/
さぁ、やんねえ香。 / }′lヽ. , == 、 イ::::/}/\
/ |V > . ` ニニ´ .イ::..V}′ \
私を激しく責め立ててくれないか? / |: : : :.:{ ミx . __ ィ≦/ }:.: : | 丶
′ | : : : : i ' /: : : :! ヽ i
さぁ、さぁ、さぁ、さぁ! | ′ l: : : : : '. `ー、 r‐ ' /: : : : | { { |
} / i | : : : : : ', / : : : : :! ヽ:..}:.. ハ
∧ヽ {:..ノ |: : : : : : :廴 __,/ : : : : : :| ∨;::...../ {
/ ..:} ...:YVヽ 廴__: :V /r―――' r‐「{{:::....... ヽ
く:. :... ...:}/ 'ノ n / : ∧ /: :\ ===xミ { { V::::..../.〉
\::.... | i / ノ} ≧、: : :イ下、: / { ヽ ヽ ヽ }:../:../
ヽ::...{ {:../ / /{ //_/几、 `ミi`ヽ ヽ ∨} jム:/
「入 ソ {:...ノ ノY´/ ∧:ハ. トイ} ∨:...} ソ ノヽ|′
/ ヽ ^´ /:ノ / /...::{::...} |、ヽヽ. `ー’ / }
――― 問答無用ですねw
31 :◆vsQyY1yD2Q
悪役敵役ではなくヒロイン候補として登場し
あの状況下で、メインではないにしろ長期間に渡って
読者に嫌われる事なく度々ネタキャラとして活躍。
にも関わらずヒロインにならなくても読者に 「仕方がない」 と思ってもらえる。
___
,..-‐:'´: : : : : :`ー-.、
,.ィ´: : : : : : : : : : : : : : :`ヽ、
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.∧
/.: : : ::/: : : :/: : : : : i: : : : : : : : ハ
. ∠::': : : ::/: : : :;イ: : : : :;イ\: : : : : : : :|
,ノ : : : :,':l: :: : /' |: : : :/|:| |: :|::l: : : : |
.  ̄/: ::/:.:|:.:|::/ヽ,|: : :/ /'__|: :|::|:: : : :|
|: :/|: ::|/|/ |:.:/ '´ |;イ: |、::: :/
,, |:/ |:;::∧、__,|/ 、__,, |:.:| }::/ 、、
. (( ´ ´|:::::;ハ , ∠::/::/ ))
___ |:::/|:::ヽ. 、_,ノ' ,.ィ´::::::| _____
. `ー‐-、 `) |:/ |::/l::;>、 __,..イ::/|:/ヽ:| (ノ∠ィ-┴'´
,γ⌒)ノ| | | _r-‐‐/ |/ 〉 l:〉ヽー-、_ |\/|
(⌒ `ヽ. | |/´ / |‐- -‐/ | `ヽ{-=ニ|
ゝ ,ノ | | .:/,> |__,/ < i '´ |ニ=-{
. ゛ー‐'`ー'" | |ヽ、,' \ .|_/ ,.-‐'´ |/´ ̄{ニ三,l
| |ヽ、l >r-r<´ lニニl 〈. /´:|ミ彡,}
| | /ゝ、.<,イ:||:| l\> . .....:::/∨ .,{ヽ,∠|
ヽ、_ノ |:::.... |_||::|_| ::::/ `\ヾヽ_,ノ
|:: | .:::〈
正直なところ、今でも彼女以外に あの役所が務まる配役は思い付きませんね。
32 :◆vsQyY1yD2Q
ちなみに、縁談を申し込んで来た家の動機についてですが
「より贅沢をするため」、「傾いた家を立て直すため」
先程も言いましたが、この二つでは前者の方が印象が悪くなります。
この問題については
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
,. ‐ _..二i二.._` 丶、
/ ,. '´ ==(__)、
/ / , -- 、 +', ハ
/ / / ヽ/7 ',
|/ / __ ヽ l
|....:.:.:.:,:.:―/ 、 ' `` | :!
|:.:.:,、:.:.:,ヘl | ト :.|
Y:_! ト′_ ィ==ュ| | l::|
|:l l: l z''⌒`゙ l !:':.|
|:.`l: l , , ' _ ' ' /.l:,:/
l:.:.:.', ヽ、 「 | /:./ ′
V| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |
_| |__
,ィ、 | |_ `i
', /`丶、 / ,.\|
〉 l 'ヽヽj. 計 画 通 り L/ __ lヽ、
/ | 、丶! └ '´_ l |
\/| 丶ニ' `´T / 〈
/∧.| |-/ ヽ ヽ
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モア女王主導の勇者支援を利用する事で対処しました。
これが原因で困っている家の方が多くなった訳ですね。
モアの印象が少し怖くなりますが、「謀略女王」 のイメージがそれを受け止めてくれます。
33 :◆vsQyY1yD2Q
余談ですが、駿河登場以前に スー族の美人役にサンを予想されている方がいらっしゃったと思います。
時期的には急激にAA数が増えてしばらく経った頃でしたね。
/l
..... /. l
_,..ィヘ_,ィ:´: : : : :`: : .. / l
-'フ´`ヾ ,ィ´: :{: /: : : : : : : : : ヽヾ;ィ7_ ,、 /. !
_,7 :/ ,: :./: : : `: : : : : : : :ヾ: : :, 彡 ノ ‥ ― - .._ / , ヘ !
フ≦ 〃 .; :./: : : : : ミ:、: : : : : :i: ;.ィタ:ー=- ; ` ー- ..ヽ...⌒ !
`ヽ彡 〃 / '; {: : /: : : l;_: : : ;.:ィダ´:ヾ: :ヾ:、 }ー- ...__ ` ¨<
ィ´ ; ′ ゞ===从 )> x:ヾ:,}.ヽ: _:ヾ:、 ;  ̄ ` ー、 リ
-=彡 〃 ゛ "、;;. '; :l: : ;ニニ,`' ィツノ`ソ、:ヾxミx / ゝ‐-、 ソ
イ;; ゛ ^ ′〃 :人:l: :ハ ゞ' , ヾi /lヽ、 ).;彡′ ///j
イ ,、 ′/ " ヾイ`i:ヾ:、 - ‐ イ !v ; 、ヾ;′ ゞ='
彡 〃 ゛、 ;; ' "/ 人ノヾ ≧、'´ :!ヽ从爻',
フ " ,, ' ′/ ハ /从爻 ;'ノ `__ ィ(二ニ=-、
7 ;; ′ v 从 ', ヾ`ヾ:、__ _,..、(`ヽ、 ハ
′´^" 从 ,、 、 ,, /;∧ ,′ ヽ ',"ヽヽ` 'ヽ ',
ヾ;^ 彡'. V ! ヽ} ::ヽ:. ,′
ヾ人ソ′ ∨ヽ ..::. ゝ-‐::':l
,.. -==ュ、.. ∨ ` ー-‐'::l:::/:.. ..::/ :}
-=ニ三三三三三二==ュ、∨ ;ヾ: :/ / / ',ー- 、
,....ィ三三r守三三彡三三ミミ∨ ',ヾx __, iミxく__
《三〃寸ミ{ ゞ彡' 《三三三三ミ∨. ∨ ー _ !三三ミュ、 _
リ' ィ彡三ヽ `´`ヾ彡彡ミ∨ ∨三三三三二三三三ハ ,ィ夭三}}
ィ三三/三;\ 〃彡ミ:∨ ∨三三三三彡三三三三三ミ彡三三/
ゞ' ̄ ̄ヾ彡'´ヽ、 `´ヽ ゞミヽ ∨/彡==' /三三三三三三三三ミ}
`ヽ、 ヘ`ヽ》ミ', ',/ ヾ三三三三三三三三ミx
ヽ、_,.ィ´ ヽ ∧ } ヾ三三三三三三彡'´ ̄
ゝ、__,..ィ´ヽリ ,′ ヾミ彡リ `ヾ彡'´
,..ィヾ=彡'´ ! //ヾ´ ',
{ /イ} ri. ! , ク´ ´` /
 ̄ ̄ l l ', ', /´ゝ―‐ '
`' ` ヽ、 _ ,..ィ´
実のところ彼女をスー族の美人役にすると言う案もありました。
その場合、スー族のサンと協力してシャーマン族のミスリルのたたら場を襲撃すると言う
原作『もののけ姫』 に近いストーリー展開になっていたでしょう。
実はこの展開、サンをヒロインにすると問題解決後
心情的にミスリルのたたら場を利用しにくくなると言う問題がありましたので
サンをシャーマン族にしたのは、そう言う意味でも正解だったと思います。
34 :◆vsQyY1yD2Q
彼女がシャーマン族に変更になったのも 「縁談イベント」 の影響です。
気性が激しいですが世間擦れしておらず、山犬ではなく人間の中で育ったサンでは
「ヒロインにならなくても こいつなら仕方がないと思える問題を抱えている」 に当て嵌まらなかったのです。
ちなみにサン以外の没配役では
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{ ! / }:::::!:::::{::::l リ ヽ::!:::::::::i ,ィtォ、} |::::;:::::;!::::::::::::::::::::::::::::::::::::.
| ! / /:::::{:::::::、:仏拆≧、リ\:::{ 伐刈 !::/::/::ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::.
l 、 / / Yハ:、:::ト:} 弋)ソ ` `¨ /イ:::/}::::::::,::::::::::::::::::::::::::::::::::.
| ! / / リ/::{\! ´ /_,ン:::::::::::,::::::::::::::::::::::::::::::::::.
_/´`} `ー' / /::::::\ハ r ― ´ ̄_} ;:::::::::::::::::::::::,::::::::::::::::::::::::::::::::::.
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{ 、 ヽ 、 } _/´ )、:个:...._ イ:/::::::::::::::::::::::::::|:::::::::::::::::::|:::::::::::::::.
\ \ }  ̄ _,..- ´ }>、_,| ` ー ´ {/::::::::::::::::::::::::::: !:::::::::::::::::::} 、:::::::::::!
{ 、`ーヽ_ノ / !! l |_:::::::::::::::::::::::::::::l::::::::::::::::::/ l::::::::::{
| `ー ー 、_, イ ; {_)、 o`ヽ ̄}`ヽ、::::::;::::::::::::::::;' }:::::::::;
、 \ / ! l ', \o σ //! / `ヽ、::::::::::/ !::::::/
\ ヽ _ノ-'/ / 、-、_ _/// , ,::::::/ /:::::/
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我那覇 響 ( THE IDOLM@STER ) が候補に挙がっていたり。
しかし、今でこそAAが増えた響も当時はあまりAAがなく
アイマス勢からは既に美希がいたため没に。
35 :◆vsQyY1yD2Q
他にも ナディア・ラ・アルウォール ( ふしぎの海のナディア ) が候補に挙がっていました。
_....
__ノ"´: : : : : :`:ー:-、
/.: : : : : : : : : : : : : : : :.`ヽ
/.: : : ; : : : : : : : : : : : :`:、: :ヾ:、
i.: : :;:': : ;:': : : : : : :, :, : : : ゙;. : :i`
,!: :,_;': : :;' : : : : :/!:.ハ-―:': :ノ"
. /: : : ゙:!_ ,.‐''ニ´レ' ;イj`/<´
/; : : : : :rヘ!:i´ く じ゙ i: :ヽ
. !ハ: : : : : :ゝヾ! _` !:.」リ
└-、: :ハ: :〃}}、 ヽ.フ /'´
`"`{{〃≧>- ,.ィ7`>─、
,.:''´「: :,.イー-‐"/: :! i
i !:〈ヽミ彡"ハ:l |
゙:、ヽ. Y: :>i ,イ.: : :i !
ヽ `!: :ト∨_ヽ: :.! 八
ヽ ヽ:i ∧ ヽ/ /.: : :〉
ヽ `iーV---:! /: : :/
ヽ ゙i:\ i /_:/!_ _
ヽ Y´ 〉 ! ./ >ー`ヾ !
_____ l .i:/ l :! ノ゙"i`i /,,..:-‐'-´ ̄`ヽ
r '" -─- 、 `` ー- ...__ i. l``:! :i-‐'" _.∨'".:''´ l
! `ヽ フ「 ! :i :! / /;7/ /
\ /,.\ ノ;': : :! l`i /-‐'"´: ,:イ、 /
ヽ、 / ,.' ,.',ィヽ、/;': : : : !.___,!:ト-/: : : : ;ィ": : ヽ /__,.- 、
ヽ./ ;' ,' / ヾ:、\: : :_ :! r-V_ i: : :./:i ト、: : ヽ、_,,..ィ'"´ー- `ヽ、
`ヾ、_/ ヾ:、``! i'^i | `^iー--' | ヽ.゙:,:ィi"、>' ,. -─='"´
....:::::::::::::::::::二ニ=ー゙:.`ー゙-| じ i /-'ァ─=-<_})'"-'" ̄ ̄
∠.._....=-三ノ了JU_j/ア-';"´ー,.、 ̄
,..-―t‐'"`ヾ" /ー-、 i ,:' i
/ ゙; _j- ' ´ ..::\:. :ヽ
ノ :. ,.:'''"´ ..:::::::ヽ. ゙ 〉
`ー-‐'"´ `ー'"
現在デジタルリマスター版が再放送中のナディアは、古い作品ながら それなりにAA数が多いのですが
彼女は正義感が強い反面、嫉妬深いなど色々と問題のある性格をしています。
一番の問題は極端なベジタリアンで、食べるために狩りをする人にも強い敵意を向ける事。
彼女はある理由から動物の声が聞けるのですが
肉が食べられなくなったのはサーカスにいた頃に売られて行く牛の声を聞いた事が原因らしく
これは原作終了時点、更には その後の劇場版が終了した後も治っていません。
このカガリ達にはない要素は、アクセントとしては有効なのかも知れませんが
この問題が解決するイメージがさっぱり浮かんでこないと言うのは問題でした。
何せ、原作でも解決していない訳ですから。
やる夫達の旅に同行したとしても 食事に文句を言い、狩りをすれば敵意を向け
更にはモンスターと戦う事も良しとはしないでしょう。
賛否両論だと思いますが、「ヒロインとしての魅力がある」 に当て嵌まらなかった訳ですね。
これはナディアが良い悪いと言う問題ではなく
彼女を採用する事自体が 作品構成上のミスになると言うミスマッチでした。
36 :◆vsQyY1yD2Q
ヒロインとして登場させる以上、その魅力をいかにして引き出すかを考えなければなりません。
作品構成上そのような場が用意出来ない、むしろ悪い面が引き出されてしまうとなると
それは最早 「出すべきではない」 と言えるでしょう。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
__ _ ........._
,.: :´: : : : : : : : : `: : 、
,.: :`:'( )ミx、_: : : : : : : : : :.ヽ
/: : /-vl:.{: : : :`:ー-:、: :: : : : : :..
/イ:.:/ l:/ ヾト、: : : 、: : : `:ヽ、.: : : :
l: : :l,`'′ ー‐'ヾ: : ヽ: : l: : : :`ヽ: }
从/`、 ゝ=' ヾ: : l:./-、/: : : :ハ
;7 _ ''''i:::'7 jハ/rヘ }: : : : : :ヽ
ほら、こっち来い! : l>' ヽ ;::/ , ィ'ー-く´: : :.l: l:.トヾ:.
'. ゝ--' ノ'′,' }:./:./:/レ'、__
シャーマン族は ヽ .__ _ ..::::∨ 人l:/l:/ 、_二>
恩を忘れたりしない! .ゝ、_ハ `≧´ ‐ 、 ヾ=‐- 、
rv'∧ /Y′ __ `> 、
ビッグホーンと一緒に寝れば ,ィ! リ ./ ´ィ´ ゝ-
あったかいぞ! ; r' 〉/ ,ィ'´ `ヽ
! ! / ; ′ :. iヽ
; /〉' l /l ;:. l ヾ
/ rv' !/ :::, l ヽ l l
/ / }' ヾ;,.ィ===ュ,l `リ 人 /
{ 〈::/ ..::',´ :l、 /´ `
ヽ ´ ....::::::::::, l:∨ l
ヽ.......:::ヾ::::::::::, !: l l 人 l;
i:;::::::::... ::; i:::l// ヾ. !ヾ
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サン登場後、やる夫と二人でバシルーラされましたが
あれも、彼女の魅力を引き出すべく 二人をサバイバル空間に放り込むためだったりします。
37 :◆vsQyY1yD2Q
閑話休題。
さて、これで二つの問題が解決しました。
縁談の具体的な内容について考えていきましょう。
……と言いたいところですが
ここで具体的に考えた事で、更に大きな問題が一つ浮かび上がってきました。
/⌒ヽ
/:.:.:.:. ̄\
-―┴‐-ミ:.:.:.:.:\
´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`:.:.:.:.:.:ミ=-'⌒
_/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:}、:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ヽ:.:.ヽ
ア:./:.:.:.:.:/:.:.:.:/ ヽ:._:.:.:.:.:.:Vハ:.:.:.:,
/:.:.l!:.:.i:.:厶:.:.:.i ,.ィべ寸:./:.i:.:i:.:.:.:.i
}.イハ:.:.:Vx=ミ、 | ,ィ示x,}/:.: l:.:l:.:.:./
l: : : :‐-ィ,>`´: :´: :.イV マvヘ、ヽ.: : : :,' Y\i{{ ヒ:ノ`l ゞ-' 7:.:.:/:.;.:.:./
. '´⌒:: : /:ヽ/: : 〃 ハ ヽ: : `ヘ ヾ、::/ /:.:.:从 ' /:.:.:.:i:.7/
,/ .: : : : : l: :′ ァ: : : : : j.: :f'} :、: : : : :ヘ: :\ /イ:.:.:.∧ u r ヽ イ:.:.:.:.ム′
ヽ .: : : : : :ハ : : /. : : : : : : : : :}: : : : : : : : ∧. :ヽ つ |:./}:/` .._ー' _ l:.:.:./__
Y.: : : :.,.' : : : :´ : :j . :l. :/. :ノ !. :| . :l: :キ.: :!ヽ: :l |i′' }イ/丁´'´|:.:.:厂_-=ニ= _
/.: : : .:‘ : : ,' : : : :/ /l// |: :| : :| : :!. :/.::!: j っ Y ,∠ア / |/ _二二二二._
. /.: : : .:/.: : ;,' : : : /}イ'――' l /‐、/| .:|: : ヽ::l/ /iー--i .l/ ニ二二二二ニ._
/.: : :ィノ!: :人.: : : /‐ィ〒テ; ′ ,辷,y、_リ.::/::|: :リ /i }:==l .ニ二二二二二ニ-_
!/l ( |/'|: :/: :i/〈'弋:::ツ ヒ:シ丿 vハイ/: :| 〈ニニ_ ', l _ニ二二ス二二二二ニ-_
{/ ) |N.: : :ハ'xxxx , xxx,〈/ ル/|/Y´ }二ニ_ ヽ l _.-ニ二二7 -ニ二二二二ハ
{ il: :}: :!ヽ丶 u ,イムイ | {二}二._ |/ _.f二二二二{ -仄二二二リ
|/: :/: :八 ヽ、 '´ , イ::l::/! / ノ二jアフ厂| -ニ二二二ニ-_-二二二二 '
,': :/: :/!: :、l:. ` 7:´l : :|: :,イ( _二く_/ | .〉 i二二二「二二二二二ニ
/ /: / .\_:ヽ、 イjヘl、 : : i八`ヽ、 _Z二ニ7  ̄ .|二二ニ厶-=ニミ二二ニ
八/=|、 `、: :lヽ, ‘l`ヽ. : :\ ) _ニ二ニ7 .|二二(_.イr- 厂`ー'
/ />┤\_ ヽl \ _ヽ:`ヽ.: .:! _.ニ二二{ー---―''´`ニ二_(_厶'7 .i .i
|//⌒ 乂\\ \ | リ// ヽ:| _ニ二二ニ.{ -二二二Lム'
i `ハ \ `ヽ‐- Y´¨`/〃 | _ニ二二二ニl -二二二二 、
それは やらない子と キョン子の関係です。
38 :◆vsQyY1yD2Q
キョン子の縁談の裏に、キョンと佐々木の目的があるのは前述の通りです。
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_∠:.:.\
. -<:.:.:.:.:.:. ̄`丶
. イ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:し:.:.:.:.:.:∧
ハ:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.}:.:ト、:.:.:.:.し:.:.:. ∧
.{:.:.:.:.:. ∧:.:.:.:.|、:|. \:.:.i:.:.:.:.:.__:!
V:.:.:.:丁ヘ:.ト、|ーイ ヽ|:.:.:.:| .ハ
'ヘ:.:.:LLzx\ ≠た示}:.:.: | ./
Vハ ヒハ ゞ-゚’|:.:.:/イ
Vハ, ,¨´ 、 ' ' ':|iイ:.:.リ
ヽハ _, -、 ./:.:.:./
.ィ::Tー> . ニ´イ!^ヽ∠, -ァ-.、
}:::::| }} _.L_ ゚ア }} ./:::::ハ
|:::::| }} } \/ リ .}::::::::::::}
_j:::::| {{. ‘. / 〃 /:::::::::::/
八::::::ヽヘ .} / 〃 ./:::::::::::/
./:.:.:}:::::::::| ヘ. | / / rへ::::::::::::ヽ
/:.:.:.:.:.:|::::::∠アヾ/ イ> ´ 三}::::::::_ノ
. /:.:.:.:.:.:.:.:.}::::::::::::\:::: ̄ ̄`ー--'´:::::/
では、キョン子が嫁入りした場合
や ら な い 子 は 、 ど う な る の が 一 番 美 味 し い の で し ょ う か ?
__
/`i、_ , ' ~  ̄ \ __/ .:::\
/::::: /..::::..:.゛_7:::: ::.. ヾ)'::::::`i
ル:::::: /: ::..:::::/ `vヘ、: : ::∧:::::::リ
(Yy∧ノ :ノ_.:ノ_ ノ __` 、:::) ゝ:/
)ノ リ:::〃 (○) (○)i:!:〉 Yy
(/ ソ::ハ u /i/ リ
! ノ ::/iゝ. ▽ . イく
.(::イ/ル|_.イ|.  ̄i'Y;ノ::ル
)ノ. ~V~ \
39 :◆vsQyY1yD2Q
当然の事ですが、へたれて上手く行かない方が色々と美味しいでしょう。
,⌒ハ_./`ヽy: ⌒ `ヽ、 r'⌒ヽ
i . : / :ヽ!" `: : : : : : :)j: : : : 〉
〈. :/:: : :, : ヘ、 : : :ヽ: : : リ.: : : :i
〃: : :/ 丶: : : :ハ : γ〈ルリ
(: : :小ノ `ヽ: ): :、: :) yY
それは芸人の発想じゃない? ):ハ ● ● uリ: ノ i!
j ヘ⊃ 、_,、_, ⊂⊃((: .リ
リ/⌒l,、 __, .イァト))(
j/ /::|三/::// ヽ. :)
| l ヾ∨:::/ ヒ::彡,:}イ
似たようなものです。
しかし、このネタを引っ張り続けるのは無理があります。
「連載を引き延ばすために、主人公とヒロインの関係が
上手く行きそうで行かないまま やきもきさせられる状態が続く」
と言えば、具体的にどれだけ無理か分かる人もいるのではないでしょうか。
つまり、少なくとも どこかで やる夫と やらない子の関係は
決着を付けなければいけないと言う事です。
そう遠くない内に。
40 :◆vsQyY1yD2Q
では、決着がついたらどうなるのでしょうか?
_,....,
,. .-:´‐:.:-`:...、
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`:.:..、
. /:.:.:.:.:.:.:.:i:.:.l:.:.:.:i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ
/:.:.:.:.:.:.:.:.ィ:.:.l.:.:.:.:l:.:.:.:l:.:.:.:.:.:.:ヾ:..
. /:.:.:.:.:.:.:i_:.ハ:.:.i:.:.:.:.ハ:.:.:ト:.:i:.:.:.:.:.::ヾ.,
i:.:.:.:.:.:.:.:l,_:l`ヽ:i';.:.:.i i:.:l i:.l:.:.:i:.:.i:.l ヽ、
. l:;i:.:.:.:.:.:.トア:`トヾヽ:i  ̄ソ`'i:.:.;':.:.:.i';i
. l:ハ:.:.:.:.:.:i ゚=ソ ` ,,_ ' .l:./:.:.:.:i 'i
'ソト:.:.:.:ヘ. ′  ̄,イ/:.:.:.:.:l .i 私の出番がなくなるな。
. /:.:.;ヽ:.:.:.:.、 -_ 、 ,ノイ' i:.:.:.:.::l
. .:.:.:.:.ll:ヽ:.:.:.:i:i 、_ i.< i:.:.:.:.l
/:.:.:.:.:_;[、:ィ';、:.:.リ _.'ヽ  ̄`;:l:.:.:/:\,_
i:.:./::::::::l ';:', ヽ:.l=/ヽ`'弋 ;l:.:イ::::::::::::::\_
. i:.:/::::::::::::i .;:', ヽl- '´,ィ-`、l l:イ |::::::::::::::::::::::::`::::::......、
l:.:i::::::::::::::::i '::', ヽ"´: : l イ:l l::::::/::/:::::::::::::::::::::::::::::`ヽ
l:.i:::::::::::ヾl:.i ';::', ヽ : .〉 .l::l l::ヽ::´::::::::::::::::::::::::::/::::::::l
l:i:::::::::::::::ソ::ヽ ヽ:.、. ヽ : ./ ,.リ/::::::l>ー--≡三-‐:'::::´:::::l
. il::::::::::::::〈::::::ヽ ヽ:ヽ、ヽ :./ /;〃::::::::l l´:/:::::::::::::i
l:::::::::::::::lヽ:::::::ヽ、 ヽミ:..ヘ :/イ:'''ィ::::::::::::::l .丿::::-:::、:::::::ノ
l:::::ー::::、:〉|:::::::::::::::l ー 、ヾソ'/ |::::::::::::::::、 /::::::::::::::::'::::/
そう、キョン子の目的、出番と言うのは 「やらない子をフォローする事」 に頼っている面があります。
やらない子が上手く行ってしまうと、今度はキョン子の役割がなくなってしまうのです。
家同士の関係で繋がりがある やらない子とキョン子ですが
実はこの二人、ヒロインとしては対立関係にありました。
41 :◆vsQyY1yD2Q
この問題を解決する方法はただ一つ。
縁談が始まるより先に やらない子が結婚してしまう事です。
やらない子が上手く行ってしまえば、古泉家は縁談に参加する必要がなくなります。
ええ、実はキョンの妹が キョン子から ハルヒに変わったのは
縁 談 に 参 加 す る 必 要 が 無 く な っ て か ら な の で す w
-―――― _
, : ´::::..... ,.::::::::::/--- _ト、
/⌒ーz'´:::::::::/ ̄ ̄ ̄`ヽヽ\
∠-K/ ≠:::/:::::/:::::::::::::' :: ヽ.ヽ
, : ´, ≦〈_ / /::|::::/::::::::/ .:/:: ,|:::: :: ヾヘ
∨::::::://,' .:::::::!::7|--彡'/::::_/ j:::/∨ |:∧
/::::::, '/, -! :::::::::|::| { \匕 /::/ ‐}:: |ヽ、!
.7.::/:∨::7 ´ ! :::::::::W ` --- ' {=∠ -y イ'、ノ:!
,::7 | ::::::弋ヽ| :!::::::|//, -- _////ヽ--<7:|_ノヽ:|
|:,' | ::::,、::::::了:!::::::/ ` - 、/// 7 ! i::i } ちょっ!?
|:| .! :::| |::::::::V:i:::::| } u/:/! .|:レ'
レ V:, -- 、:{ Vi::::|7 、_ / ,ィ:/::L_j::. |
/ \|Y 7‐y─‐yi≦:./j::: /,::. /
,′ ヽ{ _ >‐'⌒ヽ::::::///7/
/ /,: ` r |/彳 /
これはハルヒを蔑ろにしている訳ではなく
佐々木の義姉妹の脇役として扱う場合
「キョンを一番苦労させられるのは誰か?」 と考えた結果です。
..---. ...
, -‐.': :_: :---` ー-.、
ーァ´:, ‐ -ァ: :7 ̄l:.ヽヽ‐..\
//イ: : /: ./.:イ: }::. :}:.}:ヽ:、:ヽ、
ノ.: .: ./: : lハ:AL_}:/ }::.ハハ::.:}:.ト_--
´ 7:::::_|::. : | '┬ォミー'jム_ム}::ハ:「`
|:.:{ r|{:.. :l  ̄´ {エオハ.ハ{
ハ:ヽvヘ:リ u 〉 |:/ オ イ !
Vl:.:T , ---, ハ!
}::ハ、 ( __/ , ′
/フ´{ \ − /
_ .. イ:::::::{ \ ` ┬‐′
:::::::| l \,_ / \
} ヽ ∧ 〉ヽ 〈| \
ーァ-‐ ヘ_/ヽ.>‐くトj、 ヽ\
「 l ー ヽ:.__..ハ ∨ `ヽ、
ヽ l } l| ヽ ヽ
\ l |: l | l l
\ l l:. !| | |
42 :◆vsQyY1yD2Q
と言う訳で、古泉家まで縁談から退く事になり
(\
\\
(\\
\\\
(\\\\
(\\\\\
\\ |||
( ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ ,〃.⌒ノノ
 ̄ ̄( ̄ ̄//// ̄ ( (((!´゙リ))
 ̄(//// ̄\)ヽl.゚ ヮ゚ノl
".;": (/(/// ̄(つ つ ビームッ
".;": (/(/| \\
.;".;": ..;".;;: (/((/ ∧|\\ .;".;": ..;.;".;
.;".;": .. ; ∪ ∪ \\ .;".;": ..;.;".
.;".;" .;".; \\
ゴ オ ォ ォ …… !! .. \\ ;": ..;.;".;":
.;".;": _.;.;__. \\ ド カ ァ ン !
.;".;": ..;.;".; ζ 从へへ从 ; .;"_. \\ .;".;.;".;":
.;".;": ..;.;".;": ;:'.;( ⌒( ⌒ ) へ__/|.. \\.;".;"_.;__..:
从へ从へへ从 ; ζ | ⌒ ⌒ ⌒ 从Γ | | \\ ∠___/|
( ⌒( ⌒ ) ζ |⌒( ⌒ ) ζΓζ.;".从へへ从 ; | |
( ⌒ ⌒ ⌒ ); (( ( ⌒ )) )Γ | | (( ⌒( ⌒ ) | |
Σ( ⌒( ⌒ ) ζ ( ( ⌒ )) )) ( 从へ ⌒ ⌒ ⌒ Γ| |
( (( ( ⌒ )) ) 从 Σ( ⌒( 从へ从) ⌒( ⌒ ) ζ
Σ (( ( ⌒ )) ) )(( ⌒ ( 从へ从) .;".;(( ( ⌒ )) )
(( ⌒ ( ( ) )⌒ );:; .;".;": ..;.;".;( ( ⌒ )) )
それまで決めていたものが全て ご破算。
後に残ったのは焼け野原のみとなってしまいました。
43 :◆vsQyY1yD2Q
しかし、そんな焼け野原にも芽生えるものがあります。
、、
/ ̄`ヾ、)シ
/⌒ー-- 'フ∧ ̄`ヽ
〈 (,_ ー- 、|
Yγ` ノ
, -─- 、 | | ゚
/ `tノ,,)
| ! `}
_ _,. ,_乂 _,.,,_、 _,_ ,メ、,.,_ _
'"~"~"''`~"'~"~'
それは、やる夫の 「読書好き」 などの後に活かせる設定と
これまでの紆余曲折から見えて来た縁談イベントに必要な要素の数々です。
44 :◆vsQyY1yD2Q
まず、縁談は政略結婚だと言う事。
政略結婚と言うからには政治的な目的がある訳です。
______
| |
_| |_
\ /
\/
では、やる夫の目的は何なのか?
これが古泉家やアズラエル家が相手なら 「断れない」 と言う理由が成立しますが
この両家は、これまでの紆余曲折の中で縁談から退いてしまいました。
______
| |
_| |_
\ /
\/
この時点で やる夫が ―― ニュー速で家が抱えている問題は、やはりロマリアにおける立場でしょう。
貴族社会と言うものは財力さえあればどうとでもなるような簡単なものではないと思います。
______
| |
_| |_
\ /
\/
ここで一つ問題発生。
45 :◆vsQyY1yD2Q
┌―――――――――――――――――――――――┐
|Q.ロマリア国内の勢力図は一体どうなっているのか?.│
└―――――――――――――――――――――――┘
,. ---- 、
く ,. --- 、 \
_,.... --────- 、._ `´ \ \
_,..-''"´ `` 'ー-、 } }
,.-'" `ヽ./` ー‐ ' ノ
/ く__/`¨¨¨¨´
/ i⌒ヽ
/,/ ー '.゙;
./,::';' ;' ;i i ,i ; ,i |
/' ;' | ハ ハ. ;'| /|./| / | i / |
,/ ;' / .| | ゙、 |=V'''゙、 .l | ,:' ソ/,,| ./ !'| ,イ |
| /| | | |''ゝ |三-、 ヽ| |/ " ;| ム;=-j /| |
| .| l |i゙、 .|`!ジ`!',ノ゙i` ';ノ'-、 ヾ;''" / , ;' .!|
リ ゙、 |.|.ヾ、゙` ヾ:;;;リ !'";;リ }ト /,:' || |
゙、 || ´ト `ー一 `='...., " ,// / |
.〉| ,i l 、' : :. / ;' |
/ ノ' | ゙、 ’ ,;:'ッ ;' ゙、
,ノ/ノ | ゙、:、 -ー ,/ノ/ ,ィ ;' ヾ.゙、
-''"´. / ,.ハ i、 ヽ`ゝ、 ~ _,.-/../ / ,リ ゙、ヾ、
,:',// ゙、 ヽヽ! ゙'`=、 ,..-='-''"´// / ヽ. ゙、
,/ ./ /!゙、 /`/7 /´`'" ̄ヽ く^V'"゙、 |ヾヽ、 ゙、
.// ,|..-'''/.// ,:'| ::::::::::::: ヽヽ. ヽ )ヽ、. ゙、 `ヽ.ヽ
_,..-'-''"´,..-;:'入`ハ! | :::::: ヽヽ'"./ミヽ、`ヽゝ_ ``
,..、-'"_,..-;::=''"'"´ リ ..::::::::/ ヽ./ `ヾミ::-、.``ヽ、_
f---i'r'''「´ ゙、 :::/ ``ヾミ::-、ツヽ.
| N :i ゙、 :: / )ヾ--ヽ
┌―――――――――――――――――――――――――――――――┐
|A.この時点でモア女王がポルトガ王族の出である事は判明していたけど │
| 他の夫人などについては、作中で一切触れられていなかった。 │
└―――――――――――――――――――――――――――――――┘
46 :◆vsQyY1yD2Q
実のところロマリア国内の勢力関係、五人の夫人それぞれに派閥があってモアは少数派と言うのは
第8話「カザーブの黄金」の頃には ある程度決めていました。
当時 他の夫人が顔を出さなかったのは、その時点では本筋に全く絡まなかったからです。
どの夫人がどんな人でと言う設定が少しあっただけで、配役すら考えていませんでした。
その設定が、今回の縁談で再利用される事になったのですが
当然ながら夫人達は派閥が担ぎ上げる御輿のようなもので、彼女達が縁談に参加する訳ではありません。
こう言う役所の配役は難しいです。
短い出番で読者の印象に残り、かつ期待され過ぎない。
_,,,,,,,,_
/..;;;''';;,,\
,,r-‐‐'^,,,,ヘ、,,,^⌒`;;─-、,,_
/,,,,;;;;、,/彡三ミヘ,,,::::....'''';;;;;'^^ヽ-、,,,,_
(ヽ''"^゙;;(((てoヘ))i}、メ゜。:::ヽ,,,,_゙"^''::::;;;;`''──ー----一--、,,_
ヾ、,,,, ゙^ヾ=三彳ノヽ=、,,_。。゜・;;::ヽ。,,,_..゙''''ヘ;;;ノ⌒ミ^"''';;:'''""゙'。\
\、;;ゞ,,‐.... ̄..,,,彡ニヾ、ヽ,,゜ハ゜:〉i:i!}。ヘ-、,,,,;;;;.,,,,i,,,,, ...:;;;、..^丶ヘ
\ヽ、.. ,,;;;::...((( tソ.;))}ヘo,, /。{。ノ.. ヾ。;;;;°)..ヽ;;... ハト、ヽ;;;ヽ
`ヾミ、、,,,..::ゞミ=ソ丿};;。〈。,,ヽ、⌒)`^"⌒'´::;;;;;;{ ...,,;;;;;;;;;;ヽ,メ\
`ヾ、,,''、,,=‐、( ..^'';;:::;;;;;;::ヾ、ノ゜。,ヘ"^ ,,....;;;;;}ゝ、;;;''゙ヽ;;;ト..,゙i;,''\
\`ヽ、ヽ'、;::,,。ッ' `''",,ノ ::;;;;;;;i'ヽ::::::''{;;;;{,,r‐、<´;;;;)ヽ::ヘ,,:::ヽ
入,,..::'''‐、..`'''',,,,,,ヽ、;;i,:::/ミソ..::::: ::..}ノ⌒ヽ‐ミ;;:::,,,,;;;〉..::::゙i;,.)
彡‐''^ヘ,,.,,,:::,,::ヽ、\;;;ヽ`' i::;;//.:::i {;;;;ヽ;;;;。二ニ:::メ-、,,,,,(^;Y
゙i,.i'"ヽ'';;;;;ヽヘノ..::::;;:}:;/.;':::;;;;レ´;;;;;;;;。::;;;;r-‐''''''"^,,,--┴、
┐ Y',,, :::`;,,ハ ゙、,,,,;;::::: : : : :::;;;::::;-'''",,,;;;''',,r-''"^,,ヽ''',,{;;;}
===、,,_ }レ‐;''"~~´:::i;;,, ‐、..ト、ノ::;;;;::::::::: :.:.,,/^;;;)ノ,,,-'"^;;;;ゞ :::>、,,゙^''ノ
_,,,,,,フ、,`";;::ヾ'',,ヽ'、:: `''´、;;;ノ `''‐---─/,,ヽソ'''/;''ヽ-ィ'´,,/;;;;;;;メ,,../
‐"'''^"`'‐-‐''、,,;;;;=乂ヽ,;;,,r‐'^. /;;''、ソ,/;;, ,,;::::};;;;;ノ:ノ,,‐'^/
`''''─'''"^ ==--、,,,_(,,;;;::::'''"^',,;;::;;;;;:::::;;,r‐'"r‐'"
,,-‐=ニニニ‐`─--`ヽ--──'''" ̄-‐''^
ウシガエル夫人 ´ ,,,つ_二ニ二,,,,,,=--‐''"
ヽ'"^
つまりは カ エ ル ですねw
AAの原作での人気によっては人妻だろうと、作中の性別は♂だろうと
嫁にと言う声が出かねない やる夫スレ。
そう言う理由もあって、ケロロの他の夫人達はカエルになりました。
名前からして↑の人は爆乳だと思いますが、誰も嫁にとは思わないでしょうしw
47 :◆vsQyY1yD2Q
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃
┠────────┐ ┏━━━━┓
┃二二二二二二二二└──┨ ┗━━
┃二二二二二二二二二二二┗━┓
┃二二二二二二二二二二二二二┗┓
┃二二二二二二二二二二二二二二┃
┗┓二二二二二二二二二二二二二┃
第二夫人派 → ┠─┐二二二二二二二二二二二┗┓
┗┓└──┐二二二二二二二二二┃
┃二二二└┐二二二二二二二二┃
┃二二二二│二二二┌────┨
┃二二二二│二二┌┘二二五五┃
┏┛二二┌─┴──┤五五五五五┃
┃一二┌┘ └┐五五五五┃← 第五夫人派
┏┛一┌┘ │五五五┏┛
┃一一│ │五五五┃
┏┛一一│.軍部( 国王派 ).│五五五┃
┠───┤ ┌┘五四四┃
┃一一一└┐ ┌┘四四四┏┛
┗┓一一一└────┤四四四┏┛← 第四夫人派
モア女王派 → ┃一一一一一三三三└┐四四┃
┗┓一一一一一三三三│四四┃
┗┓一一一一三三三│四┏┛
┗━━━━━━━┷━┛
↑
第三夫人派
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
こうして、ロマリア国内の勢力図が出来上がったところで準備は完了です。
48 :◆vsQyY1yD2Q
と言う訳で、ここまでで出揃った 「縁談イベント」 に必要な要素をまとめてみましょう。
┌――――――――――――――――――――――――――――――――――┐
| │
|1.ニュー速で家の目的は、ロマリアにおける立場を確かなものにする事。 │
| └→そのためにも貴族との繋がりが必要。 │
| └→女王派との関係を深めるのが望ましい。 │
| │
|2.縁談イベントを大きく取り上げると言う事は、縁談に失敗する者も目立つ。 .|
| └→原作ファンの同情が予想される。 │
| └→よって配役には注意が必要。 │
| │
|3.国内勢力を作中で出す以上、やる夫達が関わる何かが必要。 │
| └→やる夫達がロマリア国内の勢力争いに何らかの形で関わる必要がある。 .│
| └→でも、普通に政争するのって似合わないよね? │
| │
|4.? ? ? │
| │
└――――――――――――――――――――――――――――――――──┘
1は縁談イベントをする目的で、2は縁談イベントをする上での注意点。
3は縁談イベントをする事で先の展開にどう影響するかですね。
特に3は国内勢力の設定をただ並べるだけではない話作りのため必ず必要なものでした。
第59話「見よ、東方は銀色に燃えている!」 にあった私兵部隊も一緒にネクロゴンドに攻め込む案や
第60話「こんにちは赤ちゃん」 でdo夫達が言っている勇者連合軍も、この影響を少なからず受けています。
それからもう一つ、4番目の要素があるのですが
これについてはまた後程。
/\ー―、_ /|>_
< >-、 _ ̄ヽ^、 ̄ー、 ,―-、 ___ __ __ __ ,― ̄)/ ̄ __ ./丶
\∠/ヽ ヽ~\ ヽヽ D ) | ._ | /| ┌__ll' ̄'l「 `、|~| .l' ̄'l| || || // /7__//// |\)/ /
ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ、 ´、| || | | | (~l| ∩||. .| || | || || || |二(_´ ̄ ) ././ | |\/
ヽ ヽ ヽ_」 .l、 ',~', | '' .| .| U || U || .|`、 | |U |l、 || l二',-ニ/ / / / | |
ヽ/ヽ _/ヽ. ', ',__|__|~|_| `―-.^゙,ニフl.ニl.、ロ b ∠、二' .L_/(__/ | / /\|
< L- ̄/V二/´-'―`ー´` ̄ `ー' `―``―、__ノ | / /
ヽ∠― ̄ \__./
やる夫はDQ3の世界で生きていくようです
裏話 「史上最大のヒロイン・ザ・ヒロイン」
((::))
〈==〉 __ /  ̄ ̄ ̄ \
|:||:| ィoヾヽ_____ヽ_ ______
( ヾj:Y¨ 、 i廴ノ_________] ,ィ´ 〈 )
(`ヾ.|:|', ',. √,∠` ヾ7、 / ヾ/
(`´.|:( .ノ、) {j)) / Y\ _ .ィ }辷ス:、
,辷彡 / (( ) ,/ ,入: :\__ . ´/ ト、
=≡≡≡= `亡´ ,.ィ´ / _ ミx、:\―フ ノ ヽ
》=《ヽ / `>ァ、rfチ彡 =彡' ̄ `ヾ::\、\_ / /
| l | `く 〃 ヾr- ャ ィイ:/ \:}) /rヽ. イ /
| l | \ 卞x¨ヾ { L、 ハ //ヽyミ、 _L . _
| l | `  ̄ ̄ヾX ヾミx i斗彡⌒7\_ . '´ `ヽ、
| l | . -――ヾミー――:ヽ:、 /<:::/У: : :.\___ /
| l | / ト、`ー -ァ/`ー7/てイ:ィ/\: : : : :.\ `ー "
2 :◆vsQyY1yD2Q
さて、それでは今回は 『物産展 ( の裏で行われた縁談 )』 に関する裏話をしてみます。
今回の縁談、一人の相手に対し複数の相手が縁談に訪れると言う構図は
男女を入れ替えると、どこかで見たようなものになります。
_....--ュt-t、-t-..、__
/´..-,イl .l; .l l l l /ヾ7
`i /',.l ', , ll l l l ,' ,' ',イ
|,..{ヾ、',.ュ't!tt-、、、彡,'lノ
'-',ミ、/ {,,(_.l.l }',_) ',ヨ
.r、' '',_ゝ.!', ノエ'`,f、l
/l、i_ミf゙f゚} '`f}リソ;
イ' l;;;nヽ '''' __!. '''ノn;;;l'.,
/l .,'l;;lll;;;;`tュ;;;;ュ´;;;lll;;l,',.',
'-!_/ l;;;''',ス'二 ニ'_,-::;;;;;ド´
'-7i''´i_ヽ、' ' , `',
{ l ,,l `ヽ、`ヽ-', l
l k_,,l ;.'' ´`'- 、) l
l |||!!-'''⌒'''--/, ',
l l }--'''⌒''''-{ ', ,, ',
/ '' l {}ミ:{}:三:{}回},,', .',
i /'`-......_....巛´`、_...'ュ
r'-../ス\ 巛/ヾ´_ゝ
/=、//' / ヽ.._....,.巛ヾ、,`l ',
f f_l,ノ / | | |ヽ巛'-...`! k.',
l ), f'-''´ | | | 巛 f'U`i',
H U,`i | .| | | `, | i ', i
そう、DQ5のフローラです。
今回のイベント、実は元になったのはDQ5の結婚イベントでした。
> 349 名前: 名無しのやる夫さん@URLを貼る時は"h"抜きでttpから [sage] 投稿日: 12/05/29 14:45:37 ID:NrjBmcPf
> さすがにリュカに直接戦闘技能があるとは思いたくないけど……
> でもDQ5では深窓の令嬢であるはずのフローラさんが普通に戦えたからなぁw
> 「再現してみました!」とか言い出してバギぶっ放してきてもおかしくないようなw
>
> 351 名前: 名無しのやる夫さん@URLを貼る時は"h"抜きでttpから [sage] 投稿日: 12/05/29 14:57:00 ID:IeH8b8ds
> >>349
> DQ5主人公の使える魔法は僧侶系なんで
> 貴族の娘なら修道院で嫁修行したとかでその辺の魔法使える可能性はなくもない
>
> 352 名前: 名無しのやる夫さん@URLを貼る時は"h"抜きでttpから [sage] 投稿日: 12/05/29 14:58:07 ID:a8agL/sv
> 勇者の直系じゃんフローラ
>
> 353 名前: 名無しのやる夫さん@URLを貼る時は"h"抜きでttpから [sage] 投稿日: 12/05/29 15:18:02 ID:hjVlnl/W
> フローラといえば=イオナズンですが何か?
>
> 354 名前: 名無しのやる夫さん@URLを貼る時は"h"抜きでttpから [sage] 投稿日: 12/05/29 15:24:34 ID:a8agL/sv
> つまり、やる夫とリュカが結婚するのはただしいということだな
雑談の中でこんな事を言われていましたが、実は大正解だったりします。
やる夫の体型やニュー速で商会の事を考えると
フローラではなく、ルドマンの方が正確かも知れませんがw
3 :◆vsQyY1yD2Q
とは言え今回のイベント、最初からこんな形になっていた訳ではありませんでした。
かなりの紆余曲折を経て今の形になっています。
そもそも縁談の話を書こうと思った理由と言うのが
「 こ ん な 話 を 書 く 機 会 は 滅 多 に な い 」 と思ったからだったりします。
普通に冒険譚として考えると、ゆかりも同じ様な発想をしていましたが
政略結婚させられそうなお嬢様を助け出す方が王道です。
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/ ノ 、 ヽ
/ ̄ ヽ ヽ
/ 三三 三三 ',
./::::::⌒ (__人__) ⌒::::', (屮゜Д゜)屮 カモーン!
{ | | j
\ _`ー ´_ __ノ
バッ! r<>==/7//≧≦///7==<>,
!//ヾ三三シ´ ヾ三三三シ´//!
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l//// !////ij
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ヾ/∧ _ノ//
`7 /ーーー-‐ヽ ヾ=´
!/  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \!
そんな冒険譚では悪役側になりそうな 「商会当主」 まで上り詰めた やる夫。
一介の冒険者のままでは、こう言う事態に遭遇する事すら稀でしょう。
「こんな価値観の逆転した話を書く機会を逃してはならない」
これこそが やる夫に縁談をさせるに至った最大の理由でした。
4 :◆vsQyY1yD2Q
しかし 「書きたい」 だけでイベントを追加していたら、後々 収拾が付かなくなってしまうでしょう。
そこで、この 「縁談イベント」 を組み込むための理屈、設定の でっち上げが始まります。
最初の段階では、DQ5の結婚イベントを意識したものですらなく
「数多くの縁談の中から、縁のある家から申し込まれたものは断り切れずに受け容れる」
と言う流れのイベントでした。
このネタを考えたのが 第37話「嵐を呼ぶ女」 の辺り、やらない子が登場し、やる夫達が海に出る直前ですね。
実際にイベントを発生させるのは スー大陸のイベントが終わった後
やる夫がルーラでロマリアに戻って来た辺りのつもりでした。
ホッシュ達の頑張りにより、商会の経営が軌道に乗って
縁談を申し込まれても不思議ではない新進気鋭の商家になれたタイミングです。
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ィ彡;: :: :i:: : :,,-,-,‐,)ノ.i /-、、,,,, ヽ: ::.:.ゝ-:、::/
ヽ《::ヾ;: :i:/: .ェエユッ::) ."´frヲュ、 ! ミ、ヾミ、{
ヾ、ヽ::.i:{:.:. ゞ /::{ :: ゙ " :} ヾヽ:.:.:/
ヾ、:彡i:. ./ヽ. ::ハ i :.:.ミ〃' 立地条件が良かったのですよ。
彡;,., -‐‐ ゙ヽ,__,〃‐ヽ、,_ i .:.ミ
彡:, :: : : :__,;; ; ; ;、; : : : : :三ミニ
.i:`彡: : : ´":::-‐‐"" : : : :.:ミヽ
,...i ヽ::"彡: : : : : : : : : : : : :.ミ゙ .}
, _ .,/:::`-、``〉"彡: :川:ヽ : : :.ミ゙/ / トヽ
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5 :◆vsQyY1yD2Q
では、素直に縁談イベントを組み込めたかと言うと そうではありません。
実際に縁談イベントをするには、いくつかの問題をクリアする必要がありました。
一つ目は、ヒロインの数が更に増えると言う事。
『LB3』では、みなみけ三姉妹の内 夏奈ばかりが目立って
春香と千秋が脇役の様に扱われるなど、ヒロインの扱いに差がありました。
/ : / :!_ : -―\.二ニ=ヽ: :ヽ:.〉、
/:/: :斗 .|_. .-‐ . ヽ: :ヽ : : : : :∨: :{、:.\
/ィ イ:. l : : : : .:|: :l、: l : : : : : ∨∧ヽ :ヽ
′|イ : :|: :.. :..: : : .:|: ハ:小 :.. : : : :i : ハ : : : ヽ
i/:| :l: : 从:::..:.. : .:/|/ ,l斗.Y : : : :|/: :l: : : : ∧
|: : :!: | :_|__ト、ヽ:..:/_リィ'7テiミ!V: : | !:| :.::ハ! : : : :∧
| ハ : |:|,z示ミメ、 ′ヒz:リノ }: : :!:l |:.:/ |::..: : : :∧
. Y : ヽ:ト{ ト:zリ  ̄´ j /.:| | /´ ̄ヽ::. : : : : i
i: 、 : :ヾ、`¨ 、 /イ .:!:./ l!::. : : : : l!
. ヽ:\: ∧ _,. -‐' / j: :/リ! |l::. : : : : :i!
|\:ト、: \ /:/}/!| ハ::.. : : : :l|
|l: :`:li\:..:> .._ イ/´ /| ム┴、 : : : :l|
|l : : :!l:| ` \ ,.「 / ,.| ` { __ \ : l:l|
j:! : : l:|:| , ‐ 7ノ} / //| リ! ヽ._ V:l:l|
|l:__j:l!:|/ /-、 _/ ///j / `ヽ:.|:l|
ノ:-. : :|:イ l| ′ / /// 、 / / ヽl|
//|: : : / .| || _L -/ __/.イ 7′ .′ / }:l|
. /:/ ! : : j l.| |! レ ¨¨ ̄ { / ′ |l:l| 南 夏奈 ( みなみけ )
/:/ |: : :ノ lハ l! {_ . -- 、 ヽ ノ / .小l|
/:/ | : / j!ハヽ | `7フフ'´ `¨弋ニ`、ヽ._ .ィ__.ノ: |: l|
『DQ3』 では、この問題を改め
その結果、今度はヒロインが多いと感じられるようになっています。
実際、それを理由にこのスレから離れた人もいるのではないでしょうか。
6 :◆vsQyY1yD2Q
ならば、ヒロインの数を減らして方針転換すれば良いのでしょうか?
答 え は 否 で す 。
方針転換したところで離れた人が戻ってくる訳ではありません。
古今東西、そんな例はいくらでもあります。
そしてそれは今でも付いて来てくれている読者の皆を裏切る事に他ならないのです。
方針がブレれば読者離れを起こすだけ。
ならば私は、最後まで突っ走り抜ける事を選びます。
|\
| \ _,..-,.-―-..,,
| ,.-''" ./ / `''-、
_,,.-| / l >――.,-
. , ,ニ、 _,ヘヽ / / | / // ∧/:l_
//./ / .} }.i./ ._ノ | ./:::/l ヽー': : : : : :/
,'.,'/ / ///=ニ二__ .∧ 〈 `ヽ.l ,ヘ}. : : : : : .l 、‐‐-.、
. i i.{ l´ l / .l  ̄ "''-..,,_∧_ ∨ 丶{r 、ヽ ,'  ̄ ヽ | \
. l l ヽ| { し'7 γ:::o、 `''-二ニ∨  ̄.', ', ./ .| l \
ヾ=.| ./ ', ヽ::::ノ γ:::o、 ∨ i. i / | / ∨
l }/ ヽ ヽ::::ノ >..,,__.| |-'′/ .| / ∨
/ ノ > 、_,、__, < ヽ∨/ ,イ .! ./ ∨
/ ,′ \ > __ <. `´-''′! ′ / l
.. / ,′ ,.-.、\ `''-、 _,,.-' /_.ィ''" .', ′ / |
/ ,' / ヽ ∨ ヽ ,.-''´ ,′ / } ,′_,,-'′ |
./ ,′/ ヽ| ,′./ _,,../ , "´ !
l // ヽ / ./ ,..-''"´/ i '
| / ヽー--- 、__ _,,-' / / ./ ! ,′
ヽ.__/ ヽ / 、 ̄ l/ L/ ,' ,′
} 〈 ⊥ \ l ./,.' /// /
/_,,...ヽ..........,,,_ .∨ .し'  ̄ /
,.-'" `"''-..,,_i ∨ /
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l / ∨__ _,,.-''´
|ヽ / } !  ̄"''‐-..,,___,,...-‐''"´
| /、 ,'
| \ /
そう、こんな感じに。
7 :◆vsQyY1yD2Q
ちなみに、この辺りの考えが
『悪魔召喚師 やる夫と悪魔のいる日常』 の連載開始に繋がっていたりします。
/⌒l ___
{ ', . ´..::::::::::::::.`ヽ
\ 丶- 、 イ::::::::::∧:::::::::::::::::',
/丶 ノ 〉 ,'::l:::::/V V∠:」:::|::|
{`ー(_,ノ } |:::Nメハ f_ノハl:::|:::\
`七ノ_,ノリ ̄!::|代_リ , 弋_リヘ\::::ヽ
|彡' ヽ\'' r ⌒ヽ '' lノ:::ノ:::::ノ
丶---、 /:::}、V__ 丿_,ノ{:::〈_::::(_
〈:::〈_ )dヽ「、:::::`つ)ー'´
`つ) 〉`Yj^!ノ´
ヽ. レイ^}ノr=、
ノ o o({__ノ
rr‐'´ / 、` ー┐
`>、 /' l \ノ
/ >、___,-'´
∧ / ト-|
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/::::::/ _ヽ_〉_
/:::/  ̄
└=≦
あちらの裏話にもありましたが
『悪魔召喚師』 では、最初からメインヒロインの人数を絞り
ゲストヒロインと分けて描写しています。
それにより二つの作品を差別化して 『DQ3』 ではこれまで通りの方針を貫き
「巨大ハーレム物」 の道を突っ走る覚悟を決めたと言う事ですね。
8 :◆vsQyY1yD2Q
では、覚悟を決めたところで 誰との縁談を成立させるのか。
最初は 「ニュー速で家と縁がある家」 と言う事で、この二人の予定でした。
_.. -─‐- .
/.:.:_.:.:-──=ミ 、
,.. --- .. ミv'_:_ノ´.:.:.:.:.:. .:.:.:.:.:.:.}_>‐:.、
,..-.:. ̄.:..:..:.. : : : : `丶、 /.>:.:.:.:. . .: .: .:.:.:ri:.:.:.:.:.:.:.:.:.\
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/:ヘ=、、:._: : : : __:ヽ:_: -^,.ト、 /::/:/.:.:.:.:.i:/、/.:/.:.:/ `了i:. : :.:.: :.:.:}
ノ:..:..:./:..  ̄: :7´:―― : :|‐: :´、: ヽヽ. {:.:j八.:.:.:.:.jレ'|ゝl∠.._ l:.|: . : :.:ノ
ー-/:..:.i:../:. : : ,/:..:.:イ:.ハ:.. : j:.. :}:.、ヽ:. トヽ l:.:.:._j:\.:.:l 、 `メ:.l:.:.} . :.、.:ヽ.._,
!:..:..:|:.{/:..ィ_jz≦ノ ' }:./_}_イ:. } |:.||| |:.:.:{ l:.:.:.ヽ|`ミー‐ァ ノイ:.:.:.:.:.ヾー'′
Vl:.:.|:. Vl´「_ 、` ノ′ _ノ:ソ:イ: リ ノ l:.:.:.`|:.:.:i:l:|  ̄ ri _,ノ:.:.ノ.:.:.:ノ
. }:ハ: : l f7「::`ハ /:::7}7イ:/}/ l:i:.:.八:.:.!:{` ヘ.._ , ヾニZ7´.:.:/ _
ノヘーl、: :!VZツ ヒ:ノ/:.// _ノヽ.从厶/l>l人 { }フ /:.i"´ ノ
`ィヘ:ト、 _ _ ノ:イ/ { ̄ ,ハ rfi´ ̄}i: :≫ゝ- '´ ィ′:! /
rく、\` ヽ二コ:千:|K、′ `¬y' }-' |辷_,儿く\`≧ァ=;≦八!:. i:l ′
|:..:ヽヽ\: :Yニ|: :!:/j!:.l. | ハ j/ 厂 l爪_ノ} ,ゝ|` \,_‐、
ト:..:..:.\ヽ\!r|┴=ミ!r ァ7 └く /h:. ,′ `マ´ルヘ. ´ ̄} ゙ー'
|!::.:..:.ヽ\ヽ|! /7 / `´ l }::.:.:...... / ノ } 〉一'′
j::.l::..:..:.⌒ーァ⌒} / / /^} ,ゞ、_:::.:.く_:::.:.:.. イ ノ゙ー'′
|::.:.\::..::.::.::>ー'―-L∠_¨´
l::.::.:..:. ̄ ̄ト 、, --、―弋i ↑ アズラエル家 令嬢
ヽ::.:..:..:.::..∧/ ヽ i _ .. -― フレイ・アズラエル ( 機動戦士ガンダムSEED )
``ーニ´/ー-、 | _|
_. -―  ̄ ト―.:「:.:l ← 古泉家 令嬢
ヽ:..__:L_| 古泉 有希 ( 涼宮ハルヒの憂鬱 )
ヽ.__)ノ
有希は一樹、キョンの妹ですね。
『涼宮ハルヒの憂鬱』 の登場人物の中から彼女が選ばれたのは
メインキャラの中で LB3を含めて今まで登場していなかったからです。
9 :◆vsQyY1yD2Q
まず古泉家には二つの目的があり
キョンの目的は、ニュー速で家との繋がりを より強固なものにする事で
佐々木の目的は、やらない子の想いを成就させる事でした。
ニュー速で家と古泉家の架け橋となり
また やらない子をニュー速で家内からフォローするために嫁いで来るのが有希と言う事ですね。
_ .. --==ニ¨ `ヽ- ―- 、
.._ニ-‐ァ―――- :.‐'´ .. \
/´ /:ィ/:_. - ´ .:/ ヽ: \:.. {:. ヽ
{ \/∠ -'_二 :// .:/ ヽ: lヽ:. ヽ:.\:|
/´ フ´ .:// / :/ | } |:. ト:. l:. \_
/ / .:ィ :/ /ノ :/ | / { :|:. ∧ :!|:. l:. `ヽ ̄´
//i :/ / ィ /{ .:!:ハォ:7 丁「「:. }:. | l ! トヽ
/ | ..:!/イ7´丁ミヽト{ /'ァz=≠トv .ト: | | |
| /| ../|{ fr筰ミト ´ ´ヤぅ刈イ: ト.}: :|!|
∧! !:/ 小.`辷:リ `フ7′/.:レ } ハ
/{イ:/ハ '_ /´/:. /l: /′
/ ´ |l j .:.\ ‘ニ’ /: ,.. ノ}//
ハ ̄ ̄ ̄`ヽl>ュ.. _ イ:イイムハ{ _ノ{_
ノ ̄ ̄ ̄ ‐- 、 ヽ/} |/_j_.ゝ┴‐´三弐
≦三三三-_ _ \ト/´__.. -==―――`i、
l!  ̄`ヽzzzzf´ ̄ lト}
rヘ | _ | l| {
ノ、__i! fヽ ! | ハ |ハ
{ __,、! _| {| ! | __ | !
ヽ ノ{_l! }ハ、 ヽハ. ヽ /´'/ lト.、|
ト、 _,l!___ {. l\ ` ー \j { __j-:、:\
レ| {ト:ヽヽ:`ヽ._ ̄` |-‐ニ-――-、::ヽ|
_ 上L._ ヽ\\ヽ:ト.二、 {´_: -‐  ̄ `ト、:ヽ{
/´:.:.:.:.:.:_`ヽ }/ >`-/7く_> 、 ` ー‐- 、 ! ヽ:}
⌒ヽ- ´{ `ヽ:\{:.:,.孑{zトミ:.:`ヽミヽ、 ├‐ ´
\ ノ7ァニj彳_/:{`ヽ〉_/`j┬ \ j
 ̄ /:リ: : : : /:.:.| ̄  ̄` Lト、 ト、 /
/:/ : : : / : :j : : : : : : : | : :  ̄:} ` ー‐'
それだけだと有希は政略結婚と割り切って行動し、淡々とした夫婦生活になってしまいそうです。
それを防ぐための やる夫との個人的な繋がりが 「本」
やる夫が作中で本を集めると宣言するのは 第53話「幽霊船」 ですが
実はその宣言自体が、有希登場のための布石でした。
10 :◆vsQyY1yD2Q
その一方でフレイですが、彼女は貴族のお嬢様育ちで
奔放に やる夫を振り回すタイプのヒロインでした。
原作最初期の頃の彼女に近いでしょうか。
/ __: :\ヽ
, ィ Z: :_ ,.r. ‐ 、: ̄`: 丶
. 〃: : :/: : : : : : :\: : : : : \
. /: : / : : : : : : // :V´: ̄: :ヽヽ
/.:/./レ|/ : : : : レ |W l、: : : : : : 'ハ
〃.:/| / : : : : : : ハヘト|: : : : : : l: !
|l:/: ′V: : : _r'7/ l: !.: : : : : :{、|
|l从: :/r <_ /´ l:ハ: : lV ハハ:!
l{ | ∨ -|'‐ト: :lへト.N|
ハ|: :l ミ =气 ィj.fか∨: : ∧:}
/,: : |: :| 辷' ッノ: : / '
/イ: :ハ:圦 , 孑ノ:{
| : : |: :|ヘ. 「 ¨ ァ イ : : |
| : : |: :| ヽ. V ' . <: :! : : |
___ .'ハ: 人 ∨ l|へ__l´!' 7ヽ : : ∧: : |
/ 、___ヽ| 〃 .| | | 〃  ̄ ̄ ヽ: :'. ̄ ヘヽ
!`丶. > `V l ..' .! 厂 ̄ ̄\ \ l 1
! \ / V ハ }`l ` ===、」 L
!__ .' ∨._ム L\
! \ ヽ. ! | ―‐、} _ V ___≧ 、
∨ ヽ 、} .' 二¨l ´ _ 」 | `ヽ
∨二チ ヘ / くノl j ´ { 、  ̄ ̄ \
V / } / | Y `ヽ \
. | / |、 厂ヽ ノ、 | ` ヽ
〉 / \ / | |  ̄}_ ....∠ |
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{ 、_ /ヽ. / l // ∠_ /
ヽ >´ > / ! 〃 / / \ /
} / / ./ l / /、_ 厂 ヽ´ \_ 人
レ 〈 .∠___|__⊥=7 \ \ }
ヽ ' 〃 | | ト、 \ _, - ¨´
\ ヽ /――┤____」―<´ ]、 ヽ _, =´
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11 :◆vsQyY1yD2Q
しかし、彼女は原作ファンの間でも賛否両論のヒロインです。
ラクス、カガリを扱ってきた私としては
原作の境遇と言う枷を外せば可愛く魅せる事も可能なタイプだと思うのですが
実際にそれが読者に伝わるまでしばらく時間が掛かるでしょう。
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`7:/.:.:.:././.ハ:| ノ'´>yメぃ:}:.:i:.:.:}:.:|
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j八:.:.:.{:::仆弋り ´ /ィ.:ノイ:.:.ぃ
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/.:彡ァ′ 凡ム..__/_彡'´::j::::/{ `ニ{
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}/ 》ミニ彳´ ´ /.::::::::::::::::::ぃ::::::::\ {
j′ /::::::::/ ′ /.:::::::::::::::::::::}:ハ::::::::く '、
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. / /..:::::ム / ` _〕:::::::´.:::::::::::, ' 、::::::::r′ ',
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′ '::::::::::::::l:::!:{ ' : .:::::::::::/ ヽ:::::::\ '、
性格の良い、元々好感度の高いタイプであれば
魅力が伝わるまでの時間を短縮出来るのでしょうが
悪女としての側面を持つ彼女の場合、いわゆる 「ふとした瞬間の可愛らしさ」 を見せるためには
多くの時間が掛かると言わざるを得ません。
このスレではヒロインの人数が多いと言う事もあって、扱いの難しいヒロインでした。
12 :◆vsQyY1yD2Q
ここである疑問が浮かびます。
これまでいかにして 新しいヒロイン達を
上手く行かせるかについて考えてきましたが
そ も そ も 政 略 結 婚 と 言 う も の は
ス ム ー ズ に 行 く ば か り で 良 い も の で し ょ う か ?
13 :◆vsQyY1yD2Q
やる夫とカガリ達は、なんだかんだと言って恋愛結婚。
旅をして共に苦労してきた時間があってこそのニュー速で家です。
, -──- 、
, '" ` 、
/ 、 , \ _,-r‐、___ _
/ ,.ヘ  ̄ 、_ノ ヒ=-‐、_ヽ,.}';. }、
{ く` . ヽ, ,. '"  ̄!;:. う\
', '///,ゝ'" 、≦ , ,‐v `ヽ;:.ヽヘ
、 、__ , !ラ' /,イ ! て; イ ',
\ | ̄ゝ- '/, ハ ! ,/、 , (;:.j' i
/三≧=-、 し' , //,r'''∨レ' ,く\_,X, r' ;{ !
/'"´ ̄`\_,仏'ラ='二! 、 /!;;:\>' _j;:r'. |
rr‐'/ \ ゙くレ三-‐rヘ! ,〉 し,,/, ' /jr'! i !
_r{´' ' ヾヽ,,}ラニ{ ,ノ `r'⌒゙らく / /! j
ji' ∨、 ::! ` 〈,とメに;〈,.う´,/ .: 〉
{{j' .: (⌒! ゙ヘ __, >x作{{'_r'⌒y伝' _j
ム}:: `{ 〉! , /テくr≦ノ≧/_,、 _厂
》! .: \_ _〈'、x≦ライ !介イ)  ̄
ドL、.:: .: _jk'上三フ三! Lr' 〈ノ
└=ニに、_.::: ,r'ニj´ `'ヘ三j
ー==ニ彡'  ̄
そんな中に政略結婚で入って来る新しい嫁は相応の苦労をするでしょう。
貴族の常識が通用しない家なのだから尚更です。
14 :◆vsQyY1yD2Q
メタな話をしてしまうと、それぐらいのトラブルがなければ嫁入りしても目立つ事が出来ません。
、__ ノ.:. .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. :.:.:.:.:\:ヽ
`>.: .:.: .:.:.:.:.:トy'⌒}:.:.: :. :.:.: :.:.:.ヽヘ
/.:.:.:. .:.:.:.: .:.:.:/.:.:}^"⌒{:.:.:.{:. . :. . .:. .:.:.:い
/.:./.:.:.:/.:/.:./.:.:./ ヽ:.:.`:、:.:.:. .:.:. : :.:.:!i
|:./.:.:.:.:./.:_:厶斗<_, ヽー≧、:.ヽ:.:.:.:.:. :.:.:.|:!
い:.:.:!|:.}〉^ハy'^うい 〃う::T∨}:.|:.!.:.:.:{:.|:|
\|∨ / 八{::_リ {:::_リ 」ハ/:.|:.:.!:|:从
} j lレ`¬′ ノ  ̄´ /:.イ{Vい:.!|
{|j′/¨´ } ´イ: .:!:.:.:. :l:.:l|
ヽい {、 斤ヘ ,〃: :.l:.:.:.:.:l:.:.|
〉、 \ ` ニ′ イ:.!:.: :|:.:.:.:.:l:.:.|
_.. --、}:.:lヘ ヽ、 ___, '´ ハ:|:.: :.:|:.:.:.:.:|l:.:l
/ ヽ|:.:ハ ',ー 、 , ' }l:.:.:.:.|:.:.:.:.:!|:.:!
. / |:.:!ム -、_ } { / く:|:.:.:.:.!:.:.:./ハ:.|
| }/ `〈 }く l|:.:.:.:|l<´.:.八
}/ , ' } \__/|:.:.:.:|{ `〈
. / `ヽ、 / / く_」:.:.:.八 ',
{ 〉´ イ !:.:/i {、 |
/ / ∧:.} }/ ! い |
お嬢様としての面が強く、有希の様に裏の目的を持たないフレイにとっては
ただでさえ問題を抱えていると言うのに、更に追い打ちを掛ける痛恨の一撃でした。
15 :◆vsQyY1yD2Q
そんな問題を解決すべく彗星の如く現れたのが ―――
__,, ,,_
,..''" ~""''' ‐-.∠三ミ、、
,.r=ニ三三ミγ' {三三三ミ、
/三三三三シ 辷三三三ミi
佳三三三彡 寸三三三}
i三三三彡 ,ィェヽ _ r=-、 弋三三j
`"""テ /(0ノ ,r三三ニi ヾ、O)ミ、 i
,' .i三彡 ヾニニ='' .辷三.} l
i `=' 人 ヾー' l
, ⊥ , ‐' `- ,.-==‐-、、
, rf .)r''ヽニ=` _ _ ,..-=ニf⌒ヽ、_.)ミ、
,r'三ニー'ミ{、 ノ'⌒}ミi /:/"´  ̄ ソ ヽ、 l三ミ-‐`、-'三三ミミ
佳三三三三ゝ-‐' 、l .i i:{_ 、 ,.∠ノ. : i '三ヽ-_-'三ニ= '⌒`、
l=/ ヽ三ミ( _.ノ;l. .l、トftゥ≧' `.tゥ≦ィ.l ヽ( )三シ´ |-、
/=( .l三ニ=‐'、" .l‐ゝ ̄ .: i  ̄ ゝ/ /`''ヾミミ{ /三ミ、
.l三三\ ノミー-- 、 \ ヽ', , .; , イ , -'" _.)三ゝ‐-‐'"三三三、
, -=‐-圭三三三ニニ三,、_ノノ >、\ `¨二¨´ //l .(=( )三三三三三三ミ、
/三三三三三三ニ‐゛゛゛゛゛´ _,,..rf三l `` ー - ‐'-' 、三ゝ、.___ `"""´ (三三三三三ミ-、
/三三三三三三三l __,,--=ニ三三ミl l三三三三三三ニ=-、 ヽ三三三三三三ミ
/三三三三三三三ノ f三三三三三三三彡 气三三三三三三三三三三三三三三三ミ
.l三三三三三三=''_,-=三三三三三彡=-'  ̄寸三三三三三三三三三三三三三ミ,
i三三三三三三三三三三三三彡 弋三三三三三三三三三三三三ミl
〉三三三三三三三三三三三/ `i三三三三三三三三三三三/
{三三三三三三三三三三三/ l三三三三三三三三三三./
辷三三三三三三三三三/ l三三三三三三三三三ニ/
辷三三三三三三三三' l三三三三三三三ニ="´
寸三三三三三三ミ/ 寸三三三三=''´
.寸三三三三ニ/ 寸三ニ‐"
寸三三ミ/ Y
――― 「こいつ」 ですw
16 :◆vsQyY1yD2Q
「アズラエル=アズにゃん」 このイメージが読者の中で成立しているならば
アズラエルの娘のあずにゃんも押し通す事が出来ます。
,从、 ,ィイ
/.:.:,ィハ /.:.:.{
//V イ{-―‐- ... /:厶ィ::}
,!:! ,. イ´ ̄ ̄.:.ミ...く≦ ,.不.
/.:{:| / .:.: .:.:. :. :.. :.:..:.. :.:\ 孑
/..:/∨ ..:.:,.イ:. :..:{ :..:.:.:..i .:..:..:.. 〈
厶.:彡/.! ..:-l‐{十.:.. ..:.:.}斗i一. l }
/..:.:.}. ‐:!.:|.i .:..|ハ:ト、.:.i ..:./iハ|:.:.. .∧
. / ..:.:,仁.:.| 从..:.{ __ミ `{∨ ム__}!:リ:.ハ::ヽ
/ ..:.:.:{:ミ:._| .:.:.ト》'fう::iヽ '行::iV}/:.:i:.:..'
.′ .: ハ:〃| .:.小. Vツ ヒツノ'|:...:.|:.:.:.'.
.′..:.::′ \.|:....:| xxx. ' xx}:...:.l:.:.:.:.i
.′ .:.:i |:. .:{、U __ .イ: ..:.|!:.:.:..l
.′: ..:.l |:. .:| >, ‘ー ' イ }.:..:.:ハ:.:.:.l
.′..: ..:l ,. -- .i.: :.{,ノ\ ` ¬チ、 _|:.:.:.′}:.:.:.|
i ..:..:..:.:l / 从.:ト、 ` ーrく 厂´リ:イ/⌒ヽ:..|
| .: .:..:.:|′ \,ト -≧、廴l{ハj] /' 「i{ /⌒≧_、 梓・アズラエル ( けいおん!! )
| ..:.:.:.:.:{ ,.イ /´ ̄ヽ{/「iトミ! ├!/ /´ ヽ}
| ..:.:.:.:.:|、 / ノ / `Y }V7`ヽ }7 / ヽ.
{ ..:.:.:.:.:| } / { {、 i l { ト{ 廴_j } 从 {{ i { i ,{ }
と言う訳で、第50話「性欲をもてあます」 の時点で
アズラエル家からやってくる縁談の相手は、フレイから あずにゃんに変わりました。
原作でも人気の高い彼女ならば、読者のイメージの後押しもあって短期決戦を挑む事が出来ます。
,.:-'^ニユ.._
. ノ.':´:_:_:_:.:.:.:`丶、
/.:.:/.:.:.:.:`V:⌒ヽヽ
'.:.:.ノ.:.:.:.,:.:.:.:.:}:.:.:.:.:.:.い
レ'/.:.:.:/,.:l:.yム:.:l:、:.:、`!
{:.:.!.:.:.厶!ム{ l:ム:}:.:.:ぃ
ハ:ム:.:{rt::テ 't:テl:.:.!:ト| 「時々可愛いところを見せる お嬢様」 だけじゃ
ノ'´!!i`` { ム:ム{
_∠ 八:iヽ、 ,、 イ:.l、`丶、 パンチも弱かっただろうし
j'⌒ヽV {{ハ! }>,-≪_」!:ハ} }ハ
廴_ ヘVノ `V< {/ ノ' ,《 ,〃 }. これで良かったのかもね……。
j-ュ`V 〈 >ー=ミ十y…<ヘV/ ,/j
〔 / }/ V ∨´ {!
V { , } i| `i
} \_V j } ∨_ |
'、 `ヽ { / ̄´ {
} __,≫--┴<_, --、_ j
. /jl、_/ __厶 ン´
'〃 `7´, ヽ _>ァ< ̄´}、
|!{ └LLtぅ'´{`トく! ヽ ハヘ
j 八 〕 V `、 l }': :||
____〈{: :.:.`:.:.¬{ { 厶ル':.:. :! l
___厶ヽ.:.:.:.:.:.:.} !} '、:.:.:. :ノ/ ̄ ̄
__,ゝ`二ニ7 `、 V/厶、-─
 ̄ ̄{ _人 }¬二¨ ̄
 ̄ ̄` ̄´ ̄ `¨ ̄´ ̄ ̄
アズラエルのところに娘がいるのは確かですので
実は この二人が姉妹として存在する可能性もシュレーディンガーと言う事で。
17 :◆vsQyY1yD2Q
もう一人の候補である有希はと言うと
「苦労している事が表情から伝わりにくい」 と言う弱点が浮上してきました。
彼女も原作では色々と苦労をしているのでしょうが
( ⌒ )
γ⌒ ⌒ヽ
ゝ ノ ポッポー!
| l |
,. :-:.' ー ' ¨ :.ゝ.、
,.:´: : : : : : : : : : : : : ヽ.
,.': : : : : : : : : : : ',: : : : : : ヽ、
,':.:;':.:.:;'.:.:.;'.:./.:;'.:.:|i:';:.:.:.:.:.:.::`、`ゝ
,':.:.i:.:.:.i:.:/i:.:/i:.:ハ:.:l:i:.:.i:.:i:.:.:.';.:.:',
/イハ:!:.:.:l:/ i/ ノノ ノリリハリ:!:i:.:.!:.l
i/!:.:!:.:.:ノ ● ● リ:l:.!:ハ!
,,∨|:.:.! ノ( 、_ , ソ/i/ノ 対有機生命体コンタクト用
(´ i ヘ!:| ⌒ | / ノ!/′ ヒューマノイドインターフェイスとか
``゙''ー、.ヾ>ー-`´-- <イリ もうやってらんないっすよ!
}::::::\i=//::::::ヘ
ノ::::::::::/∀i:::::ノ、.__ノ
〉、;;;;;ソ/A.il;;;;;! `ー' ペシッ
〉ー、i!____i!__,,ゝ |l!il|
(、,,,/ !__,,,! ,,、___,,、、,,,___,、、 て
`ー' `ー' ヾ_;,;,;,;,へ、,;,;,;,ソ て
) て
ゝ⌒ ヘ/⌒ヽて
みたいな事はやらずに表に出しませんからね。
18 :◆vsQyY1yD2Q
そして有希の代わりに候補に挙がったのがキョン子です。
‐─´-..、.:.:ヽ
, .:."´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`ヾ、
/.:./.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.、.:.:.\
/.:./.:.:.:.:.:.:.:.l.:.:.:.:.:|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\.:.:ヽ
/.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:..:l.:.}.:.:.:.:.:l.:.:.:.:.:.:',.:.:.:.:.:ヽ.:ハ
. /.:.:〃.:.:.:.:.:.:,'.:.:.|.:.!.:.:.:.:.:|.:.:.:.:.|.:.l.:.:.:.:.:.:.:',.:l
/.:./:/ .:.:.:/.:|.:.:.ハハ.:.:.:.:.:ハ.:.:.:.:!.:.i.l.:.:.: ',!
,'.:./.:.′ ....:′.!_,'_⊥-.:.:.|:l 、.:.:.l.:.l| ...:|:',
i.:.i!.:.:| :.:.:.:| ̄|.:!__ | !.:.:.:|`゙‐-.:i.__|.:.. .:.:.:!.:l
ヘ{|.:.:.! :.:.:,豸う坏ミ、 ',.:.:.;豸ぅミ、、|`.:.:.:.:.:.|.:.!
!.:.i!.:.:.:|.:,cV;;;;ツっ \.:cV;::::;ノヾ.:.:.:.:.:.:l.:′
l.:ハ.:.:.:レ{//// , //`ひ |.:.:.:.:.:.:./、 苦労人ポジションか……。
レ |.:.:.:.:ハu ; /|.:.:.:.:.:l.|::::\
!|.:.l.:.:.l、 t‐__---, ;イ:!.:.:.:.:.ハ{::::l:::ヽ
l|.:.:l.:.:.! \  ̄ イ|:l}::|::l.:.:.:.:i::リ::::ぃ:::丶
__ lハ.:.:.:.:.| | `丶- < / !::l:::!::|.:.:.:.l:::|:::::|:::',::::::ヘ
/\ ヾ: : `` ',.:.:.:.| } / |:::l::l:::l.:.:.:,':::!:::::|:::::',::::::::',
/ ヽ: :キ: : : :',.:.:.:lヾ {r,‐-、:|::|:リ.:.:/::::l:::::ハ::::ハ::::::i
. l ヘ: :ヾ、: : ',.:.:.i i `ーヽ `/.:./:::::::|::/ }::| ヽ::l
! ヘ: : ヾ、: :ヘ.:.l |`丶__ ,-‐l ムイ: . ̄ΠΤヽ. }:l
} ト、 ヾ、: :ヘ! r'´ -─--`ヽ|: : j: : : :||: :| i i/
{ ! \ ヾ、: : : :ヽ‐´ ̄ ̄`ヽ|: :´: : : : ||: :i │ !
! i | ヽ: :ヾ、: : { l: : : : : :}}: :l i ;
∧ ‖ \ ヾ: :‘, l . |: : : : : :〃/ {、 l
/::::ヽ i ヽ ヾ、 ヽ ! | |: : : : //:/ヽ、 トヽ.j
ハ::::::Y:{ ! 丶 ヾ、‘,│ | !: : : :// ,′ ,ヘ }:ヘ
ヽ:ヽ::::`ヽ、_ l、 \ヾハ ! ! |: : 〃:/ / l ノ:::{、 古泉 キョン子 ( 涼宮ハルヒコの憂鬱? )
/:::\::::::{::\ !ヽ、 /`ヽ\ぃ ', !|: :// :/ ,′ ! i::::::|:ヽ
年齢次第では別の人物が思い浮かびそうな名前になりますが
キョンがベースである彼女は、キョンと同じ 「苦労人」 のイメージがしっくりくるので
「ニュー速で家に振り回される貴族のお嬢様」 としての役割が期待されていました。
19 :◆vsQyY1yD2Q
ここで更にひとつ、ある問題に気付きます。
「縁談成立する相手、アリアハンばっかやん」
20 :◆vsQyY1yD2Q
ニュー速で家はロマリアの商家。
アリアハンとの繋がりばかり重視し、ロマリアを蔑ろにすると言うのは問題があります。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌―――――――┐
|回答者:貴族達. │
└―――――――┘
| ̄ ̄|
_|__|_ よしみを結んでおきたい相手だけど
( -∀-)
( <X>) なかなか 上手くいかないんだよね。
| | |
(__)_)
| ̄ ̄|
_|__|_ 本を集めてるって噂を聞いたから
( ´Д`)
( <X>) 今、家の書庫に古書が眠ってないか調べてるモナ。
| | |
(__)_)
|  ̄ |
_|___|_ あの男、ロマリアを軽く見てねーか?
(,,゚Д゚)
(i〈V〉i) アリアハンから来たから、しょうがないのかも知れんが。
〜| |
し`J
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
54話と55話の間の外伝「ニュー速で商会の御当主様って」に こんなシーンがありましたが
一番下の人の話は、その問題を読者に伝えるためのものでした。
商人、職人、農夫の意見と比較する事で、貴族の間では評判が悪い事を強調したわけですね。
21 :◆vsQyY1yD2Q
縁談相手にロマリアも入れないと不味いと言う事で
古泉家のような目的がない梓が脱落。
アズラエル家は縁談から退く事になります。
,..--ー'''' ̄`''丶
,,∠- \
,.'´ `ー、
// ,,-.、、、_,,__ ,/ト、ヽヽ
/ ト `´ {`ヾヾ,
| ,; i i ヾヽ ,,-'´ゝヽヽ、
.|,' ;{ { ;l丶::ヽ二゙' ''.ムツ{゙` ヽ}
-−' { | :/''丶|、{ :{'\!ツ'´ ヽ. } } ,,、,
'' ̄ ヽi |/(マ``ヽ\ \ ,'.} _ // |
l ヽ、`ゝ `\. ,...' ,'-''''´´/ ____,...l { {
丶 |`ゝ、,,.. .-ー┐ ''´-'' { :/____ i´───-┤|.|
丶,l..-ー''´ {-......__.ノ { /''''''''''''''´´`i``{| .| | |
<'´ ,,.. -ー−丶┐ トー-..__{ ./------..:.:.:.:.:} | .| | !
ゝ'''´´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:| l `、,.' .).:\i−、 丶____.l .| pア ,'`i.| |{ {
`丶,,.....-----> └`ー-、.:.:.:.:\ :ヽ ヽ.|:i/゚゚ { {.| | :{
,/.:.:.:.:.:.:.:.:/ \.:.:.:.:\ ヽ |
原作でアズラエルの関係者であるブーステッドマンの中に、読書好きのオルガがいたため
娘の代わりに彼を紹介する事になりましたが
それが結果としてアズラエルの抜け目のなさを強調する事になりました。
, -‐'''''''‐- 、
, '´ ,....., . : : '‐ 、
/: . /_ノ⌒ヽ ヽ
/{: : . :/"´  ̄ ソ : ',
,'ィ i: : i:{_ 、 ,.∠ノ. : . i
i: '、:、トftゥ≧' `.tゥ≦ィ. :i,'
\i‐ゝ ̄ .: i  ̄ ゝイ
ゝ', , .; , '_ソ そんなに褒めても何も出ませんよ。
jiヽ. `¨二¨´ イi
' ij, \ /j{リ
/:|:.`'‐、 ̄,-'´:.:>、
__,,.. -‐'':i: : :|:.:.:.:.厂 ヽ:.:./ ',‐- ,,__
, .-‐''"~ . : : : : : : :': : ハ:.:∧ ∧:.ハ ', `'' ‐- ,,,__
. / / / V:.ノ |:.:リ ', ', `ヽ
/: : . . , _,`フ ';.| |:.,' `'<_ . : .
22 :◆vsQyY1yD2Q
では、ロマリアからの縁談候補はどうやって選ぶのか?
ここで最初に言った 「性別が逆転したDQ5の結婚イベント」 と言うアイデアが出て来ます。
_,. ......,,,,_
/ r `ヽ、,,. -―-,
/ '" 、 ~` ミ ヽー /
/ ,ィ/l ト ヾ ヽヽ ゞ、 i
| i l l|_l| l!ヾ_ヾ\ヾ l 'ハミl、
i l |'i{__ ヾヽ,,ニ。ミi レ'ノ ヽ ゙ ー- .,,_
ルゝ'l:;,} ゞり'ル") \ r''´
|゙、 、 ク'r" ゙ヽ|
| lゝ、 ー‐ , |ニトyー‐'ヽ、 `ミ ー‐ ―'''''' ‐
,i |i }ミゝ- <_,,.ィノ / ヽ ミ ー 、 ̄ ー 、
/ ,!| ,!::::ルヾ `''''" / , ヘ \ \ `丶 丶 \
/ /rl f‐ナ|ヾミー 、,,.r''"´ ゙̄ヾ、 ゙、 ヽ ヽ \ 丶 \ 、 ;
/ノ/,!`ァリリリ!,. ゝ'´ 、ヾ、~`ミ:、 ヾ ヽ \ 丶 、 r'
! レ / ,. r''" ,.ィf~`''''''7ヽi,//` ー-^;:、 ', ゙, ヽ ヽ \丶
| /,r'" ,.∠..,/ / バ! ノ;∧ l ! l :; ,'
,| ' ,. '" `゙丶'、,..`^'_ ,,.イ,.ィメ7l|\,イ i l ;!"
/l ,. -‐' `丶 、彡ィくリトク ヽ ルlノ
,. ィ フ / l \ ~`ミく、ゞミヽ、゙v'
,......,,.ィ" / ; l 丶 `ヾヾミ〉 i
,...r;' " " ; / ゙、 ` \ |
この時点では 「数多く縁談を申し込まれたけど、そのほとんどを断った」 だけの話でしたが
これをもう少し大きく取り上げる事にしたのです。
23 :◆vsQyY1yD2Q
しかし、ここで もう一つの問題が大きくなってきます。
実はこの問題は、縁談イベントを考え始めた当初から
「いつか起こりうる問題」 として懸念されていたものでした。
と言うのも、「数多く縁談を申し込まれたけど、そのほとんどを断った」 と言うのは
文章にすると たった一行ですが
申し込んだ家は皆、ニュー速で家に何かを求めて申し込んだのです。
i ゙i i
.i /'j
,- 、__ ヽ //
i'''''‐-、` ヽ 、 `ヽ、,,,,,,,-‐''´
ヽ `ヽ、 ゙\
`ヽ 、 ゙ヽ、〉
`'''‐'''´ ,-'''''''‐-、
i ヽ、 \
,,,-‐'''''‐- 、 .ヽ ヽ 、 ヽ
/ ヽ、 \ \_ ノi
.i j、 `''‐-二フ'
.i、 ij
ヽヽ、 //
`ヽ、、___,-'/ ,==、───---,,,,,__
,,-''''''ヽ-、___ _,,--'''''''''''< ,,,,,‐- 、 i‐-`_'''''''''''‐----‐‐''''i
/ j .j───'''''i /´,,,-‐'''' ゙̄ヽヽ- 、 .i 〈 ` ヽ、 i‐-,,,_ ''''''''''''''''''''''''''''''i''
./ ./ ./ ̄ ̄ ̄ ̄i / / // 'ヽ、\ニニニニニi‐‐-ヽ ヽ ヽ  ̄i_ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄''''''''''i
.i' / / ̄ ̄ ̄ ̄jj ヽ〈_ ,,,-''‐-ji. i ゙ヾヽ──j j二 >-ヽ-‐‐‐‐‐゙─、 i二二二ニフ ̄ニフヽ
/二>-‐''''' ̄二二ヽ ̄ヽ二二二'''''<二二-===========-i二二二二i,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,i,, i二<-‐‐''''''''´ ,,,-'''
..-‐‐i'´,,-''''´ ̄ ̄ ̄ ヽi ̄‐、 ` ヽ 、`''''ヽ、i二j、____,,,,,,,,,,j-、-‐‐‐‐‐‐i‐------------i=ニニi─ゝ---‐<ニii-‐‐
‐-‐゙゙i´ i ̄ ̄ ̄ ̄ ̄二二i‐-ヽ∠-‐‐i,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,-‐‐''ニニニニニニニi‐-------‐‐.i‐''‐--------------i二
ニ二''ヽ‐--‐'''''j二二二二二---‐i ヽij二二i____,,,,,,,,,,j二二二二二i_____,,j‐-,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,j_,,,,,
「より贅沢をするため」、「傾いた家を立て直すため」
動機は様々でしょうが、その大半はニュー速で家の財力でしょう。
24 :◆vsQyY1yD2Q
問題は、縁談イベントを大きく取り上げると言う事は
「縁談を断られる相手」 も、目立ってしまうと言う事です。
前述の二つの動機、「より贅沢をするため」、「傾いた家を立て直すため」
この両者では読者の抱くイメージが随分と変わってくるでしょう。
前者であれば 「ざまぁwww」 で済みますが
後者は可哀想だと同情してしまうのではないでしょうか。
実は、これが問題となるのです。
これまた やる夫スレならではの問題で
どんな役であれ登場させた時点で原作のイメージが付いて来てしまいます。
,-'" ̄ ̄ ̄``ヽ
,イ二二二二二二 ヽ
,.-'"ニニニニニニニニニヽ、
■■■■■■■■■■■
r‐‐、 ■■■■■■■■■■■
{ ヽr‐─、 // ,、___,人人___,、 iヘ
ヽ,--{ ヽ }Ll ├┼┼─┼─┼‐┼┤ .l_,i
f‐─-ゝ-''ンil:ヘ ゝ、!__!.___!___|__!ノ /--、
{──‐<゙ //> \  ̄ ̄二 ̄ ̄ ̄ ,イ <ヽ、`ヽ、
ゝ、─'' /イ\ ',>----------< / / ゙ヽ ヽ
≒=≠彳 \ ' , / ヘ /./ i: ヽ
ヽ、__,,. ' ,. \.' ,/ ヘ/ イ , ' l ヽ
l ' , `ヽ==-'" , ' l _,.='"
l ' , , ' ヘ彳¨ヽ
例えば、登場した時点でヤバいと分かる この人のようにw
これは役に立つ事もあれば、足を引っ張る事もあります。
今回のケースでは、原作ファンが同情し
「助けてやって欲しい」 と願う事から足を引っ張る側と言えました。
原作ファンにとっては当然の反応かも知れませんが
作者にしてみれば 「想定している役所から外せ」 と言われているのも同然ですからね。
25 :◆vsQyY1yD2Q
また、この頃の 『DQ3』 は登場した女性が
皆ヒロインになるのではないかとも言われていました。
そこに縁談候補として女性が登場するとどうなるでしょうか?
読者は皆、彼女がヒロインになると期待するでしょう。
たとえそれが 縁 談 が 失 敗 す る 予 定 で 登 場 し て い た と し て も 。
そこで読者の期待に折れてしまうと想定外のヒロインが増えて構成がおかしくなってしまい
想定通りに縁談を失敗させると読者の期待を裏切る事になってしまいます。
「あちらを立てれば、こちらが立たず」
板挟みとは、正にこの事です。
_ ノヘ
f´∧) ∧y )ヽ、
(´Д`;/ / , ヽ、
|`ヽ/ / /` )
.し(、__/〉 ノ
/ 〈
ノ 、 \
/ /^\ .\
/ / ,;ヘ_).\ \_____
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ (__,_/‐‐‐‐‐‐‐\____ (‐‐‐‐‐‐‐‐
\_)
この問題を避ける一つの方法と言うのが
「失敗する候補を最初から登場させない」 と言うものでした。
顔も名前も分からない相手に同情するのは難しいですからね。
当初の古泉家とアズラエル家だけと縁談を成立させる話の流れならば、それが可能でした。
「申し込まれたけど断った」 と一言言えば済むのですから。
26 :◆vsQyY1yD2Q
とは言え、話の流れで名前を出す必要が出てくる可能性は否定出来ません。
船出した辺りから、その手の問題は顔を見せていたので
早い内から この問題に対処する事にしておきました。
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
,.:':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
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. / ::/:|:::::,ィ::/メヽ:::// // !::::::::::::::::::::;
/: ' /-!::::k|/≧ミ|/ ≠==|::;4::::::::::::::;
,'{ |ヘハ.{::J:リ! /ニ==/ j:::::/:i: ,'
/:ヘ ! ´`¨´ {::J ハ/:::/_::|/
|ヽ; `¨´/.イ }:|
!:::: ′ / /リ
. ',ハヘ V __,、 ムイ/
. V \ イ::ハ/
,xj ヽ __,. ,.-≦Vィ/
/Vノ {ヽ/
, -. . '´ ̄: :|';';∧-- -―/;'`ー― ― ‐. .、
/: : : : : : : : : : |;';';';∧ /;';';';|: : : : : : : : : : :ヽ
. ,': : : : : : : : : : : :.:|;';';';' ∧. /;';';';';|: : : : : : : : : : : : ',
それが彼女、「スー族の美人」 神原 駿河です。
実は、第42話「前人未到の地に肉食系女子を見た!!」 で登場した彼女こそが
後の縁談イベントに繋がる最初の布石でした。
27 :◆vsQyY1yD2Q
要するに、比べるのも おこがましい話なのですが
『SLAM DUNK』 で流川が、山王のエース 沢北を抜くために
まず二回パスをして、沢北の頭に 「パスもある」 と入れたように
_____
,. ‐''三ヾ´彡シ,=`丶、
/'".:=≡ミ_≧_尨彡三:ヽ、
//.:;:彡:f'"´‐------ ``'r=:l
/〃彡_彡′,.=、 ̄ ̄ ,.=、 |ミ:〉
'y=、、:f´===tr==、.___,. ==、._ゞ{
{´yヘl'′ | /⌒l′ |`Y} 神原 駿河は
゙、ゝ) `''''ツ_ _;`ー‐'゙:::::l{
. ヽ.__ ,ィnmmm、 .:::|! 布石……。
,.ィ'´ト.´ ´`"`"`゙″ .::::;'
イ´::ノ|::::l \ "' :::/
::::::::::::|:::::l ヽ、 ..:: .:::/.、
:::::: ::: |:::::ヽ ヽ、.......::::/..:::/!\\
::::::::::: |::::::::ヽ ``''‐--ァt''′ |!:::ヽ:::\ 安西 光義
:::::::::::::|::::::::::::ヽ、 /i|iト、 |l:::::::ヽ:::::\. ( SLAM DUNK )
:::::::::::::|::::::::::::::/:ヽ、 ∧|i|i|i|〉. ||::::::::::ヽ:::::::\
神原 駿河をヒロイン候補として登場させ、ヒロインにならないまま退場させる事で
読者の頭に 「ヒロインにならない事もある」 と入れた訳ですね。
28 :◆vsQyY1yD2Q
この 「前例を作っておいて読者に印象付けておく」 と言う方法は
伏線として割と使いやすいものではあるのですが
このケースでは少々 ―― いや、かなり難しい問題がありました。
例えばですが、「スー族の美人」 が
‐=:::::::::::::::::::......ヽイ:::::::::::::::::::::` : .
‐=::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: `:...
. ,ィ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
‐=彡::::::::::::::::::::::::::::::::;ィ:::ィヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`ヽ
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ 从 イ`ヽ:::::::::::::::::::,'ヽ::::::::::::::ヽ`ヽ〉
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::{ミrxェェェュ ヽ从::::: /ィ'彡::::::::::::::\
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l ヽ二Oフ`ヽ ヽ/_oフ ';::::::::::::::::ミ=-
‐=彡:::::::::::::::::::::::::::::::::::::: : ,' メ×'"´ }xxメ ヽ::::::::::::::\
,'::::::イ:::::::::::::::::::::::::::::::: { ×× 〈r,_rノ ト、:::::::::::::ミ=-
,':::::::イ::::::::::::::::::::::::::::::::: ', ,ィ`ヽ'´ヽ { ハ::::::::::::::::::\
,イ::::::ノ:::::::::::::::/´`ヽ:::::トミ=- /'"´⌒´⌒ヽ | /:::::::::ミ=-'"´
‐=彡:::::::::::::::::::::::l l´`} ',::::', `ミ=- イ ィニニヘ ` l'´::::::::::::::ミ=-
,ィ:::::::::::::::::::::::::ヽヽ ヽ',: :', ' }:::::::::::::::::::ハ
‐=彡::::::::::::::::::::::::::::::::ハ、_i`ミヽ . : : : : : : . {:::::::::::::::::::::::\
`ヽ:::::::::::::::{::ヽィ:::} }`ヽ . . : : : :::::::::::::: : . };::ィ::`ヽ::::::::::::ミ=-
ヽ:::::::::〈::ィヽ:::} `ヽ、 . : : : : :::::::::::::::::::::/}::::::::::::::ミ、'"´
}::::::::{:::;;;;;;;;;;} : : : : :. `ヽィ: : :;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ィ'´ト、 ヽ;;;;;;;;;;;ノ、
|::::::::;ゞ、;;;;;;イ::ヽ : : : . `ヽ: : : : : :.:,'´ | `ヽヽ;;;;;;;;;r';;, 原田 ウマ子
. ,ィ'"´フ´ 7:::::::::ト、 : : : : . ト、 \;;;;;;;;;;;;;;ヽ ( PAPUWA )
/ / {:::::::;;イ;;;} : : : : : : . , ' | \ ヽ;;;;;;;;;;;;;;}
UMA子だったらどうなっていたでしょう?
一発ネタになってしまい、そのままヒロインにならずに退場したとしても
読者のイメージは 「予定調和」 で終わっていたのではないでしょうか?
29 :◆vsQyY1yD2Q
そう、この役割は まず読者にヒロインとして期待されなければいけないのです。
_,.-‐:'":: ̄:: ̄:`:ー:-.、_
/: : : : : : : : : : : : : : : : : :`ー:-.、_
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ̄:_:ニ=-
/: : : : : : : : : : : : : : :/: : : : : : : :|::: : : : :<
. /: : ::i: : : : : : : : : :/::/ |: : : : : : ::l:|: i: : :、: ∧
|: : : :|/:: : : : : :i: :/:/ |: : : : :;':/|:|/|: : :∧::∧
|: : : :|: : : : : : ::|:/j/‐--|、: : :/j/_|/_|: : ; : :〉: ∧
|: : : :|: :|: : ::i: :|,ィfチ心、|: : ://,ィチマ.|: /: :/:i::: :人
∨: ::|/:|: :/'|:: :|{_)::::ィ:|`j/ ´{ィ;リ,.'|/:∨j;ノー-、:_:ゝ
∨:/: ::|/ゝ_ヽ:|.V:z:ソ 、 ー'゛ l:::::/`
∨: ;' : : :/,.-‐-.、゛ ゛ノ∨
∠::ノ|:/ :/〈 ,〉.、 `ー- '´ /
,rァrr‐}" {/ {ニニニ{ \〉‐-- ' ´
/ミ:r-‐}_;イ / / ,〉、
|Ξ| / 〈 〈 ,//ヽ>
. |ニ:|__,ノ'‐-、__\ ゝ'^>
,∠ ̄:;フヘ/\__\_ ̄〈
〈‐:-:γ´:::,':::::::::|_/_∧.|\
〈:::::Y:::::::::i:::::::::::::::::::::::::l`‐-、>
. \:l::::::::人:::::::::::::::::::::::|::::/
|:::::::::::::ヽ:::::::::::::::::::|'´
. l`‐-‐'´/ヽー--‐'´|
. | / ∨ |
期待されているからこそ、ヒロインにならずに退場した時 読者の印象に残ります。
30 :◆vsQyY1yD2Q
それと同時に期待され過ぎてもいけません。
ヒロインにならず退場した時点で、多かれ少なかれ読者の期待を裏切る事になるのですから。
つまり、この役所に求められるのは
「ヒロインとしての魅力がある」、「ヒロインにならなくても こいつなら仕方がないと思える問題を抱えている」
と言う、相反する二つの要素を兼ね備えている事でした。
読者に嫌われるのは簡単です。
しかし、それでは 「魅力がある」 とは言えないでしょう。
駿河の場合はどうだったかと言うと ―――
/ ..:.:::! ..:.:.:::/ }:/ |_,|..:.:::/ 、__}:/ ハ::ヽ:.:.:......ヽl
/イ .:::rl .:.::::ムム≦七|.:::/ '`7ム≧十ハ}:.:. ト、:.|
/.::/{ |.:{ .::|ァ'爪:;;ぅト1/ ´乍:;;う}/y|::.:..} }:|
/:/ハ|∧::{ヘ, 廴:ツ ′ 廴:ツ メ`}/}ノ, ハ{
/´ /::入. N ^ 冖 ´ ` ¬^ ノ.ム'/:バ
こちらは準備万端だ。 / ′ ト-V /i/ i //i/' /ィ::::′
ノイ:从 ′ /::::/:/
さぁ、やんねえ香。 / }′lヽ. , == 、 イ::::/}/\
/ |V > . ` ニニ´ .イ::..V}′ \
私を激しく責め立ててくれないか? / |: : : :.:{ ミx . __ ィ≦/ }:.: : | 丶
′ | : : : : i ' /: : : :! ヽ i
さぁ、さぁ、さぁ、さぁ! | ′ l: : : : : '. `ー、 r‐ ' /: : : : | { { |
} / i | : : : : : ', / : : : : :! ヽ:..}:.. ハ
∧ヽ {:..ノ |: : : : : : :廴 __,/ : : : : : :| ∨;::...../ {
/ ..:} ...:YVヽ 廴__: :V /r―――' r‐「{{:::....... ヽ
く:. :... ...:}/ 'ノ n / : ∧ /: :\ ===xミ { { V::::..../.〉
\::.... | i / ノ} ≧、: : :イ下、: / { ヽ ヽ ヽ }:../:../
ヽ::...{ {:../ / /{ //_/几、 `ミi`ヽ ヽ ∨} jム:/
「入 ソ {:...ノ ノY´/ ∧:ハ. トイ} ∨:...} ソ ノヽ|′
/ ヽ ^´ /:ノ / /...::{::...} |、ヽヽ. `ー’ / }
――― 問答無用ですねw
31 :◆vsQyY1yD2Q
悪役敵役ではなくヒロイン候補として登場し
あの状況下で、メインではないにしろ長期間に渡って
読者に嫌われる事なく度々ネタキャラとして活躍。
にも関わらずヒロインにならなくても読者に 「仕方がない」 と思ってもらえる。
___
,..-‐:'´: : : : : :`ー-.、
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正直なところ、今でも彼女以外に あの役所が務まる配役は思い付きませんね。
32 :◆vsQyY1yD2Q
ちなみに、縁談を申し込んで来た家の動機についてですが
「より贅沢をするため」、「傾いた家を立て直すため」
先程も言いましたが、この二つでは前者の方が印象が悪くなります。
この問題については
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,. ‐ _..二i二.._` 丶、
/ ,. '´ ==(__)、
/ / , -- 、 +', ハ
/ / / ヽ/7 ',
|/ / __ ヽ l
|....:.:.:.:,:.:―/ 、 ' `` | :!
|:.:.:,、:.:.:,ヘl | ト :.|
Y:_! ト′_ ィ==ュ| | l::|
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|:.`l: l , , ' _ ' ' /.l:,:/
l:.:.:.', ヽ、 「 | /:./ ′
V| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |
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〉 l 'ヽヽj. 計 画 通 り L/ __ lヽ、
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/∧.| |-/ ヽ ヽ
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モア女王主導の勇者支援を利用する事で対処しました。
これが原因で困っている家の方が多くなった訳ですね。
モアの印象が少し怖くなりますが、「謀略女王」 のイメージがそれを受け止めてくれます。
33 :◆vsQyY1yD2Q
余談ですが、駿河登場以前に スー族の美人役にサンを予想されている方がいらっしゃったと思います。
時期的には急激にAA数が増えてしばらく経った頃でしたね。
/l
..... /. l
_,..ィヘ_,ィ:´: : : : :`: : .. / l
-'フ´`ヾ ,ィ´: :{: /: : : : : : : : : ヽヾ;ィ7_ ,、 /. !
_,7 :/ ,: :./: : : `: : : : : : : :ヾ: : :, 彡 ノ ‥ ― - .._ / , ヘ !
フ≦ 〃 .; :./: : : : : ミ:、: : : : : :i: ;.ィタ:ー=- ; ` ー- ..ヽ...⌒ !
`ヽ彡 〃 / '; {: : /: : : l;_: : : ;.:ィダ´:ヾ: :ヾ:、 }ー- ...__ ` ¨<
ィ´ ; ′ ゞ===从 )> x:ヾ:,}.ヽ: _:ヾ:、 ;  ̄ ` ー、 リ
-=彡 〃 ゛ "、;;. '; :l: : ;ニニ,`' ィツノ`ソ、:ヾxミx / ゝ‐-、 ソ
イ;; ゛ ^ ′〃 :人:l: :ハ ゞ' , ヾi /lヽ、 ).;彡′ ///j
イ ,、 ′/ " ヾイ`i:ヾ:、 - ‐ イ !v ; 、ヾ;′ ゞ='
彡 〃 ゛、 ;; ' "/ 人ノヾ ≧、'´ :!ヽ从爻',
フ " ,, ' ′/ ハ /从爻 ;'ノ `__ ィ(二ニ=-、
7 ;; ′ v 从 ', ヾ`ヾ:、__ _,..、(`ヽ、 ハ
′´^" 从 ,、 、 ,, /;∧ ,′ ヽ ',"ヽヽ` 'ヽ ',
ヾ;^ 彡'. V ! ヽ} ::ヽ:. ,′
ヾ人ソ′ ∨ヽ ..::. ゝ-‐::':l
,.. -==ュ、.. ∨ ` ー-‐'::l:::/:.. ..::/ :}
-=ニ三三三三三二==ュ、∨ ;ヾ: :/ / / ',ー- 、
,....ィ三三r守三三彡三三ミミ∨ ',ヾx __, iミxく__
《三〃寸ミ{ ゞ彡' 《三三三三ミ∨. ∨ ー _ !三三ミュ、 _
リ' ィ彡三ヽ `´`ヾ彡彡ミ∨ ∨三三三三二三三三ハ ,ィ夭三}}
ィ三三/三;\ 〃彡ミ:∨ ∨三三三三彡三三三三三ミ彡三三/
ゞ' ̄ ̄ヾ彡'´ヽ、 `´ヽ ゞミヽ ∨/彡==' /三三三三三三三三ミ}
`ヽ、 ヘ`ヽ》ミ', ',/ ヾ三三三三三三三三ミx
ヽ、_,.ィ´ ヽ ∧ } ヾ三三三三三三彡'´ ̄
ゝ、__,..ィ´ヽリ ,′ ヾミ彡リ `ヾ彡'´
,..ィヾ=彡'´ ! //ヾ´ ',
{ /イ} ri. ! , ク´ ´` /
 ̄ ̄ l l ', ', /´ゝ―‐ '
`' ` ヽ、 _ ,..ィ´
実のところ彼女をスー族の美人役にすると言う案もありました。
その場合、スー族のサンと協力してシャーマン族のミスリルのたたら場を襲撃すると言う
原作『もののけ姫』 に近いストーリー展開になっていたでしょう。
実はこの展開、サンをヒロインにすると問題解決後
心情的にミスリルのたたら場を利用しにくくなると言う問題がありましたので
サンをシャーマン族にしたのは、そう言う意味でも正解だったと思います。
34 :◆vsQyY1yD2Q
彼女がシャーマン族に変更になったのも 「縁談イベント」 の影響です。
気性が激しいですが世間擦れしておらず、山犬ではなく人間の中で育ったサンでは
「ヒロインにならなくても こいつなら仕方がないと思える問題を抱えている」 に当て嵌まらなかったのです。
ちなみにサン以外の没配役では
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{ ! / }:::::!:::::{::::l リ ヽ::!:::::::::i ,ィtォ、} |::::;:::::;!::::::::::::::::::::::::::::::::::::.
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{ 、 ヽ 、 } _/´ )、:个:...._ イ:/::::::::::::::::::::::::::|:::::::::::::::::::|:::::::::::::::.
\ \ }  ̄ _,..- ´ }>、_,| ` ー ´ {/::::::::::::::::::::::::::: !:::::::::::::::::::} 、:::::::::::!
{ 、`ーヽ_ノ / !! l |_:::::::::::::::::::::::::::::l::::::::::::::::::/ l::::::::::{
| `ー ー 、_, イ ; {_)、 o`ヽ ̄}`ヽ、::::::;::::::::::::::::;' }:::::::::;
、 \ / ! l ', \o σ //! / `ヽ、::::::::::/ !::::::/
\ ヽ _ノ-'/ / 、-、_ _/// , ,::::::/ /:::::/
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我那覇 響 ( THE IDOLM@STER ) が候補に挙がっていたり。
しかし、今でこそAAが増えた響も当時はあまりAAがなく
アイマス勢からは既に美希がいたため没に。
35 :◆vsQyY1yD2Q
他にも ナディア・ラ・アルウォール ( ふしぎの海のナディア ) が候補に挙がっていました。
_....
__ノ"´: : : : : :`:ー:-、
/.: : : : : : : : : : : : : : : :.`ヽ
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i.: : :;:': : ;:': : : : : : :, :, : : : ゙;. : :i`
,!: :,_;': : :;' : : : : :/!:.ハ-―:': :ノ"
. /: : : ゙:!_ ,.‐''ニ´レ' ;イj`/<´
/; : : : : :rヘ!:i´ く じ゙ i: :ヽ
. !ハ: : : : : :ゝヾ! _` !:.」リ
└-、: :ハ: :〃}}、 ヽ.フ /'´
`"`{{〃≧>- ,.ィ7`>─、
,.:''´「: :,.イー-‐"/: :! i
i !:〈ヽミ彡"ハ:l |
゙:、ヽ. Y: :>i ,イ.: : :i !
ヽ `!: :ト∨_ヽ: :.! 八
ヽ ヽ:i ∧ ヽ/ /.: : :〉
ヽ `iーV---:! /: : :/
ヽ ゙i:\ i /_:/!_ _
ヽ Y´ 〉 ! ./ >ー`ヾ !
_____ l .i:/ l :! ノ゙"i`i /,,..:-‐'-´ ̄`ヽ
r '" -─- 、 `` ー- ...__ i. l``:! :i-‐'" _.∨'".:''´ l
! `ヽ フ「 ! :i :! / /;7/ /
\ /,.\ ノ;': : :! l`i /-‐'"´: ,:イ、 /
ヽ、 / ,.' ,.',ィヽ、/;': : : : !.___,!:ト-/: : : : ;ィ": : ヽ /__,.- 、
ヽ./ ;' ,' / ヾ:、\: : :_ :! r-V_ i: : :./:i ト、: : ヽ、_,,..ィ'"´ー- `ヽ、
`ヾ、_/ ヾ:、``! i'^i | `^iー--' | ヽ.゙:,:ィi"、>' ,. -─='"´
....:::::::::::::::::::二ニ=ー゙:.`ー゙-| じ i /-'ァ─=-<_})'"-'" ̄ ̄
∠.._....=-三ノ了JU_j/ア-';"´ー,.、 ̄
,..-―t‐'"`ヾ" /ー-、 i ,:' i
/ ゙; _j- ' ´ ..::\:. :ヽ
ノ :. ,.:'''"´ ..:::::::ヽ. ゙ 〉
`ー-‐'"´ `ー'"
現在デジタルリマスター版が再放送中のナディアは、古い作品ながら それなりにAA数が多いのですが
彼女は正義感が強い反面、嫉妬深いなど色々と問題のある性格をしています。
一番の問題は極端なベジタリアンで、食べるために狩りをする人にも強い敵意を向ける事。
彼女はある理由から動物の声が聞けるのですが
肉が食べられなくなったのはサーカスにいた頃に売られて行く牛の声を聞いた事が原因らしく
これは原作終了時点、更には その後の劇場版が終了した後も治っていません。
このカガリ達にはない要素は、アクセントとしては有効なのかも知れませんが
この問題が解決するイメージがさっぱり浮かんでこないと言うのは問題でした。
何せ、原作でも解決していない訳ですから。
やる夫達の旅に同行したとしても 食事に文句を言い、狩りをすれば敵意を向け
更にはモンスターと戦う事も良しとはしないでしょう。
賛否両論だと思いますが、「ヒロインとしての魅力がある」 に当て嵌まらなかった訳ですね。
これはナディアが良い悪いと言う問題ではなく
彼女を採用する事自体が 作品構成上のミスになると言うミスマッチでした。
36 :◆vsQyY1yD2Q
ヒロインとして登場させる以上、その魅力をいかにして引き出すかを考えなければなりません。
作品構成上そのような場が用意出来ない、むしろ悪い面が引き出されてしまうとなると
それは最早 「出すべきではない」 と言えるでしょう。
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__ _ ........._
,.: :´: : : : : : : : : `: : 、
,.: :`:'( )ミx、_: : : : : : : : : :.ヽ
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l: : :l,`'′ ー‐'ヾ: : ヽ: : l: : : :`ヽ: }
从/`、 ゝ=' ヾ: : l:./-、/: : : :ハ
;7 _ ''''i:::'7 jハ/rヘ }: : : : : :ヽ
ほら、こっち来い! : l>' ヽ ;::/ , ィ'ー-く´: : :.l: l:.トヾ:.
'. ゝ--' ノ'′,' }:./:./:/レ'、__
シャーマン族は ヽ .__ _ ..::::∨ 人l:/l:/ 、_二>
恩を忘れたりしない! .ゝ、_ハ `≧´ ‐ 、 ヾ=‐- 、
rv'∧ /Y′ __ `> 、
ビッグホーンと一緒に寝れば ,ィ! リ ./ ´ィ´ ゝ-
あったかいぞ! ; r' 〉/ ,ィ'´ `ヽ
! ! / ; ′ :. iヽ
; /〉' l /l ;:. l ヾ
/ rv' !/ :::, l ヽ l l
/ / }' ヾ;,.ィ===ュ,l `リ 人 /
{ 〈::/ ..::',´ :l、 /´ `
ヽ ´ ....::::::::::, l:∨ l
ヽ.......:::ヾ::::::::::, !: l l 人 l;
i:;::::::::... ::; i:::l// ヾ. !ヾ
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サン登場後、やる夫と二人でバシルーラされましたが
あれも、彼女の魅力を引き出すべく 二人をサバイバル空間に放り込むためだったりします。
37 :◆vsQyY1yD2Q
閑話休題。
さて、これで二つの問題が解決しました。
縁談の具体的な内容について考えていきましょう。
……と言いたいところですが
ここで具体的に考えた事で、更に大きな問題が一つ浮かび上がってきました。
/⌒ヽ
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-―┴‐-ミ:.:.:.:.:\
´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`:.:.:.:.:.:ミ=-'⌒
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ア:./:.:.:.:.:/:.:.:.:/ ヽ:._:.:.:.:.:.:Vハ:.:.:.:,
/:.:.l!:.:.i:.:厶:.:.:.i ,.ィべ寸:./:.i:.:i:.:.:.:.i
}.イハ:.:.:Vx=ミ、 | ,ィ示x,}/:.: l:.:l:.:.:./
l: : : :‐-ィ,>`´: :´: :.イV マvヘ、ヽ.: : : :,' Y\i{{ ヒ:ノ`l ゞ-' 7:.:.:/:.;.:.:./
. '´⌒:: : /:ヽ/: : 〃 ハ ヽ: : `ヘ ヾ、::/ /:.:.:从 ' /:.:.:.:i:.7/
,/ .: : : : : l: :′ ァ: : : : : j.: :f'} :、: : : : :ヘ: :\ /イ:.:.:.∧ u r ヽ イ:.:.:.:.ム′
ヽ .: : : : : :ハ : : /. : : : : : : : : :}: : : : : : : : ∧. :ヽ つ |:./}:/` .._ー' _ l:.:.:./__
Y.: : : :.,.' : : : :´ : :j . :l. :/. :ノ !. :| . :l: :キ.: :!ヽ: :l |i′' }イ/丁´'´|:.:.:厂_-=ニ= _
/.: : : .:‘ : : ,' : : : :/ /l// |: :| : :| : :!. :/.::!: j っ Y ,∠ア / |/ _二二二二._
. /.: : : .:/.: : ;,' : : : /}イ'――' l /‐、/| .:|: : ヽ::l/ /iー--i .l/ ニ二二二二ニ._
/.: : :ィノ!: :人.: : : /‐ィ〒テ; ′ ,辷,y、_リ.::/::|: :リ /i }:==l .ニ二二二二二ニ-_
!/l ( |/'|: :/: :i/〈'弋:::ツ ヒ:シ丿 vハイ/: :| 〈ニニ_ ', l _ニ二二ス二二二二ニ-_
{/ ) |N.: : :ハ'xxxx , xxx,〈/ ル/|/Y´ }二ニ_ ヽ l _.-ニ二二7 -ニ二二二二ハ
{ il: :}: :!ヽ丶 u ,イムイ | {二}二._ |/ _.f二二二二{ -仄二二二リ
|/: :/: :八 ヽ、 '´ , イ::l::/! / ノ二jアフ厂| -ニ二二二ニ-_-二二二二 '
,': :/: :/!: :、l:. ` 7:´l : :|: :,イ( _二く_/ | .〉 i二二二「二二二二二ニ
/ /: / .\_:ヽ、 イjヘl、 : : i八`ヽ、 _Z二ニ7  ̄ .|二二ニ厶-=ニミ二二ニ
八/=|、 `、: :lヽ, ‘l`ヽ. : :\ ) _ニ二ニ7 .|二二(_.イr- 厂`ー'
/ />┤\_ ヽl \ _ヽ:`ヽ.: .:! _.ニ二二{ー---―''´`ニ二_(_厶'7 .i .i
|//⌒ 乂\\ \ | リ// ヽ:| _ニ二二ニ.{ -二二二Lム'
i `ハ \ `ヽ‐- Y´¨`/〃 | _ニ二二二ニl -二二二二 、
それは やらない子と キョン子の関係です。
38 :◆vsQyY1yD2Q
キョン子の縁談の裏に、キョンと佐々木の目的があるのは前述の通りです。
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_∠:.:.\
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. イ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ
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ハ:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.}:.:ト、:.:.:.:.し:.:.:. ∧
.{:.:.:.:.:. ∧:.:.:.:.|、:|. \:.:.i:.:.:.:.:.__:!
V:.:.:.:丁ヘ:.ト、|ーイ ヽ|:.:.:.:| .ハ
'ヘ:.:.:LLzx\ ≠た示}:.:.: | ./
Vハ ヒハ ゞ-゚’|:.:.:/イ
Vハ, ,¨´ 、 ' ' ':|iイ:.:.リ
ヽハ _, -、 ./:.:.:./
.ィ::Tー> . ニ´イ!^ヽ∠, -ァ-.、
}:::::| }} _.L_ ゚ア }} ./:::::ハ
|:::::| }} } \/ リ .}::::::::::::}
_j:::::| {{. ‘. / 〃 /:::::::::::/
八::::::ヽヘ .} / 〃 ./:::::::::::/
./:.:.:}:::::::::| ヘ. | / / rへ::::::::::::ヽ
/:.:.:.:.:.:|::::::∠アヾ/ イ> ´ 三}::::::::_ノ
. /:.:.:.:.:.:.:.:.}::::::::::::\:::: ̄ ̄`ー--'´:::::/
では、キョン子が嫁入りした場合
や ら な い 子 は 、 ど う な る の が 一 番 美 味 し い の で し ょ う か ?
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/`i、_ , ' ~  ̄ \ __/ .:::\
/::::: /..::::..:.゛_7:::: ::.. ヾ)'::::::`i
ル:::::: /: ::..:::::/ `vヘ、: : ::∧:::::::リ
(Yy∧ノ :ノ_.:ノ_ ノ __` 、:::) ゝ:/
)ノ リ:::〃 (○) (○)i:!:〉 Yy
(/ ソ::ハ u /i/ リ
! ノ ::/iゝ. ▽ . イく
.(::イ/ル|_.イ|.  ̄i'Y;ノ::ル
)ノ. ~V~ \
39 :◆vsQyY1yD2Q
当然の事ですが、へたれて上手く行かない方が色々と美味しいでしょう。
,⌒ハ_./`ヽy: ⌒ `ヽ、 r'⌒ヽ
i . : / :ヽ!" `: : : : : : :)j: : : : 〉
〈. :/:: : :, : ヘ、 : : :ヽ: : : リ.: : : :i
〃: : :/ 丶: : : :ハ : γ〈ルリ
(: : :小ノ `ヽ: ): :、: :) yY
それは芸人の発想じゃない? ):ハ ● ● uリ: ノ i!
j ヘ⊃ 、_,、_, ⊂⊃((: .リ
リ/⌒l,、 __, .イァト))(
j/ /::|三/::// ヽ. :)
| l ヾ∨:::/ ヒ::彡,:}イ
似たようなものです。
しかし、このネタを引っ張り続けるのは無理があります。
「連載を引き延ばすために、主人公とヒロインの関係が
上手く行きそうで行かないまま やきもきさせられる状態が続く」
と言えば、具体的にどれだけ無理か分かる人もいるのではないでしょうか。
つまり、少なくとも どこかで やる夫と やらない子の関係は
決着を付けなければいけないと言う事です。
そう遠くない内に。
40 :◆vsQyY1yD2Q
では、決着がついたらどうなるのでしょうか?
_,....,
,. .-:´‐:.:-`:...、
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`:.:..、
. /:.:.:.:.:.:.:.:i:.:.l:.:.:.:i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ
/:.:.:.:.:.:.:.:.ィ:.:.l.:.:.:.:l:.:.:.:l:.:.:.:.:.:.:ヾ:..
. /:.:.:.:.:.:.:i_:.ハ:.:.i:.:.:.:.ハ:.:.:ト:.:i:.:.:.:.:.::ヾ.,
i:.:.:.:.:.:.:.:l,_:l`ヽ:i';.:.:.i i:.:l i:.l:.:.:i:.:.i:.l ヽ、
. l:;i:.:.:.:.:.:.トア:`トヾヽ:i  ̄ソ`'i:.:.;':.:.:.i';i
. l:ハ:.:.:.:.:.:i ゚=ソ ` ,,_ ' .l:./:.:.:.:i 'i
'ソト:.:.:.:ヘ. ′  ̄,イ/:.:.:.:.:l .i 私の出番がなくなるな。
. /:.:.;ヽ:.:.:.:.、 -_ 、 ,ノイ' i:.:.:.:.::l
. .:.:.:.:.ll:ヽ:.:.:.:i:i 、_ i.< i:.:.:.:.l
/:.:.:.:.:_;[、:ィ';、:.:.リ _.'ヽ  ̄`;:l:.:.:/:\,_
i:.:./::::::::l ';:', ヽ:.l=/ヽ`'弋 ;l:.:イ::::::::::::::\_
. i:.:/::::::::::::i .;:', ヽl- '´,ィ-`、l l:イ |::::::::::::::::::::::::`::::::......、
l:.:i::::::::::::::::i '::', ヽ"´: : l イ:l l::::::/::/:::::::::::::::::::::::::::::`ヽ
l:.i:::::::::::ヾl:.i ';::', ヽ : .〉 .l::l l::ヽ::´::::::::::::::::::::::::::/::::::::l
l:i:::::::::::::::ソ::ヽ ヽ:.、. ヽ : ./ ,.リ/::::::l>ー--≡三-‐:'::::´:::::l
. il::::::::::::::〈::::::ヽ ヽ:ヽ、ヽ :./ /;〃::::::::l l´:/:::::::::::::i
l:::::::::::::::lヽ:::::::ヽ、 ヽミ:..ヘ :/イ:'''ィ::::::::::::::l .丿::::-:::、:::::::ノ
l:::::ー::::、:〉|:::::::::::::::l ー 、ヾソ'/ |::::::::::::::::、 /::::::::::::::::'::::/
そう、キョン子の目的、出番と言うのは 「やらない子をフォローする事」 に頼っている面があります。
やらない子が上手く行ってしまうと、今度はキョン子の役割がなくなってしまうのです。
家同士の関係で繋がりがある やらない子とキョン子ですが
実はこの二人、ヒロインとしては対立関係にありました。
41 :◆vsQyY1yD2Q
この問題を解決する方法はただ一つ。
縁談が始まるより先に やらない子が結婚してしまう事です。
やらない子が上手く行ってしまえば、古泉家は縁談に参加する必要がなくなります。
ええ、実はキョンの妹が キョン子から ハルヒに変わったのは
縁 談 に 参 加 す る 必 要 が 無 く な っ て か ら な の で す w
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, : ´::::..... ,.::::::::::/--- _ト、
/⌒ーz'´:::::::::/ ̄ ̄ ̄`ヽヽ\
∠-K/ ≠:::/:::::/:::::::::::::' :: ヽ.ヽ
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∨::::::://,' .:::::::!::7|--彡'/::::_/ j:::/∨ |:∧
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.7.::/:∨::7 ´ ! :::::::::W ` --- ' {=∠ -y イ'、ノ:!
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|:,' | ::::,、::::::了:!::::::/ ` - 、/// 7 ! i::i } ちょっ!?
|:| .! :::| |::::::::V:i:::::| } u/:/! .|:レ'
レ V:, -- 、:{ Vi::::|7 、_ / ,ィ:/::L_j::. |
/ \|Y 7‐y─‐yi≦:./j::: /,::. /
,′ ヽ{ _ >‐'⌒ヽ::::::///7/
/ /,: ` r |/彳 /
これはハルヒを蔑ろにしている訳ではなく
佐々木の義姉妹の脇役として扱う場合
「キョンを一番苦労させられるのは誰か?」 と考えた結果です。
..---. ...
, -‐.': :_: :---` ー-.、
ーァ´:, ‐ -ァ: :7 ̄l:.ヽヽ‐..\
//イ: : /: ./.:イ: }::. :}:.}:ヽ:、:ヽ、
ノ.: .: ./: : lハ:AL_}:/ }::.ハハ::.:}:.ト_--
´ 7:::::_|::. : | '┬ォミー'jム_ム}::ハ:「`
|:.:{ r|{:.. :l  ̄´ {エオハ.ハ{
ハ:ヽvヘ:リ u 〉 |:/ オ イ !
Vl:.:T , ---, ハ!
}::ハ、 ( __/ , ′
/フ´{ \ − /
_ .. イ:::::::{ \ ` ┬‐′
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} ヽ ∧ 〉ヽ 〈| \
ーァ-‐ ヘ_/ヽ.>‐くトj、 ヽ\
「 l ー ヽ:.__..ハ ∨ `ヽ、
ヽ l } l| ヽ ヽ
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\ l l:. !| | |
42 :◆vsQyY1yD2Q
と言う訳で、古泉家まで縁談から退く事になり
(\
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(\\
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(\\\\
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( ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ ,〃.⌒ノノ
 ̄ ̄( ̄ ̄//// ̄ ( (((!´゙リ))
 ̄(//// ̄\)ヽl.゚ ヮ゚ノl
".;": (/(/// ̄(つ つ ビームッ
".;": (/(/| \\
.;".;": ..;".;;: (/((/ ∧|\\ .;".;": ..;.;".;
.;".;": .. ; ∪ ∪ \\ .;".;": ..;.;".
.;".;" .;".; \\
ゴ オ ォ ォ …… !! .. \\ ;": ..;.;".;":
.;".;": _.;.;__. \\ ド カ ァ ン !
.;".;": ..;.;".; ζ 从へへ从 ; .;"_. \\ .;".;.;".;":
.;".;": ..;.;".;": ;:'.;( ⌒( ⌒ ) へ__/|.. \\.;".;"_.;__..:
从へ从へへ从 ; ζ | ⌒ ⌒ ⌒ 从Γ | | \\ ∠___/|
( ⌒( ⌒ ) ζ |⌒( ⌒ ) ζΓζ.;".从へへ从 ; | |
( ⌒ ⌒ ⌒ ); (( ( ⌒ )) )Γ | | (( ⌒( ⌒ ) | |
Σ( ⌒( ⌒ ) ζ ( ( ⌒ )) )) ( 从へ ⌒ ⌒ ⌒ Γ| |
( (( ( ⌒ )) ) 从 Σ( ⌒( 从へ从) ⌒( ⌒ ) ζ
Σ (( ( ⌒ )) ) )(( ⌒ ( 从へ从) .;".;(( ( ⌒ )) )
(( ⌒ ( ( ) )⌒ );:; .;".;": ..;.;".;( ( ⌒ )) )
それまで決めていたものが全て ご破算。
後に残ったのは焼け野原のみとなってしまいました。
43 :◆vsQyY1yD2Q
しかし、そんな焼け野原にも芽生えるものがあります。
、、
/ ̄`ヾ、)シ
/⌒ー-- 'フ∧ ̄`ヽ
〈 (,_ ー- 、|
Yγ` ノ
, -─- 、 | | ゚
/ `tノ,,)
| ! `}
_ _,. ,_乂 _,.,,_、 _,_ ,メ、,.,_ _
'"~"~"''`~"'~"~'
それは、やる夫の 「読書好き」 などの後に活かせる設定と
これまでの紆余曲折から見えて来た縁談イベントに必要な要素の数々です。
44 :◆vsQyY1yD2Q
まず、縁談は政略結婚だと言う事。
政略結婚と言うからには政治的な目的がある訳です。
______
| |
_| |_
\ /
\/
では、やる夫の目的は何なのか?
これが古泉家やアズラエル家が相手なら 「断れない」 と言う理由が成立しますが
この両家は、これまでの紆余曲折の中で縁談から退いてしまいました。
______
| |
_| |_
\ /
\/
この時点で やる夫が ―― ニュー速で家が抱えている問題は、やはりロマリアにおける立場でしょう。
貴族社会と言うものは財力さえあればどうとでもなるような簡単なものではないと思います。
______
| |
_| |_
\ /
\/
ここで一つ問題発生。
45 :◆vsQyY1yD2Q
┌―――――――――――――――――――――――┐
|Q.ロマリア国内の勢力図は一体どうなっているのか?.│
└―――――――――――――――――――――――┘
,. ---- 、
く ,. --- 、 \
_,.... --────- 、._ `´ \ \
_,..-''"´ `` 'ー-、 } }
,.-'" `ヽ./` ー‐ ' ノ
/ く__/`¨¨¨¨´
/ i⌒ヽ
/,/ ー '.゙;
./,::';' ;' ;i i ,i ; ,i |
/' ;' | ハ ハ. ;'| /|./| / | i / |
,/ ;' / .| | ゙、 |=V'''゙、 .l | ,:' ソ/,,| ./ !'| ,イ |
| /| | | |''ゝ |三-、 ヽ| |/ " ;| ム;=-j /| |
| .| l |i゙、 .|`!ジ`!',ノ゙i` ';ノ'-、 ヾ;''" / , ;' .!|
リ ゙、 |.|.ヾ、゙` ヾ:;;;リ !'";;リ }ト /,:' || |
゙、 || ´ト `ー一 `='...., " ,// / |
.〉| ,i l 、' : :. / ;' |
/ ノ' | ゙、 ’ ,;:'ッ ;' ゙、
,ノ/ノ | ゙、:、 -ー ,/ノ/ ,ィ ;' ヾ.゙、
-''"´. / ,.ハ i、 ヽ`ゝ、 ~ _,.-/../ / ,リ ゙、ヾ、
,:',// ゙、 ヽヽ! ゙'`=、 ,..-='-''"´// / ヽ. ゙、
,/ ./ /!゙、 /`/7 /´`'" ̄ヽ く^V'"゙、 |ヾヽ、 ゙、
.// ,|..-'''/.// ,:'| ::::::::::::: ヽヽ. ヽ )ヽ、. ゙、 `ヽ.ヽ
_,..-'-''"´,..-;:'入`ハ! | :::::: ヽヽ'"./ミヽ、`ヽゝ_ ``
,..、-'"_,..-;::=''"'"´ リ ..::::::::/ ヽ./ `ヾミ::-、.``ヽ、_
f---i'r'''「´ ゙、 :::/ ``ヾミ::-、ツヽ.
| N :i ゙、 :: / )ヾ--ヽ
┌―――――――――――――――――――――――――――――――┐
|A.この時点でモア女王がポルトガ王族の出である事は判明していたけど │
| 他の夫人などについては、作中で一切触れられていなかった。 │
└―――――――――――――――――――――――――――――――┘
46 :◆vsQyY1yD2Q
実のところロマリア国内の勢力関係、五人の夫人それぞれに派閥があってモアは少数派と言うのは
第8話「カザーブの黄金」の頃には ある程度決めていました。
当時 他の夫人が顔を出さなかったのは、その時点では本筋に全く絡まなかったからです。
どの夫人がどんな人でと言う設定が少しあっただけで、配役すら考えていませんでした。
その設定が、今回の縁談で再利用される事になったのですが
当然ながら夫人達は派閥が担ぎ上げる御輿のようなもので、彼女達が縁談に参加する訳ではありません。
こう言う役所の配役は難しいです。
短い出番で読者の印象に残り、かつ期待され過ぎない。
_,,,,,,,,_
/..;;;''';;,,\
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(ヽ''"^゙;;(((てoヘ))i}、メ゜。:::ヽ,,,,_゙"^''::::;;;;`''──ー----一--、,,_
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\、;;ゞ,,‐.... ̄..,,,彡ニヾ、ヽ,,゜ハ゜:〉i:i!}。ヘ-、,,,,;;;;.,,,,i,,,,, ...:;;;、..^丶ヘ
\ヽ、.. ,,;;;::...((( tソ.;))}ヘo,, /。{。ノ.. ヾ。;;;;°)..ヽ;;... ハト、ヽ;;;ヽ
`ヾミ、、,,,..::ゞミ=ソ丿};;。〈。,,ヽ、⌒)`^"⌒'´::;;;;;;{ ...,,;;;;;;;;;;ヽ,メ\
`ヾ、,,''、,,=‐、( ..^'';;:::;;;;;;::ヾ、ノ゜。,ヘ"^ ,,....;;;;;}ゝ、;;;''゙ヽ;;;ト..,゙i;,''\
\`ヽ、ヽ'、;::,,。ッ' `''",,ノ ::;;;;;;;i'ヽ::::::''{;;;;{,,r‐、<´;;;;)ヽ::ヘ,,:::ヽ
入,,..::'''‐、..`'''',,,,,,ヽ、;;i,:::/ミソ..::::: ::..}ノ⌒ヽ‐ミ;;:::,,,,;;;〉..::::゙i;,.)
彡‐''^ヘ,,.,,,:::,,::ヽ、\;;;ヽ`' i::;;//.:::i {;;;;ヽ;;;;。二ニ:::メ-、,,,,,(^;Y
゙i,.i'"ヽ'';;;;;ヽヘノ..::::;;:}:;/.;':::;;;;レ´;;;;;;;;。::;;;;r-‐''''''"^,,,--┴、
┐ Y',,, :::`;,,ハ ゙、,,,,;;::::: : : : :::;;;::::;-'''",,,;;;''',,r-''"^,,ヽ''',,{;;;}
===、,,_ }レ‐;''"~~´:::i;;,, ‐、..ト、ノ::;;;;::::::::: :.:.,,/^;;;)ノ,,,-'"^;;;;ゞ :::>、,,゙^''ノ
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`''''─'''"^ ==--、,,,_(,,;;;::::'''"^',,;;::;;;;;:::::;;,r‐'"r‐'"
,,-‐=ニニニ‐`─--`ヽ--──'''" ̄-‐''^
ウシガエル夫人 ´ ,,,つ_二ニ二,,,,,,=--‐''"
ヽ'"^
つまりは カ エ ル ですねw
AAの原作での人気によっては人妻だろうと、作中の性別は♂だろうと
嫁にと言う声が出かねない やる夫スレ。
そう言う理由もあって、ケロロの他の夫人達はカエルになりました。
名前からして↑の人は爆乳だと思いますが、誰も嫁にとは思わないでしょうしw
47 :◆vsQyY1yD2Q
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃
┠────────┐ ┏━━━━┓
┃二二二二二二二二└──┨ ┗━━
┃二二二二二二二二二二二┗━┓
┃二二二二二二二二二二二二二┗┓
┃二二二二二二二二二二二二二二┃
┗┓二二二二二二二二二二二二二┃
第二夫人派 → ┠─┐二二二二二二二二二二二┗┓
┗┓└──┐二二二二二二二二二┃
┃二二二└┐二二二二二二二二┃
┃二二二二│二二二┌────┨
┃二二二二│二二┌┘二二五五┃
┏┛二二┌─┴──┤五五五五五┃
┃一二┌┘ └┐五五五五┃← 第五夫人派
┏┛一┌┘ │五五五┏┛
┃一一│ │五五五┃
┏┛一一│.軍部( 国王派 ).│五五五┃
┠───┤ ┌┘五四四┃
┃一一一└┐ ┌┘四四四┏┛
┗┓一一一└────┤四四四┏┛← 第四夫人派
モア女王派 → ┃一一一一一三三三└┐四四┃
┗┓一一一一一三三三│四四┃
┗┓一一一一三三三│四┏┛
┗━━━━━━━┷━┛
↑
第三夫人派
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
こうして、ロマリア国内の勢力図が出来上がったところで準備は完了です。
48 :◆vsQyY1yD2Q
と言う訳で、ここまでで出揃った 「縁談イベント」 に必要な要素をまとめてみましょう。
┌――――――――――――――――――――――――――――――――――┐
| │
|1.ニュー速で家の目的は、ロマリアにおける立場を確かなものにする事。 │
| └→そのためにも貴族との繋がりが必要。 │
| └→女王派との関係を深めるのが望ましい。 │
| │
|2.縁談イベントを大きく取り上げると言う事は、縁談に失敗する者も目立つ。 .|
| └→原作ファンの同情が予想される。 │
| └→よって配役には注意が必要。 │
| │
|3.国内勢力を作中で出す以上、やる夫達が関わる何かが必要。 │
| └→やる夫達がロマリア国内の勢力争いに何らかの形で関わる必要がある。 .│
| └→でも、普通に政争するのって似合わないよね? │
| │
|4.? ? ? │
| │
└――――――――――――――――――――――――――――――――──┘
1は縁談イベントをする目的で、2は縁談イベントをする上での注意点。
3は縁談イベントをする事で先の展開にどう影響するかですね。
特に3は国内勢力の設定をただ並べるだけではない話作りのため必ず必要なものでした。
第59話「見よ、東方は銀色に燃えている!」 にあった私兵部隊も一緒にネクロゴンドに攻め込む案や
第60話「こんにちは赤ちゃん」 でdo夫達が言っている勇者連合軍も、この影響を少なからず受けています。
それからもう一つ、4番目の要素があるのですが
これについてはまた後程。
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やる夫deLiveAAA板・管理スレ/LiveAAA板避難所・避難用スレ/小説系掲示板
フレイはいかにも人間らしい女の子でかわいいと思ったあの頃
ヒロインが多いハーレム物だから離れるって人の感覚はわからんが、
この道を突っ走る決意をしてくれて何よりでしたw
俺もたまに各キャラの相関図みたいなのほしくなるしなw
……多分
ところで【パンツをかぶって走るQB】とか【アズにゃん】とか完全に誰得なAAって誰が作ってるんだろw
ついでに作者はこんなAAをどこで見つけてくるんだろw
>>縁談相手にロマリアも入れないと不味いと言う事で
>>古泉家のような目的がない梓が脱落。
>>アズラエル家は縁談から退く事になります。
アズラエル家のような目的がない梓(あずにゃん)ですよね?
小泉家に梓っていましたっけ?
ぱっと思いつくところで、夜会の時のウマウマしてるやらない子とか。
ドラクエの方は嫁拡張を止めない覚悟完了を感じてましたが合ってたようですね
ハーレム展開なのに序盤で嫁が固定メンバーになって
序盤嫁が「これ以上要らないわよね?」と迫るパターンは嫁の魅力も減るから苦手なのですが
ここのカガリ達は止めるどころか歓迎してしまうのがとても気持ちいいです
確かに、もし方針転換なんてされたら見限ってしまうかもしれません。
良質なハーレムものはなかなかないので後ろ髪を引かれる思いもあるでしょうけど。
作者さんが最後まで突っ走るらしいので信じて最後まで付いていきますよ。
ハーレムの何がいいって、主人公がモテモテ状態というのがいいんですよね。
それもこの物語のように説得力があるなら尚更のこと。
読者の反応や心証も考えてシナリオを組んでいるとは、さすがですね。
方向性は違うかもしれませんがプロ作家もそういったことを想定しながら創作しているんでしょうかね。
ヌケドの「お前ら表へ出ろ」をカガリに改変したのもあったな。
しかも、少し肩幅を狭くして、胸を盛るという凝りよう。
神は細部に宿るってことかね。
書くのもアドバイザー()をいなすのも
作者様の覚悟に敬意を表します
副院長「”覚悟”があるから幸福なんだッ!」
(「やらないキッチン」の作者の)
それに出てきた、魔法少女 蒼星石 28歳 で、支援絵から派生した、支援AAがあった気がする。
記憶力便りなので、うろ覚えだけど。
その突っ走り方に疑問はないんですかァァーーーーーッッ!?
いいぞ、突っ走れもっと早くもっと遠くメロスのように!
最終回で魚料理とか作ってるのと、
あと小説でナディアとジャンの子供が「お母さんは肉料理を<<あんまり>>作ってくれない」って言ってる。
天才か