■ 収録シリーズ
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2012年08月27日
第77話「ロマリア蠢動」(2)
31 :◆vsQyY1yD2Q
┃
┠────────┐ ┏━━━━┓
┃ └──┨ ┗━━
┃ ┗━┓
┃ ┗┓
┃ ┃
┗┓ 北部 ┃
┠─┐ ┗┓
┗┓└──┐ ┃
┃ └┐ ┃
┃ │ ┌────┨
┃ │ ┌┘ ┃
┏┛ ┌─┴──┤ ┃
┃西部┌┘ └┐ ┃
┏┛ ┌┘ │ ┏┛
┃ │ │ 東部 ┃
┏┛ │ 王都 │ ┃
┠───┤ ┌┘ ┃
┃ └┐ ┌┘ ┏┛
┗┓ └────┤ ┏┛
┃ ● └┐ ┃
ニュー速で商会 ○ 南部 | ┃
┗┓ │ ┏┛
┗━━━━━━━┷━┛
32 :◆vsQyY1yD2Q
【 ロマリア南部地方 ニュー速で私設図書館 】
}ミv彡{
(十)
Υ
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(ミミ} {ミ(ミ三)ミ} {彡)
_{{ Π丘ミ 三彡丘Π }}_
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\|WWWWWWWWW三三三 |┏━━━━━━━━┓|三三三WWWWWWWWW|/
┌| 三三三三三三三三 |┗━━━━━━━━┛|三三三三三三三三 |┐
\ 三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三/
\ ̄Τ ̄Τ ̄T ̄ ̄「  ̄ 「  ̄ 「  ̄ 「  ̄ 「  ̄ 「  ̄ 「 ̄ ̄「 ̄ ̄「  ̄ 「 ̄ 「  ̄ 「  ̄ 「  ̄ 「ヽ/
_| L ζ _|Lη |Lκ |Lξ |Lщ |Lψ |LΩ |Lκ |Lζ |Lχ |Lψ _|Lζ |Lπ |LΣ |Lα |Lε |L|_
_ r|__z――― z――z ――― z――z ――――― z――z――――z―‐z ―――― z―┐ _
|| Υ⌒Υト\__Υ⌒Υ\ ___Υ⌒Υ_____ Υ⌒Υ___ /Υ⌒Υ_/彡’Υ⌒Y ||
|| |ll l ll| l \r―‐ |ll l l |\r―――|ll l l |〉―――――〈| l l l | ――t |l |ll l l | ―tイl |l l l | ||
_||____,,|ll l ll| | ハ 「 |ll l l |ハ |. |ll l l || || l l l | | ハl|ll l l | | ハ l |l l l |___||__
彡彡彡彡/,|ll l ll| |∪ |l |ll l l l∪|. |ll l l || || l l l | |∪l!ll l l | | ∪ l |l l l |\ミミミミミ
鬥鬥鬥鬥l圭|ll l ll| | |l |ll l l l |. |ll l l || || l l l | | l|ll l l | | t l |l l l |圭|鬥鬥鬥
二二二二|圭| l l l| |「rミ|l |ll l l l「ミ|. |ll l l || || l l l | |r「ljll l l | | 彡」 |l l l |圭|二二二
圭圭;T ;|z|l|「l l l t| |トミ|l |ll l l ll ミ|. |ll l l || || l l l | |Lノ|ll l l | | 彡」 |l l l |ll|z| |圭圭
圭圭;;| |z|l|l l l l t| | |l |ll l l l l「|. |ll l l || || l l l | | zr|ll l l | | z |l l l |ll|z| |圭圭
圭圭;;| |z|ll「「「「「| | l「 |l |ll l l l l|;|. |ll l l || || l l l | |t「 |ll l l | | 「 l l |l l l |ll|z| |圭圭
圭圭;;| |z|ll| l l l l;| | l| l|l |ll l l l l|;|. |ll l l || || l l l | |ll |ll l l | | t l l |l l l |ll|z| |圭圭
圭圭┴┴|ll|_l_l_l_l;|t三八 = 八三八彡 == 八三彡 ==== ≦ミ三八┐=,┌八ミ三三┐={ミミミ 三三l ┴┴圭ミ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄  ̄ ̄  ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ \ ̄ ̄ ̄ ̄
/ \
.∧∧ なんだなんだ? ここって空き家だったよな?
(,,゚Д゚)
(i i). 随分と立派になったもんだ。
〜| |.
し`J
∧_∧
( ´∀`) ニュー速での ご当主さまが買い取って改築したらしいモナ。
( )
| | |
(__)_)
33 :◆vsQyY1yD2Q
∧_∧
( ・∀・) 愛人を囲うための屋敷だったりして。
( `∽)
| l |
(___)__)
Λ Λ それが愛人も自分の屋敷に住まわせてるらしいわよ。
(*゚ー゚)
⊂ ⊃ 奥様は何も言わないのかしらねー?
〜( ノ
U"U
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
____
. '"´: : : : : : : : : : : ` .,
. ´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ` 、
/. : : : : : : : : : : : : : : : : :ヘ: : : : : : : : : : :\
/: /: : : /: :.:./:./i: : : : : : : : : :ヽ:.:. : : : ヽ: : : : ::.
/: :.:/: : : /: :.:./:./ .|i: : : : : : : : : : :i: : : : : : i: : : : : :.
/:. :./: : ,〃:.:. /:./ |:. : : :{: : : : l:.:.:.|: : : : : :.|: : : : : ::.
/:.: : i: ::://: :.〃:/ 圦: : : ',: : : :!:.: :|: : : :..:.:.|: : : : : ::i
i: :::::::|: :.{:{::::.:.{{:_j/ { ヽ: :.ヽ_{: : :|: : : : :.:.|: : : : : :.|
|: : ::::|:.:.:レ┐::|イ{ \: \\:|: : : : : :|: : : : : :.|
|: : ::::{:.:.:| └┘メ、  ̄____ |: : : :.:.:.|: : : : : :.|
|: : :::::\{弋仁刃ミx ,イ刃ハ¨ヾ|: : : : :.:|: : : : : :.| ホントに奥さん扱いで
|: : : : :::::、 {{ {し刋 { {し'刋 ッ'|: : : : :.ハ: :{: : :.| 申し訳ないくらいです。
|: : : ::::/}ハ V辷ソ ゞ'==タ |: : :/| ': :..、:.:|
レ'´`´〃:::. ムイ:.:.:.| ノ: : : \ヽ 昨日なんて恐れ多くも
/{ ::::::. ´´ ′ ´´´ |:.:.:.:| へ: : : : : `ヽ カガリさまと一緒に……。
l: i :::::::. _ u |:.:.:.:ト、: : \: : : : : \
|: | ::::::::\ (__) /|:.:.:.:| ト、 >─-- 、
|ノ| :::::::::::::i> . ´ ,,│:.:.:レ' } ヽ
/ | : ::::::::::l ,ヘ __ . '" /. |:.:.:/ / / i
__,__,___{ _ .| : : :::::::| / {ヽ / __ !:./ / / ※..リュカ |
r‐、/ / { 〃 { ヽ : ::::::| ./ } } /┌ v' 〉‐v'⌒v‐v |
──‐ヽ_/ / ./ /ゝ- ゙ー─────‐┴┴─└y / / イ / ー──── ┴─
`┴ヘ ´ └ヘ ´ー' `´
34 :◆vsQyY1yD2Q
/: : : : . \
/: : : : : : : : ヽ
,': : l: : : : : : : . : ハ
l: : :l: : : : : : : ,、: ..イ }: . ハ
} : :.l: : : : : l:,,≠V=l: ハ: 从: l : }l
/: : : l: : : : :〃iト‐}` ∨ レ≠ミl /. : : lリ
/: : : :.:|l : : : : :l` ̄´ iヒノハイ: /l:/
 ̄フ: : : : N: : 、: lヽu ', }: : l:/ ' リュカのヤツ
/__ イ: :>、: |ヽl、 ,...、 ∠: : :|
 ̄ /´\:.:.ヽl:.ヽ丶、. `". <l: : ト、l 「さま」 はいらないって言ってるのに。
__ --─  ̄ ヽ:.:.:.:.:.:.`>l`¨ト、:l从 :.|
/⌒ヽ ヽ:.:.:.:.::/ `丶、 ヽ!
/ ヽ:.:.:} 丶、
_,. ---ァ‐_ニニ=ー
,. '´::::::::,r':/:::::::::::``丶、
, - '::ー--::::!:/::::::::::::::::::::::::`丶丶、
,:'...:.: ..::: .:: .:::::ヾ::::::、::. :. :::::::::U:.. :ヽヾ:、
./::::::::::::::::..:.: .: ::.:.::.::...::.\::::.. ::. :.:丶:::.ヽ \
/:::::::::::::::::::::::::::::ヽ:::',::',、::、::ヽ::::: ::::.:..::..\::', `
l:::::::::::::U:::::|:::::::::::!::リ、ヽヽ:',、ヽ:::::::::::ヽ:::ヽヽ',
|::::::::::::::::::::::!::::::::/!/ ヽヽ ヾヽ,rヽ:::::',:::::::ヽヽヽ
.l:::::::::::!:::::::::|::::://'_ヽ` ヾ、 ヽ_ィ=、!、::::!::::ト、ト:',
.',:::::r'l::::::::::!ノイ_____,,` ` ´___,, |:::',::ト、:! lハi
.〉::{ !:::::::::ヽ ~'~、、、 `~、、l::/|::! ヾ、 慣れない内は仕方ないわよ。
'/|::ヽ',::::::::!:ヽU、 ヽ イ:', l:!
Wヾ',::::::ヽ:ヽ`゙` ´ /::、ヽl、. 私だって子供が出来るまで あんな感じだったし。
|、ヽ::::ヽ、ヽ、 ‘ イ:::::::::',ヾ``
ノ ヽlヽ:::ヽヾ:、`` ;ー´ ヽ',ヽ:::::! ヽ リュカは貴族だから尚更じゃない?
/`丶ヽ `ヾ:、 ``/ヽ、 リ ヽ::!
/::::::::::::::`丶、 〃、 ソ
'´,. ---- 、::::::::::::``ートト、ヽ、
/:::::::::::::::::::ヽ:::::::::::::,:、:::::ヾー``ヽ
:::,r:::::::::ヽ:::::::::',:::::r' ヽ::::',ヾ:、`゙`
/:::::::::::::::::\:::::',::| ,>、:', \
::::::::::::::::::::::::::',::::l:! /:::::ヾ ヽ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
35 :◆vsQyY1yD2Q
(( ∩∧∧
ヽ(,,゚Д゚) 愛人絡みじゃねぇなら、こりゃ一体何なんだ?
ヽ と ヽ
(~),, )〜
し'
ここは 「図書館」 って言うそうだ。
____
B■∧ 一階にある本は自由に読めるらしいぞ。
彡,,゚Д゚ミ/
| つ. 「保証料」 って言うのを払っていれば
| | 本を借りる事も出来るんだってさ。
\| |
∪∪
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
(ヽ三/) ))
___( i)))
/⌒ ⌒\ \ 「保証料」 は、「会員権」 みたいなものだお。
/(.●) (●.)\ )
/ ::::⌒(__人__)⌒:::: \. 本が傷付いたりしてなかったら
| (⌒)|r┬-| | 会員を止める時に そのまま返す事になってるお。
,┌、-、!.~〈. `ー´ _,/
| | | | __ヽ、 ./ もちろん図書館内で読むだけなら保証料はいらないお!
レレ'、ノ‐´  ̄〉 |
`ー---‐一' ̄
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
36 :◆vsQyY1yD2Q
| ̄` .、 /~l
| >-‐――-< |
| |
|/ -‐ ‐-ヽ|
l "" \___/ l 本モナか……あんまり興味ないけど
| \ / |
l、 \/ / こんな お城みたいな所で過ごせるだけでも
\ / 入る価値があるかも知れないモナ。
/ ー-- 、 'ー-- 、
| | |
| ー-―'゙ ┬‐''"
/]__/]
/ \
/ _ノ ',
〉 O O | 俺は字が読めないからなぁ……。
\ __ /
γ⌒) く
| |
| |
37 :◆vsQyY1yD2Q
∧ ヘ
,' i ':, / i ヽ
,'、,,j ーーイ,,、j ヽ、
,:´ ヽ
○ ○ ',
l | そう言えば、さっき聞いたんだけど
':, r―-、 /
ヽ、 l ) / ここじゃ無料で読み書きを教えてくれるらしいわよ。
`> ― ' <
," `' :、
./ ヽ
l
人
(⌒'^) Λ Λ て
| | / ヽ__/ ヽ 〈
| / O O ヽ
| | √ ̄.| | マジか!? それを早く言えゴラァ!
\ ヽ ノー―| /
\, \,,
\ _ノ ノ
38 :◆vsQyY1yD2Q
それは良い事を聞いたモナ。
∧_∧
( ´∀`) 読み書き出来ると 『道の港』 でも役に立つし
( ) 早速 入ってみるモナ。
(( 人 Y
し(__,)
∧ ∧
(,,゚Д゚) 待て、俺も今日は休みだ。 行くぞ!
と つ
と( 、ノ
\_)
39 :◆vsQyY1yD2Q
_,,.. ― ,,
,..-''″ ★ ゙ヘ、
,,-,゙ -;;;;;;¬''''''''''¬―-..,,,,\
//ン'シ'‐、.`'i:::::::::::::::./ 二ミ' l'Λ
/i./ /;;;;;;;;;;;;l |::::::::::::/ .l;;;;;;;;;;゙l, l.l
/ ! ! .l;;;;;;;;;;;/ / :::::::::.l .!;;;;;;;;丿,!.| l
!│ ヽ,.゛_/:::::::::::::::.\_`゛.__./ .| .|
l l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ! | いや〜、見事な物でありますな。
| ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: / .l
! ヽ .__,,.../ ''''''‐、 :::::::::::/ ゙l. 我輩も歴史ある建物を紹介した甲斐があったであります。
|. `'-,,. `ーー'''" `''ー-./ |
゙''ー- -ー'゙.゙>ッ、、、、、、 -イ″゙'ー---ー'"
_、 .,/゙., / ,,, ヽ...\
/ ´゙"''゛ .,/./ _ノヽ_.. ||\.\
` ̄"''''―‐" / `、 ゝ.|.|...\ !
/ /__ .「 .|.|/ ノ
{ '´ `V .|..|/
,ィ, (fー--─‐- 、、
. ,イ/〃 ヾ= 、
N { \
ト.l ヽ l
、ゝ丶 ,..ィ从 |
\`.、_ _,. _彡'ノリ__,.ゝ、 |
`ゞf‐>n;ハ二r^ァnj< y=レヽ
. |fjl、 ` ̄リj^ヾ)  ̄´ ノ レ リ
ヾl.`ー- べl,- ` ー-‐' ,ン ああ、これは隣国からでも駆け付けざるを得ない。
l r─‐-、 /:|
ト、 `二¨´ ,.イ |
_亅::ヽ、 ./ i :ト、
-‐''「 F′:: `:ー '´ ,.' フ >ー、
ト、ヾ;、..__ , '_,./ /l
ヽl \\‐二ニ二三/ / /
40 :◆vsQyY1yD2Q
,. -─- 、._
,. ‐'´ `‐、
/ ヽ、_/)ノ
/ / ̄~`'''‐- 、.._ ノ
i. /  ̄l 7
,!ヘ. / ‐- 、._ u |/
. |〃、!ミ: -─ゝ、 __ .l
!_ヒ; L(.:)_ `ー'"〈:)_,` / 完成記念式典に参加って理由があったから
/`゙i u ´ ヽ ! 俺達も止めませんでしたけど
_/:::::::! ,,..ゝ!
_,,. -‐ヘ::::::::::::::ヽ、 r'´~`''‐、 / 今日だけですからね?
! \::::::::::::::ヽ `ー─ ' / 明日には帰国してもらいますよ?
i、 \:::::::::::::::..、 ~" /
.! \ `‐、. `ー;--'´
ヽ \ \ /
NヽN` `゙、
.、Nヾミ i
ヾミミ、 _,.ィイ八、 !
ー-=ニ _,..、_'"'ノ,."-'ニ'ヾ、._ l_
{F|!  ̄ ゙iニ{'´  ゙̄!r'-r,^、i むぅ……ポルトガにも こう言う物があれば良いんだが
l;j゙、_ ノ ヽ)、 ノ' ゝ:'/
`!  ̄ヽ '  ̄~´u ,'.,ィ' こんな事に金を掛ける富豪は、そうそういないだろうな……。
i.u ___ ,' |
ヽ、 ´ -- `` ./ ト、
,..-i;:ヽ、 ,. '´ / ヽ、_
_,.イ´ j  ̄ ̄ / ,i、゙ト-、
41 :◆vsQyY1yD2Q
____
/ \
/ ─ ─ \
/ (●) (●) \
| (__人__) | その辺りは
\ ` ⌒´ ,/
/⌒ヽ ィヽ 異界人ならではの発想と言うものかも知れませんお。
/ ,⊆ニ_ヽ、 |
/ / r─--⊃、 |
| ヽ,.イ `二ニニうヽ. |
_,-一ー- ,_
'´ ,____ `★、
/ ./フ´,r--、`、``'ヽ、`、
/ .}i {;;;;;;;;;;} .}::::::::r´`、i
/ ,!{ ゝ;__ノ ,ノ:::::::{ r^ヽ}
/ i::::゙ミ、___,,ノ::::::::::! !;;;;} ! やる夫殿の世界では
/ ,!:::::::::::::::::::::::::::::::::::`、`´ノ`、
./ ,!::::::::::::::::::::::__:::::::::::::`´! i. この 「図書館」 と言う物は
{ メ-一ー-ー'T´ `>、:::::;ノ | どこにでもあるのでありますか?
`、 ノ `>、, `ー--'´ _,,>1 |
`-''´,r' ̄;r'/`ー-、__,,-'´ _ノ _,
/::::::/ / __ノヽ_`ト=ニ-一''´
,1::::::ヽL、 `、 ゝ、
〈::::!::::::::::::;_) /__ i´|::::`、
`、`ゝ;_::::丿 '´ `V ム:::::::`-、
`、:::::`´i '´ `、::::::::::ヾ}
42 :◆vsQyY1yD2Q
___
/)/ノ ' ヽ、\
/ .イ '(●) .(●)\ どこにでもあるし、正直なところ ここで出来るサービスは
./,'才.ミ). (__人__) \
| ≧シ' `⌒´ .| やる夫達の世界にあった図書館には届いてませんお。
\ ヽ ,/
、__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__,
_) (_
_) ナ ゝ ナ ゝ / ナ_`` -─;ァ l7 l7 (_
_) ⊂ナヽ °°°° ⊂ナヽ /'^し / 、_ つ (__  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ o o (_
) (
⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒
,. -─- 、._ |丶 \  ̄ ̄~Y〜 、
,. ‐'´ `‐、. | \ __ / \
/ ヽ、_/)ノ. _,,.. - ..,,,|ゝ、ヽ ─ / ヽ |
/ / ̄~`'''‐- 、.._ ノ.. ,..-,⌒ │ ヾ ゝ_ \ |
i. /  ̄l 7. /_,,,☆........._,,_ │ ヽ_ _ / /| |\ \|
,!ヘ. / ‐- 、._ u |/. /`´' , tイ /゛ `\ヽ _ // / | \ |
|〃、!ミ: -─ゝ、 __ .l ,' ,i'''、 | i゙"/ .,..- 、 ゙i\二_二// ∠二二二| ヘ |
!_ヒ; L(.:)_ `ー'"〈:)_,` / l l!!!!!.l゙ .! .| .!!!!!!! ゙l l| ヽゝソゝ|TT|<ゝソ フ |,.-'、 |
/`゙i u ´ ヽ !. .l `" l ゛ .ヽ ゙'---'" /|ヽ___ ノ/|| .ミ__ ノ|//ニ !
_/:::::::! ,,..ゝ! :l!..,, ‐" `-、___,./ ! ゙! 凵@ | トy'/
_,,. -‐ヘ::::::::::::::ヽ、 r'´~`''‐、 / ', .__, ,_ !..! F二二ヽ u ;-‐´
! \::::::::::::::ヽ `ー─ ' /. lヽ .,ィ'゙', !`'x、 ,l゙゙ │ヽ |/⌒⌒| / ト、
i、 \:::::::::::::::..、 ~" /. |x‐゙''^`゙厂ア゙゙`''r‐ ...'、、 .',.//ヽ、==′ / ゝ
.! \ `‐、. `ー:--'´.. ', `', ''''il ゛ ._il≒ニ―--//〃 \ __, ‐' / / \
ヽ \ \ / ゝ..',',゙イ .,,!リ.,i'___,,コレ//  ̄ / /
43 :◆vsQyY1yD2Q
,. ─- 、,,.___
,イ〃 `ヽ,__
. N. {' \
. N. { ヽ
. N.ヽ` 〉
N.ヽ` ,.ィイ从 /
. ヾミ.___-‐=彡'ノノノ__,ゞミ=-_rく
lrf´ゞ“モ=ヾーf =モチ<}rv^i ! 具体的にどう違うのか
ヾト、` ̄,り「弋!  ̄´ノ ソ
!  ̄ ii{_,.  ̄ u./r'´ 参考までに聞かせてもらえないか?
,ゝ、 iー-ー、 , ' |\
-‐''7´ ドヽ. `ニニ´ ./;; | ヾ''ー-
/ ト、 ` ー-- ´ ,;' ,イ :|
. / :ト、` ー-、 r--‐_'´/ |
/ _,..、-‐\  ̄! レ' 厂 /へ、 :|
T´ ヽ\l.0| V / / / \ |
____
/ \
/ \
/ \ この図書館は、本を借りるのに お金が掛かるんだお。
| \ ,_ |
/ u ∩ノ ⊃―)/ やる夫達の世界の図書館は、基本的に無料なんだお。
( \ / _ノ | |
. \ “ /__| |
\ /___ /
44 :◆vsQyY1yD2Q
_
/ ̄´´'''''´  ̄\_
. ヽ ヽ
/ -..,, _ _,,..- i
| / ''''' ヽ |
| / --、 ,-‐‐‐ | |
.fjl 、'Oヽ ''O'> ミ ~7 確か、ここは無料で本が読める本館と
.i  ̄ノ  ̄ ミ // 希少な本が収められている別館があって
ヽ ヽ u .//
'ヽ、 .r─、 / 別館に入るには紹介状が要るんだよな?
|ヽ..  ̄´,. ' |
/ヽ、  ̄ ,.'ヽ 金が掛かるってのは、そっちの事か?
. ヽ ``ヽ r'~ |
ヽ /ヽ/ヽ |
ヽ / |0 ヽ/
____
/ \
/ ─ ─\
/ (●) (●) \ 違いますお。
| (__人__) |
./ ∩ノ ⊃ / 本館の一般書庫は貸し出し出来る事になってるけど
( \ / _ノ | |. そのためには会費を払って会員証を手に入れる必要があるんだお。
.\ “ /__| |
\ /___ /
____
/ \
/ ─ ─ \
/ (●) (●) \ ちなみに、会員証は
| (__人__) |
./ ∩ノ ⊃ / カードじゃなくて羊皮紙製の証書にしたお。
( \ / _ノ | |
.\ “ /__| |
\ /___ /
45 :◆vsQyY1yD2Q
.ト│|、 |
. {、l 、ト! \ / ,ヘ |
i. ゙、 iヽ / / / ヽ │
. lヽミ ゝ`‐、_ __,. ‐´ / ,.イ \ ヽ |
`‐、ヽ.ゝ、_ _,,.. ‐'´ //l , ‐'´, ‐'`‐、\ |
ヽ、.三 ミニ、_ ___ _,. ‐'´//-─=====-、ヾ /ヽ 別館までは分かる。
,.‐'´ `''‐- 、._ヽ /.i ∠,. -─;==:- 、ゝ‐;----// ヾ.、
[ |、! /' ̄r'bゝ}二. {`´ '´__ (_Y_),. |.r-'‐┬‐l l⌒ | } 限られた人間に自分のコレクションを
゙l |`} ..:ヽ--゙‐´リ ̄ヽd、 ''''  ̄ ̄ |l !ニ! !⌒ //. 見せているようなものだ。
. i.! l .::::: ソ;;:.. ヽ、._ _,ノ' ゞ)ノ./
` ー==--‐'´(__,. ..、  ̄ ̄ ̄ i/‐'/ 一般人に開放された書庫なんて
i .:::ト、  ̄ ´ l、_/::| 君達の世界は一体どうなっているんだ。
! u |: |
ヽ ー‐==:ニニニ⊃ !:: ト、
ヽ 、__,,.. /:;;: .!; \
ヽ ::::::::::: /:::;;:: / l
_,,. ----- 、
_,,. -''" ★ `丶、
,. ''" __;;:ー―――- .._ ヽ.
/ _,,.;:-'" `ヽ、...................,>'ヽ
/ l./ ヽ................;' `ヽ
/ l -━━━━━‐!...............l‐━━-l 明らかに採算度外視でありますな。
./ .l !................i l
/ l.、 ノ...................'., l.i、 我輩も皆に本を読んでもらうためには
/ l `ー- -‐'''"...........................ヽ._ノ.l i どうすれば良いかと考えた事がありますが
/ l.....................................................................i. l
/ !.......ι....................................................../ l どれも予算の問題で
i l;;......................................U....................../ ! 実行させてもらえなかったであります。
l .l 、;;,.............................__............../ /
ヽ _ / `ヽ、 ....,-‐''''" ̄`ー-'`丶/ _/
46 :◆vsQyY1yD2Q
____
/_ノ ヽ\
/ ( ●) (●)、 図書館が有名になれば人が集まって
/ (__人__) \ 商店街から離れたここにも店が出来るようになるお。
| |r┬-| |
\ `ー'´ / 図書館で儲ける事は考えないで
⊂⌒ヽ/ ヽ /⌒つ. その商店からの上納金で、少しでも取り戻す事にするお。
\ ヽ / ヽ /
\,,ノ |_ノ
___
/ノ ヽ、_ \
/(●) (●.) \ 全体的な収支で言えばマイナスになるだろうけど
/ (__人_,) \
| l^l^ln ⌒ ´ | 読み書き出来る人が増えて、本に興味のある人が増えれば
\ヽ L ,/ 将来的に役に立つと考えてますお。
ゝ ノ
/ /
47 :◆vsQyY1yD2Q
, :: ''" ̄ ̄~ `丶 、
/★-''",~''" ̄`ヽ、 \
//: : : :/-ー:、 : : : ヾ、
//⌒ゝ: : : :i: : : : : `ー-}: :ヽ
.〃: :/~: l: : : : \: : : : : :ノ: : : ヽ なるほど なるほど!
li: :/: : :/: : : : : : :`ー(__): :lヽ
リノ: : /: : : : : : : : : : : : : : : : : l いっそ やる夫殿を
/ i ̄: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :/ ここの領主に出来れば良いでありますなぁ。
/ ヽ_): : : : :, ァー---,、_;: :ノl
 ̄'ー- _ ヽ: : : : :人/ l ,/
: : : : : : : : : :ー-=-' _\ l /‐ヘ
―‐-- : :_: : : : : : : : : ̄ヽ_-'ノ
ヽ  ̄ ̄/ ̄ ̄ ̄~ 丁 」ヽ
_,.-‐"':" ̄~゙'ヽ、
./ ``ー‐-、
;" )
./ |
| )/
| ,;';;,, /ノ
|::::.................:::::::::;;,'^;、::::::'''..,,_;、丿
/:::::::::::::::::::::::::::;"゙, /゙~゙`''::;'゙;
`、;;::::::::::::::::;/ ),;' :.'.,、. そんな……軽く言う事じゃないだろう。
,へノ `'''''"´ .:; u. .:::_ヽ
/ \ .::; ::::ゝ 聞かなかった事にしておくぞ。
\ ::::::、 .:;`
ヽ丶 \;; :::;;;;::..,,、. ::i
` \;;;;/ `゙"
48 :◆vsQyY1yD2Q
____
/_ノ ヽ、\
/( ●) (●).\
/ (__人__) u. \ やる夫は、そんな重い責任は負いかねますお。
|_ _. `⌒´ |_
n .| | l ,/) U l^l.| | /)
', U ! レ' / . . | U レ'//)
{ 〈 ノ /
..i, ."⊃ rニ /
."'""⌒´ `''""''''
_,,.-‐-..,,_
/ `''.v'ν
i' / ̄""''--i 7
!ヘ /‐- 、u. |'
|'' !゙ i.oニ'ー'〈ュニ!
,`| u ..ゝ! ( 実利は領主にも負けてなさそうだけどな )
<:::::\ (二> /
\::::\ '' /
\ \. , ̄
49 :◆vsQyY1yD2Q
ト 、
.ト\ ∧
\ / ヽヾ、 /~`\
ト-` / ニ=_ , . --一/ /~
\ __,./'∠, ''`` ヽ三| |
ヽ-ーーヾヽ-' ヘ>' ゞミ/ どのような本が
ヾヽ ~ / 別館に収められているかは大体 予想が付く。
/iヽ .i-'
/ ヾヽ .i 本館では、どのような本が読めるんだ?
`ー-、 /
! ,.-一 /
``! /
`.i /
i /_
`丶-ー' ` ヽ、 /
/
/\
/ \
,ヘ
____ / /
/\ /\ / /
/( ⌒) (⌒)\/ /
/ :::::⌒(__人__)⌒:::::\ / 「初級薬草学」 とか 「占い師入門」 みたいな技術書とか
| |r┬-| |
\ ` ー'´ / 「勇者ヘッポコくん」 とか 「冒険家ヌルスケの日記」 みたいな小説もあるお。
/ \
/ \
/ /\ ヽ
/ \ ノ
U ヽ ノ
50 :◆vsQyY1yD2Q
___
/ ⌒ ⌒\
/ (⌒) (⌒)\
/ :::::⌒(__人__)⌒::: \ やる夫のオススメは
|. |r┬-| |
\ `ー ′ ,/ 『シェフ・グルメッチのお料理読本』 とか
/⌒ヽ ィヽ 『かんたんチーズレシピ』 みたいなレシピ集だお。
/ rー'ゝ 〆ヽ
/,ノヾ ,> ヾ_ノ,|
| ヽ〆 |´ |
(ヽ三/) ))
___( i)))
/⌒ ⌒\ \
/(.●) (●.)\ )
/ ::::⌒(__人__)⌒:::: \ 図書館に皆がやってくるようになって
.| (⌒)|r┬-| | 本の需要が増えてきたら
,┌、-、!.~〈. `ー´ _/
| | | | __ヽ、 ./. 『武器の友』 とか 『船の友』 みたいな
レレ'、ノ‐´  ̄〉 | 「雑誌」 を作る予定だお。
`ー---‐一' ̄
51 :◆vsQyY1yD2Q
NヽN` `゙、
.、Nヾミ i
ヾミミ、 _,.ィイ八、 !
ー-=ニ _,..、_'"'ノ,."-'ニ'ヾ、._ l_
{F|! '、辷゙iニ{´'_辷,゙ ゙!r'-r,^、i 「ザッシ」 と言うのが気になるが、それは中で詳しく聞くとしよう。
l;j゙、_ ノ ヽ)、 ノ' ゝ:'/
`!  ̄ヽ '  ̄~´ ,'.,ィ' 希少な本が収められた別館も気になるが
i. --一 、 ,' | まずは誰でも本が読めると言う本館を見てみたい。
ヽ、 `二ニ´ ./ ト、
,..-i;:ヽ、 ,. '´ / ヽ、_
_,.イ´ j  ̄ ̄ / ,i、゙ト-、
∩_
〈〈〈 ヽ
____ 〈⊃ }
/⌒ ⌒\ | |
/( ●) (●)\ ! !
/ :::::⌒(__人__)⌒:::::\| l それでは ご案内しますお!
| |r┬-| | /
\ ` ー'´ //
/ __ /
(___) /
52 :◆vsQyY1yD2Q
____
/ \
/ ─ ─ \
/ (●) (●) \. あっ、ご隠居さま。
| (__人__) | 後で時間をいただけますかお?
/ ∩ノ ⊃ /
( \ / _ノ | | ちょっと お願いしたい事があるんですお。
\ “ /__| |
\ /___ /
_,-一ー- ,_
'´ ,____ `★、
/ ./フ´,r--、`、``'ヽ、`、
/ .}i {;;;;;;;;;;} .}::::::::r´`、i
/ ,!{ ゝ;__ノ ,ノ:::::::{ r^ヽ}
/ i::::゙ミ、___,,ノ::::::::::! !;;;;} !
/ ,!:::::::::::::::::::::::::::::::::::`、`´ノ`、 ほほぅ、何でありますか?
./ ,!::::::::::::::::::::::__:::::::::::::`´! i
{ メ-一ー-ー'T´ `>、:::::;ノ |. やる夫殿には お世話になっております故
`、 ノ `>、, `ー--'´ _,,>1 | 余程の無茶でなければ聞くであります。
`-''´,r' ̄;r'/`ー-、__,,-'´ _ノ _,
/::::::/ / __ノヽ_`ト=ニ-一''´
,1::::::ヽL、 `、 ゝ、
〈::::!::::::::::::;_) /__ i´|::::`、
`、`ゝ;_::::丿 '´ `V ム:::::::`-、
`、:::::`´i '´ `、::::::::::ヾ}
53 :◆vsQyY1yD2Q
,ィ, (fー--─‐- 、、
,イ/〃 ヾ= 、
N { \
ト.l ヽ l
、ゝ丶 ,..ィ从 |
\`.、_ _,. _彡'ノリ__,.ゝ、 |
`ゞf‐>n;ハ二r^ァnj< y=レヽ
|fjl、 ` ̄リj^ヾ)  ̄´ ノ レ リ 興味深いな。
ヾl.`ー- べl,- ` ー-‐' ,ン
l r─‐-、 /:| 俺も聞かせてもらってもいいかな?
ト、 `二¨´ ,.イ |
_亅::ヽ、 ./ i :ト、
-‐''「 F′:: `:ー '´ ,.' フ >ー、
ト、ヾ;、..__ , '_,./ /l
ヽl \\‐二ニ二三/ / /
____
/ \
/ ノ \
/ (●) \ あ、え〜っと ウチとアルヘンティーナで
| .u (__人__)|
\ ` ⌒/ 共同開発する新型船の話なんですけど。
ノ \
/´ ヽ
, / `ー---─一''"~´ ̄`ヾヽ
i i| ilレ ミミミミ''"`─- 、
, .,i! i !/i i ミミミミヾ ミヾ ゙ヽ
.i ,!i l.| ' i ゞ 彡ミミミヾ ミヾヾ `ヽ
, i!、k ヽ、 ヽ 彡ミミ ミヾヾ ゙
li l ヾ、 ヾ _,,== ミヘベ
, |i、ヽ ヽ、 ヽ ヾ ゙
!ヾ ヽー- _ ー- ,,__ 〃ヾ
ヾヽヾ ‐- ,,___ /ソツ、ヾゞ、ヾヾ
` 、`ー- 、...,,─-- __,, 彡ソソ ヾゞゞミミ
ヽ.、 `ー --- .,,─-- __,, 彡ソソノ,; ,,-弋ミミミミ
\ ゙ー‐- 、..,,,____,,. --彡彡彡'"'",ィ'-====、ヽミミミ
``,.-、-─r,=====、:;;,,::;;::f" ,.'i´ o`i 冫ヽ ]-'´ ∧∧
゙iヾ ニill 〈 (.O)ーi` ̄´i _`_-_'....' li ゙_/ ヽ
゙i ill::::::::;ー-‐γ'i'::l,⌒ヾ`)::::::::::;;'' 〃u \
゙i :ill::::::::;; ソ::::;i,、, ヾ:::::::;''' _,,ノ' ,r-| 聞くに決まっている!
゙i、 ゙`‐=='"..::::::;i,, .,,, ゙゙'''''"~´ l_|
ヾ.イ '''"..-一、 u .lヽ. 海洋国家 ポルトガを差し置いて
ヽ :;;l ̄´ _,,,...,.ヽ ,イ_〉 何をやろうとしているんだ!
゙i. u ;;iェ'´ i' ヾト! ./:! \
゙!. :;;Fi、 ,,.ツ ./;:;: ゙i ウチにも一枚噛ませろ!!
./゙i ヽ ゙;ヽニ二ニ-'´ ./ :;:; / ヘ
/ i ヽ :..,,-‐' /::;' ;:; / /∨\/
54 :◆vsQyY1yD2Q
【 その後、「何か」 を聞いた二人 】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
, ≦ニ☆三≧ 、
_ /_.==三三ニ=-- ヽ__
,´ニ=`ー'´  ̄` ー- . /⌒ヽ /-'−-、:三三u′'⌒ヽ ヽ`ヽ._,イ⌒ヽ
/ `ト、. ,′ `'゙/ ,"⌒; }::三:::{ ` −' }!. }
/ ハ { ,゜ ヽ- ' 丿:::::::::乂___ ..ノ.:::i! 丿
,' lハ.. ヽ i:ゝ=--::彡.::::::::::::::::::::::三彡::::::i! /
| ノ |ト、 ゙ヽ ハ::ミ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::u:::::::::i!、__/
, ヘ、 , ,リ| ヽ._ノヽ:::::υ::::::::::,ィ┬t.、:::::::::::::::::::ハ ___
.〈 ,ヘト 、__ ,,ノ爪ハ、 /,ィ. ヽ::::::::::; く++++>‐- :::/.::::::::::::::::::.ヽ
', {ュvヘヾ≧、\iヘ 彡'/ ` く  ̄ ̄ _...イ´::゙!:::γ‐、:::::::::::
__,ハヽ ゝ◎`ヾミ込、ト廴_ ィァ >ァ7ア´ r'‐‐、l!::/.::::::}:::ゝ、:
, -――一ァ'´ / `! ii^=='^r仁Y,ィ。テr=x.、_辷,彡" _,イ_ / |::::::::iー{::::::::j-'i::::::}
/ / l ij ゞ ___〈ノ !ド=彡' ir'´ /;:イ / ハ_ノ:::ゝ-::'::ヽゝ:'
./ 〃 ', ` ,二´-、_込、__ 〃 ,::::/.:/ ,′ __..ノ.:::::::.ー−::`ヽ:::::::
/ /,' '、 /ー-`ニ7 `7´ ,'.:/.::::/ /.::::::::::::::::::::::.ヽ:::::::::::::ノ
./ / l \ {廴__,リ〃 / {ノ!::::;′ ハ ノ.::::::厂|⌒¨¨\⌒:.ー'::::
/ l \`== " イ \ /.::ヽ::.ヽ ヽ ' ゝ‐ ' |::::::::::::::::.ヽ::::::::::::
./ l\ ` 7T ´ ', \ /.::::::::::i:::::| /\__ .|::::::::--:イ::.\::::::
/ l ` 、 | '、 ヽ. /.:::::::: 八::::| / / !:::::::::::::::ナ".:::. \
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【 その後、「何か」 を聞いた二人 】
/ ̄`丶、
/ ヽ\_
{_ r'⌒ヽ、 \\‐- 、
{ >‐=ヘ、 > アY⌒',
. \/ ヽ{ { 人
〃〃 〃 i| | iゝ=⊇ _)
i| i |_-i| l|-‐|_乂 (__n__)) まずは美味しそうなエサを ぶら下げるのが釣りの鉄則だ。
八| i`廿 ̄廿ラ川Уアしヘ、
八 、 ^ブ∠〔| _) 食いついた瞬間、もう逃げられなくなっていることに
rっ=┐_j>ァ-=≦Yユ::::::::`ヾ゙八 気付かせないためにな。
. _{ ´)__ .イ_ 癶 __ノユ::::::::::::::{ \
. (∧ ∨.:::{/ /| ∨ユ::::::::::::::::〉 \
ト〜'7::::/ /_;| V.:::::::::::::::::ト、 \ \
. /`ークT〈 i:::::| 〉:::::::::::::::::|i l\ \ \
【 黒幕 】
55 :◆vsQyY1yD2Q
【 ニュー速で図書館 本館 】
/..:::::::..\ \::::::::::/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |\:::::::::::. \ \:/ /囗 ̄ ̄ ̄ ̄`囗 /囗 ̄ ̄ ̄ ̄
_______| \::::::: ..:. \ l ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ / | |[l[]]|[[[|[[][| |/ | |[[[[l[]/〉][[
______/\ \:::::::::::.. \|. / | |]][[]][[[l[l]]| | | |[l[[[[l[]]l[[[
[][][|[]]]/〉[| |\ \ \:::::::::/  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ . | | |]]]/〉[]]]]]]| |::..:.... | |[[[[l[[l[]]l[l]
[|[|[|[l]][][[]| | |\ \ \:/ /匚| | |l]]][[[[l[]][]| |:::: :::.:| |[[[l[]/[l[[[[l
[[]]]/〉[][|[]| | |;lli;\ \ | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ./ | | | |]][[[[[l[l]]]]| |:::::: :.:| |[[l[]]l[[[[[l[
[|[[[l[[[[l[]][| | |l|lii;li;.\ \! | | | | |[[|[l[|[[[]][]| |:: :::::.:| |[[[[l[l[l[]]l[]
]][][[[][[][]]| | |;lllii;lli;i;. \/二二二二二 | | | | |]]][[[[l[]]〉]| |:::: :::.:| |[l[[[[l[]]l[[[[
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|l\! |ilililililllllilililill| /|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
[匚] [匚] 匚] ||::::.\! ':illiilillililililiil| / || 匚] 匚] 匚] 匚]] 匚]]
__________||:::::::.:..\____./ ||________________
________. `\::::::::::|┌ ┌ | /´ ______________
/..::... \:::|___|/ ..:::..\
_____ ./..:::::::::::::::.. .....::::::::::......ヽ ___________
[]]l[[[[[]/|[| | :::::::::::/ `ヽ:::::::::::| ||[[[l[[[/〉[l[]]|[[[l[[[[l[]]|[[[l[[
]][[[[l[]〉]|[| | ::::::/____ ⊂ニ⊃ ∧::: : | |[][[|[[[l[[[[l[]]l[[[[l[]/〉]|[[[l[[
[[]]l[[[[l[]]|| | | __ ./:::... / | | |「「 [「[「[]][[l]]|[[[[l[[[[l[[[[l[]]
[[]]]「[[ 「 | | |illllill| | ::::/ ⊂⊃ | | | 「 「][[ 「l]「[ [「[l[l[[[「[[[
[「 「 | | !l !| | | 7., /| | | 「 「[「[]][[
| | | | | |
| |
____
./二ヘ .\
キョロ / ハニ・ニフ \
キョロ / // \ \ これがニュー速で やる夫の造った図書館か……。
| ィニニニュ |
\ / 随分と立派な建物だな。
,ヘ´イ.ヽヽ、 ノ゙-、.
/ | '; \_____ ノ.| ヽ i
.l | \/゙(__)\,| i |
| | > ヽ. ハ | ||
56 :◆vsQyY1yD2Q
、
}
, -‐ ´ ̄` 、ノ
Y:::::/:::::::::::::::::::::::::\
/:::::::l,:::::、;:::,:::::,l_::::、::::ヽ
{:::::::::[]'W∀WWV∀7},、l どちらかと言うと……日本より海外の図書館?
|::ハ::::|―(●)‐(●)|ハ| 写真でしか見た事がないけど。
| ヾi::| , .ハ|
レハT、,_ -r-、.イlWイ 建物自体に……歴史的価値がありそう。
, へ_. `とヤ、
}:::::::::::\∧∨||
____
/- 、 ! ,. -\
/ヘ二_爪_二ヘ\
/ ヾニ・ニハ ハニ・ニフ \
| / | | \ | 位置的にイタリアだしな。
\ ィニニニュ /
,--ゝヘ ノ゙-、.
/ | '; ゝ_____ ノ. |ヽ i
l |. ヽ/゙(__)\/| i. |
| | ヽ. ハ..ノ | | |
57 :◆vsQyY1yD2Q
_ , -‐: . .
/.:/{: : : :\: `: 、
/:/:.′ 、ヾ: 、: : :.、 : :\
/.::{:{ 斗x `'l‐、: : ハ: : : :'.
八∧{ {{ ヒソ` \}:rー': : :}
}^Y ` / 化fヘ}: :.ノ
、__,人。 ′ ¨ 个イ そんな感心するような事かしら?
ー ァ: : ∧ _ 厶:{
、ー―=彡.:∠ : } 、 `' イ.:八 ただ古いだけじゃない。
 ̄ー 二: :xベ __\ イ^∧ト、::.
入 \\ 7:´: :/|:/ } ヾ
/ ヽ/⌒}‐-f^丶ノ ノ′ ′
/⌒\ /厂}`廴ノ^}
ヽ、__ ヽ、
___\:::::`:::::`ヽ`:..、
:::<::::::::_::_:::::__:::::::ヽヘ
:::::::` ̄::"::ー:::、::、:::ヾ:ヽiヽ
:::::::::::::::::::::>::ー:、:、::::::::::::レ/
:::::::::::::::::::::::>ーミヘヾ:∨/:i
::::::::::::::::二::ニ::ニ> `"ヾソ:ノ
:::::::::::::::::::::::::彡" ー、,. i
::::::::::::/⌒;彡" ≧r,、_ ',
:::::::::::{/:ソ"′ `'ヘ 〉
::::://!ヘ:) ヽ そう馬鹿にしたものではないぞ。
/// `て \
:::// i _ / ロマリア王家は代々芸術に傾倒していると聞く。
:∨ 、 `ゝ
\ ,` この手の建物は王家の息が掛かっていると見て良いだろう。
`"''ー-、、,,,_ ヽ:\ !
::::::::::::::::::::i;;丁`'┐ " ̄´
::::::::::::::::::::l;;;;|:.:.:.:.|i〕
:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:二7==l、,_
:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:(()ヘ\iヘ\
;:;:;:;:;:;:;:;:;:ヘヾヘ;;;;;;\_ 〉;;`\_
;:;:;:;:;:;:;:;:;;ヾ==二);;;;;;;ヘヘ;;;;\\
58 :◆vsQyY1yD2Q
__
,. <: : : : : : >x
,イ: : : : : : : : : : : : : : : ヽ
. /: :, : : : : : : : : : : : 、: : : : :',
7: :.{: : : : : : : : : : : : : :ヽ: : : ',
|: ,: ∨:、: : : : : : \: : : : :ヘ: ハ
|:.i: :ハ: \: : : : : : :\: : :ハ: :ハ
i: i:_! \: `ヽ : : : : : : : : :ヽY:iヾ
. }:.{ヽ ─-ミx_ヽトヽ,x=ミヾ77ハ
ヾニ_x:ヽi 、___,x 〃 ヒソ'´,i./ハ'、i
、_ノ: : | ; /イ:.i:.| 王家から買い取ったって事?
、_ニ: : :|人 、 , //ij: jリ
`ー 彡: :jヘ,ィ Y-_- ,イ_,彳
>-< |' '´ニヽ:<,' \
,.x-< 7  ̄〉 .∧ ∧ 、_
,.イ --':, Y /チ ` i / ', ヽ>x
. 7i { ヘ .i j:',‐-t j' |t_ヽ i i ̄`',',
i| 、 i ト'----<_\ i / >- t i !
|| i ! .| | | | Y>z.t´ ヘ |.|
∧ i i i| | | | .i ̄〉_ノ_ ) i |
..∧', , !| | | | i / .|ヘ ``ヽ、/ i |
_ ,、lヽ
ヽ`゙ヾ`゙゛ヾ ヽ ヽ、
, -‐'" 、 lヽ、
`゙/ _, 、_ヽ l //l
/. l `ヽノ_ , '
∠, /`゙゛‐-、_ l l
/ ,-,/ 〈l;d`゙ヽヽ __`l
'"/l`i  ̄ `゙ lrr、/
ヽヽ l`゙/ 金だけでは解決出来ない問題を
ll'ヽ __ ' , '
_l__ ヽ、 / 乗り越えていると言う事だ。
/:::::::::├┐ヽ _, '_n
, -――――,'"`゙‐―┴/ ̄ ̄`l;;;l:l_
l" ̄ ̄ヽ 、::::ヽ:ヽ::::::::::ヽ:::::::l―-┘ヽ-,:l―- 、
l:::::::::::::::::::::::::ヽ::ヽ::ヽ::::::::::i'`i:l;;;;ヽ:::ヽ'::::ll:::::::::l:l::`ヽ
. l::::::::::::::::::::::::::::::::::/::/::::::,‐-ヽ'"`i======rヽir,ヽl::::::l
l::::::::::::::::::::::::::::::/::/::::::::::`゙゛i~i'"l;;;;;;;;;;;;l::l;;`ll il':::l:::::l
/:::::::::::::::::::::-‐、l:/:::::::::::::::::::l l l';;;;;;;;;;;;;;;l:l;;;;;l_lヽ::l::/
59 :◆vsQyY1yD2Q
____
/- 、 ! ,. -\
/ヘ二_爪_二ヘ\
/ ヾニ・/))/´二⊃ \ 大貴族と一商家の争いと聞いていたが
| / / '‐、ニ⊃ |
\ l ´ヽ〉 / 当初のイメージ程の差はなさそうだな。
''"::l:::::::/ __人〉ノ゙
:::::::::|_/ヽ. /|||||゙!:゙、-、_
:::::::/´∨/`ー'〉゙||i l\>::::゙'ー、
:::y′.: ',ゝ、_/ヽ.||||i|::::ヽ::::::|:::!
/: ://: : : :|:::ヽ|||||:::::/::::::::i:::|
ヽ、 ./:! /i __,,,、/i
、 .ノ∨:::i/::::/´:::::::::::::/ノi_____,
i:∨::.:.:.:.:.:.:.:.::::.:.:.:.:.:.:.:::::::::::::::::::/
|:.:.:.:.:.:.:.:.::::.:.:.:.:.:.:.:.::::::::::::::::::::::::>、__
|:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:::.:.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
|:.:.iヾ、,:.:.:.:::::::_:::__;;;;::::::::::::::::::≦_,
l:.ノ `ゞ" ´ ´ /:::::::::::::::::::::::ノ′
!/ ミ::::::::::::::<´
ヾ〉、_ __,,,,,、、__ ミ:::,,、:::::::::く
ヾf!} ヾ彡"f斤ゞ "( ヽ:::iヘゝ ああ、ニュー速で やる夫には
/ `′ `"´ ソ 丿ヘ
_ ___.ヽ/ イ:|\:! 味方も多そうだ。
ゝ"´::::::::::::::::::: ヽ _ ∨ゝ、
ヘ::::::::::::::::::::://ヘ ` / _,,,ソソ::ヘ
ヘ:::::::::::::::/::/::::::::::`....、,,,< r‐'''彡"´:::::::::::〉7ー-、,,_
∧:::::::::/::/;;::::::::::::::::ノ:ノ`ー ´|;;;l´:::::::::::::::/:/:::::::::::::::::\
∧:::::/::/;;;;/7);;;;;;人(____ 」;;;|_,,,、ー''´:::::::/´ ̄ ̄` ̄`ヽ
ソ/ゞ※く;;;;;;;;) );;二ニ「::::::::::::::::::i:://´ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ
)(ヘ_>ー-ヾノソ;;;;;;|:{;;}::::::::::::li/´ ̄::::::::::::::::::::::::::::i
60 :◆vsQyY1yD2Q
,,-‐ ー-- 、
/ ` ヽ
/ ヽ、 ヽ、
/ ヽ、 `、 `、
.ト、 、 ヽ、 `、 `、
l i!ヽ、 ヽ、 ヽ、 `、ヾ`、 `、
! i `ヾ、::::..ゞ、::::::ヾ::::::::::`、`i::、ヽ、`、
゙, ! __,,,,`゙゙゙ヾ\`ーヘソ`-、ヽ ゙:::... ヽ `、
i!;;! ,,r-=....、 `゙ r-ィ:::ヽ`゙ !r-ゝ:...!´`゙
!`i、ヘ ヽ::::ァ 、ヽ.:::ノ !::) !::::!
ヽ`、 ` i! /::::. l
ヽ、 /イ::::::.. | ねらう代、どうするの?
、 丶 ____√ノ..:::!"i l
__,,-ヘ、 -ー- ヽ、.......:::::::/ `ソ
ヾr ` 、 `´ /`iー:::;;/
ー''"..........::::::;;-‐'"ト_-イ__ィ ̄ ̄_i!______
`ー――ィ 、 |l```´/ | / / ヽ
.| \ .|`ー‐,! / / `、
__/____ノ_r-、/_!/ / `、
r''" i!.:.:.:.:.:.:.:.!::...:!.:.:.:.: ̄`゙ソ i
! i!.:.:.:.:.:.:.ノ⌒ソ::.::.::..::.::// く
、
}
, -‐ ´ ̄` 、ノ
Y:::::/:::::::::::::::::::::::::\
/:::::::l,:::::、;:::,:::::,l_::::、::::ヽ
{:::::::::[]'W∀WWV∀7},、l
|::ハ::::|―(●)‐(●)|ハ|. 逆に聞きたい。
| ヾi::| 「! , .ハ|
レハT、,| 「ト, - _. イlWイ ゆかりなら、どっちの味方をしたい?
,.弋__ノ'<イ、
}::::::|::::|:、/:::|::|
61 :◆vsQyY1yD2Q
rー--‐―¬- 、__
, -┤ `ヽ
/ !: : . . . . ' ,
. / λ: : . . . : . ! ',
/ :{ V: : : . . . ヽ . .:;.. ハ
,' :::i .::l V: : : : . . . : ハ . ,; : . ,' i
. { :::i :.::l \ V: : i . : :/ .ム . :i ノ. : :i
レ{ ::i ::i :L_\ゝ.:ト 、孑个__!_7 ! : 人
ゞ.:.!从ハそ≧、 ヾ! -ヒ::てリ ハ /. : : 仆 、 両方 女の敵って感じだけど
\{ >:リ ゞ_;;ソ 弋Zン ム ;. : : i .ハ
∠,,;;入::::::. .::::::u::/ ,' . : ノ: : :} あえて どっちか選べって言われたら
/ . : ::> _ , 、 _∠ , ' . : : :,.'ル
/ .:/...::::::::{>,‐-,‐</:::/イ..zく}/ 奥さんと娘を監禁していたって言う
,', へ ..::::::::__l λヒ人_/:::::::::l/::::::ヽ ブロワの方が気に入らないかしら?
/..::::,:::ゞ_ン□二ヲ::::::::::::::::::::::::'、
/ .::: k:;...,ムハ ムハ::' ...::::..`j::::::::}
、
}
, -‐ ´ ̄` 、ノ
Y:::::/:::::::::::::::::::::::::\
/:::::::l,:::::、;:::,:::::,l_::::、::::ヽ
{:::::::::[]'W∀WWV∀7},、l なるほど……。
|::ハ::::|―(●)‐(●)|ハ|
| ヾi::| , .ハ| こちらの世界の人間から見ても
レハT、,_ - _. イlWイ. ブロワ卿の行いには問題があると。
, へ_><イ、
}:::::::::::\/:::|::|
62 :◆vsQyY1yD2Q
ヽー-.、_
__ゝ ̄ ̄ ̄``ヾ、ヽ `ヽ、 ト、
‐ニ_ `ヽ.、 ヽ. 、 ヘ ヽ 、 `ヽイi ゙、
ノ´ 、ー -ゝ`ヽ ヽ! ハ 、 `l ヽ ,
-ニ.、`ヽ:. ヽ、 /`ヽ、:. ::|i ノ ! ゙、 /i
_ メ、:::::::.... ヽ/ `ヽ、 '!'/_ノ,_ y' i
`ヽ`ヾ、::.ヽ、::r‐' `´ ´ i:. , /
/.:ヽ::::::...、 /____ ノ, ' /
/.、::::/`ヽ;./ ,___`ヾ=、_,ノ ヾi /_
´ Y /ヽ ゙圷j心メ=、 ベ=.、_ !/
! ヽ 乂゙ノ メ=ェ、 `゙/
ゝ、_i 佗j;ノヾメ/ えんま卿が女王派である事を考えれば
ヘ , ゛‐'′ /-、
ヘ. /―、゛y‐、_ ニュー速で やる夫に味方するか
心、_ -=ニヽ ,.イ-、 〉' /´,`ー、 この件を無視するかの二択か。
,ゝ‐'´.::::::::i、 _ , ィ'´ ゝ、`´! 〈 / / i
ヘ.::::::::::::::::i::l__`二´__i;;;イゝ ヽ、_ーノ、!__i_ノi、
≠ゝー.....一└‐┬┬┬┐_ ゞ、三三彡、i
_,ィ‐'´.::::::::::::::::∩::|__|__」__|__」:::,、`ヽ、 ヽ;::::ゝ::::゙i
〈.ヽ.:::::::::::::::::::_|i|,ゝ、==三=ヽlil__/.:i `ヽ::::::::ヽ
/.:::::::::`ヽ:::::::ー゙r-、゙ー===≠"∩'.::`ヽ、 ヘ.::::::::.∨
/.::::::;:i:、::::::i::::::::::::| ゙`Y;;;;;;;;;`ゝ,、'_;;;;;| `ヽ::::::::.`ヽ、_i:::::::::::.∨
. /.:::://.:!:ヽ::::|:::::::::;:!: . |;;;;;;;ゝ',ィ‐‐、ヽ」,、:リ::::::::::::::::::::ト、:::::::::.∨
____
/ - 、 ! ,. \
/ ヘ二_爪_二\
/ ヾニニ・ハ ハニニ・フ\ 俺としてはサマンオサの問題を
| / | | \ | 放置しておきたくはない。
\ ィニニニュ /
,ヘ´イヽヽ、 ノ゙-、. 姉さんはどうだ?
/ | '; \_____ ノ.| ヽ i
l | \/゙(__)\,| i |
| | > ヽ. ハ | ||
63 :◆vsQyY1yD2Q
、
}
, -‐ ´ ̄` 、ノ
Y:::::/:::::::::::::::::::::::::\
/:::::::l,:::::、;:::,:::::,l_::::、::::ヽ
{:::::::::[]'W∀WWV∀7},、l サマンオサの問題……できない夫の反乱ね。
|::ハ::::|―(●)‐(●)|ハ|
| ヾi::| , .ハ| 確かにあれは……止めなければならない。
レハT、,_ -r-、.イlWイ. 出来れば異界人の手で……。
, へ_. `とヤ、
}:::::::::::\∧∨||
-―…―-
/: : : : : : : : : : : : : : :`: .
. /:-:‐: : : : : : : : : : : : : : : : : :\
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ハ
. }: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ‐: :.、::.
/:く : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ __,
!: : :}ヽ : : : : ‐: : : : : : :_: :-‐: : : : :、_ ,.:r‐ ´
{: : : ! `ー---._: : ´:ヽ:_:ノ_,ィ:_`:<:_:!
ヽ: : ',-‐  ̄  ̄ ,イ行心j .!_j/: :.「`
. Vヽ:._,ィ'行心 ゝ弋ツ !o': : :{ ニュー速で やる夫も
{ !ハ!ヽ 弋ツ |: : : : :.
`ヽ小 ´´ 小 : : : :.、 サマンオサに行くって噂があったわよね?
V: :. ヽ ,.:.:!: : :.ヽ: : .、
!: : ヽ ィこ' /,};/: :.!: :}\ト、!
. /: : : !.:.:`: : .,_ ./ (`y} : /: :.!
/ : : /:.:.:.: :.:.:.:ハ_二,. イヽ/:ノ': : /
厶イフ:ノ: : :.:.:/}/ {___,. ..厶イ フイ\__ _ _
__´_/: ; /ヽ /7ヽ .lハ/ ! ヽ
.: ´ 厶イ V ヽ ', / >/ } :.
/ __,.》===r=くイ_/__ ', !
{ く.:.:.:.:.:r=.:ァ!.:.:}‐:.:,..:.:.:.:フ 、! }
ヽ } / V.:.:.:.:.:.:/.:V:lヽ:.:.:.:.:./ ヽ |
. ト、 }' ヽ=ァ/.:.:.:.!.:.ヽ.:}/ :. ハ
. { .:! /.:.:.:.:.:.:.}.:.:.:.:ハ :! //
ヽ { `ヽノ⌒ヽ}j、.:.r' ./ ,′
}\ ', }! ,イ /{
. ', ヽ ハ .: : .! / j
\ .: `:. { .!
64 :◆vsQyY1yD2Q
ミ、
l|
||
..: ´  ̄ ̄.> 、 リ
/ 、 /\
/ , ./, ', .l 、. ヽ
,' ,' / / 〉 | l!ヽハ
/ i:. 'И ̄/メ| ィ'7T` i|
./,: l| .|.r‐オミx l ノ/ノミl.| ',.|
/,: .|| .|.У乂リ‐l/、/.じ! リ l.! えんま卿が……今度のパーティーに
,i i/ |l l |/ `ー‐' /ゝ‐从 .リ
. ||| |li !:l、 .イ,' ニュー速で やる夫を……招待しようと考えているらしい。
. l|..|、 l∨ハ 丶 ^..イ.ノ
ヽヽ\| ∨.>、_.`i、 /´ その時に色々と……聞いてみるとしよう……。
/ヽー 、 爪〉=rミ、
/- 、 \| \| .|ヽ
ノ ‐ 、 `ヽ、 \.l|. | ノ
\ ` 、 ヾ ,
※ ねらう代 \. \丶|
65 :◆vsQyY1yD2Q
__
,..:::'::´:::::::::::::`::::ヽ.、
,.::'゙:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
. ,.:':::::::::::::::::::::r─;::::::::::::::::::::::::ヽ
r  ̄ ̄ ¨ ‐-ミ __ ;'::::::::::::::l ̄ ̄  ̄ ゙̄l:::::::::::::::':,
丶 ヽ / \ ;゙:::::::::::::::: ̄,ニ' ' ̄=ニ;::::::::::::::::::!
≧ ── ¨>. V. .-――/ 丶. !::::::::::::::::;r'~ ,、 r. ,_ ヽ:::::::::::::::l
\. V.: : : : :/ イ ';::::::::::::::l {;;;フ ./,i i::::::::::::::;!
/: ヽ_} : : : :/ /ム ヽ::::::::::::ヽ ,/:r'´ ノ::::::::::::;ノ
/: : : : : -:、:: ::′ xィ /: :.ヽ >::::::::::::`':::::':::::::::`ー':´:::::::::::::/
. /: i: : : l : : : \ー <: : : : : : : : :.. , '.-'";:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
i: :∧: : i: : :i: :、: \: : : \:: : : : ::.l. `'-::、::::::::::::::::;:::- ' ´
i: :|` ヽ:ト、: ト、: \: \: : : \: : : :.l  ̄ ̄
. Y芹ミ' ヾ 芹示ミヽ: : i: : : : : :l
i:. じ゚ Vじ゚ノ i: /}ヽ: : : :l
i: i.:::. / .::::::. ノ' ノ }: : : : l
}八 . cイ: : : i:: : :.
\ `ー' /x≦ }: :/:i:i\{
/ノ _ ィ // γ ─ ミ
/ ム イ / / ヽ
./ ミ γ 八 / V
/ ハ.Y 必ヽ !| |
,′ / `l イ::〈 丶{ ,′ / |
/ ゝ==彡', l {: : l l / |
{. 人|l:/ | ∧ l
` T  ̄ Y γ :. ∧ .l
', / / .〉 ′ ',
:. ト、 {三三三7 .′ V
, ',三 ヾ三三/ ∧≧ュ. V _
., ヽニ三\ニ′ ∧三三三 ー’, γ ヽ
丶 >==--T .∧三三三三三≧=--{ Y
¨ ′ ∧三三三三三三三三>=─=-人、
: l三三三三三三三> ´: : : : : : : : : : 丶、
.′ ト、三三三三,. : ´: : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ
: 从ヾニ三>: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ハ
: ′ > ´:: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.
.| ,',..: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : }
| /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ′
j /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :./
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :/ l
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.r==-ァ : : : 八
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./: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :-=≦: : : : : : : : : ;. '
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.:: : : : : : : : : : : : : : : : : : _ -ニ二: : : : : : : : : : : _: : : :彡r=ハ====∧==≦
./: : : : : : : : : : : : x≦: : : : : : : : : : : : : :  ̄: : : ─── ´: : : : : :ヾ====く´
. {: : : : : : : : : : : ´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : \===’,
人: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :___: : : : : : : \==\
┃
┠────────┐ ┏━━━━┓
┃ └──┨ ┗━━
┃ ┗━┓
┃ ┗┓
┃ ┃
┗┓ 北部 ┃
┠─┐ ┗┓
┗┓└──┐ ┃
┃ └┐ ┃
┃ │ ┌────┨
┃ │ ┌┘ ┃
┏┛ ┌─┴──┤ ┃
┃西部┌┘ └┐ ┃
┏┛ ┌┘ │ ┏┛
┃ │ │ 東部 ┃
┏┛ │ 王都 │ ┃
┠───┤ ┌┘ ┃
┃ └┐ ┌┘ ┏┛
┗┓ └────┤ ┏┛
┃ ● └┐ ┃
ニュー速で商会 ○ 南部 | ┃
┗┓ │ ┏┛
┗━━━━━━━┷━┛
32 :◆vsQyY1yD2Q
【 ロマリア南部地方 ニュー速で私設図書館 】
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\ 三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三/
\ ̄Τ ̄Τ ̄T ̄ ̄「  ̄ 「  ̄ 「  ̄ 「  ̄ 「  ̄ 「  ̄ 「 ̄ ̄「 ̄ ̄「  ̄ 「 ̄ 「  ̄ 「  ̄ 「  ̄ 「ヽ/
_| L ζ _|Lη |Lκ |Lξ |Lщ |Lψ |LΩ |Lκ |Lζ |Lχ |Lψ _|Lζ |Lπ |LΣ |Lα |Lε |L|_
_ r|__z――― z――z ――― z――z ――――― z――z――――z―‐z ―――― z―┐ _
|| Υ⌒Υト\__Υ⌒Υ\ ___Υ⌒Υ_____ Υ⌒Υ___ /Υ⌒Υ_/彡’Υ⌒Y ||
|| |ll l ll| l \r―‐ |ll l l |\r―――|ll l l |〉―――――〈| l l l | ――t |l |ll l l | ―tイl |l l l | ||
_||____,,|ll l ll| | ハ 「 |ll l l |ハ |. |ll l l || || l l l | | ハl|ll l l | | ハ l |l l l |___||__
彡彡彡彡/,|ll l ll| |∪ |l |ll l l l∪|. |ll l l || || l l l | |∪l!ll l l | | ∪ l |l l l |\ミミミミミ
鬥鬥鬥鬥l圭|ll l ll| | |l |ll l l l |. |ll l l || || l l l | | l|ll l l | | t l |l l l |圭|鬥鬥鬥
二二二二|圭| l l l| |「rミ|l |ll l l l「ミ|. |ll l l || || l l l | |r「ljll l l | | 彡」 |l l l |圭|二二二
圭圭;T ;|z|l|「l l l t| |トミ|l |ll l l ll ミ|. |ll l l || || l l l | |Lノ|ll l l | | 彡」 |l l l |ll|z| |圭圭
圭圭;;| |z|l|l l l l t| | |l |ll l l l l「|. |ll l l || || l l l | | zr|ll l l | | z |l l l |ll|z| |圭圭
圭圭;;| |z|ll「「「「「| | l「 |l |ll l l l l|;|. |ll l l || || l l l | |t「 |ll l l | | 「 l l |l l l |ll|z| |圭圭
圭圭;;| |z|ll| l l l l;| | l| l|l |ll l l l l|;|. |ll l l || || l l l | |ll |ll l l | | t l l |l l l |ll|z| |圭圭
圭圭┴┴|ll|_l_l_l_l;|t三八 = 八三八彡 == 八三彡 ==== ≦ミ三八┐=,┌八ミ三三┐={ミミミ 三三l ┴┴圭ミ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄  ̄ ̄  ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ \ ̄ ̄ ̄ ̄
/ \
.∧∧ なんだなんだ? ここって空き家だったよな?
(,,゚Д゚)
(i i). 随分と立派になったもんだ。
〜| |.
し`J
∧_∧
( ´∀`) ニュー速での ご当主さまが買い取って改築したらしいモナ。
( )
| | |
(__)_)
33 :◆vsQyY1yD2Q
∧_∧
( ・∀・) 愛人を囲うための屋敷だったりして。
( `∽)
| l |
(___)__)
Λ Λ それが愛人も自分の屋敷に住まわせてるらしいわよ。
(*゚ー゚)
⊂ ⊃ 奥様は何も言わないのかしらねー?
〜( ノ
U"U
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
____
. '"´: : : : : : : : : : : ` .,
. ´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ` 、
/. : : : : : : : : : : : : : : : : :ヘ: : : : : : : : : : :\
/: /: : : /: :.:./:./i: : : : : : : : : :ヽ:.:. : : : ヽ: : : : ::.
/: :.:/: : : /: :.:./:./ .|i: : : : : : : : : : :i: : : : : : i: : : : : :.
/:. :./: : ,〃:.:. /:./ |:. : : :{: : : : l:.:.:.|: : : : : :.|: : : : : ::.
/:.: : i: ::://: :.〃:/ 圦: : : ',: : : :!:.: :|: : : :..:.:.|: : : : : ::i
i: :::::::|: :.{:{::::.:.{{:_j/ { ヽ: :.ヽ_{: : :|: : : : :.:.|: : : : : :.|
|: : ::::|:.:.:レ┐::|イ{ \: \\:|: : : : : :|: : : : : :.|
|: : ::::{:.:.:| └┘メ、  ̄____ |: : : :.:.:.|: : : : : :.|
|: : :::::\{弋仁刃ミx ,イ刃ハ¨ヾ|: : : : :.:|: : : : : :.| ホントに奥さん扱いで
|: : : : :::::、 {{ {し刋 { {し'刋 ッ'|: : : : :.ハ: :{: : :.| 申し訳ないくらいです。
|: : : ::::/}ハ V辷ソ ゞ'==タ |: : :/| ': :..、:.:|
レ'´`´〃:::. ムイ:.:.:.| ノ: : : \ヽ 昨日なんて恐れ多くも
/{ ::::::. ´´ ′ ´´´ |:.:.:.:| へ: : : : : `ヽ カガリさまと一緒に……。
l: i :::::::. _ u |:.:.:.:ト、: : \: : : : : \
|: | ::::::::\ (__) /|:.:.:.:| ト、 >─-- 、
|ノ| :::::::::::::i> . ´ ,,│:.:.:レ' } ヽ
/ | : ::::::::::l ,ヘ __ . '" /. |:.:.:/ / / i
__,__,___{ _ .| : : :::::::| / {ヽ / __ !:./ / / ※..リュカ |
r‐、/ / { 〃 { ヽ : ::::::| ./ } } /┌ v' 〉‐v'⌒v‐v |
──‐ヽ_/ / ./ /ゝ- ゙ー─────‐┴┴─└y / / イ / ー──── ┴─
`┴ヘ ´ └ヘ ´ー' `´
34 :◆vsQyY1yD2Q
/: : : : . \
/: : : : : : : : ヽ
,': : l: : : : : : : . : ハ
l: : :l: : : : : : : ,、: ..イ }: . ハ
} : :.l: : : : : l:,,≠V=l: ハ: 从: l : }l
/: : : l: : : : :〃iト‐}` ∨ レ≠ミl /. : : lリ
/: : : :.:|l : : : : :l` ̄´ iヒノハイ: /l:/
 ̄フ: : : : N: : 、: lヽu ', }: : l:/ ' リュカのヤツ
/__ イ: :>、: |ヽl、 ,...、 ∠: : :|
 ̄ /´\:.:.ヽl:.ヽ丶、. `". <l: : ト、l 「さま」 はいらないって言ってるのに。
__ --─  ̄ ヽ:.:.:.:.:.:.`>l`¨ト、:l从 :.|
/⌒ヽ ヽ:.:.:.:.::/ `丶、 ヽ!
/ ヽ:.:.:} 丶、
_,. ---ァ‐_ニニ=ー
,. '´::::::::,r':/:::::::::::``丶、
, - '::ー--::::!:/::::::::::::::::::::::::`丶丶、
,:'...:.: ..::: .:: .:::::ヾ::::::、::. :. :::::::::U:.. :ヽヾ:、
./::::::::::::::::..:.: .: ::.:.::.::...::.\::::.. ::. :.:丶:::.ヽ \
/:::::::::::::::::::::::::::::ヽ:::',::',、::、::ヽ::::: ::::.:..::..\::', `
l:::::::::::::U:::::|:::::::::::!::リ、ヽヽ:',、ヽ:::::::::::ヽ:::ヽヽ',
|::::::::::::::::::::::!::::::::/!/ ヽヽ ヾヽ,rヽ:::::',:::::::ヽヽヽ
.l:::::::::::!:::::::::|::::://'_ヽ` ヾ、 ヽ_ィ=、!、::::!::::ト、ト:',
.',:::::r'l::::::::::!ノイ_____,,` ` ´___,, |:::',::ト、:! lハi
.〉::{ !:::::::::ヽ ~'~、、、 `~、、l::/|::! ヾ、 慣れない内は仕方ないわよ。
'/|::ヽ',::::::::!:ヽU、 ヽ イ:', l:!
Wヾ',::::::ヽ:ヽ`゙` ´ /::、ヽl、. 私だって子供が出来るまで あんな感じだったし。
|、ヽ::::ヽ、ヽ、 ‘ イ:::::::::',ヾ``
ノ ヽlヽ:::ヽヾ:、`` ;ー´ ヽ',ヽ:::::! ヽ リュカは貴族だから尚更じゃない?
/`丶ヽ `ヾ:、 ``/ヽ、 リ ヽ::!
/::::::::::::::`丶、 〃、 ソ
'´,. ---- 、::::::::::::``ートト、ヽ、
/:::::::::::::::::::ヽ:::::::::::::,:、:::::ヾー``ヽ
:::,r:::::::::ヽ:::::::::',:::::r' ヽ::::',ヾ:、`゙`
/:::::::::::::::::\:::::',::| ,>、:', \
::::::::::::::::::::::::::',::::l:! /:::::ヾ ヽ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
35 :◆vsQyY1yD2Q
(( ∩∧∧
ヽ(,,゚Д゚) 愛人絡みじゃねぇなら、こりゃ一体何なんだ?
ヽ と ヽ
(~),, )〜
し'
ここは 「図書館」 って言うそうだ。
____
B■∧ 一階にある本は自由に読めるらしいぞ。
彡,,゚Д゚ミ/
| つ. 「保証料」 って言うのを払っていれば
| | 本を借りる事も出来るんだってさ。
\| |
∪∪
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
(ヽ三/) ))
___( i)))
/⌒ ⌒\ \ 「保証料」 は、「会員権」 みたいなものだお。
/(.●) (●.)\ )
/ ::::⌒(__人__)⌒:::: \. 本が傷付いたりしてなかったら
| (⌒)|r┬-| | 会員を止める時に そのまま返す事になってるお。
,┌、-、!.~〈. `ー´ _,/
| | | | __ヽ、 ./ もちろん図書館内で読むだけなら保証料はいらないお!
レレ'、ノ‐´  ̄〉 |
`ー---‐一' ̄
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
36 :◆vsQyY1yD2Q
| ̄` .、 /~l
| >-‐――-< |
| |
|/ -‐ ‐-ヽ|
l "" \___/ l 本モナか……あんまり興味ないけど
| \ / |
l、 \/ / こんな お城みたいな所で過ごせるだけでも
\ / 入る価値があるかも知れないモナ。
/ ー-- 、 'ー-- 、
| | |
| ー-―'゙ ┬‐''"
/]__/]
/ \
/ _ノ ',
〉 O O | 俺は字が読めないからなぁ……。
\ __ /
γ⌒) く
| |
| |
37 :◆vsQyY1yD2Q
∧ ヘ
,' i ':, / i ヽ
,'、,,j ーーイ,,、j ヽ、
,:´ ヽ
○ ○ ',
l | そう言えば、さっき聞いたんだけど
':, r―-、 /
ヽ、 l ) / ここじゃ無料で読み書きを教えてくれるらしいわよ。
`> ― ' <
," `' :、
./ ヽ
l
人
(⌒'^) Λ Λ て
| | / ヽ__/ ヽ 〈
| / O O ヽ
| | √ ̄.| | マジか!? それを早く言えゴラァ!
\ ヽ ノー―| /
\, \,,
\ _ノ ノ
38 :◆vsQyY1yD2Q
それは良い事を聞いたモナ。
∧_∧
( ´∀`) 読み書き出来ると 『道の港』 でも役に立つし
( ) 早速 入ってみるモナ。
(( 人 Y
し(__,)
∧ ∧
(,,゚Д゚) 待て、俺も今日は休みだ。 行くぞ!
と つ
と( 、ノ
\_)
39 :◆vsQyY1yD2Q
_,,.. ― ,,
,..-''″ ★ ゙ヘ、
,,-,゙ -;;;;;;¬''''''''''¬―-..,,,,\
//ン'シ'‐、.`'i:::::::::::::::./ 二ミ' l'Λ
/i./ /;;;;;;;;;;;;l |::::::::::::/ .l;;;;;;;;;;゙l, l.l
/ ! ! .l;;;;;;;;;;;/ / :::::::::.l .!;;;;;;;;丿,!.| l
!│ ヽ,.゛_/:::::::::::::::.\_`゛.__./ .| .|
l l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ! | いや〜、見事な物でありますな。
| ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: / .l
! ヽ .__,,.../ ''''''‐、 :::::::::::/ ゙l. 我輩も歴史ある建物を紹介した甲斐があったであります。
|. `'-,,. `ーー'''" `''ー-./ |
゙''ー- -ー'゙.゙>ッ、、、、、、 -イ″゙'ー---ー'"
_、 .,/゙., / ,,, ヽ...\
/ ´゙"''゛ .,/./ _ノヽ_.. ||\.\
` ̄"''''―‐" / `、 ゝ.|.|...\ !
/ /__ .「 .|.|/ ノ
{ '´ `V .|..|/
,ィ, (fー--─‐- 、、
. ,イ/〃 ヾ= 、
N { \
ト.l ヽ l
、ゝ丶 ,..ィ从 |
\`.、_ _,. _彡'ノリ__,.ゝ、 |
`ゞf‐>n;ハ二r^ァnj< y=レヽ
. |fjl、 ` ̄リj^ヾ)  ̄´ ノ レ リ
ヾl.`ー- べl,- ` ー-‐' ,ン ああ、これは隣国からでも駆け付けざるを得ない。
l r─‐-、 /:|
ト、 `二¨´ ,.イ |
_亅::ヽ、 ./ i :ト、
-‐''「 F′:: `:ー '´ ,.' フ >ー、
ト、ヾ;、..__ , '_,./ /l
ヽl \\‐二ニ二三/ / /
40 :◆vsQyY1yD2Q
,. -─- 、._
,. ‐'´ `‐、
/ ヽ、_/)ノ
/ / ̄~`'''‐- 、.._ ノ
i. /  ̄l 7
,!ヘ. / ‐- 、._ u |/
. |〃、!ミ: -─ゝ、 __ .l
!_ヒ; L(.:)_ `ー'"〈:)_,` / 完成記念式典に参加って理由があったから
/`゙i u ´ ヽ ! 俺達も止めませんでしたけど
_/:::::::! ,,..ゝ!
_,,. -‐ヘ::::::::::::::ヽ、 r'´~`''‐、 / 今日だけですからね?
! \::::::::::::::ヽ `ー─ ' / 明日には帰国してもらいますよ?
i、 \:::::::::::::::..、 ~" /
.! \ `‐、. `ー;--'´
ヽ \ \ /
NヽN` `゙、
.、Nヾミ i
ヾミミ、 _,.ィイ八、 !
ー-=ニ _,..、_'"'ノ,."-'ニ'ヾ、._ l_
{F|!  ̄ ゙iニ{'´  ゙̄!r'-r,^、i むぅ……ポルトガにも こう言う物があれば良いんだが
l;j゙、_ ノ ヽ)、 ノ' ゝ:'/
`!  ̄ヽ '  ̄~´u ,'.,ィ' こんな事に金を掛ける富豪は、そうそういないだろうな……。
i.u ___ ,' |
ヽ、 ´ -- `` ./ ト、
,..-i;:ヽ、 ,. '´ / ヽ、_
_,.イ´ j  ̄ ̄ / ,i、゙ト-、
41 :◆vsQyY1yD2Q
____
/ \
/ ─ ─ \
/ (●) (●) \
| (__人__) | その辺りは
\ ` ⌒´ ,/
/⌒ヽ ィヽ 異界人ならではの発想と言うものかも知れませんお。
/ ,⊆ニ_ヽ、 |
/ / r─--⊃、 |
| ヽ,.イ `二ニニうヽ. |
_,-一ー- ,_
'´ ,____ `★、
/ ./フ´,r--、`、``'ヽ、`、
/ .}i {;;;;;;;;;;} .}::::::::r´`、i
/ ,!{ ゝ;__ノ ,ノ:::::::{ r^ヽ}
/ i::::゙ミ、___,,ノ::::::::::! !;;;;} ! やる夫殿の世界では
/ ,!:::::::::::::::::::::::::::::::::::`、`´ノ`、
./ ,!::::::::::::::::::::::__:::::::::::::`´! i. この 「図書館」 と言う物は
{ メ-一ー-ー'T´ `>、:::::;ノ | どこにでもあるのでありますか?
`、 ノ `>、, `ー--'´ _,,>1 |
`-''´,r' ̄;r'/`ー-、__,,-'´ _ノ _,
/::::::/ / __ノヽ_`ト=ニ-一''´
,1::::::ヽL、 `、 ゝ、
〈::::!::::::::::::;_) /__ i´|::::`、
`、`ゝ;_::::丿 '´ `V ム:::::::`-、
`、:::::`´i '´ `、::::::::::ヾ}
42 :◆vsQyY1yD2Q
___
/)/ノ ' ヽ、\
/ .イ '(●) .(●)\ どこにでもあるし、正直なところ ここで出来るサービスは
./,'才.ミ). (__人__) \
| ≧シ' `⌒´ .| やる夫達の世界にあった図書館には届いてませんお。
\ ヽ ,/
、__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__,
_) (_
_) ナ ゝ ナ ゝ / ナ_`` -─;ァ l7 l7 (_
_) ⊂ナヽ °°°° ⊂ナヽ /'^し / 、_ つ (__  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ o o (_
) (
⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒
,. -─- 、._ |丶 \  ̄ ̄~Y〜 、
,. ‐'´ `‐、. | \ __ / \
/ ヽ、_/)ノ. _,,.. - ..,,,|ゝ、ヽ ─ / ヽ |
/ / ̄~`'''‐- 、.._ ノ.. ,..-,⌒ │ ヾ ゝ_ \ |
i. /  ̄l 7. /_,,,☆........._,,_ │ ヽ_ _ / /| |\ \|
,!ヘ. / ‐- 、._ u |/. /`´' , tイ /゛ `\ヽ _ // / | \ |
|〃、!ミ: -─ゝ、 __ .l ,' ,i'''、 | i゙"/ .,..- 、 ゙i\二_二// ∠二二二| ヘ |
!_ヒ; L(.:)_ `ー'"〈:)_,` / l l!!!!!.l゙ .! .| .!!!!!!! ゙l l| ヽゝソゝ|TT|<ゝソ フ |,.-'、 |
/`゙i u ´ ヽ !. .l `" l ゛ .ヽ ゙'---'" /|ヽ___ ノ/|| .ミ__ ノ|//ニ !
_/:::::::! ,,..ゝ! :l!..,, ‐" `-、___,./ ! ゙! 凵@ | トy'/
_,,. -‐ヘ::::::::::::::ヽ、 r'´~`''‐、 / ', .__, ,_ !..! F二二ヽ u ;-‐´
! \::::::::::::::ヽ `ー─ ' /. lヽ .,ィ'゙', !`'x、 ,l゙゙ │ヽ |/⌒⌒| / ト、
i、 \:::::::::::::::..、 ~" /. |x‐゙''^`゙厂ア゙゙`''r‐ ...'、、 .',.//ヽ、==′ / ゝ
.! \ `‐、. `ー:--'´.. ', `', ''''il ゛ ._il≒ニ―--//〃 \ __, ‐' / / \
ヽ \ \ / ゝ..',',゙イ .,,!リ.,i'___,,コレ//  ̄ / /
43 :◆vsQyY1yD2Q
,. ─- 、,,.___
,イ〃 `ヽ,__
. N. {' \
. N. { ヽ
. N.ヽ` 〉
N.ヽ` ,.ィイ从 /
. ヾミ.___-‐=彡'ノノノ__,ゞミ=-_rく
lrf´ゞ“モ=ヾーf =モチ<}rv^i ! 具体的にどう違うのか
ヾト、` ̄,り「弋!  ̄´ノ ソ
!  ̄ ii{_,.  ̄ u./r'´ 参考までに聞かせてもらえないか?
,ゝ、 iー-ー、 , ' |\
-‐''7´ ドヽ. `ニニ´ ./;; | ヾ''ー-
/ ト、 ` ー-- ´ ,;' ,イ :|
. / :ト、` ー-、 r--‐_'´/ |
/ _,..、-‐\  ̄! レ' 厂 /へ、 :|
T´ ヽ\l.0| V / / / \ |
____
/ \
/ \
/ \ この図書館は、本を借りるのに お金が掛かるんだお。
| \ ,_ |
/ u ∩ノ ⊃―)/ やる夫達の世界の図書館は、基本的に無料なんだお。
( \ / _ノ | |
. \ “ /__| |
\ /___ /
44 :◆vsQyY1yD2Q
_
/ ̄´´'''''´  ̄\_
. ヽ ヽ
/ -..,, _ _,,..- i
| / ''''' ヽ |
| / --、 ,-‐‐‐ | |
.fjl 、'Oヽ ''O'> ミ ~7 確か、ここは無料で本が読める本館と
.i  ̄ノ  ̄ ミ // 希少な本が収められている別館があって
ヽ ヽ u .//
'ヽ、 .r─、 / 別館に入るには紹介状が要るんだよな?
|ヽ..  ̄´,. ' |
/ヽ、  ̄ ,.'ヽ 金が掛かるってのは、そっちの事か?
. ヽ ``ヽ r'~ |
ヽ /ヽ/ヽ |
ヽ / |0 ヽ/
____
/ \
/ ─ ─\
/ (●) (●) \ 違いますお。
| (__人__) |
./ ∩ノ ⊃ / 本館の一般書庫は貸し出し出来る事になってるけど
( \ / _ノ | |. そのためには会費を払って会員証を手に入れる必要があるんだお。
.\ “ /__| |
\ /___ /
____
/ \
/ ─ ─ \
/ (●) (●) \ ちなみに、会員証は
| (__人__) |
./ ∩ノ ⊃ / カードじゃなくて羊皮紙製の証書にしたお。
( \ / _ノ | |
.\ “ /__| |
\ /___ /
45 :◆vsQyY1yD2Q
.ト│|、 |
. {、l 、ト! \ / ,ヘ |
i. ゙、 iヽ / / / ヽ │
. lヽミ ゝ`‐、_ __,. ‐´ / ,.イ \ ヽ |
`‐、ヽ.ゝ、_ _,,.. ‐'´ //l , ‐'´, ‐'`‐、\ |
ヽ、.三 ミニ、_ ___ _,. ‐'´//-─=====-、ヾ /ヽ 別館までは分かる。
,.‐'´ `''‐- 、._ヽ /.i ∠,. -─;==:- 、ゝ‐;----// ヾ.、
[ |、! /' ̄r'bゝ}二. {`´ '´__ (_Y_),. |.r-'‐┬‐l l⌒ | } 限られた人間に自分のコレクションを
゙l |`} ..:ヽ--゙‐´リ ̄ヽd、 ''''  ̄ ̄ |l !ニ! !⌒ //. 見せているようなものだ。
. i.! l .::::: ソ;;:.. ヽ、._ _,ノ' ゞ)ノ./
` ー==--‐'´(__,. ..、  ̄ ̄ ̄ i/‐'/ 一般人に開放された書庫なんて
i .:::ト、  ̄ ´ l、_/::| 君達の世界は一体どうなっているんだ。
! u |: |
ヽ ー‐==:ニニニ⊃ !:: ト、
ヽ 、__,,.. /:;;: .!; \
ヽ ::::::::::: /:::;;:: / l
_,,. ----- 、
_,,. -''" ★ `丶、
,. ''" __;;:ー―――- .._ ヽ.
/ _,,.;:-'" `ヽ、...................,>'ヽ
/ l./ ヽ................;' `ヽ
/ l -━━━━━‐!...............l‐━━-l 明らかに採算度外視でありますな。
./ .l !................i l
/ l.、 ノ...................'., l.i、 我輩も皆に本を読んでもらうためには
/ l `ー- -‐'''"...........................ヽ._ノ.l i どうすれば良いかと考えた事がありますが
/ l.....................................................................i. l
/ !.......ι....................................................../ l どれも予算の問題で
i l;;......................................U....................../ ! 実行させてもらえなかったであります。
l .l 、;;,.............................__............../ /
ヽ _ / `ヽ、 ....,-‐''''" ̄`ー-'`丶/ _/
46 :◆vsQyY1yD2Q
____
/_ノ ヽ\
/ ( ●) (●)、 図書館が有名になれば人が集まって
/ (__人__) \ 商店街から離れたここにも店が出来るようになるお。
| |r┬-| |
\ `ー'´ / 図書館で儲ける事は考えないで
⊂⌒ヽ/ ヽ /⌒つ. その商店からの上納金で、少しでも取り戻す事にするお。
\ ヽ / ヽ /
\,,ノ |_ノ
___
/ノ ヽ、_ \
/(●) (●.) \ 全体的な収支で言えばマイナスになるだろうけど
/ (__人_,) \
| l^l^ln ⌒ ´ | 読み書き出来る人が増えて、本に興味のある人が増えれば
\ヽ L ,/ 将来的に役に立つと考えてますお。
ゝ ノ
/ /
47 :◆vsQyY1yD2Q
, :: ''" ̄ ̄~ `丶 、
/★-''",~''" ̄`ヽ、 \
//: : : :/-ー:、 : : : ヾ、
//⌒ゝ: : : :i: : : : : `ー-}: :ヽ
.〃: :/~: l: : : : \: : : : : :ノ: : : ヽ なるほど なるほど!
li: :/: : :/: : : : : : :`ー(__): :lヽ
リノ: : /: : : : : : : : : : : : : : : : : l いっそ やる夫殿を
/ i ̄: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :/ ここの領主に出来れば良いでありますなぁ。
/ ヽ_): : : : :, ァー---,、_;: :ノl
 ̄'ー- _ ヽ: : : : :人/ l ,/
: : : : : : : : : :ー-=-' _\ l /‐ヘ
―‐-- : :_: : : : : : : : : ̄ヽ_-'ノ
ヽ  ̄ ̄/ ̄ ̄ ̄~ 丁 」ヽ
_,.-‐"':" ̄~゙'ヽ、
./ ``ー‐-、
;" )
./ |
| )/
| ,;';;,, /ノ
|::::.................:::::::::;;,'^;、::::::'''..,,_;、丿
/:::::::::::::::::::::::::::;"゙, /゙~゙`''::;'゙;
`、;;::::::::::::::::;/ ),;' :.'.,、. そんな……軽く言う事じゃないだろう。
,へノ `'''''"´ .:; u. .:::_ヽ
/ \ .::; ::::ゝ 聞かなかった事にしておくぞ。
\ ::::::、 .:;`
ヽ丶 \;; :::;;;;::..,,、. ::i
` \;;;;/ `゙"
48 :◆vsQyY1yD2Q
____
/_ノ ヽ、\
/( ●) (●).\
/ (__人__) u. \ やる夫は、そんな重い責任は負いかねますお。
|_ _. `⌒´ |_
n .| | l ,/) U l^l.| | /)
', U ! レ' / . . | U レ'//)
{ 〈 ノ /
..i, ."⊃ rニ /
."'""⌒´ `''""''''
_,,.-‐-..,,_
/ `''.v'ν
i' / ̄""''--i 7
!ヘ /‐- 、u. |'
|'' !゙ i.oニ'ー'〈ュニ!
,`| u ..ゝ! ( 実利は領主にも負けてなさそうだけどな )
<:::::\ (二> /
\::::\ '' /
\ \. , ̄
49 :◆vsQyY1yD2Q
ト 、
.ト\ ∧
\ / ヽヾ、 /~`\
ト-` / ニ=_ , . --一/ /~
\ __,./'∠, ''`` ヽ三| |
ヽ-ーーヾヽ-' ヘ>' ゞミ/ どのような本が
ヾヽ ~ / 別館に収められているかは大体 予想が付く。
/iヽ .i-'
/ ヾヽ .i 本館では、どのような本が読めるんだ?
`ー-、 /
! ,.-一 /
``! /
`.i /
i /_
`丶-ー' ` ヽ、 /
/
/\
/ \
,ヘ
____ / /
/\ /\ / /
/( ⌒) (⌒)\/ /
/ :::::⌒(__人__)⌒:::::\ / 「初級薬草学」 とか 「占い師入門」 みたいな技術書とか
| |r┬-| |
\ ` ー'´ / 「勇者ヘッポコくん」 とか 「冒険家ヌルスケの日記」 みたいな小説もあるお。
/ \
/ \
/ /\ ヽ
/ \ ノ
U ヽ ノ
50 :◆vsQyY1yD2Q
___
/ ⌒ ⌒\
/ (⌒) (⌒)\
/ :::::⌒(__人__)⌒::: \ やる夫のオススメは
|. |r┬-| |
\ `ー ′ ,/ 『シェフ・グルメッチのお料理読本』 とか
/⌒ヽ ィヽ 『かんたんチーズレシピ』 みたいなレシピ集だお。
/ rー'ゝ 〆ヽ
/,ノヾ ,> ヾ_ノ,|
| ヽ〆 |´ |
(ヽ三/) ))
___( i)))
/⌒ ⌒\ \
/(.●) (●.)\ )
/ ::::⌒(__人__)⌒:::: \ 図書館に皆がやってくるようになって
.| (⌒)|r┬-| | 本の需要が増えてきたら
,┌、-、!.~〈. `ー´ _/
| | | | __ヽ、 ./. 『武器の友』 とか 『船の友』 みたいな
レレ'、ノ‐´  ̄〉 | 「雑誌」 を作る予定だお。
`ー---‐一' ̄
51 :◆vsQyY1yD2Q
NヽN` `゙、
.、Nヾミ i
ヾミミ、 _,.ィイ八、 !
ー-=ニ _,..、_'"'ノ,."-'ニ'ヾ、._ l_
{F|! '、辷゙iニ{´'_辷,゙ ゙!r'-r,^、i 「ザッシ」 と言うのが気になるが、それは中で詳しく聞くとしよう。
l;j゙、_ ノ ヽ)、 ノ' ゝ:'/
`!  ̄ヽ '  ̄~´ ,'.,ィ' 希少な本が収められた別館も気になるが
i. --一 、 ,' | まずは誰でも本が読めると言う本館を見てみたい。
ヽ、 `二ニ´ ./ ト、
,..-i;:ヽ、 ,. '´ / ヽ、_
_,.イ´ j  ̄ ̄ / ,i、゙ト-、
∩_
〈〈〈 ヽ
____ 〈⊃ }
/⌒ ⌒\ | |
/( ●) (●)\ ! !
/ :::::⌒(__人__)⌒:::::\| l それでは ご案内しますお!
| |r┬-| | /
\ ` ー'´ //
/ __ /
(___) /
52 :◆vsQyY1yD2Q
____
/ \
/ ─ ─ \
/ (●) (●) \. あっ、ご隠居さま。
| (__人__) | 後で時間をいただけますかお?
/ ∩ノ ⊃ /
( \ / _ノ | | ちょっと お願いしたい事があるんですお。
\ “ /__| |
\ /___ /
_,-一ー- ,_
'´ ,____ `★、
/ ./フ´,r--、`、``'ヽ、`、
/ .}i {;;;;;;;;;;} .}::::::::r´`、i
/ ,!{ ゝ;__ノ ,ノ:::::::{ r^ヽ}
/ i::::゙ミ、___,,ノ::::::::::! !;;;;} !
/ ,!:::::::::::::::::::::::::::::::::::`、`´ノ`、 ほほぅ、何でありますか?
./ ,!::::::::::::::::::::::__:::::::::::::`´! i
{ メ-一ー-ー'T´ `>、:::::;ノ |. やる夫殿には お世話になっております故
`、 ノ `>、, `ー--'´ _,,>1 | 余程の無茶でなければ聞くであります。
`-''´,r' ̄;r'/`ー-、__,,-'´ _ノ _,
/::::::/ / __ノヽ_`ト=ニ-一''´
,1::::::ヽL、 `、 ゝ、
〈::::!::::::::::::;_) /__ i´|::::`、
`、`ゝ;_::::丿 '´ `V ム:::::::`-、
`、:::::`´i '´ `、::::::::::ヾ}
53 :◆vsQyY1yD2Q
,ィ, (fー--─‐- 、、
,イ/〃 ヾ= 、
N { \
ト.l ヽ l
、ゝ丶 ,..ィ从 |
\`.、_ _,. _彡'ノリ__,.ゝ、 |
`ゞf‐>n;ハ二r^ァnj< y=レヽ
|fjl、 ` ̄リj^ヾ)  ̄´ ノ レ リ 興味深いな。
ヾl.`ー- べl,- ` ー-‐' ,ン
l r─‐-、 /:| 俺も聞かせてもらってもいいかな?
ト、 `二¨´ ,.イ |
_亅::ヽ、 ./ i :ト、
-‐''「 F′:: `:ー '´ ,.' フ >ー、
ト、ヾ;、..__ , '_,./ /l
ヽl \\‐二ニ二三/ / /
____
/ \
/ ノ \
/ (●) \ あ、え〜っと ウチとアルヘンティーナで
| .u (__人__)|
\ ` ⌒/ 共同開発する新型船の話なんですけど。
ノ \
/´ ヽ
, / `ー---─一''"~´ ̄`ヾヽ
i i| ilレ ミミミミ''"`─- 、
, .,i! i !/i i ミミミミヾ ミヾ ゙ヽ
.i ,!i l.| ' i ゞ 彡ミミミヾ ミヾヾ `ヽ
, i!、k ヽ、 ヽ 彡ミミ ミヾヾ ゙
li l ヾ、 ヾ _,,== ミヘベ
, |i、ヽ ヽ、 ヽ ヾ ゙
!ヾ ヽー- _ ー- ,,__ 〃ヾ
ヾヽヾ ‐- ,,___ /ソツ、ヾゞ、ヾヾ
` 、`ー- 、...,,─-- __,, 彡ソソ ヾゞゞミミ
ヽ.、 `ー --- .,,─-- __,, 彡ソソノ,; ,,-弋ミミミミ
\ ゙ー‐- 、..,,,____,,. --彡彡彡'"'",ィ'-====、ヽミミミ
``,.-、-─r,=====、:;;,,::;;::f" ,.'i´ o`i 冫ヽ ]-'´ ∧∧
゙iヾ ニill 〈 (.O)ーi` ̄´i _`_-_'....' li ゙_/ ヽ
゙i ill::::::::;ー-‐γ'i'::l,⌒ヾ`)::::::::::;;'' 〃u \
゙i :ill::::::::;; ソ::::;i,、, ヾ:::::::;''' _,,ノ' ,r-| 聞くに決まっている!
゙i、 ゙`‐=='"..::::::;i,, .,,, ゙゙'''''"~´ l_|
ヾ.イ '''"..-一、 u .lヽ. 海洋国家 ポルトガを差し置いて
ヽ :;;l ̄´ _,,,...,.ヽ ,イ_〉 何をやろうとしているんだ!
゙i. u ;;iェ'´ i' ヾト! ./:! \
゙!. :;;Fi、 ,,.ツ ./;:;: ゙i ウチにも一枚噛ませろ!!
./゙i ヽ ゙;ヽニ二ニ-'´ ./ :;:; / ヘ
/ i ヽ :..,,-‐' /::;' ;:; / /∨\/
54 :◆vsQyY1yD2Q
【 その後、「何か」 を聞いた二人 】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
, ≦ニ☆三≧ 、
_ /_.==三三ニ=-- ヽ__
,´ニ=`ー'´  ̄` ー- . /⌒ヽ /-'−-、:三三u′'⌒ヽ ヽ`ヽ._,イ⌒ヽ
/ `ト、. ,′ `'゙/ ,"⌒; }::三:::{ ` −' }!. }
/ ハ { ,゜ ヽ- ' 丿:::::::::乂___ ..ノ.:::i! 丿
,' lハ.. ヽ i:ゝ=--::彡.::::::::::::::::::::::三彡::::::i! /
| ノ |ト、 ゙ヽ ハ::ミ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::u:::::::::i!、__/
, ヘ、 , ,リ| ヽ._ノヽ:::::υ::::::::::,ィ┬t.、:::::::::::::::::::ハ ___
.〈 ,ヘト 、__ ,,ノ爪ハ、 /,ィ. ヽ::::::::::; く++++>‐- :::/.::::::::::::::::::.ヽ
', {ュvヘヾ≧、\iヘ 彡'/ ` く  ̄ ̄ _...イ´::゙!:::γ‐、:::::::::::
__,ハヽ ゝ◎`ヾミ込、ト廴_ ィァ >ァ7ア´ r'‐‐、l!::/.::::::}:::ゝ、:
, -――一ァ'´ / `! ii^=='^r仁Y,ィ。テr=x.、_辷,彡" _,イ_ / |::::::::iー{::::::::j-'i::::::}
/ / l ij ゞ ___〈ノ !ド=彡' ir'´ /;:イ / ハ_ノ:::ゝ-::'::ヽゝ:'
./ 〃 ', ` ,二´-、_込、__ 〃 ,::::/.:/ ,′ __..ノ.:::::::.ー−::`ヽ:::::::
/ /,' '、 /ー-`ニ7 `7´ ,'.:/.::::/ /.::::::::::::::::::::::.ヽ:::::::::::::ノ
./ / l \ {廴__,リ〃 / {ノ!::::;′ ハ ノ.::::::厂|⌒¨¨\⌒:.ー'::::
/ l \`== " イ \ /.::ヽ::.ヽ ヽ ' ゝ‐ ' |::::::::::::::::.ヽ::::::::::::
./ l\ ` 7T ´ ', \ /.::::::::::i:::::| /\__ .|::::::::--:イ::.\::::::
/ l ` 、 | '、 ヽ. /.:::::::: 八::::| / / !:::::::::::::::ナ".:::. \
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【 その後、「何か」 を聞いた二人 】
/ ̄`丶、
/ ヽ\_
{_ r'⌒ヽ、 \\‐- 、
{ >‐=ヘ、 > アY⌒',
. \/ ヽ{ { 人
〃〃 〃 i| | iゝ=⊇ _)
i| i |_-i| l|-‐|_乂 (__n__)) まずは美味しそうなエサを ぶら下げるのが釣りの鉄則だ。
八| i`廿 ̄廿ラ川Уアしヘ、
八 、 ^ブ∠〔| _) 食いついた瞬間、もう逃げられなくなっていることに
rっ=┐_j>ァ-=≦Yユ::::::::`ヾ゙八 気付かせないためにな。
. _{ ´)__ .イ_ 癶 __ノユ::::::::::::::{ \
. (∧ ∨.:::{/ /| ∨ユ::::::::::::::::〉 \
ト〜'7::::/ /_;| V.:::::::::::::::::ト、 \ \
. /`ークT〈 i:::::| 〉:::::::::::::::::|i l\ \ \
【 黒幕 】
55 :◆vsQyY1yD2Q
【 ニュー速で図書館 本館 】
/..:::::::..\ \::::::::::/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |\:::::::::::. \ \:/ /囗 ̄ ̄ ̄ ̄`囗 /囗 ̄ ̄ ̄ ̄
_______| \::::::: ..:. \ l ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ / | |[l[]]|[[[|[[][| |/ | |[[[[l[]/〉][[
______/\ \:::::::::::.. \|. / | |]][[]][[[l[l]]| | | |[l[[[[l[]]l[[[
[][][|[]]]/〉[| |\ \ \:::::::::/  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ . | | |]]]/〉[]]]]]]| |::..:.... | |[[[[l[[l[]]l[l]
[|[|[|[l]][][[]| | |\ \ \:/ /匚| | |l]]][[[[l[]][]| |:::: :::.:| |[[[l[]/[l[[[[l
[[]]]/〉[][|[]| | |;lli;\ \ | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ./ | | | |]][[[[[l[l]]]]| |:::::: :.:| |[[l[]]l[[[[[l[
[|[[[l[[[[l[]][| | |l|lii;li;.\ \! | | | | |[[|[l[|[[[]][]| |:: :::::.:| |[[[[l[l[l[]]l[]
]][][[[][[][]]| | |;lllii;lli;i;. \/二二二二二 | | | | |]]][[[[l[]]〉]| |:::: :::.:| |[l[[[[l[]]l[[[[
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|l\! |ilililililllllilililill| /|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
[匚] [匚] 匚] ||::::.\! ':illiilillililililiil| / || 匚] 匚] 匚] 匚]] 匚]]
__________||:::::::.:..\____./ ||________________
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[[]]l[[[[l[]]|| | | __ ./:::... / | | |「「 [「[「[]][[l]]|[[[[l[[[[l[[[[l[]]
[[]]]「[[ 「 | | |illllill| | ::::/ ⊂⊃ | | | 「 「][[ 「l]「[ [「[l[l[[[「[[[
[「 「 | | !l !| | | 7., /| | | 「 「[「[]][[
| | | | | |
| |
____
./二ヘ .\
キョロ / ハニ・ニフ \
キョロ / // \ \ これがニュー速で やる夫の造った図書館か……。
| ィニニニュ |
\ / 随分と立派な建物だな。
,ヘ´イ.ヽヽ、 ノ゙-、.
/ | '; \_____ ノ.| ヽ i
.l | \/゙(__)\,| i |
| | > ヽ. ハ | ||
56 :◆vsQyY1yD2Q
、
}
, -‐ ´ ̄` 、ノ
Y:::::/:::::::::::::::::::::::::\
/:::::::l,:::::、;:::,:::::,l_::::、::::ヽ
{:::::::::[]'W∀WWV∀7},、l どちらかと言うと……日本より海外の図書館?
|::ハ::::|―(●)‐(●)|ハ| 写真でしか見た事がないけど。
| ヾi::| , .ハ|
レハT、,_ -r-、.イlWイ 建物自体に……歴史的価値がありそう。
, へ_. `とヤ、
}:::::::::::\∧∨||
____
/- 、 ! ,. -\
/ヘ二_爪_二ヘ\
/ ヾニ・ニハ ハニ・ニフ \
| / | | \ | 位置的にイタリアだしな。
\ ィニニニュ /
,--ゝヘ ノ゙-、.
/ | '; ゝ_____ ノ. |ヽ i
l |. ヽ/゙(__)\/| i. |
| | ヽ. ハ..ノ | | |
57 :◆vsQyY1yD2Q
_ , -‐: . .
/.:/{: : : :\: `: 、
/:/:.′ 、ヾ: 、: : :.、 : :\
/.::{:{ 斗x `'l‐、: : ハ: : : :'.
八∧{ {{ ヒソ` \}:rー': : :}
}^Y ` / 化fヘ}: :.ノ
、__,人。 ′ ¨ 个イ そんな感心するような事かしら?
ー ァ: : ∧ _ 厶:{
、ー―=彡.:∠ : } 、 `' イ.:八 ただ古いだけじゃない。
 ̄ー 二: :xベ __\ イ^∧ト、::.
入 \\ 7:´: :/|:/ } ヾ
/ ヽ/⌒}‐-f^丶ノ ノ′ ′
/⌒\ /厂}`廴ノ^}
ヽ、__ ヽ、
___\:::::`:::::`ヽ`:..、
:::<::::::::_::_:::::__:::::::ヽヘ
:::::::` ̄::"::ー:::、::、:::ヾ:ヽiヽ
:::::::::::::::::::::>::ー:、:、::::::::::::レ/
:::::::::::::::::::::::>ーミヘヾ:∨/:i
::::::::::::::::二::ニ::ニ> `"ヾソ:ノ
:::::::::::::::::::::::::彡" ー、,. i
::::::::::::/⌒;彡" ≧r,、_ ',
:::::::::::{/:ソ"′ `'ヘ 〉
::::://!ヘ:) ヽ そう馬鹿にしたものではないぞ。
/// `て \
:::// i _ / ロマリア王家は代々芸術に傾倒していると聞く。
:∨ 、 `ゝ
\ ,` この手の建物は王家の息が掛かっていると見て良いだろう。
`"''ー-、、,,,_ ヽ:\ !
::::::::::::::::::::i;;丁`'┐ " ̄´
::::::::::::::::::::l;;;;|:.:.:.:.|i〕
:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:二7==l、,_
:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:(()ヘ\iヘ\
;:;:;:;:;:;:;:;:;:ヘヾヘ;;;;;;\_ 〉;;`\_
;:;:;:;:;:;:;:;:;;ヾ==二);;;;;;;ヘヘ;;;;\\
58 :◆vsQyY1yD2Q
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,. <: : : : : : >x
,イ: : : : : : : : : : : : : : : ヽ
. /: :, : : : : : : : : : : : 、: : : : :',
7: :.{: : : : : : : : : : : : : :ヽ: : : ',
|: ,: ∨:、: : : : : : \: : : : :ヘ: ハ
|:.i: :ハ: \: : : : : : :\: : :ハ: :ハ
i: i:_! \: `ヽ : : : : : : : : :ヽY:iヾ
. }:.{ヽ ─-ミx_ヽトヽ,x=ミヾ77ハ
ヾニ_x:ヽi 、___,x 〃 ヒソ'´,i./ハ'、i
、_ノ: : | ; /イ:.i:.| 王家から買い取ったって事?
、_ニ: : :|人 、 , //ij: jリ
`ー 彡: :jヘ,ィ Y-_- ,イ_,彳
>-< |' '´ニヽ:<,' \
,.x-< 7  ̄〉 .∧ ∧ 、_
,.イ --':, Y /チ ` i / ', ヽ>x
. 7i { ヘ .i j:',‐-t j' |t_ヽ i i ̄`',',
i| 、 i ト'----<_\ i / >- t i !
|| i ! .| | | | Y>z.t´ ヘ |.|
∧ i i i| | | | .i ̄〉_ノ_ ) i |
..∧', , !| | | | i / .|ヘ ``ヽ、/ i |
_ ,、lヽ
ヽ`゙ヾ`゙゛ヾ ヽ ヽ、
, -‐'" 、 lヽ、
`゙/ _, 、_ヽ l //l
/. l `ヽノ_ , '
∠, /`゙゛‐-、_ l l
/ ,-,/ 〈l;d`゙ヽヽ __`l
'"/l`i  ̄ `゙ lrr、/
ヽヽ l`゙/ 金だけでは解決出来ない問題を
ll'ヽ __ ' , '
_l__ ヽ、 / 乗り越えていると言う事だ。
/:::::::::├┐ヽ _, '_n
, -――――,'"`゙‐―┴/ ̄ ̄`l;;;l:l_
l" ̄ ̄ヽ 、::::ヽ:ヽ::::::::::ヽ:::::::l―-┘ヽ-,:l―- 、
l:::::::::::::::::::::::::ヽ::ヽ::ヽ::::::::::i'`i:l;;;;ヽ:::ヽ'::::ll:::::::::l:l::`ヽ
. l::::::::::::::::::::::::::::::::::/::/::::::,‐-ヽ'"`i======rヽir,ヽl::::::l
l::::::::::::::::::::::::::::::/::/::::::::::`゙゛i~i'"l;;;;;;;;;;;;l::l;;`ll il':::l:::::l
/:::::::::::::::::::::-‐、l:/:::::::::::::::::::l l l';;;;;;;;;;;;;;;l:l;;;;;l_lヽ::l::/
59 :◆vsQyY1yD2Q
____
/- 、 ! ,. -\
/ヘ二_爪_二ヘ\
/ ヾニ・/))/´二⊃ \ 大貴族と一商家の争いと聞いていたが
| / / '‐、ニ⊃ |
\ l ´ヽ〉 / 当初のイメージ程の差はなさそうだな。
''"::l:::::::/ __人〉ノ゙
:::::::::|_/ヽ. /|||||゙!:゙、-、_
:::::::/´∨/`ー'〉゙||i l\>::::゙'ー、
:::y′.: ',ゝ、_/ヽ.||||i|::::ヽ::::::|:::!
/: ://: : : :|:::ヽ|||||:::::/::::::::i:::|
ヽ、 ./:! /i __,,,、/i
、 .ノ∨:::i/::::/´:::::::::::::/ノi_____,
i:∨::.:.:.:.:.:.:.:.::::.:.:.:.:.:.:.:::::::::::::::::::/
|:.:.:.:.:.:.:.:.::::.:.:.:.:.:.:.:.::::::::::::::::::::::::>、__
|:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:::.:.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
|:.:.iヾ、,:.:.:.:::::::_:::__;;;;::::::::::::::::::≦_,
l:.ノ `ゞ" ´ ´ /:::::::::::::::::::::::ノ′
!/ ミ::::::::::::::<´
ヾ〉、_ __,,,,,、、__ ミ:::,,、:::::::::く
ヾf!} ヾ彡"f斤ゞ "( ヽ:::iヘゝ ああ、ニュー速で やる夫には
/ `′ `"´ ソ 丿ヘ
_ ___.ヽ/ イ:|\:! 味方も多そうだ。
ゝ"´::::::::::::::::::: ヽ _ ∨ゝ、
ヘ::::::::::::::::::::://ヘ ` / _,,,ソソ::ヘ
ヘ:::::::::::::::/::/::::::::::`....、,,,< r‐'''彡"´:::::::::::〉7ー-、,,_
∧:::::::::/::/;;::::::::::::::::ノ:ノ`ー ´|;;;l´:::::::::::::::/:/:::::::::::::::::\
∧:::::/::/;;;;/7);;;;;;人(____ 」;;;|_,,,、ー''´:::::::/´ ̄ ̄` ̄`ヽ
ソ/ゞ※く;;;;;;;;) );;二ニ「::::::::::::::::::i:://´ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ
)(ヘ_>ー-ヾノソ;;;;;;|:{;;}::::::::::::li/´ ̄::::::::::::::::::::::::::::i
60 :◆vsQyY1yD2Q
,,-‐ ー-- 、
/ ` ヽ
/ ヽ、 ヽ、
/ ヽ、 `、 `、
.ト、 、 ヽ、 `、 `、
l i!ヽ、 ヽ、 ヽ、 `、ヾ`、 `、
! i `ヾ、::::..ゞ、::::::ヾ::::::::::`、`i::、ヽ、`、
゙, ! __,,,,`゙゙゙ヾ\`ーヘソ`-、ヽ ゙:::... ヽ `、
i!;;! ,,r-=....、 `゙ r-ィ:::ヽ`゙ !r-ゝ:...!´`゙
!`i、ヘ ヽ::::ァ 、ヽ.:::ノ !::) !::::!
ヽ`、 ` i! /::::. l
ヽ、 /イ::::::.. | ねらう代、どうするの?
、 丶 ____√ノ..:::!"i l
__,,-ヘ、 -ー- ヽ、.......:::::::/ `ソ
ヾr ` 、 `´ /`iー:::;;/
ー''"..........::::::;;-‐'"ト_-イ__ィ ̄ ̄_i!______
`ー――ィ 、 |l```´/ | / / ヽ
.| \ .|`ー‐,! / / `、
__/____ノ_r-、/_!/ / `、
r''" i!.:.:.:.:.:.:.:.!::...:!.:.:.:.: ̄`゙ソ i
! i!.:.:.:.:.:.:.ノ⌒ソ::.::.::..::.::// く
、
}
, -‐ ´ ̄` 、ノ
Y:::::/:::::::::::::::::::::::::\
/:::::::l,:::::、;:::,:::::,l_::::、::::ヽ
{:::::::::[]'W∀WWV∀7},、l
|::ハ::::|―(●)‐(●)|ハ|. 逆に聞きたい。
| ヾi::| 「! , .ハ|
レハT、,| 「ト, - _. イlWイ ゆかりなら、どっちの味方をしたい?
,.弋__ノ'<イ、
}::::::|::::|:、/:::|::|
61 :◆vsQyY1yD2Q
rー--‐―¬- 、__
, -┤ `ヽ
/ !: : . . . . ' ,
. / λ: : . . . : . ! ',
/ :{ V: : : . . . ヽ . .:;.. ハ
,' :::i .::l V: : : : . . . : ハ . ,; : . ,' i
. { :::i :.::l \ V: : i . : :/ .ム . :i ノ. : :i
レ{ ::i ::i :L_\ゝ.:ト 、孑个__!_7 ! : 人
ゞ.:.!从ハそ≧、 ヾ! -ヒ::てリ ハ /. : : 仆 、 両方 女の敵って感じだけど
\{ >:リ ゞ_;;ソ 弋Zン ム ;. : : i .ハ
∠,,;;入::::::. .::::::u::/ ,' . : ノ: : :} あえて どっちか選べって言われたら
/ . : ::> _ , 、 _∠ , ' . : : :,.'ル
/ .:/...::::::::{>,‐-,‐</:::/イ..zく}/ 奥さんと娘を監禁していたって言う
,', へ ..::::::::__l λヒ人_/:::::::::l/::::::ヽ ブロワの方が気に入らないかしら?
/..::::,:::ゞ_ン□二ヲ::::::::::::::::::::::::'、
/ .::: k:;...,ムハ ムハ::' ...::::..`j::::::::}
、
}
, -‐ ´ ̄` 、ノ
Y:::::/:::::::::::::::::::::::::\
/:::::::l,:::::、;:::,:::::,l_::::、::::ヽ
{:::::::::[]'W∀WWV∀7},、l なるほど……。
|::ハ::::|―(●)‐(●)|ハ|
| ヾi::| , .ハ| こちらの世界の人間から見ても
レハT、,_ - _. イlWイ. ブロワ卿の行いには問題があると。
, へ_><イ、
}:::::::::::\/:::|::|
62 :◆vsQyY1yD2Q
ヽー-.、_
__ゝ ̄ ̄ ̄``ヾ、ヽ `ヽ、 ト、
‐ニ_ `ヽ.、 ヽ. 、 ヘ ヽ 、 `ヽイi ゙、
ノ´ 、ー -ゝ`ヽ ヽ! ハ 、 `l ヽ ,
-ニ.、`ヽ:. ヽ、 /`ヽ、:. ::|i ノ ! ゙、 /i
_ メ、:::::::.... ヽ/ `ヽ、 '!'/_ノ,_ y' i
`ヽ`ヾ、::.ヽ、::r‐' `´ ´ i:. , /
/.:ヽ::::::...、 /____ ノ, ' /
/.、::::/`ヽ;./ ,___`ヾ=、_,ノ ヾi /_
´ Y /ヽ ゙圷j心メ=、 ベ=.、_ !/
! ヽ 乂゙ノ メ=ェ、 `゙/
ゝ、_i 佗j;ノヾメ/ えんま卿が女王派である事を考えれば
ヘ , ゛‐'′ /-、
ヘ. /―、゛y‐、_ ニュー速で やる夫に味方するか
心、_ -=ニヽ ,.イ-、 〉' /´,`ー、 この件を無視するかの二択か。
,ゝ‐'´.::::::::i、 _ , ィ'´ ゝ、`´! 〈 / / i
ヘ.::::::::::::::::i::l__`二´__i;;;イゝ ヽ、_ーノ、!__i_ノi、
≠ゝー.....一└‐┬┬┬┐_ ゞ、三三彡、i
_,ィ‐'´.::::::::::::::::∩::|__|__」__|__」:::,、`ヽ、 ヽ;::::ゝ::::゙i
〈.ヽ.:::::::::::::::::::_|i|,ゝ、==三=ヽlil__/.:i `ヽ::::::::ヽ
/.:::::::::`ヽ:::::::ー゙r-、゙ー===≠"∩'.::`ヽ、 ヘ.::::::::.∨
/.::::::;:i:、::::::i::::::::::::| ゙`Y;;;;;;;;;`ゝ,、'_;;;;;| `ヽ::::::::.`ヽ、_i:::::::::::.∨
. /.:::://.:!:ヽ::::|:::::::::;:!: . |;;;;;;;ゝ',ィ‐‐、ヽ」,、:リ::::::::::::::::::::ト、:::::::::.∨
____
/ - 、 ! ,. \
/ ヘ二_爪_二\
/ ヾニニ・ハ ハニニ・フ\ 俺としてはサマンオサの問題を
| / | | \ | 放置しておきたくはない。
\ ィニニニュ /
,ヘ´イヽヽ、 ノ゙-、. 姉さんはどうだ?
/ | '; \_____ ノ.| ヽ i
l | \/゙(__)\,| i |
| | > ヽ. ハ | ||
63 :◆vsQyY1yD2Q
、
}
, -‐ ´ ̄` 、ノ
Y:::::/:::::::::::::::::::::::::\
/:::::::l,:::::、;:::,:::::,l_::::、::::ヽ
{:::::::::[]'W∀WWV∀7},、l サマンオサの問題……できない夫の反乱ね。
|::ハ::::|―(●)‐(●)|ハ|
| ヾi::| , .ハ| 確かにあれは……止めなければならない。
レハT、,_ -r-、.イlWイ. 出来れば異界人の手で……。
, へ_. `とヤ、
}:::::::::::\∧∨||
-―…―-
/: : : : : : : : : : : : : : :`: .
. /:-:‐: : : : : : : : : : : : : : : : : :\
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ハ
. }: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ‐: :.、::.
/:く : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ __,
!: : :}ヽ : : : : ‐: : : : : : :_: :-‐: : : : :、_ ,.:r‐ ´
{: : : ! `ー---._: : ´:ヽ:_:ノ_,ィ:_`:<:_:!
ヽ: : ',-‐  ̄  ̄ ,イ行心j .!_j/: :.「`
. Vヽ:._,ィ'行心 ゝ弋ツ !o': : :{ ニュー速で やる夫も
{ !ハ!ヽ 弋ツ |: : : : :.
`ヽ小 ´´ 小 : : : :.、 サマンオサに行くって噂があったわよね?
V: :. ヽ ,.:.:!: : :.ヽ: : .、
!: : ヽ ィこ' /,};/: :.!: :}\ト、!
. /: : : !.:.:`: : .,_ ./ (`y} : /: :.!
/ : : /:.:.:.: :.:.:.:ハ_二,. イヽ/:ノ': : /
厶イフ:ノ: : :.:.:/}/ {___,. ..厶イ フイ\__ _ _
__´_/: ; /ヽ /7ヽ .lハ/ ! ヽ
.: ´ 厶イ V ヽ ', / >/ } :.
/ __,.》===r=くイ_/__ ', !
{ く.:.:.:.:.:r=.:ァ!.:.:}‐:.:,..:.:.:.:フ 、! }
ヽ } / V.:.:.:.:.:.:/.:V:lヽ:.:.:.:.:./ ヽ |
. ト、 }' ヽ=ァ/.:.:.:.!.:.ヽ.:}/ :. ハ
. { .:! /.:.:.:.:.:.:.}.:.:.:.:ハ :! //
ヽ { `ヽノ⌒ヽ}j、.:.r' ./ ,′
}\ ', }! ,イ /{
. ', ヽ ハ .: : .! / j
\ .: `:. { .!
64 :◆vsQyY1yD2Q
ミ、
l|
||
..: ´  ̄ ̄.> 、 リ
/ 、 /\
/ , ./, ', .l 、. ヽ
,' ,' / / 〉 | l!ヽハ
/ i:. 'И ̄/メ| ィ'7T` i|
./,: l| .|.r‐オミx l ノ/ノミl.| ',.|
/,: .|| .|.У乂リ‐l/、/.じ! リ l.! えんま卿が……今度のパーティーに
,i i/ |l l |/ `ー‐' /ゝ‐从 .リ
. ||| |li !:l、 .イ,' ニュー速で やる夫を……招待しようと考えているらしい。
. l|..|、 l∨ハ 丶 ^..イ.ノ
ヽヽ\| ∨.>、_.`i、 /´ その時に色々と……聞いてみるとしよう……。
/ヽー 、 爪〉=rミ、
/- 、 \| \| .|ヽ
ノ ‐ 、 `ヽ、 \.l|. | ノ
\ ` 、 ヾ ,
※ ねらう代 \. \丶|
65 :◆vsQyY1yD2Q
__
,..:::'::´:::::::::::::`::::ヽ.、
,.::'゙:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
. ,.:':::::::::::::::::::::r─;::::::::::::::::::::::::ヽ
r  ̄ ̄ ¨ ‐-ミ __ ;'::::::::::::::l ̄ ̄  ̄ ゙̄l:::::::::::::::':,
丶 ヽ / \ ;゙:::::::::::::::: ̄,ニ' ' ̄=ニ;::::::::::::::::::!
≧ ── ¨>. V. .-――/ 丶. !::::::::::::::::;r'~ ,、 r. ,_ ヽ:::::::::::::::l
\. V.: : : : :/ イ ';::::::::::::::l {;;;フ ./,i i::::::::::::::;!
/: ヽ_} : : : :/ /ム ヽ::::::::::::ヽ ,/:r'´ ノ::::::::::::;ノ
/: : : : : -:、:: ::′ xィ /: :.ヽ >::::::::::::`':::::':::::::::`ー':´:::::::::::::/
. /: i: : : l : : : \ー <: : : : : : : : :.. , '.-'";:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
i: :∧: : i: : :i: :、: \: : : \:: : : : ::.l. `'-::、::::::::::::::::;:::- ' ´
i: :|` ヽ:ト、: ト、: \: \: : : \: : : :.l  ̄ ̄
. Y芹ミ' ヾ 芹示ミヽ: : i: : : : : :l
i:. じ゚ Vじ゚ノ i: /}ヽ: : : :l
i: i.:::. / .::::::. ノ' ノ }: : : : l
}八 . cイ: : : i:: : :.
\ `ー' /x≦ }: :/:i:i\{
/ノ _ ィ // γ ─ ミ
/ ム イ / / ヽ
./ ミ γ 八 / V
/ ハ.Y 必ヽ !| |
,′ / `l イ::〈 丶{ ,′ / |
/ ゝ==彡', l {: : l l / |
{. 人|l:/ | ∧ l
` T  ̄ Y γ :. ∧ .l
', / / .〉 ′ ',
:. ト、 {三三三7 .′ V
, ',三 ヾ三三/ ∧≧ュ. V _
., ヽニ三\ニ′ ∧三三三 ー’, γ ヽ
丶 >==--T .∧三三三三三≧=--{ Y
¨ ′ ∧三三三三三三三三>=─=-人、
: l三三三三三三三> ´: : : : : : : : : : 丶、
.′ ト、三三三三,. : ´: : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ
: 从ヾニ三>: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ハ
: ′ > ´:: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.
.| ,',..: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : }
| /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ′
j /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :./
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :/ l
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.r==-ァ : : : 八
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ー ≦: : : /
./: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :-=≦: : : : : : : : : ;. '
, ': : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : -=≦: : : : : : : : : : : : : :/>=マ==─ュ
.:: : : : : : : : : : : : : : : : : : _ -ニ二: : : : : : : : : : : _: : : :彡r=ハ====∧==≦
./: : : : : : : : : : : : x≦: : : : : : : : : : : : : :  ̄: : : ─── ´: : : : : :ヾ====く´
. {: : : : : : : : : : : ´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : \===’,
人: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :___: : : : : : : \==\
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■ 収録シリーズ
各シリーズのインデックスへは、こちらからどうぞ。
ドラゴンクエスト4コママンガ劇場 1日1本365日連続更新 挑戦中
ファイアーエムブレム グルニア流離譚
やる夫はDQ5の主人公に転生したようです、ただし双子で(完結) 最終スレ
やる夫はDQ3の世界で生きていくようです(完結) 最終スレ
悪魔召喚師 やる夫と悪魔のいる日常(完結) 最終スレ
やる夫でラストバイブル3(完結) 最終スレ
ニセ予告・短編/自援絵
ニセ予告『魔神殺しの風騎委員 世界平和は業務に入りますか?
〜勇者と魔王の魂を受け継いだ俺ですが、そこまで責任持てません〜』
→小説本編 【1巻発売中!】 毎週 日曜に更新しています。
ニセ予告『異世界混浴物語』 →小説本編(完結)
※ 小説本編は 『小説家になろう』 に掲載されています。
※ 投下・更新が延期される場合もあります。あらかじめご了承ください。
各掲示板へは、こちらからどうぞ。
やる夫deLiveAAA板・管理スレ/LiveAAA板避難所・避難用スレ/小説系掲示板
ここまで来ると、なにやっても野心ある貴族には警戒しかされなそうですな
ロマリアの文化レベルがまた上がるねぇ
この饅頭とんでもないことやらかそうとしてないか?
元々ロマリアはケロロのお陰で、文化文明方面はかなり凄いことになってるってのに
金食い虫なのが難点。
ここまで生き生きしているキバヤシ組初めて見たwww
傷つけられても困るし
まあ、やる夫のお陰で食い詰めや孤児は殆どいないみたいだからある程度他の街よりはよいかもしれないけど
誰でも入れるとなると、よそから来た傭兵や旅人も入れちゃうから盗み放題だし
すぐ街から出ちゃえば捕まえるのも無理だろうしなぁ
それとも手書きじゃなく活版印刷あって希少本以外は安いのかな
財産目録に載ってたりして、動産扱い。
印刷がはじまって漸く嗜好品になった。日本なら滑稽本とか。
差し向かいで本を読む姿を想像した。
なにそれ超なごむ
ルーラ便使った世界規模のメディア戦略とかできそうだし。
勇者の中に記者とか編集者とかいてもおかしくはなさそう。
間違いなく嫁に来るだろうしロマリア・ポルトガ・
アルヘンティーナは言うまでもなし。
むしろアリアハンの勇者のわりにアリアハン要素がアズやんと
小泉家くらいしかないって弱くないか?カガリ嫁入り以降で
他にアリアハンの王侯貴族要素あったっけ?
王族の降嫁ってだけで、かなり影響あるのに
商売ではアズラエル、王家に正式に認められた
やらない夫、その仲間の小泉家。ついでにできる夫。
やる夫はロマリアで商売やってるんだから
これ以上、アリアハンの影響が強くなったらダメだろ。
まぁ、「個人が大々的に寺子屋やる」ってのは異界人ならではの発想か
ゆくゆくはダーマと並ぶ学問の聖地とかにも・・・
識字率が上がれば、専門知識を持った人がいない場所にも知識を伝えられる。
特に衛生観念とか出産知識、育児知識なんかを広めれば寿命や生存率が大幅に改善されるぞ
元来が文化事業を推してるお国柄だしね
74話
文字を習得するのに、どれくらいかかるんだろ。
一日二日で終わらないなら、カリキュラムの組み方にも工夫が要るな。
土地の有力者と知り合いでコネがあり、制度への理解も得られそう
やる夫の影響力も強くて、かつ地元への貢献がやる夫にも返って来そうなところとして割と条件よさそう。
あ、アズラエル男爵領もそうか。
もし上手くいったら他でも作ろうって話し出るかもしれないし夢が広がるな
これでようやくタバサとの交流がはじめられますね。
なるほど、保証料に希少な本は別の場所に。
これなら貴重な本の盗難もある程度防げますね。出来心を誘うのは避けたいですからね。
自分で読み書きが出来るようになれば商売をはじめようという人も現れるでしょうし、
そうなればより市場が活性化されますね。
やる夫もいろいろ考えてますねえ。やはり商売の才能があるんでしょうね。
さすがヴィクトリカ。王族すらも手玉に取りますか。頼もしいですね。
それにしても新型船ですか。完成すれば海のモンスターやエジンベアの私掠船の被害も減るでしょうか。
そうなれば交易がより活発になるでしょうね。
ねらう代とねらう夫の勇者パーティもいろいろと探っているようですね。
この分なら敵対は避けられそうですが、さて。
邂逅がやる夫の苦手なパーティ+初対面というのが不安ですね。
好色関係の噂で心証も悪くなってますし。やる夫の功績はあまり評価されてませんね。
理解の範疇を超えているからか、目に見える形ではないためか、あるいは意識の外にあるからか。
夢が広がりまくるな!
ダーマはともかく、レーべは厳しいんじゃないか?
それなりに発展しているとは言え一地方村だぞ
冒険者の保養地として有名になりつつあるとはいえ、冒険者相手のもの
ターゲットが不特定多数の一般市民なんだから目的にそぐわないだろ
ダーマも冒険者が多いが、神殿関係者の家族も多く暮らしてるし
冒険の役に立つ情報の入手&職業訓練の復習にも利用できそうだがな
アズラエルのとこは息子が本好きだからやるかもしれんし、ダーマは世界中から人が集まってくるから知識の集積ができればそれだけ魔物への対抗力が増えるわけで。
作って損はなさそうに思うな。
やる夫は分かってるね
キバヤシはいつも大げさだなあ、ははは… って、本当に駆け付けてる!?
と、キバヤシがポルトガ王だと認識するタイムラグがあったのでリアルで漫画みたいな反応をしてしまったw
金の冠を取り戻したのがやる夫だったらロマリアの行く末が別な意味で恐くなるw
あと※4、お主も右脇腹に浪漫回路を持つ男だったとはな…!
情報収集が難しかった頃はもう解決方が分かってる問題に延々と取り組んだ挙句より面倒な方法にたどりつくって事例も有ったらしいし。
キバヤシ王は、ムー帝国の研究者としての顔も持ってるから、文献の関連で本にも興味津々なんだろうな
ヴィクトリカの差金かぁ…どーなるかなー?つかキバヤシ王 本音ハッキリ言い過ぎw
しかしそろそろ商家の領分超えて来てるんじゃないか?ここまで干渉すれば何かあった時国が割れるな
そもそもの発想が昭和の学生運動に近いし、結構な年齢なのか?
それとも理想主義に現実逃避してるだけの若造なのか……?
そうか、現実逃避か。理想を追う、理想だけを見て現実や細部を否定したり無視するっていうのと
現実逃避って重なる部分がある。勿論理想主義が全部そういう目線だなんて言わないけど
こと、できない夫の行動や言動みているとなんかしっくりくる。
理屈で言えば商人の活動としておかしくはないんだけど、事業規模がもう政治の段階に関わってるからねー。事業での成功を還元してるにしても、規模がデカいよね。
ただ、これも安価な紙を普及させてくれていたご隠居の功績あってのことだからね。下地があってこそできたことだ。
ご隠居は暗君のように扱われていた当初からずいぶんイメージが変わってるよね。
魔王バラモスがいる世界で、しかも君主制の時代で、戦争と政治がサッパリなら暗君以外の何者でもないよ。
単純にご隠居ケロロの能力が世界と時代に受け入れられなかったせいだよ。
そのバラモスに対抗するために、自分の能力を見定めて力を持った勇者に王位を譲ったんだから、さすがに暗君でバッサリってのは殺生じゃない?
問題は「譲った相手が悪かった」「周りに諮らない独断」ってところで、その辺の判断が致命的なんだけどもね。
ただ、基本線の考え方は悪くはないんじゃないかと。
結果的には国が滅んだわけでもないから、暗君はさすがにちょっとかわいそうだと思うよ。
あ、ちなみに自分は↑2の人です。
というか、やる夫の釣り針のたらし方上手すぎじゃない?
仮に疑ってたとしても、食いつかざるを得ない餌じゃん。
暗君でかつ人類全体に対する裏切り行為な気がする・・・
譲るのが当時王妃だったモアなら(仕事を真面目にするし謀略も得意だから)ワンチャン?
しかし、やる夫のやっている事ってどう考えても上級貴族(辺境伯か大臣以上)な件www
しかも、新型船開発の話をチラリとし、ポルトガ王が自ら進んで、
噛ませろと言うしかない状況も作り出す(Present by ヴィクトリカ)
好色の噂がマイナスだが、実情を知れば凄いカリスマを感じるだろう。
だから、ねらう夫&ねらう代、やる夫一家と面会しよう、な!
瓶詰め・アモールの水・突撃魚漁のノウハウなどで
かなりニュー速で商会の世話になってるんだよなぁ
敵対の選択肢は有り得ないだろ できない夫じゃあるまいし