第１０５話「錯綜する思惑」（３）

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　　　　　　　　　._,,,,,,,, ノアニール　,　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　: .,,,,,,＿_
　　　　　　 .ｒ'"″　　　○　|__,／,/彡--―V!" ,r‐-,、　　　　　 　 　 　 　 　 ／　　　　`ﾍi､
　　　　　,,,、ヽ,,,,,,,／二ﾆ"　　　 　 　 　 　 ﾞl‐'"　　 `i､　　　　　　　　　　　 ,i´,,-,,,--―''''''^′
　　　.エジンベア,/′ 　 ○ カザーブ ¬"　　　　　ヽ　　　　　　　　　　　 `'"
　　　‘".○ﾉ　　.ﾞl,、　 .ｯ丶　,r‐-‐'ﾞ｀　　　　　　　 ｀X″　　　　 浅瀬の祠　__、　　　.ｲﾐﾆ〃
　　　　　　　.,-'"　｀'''△　　 ‘|　　　 　 　 　 　 　 y/　｀'‐、 　 　 　 ○ 　　.`'''i､'ｰi､'ﾆ‐.,、〈ﾞﾞﾞﾞ''i､
　　　　　　丿　○ シャンパーニ、　　_,ｒ'"フ〜'"｀　　　　＼　　 　 　 　 　 　 `i､ ｀ﾞ'-､ﾞl|,,,,）　　｀ヽ、
　　　　　　.|＿__△　　　　　i"　○ 祠の牢獄. 　　　　　　　│ 　　　　　　　　／　　　　　　　　○ シャーマン族の集落
　　　　　 _,lﾞ　　△,ｘ、　、　　ﾌ.,-二._,lﾞ＼　.ヽ　　　　　　　　ﾞl、　　　　　　,,,,丿　　　　スー.lm　　　 ｀i､
　　　　ポルトガ　　 ﾞl゛ ﾞl｀'''ﾞ／　　｀ﾞi､　.ﾞl,,,,,,ilﾞ　　　　　　　　 `''ｬι　 ,,-″　　.ﾞ″　　、○i､ヽ　.、○ いく夫バーク
　　　　.|　○.,,'"　　　!○′＼: 　　　△ 　　△ 　　　　　　　　　|　○i､ﾞヽ,、 ,,--､_　　 ｀ﾟーﾞl．`'i |: 　　|
　　　　 `''''''゛　　ロマリア ,、 ﾞヽ　アッサラーム　　 　 　 　 _,!" ムオル　￣　　: `ヽ　　　　: ﾐ''⊇　 .,ﾉ
　　　　　　./ﾞﾞﾟ''-､,＿＿,,″　 .,,/: 　○ △ 　　　△ ,--,,,,,,,,／　　　　.｝ 　 　 　 　 　 |,＿　　　 ｀ﾞﾞl,,,,、|
　　　　　 ,,lﾞ△△　 　 　 ｀ﾞ'―'ﾞ　　　/ﾞ,ﾌ　　　　　△ ￣] |　　　　　｀/　　　　　　　　　　 ﾞ''i､　iﾆ″　｀
　　　｀,lﾞ＾△　　　　　　　　 　 　 　 ,i´｝　　　　　　△　ダーマ　　 　/ 　　　　　　　　　　　,i´ ,,／"
　　　.,i´　△　イシス　　 　 △ﾞl-,,,lﾞ 丿　　 　 　 　△ ○　△　　　│　　　　　　　　　　 丿..i{,―-,,、
　　　.|、　△　　○　　　 　 △│ｖぃ′　　　　　　　　　 ﾞヽ、　　,,-''ﾟ.r‐、 　 　 　 　 　 ,/△△△△/'―-、
　　　｀`-、　△△△△△△△,二ﾞl｜　　バハラタ ,,,,、　 .ヽ.／｀,-/○ ジパング　 ,/｀△ 　　　 ／ △△）
　　　　　 ﾞヽ、　　　　△△ｒ'"　　 .|｜　,,,,,,,,、　 ○ ,!y″　　│　 ￣″　　　　　　　 |△ 　　　　△　● △|
　　　　　　 .`i､　　　△,-ｘ,二_　　..|｜／　 ｀ヽ、　　ﾟ',＼ 　 ,/　　　　　 　 　 　 　 　 ヽ△ ○　　＿△ △/
　　　　　　　│　　△｜○,,,,○ |　.|　　　　　　｀'-／゜　 ﾞ='"　　　　　　　　　　　サマンオサ 　l○ エムローム
　　　　　　　 |ﾞﾞﾞヽ,、△バラモス城ﾞ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｀'i､△△△△,ノ′
　　　　　　 テドン,〔△　　　　＿_lﾞ　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 _,,,ｖｨ、,,--,、　　　　　│　　　　,r'′
　　　　　　 ヽ、　○.ﾞ‐△ ._,-'"　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 /″ ○レーベ ＼、　　　 │　　　lﾞ
　　　　　　　 ｀'ヽ,＿,,,,-‐"｀　　　　　　..,．.ｖ，　 　 　 　 　 　 lﾞ　　　 : 、　ｱｽﾞﾗｴﾙ男爵領:、 ○ アルヘンティーナ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/ﾞ゛　ランシール　　　　 ﾞl　　　　 ﾞﾞ父、　○.|　　　　　ﾞl,、 .|
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 lﾞ　　　○　ﾞl　　　　　　　 ｀li､　..r‐"［○″　 ,｝　　　　　 ｀ﾞ'┘
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 : ￣￣ﾞ'--,丿　　　　　　　　 ｀'-ィ: i,＿アリアハン
　　　　　　　　　＿＿__、ラーミアの神殿
　　　　　　　　.'!,,、　　 ｀○'''''''ﾞ''i､　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｨ○ ルザミ
　　　　　　　　　　ﾞﾞ''ｰ-,,,,,,,,,,,,,--ﾞl‐


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　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ,ﾉ:;:;:;.丿 　 .＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　 : ,-":;:;:;:;.ヽ―'"△~ﾞ‐'△△ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　r-,i´:;:;:;:;:;:;:;:;△△△△△　 △＼　　 北の砦
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 |:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;△ 　　　　　　　　　△△''',! .,-,,,,_、
　　　　　　　 　 　 　 　 　 ｒ'":;:;:;:;:;:;△: : : :　　　○　　　　　 　 　 ○:△△△△i､
　　　　　　　　　　　　　_,lﾞ:;:;:;:;:;:;△: : : : : : 　カブノール　　　: _,/ﾞ.,i´　　: : : : △│
　　　 　 　 　 　 　 ,-'″::;:;:;:;:;:;△: : : : : : :　　　　:;:;:;:;:;:;:;:-‐''"_,○｀　　　　: : : : △ﾞl
　　　　　　　　　 ,/゛:;:;:;:;:;:;:;:;:;△: : : : : : : :　: : : : : : :,i´　: /'''": :ロンベッタ　　: :△_,!
　　　　　　　　 │:;:;:;:;:;:;:;△△:;: : : : : : :　: : : : : : : : :ﾞ''''△: : : : : : : : : :　　　　　△|
　 　 　 　 　 　 lﾞ:;:;:;:;:;:;:;△△:;:;:;:;サマンオサ: :;:;:;:;:;:;:;:;:;:;△: : : : : : : : :　　　 △丿
　 　 　 　 　 　 |:;:;:;:;:;:;:;:;△△:;:;:;: : :　○　: : : ;:;:;:;. . . . . . . △: : : : : : :● コスタット
　 　 　 　 　 　 |:;:;:;:;:;:;:;:;△△:;:;: : : : :　 : : : :;:;:;:;. . . . . . . . . .△: : : :　　　　△｀'i､
　　　　　　　　 │:;:;: クレイク ○: : : : : : :::;:;:;:;:;:;:;. . . . . . . . . . △　　　　△: : : ,lﾞ
　　　　　　　　　‘!、:;:;:;:;:;:;:;:;:;△△:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;○;:リーマ砦. . . . . . △△△: : : :,i´
　　　　　　　　　　 ＼:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;△△:;:;:;:;:;:;:;:;. . . . . . . . . . . . . △△: : : : : : : │
　　　　　　　　　　　 ｀く::;:;:;:;:;:;:;:;:;△△:;:;:;:;:;:;. . . . ､.'''',,,,,,.`く△△: : : : : : : : _,,i´
　　　　　　　　　　　　 ｀''┐:;:;:;:;:;:;:;:;△△:;:;:;:;. .△ﾞi､ﾞl_○| エムローム _／:
　　　　　　　　　　　　　　 ﾞl、:;:;:;:;:;:;:;:;△△△△:;:;:ヽ,__,,ﾆr": : : : : : : ../
　　　　　　　　　 　 　 　 　 ﾞ!、:;:;:;:;:;:;:;:;△△:;:;:;:;:;: : : : : : : : : : : : : : : ﾌ
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ﾞ'i､:;:;:;:;:;:;:;:;△:;:;:;:;: : : : : ::　 :: : : : : : : :,i´　　↓ アルヘンティーナ


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【 コスタット　旅の扉前 】

二二二二二二二二二二二二二工.工二二二二二二二二二二二二二二
　　　　 　 _＿_ 　 　 　 　 　 　 　 ｜:｜　　　　　　　　　　 _＿_
─ーーｰ（　 　 ）─,.　-‐ｧ¬Ｔ 二丁:丁二 T¬ｘ‐-　､─（　 　 ）────
_＿__＿___|｀￣´|／＼＜. 　 ｜ 　 {ﾞ云ﾞ} 　 .|　　 ＞／ ＼|｀￣´|＿＿＿＿
　　　　r≦三三≧z　 ＼＞ ┴¬'ﾄー ｲ¬┴ ＜／　 r≦三三≧z
──ｰ'Ｖ丁而i丁Ｖ＞ '´ ＞ ‐=¬辷,少¬=‐ ＜ ｀' ＜Ｖ丁而ｉ丁Ｖ───
　 　 　 L |川川| _|_＞ '´二二二二三二二二二:｀' ＜_L |川川| _|
￣￣| 〈_r===== ｔ_〉二二三三＞ー----＜三三二二〈_r===== ｔ_〉 |￣￣
　 　 |　|ミ|　 　 |ミ|二二三ア　　　　　　　 ｀ヾ三二二ﾐ|ミ|　 　 |ミ|　|
　 　 |　|ミ|　 　 |ミ|二三ﾐ7　　 　 　 　 　 　 　 V三二ﾐ|ミ|　 　 |ミ|　|
　 　 |　|ミ|　 　 |ミ|二三ﾐｉ 　 　 　 　 　 　 　 　 ｉ三二ﾐ|ミ|　 　 |ミ|　|
　 　 |　|ミ|　 　 |ミ|二三ﾐ| 　 　 　 　 　 　 　 　 |三二ﾐ|ミ|　 　 |ミ|　|

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　__,,........,,,,,__
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ,.．''"　　　　　　　 `丶、
　　　　　　　　　　　　　　　, :'" ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　 ／:::::/:::::/::::/::::::::i::i:::::::',::::::ヽ,-'"~:'.,
　　　　　　　　　　　, -'"/:::::/:::::/:::,ｲ::::::::/|:|:､::::::i:::::::::i::::::::::::i
　　　　　　　　　　　　 ,ｲ:::::/:::::/:::/ |:::::::i　|:| .i::::::i',:::::::i::::::::::::|
　　　　　　　　　 　 　 !.!::::/::,'"~"''丶!:::!／_,.．-‐- ．　i:::::::::::|
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ヽ|'´￣/ヽ／ 　.-‐　　 　 ｀ i:::::::::::|､
　　　　　　　　　　　 　 　 　 | ././　 .|　　　､._______,　　',__.::::/:::､ 　 　 　 ようこそ やる夫殿！
　　　　　　　　　　　　　　　　|/./　,ノ　　 　 ｀""´　.／,ﾍ i/::::::::｀､
　　　　　　　 　 　 　 　 　 ／|'￣ ´ ヽ　　 　 　 　 / .iくり !｀ ,:::::::丶　　　貴軍を心から歓迎しよう！
　　　　　　　　　　　　　　/.　 '､.　　┌―‐┐　　　!.乂_／　　'.,::::::::｀､
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ＼　丶 _..,ノ　 　,／　　　　　　 ',:::::::::｀､
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ＼　　　 ,.．' |　　　　　　　　 .'.,:::::::::｀､
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ,.｀i'''''"　 　.!┐　　　　　　　　'.,:::::::::::､
　　　　　　　　　　　　　　___________,,.|￣ｉ /￣￣´ |　　　　　　　　　 ',:::!､:::｀､
　　　　　　　　　　　　 ／|======／＼|/ _,. ．-‐´~,.''‐．,,　　　　　　',::i ヽ:::',
　　　　　　　　　　　／　 |　　　　　　/ Ｏ　　　　　"'==､._｀ヽ、　　　　i::i　.',:::i
　　　　　　　　／￣｀　／　 _,.．っ../　　　　　 　 　 　 　 ヽ'´｀>､　　　|:|　 |:::|
　　　　　／ﾍ'三二ﾆZ;,.-'"　＜__/＿_　　　　　　　　　　　 ／　 |　 　 |:|　 |:::|
　 ,-‐　'''""~´　　　　/　　　　　----く　　　　 　 　 　 　 /　　　|　　 .!/　 | :|
　/　　　　　　　　　　|　　　　　二二う　　　　　　　　 　 /　.／　|　　 /　　|:/
./　　　 　 　 　 　 　 |｀7`丶--‐‐‐'´　　　　　　 　 　 ∨　/　 　.|　　　　　/
.＼　　　　　_,.．-''''''-V　　　　 !　　 　 　 　 　 　 　 　 |. 　 　 　 ',
..　 ~""'''''"´　　　　　＼　　　　|　　 　 　 　 　 　 　 　 |　　 　 　 ',
　　　　　　　　　　　　　<　､.　　| Ｏ　　　　　　 　 ／　 |　 　 　 　 ',
　　　　　　　　　　　　　 |　　　　|　　 　 　 　 　 　 　 / ﾍ.　　 　 　 ',
.　 　 　 　 　 　 　 　 　 |.　　 　 |　　　　 　 　 　 　 /　　 ',.　　　　　',
　　　　 　 　 　 　 　 　 | 　 　 . |　　　　　　　 　 　 |　　　 ',　 ==‐‐‐',
　　　　　　　　　　　　　|　　　　| Ｏ 　 　 　 　 　 　 |.　　 　',　　　, : ´＼


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↑／￣〈ii⌒ヽ . ↑／￣〈i⌒ヽ..↑,／￣〈⌒ヽ..↑／￣〈ｉ⌒ヽ.↑／￣〈ii⌒ヽ . ↑／￣〈i⌒ヽ..↑／￣〈⌒ヽ
｜l/",二ヽﾆ0.|....｜l/",二ヽﾆ0| ｜l/",二ヽﾆ0| ｜l/",二ヽﾆ0|.｜l/"二 ヽﾆ0| . ｜l/",二ヽﾆ0| ｜l/",二ヽﾆ0|
｜|_[,,ﾟ−ﾟ)､__ﾉ . ｜|_[,,ﾟ−ﾟ)___ﾉ ｜|_[,,ﾟ−ﾟ)_,ノ...｜|_[,,ﾟ−ﾟ)__,ﾉ ｜|_[,,ﾟ−ﾟ)､__ﾉ . ｜|_[,,ﾟ−ﾟ)___ﾉ ｜|_[,,ﾟ−ﾟ)_,ノ.
｜/"ii＿ii⌒ヽﾞ　｜/"ii＿ii⌒ヽ ｜/"ii＿ii⌒ヽ ｜/"ii＿ii⌒ヽ.｜/"ii＿ii⌒ヽﾞ　｜/"ii＿ii⌒ヽ ｜/"ii＿ii⌒ヽ
Φ' l´　　|ﾆ0 |　ﾞΦ' l´　　|ﾆ0 | Φ' l´　　|ﾆ0 | Φ' l´　　|ﾆ0 | Φ' l´　　ﾆ0 |　ﾞΦ' l´　　|ﾆ0 | Φ' l´　　|ﾆ0 |
｜ ﾉ'i'i'i'i'ゝ__ﾉ..　｜ ﾉ'i'i'i'i'ゝ__ﾉ .｜ ﾉ'i'i'i'i'ゝ__ﾉ..｜ ﾉ'i'i'i'i'ゝ__ﾉ ｜ ﾉ'i'i'i'i'ゝ__ﾉ..　｜ ﾉ'i'i'i'i'ゝ__ﾉ .｜ ﾉ'i'i'i'i'ゝ__ﾉ
｜ (/"U　　　ﾞ　.｜ (/"U　　　ﾞ ｜ (/"U　　　ﾞ.｜　(/"U　　　｜ (/"U　　　ﾞ　.｜ (/"U　　　ﾞ ｜ (/"U


　　　　　　　　　　 　 ,.. -──- ..,
　　　　　　　　 　 ／　　　　　 　　 ＼_
　　　　　　　 　 /｀'ｰ─-､-─'''二二__ヽ
　　　　　 　 　 .|´ _ﾆ-‐´￣　＿＿　　　|
　　　　　　　　 |´　,＿_ﾆ二◎,,,＿_￣￣}
　　　　　　　　　ゝ.／　⌒　 　 ⌒　＼ノ　　　ブロワや できない夫の暴挙は
　　　　　　　 　 ／ 　 （⌒） 　（⌒） 　＼　　 我々にとっても許せるものではありませんお。
　 　 　 　 　 　 |　 　 　 （__人__）　　 　 |
　　　　　　　 　 ＼　 　　 ｀⌒´ 　　　,／　　 共に力を合わせて戦いましょう。
　　　　　　　 　 ／　　　　　　　　　　 ＼


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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ,.. -──- ..,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ／　　　　　 　　 ＼_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 /｀'ｰ─-､-─'''二二__ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 * 　　|´ _ﾆ-‐´￣　＿＿　　　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |´　,＿_ﾆ二◎,,,＿_￣￣}　+　。　*
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　+　。　　.ゝ.／　＼　 　 ／　＼ノ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ／ 　 （ー） 　（ー） 　＼　ｷﾘｯ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　+　。　|　 　 　 （__人__）　　 　 |　　　　+　。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ＼,　 　　|r┬-|　 　 ,／　+　。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／| |.　　`ー'´ 　| | ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　,､¨｀‐‐----‐‐ﾞ¨l>　,>
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼__ﾘ:::... 　　|：　　　 l__<
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　<_/::::.. . 　 |： 　 　 .ト-'
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.ｉ__,,... --‐-- ...,,__.l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 l|__;;... ＿＿__ ...;;__|l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 .ｌ.|__;;... ＿＿__ ..;;__|.ｌ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｌ |__,,... ＿＿__ ..,,__| ｌ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.l　　　 　 /　ｌ.　　　　ｌ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｌ二二二/　　ｌ二二二ｌ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 (＿＿＿ﾉ　 　ﾞ'-､,＿＿)

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　　　　　 -‐ '´￣￣｀ヽ、
　　　 ／::::::::::､::::::::::::::/ 　 て
　　∠／::::::::/'´￣￣｀｀ 　　ヽ
　　ノ／/::::/ 　__ノ　ヽ､ヽ　　｜
　　ｲ /: :从 　（●）（●）ﾚレ|
　　　 |ﾊ　|　　　（__人__）./ﾉ　　　　あれがニュー速で やる夫かぁ……。
　　　　　ｲ|　　 　 ｀⌒´ ﾉ ＼
　　　　 　 ヽ　　　　　　 }　 　＼　　貫禄ある……のか？
　　　　／ 　ヽ､＿＿__ノ　 　 　 ）
　 　／　　　　　　　.　 　|　　 ／
　 　|　　　　　　　　　　　|　ノ


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　　　　　　　　　　　　　　　　,.⌒ヽ　　　　　 γ⌒ ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　〈　○ﾉ＼　　　／＼○　〉
　　　　　　　　　　　　　　 　 ヽ彡'　　ヽ　/　 　ヾ_ノ
　　　　　　　　　　　　　　　　　）　　　　Y　　　 （
　　　　　　　　　　　　　　　 ／γ⌒　 　　　⌒ヽ＼
　　　　　　　　　　　　　　 /u　|　　　　　　　　　|　uヽ　　　あれが奥さんと お妾さんと 愛人が
　　　　　　　　　　　　　　 |　　 ヽ＿＿人＿＿ノ　　 .|
　　　　　　　　　　　　　　 ＼　　　||iiiiiiiiiiiiiiiii||　　　／　　　揃って仲良くレーベに来てた……！
　　　　　　　　　　　　　　　　/´￣｀｀゛'ーー'´　　<
　　　　　　　　　　　　　　　 |　　　＿＿＿）　　　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　|　　　　　　　　　　　　　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　| 　　　　　　　　　　　　　　　 ￣）
　　　　　　　　　　　　　　　| 　 　 　 　 　　　　　　|￣￣￣


　　　　　-‐´￣￣｀ヽ、
　 　 ／:::::::､::::::::::::::/　て
　 ∠／:::::/'´￣￣｀ 　 ヽ
.　　／/::/　 ＿,　 ＿ヽ ｜
　　ｲ /从　　┴ 　┴ |レ|
　　　|ﾊ人　　（__人_）.|　　　ナニ、そのリア充を超えたスーパーリア充。
.　 　 　 ｲ', 　 　 　 　 |
.　 　 　 　 |ヽ.　　　　 l
.　 　 　 　 |　.｀―┬"
　　　　/￣￣∧　|入


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　　　　　　＿__＿
　　　 　／　 　 　 ＼
　　　／　ﾍﾆヾﾞﾘン　＼
　 ／＝▲▼--▼▲＝＼　　　まぁ、あんな お偉方と直接関わる事ないだろうし
　 |　 　　/（__人__）ヽ　　 |
　 ＼　　　　｀⌒´　　　／　　　 どうでも良いじゃねぇか。
　 /´`''" '"´｀`Y' "｀`'j⌒ ヽ
　{　,ﾉ' i|　,. ,､ ,,|,,. ､_/´ ,-,,.;;l
　'､ ヾ ,`''-‐‐'''"￣_{　,ﾉi,､;;;ﾉ
　 ヽ､,　　,.-　,.,'／`''｀,,_　,,/
　　　`''ゞ-‐'"　`'ヽ､,,､,､,,r'


　　　　　　. : "´ ￣ ｀ : ､
　　　 　 .,:::::::::::::::::::::::::::ヽ::､
　　 　 //:::,::::::,:::::::､:::::::､::ヾ:.
.　　　 ｌ,f:::i|_:::::|:::::::||:::::_|i::::i::|
　　　 |:|:::::|（●)　 (●）|::::::|:|　　（ あれくらいの人なら
　　　 |:|::::_| 　　 ,､　 　 |_:::|::|
　　　 |:|:´:|ﾞ:､／ |l|＼,.ｨ|:｀::|::|　　　兄の行方を捜したり出来るでしょうか？ ）
　　　 |:|::::|::/　　 |　　ﾞヽ:::::|::|
　　　 |:|::::|/　　 ∧　　 |:::::|:::|
　　　 |:|::::|　　／,| ヽ 　|:::::|:::|
　　　 |:|:i'l〉ｲ´　 .|　 ｀ﾄ〈'i,::|:::|
　　　 |::::::＼_ 　 |:|　　 ,ノ:::|:::|
　　　 |仆ｲ|'i|｀ゝ' ﾞｰ:'´|::/|ilﾊ|
　　 　 　 　 || 　　　　 |
　　 　 　 　 || 　　　　 |
　 　 　 　 　|| 　　　　 |
　 　 　 　 　|:|＿＿＿,|
　　　　 　 　 {ｰｲ　ﾄｰ}
　　　 　 　 　ﾞｰ" 　ﾞｰ'


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【 ニュー速で家　私兵隊 】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 /ﾐ/
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ／ 、_ ノﾐ/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /::::::::::::::/ﾐ/ 　 ＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/::::::::::::::/ﾐ/ ／　 | |　ヽ　+
　　　　　　　　　　　　　　, −-- 、　　　　　　　　　 ∧:::::::::::/ﾐ/ {ヽ＿ﾉﾉ::＼ｊ ＼
　　　　　　　　　　　　　/ |　　 / ﾍ　　　　　　　　 　∨ ﾍ::::/ﾐ/　{::::::::::://:::::}__ )
　　　　　　　, ── 、/ﾍ | 　 /ヘ∧　　　　　　　　　 ∨　ﾉﾐ/　 ﾍ::::::://::::／≦三ヽ、　　※ 全身玉鋼装備
　　　　　　　l　　　 /〈:::::::｀￣／l´ｌ} }　　　　　 　 　　　　/ﾐ/　 　 ﾍ:://∠／====ヽ} ヽ
　　　　　　　≧　　 ∨ヽ::::／／／/∧＿　　　　　　　　ﾉﾐ/　　 　　 ≧ソヽ三三∨/　 ﾍ
　　　　　　　/　ヽ ノ ヾ ヽ二ソ/// /　　ヽ　　　　　 }ニ∪　 　 　 　 ／ ,　ヽ三∨∧　 　ﾍ
　　　　　　 /　　 /　　 ｀━━´/ |;;/　　　 〉　　 　　 {ニノ ヽ__＿ ／　／　　 ／ヽ　ﾍ ＿ ﾉ
　　　　　 ヽ===/ ヽ　　　　　 /::::/≦三-´　　　　　 /ﾐ/　 ／ 彡i ヘ　_＿ ／ ＿ ヽ/ ﾍ彡}
　　　　　　≦=〈　　}二二ニ〈:::::/　/　/　　　　　　 /ﾐ/＞´ ∨/　　 ﾉ;;;;ヽ ／　＿＿{三彡}
　　　　　　ヽ 　 ヽ /}─── ≧　/　/　　　　　　{￣ｿ＿ ／ ∨二´;;;;;};;;;ヽ　//￣}二ﾍ二ﾍ
　　　　 　 　 ＼≡∨ニニニニj≦ ノ　　　　　　　{＿lｊl ＿ ／＿＿}}／｀￣ ＼ ハ　/三∧ ﾍ
　　　　　　　　 i　i　}i}　　 /´　∨ ﾉ　　　　　　　 /ﾐ/　　　　　　　　　　　　　　l　 l / 　 ﾏﾐ　 ﾍ
　　　　　　　　 i_i_i_iﾉ　　/ 　　 ゞﾍ　 　 　 　 　 /ﾐ/　　　　　　　　　　　　　　 |　 /　　　ﾏﾐﾍ　ﾍ
　　　　　　　　/　　ヾヽ/, ==,／　 ヽ　 　 　 　 /ﾐ/　　　　　　　　　　　　　　　|　/　　 　 }三ﾍ　ﾍ
　　　　　　　 /　　 〈 ,−、ノ　　　　 }　　　　　/ﾐ/　　　　　　　　　　　　　　　 l /　　　 　 }三ﾍ　 ﾍ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━【 ニュー速で家　私兵隊 】
　　　　　　　　　　　　　　　　/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
　　　　　　　　　　　　 　 　 /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 |::::::i／￣￣ ￣￣＼i::::::::::::::!
　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 |::::::|　　　　　　 　 　 |:::::::::::::|
　　　　　　　　　　　　　　　|::::::|　＿　　 　 ＿.　 |:::::::::::::|
　　　　　　　　　　　　　　　|::::::|´ﾓ云ヽ ,ｨ'云テ　|:::::::::::::|
　　　　　　　　　　　　　　　|:::::ﾊ　　　 ｌ　　　　　 |:::::::::::::| 　 （ 数は少ないが
　　　　　　　　　　　　　　　|::::|;;;;,　 　 、,.　 　 u. !:::::::::::::!
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ;::::|;;;;;,　 ｨニﾆヽ　　 ｲ:::::::::::::|　　　装備の質が凄まじいな…… ）
　　　　　　　　　　　　　　　ヾ::|;;;ｨヽ.　 ""　　／ ,!::::::::／
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ヾ;!.｀込、＿,∠ｚ彡|::／
　　　　　　　　　　　　　　 _,,.. ｨ1、 (r‐､ﾞi.|.i r‐.)　´ﾑ ..,,_
　　　 , ､＿,ｎ　 -‐　''"　　　　 ゝ、-- ' 1|.l ゝ- ' ／　　　｀　''　 ‐-　 ｎ,＿, 、
　　　λゝ.,,l_l_　　　　　　 　 　 　 ヽヽ,ｨ'⊥ヽ７ /　　　　　　　　　　　_l_l,.ノ.λ
.　　 /ニﾆ＝‐-ニ,,_‐- 　 .,,　/〉 　 } } /　 ﾊ i. {　 <ヽ　,,.　-‐_,,''ニ -‐=='彡ﾑ
.　　,iニニiニニニニニﾆ=-､ヽゝ.,,ノ,ﾑ.ゞ,_ﾉﾉﾑ ゝ.,,ﾉノ' ,.:=ニニニニニﾆﾆｉﾆﾆ|
　 ,ﾑlニニlニニニニニニニヽ. マ'' ,.-､ ー' ,.-､ 'マ' ∠ニニニニニニﾆﾆlﾆﾆﾑ


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【 シーマの傭兵団 『蜉蝣』 】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 |、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 r | l ┐
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　_ ⊥|　!┴-　　　　　　　　　＿＿＿_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 , 　/　　|　|　　 ＼｀ヽ､‐ニ￣　　　,ｨ　　｜
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　/　「l　∨　「l　　ヽ ｨ 　 　 　 _／ ｌ|　　 l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　r- ､T¬- ┴　　＿二 イl　 ﾚ─'￣　 ＼j｜　 l
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 l 　 ト､l ヽ￣r‐　　７　/／/l　　　　　　 __ |　 l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 V厶　￣ ヽ >‐＝'ﾍV 　 |　ヽ _,. -─く_ /　/
　　　　　　　　　　　　　　　　--､￣Ｖ}-}￣ ト- ､/　　　　　 ヽr' l 　 /　　/ゞ')} 　/
　　　　　　　　　　　　　　　 {l＾ヽV厂＞ ､ 〈　 ｌ　＼ ・＿‘ ／ 　 l　 Ｌ r ﾊ _/､／
　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 __>‐ ｲ　,ﾆr＜Ｌﾊ |　　　　　　l 　　　 ＞'7{ヽ-/ ∨ヽ
　　　　　　　　　　　　 　 lr ヽ┘ ﾚく ﾉしく ﾚ个-─r─ッ¬ﾆ -ィ7¬{ヽ-/　/ 　 |
　　　　　　　　　　　　 _ rく　} Vﾍ　-Ｌﾌ／　 ヽ ￣l三ﾖ￣　　∠ -‐_ 7ｰr-ヘ二/
　　　　　　　　　　r二 　V ￣　　 ￣　 ７ｰ-､　 ＼ｰr' ￣／-─＜ .厶/=‐＜
　　　　　　　　　　└ﾝ／　　　　 　 　 厶＜　 ￣`ヽ _∠ア￣￣＼二-‐ ､--､＼
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　_∠ ∠＿_ヽ､　　　∨, ─＜＿ヽ一'￣ヽ-ヘく
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ヽ--────｀ｰ一'^ ー─────‐＝--一'

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━【 シーマの傭兵団 『蜉蝣』 】

　　　　　　　　　 　 　 　 　 .　　´￣￣￣｀　　　 .
　　　　　　　 　 　 　 　 ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ｀丶、
　　　 　 　 　 　 　 __／ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
.　　　　　　　　　 /:/:二ニ==一:::::::::::;:/::/ : /:i:::::: i::::::::::::::ﾍ.
　　　　　　　　　/:λ:::::::ｰ==ﾆ二 :／/::/ : /:/|ｉ::::::|::::: V:∧ﾊ
　　　　　　　　　|::||:ﾍ: ::::::::::::::::: 〃 /::/ :::::|::|::||: :/!:::::: i::::::|:||
　　　　　　　　　|::|:!:::ﾍ:::::::::::::::::/　 l::｣|;_:::::|::|::||:::| |:::: λ::::|:||
　　　　　　　　　|::|ﾊ:::::ﾍ:; --､/　　>‐―＞､|::||:::| |::_,.斗::::|:|!
　　　　　　　　　|::|: ﾍ:::::ﾞ| .ﾍ. ﾍ. 　l.　／::／ }　　,ｨテｧ⊥:::ｌ:l'
　　　　　　　　　|::|:::::|＼ﾍ V)　|／`く::／　ノ　 　 じ/
　　　　　　　　　|::|:::::|.　 ＼:７´|　 　 ｀￣　　 　 　 ,'　　　（ あちらは手練れだな。
　　　　　　　　　|::|:::::|　／/ｿ 　 　 　 　 　 　 　 ' /
　　　　　　　　　|::|:::::|　┌─＜_＞ .　　　´￣ .　　　　　　　これは敵に回すと厄介だぞ。
　　　　　　　　　|::|:::::|　/　　　　 ＼ /＞ .__／
　　　　　　　　　|::|:::::|‐'￣ ＞　.　　＼　　　　　　　　　　　　味方で良かった ）
.　 　 　 　 　 ／|::|:::::|　　　　　　　＞‐≧:､
　　　　 　 　 |:　|::|:::::|　　 　 　 　 　 ／￣`ヽ、
　　　　 　 　 |i　|::|:::::|　　　　 i:. 　／　　　　　ﾄ､
.　　　　　　 /!ﾍ.|::|:::/ 　 　 　:|:: /　 /　　　　 |｜
.　　　　　／|:.:.:.:|::l:/　　 　 　 |i/　 /　　　 　 :./＼
. 　 　 ／ . : : : :.|:/:.:. : : . . . :.:∧.::/　　　　　 /　　 ＼
　　／ . : : : : : : |'V: : : : : : :.:/:.: V　 　　　　/ 　 　 　 ヽ
.／　. : : : : : : : : :.:∨: : : : :.:.∨:/　　 　 　 /　　　　　　 ｝
{　＼＿＿ _,.ィ´￣ ∨: : : : : :.V　　 　 : . /:..　. : : : : : :./
∨　.: : : :／: :| 　 　 ∨: : : : :/　 　 　 : : |::　ヽ、: : :.／
. ∨　: : : : : :∧　　　 ∨:.:.:.:/ 　 　 二二ﾆ!　　 ｀r ´
　 ∨ : : : : : : ∧　　　 ∨:.∧: : : 　 　 　 ∧: 　 ｜
. 　 ∨: : : : : :.:.∧ 　 　 |i: : ∧: : : .　　　 　 ＼. /


76 ：◆vsQyY1yD2Q

　　 く￣＼　　　　 く￣＼　　　　 く￣＼　　　　 く￣＼　 　 　 く￣＼　　　　 く￣＼　　　　 く￣＼　　　　 く￣＼
　 　/二､"ヽ　　 　/二､"ヽ　　 　/二､"ヽ　 　 　/二､"ヽ.　　　/二､"ヽ　　 　/二､"ヽ　　 　/二､"ヽ　 　 　/二､"ヽ
　 　(ﾟ .]_＿ﾉ　 　　(ﾟ .]_＿ﾉ　 　　(ﾟ .]＿ﾉ　　　 　(ﾟ .]_＿ﾉ　　 　(ﾟ .]_＿ﾉ　 　　(ﾟ .]_＿ﾉ　 　　(ﾟ .]＿ﾉ　　　 　(ﾟ .]_＿ﾉ
　 　r'⌒ヽii　　　 　r'⌒ヽii　　　 　r'⌒ヽii　 　 　r'⌒ヽii　　　 　r'⌒ヽii　　　 　r'⌒ヽii　　　 　r'⌒ヽii　 　 　r'⌒ヽii
　─|　　 | |　 　 ─|　　 | |　 　 ─|　　 | | 　　─|　　 | | 　 　─|　　 | |　 　 ─|　　 | | 　 　─|　　 | |.　　─|　　 | |
　　 ヽ＿ﾉi'ゝ　　　 ヽ＿ﾉi'ゝ　　　 ヽ＿ﾉi'ゝ 　　 ヽ＿ﾉi'ゝ　　　 ヽ＿ﾉi'ゝ　　　 ヽ＿ﾉi'ゝ　　　 ヽ＿ﾉi'ゝ 　　 ヽ＿ﾉi'ゝ
　　　U"｀ヽ)　 　　　U"｀ヽ)　　　　U"｀ヽ)　 　　　U"｀ヽ) 　 　 　U"｀ヽ)　 　　　U"｀ヽ)　　　　U"｀ヽ)　 　　　U"｀ヽ)



　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 -−─−-
　　 　 　 　 　 　 　 　 ,, ≦　　　　　ミ　　 　 ｀　 ､
　　　　　　　　　　　／　　 -‐　＿ ＿　 　 ＼　 }　＼
　 　 　 　 　 　 　 /　　　 　 /　　　　　｀　　、', ﾘ　 ,,.ﾍ
　　　　　　　　　 /／ 　-‐ /　　　　　　　　　｀ ｰ ''　ヽ‘，
　　　　　　 　 　 !　　彡　 { 　 　 ＿＿ 　 ＿　　 　 　 }ﾐ!
　　　 　 　 　 ／／　　 彡{　　　 ,,　.,_　｀　　.二　＿　|ﾐ|
　　　　　　　/　　　　　,,彡ゝ　,／-''＝≧‐ｧ　　 ,､＿_ ｌﾐ|
　　　 　 　 /　　 　 , イ　/　　,=　＜(ｩ)ヽ´　　'ﾉ≧=‐ヽﾊ
.　　　　　　i　　／/　 i彡|　　　　｀ ー- ''　　 　ﾞi｀�kﾝ/　',
.　　　　　　|　/ /,l ゝ {彡l ヽ　　　 　 　 　 　 　 i　 　 !　,ﾘ
.　　　　　　l　　　 ＼　Υ　　ヽ　　　　　 く　 '＿,〉　 ,ﾉノ'ﾞ　　なんだ、たったあれだけか。
　　　　　　 ＼　　　 ,ﾝ彳　　　　　　　　　 ⌒ ''´　　,!
　　 ,.-──‐-≧;,,_/　 |　　　　　,.　 -−─＝､　　 |　　　　 少ないだろうとは思っていたが
　　 ヽ'三三三ﾉ三,!　　ゝ. 　 　 　 　 ｀ ー−-　　　j.　 　 　 千程度だな。
　　 /ニニﾆ／￣,,.!_　　　＼　　　　 　 　 ´ ｀ 　 ／
　　 ゝニﾆ,/　/　ト .,｀"'' 　 ,,≧:.. 、　　　　　　 /
＿_ 　 　 / //　 ,!　　｀"''　　 ｀..,,_‐ ｰ-　.,　 -_'ヽ
＿＿≧ｙ　　＿/'＼　　,. - ､ , '´￣｀"''‐ ､ Y ,. ‐'、
　　　　　|＝ﾞ､　｀'　,＼　⌒) .i　i´￣｀ヽ　.!. | i　rﾘ ,　──　、───
＿＿＿_,!＼　 ＞　.,,｀ ￣-＜ｰ'　　 　 }　l　! ! {　ｈ.,,＿＿ 　 ｀　r───
彡|彡|彡|＼＼　　　　＞　.,｀''‐　 ,,_,,.ノ　ﾘ...! l. し' j　　　 ﾉﾞ; 、　|


77 ：◆vsQyY1yD2Q
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ／　　　　　　　　 　 　 ＼　　＼
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 / 　 　 :〃 　 .:/: /　　　 　 ',　 　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　/:.:　　　.:|ｉ:. :|:.:.:|:.:.|:{　　　　　:} :}:} .:}　:.
　　　　　　　　　 　 　 　 　 .:ｉ.:|:.　 　 .:||:. :|:.:.:{:.:.{:{　　　　 .:.} :}:} .:} .:}:.
　　　　　　　　　　　　　　　ｉ |.:|:.　 　 .:||:.八:.:.{:.:.{:ヽ 　 　 .:.:} :}:} /.:/ハ
　　　　　　　　　　　　　　　| |.:| 　 .:}.:.:乂＼＼＼＼＼___／.:/.:/.://.:.::
　　　　　　　　　　　　　　　| |.:| 　 .:}.:.:.:}-―-　. _　　　　 　 ｀ヾ／/.:.:.}
　　　　　　　　　　　　　 　 乂ﾘ 　 .:}.:.:.:}　ーtｧｰ=ミ　 ,... -―-　}/.:.:.:.'
　　　　　　　　　 　 　 　 　 | ｉ|.::/.:/.:.:./　　　　彡　　i ーtｧｰ　/.:.:.:.:/
　　　　　　　　　 　 　 　 　 | ||.:ｉ /.:.:./:　　　　　　 　 | ヽ　　　'.:.:.:.:/　　あの程度を恐れて時間稼ぎとは
　　　　　　　　　 　 　 　 　 | ||.:| |／(　 　 　 　 　 　 | 　 　 /.:/.:.:'
　　　　　　　　　　　　 　 　 ヽ|.:| |.:.:||､　　　　　 ｀ヽ '"　　 /.:/.:./　　　 伯父上とあろうものが……。
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ＼|.:.:||:　 　 ｀ ー-==-‐'　 /.:/.:./
　　　　　　　　　　　　　　　　　　i＼乂 ヽ 　 　 ー=　　 /／／
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ( ト　　　　＼　　　　 　 ′
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 / ｀ ｰ--===ミ＼　_＿/_))
　　　　 　 　 　 　 　 　 　 r‐/　　　　 　 　x==ミ Ｙ／=ミ
　　 　 　 　 　 　 　 　 ／人 ＼　　　　　（(　　)) || ((　八＼
　-―=彡⌒＼⌒＼　　　　　＼＼　　　　　 //　||　`ｰ=彡/　　‐-ﾍ=ﾍ､、



　　　　　　　　　　　　　　,,.　　-──-　..,
　　　　　　　　　　　,.　'´　　ニ　ミ　ﾐ　　　｀　 、
　　　　　　　　　 ／　　　　三　ミ 　 ヾヾヽ　 　 ＼
　 　 　 　 　 　 /　,.　''´　 ／⌒丶、　ヾヽ　　　; ;, ヽ
　　　　　　　　/　　　　　/　　　　　 ｀丶､　　ii ﾉ ﾝヽ.ヽ
　　　　 　 　 /　　,　 '　i'　　　　　　　　　 ｀ ー ´　　iミi
　　 　 　 　 /　／,　'　 {　　　 ＿ 　 　 　 　 　 　 　 |ミ!
　　　　　,／／ 　─ 　 {.　 ,,.− ､ ｀ ヽ.｀　､__,,.　_, - |ミ!
　　　　 /／／ ,,.イ彡!´ 　 ⌒＞ﾐ＞;,､ 　 ,　 , '´,, -､l.ﾐl
.　　　 ///　,イ/ﾍl彡' ,. 　 ミ､ヾ_ﾏﾝヾ彡ﾂノ }ｯシ'⌒ﾉﾐヽ
　　　///　/;;;;! ζ彡 {　　　　 ''ー ''ン.'ヾ｀ ヾくｱﾝ',''!i,ﾊﾉ
＿　 ｌ　/ /;;;;;;;ヽ｀ 彡 ヽ.　　　　　 ´　｀　 i.　l　｀¨　 ﾘﾉ　　　言うな、フレーゲル。
二二l　l /;;;;;;:: ｧ'｀‐|　　 i　　　　　　イ¨　 :　 !､　 ,.ｲﾉ
ニニﾑ　i;;;;／/　　 |　　 l　　 ,.　　　　￣｀ --' ヽ　 !.　 　 　 情報が無かったのだ。
ヾヽニﾑ／ﾆi !　　i | 　 　 　 i　,ィ,,. -=＝ｰ= ､　,　 !
　ii　ﾏﾆl!ﾆﾆﾑ ､　ｌ ゝ.　 　 　 　 ゝ 二二¨¨''ァ ﾉ　,!
　ゞｧ ﾏｺlニﾆム＼ 　 ｀ヽ　　 　 　 　 ´￣｀　　 ／￣¨ '' ｰ　.,
　　ii　 ﾏ ﾏニニ＼＼　 　 ＼　　　 　 　 　 　 iﾞ､__,　　　　　　 ＞ 、
　　ゞ､　ﾏ ﾏニニﾆ＞＞ ., 　 ｀　､＿＿＿_,, イ!ヽ.(⌒　　　　 　 ｰ=＼


78 ：◆vsQyY1yD2Q

　　　　　　　　　　　　　　　__,.．-ー -　､
　　　　　　　　　　　　,.‐'´　　ミッゞＮミﾊ　ヽ
　　　　　　　　　　　/ミΞｼ　　　｀`＾　　　　 `、
　　　　　　　　　　 ,' ミΞ　, -- 　､_　　　r'´ヽﾞｉ.
　　　　　　　　　　 |　ミ　 f:.:.:.　　　　｀`´　　 ﾞi.ｉ
　　　　　　　　　　 {　ｼ　 !:.:.:.　　　　　　　, へ}}
　　　　　　　　　 　 !　 　 !:.:.:,r'`_'ｰ-､,i　ｋｯiｧ {!　　　戦力になるなら良いではないか。
　　　　　　　　　　　ﾚｰ、 |:.´:.:.=rｴ≧:.:.', r'￣ !
　　　　　　　　　　　{　八 {:.:.:.:.　　　　:.:.ﾞｉﾞｉ　　|　　　 前線で使い潰してやれば良い。
　　　　　　　　　,.．-ヽ、 `ｉ}:.:....ｉ　　　 .:._..ｲ. 　ｌ
　　　　　　　　く ／ ィ八T:.ﾄ、:..l.　,.彡＝ ｧﾊﾞ.!
　　　　　　　 ,ィ´ ／　　ﾄ､:.:ﾞiヽ、　　　¨¨´　 ト―ｒr--ｒ、¬冖￣ｉ |ト、
　　　　　 ＜　 ／ 　 　 !;;;;ｉ`ｰ､__ヽ、_　　　 ﾉｉ;;;;;;;||;;;;;;;;;;;＼::::ヽ ソ;;;;;;ヽ
　　　　　　　V　　　　 人;;;ｉ:::::::::::::､ｒｰ､￣||〔{_|::::ｊｊ:::::::::::::::::, .‐'´;;;;;;;;;;;;;;`、
　　　　　　　　　,. ‐､'´;;;;＼＿＿::ノ::::::ノﾉ||::::¨|〃:::::::::::r'´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ
　　　　　_, . ィ久＼;;;;`'ｰ-､二三｀`＜::::::::||:::::::|:::::ｒ=､::ｉｉ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;;ヽ
　 r≦_´::ヽ:::＼:::ヽ、:::::::::::::::::::::::::::::::::::ゞ:::|レｰ弌::::::::）}j;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ｉ;;;;;;;;;;;;;;;＼
　.ｊ;;;;;;;;｀ヽ､ヽ::::ヽ:::ゞ::::::::::::::::::::::::::::ｒｉ:::::::::）f{　　ｉ}ト-ァイ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ｌ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;＼
　,':;;;;;;;;;;;;;;;;;`''ー―――――- ､::{（::::::ノ人ゞ､ノﾝ.／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ｌ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;＼


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _　＿ _
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／.: :: :: :: :: ｀ヽ‐x
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ／／.: :: :: :: :: :: :: :: :: ＼
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ／／.: ::／.: :: :: :: :: :: :: :: :: .＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/.: /;ｲ/.:/.:/.: :: :: :: :: ::i:: ::ハ:: ::∧
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 //:{:{:{ !l:::{::/.: :: :: :: ::,ﾘ:ﾘ:: :: :::}:: :: ｜
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ｜!八《V.:::|i|:: :: :: :: :::/:/.: /.: :/.: :: ｜
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ｜!:7ﾞ ｀ ヾxk: : : : :／:/: :/.: :/.:.:.: :}｜
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 V∧ -==x　 ｀￣ﾞ⌒ヽノ_ ノ.: : :l:ﾘ,ﾘ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｜ |　‐tｧ_Y　 ＿,.x=-､ /:/.: :;ﾘ: /
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ｜::ﾄ､　　 /　　､tｧ‐-　/:/.:.:.:/::/　　我等のために戦えるのですから
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 !::｜　 ∨　　　 　 　 ,′:: :/.;ｲ
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 Vﾊ　　 ヽ -┘　　 / V/.: :: ;ﾘ 　 　 奴等も喜び、むせび泣く事でしょう。
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ヽﾄ､　`ｰ─一 　 / ,′//丿
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 f７ハ ｀ー　 　 ／ ///／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 》､`ｰx＿,.x＜　イｨ)¨ﾟ
　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 _r'¨《　｀＞､__ｰx_,.x≦ィ}
　　　　　ｒ─ｘ__ｒ─xく¨X ￣￣　八　 ＼　 (_r‐､i | i´ｧ)　L
　 　 　 /三ﾟヽ＼_ﾑ__Vﾑ∨　　　　 ＼　 ＼＿丿!.! !ゝ-'´/｀ｰx＿,..
. 　 　 /三三ハ｀ー‐x二二¬＝､　　 .＞‐x ＜//¨x､7 /　　　　ハV¨Xｰ､
　　　/三ニニハV/三三ニニ≧xヽ 　 r‐x ハ.Y{.{　}ﾊ {　＿　r─┴ﾟ┴ﾟ彡､
.　　//三三三 ハV/三三三三三X∨{ {⌒　 } }ﾊこﾟ丿! `ｰ､Y r'三三三 }　|
　 ∧三三三三 ハV.三三三三三ハヽ､t＿.ノ丿_¬＼＼_丿ﾟ丿三三三 }/:|
　 ! ,ﾟ三三ニニニ∧V三三三三三ﾆ≧x_ｰ＜f´　i. {｀ヽ＞_,.x'ニ三三三三 |
　 !,′三三三三三」.{三三三三三三三三ニXヽ !｜!´壬_三三三三三三 |


79 ：◆vsQyY1yD2Q
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿__
　　　　　　　　　　　　　　　　　 , . :‐: :￣: : : : :.｀丶
　　　　　　　　　　　　　　　　／: :./ : : l: :.ヽ:.ヽ : : : :ヽ
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 /: : :./:l: : : |l.: :.ﾊ :ﾊヾ＿_ _ヽ
　　　　　　　　　　　　　　 〃: :./|l:|.: : :ﾊ: :: :ﾊ: :ﾊヾｰ--:ﾊ
　　　　　　　　　　　　　　ﾊ:.: :.ﾘ⊥ ￣／イ´￣｀ 　}ﾆ彡ﾉ:ヽ
　　　　　　 　 　 　 　 　 {! L ﾊ　〃Y 　　　○　　､ Yr‐ ､:.:.ﾊ
　　　　　　　　　　　　　　　　　}〃丿,　　　 　　　〃.ぇ } }: : :.l　　　何か嫌な予感が……。
　　　　　　　　　　　　　　　　 ├‐' 　 　 　 　 u 　!　 __,ノ!: : :.l
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ヽ 　＿＿＿ 　 　ィｸ＿　|ﾄ.: : l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＞､　　　 ,　...::::|⌒ヽ.　|!ﾍ:.: l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ｀¨T:::: ＿,.ィﾞ!　 　 l!　V::|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｢V´　 　 ,⊥-=＝ー戈{
　　　　　　　　　　　　　　　　/ﾞﾞfニニｱﾞｲ｣ -‐ 彡'ﾞ¨￣ ／　　 ﾊ
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 / /　　　ヾﾉrぅ　　´　　　〃　ー---ﾊ
　　　　　　　　　　　　　　r'ﾞ〃　　　／　　　　　　　 〈　￣¨''ー--}


　------------=================ニニニニニ三三三三三ニニニニニニ=================------------

　　　　　　　---------==============ニニニニニ三三三ニニニニニ==============---------

　　　　　　　　　　　　　　　　　-----========ニニニニ三ニニニニ========-----
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　----====ニニニ====----
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ---===---
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　-


80 ：◆vsQyY1yD2Q
　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ,ﾉ:;:;:;.丿 　 .＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　 : ,-":;:;:;:;.ヽ―'"△~ﾞ‐'△△ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　r-,i´:;:;:;:;:;:;:;:;△△△△△　 △＼　　 北の砦
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 |:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;△ 　　　　　　　　　△△''',! .,-,,,,_、
　　　　　　　 　 　 　 　 　 ｒ'":;:;:;:;:;:;△: : : :　　　○　　　　　 　 　 ○:△△△△i､
　　　　　　　　　　　　　_,lﾞ:;:;:;:;:;:;△: : : : : : 　カブノール　　　: _,/ﾞ.,i´　　: : : : △│
　　　 　 　 　 　 　 ,-'″::;:;:;:;:;:;△: : : : : : :　　　　:;:;:;:;:;:;:;:-‐''"_,○｀　　　　: : : : △ﾞl
　　　　　　　　　 ,/゛:;:;:;:;:;:;:;:;:;△: : : : : : : :　: : : : : : :,i´　: /'''": :ロンベッタ　　: :△_,!
　　　　　　　　 │:;:;:;:;:;:;:;△△:;: : : : : : :　: : : : : : : : :ﾞ''''△: : : : : : : : : :　　　　　△|
　 　 　 　 　 　 lﾞ:;:;:;:;:;:;:;△△:;:;:;:;サマンオサ: :;:;:;:;:;:;:;:;:;:;△: : : : : : : : :●　　△丿
　 　 　 　 　 　 |:;:;:;:;:;:;:;:;△△:;:;:;: : :　○　: : : ;:;:;:;. . . . . . . △: : : : : : :○ コスタット
　 　 　 　 　 　 |:;:;:;:;:;:;:;:;△△:;:;: : : : :　 : : : :;:;:;:;. . . . . . . . . .△: : : :　　　　△｀'i､
　　　　　　　　 │:;:;: クレイク ○: : : : : : :::;:;:;:;:;:;:;. . . . . . . . . . △　　　　△: : : ,lﾞ
　　　　　　　　　‘!、:;:;:;:;:;:;:;:;:;△△:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;○;:リーマ砦. . . . . . △△△: : : :,i´
　　　　　　　　　　 ＼:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;△△:;:;:;:;:;:;:;:;. . . . . . . . . . . . . △△: : : : : : : │
　　　　　　　　　　　 ｀く::;:;:;:;:;:;:;:;:;△△:;:;:;:;:;:;. . . . ､.'''',,,,,,.`く△△: : : : : : : : _,,i´
　　　　　　　　　　　　 ｀''┐:;:;:;:;:;:;:;:;△△:;:;:;:;. .△ﾞi､ﾞl_○| エムローム _／:
　　　　　　　　　　　　　　 ﾞl、:;:;:;:;:;:;:;:;△△△△:;:;:ヽ,__,,ﾆr": : : : : : : ../
　　　　　　　　　 　 　 　 　 ﾞ!、:;:;:;:;:;:;:;:;△△:;:;:;:;:;: : : : : : : : : : : : : : : ﾌ
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ﾞ'i､:;:;:;:;:;:;:;:;△:;:;:;:;: : : : : ::　 :: : : : : : : :,i´　　↓ アルヘンティーナ


81 ：◆vsQyY1yD2Q
【 コスタット郊外 】

''"~~"''ヽ,,,_
;:;:;;:.　.::.　.:..:..~~"''ｰ､,,　　　　　　　　　　　　 _,,,,,､､-─'''''''""""ﾞ''ｰ:;:;､,,,,_
;:;:;:.:.;.:;.;:.;.;::;:.;:.:.::..:::....:...￣~"''ｰ-''ｰ-‐'''ｰ;;､､'':;.;,;,;,,_: ;.: ;;.;...;..:;;....;..:... .:... .: ..ﾞ'''""ﾞﾞ''''"
幵.;:;:.;:.;.; :;..;.; .;.:;.; ;..;.;:.:.;:. ;...;.;. ,.. .. . . .. .. . . .. .:,; ;.,:,.,.ﾞﾞ"''ー-､;;:;,;;,;,:,.,.,.;..;.;, .. : :. :.
;;,,∠△''',,;;;::.:..____"ﾞ''''-､、'',,,,　＿ _　_,,,;;;;''''"r'二△''''''~~;;;、,,,,-'''""'',､,,..,,..,.,..
;.;.;.!#!-!､,､,;;:＿_/二△＿＿＿;　'''""''';;,;,,人.ｌ:田.旧;..:./￣/￣￣￣/△￣￣￣ヽ
;.;.;.;..;y,=== | |　　　　　 　 　 .| | ７ﾆヽ....Lｌヨ;,,/''''7ヽ,,,:|ﾛﾛ| 田田l田|::ﾛ|田l田田|lf
;,.,.;.;/ l:|田|:| |　　　　　 　 　 .| |___田l,:..:..... :.:,l二Lﾛ.l::.:|ﾛﾛ| 由由l田|::ﾛ|田l由由|ll_|
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ| |　　　　　 　 　 .| || ;|　::　;　　　| ;|ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ|; |ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ|; |ﾆﾆﾆﾆ
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ| | ＿＿＿＿＿_ | || ;|　:　　:::: 　| ;|ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ| ;|ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ| ;|ﾆﾆﾆﾆ
,,　 　 　 　 |_|　,　 　 　,　 　 ,|_||_;|:;:　　;;　 　|_;|　 　_　 _,, 　 | :|_　　　_,, 　 | :|


　　　　　　　　　　　　　 _,..､−ｧ- ､,.．- ､_
　　　　　　　　　　　 ,／　　 　⌒ヽ、'ヽ、　＼
　　　　　　　　　　／ｲ　　　　　　≧　　ﾞ､　＼＼
　　　　　　　　　/　 {　　　　　　　彡三;;_拜三ﾐ ＼
　　　　　　　　 /〃ｿ　　　ﾞｉ　　／＾´　　 ゛¨＾⌒`'ｉ,ﾐi､
　　　　　　　　i'ｲﾉ｝N　　　レ'´　　　　　　　　　　 l.ｊ ﾞｉ,
　　　　　　　　|lﾚ　　　　　 |::::　　　　　　　　　　　 |ｉ ｜
　　　　　　　　|　　　　从ﾙ|…ｰ-�▽,__　　　　 _,,_ {i ｊ|
　　　　　　　　|　　　 ﾉ　 ﾘ|:::::::弋'ラﾐｾ"ぐ rぞﾃ､.ｿﾉi|
　　　　　　　　|　　iイU|　|ﾘ:::..　 ￣　¨　 　 {;￣　 | ﾞi,|
　　　　　　　　|Ｌ　{ Nﾘイｖ|`、::　　　　　　　l　　　,i　 |　　ニュー速で軍の皆様は
　　　　　　　　|ｆ　_ﾚ　　ﾘ ||:::`::　 　 　 ､_:: :冫　　,i l　|
　　　　　　　　|　 ｌｌM乂　|ﾄ;:::::::　　　,r'_''_'_'_ヽ　,i'　l　|　　こちらの集落をお使い下さい。
　　　　　　　　!､　ﾘ　　　 ｌ､ヽ;:::　　 -―…''ｰ　/　 ﾞi ﾘ
　　　　　　　　ヽ　　　　　 ヽ;::＼　　　`"""　 /　　　i'
　　　　　　　　　`''‐-、- ､_,,､ゝ:::＼　　　　　/　,ィ　ﾉ
　　　　　　　　　　　 //　　 `''ｰ- ､;_`'ｰ---〈ッﾞ レ’
　　　　　　　　 　　 //　　　　　　,.‐ｰ~､`T'〔ソ!
　　　_,.,．-ー '' "~`''ｰ- ､,　　　　し⌒) } | |ｆ ｲ
‐' ´　　　　　　　　　　　　　`セ二二´ノﾉ| |　 ﾄゝ- ､_


82 ：◆vsQyY1yD2Q
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　　_ 　＿　 ＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　rｧfｯ'斗分分分分チﾓ�_
　　　　　　　　　　　　　　 __f彡イ＞r''"´　　　　　｀ "'' ﾐﾒ-､
　　　　　　　　　　　　 __f;ｨ升≠シ''／　 　 　 　 　. ヽ　　｀ヾ、
　　　　　　　　 　 　 _｛i:辻;ｯ少′/　,　　/　　 l　　 　 ゜ 　 　 ＼
　　　　　　　　　　　｛i:辻ﾒﾂ/ 　 　 /　 , 　 ｜ ! 　 　:　 ゜ ヽ　　 ヽ
　　　　　　　　　　　｛辻ﾒﾘ/　　　 .′　|:ｌ　 ||| |　 　 |:ｌ　 |! ぃ,　ヽ　:,
　　　　　　　　　　　｛辻ﾘ/, 　 　 ::l　　 |:|　 ||l 川 　 |.|　 l|　ｌ:!　　:.　:,
　　　　　　　　　　　（{ｉ//.:　/　 ,::|l　　 |:|　 |l///　　|:|　 |!　l:|! 　 }ｉ　＼　ﾋｿﾋｿ
　　　　　　 　 に二ﾆ//′/　 /:/{l　　 ｌ:|　 l'//:: ,. 斗ﾋﾆｶ　j:l| 　 l:| ! lv′
　　　　　　　 　　,ｘf// , /:;　/ /;尤二工!...　/:::. . 爻示利｀ﾘｶ｜ |:||l｜
　　　　　{三三彡(7/ ///　,: /戊f“ﾕ示ﾐ　　 　 　 弋ｚﾂ　,':'/ :′|:|||_|　　郊外の集落か。
　 　 　 　 　 　 ,ｘ少x'/:'　,:' ///　､弋ｚﾂ　　　　　　　　　 |｢`く＿;!´
　　 　 　 ｛三彡'／.:/＼//,ﾊ｀ﾍ,　 　 　 　 　 　 '　　　　 人､　` 、　　　　町の中には置けんと言う事だな。
　　　　 　 　 :／.:／.:::/.:｀／ :｀７＼　　　　 　 　 　 　 ／|l:: :＼ ', ＼
　　　　　　／.:／ ..:／ ／..:: ::; ':::::/:;＞ｯ, _　　 ´　. ィ､_∨＼:: : ヾ＼ ＼
　　　　 ／.:／ ..:／ ／' .: ::,;ｲｚzｘ'ｪy=弌、｀,不、 ﾚ┴‐}'＾i: ::.ヽ:: : ＼｀　、 、
　 　 ／.:／' .:／ ／/ ..: :;/ﾁ幵に迅rfチうｹ;:|vﾍ;＾ヽ/⌒力こ}l幵ふ;.＼ ＼ ::.、
　 ／.:／'/／.:／.::/ .:／ん'幵(こ;ﾊ人_,;∠{:{土ﾏﾑイ｀ri升'::::;ﾊ幵幵}:: . ヽ　ヽ:::.
／.:／/／.:／／'/:／／|チ幵{r/i/乂,/＿从＿_ﾏﾑイ:i:i/:::,:'幵幵幵l、::.　'， |::::}
.:／ ／.:／／.://'::／;ｨiｆ|ﾁ幵た!//:i:/:ｉ:i:i/i:iN:i:i:i/V/i:i/:ﾆｿﾁ幵幵幵ﾊ;:::.　∨::/
' ／.:／／.: :://／.::/ﾁ幵幵｛::r|/:i:/:i:i:i:/:ｉ:/:i:i:i/:ｉ:/:i:iた;ﾉ幵幵幵幵刊::::.　 ∨
/ .::/.:/ .:: : //'::: :: :{幵幵幵r'::_|:i:/:ｉ:i:i:/:i:/:i:i:i/:ｉ:/ｉ:ｉ/:::/ﾁ幵幵幵幵刊:::::　　|


　　　　　　　　　 ／　　., r.'"　 ,　へ 　 ｀ヽ、
　　 　 　 　 　 .,'/　 .／　　 ／.,r ' `　､ ､.　 `､
　 　 　 　 　 　 l ,　 {　　 ./ /　　　　　 ヽヽ　 `、
　　　　　　　　 l,'　 .',　　 ｌ. l　　　　　　　 } .}　　}
　　　　　　　.,ｨ 　 　 〉 　 ', ',　_,,w-w,,_　ﾉ ,'　 .,'　 ﾋｿﾋｿ
　　 　 　 .∠.ｧ　,ｨ.／rゝ,,.-‐''"　　　　　"'''-. -',
　　　 　 　 .ﾚ '"ﾚ'　.{　　　,,,,w ::''"`ヽ､､,,　　　 〉.　　　坂本卿は、我々を信用し切れてないのでしょうか？
　　　　　　　 　 　 .,.,'''''''::ｉ::/-､:::::::::::::,ﾉ-'',:i``´',､
　　　　　　　　　_./　ﾚlｌ:::ｌ/Y.なゞv -'ｨなYl:l:::l:l､ `､　　その様には見えなかったのですが……。
　　　　 　 ., r.'".,'　./. ﾘ:::::ｌ ｀."　 ,　　 "´ .l::::l'　`､ `,"'' ､
　　 ._,．-'　　　,'　 ,' 　 l::::ﾄ　　　 `　　　　ｨ:::l　 .ｨ.../　　　` -　_
..,r.',r'　　　　　 ＼..＼ . ',:::l!ヽ　　⌒　　ｲ l:::,'／.／ 　 　 　 　 　 ヽ.､
l i"　　　　　　　　｀.､, `. .';:l`、 ｀ .‐. ´　,.ｨl:/, r'ﾉ　　　　　　　　　　}. }
', ',　　　　　　　　　 `､'' .､`'-｀_､ｰ.,-_,彡-'".／　　　　　　　　　　/ ./
.`､.＼　` ､,,_　　　　　 ` ､__,,...．-‐''"_,.．'''" 　 　 　 　 　 _,.._,.r'".../
　 `､　｀ ｰ- ､｀'i‐┐　　 (　￣"" ''"'''　""￣.7　　_,.．-'',.r''"　 .,r'
　　 .＼　　 ,.ｨノ .,.l　　　 `､　　才ﾋ''　　　 .,r' _　　,' `ｰ-`-''"／
　　　　..＼　._,.ｨ'　l.　　　　 ＼ ((._.))　　／"´　.ヽﾍ`ｰ- , - '
　 　 　 　 /~`ｰ-'"　　　　　　 ` .､ , ｨ'"　　 　 　 l　 ~"~ `､


83 ：◆vsQyY1yD2Q
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　 _＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　,..　' ´　 　　ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　イ､　　 　 　　 /
　　　　　　　　　　　　　　　　., - ' ´ ,／三三 _ 　 　/
　　　　　　　　　　　　　 ,.／　 　_／￣￣ ￣　`'' ､/ 　　__＿＿
　 　　 __ 　　　 　　.ｨ " 　 　 　 r'　　　　　　　　　　＼f´ ／　　＼
　　 / 　 ヽ. 　 ／三|　　　　　┐　　　　　　　　　　　　ヽ| 三　　　ヽ.
　　 | 　 　　 V'三三.　　　　r､/　　　　　　　　　　　　　　＼/　　 　|!
　 　f 　 　 l!　|:三三|　　 　f　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ＼ 　　j
　 　 `ヽ, 　l.　|三三,| 　　　 ﾉ / /　　　　|　　　　　　　　　　　 `　/
　 ., -「　 　ゝ､三三 | 　　 ﾑ / /　　　　.,l!　　　　　　 ､ 　 　 　 V　 ｰ-- ､
　/　 ゝ┐　　|三「 : |　 r ､ﾉ　/ l, 　 　 | |!,| ,.　　　 | 　|! 　　 　ヾ三三.. /
,　　　|ﾄf.' 　 │／:::::| 　L/!､ j　|!　ｨ　 ,| |!||:| 　 　| |　,.! 　│ , i: |三メ /
　　　ヾ＼_ 　　ヽ::::::::ヽ　ﾉ,/! |川,メl､,/|! |:!|l|:　　,' 　 /,|l|:　|　!/' |＼　 L　ﾋｿﾋｿ
　　 / f'∨へ,.　　〉rtヾ |　!/!ヾ,,vrl/lﾚヽ! j !|!　 / / / !l l:　, ,./　 |三ﾄ､/
　l （.　|/rヽ　√|ミfr@j;}Y/,　f'　/､::::::`rlヾ,ﾘi! ,/i/jl　j//　l//　 ,'-､ヽ
　 　Y |i　ヽ!_＼ ヽﾍ`´::::〃 i | 　! ゝフ　゛'　 ﾚ//,/__//!　// 　fｲ　| }　　　アナの目は間違ってないのだわ。
　　＼, ヾ,/ ＼ヽ. 　ヽ::::f　 !,ﾍ 　`'´　 　 　 　 ' r:::'ﾒ.,j／// 　/:::L,j/
　　　　ヾ|l!　| .f:l＼ヽ.ヾV 　 ,ﾊl　　 　　 　 　 　!フ,/f　 j/,,jｨ∧::|　　　　　 この場合は、坂本卿の実権の無さが
iゝ､..　, 　||､.　 |:|　r- ゞ_|!　│ ヾ,　 　　 　　　.,　 / i: | 　 f 　l|/ん
　　＼. ヽ||　ヽ.|:l. f三三:|! 　ﾄ __j| 　　　 - ､　 　,.ﾍ ヾ| 　 | 　ﾘ∧＼.　　　 浮き彫りになったと見るべきよ。
　　　 ヽ. ||ヽ　 ﾚ､.l三三:l ` ,|.三|!､. 　 　 　_,..＜___ jヽ ＼ヾ.//　f＼＼
　　　　 | ﾚ　　　　!ヽ三. l　　 ＼|! :rr-＜ 三三三ヽ` フ　∨/　|│　`i i
　　　　 ヽ　 　! 　 ∨ゞ ミ＼.　　＼､fﾚｸﾘ 三三　　／l ヾ/:∧　　| 　 .| |
　　 　 　 l:　　|　 　|/ゞ　jー'ゝ._ ＼＼く 三三f 　（　　 V::/ 　＼,.'.　　! |
　　　　 　| 　 　　　|　 ／`　　　 ` ー--＼三　 　 ＼　 ﾚ＼＼　＼ 　ヾ
　 　　/⌒i 　 　 　 |ﾄ, `ー-- ..ﾆﾆ._　　 　 `ヽ　　　　ヽ　　 l　 !ヾ　＼
　 　/ 　 │　 |!　　| |　!三三三　　 ￣ ｀ヽ, 　＼　　　ノヽ |!　　／ ⌒i


84 ：◆vsQyY1yD2Q
　　　　　　〔_/:::::::/ ノ　　 ′　 　l| ｉ　 　 |　　　 　 　 　 ﾟ｡
.　 　 　 　 ﾉ{:::::::/　〕　/　| 　 |　 l| |　 　 |　 | l|　 ,
　 　 　 　 L.|::::/厂　 '　　|i|l　|　 l| |　 　 |　 | l|　 |
　 　 　 　 ヒ|:/ _) 　 i　　 |i|l　|　 l| |　 　 |　 | l|　 |　　　　l|
　　　　　 rﾍ/ノ　 　 | ＿ |｣L |-　| |　 　 |-‐|‐|‐-|　　　　l|
　　 　 　 | /{　　 |　 |　,.斗=ミＬ...｣ |＿＿|,x≠ミ、| l|　 　 l|　ﾋｿﾋｿ
.　　　　　l/:::|ｌ 　 |　 |〃ん::心　　　 　 　 ん:心 刈 |　 　 l|
　　　 　 〈:_ﾉ|ｌ 　 |　 |　 Vこツ　　　　　　 V__ツ　　l|　 　八　　……なるほど。
　　　　　|　八 　 | ,八　　　　　　　　　　　　　　厶斗‐‐く!
　　　　　|　|::| `　L.. __〉　　　　　　　 '　　　　 　 /　| 　　|　　　実権は門閥貴族にあるか。
　　　　　|　Lj　　ｉ　 　丶　　　　 　 _　 　 　 　 ｲ　 l|　　 |
　　　 　 |　　| 　 | 　 r‐‐个　　　　 　 　 　 ＜{_| 　ｌ| 　　|
...　　　　|　　|　/⌒Y⌒厂厂＼≧=‐=≦ ＼　｝__） ｌ|　　 |
.　　　 　|　 ／ﾉ⌒ﾝ|＿{￣　／//}{/∧　 　 У　 }､l|　　 |
.　 　 　 | /:::/⌒Y::::⌒ン⌒{, 〈/,∧//｣⌒ン､_厂:::: ＼＿|__
.　　　　 /::::(⌒ﾝ::::::::::::＼ノ⌒Y/　|/|⌒Y　 ノ::::::::::∠.. ＿＿｝


　　　　 　　　 　L　　　.::::::::::::::: '　　　　　　　　　　　　　　　　　(_,-､ |:::ヽ　＼　　　　 　イ_
　　　　　　　　 {　　　　:::::::::::/ /　　 　　　　　　　　　　　　　　　　ノハ:::::V　ﾉー.､ 　　　__ ﾉ
　　　　　　　　　つ 　　 　 , ' /　　　 　 　 　 　 　　 　　 　　 　　　ｰ ､|:::::::V　/　|　　　(__
　　　　　　　　rへ　　　　,'　/ ./　 .//　　　, 　 　 　'　　 　　　 　　rｰ Y::::::::|/　V　 　　_ ﾉ
　　　　　　　　ﾚイ 　 　 /　'　,　　/　 　 　' 　 　　 '　　　　　　　　　`ー|::::::::|　:/　　　(__
　　　　　　　／1|ﾄ､　　.' ./　ﾊ　 ,　 '　　/.　　　 　|　　 |　 | |　　γｰ '´!:::::: | /　　　　　/
　　　　 　 /　∧|ゝ　　! /　/　　'　l!　　.'l!'　 　|!　,|　　 |.　| |!　 　`ーt |:::::: ﾚ　　　　_ノ
.　 　　 　/　/ 　|!(_.　 l | 　! |　l!　.|!　|　|l!　|　|　|!l　|!　|　| |!　|! i rーV:::::: |　　 　　ハヽ
　　　 　ｲ　,'　 ∧ ﾊ__ | l |!l! | !‐!-ﾊ､ |　|l!　|　|! :|||: |!　|　| |!　|,　 ゝｰ|::::::: |　　r__'Yヽ//
　　　 /::l　'　./　|::| /ヽ从1ﾘ|!､,≡l!|ヽY |l|　|　l!! |_j__|ﾊj | l |!　|　r､ﾉ ,::::::::, 　　__ノ l　V
　 　./::://　/　 ,|::ﾚ　　　ゞYヽｲf::::::::ﾞヾ ' lゞ|,ハ! |!ﾊﾉ|j!''T!十 -　ｰ,ノ:: ／_　 ﾉ /ｲl |.　　　　その調子よ、ヴィクトリカ。
　　　ヽ ,　/! 　 ﾉ::|　　　ｲ ﾊ 　.ゝ-ﾍﾉ　　　　　　,.ﾒ≡!ヾﾒイ!　'rｰ'___／r､j　Y /∧:|.|
　　　 / 　' !　　Y/　　/ |　.!}`r　￣　　　　　　　　i､::_::rﾊヾ|!ノ{γfヽ!フ　/ 　〃　 ＼　　　　有象無象に紛れた
　　 ./　/　!　 // 　 /　ﾊ　|}　! ',　　　 　 　 　 　 ゝ- '　/　ｲﾊゝゞﾝ ′ '　|./!| 　 | |! ＼　　 混沌の欠片を
　　/　/ 　!　// 　 /　/ | .!} i　!　t.　　　 ｀　　　　　　　'　　 /　／　　　|　/::ｲ' 　 | |!　l::!
.　/　/　 ,.' // 　 /　/　 l/| '　}　 ゝ､　 `　ー　　　 　 /　　,/¨´　　 　　|　!: |　 　 | |' ﾉ::!. 　 見逃さない様にしないとね。
　'　/ 　/ //'　 ,.'　, ' 　,.l', ､丶ヽ　　　＼　　　　　　.イ 　 / 　 　 　　 　| ||:::|　ヾ　　!`V
　 /　 ,' ,／/　/ イ　 ／l| |＼　　　　　　 ゝ　-__.'ﾆ/　　　'､ ＿.　　 　 　|!|ヾﾊ 　 ' ､ ゝ
　'　　/´　/　' ／ .／ , '|| | /＼__　　　　　}V三]／　　ｲ |三三./ 　　　　l!|　　 ',. 　 ＼ ＼
　　 /　　/..∠　／　三 '| |/::::::r-}二二_　,'ﾊ: ／ ／, '/|! | 三../　　　　　li|　　　 ヽ　　 ＼ ＼


85 ：◆vsQyY1yD2Q
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　＿＿＿_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　 　 　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／＼　　,＿. 　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　／ （●）゛ （●） 　 　 ＼　　あの、ここは一体？
　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　 　 （__人__）　　　U　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼　　 ⊂ ヽ∩　　　　 <.　　住人達は どこへ？
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　 |　 '､＿ ＼　／　 )
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　 |＿＿＼　 “　 ／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼ ＿＿＿＼_／



　　　　　　 _,､---､､､,,,,＿
　　　　 ,-''"　 -三ミ、ヽ、`ヽ、
　　　／〃　　　　　　　 ヽ,＞ ＼
　　/　ｲ/　　,,　　,,ﾆ-─-v-ﾆ､ヽヽ.
　 // ,彳　　l| ,／　　　　　　　 `いﾞ!
　 | l l ﾘ　,　l.|´　　　　　　　　　　| N
　 |l　　　ﾉ! l l....,,,＿　　　　　　　 ﾞ| l|
　 |l　　 /　ﾘ.|　　-ｪﾃｭ=､'　,rtﾁﾐ`}ﾉ|
　 |l 　 ,l　1　|　　　　"´　　ﾞ!｀´　fﾞ1|　 　 お恥ずかしい話ですが、この集落は
　 |ﾚ　|.　l ,ﾊ|ヽ　　　　　　　!　　| , l|
　 |iﾞ　i1 l| | l|　　　　　　ｰ:::ｧ'　 ,! | l|　　　住人が生活苦を理由に逃散してしまったのです。
　 |l　ﾘ |l|l 　lﾄ､ 　　　∠ﾆﾆﾆ;､/　l l|
　 ﾞ!l 　　　　ヾ,＼　　　 ｀二´ /　　,ﾘ
　　`ｰ-､,､__､_ゞ, ＼　　　　　/ ,ｨ　ｿ
　　　　,〃''ｰ-ﾆﾐ-､,`''ー--''{ノ ﾁ''ﾞ
　　　 //　　　　 ｀`＞ﾐ''''T'ソi
ー'''"￣｀`''ー､,,_ '-'⌒い |.| ｲ、
　　　　　　　`''-､`ｰ-ノ,ｲ | !　 {`''-､,,_


86 ：◆vsQyY1yD2Q
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ヽヾ/　　　　　　　　　　　　　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／｀　､ヾ;-､　 ＼　　　 丶　　　ヾ'､
　　　　　　　　　　　　　　　　 / /　ｌ　 ト､ヽ｀>､　ヽ　　　　ヽ　　　ヾ
　　　　　　　　　　　　　　　　 ∨ｨ　l ﾄ,'、｀メｨｌﾃｆﾐ,　',　　　 ﾞｒ､　　　',
　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾘ !　'ﾘ_ヽヽ　ゞ''"　｀/ ,ｨ　 ヽ ヾ　　 ､ゝ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ　'ｆﾃ ｀ヾ　　　 / / ｌ　　 ﾄ, !　　､ ',　　　（ あ〜、旅の扉が復活する前の
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 >､K　　　　　ノ'´　ｌ　!　 ! ﾘ　､/｀`
　　　　　　　　　　　　　　 _..,,　,.-'´　 ',　,...　　　　　　/ ﾊ　 ! /"´　　　　　　 ウチの地元と同じ状態なのね ）
　　　　　　　　　　　　　 , ' ヽ<　､ _ ､　ヽ`　　　　 _,./ノ　ｌ　,ｹ
　　　　　 　 　 　　 　 , '　　　 ｀'' ーくi｀'''｀､__,,.<_,,..=´＝-ｌ/´7
　　　　　　　　　　　／　　　　　　　／　　　 「| 「 ｒｨ　　　　　ｌ_
　　　　　　　　 __,／　　　　　　 ／‐;-‐―― ｌｌ ｌ ｆﾗ　　 __,. -''"｀''−..,,__
　　　　　　　／ ´　　　　_,,..- ｆ_／ /　　　　　ｊｊ」,,.. -‐'´　　　　　　　　／｀ヽ
　　　　　　/　　　　　　　　 ／　　 ／７　　／　|　　　　,.---‐┐　 ,　'　　　ｌ
　　　　　ｒ'　　　　　　＿,／￣￣´ノ／,　'　　　 !　　 ／　　　　!　,/　　　　 ｌ
　　　　　'ｒ−― ''"´　　　　　　／´　/　　　　　| ,∠..,,＿　　　! /　　_,,.. -‐!
　　　　　 }　　　　　　　 /　　 / /　/　　　　　/_´＿＿,/　　　∨　く　‐ヽｒ‐',
　　　　　〈　　　　　　　　　　_ｌ /　/　　　　　└――‐┘　　 /ヽ､　 ｀ヾ､ー〈
　　　　　　ヽ､...,,,､-ー-ー''´ .ｌ ｌ　 !　　　　　　　　　　　　　　,　　 ｀丶､　 ￣ｌ
　　　　　　　　　　　　　　　　 ｌ ｌ　 !　　　　　　　　　　　　　　,　　　　　｀ヽ、 !
　　　　　　　　　　　　　　　　　!ヽ ｌ　　　　　　　　　　　　　　　,　　　　　　 ト!
　　　　　　　　　　　　　 　 　　 }　ｌｌ　　　　　　　　　　　　　　　,､　　　　　　!
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 !　 !ｌ ＿＿＿　　　　　　　　 ｒ'´ ',　　　　　｜
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ヽ　}′　　　　ヽ　　 　 　 　 |　　',　　　　　 !


87 ：◆vsQyY1yD2Q

　　　　　　　　　　　　　 _,..､−ｧ- ､,.．- ､_
　　　　　　　　　　　 ,／　　 　⌒ヽ、'ヽ、　＼
　　　　　　　　　　／ｲ　　　　　　≧　　ﾞ､　＼＼
　　　　　　　　　/　 {　　　　　　　彡三;;_拜三ﾐ ＼
　　　　　　　　 /〃ｿ　　　ﾞｉ　　／＾´　　 ゛¨＾⌒`'ｉ,ﾐi､
　　　　　　　　i'ｲﾉ｝N　　　レ'´　　　　　　　　　　 l.ｊ ﾞｉ,
　　　　　　　　|lﾚ　　　　　 |::::　　　　　　　　　　　 |ｉ ｜
　　　　　　　　|　　　　从ﾙ|…ｰ-�▽,__　　　　 _,,_ {i ｊ|
　　　　　　　　|　　　 ﾉ　 ﾘ|:::::::弋'ラﾐｾ"ぐ rぞﾃ､.ｿﾉi|
　　　　　　　　|　　iイU|　|ﾘ:::..　 ￣　¨　 　 {;￣　 | ﾞi,|　　そう言う経緯がありまして
　　　　　　　　|Ｌ　{ Nﾘイｖ|`、::　　　　　　　l　　　,i　 |
　　　　　　　　|ｆ　_ﾚ　　ﾘ ||:::`::　 　 　 ､_:: :冫　　,i l　|　　この集落の家々に持ち主はおりません。
　　　　　　　　|　 ｌｌM乂　|ﾄ;:::::::　　　,r'_''_'_'_ヽ　,i'　l　|
　　　　　　　　!､　ﾘ　　　 ｌ､ヽ;:::　　 -―…''ｰ　/　 ﾞi ﾘ　　事前に清掃もしておりますので
　　　　　　　　ヽ　　　　　 ヽ;::＼　　　`"""　 /　　　i'　　 御自由に お使い下さい。
　　　　　　　　　`''‐-、- ､_,,､ゝ:::＼　　　　　/　,ィ　ﾉ
　　　　　　　　　　　 //　　 `''ｰ- ､;_`'ｰ---〈ッﾞ レ’
　　　　　　　　 　　 //　　　　　　,.‐ｰ~､`T'〔ソ!
　　　_,.,．-ー '' "~`''ｰ- ､,　　　　し⌒) } | |ｆ ｲ
‐' ´　　　　　　　　　　　　　`セ二二´ノﾉ| |　 ﾄゝ- ､_



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　＿＿＿_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　 　 　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／_ノ　 ヽ＿ 　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／ （─） 　（─）　　　＼ 　 なるほど、そんな事が……。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　 　 （__人__）　　　　　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼　　 ⊂ ヽ∩　　　　 <　　分かりましたお。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　 |　 '､＿ ＼　／　 )
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　 |＿＿＼　 “　 ／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼ ＿＿＿＼_／


88 ：◆vsQyY1yD2Q

　　　　　　　　ｖwｗｗｗwwwwwwwwwwwwwv
　　　　　　　　:ll----------------------ll　　　　　　　　　　　　　：;;ゞ；：;:ゞ.
　　　　　　 ,,r'ﾞ:;;:; ;::; :;;:; ; ;:;:; ::;:; :;:; ;:;::;:; :;:; ; :;:;ﾞﾟ'i､　　　　　　　彡ﾐ､r~::　：　;;ゞ(;;;：;:ゞﾟ'ﾞ
　　　　　,r''ﾞ;;:; ; ;:;:; ::;:; :;:; ;:;::;:; ;;:; ; ;:;:; ::;:; :;:; ;:;::;:; :ﾞﾟ'i､　　　　 ﾐ彡iﾟﾞ(;;　　:.'；:;:.：ゞ　;;ゞ:;:ゞ
　　　.,,r''ﾞ;;:; ; ;:;:; ::;:; :;:; ;:;::;:; ;;:; ; ;:;:; ::;:; :;:;,,,ｿ “ﾞﾟ''''' ''ﾟﾞﾞﾟ　　彡ﾐ；ヾ::：;;ゞ　：;:ゞ.：ゞ
　 ,,rﾞ‰‰‰‰‰‰‰‰‰‰‰‰‰　　(彡ﾐ彡ﾐ彡ﾐ彡ﾞ》ﾐ彡ﾉ''ﾞ(　　　;;:　.'；:;:.：　ゞ;ﾞﾟヾ；:;::ゞ;:;
《《,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;　　(彡:;:彡ミ;　;:;;　:ﾐ;;:;:;彡｀ﾟ“'：;;ゞ；：;:ゞゞ.：;　;ゞ ：;:ゞ.：.
　,r'~二二二二二二二二二二二二二　ヽﾐゞ　ゞ::;ゞ;　:;:ﾐ;:;:彡ﾐ彡ﾞﾟ''')：　　;　:ゞ.：;;ゞ；：;:ゞ.：;;
　ﾞ~l~~~~~~~~~~~~~~~~ﾆﾆﾆｗﾆﾆﾆ~~~~~　(彡　　彡;:;:;ﾐ　彡ﾐ：　;;丿：;;ゞ　：;:ゞ.：　　;;ゞ；　：;:ゞ.：;;ゞ
　　|￣￣￣￣￣￣￣|　　 ‖　　 |目　　　.(ゞ;:ゞ;:,ｖr━i､
　　|￣￣￣￣￣￣￣|　　 ‖　　 |　　　　l'''''''"'''''''''ﾟ゜~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
　　|￣￣￣￣￣￣￣llllllllllllllllllllllllll　　　 │::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
　ﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞ~'ﾍ､;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
　　　:.､､;:　...:,:.:.､　,:.:.､､;　.:,:.､　　:.､､;:..　.:,:.:.､.:.､ ~'ﾍ;;;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
　:.､､　;:...:,:.:.､,:.:.､､　;:...:,.､　:.､､;:...:,:.:.　､,:.:.､､;:...:,:　　.:.､~'ﾍ;;::::::::::::::::::::::::::::::::
:.､､;:...:,:.:.､,:.:.､､;:...:,:.:.､　　:.､､;:...:,:.:.､　,:.:.､､;:...:,:.:.､　:.､､;:...



　　　　　　　　　　　　　　　　/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
　　　　　　　　　　　　 　 　 /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 |::::::i／￣￣ ￣￣＼i::::::::::::::!
　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 |::::::|　　　　　　 　 　 |:::::::::::::|
　　　　　　　　　　　　　　　|::::::|　＿　　 　 ＿.　 |:::::::::::::|　　あちらが村長の家だった建物ですね。
　　　　　　　　　　　　　　　|::::::|´ﾓ云ヽ ,ｨ'云テ　|:::::::::::::|
　　　　　　　　　　　　　　　|:::::ﾊ　　　 ｌ　　　　　 |:::::::::::::|
　　　　　　　　　　　　　　　|::::|;;;;,　 　 、,.　 　 　 !:::::::::::::!　　何か必要な物があれば、遠慮なく おっしゃって下さい。
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ;::::|;;;;;,　 ｨニﾆヽ　　 ｲ:::::::::::::|
　　　　　　　　　　　　　　　ヾ::|;;;ｨヽ.　 ""　　／ ,!::::::::／　　 それでは私は これで。
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ヾ;!.｀込、＿,∠ｚ彡|::／
　　　　　　　　　　　　　　 _,,.. ｨ1、 (r‐､ﾞi.|.i r‐.)　´ﾑ ..,,_
　　　 , ､＿,ｎ　 -‐　''"　　　　 ゝ、-- ' 1|.l ゝ- ' ／　　　｀　''　 ‐-　 ｎ,＿, 、
　　　λゝ.,,l_l_　　　　　　 　 　 　 ヽヽ,ｨ'⊥ヽ７ /　　　　　　　　　　　_l_l,.ノ.λ
.　　 /ニﾆ＝‐-ニ,,_‐- 　 .,,　/〉 　 } } /　 ﾊ i. {　 <ヽ　,,.　-‐_,,''ニ -‐=='彡ﾑ
.　　,iニニiニニニニニﾆ=-､ヽゝ.,,ノ,ﾑ.ゞ,_ﾉﾉﾑ ゝ.,,ﾉノ' ,.:=ニニニニニﾆﾆｉﾆﾆ|
　 ,ﾑlニニlニニニニニニニヽ. マ'' ,.-､ ー' ,.-､ 'マ' ∠ニニニニニニﾆﾆlﾆﾆﾑ


89 ：◆vsQyY1yD2Q

　　　　　　　　　　　　　　　　　　,　-_ =＝―
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 !: .i´. -――-. ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　∧:.{: : : : : : : : : : :｀丶
　　　　　　　　　 　 　 　 　 ／: : ヽ!: : 、: : : : : : : : :　＼
　　　　　　　　　　　　　　 /: : : : : ;ｲ: :.!＼. . : : . :、: : .ヽ',
　　　　　　 　 　 　 　 　 / : : : . . ハi{: {!:.',ヽ、: . . ＼: : :',i!
　　　　　　　　　　　　　 i: : . : : :!j!__j! ヽ＼i _＿､: : : ヽ: :.i|
　　　　　　　　　　　　　 {:i!: :j!: :{!,ィ=ミｰヽ ヽィ示ﾐヽ､_:ヽ:i!
　　　　　　 　 　 　 　 　 !ﾊ:{ !: :.!{ {ｰ'},　　　　辷j}　 /: :|!:|!　　やる夫、どうする？
　　　　　　　　　　　　　　　ヾ! : i!｀￣´　 i.::　　　　/:ﾉ:.;:!ﾘ
　　　　　　　　　　　　　　　　}: . iﾄ.、　　 __　　　ノｲ: : i!|!.　　　旅の扉から離れちゃったら
　　　　　　　　　　　　　　　　|{:.!:.!＞.、　l.__)　 ／: : :.ﾊ!
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 jハﾄi!! ｀ .＞--イ彡}!ｲ:/. j　　　　中継点から物資を運ぶのも一苦労よ。
　　　　　　　　　　　　　　　　 _ , -!　　iｦ>｀Y!r{ j! j/
　　　　　　　　　　 ,. -―　' ´　　 .｀ヽ､ヽ! .|.!!ﾚ'ﾉメ.、
　　　 　 　 　 　 {!´ ｀丶、　　　　　　　｀ ｰM{'´　　　｀丶､
　　　　　　　　　 !.　　　　ヽ　　 ,　' ´＼　 |!. ＼　ト.､　　　 ｀i!
　　　　　　　　　 ヽ.　　　　 }　/　　　／＼|!　　＼!　 ｀丶、 i!|
　　　 　 　 　 　 ├――ヮ .ノ!　　 〈　　　{i}　　　 ｀!´￣ヽ.∨!{
　　　　　　　　　　}　 .／／　 i!　, 　ヽ　　 {!　　　　ヽ‐_二}! ',{i!
　　　　　　　　　　レ' ／　　　.∨.　　 ヽ　 .i!　　　　 .´　　 i} ヽ}


　　　 　 　 　＿＿＿_
　　　 　 　／　　　　　＼
　 　 　 ／ 　 __ノ　 ヽ､_ ＼
　　　／　　 （○） 　（○）　＼　　流石に町の真ん中を占拠 出来ないから
　　　|　 u　　　（__人__） 　　｜
　　　＼ 　 　　　|　　|　 　 ／　　 仕方ないお。
　　　／　 　 　 　⌒　　　 ＼


90 ：◆vsQyY1yD2Q
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＿＿_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　__ ｨ:::::::::::::::::::::::＞x
　　　　　　　　　　　　　　　　／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＞x
　　　　　　　　　　　　　　　/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼ヽ
　　　　　　　　　　　　　　 /::::::::/:::::::/:::x::::∨:::::∧::::::::::::::::::[ﾄ､
　　　　　　　　　　 　 　 ./::::/::/::::::/::::/ |::::::∨::::∧:::::::V:::::レlヽ
　　　　　　　　　　　　　 k::/:::/::::::::|:::::|　|:::::::|∨::::∧:::::::V:::l/｝::ヽ
　　　　　　　　　　　　　 |::l:::::|::::::::::|:::::|　|:::::::|　∨:::∧::::::V::|/::::::::.,
　　　　　　　　　　　　　 |::l:::::|__／-‐-､　 　 　 ,-‐- ､__:::::|_|:/|:::::::l
　　　　　　　　　　　　　 |::l::/',ヽ 弋ソ　　 　 　 弋ソ /リ! |:::::l !::::::|　　ご命令とあらば
　　　　　　　　　　　　　 V::|l .ｷ　　 　 　 　 　 　 　 　 /_/j:::::l::!!:::::|
　　　　　　　　　　　 　 　 .k::.､ﾍ　　　　　 ｀　　　　　 ﾑ／:::::,'::l|:::::l　　 私達で運びますが。
　　　　　　　 　 　 　 　 　 ∨:::::へ、　 　'￣`　　　／/:::::::::/::::l|:::ﾘ
　　　　　　　　　 　 　 　 　 ∨::::l::::::＞　　 _　　 イ::::/::::::::/::::/ |::,'
　　　　　　　　　　　 　 　 　 ∨:::l:::::::::::ｷ 　 　 　 L/::::::::/:::::/　リ
　　　　　　　　　　　　　　　　 ∨::l::::::::::::',　　　 　|_l:::::::/:::::/　 /
　　　　　　　　　　　　　　　　　∨:::／⌒　　　 ／ |::::/　￣ ｀ヽ


　　　　　　　　　　　　　　　 ,...... __
　　　　　 　 　 　 　 ,...: : :´: : : : : : :｀: ｰ:- ､
　　　　　　 　 　 ,.:.´: : : : : : : : : : : : : : : : : :.ヽ
　　　　　　　　 /: : : : /: : : :＿: : : : : : : :.i: : : :ﾊ
.　　　 　 　 　 {:/:/x=＝彡"""｀ヾ＝ｪｭr'､__:/.: :.
　　 　 　 　 ,.ｨ': /: : : : : : : : : : : : /: :/:/{:｀ヾﾐx:.}
　 　 　 ,.ィ:´: : : : _: : l: /:./:_／}:/l: /}:/:::l:l: l:l: :.ﾊ
　　　 フ:/: : : : :/_ヽ:l:/l:/,.=x≧‐}/ / ﾚ'_ヾ}:l: l: : }
　　　{//:/: : : :.i { y i:} ´ ､弋ﾘ`　　　´xｭ､｀/:/: /
　　 　 j/{:/: : :.ﾍ ゞ　　 ,:::::::>　　 　 ! ゞ" /:/: ;' 　 　 大丈夫か？
　　　　　´从l: l:./Yヽ　 i::::::'　 　　 ' ′:::/: : : :.}
　　　　　　　 ヾ{　　　}　'::::l　 , ‐ -y　,':/､: l: 从.　　　あの派手な身なりをした連中の目
.　　 　 　 　 　 l　　　l ヽヾ! 　｀ﾆ ´ /:ｲ　 }'´
　　　　　　　　人 　 ﾉ 　 ＞　　 , ィ´　　 ,′　　　　　何か変だったぞ。
.　, -t‐‐{{{' ¨´　 ｀´ :.　　　　　/ゝ ｀ ー ´
.´　　ヽ／｀ヽ　　　　　　　　　　 　 γ‐｀､ｰ- ､
　　　/　／´ミx ` ｰ- ､　　　　,　-'yゝ、　＼ 　ヽ
　　 /／{　　/ 　〉x､ r‐-､　　 　 ,〃 　｀ヽ、 Y 　 .
　 　｀　 l 　/ ／　｀¨l　 /=f´｀ヽ彡″　　l　｀´　　 :,
.　　　 　!　ゝ'　　　　l ./ｰ-l　　 l'´　　 　 ;/　　　　 :.
.　　　　 l　　　　　　 l/　　 ヽ　 l　　　　　ヽ　　　　 ,ﾊ
ミx､　 ,':}　　　　　　　　 　 　 ヽj 　 　 　 　 }　,..ｨ彡" :,


91 ：◆vsQyY1yD2Q

　　　　　　　　　　　　　　　　　　,ィ´ ７７　￣　｀ ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　 ,' ,'　　　　　　ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　 ,'　 　 l　l　　　　 　 　 ',
　　　　　　　　　　　　　　　　 ｌ　＿ ｌ　l　　　 　 　 　 l
　　　　　　　　　　　　　　　　 j´＿｀|　|´￣￣｀''' ‐- ,|
　　　　　　　　　　　 　 　 　./´γ´｀YY´￣｀ ､ヽ　　∧　　　　私が連れて来た軽装の猟兵ならともかく
　　　　　　　　　　　　　　　/　/ゝ __ﾉ 乂＿_ノ ヽヽ　 ∧
　　　　　　　　　　　 　 　 /　/_| ,＞ﾉ (｀ｰ‐＜´ 　 jヽ　∧　　 ニュー速で軍の重装兵を見て
　　　　　　　　　 　 　 　 /　/ ハ／ハ　＼　/ 　／ヽ＼ ∧.　 舐めて掛かると言う事は無いと思うが……。
　　　　　　　　　　　　　./＿＿_/ /i!l!l!l!＼ >_.／厶ノ＿＿∧
　　　　　　　　　　　　　　　 _＿ゝ-------'　　　 ／　＼＿
　　　　　　　　　　　　　　／　　ヾ ､　　　　　　／　／　/　　　※ 猟兵 … ここでは猟師の民兵の意味



　　　　　　　　　　　　　　 ／⌒Y
　　　 　 　 　 .　-─ｘ__／　 　 /
　　　　 　 ｘく　　／　/　　 　 /
　　　　　/　ヽ∠　／ 　 　 ／、
　 　 　 ├ ｖ‐}　}/　　　∠|_|_,ﾊ
　　　 　 {　{__,X´ｽ　 ／| T（　　　我が家の私兵は
　　　　　∨, >‐'ﾍ　＼l_i|　_/
　　　 　 ／/ /　 |＼　Y＾i〈　　　 玉鋼装備で身を固めているからな。
　　　　 ゝ/　′　|￣｀ヽ.ﾘ }
　　 　 　 |ｰ个一'!::::::::::::::＼
.　 　 　 /|　 |　 i |::::::::::::::::::::ヽ　r ､
　　 　 /i |　 |　 i |:::::::::::::::::::::/　 ＼ﾄr‐‐､
.　 　 //i | i .′　ｊ::::::::::|:::::::::{　　 __/ て.ﾉ
　　 //　 | i/ 　 /::::::::: |::::::o:|　 /　ゝ一'
　／/　 i |/ 　 / :::::::::: |::::::o:|／⌒ヽ }


92 ：◆vsQyY1yD2Q
　|::　　　　|l::. 　 　 　 |:::　　　　　:　 .:::i|　　　 　 :l:::|　　　 .:|::::::::::|､　　　＿＿｣
　|:::.　　　 ||:::.　　　　 |:::.　　　　 ::　.:::l |　　　　.::ｌ::::|　 　 .:::| ::::::::'　ヽ(´|｜ | |
　|:::::.　　　||::::　 　 　 |:::::.　　　 .::: l:::l　!　　　 .:::l:::::|　　 .::::l::::::::/　　 ヽ|｜ | .|
..∧:::::.　　 |:|:::::.　　　 |i::::::..　　.::::::l:::l　l　　　.:::::;::::::!　　.:::::'::::::/　　　 ﾉ|｜ | ！
::..　ﾄ､::.＿_|:|:＿ 　 　 | l:::::::.....::::::/:;:'　l　　 .::__ｲ＿j__ .:::::/:::::∧rｰ'Ｔ´:::|｜ l　 |
:::::. |　l＼Ｎ} ＼_丁Ｔ'┘ lヽ::::::::〃/　ﾅ了￣ﾚ　 /ｲ::ィィ´:::／　_）　l:::::::| .|　|　 |
ﾄ､:::|　|　　　二二_　　　　　ヽ/　　　　 _ 二二 　 ´|:　l:／∠ﾌ　　 |:::::::| .|　廴_j
ﾞ卞.|　|　´千¨モ_メ ヽ　　　　　　　　 ´ィキ_テ于｀ |:　l イ�堰� 　 |::::::|__j　 |　　　さて、それは どうかしらね。
ソ'｜ |ヽ　 ｀ _ 一 ´　　　　　　　　　　 ｀ ─ _ ´　 .!:　|ﾞ宀'″　　 i|::::::::::　　|
　　|　|::|ﾊ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｲ:|::　|　　　　　　||:::::::::　　|　　　 相手が自分ほど
　　|　|::|　 、　　 　 　 　 　 {i　　　　　　　　　 /　 |::　|　　　　　　|:l::::::::　　|. 　 　 頭が良くない可能性も
　　|　|::|　　＼　　　 　 　 -　=- 　 　 　 　 ／ 　 .|::　|　　　　　　|:::l::::::　　|.　　　 考えておくべきよ。
　 .i|　|::| 　 匸.＞　 　 　 　 ｰ　 　 　 　 ＜___]_　 |::　|　　　　　　|::::|:::::　　|
　 .l|　|::|´￣: : : : : : :｀　　 . ___ .　　 ´: : : : : : : : :｀|::　|　　　　　　|:::::|::::　　|
　 l:|　ｌ::|: : : : : : : : : : : :ｆ'〃ニヾﾊ: : : : : : : : : : : : :|::　|　　　　 　 |::　|:::: 　 |
　l :|　ｌ::|: : : : :_: : :-‐ :八,ゞゆソ人: :ー: : :_:_: : : : :|::　|　　　　 　 |::　|:::: 　 |
´l ::|　ｌ::|: : : : : : : :.:／: : :ゝ＝イ: : :丶: : : : : : : : : :|::　ﾄ､　　　　　|::　|:::: 　 |



　　　　　 　 　 　 　 /　　　　　　　　　　　　　ｌ､
　　　 　 　 　 　 　 /　　　　　　　　　/ ,ｌ　　　',＼
　　　　 　 　 　 　 /　　　　　　　　　/' ハ　　　',　＼
　　　　　　　　　　ｌ/　　　　　　　　/ｌ　ｌ 　! ｌ　 ｌ '、　 ＼　　 ヽ
　　　　　　　　　　ｌ　　　　　　　　/ / /　 ヽ'､　ﾄ, '､　 　＼　　ヽ
　　　　　　　　　　ｌ　,!　　　　　 ∠/ /--..,,_','ﾄ, ヽヾ'､　__,,...＞､ ヾ',　　 !
　　　　　　　　　　ｌ ハ　　　　 /　/,.ｨ≡ミ､｀ｌｌ ヽ ',　｀´　,.ィ≡ミ､ ヾ!　/　　|,
　　　　　　　　　　ｌ !　ｌ　　ｌ　 ヽ〃 /　ノ::}｀ ヾ', ヾ',　　 ´{　 _ノ::}`､|∨　　 ｌ ｌ
　　　　 　 　 　 　 ﾘ　 '､　ヽ　 ヽｌ　トｲ:::::ｊ　　 ヽ 　 　 　 ヾｒ':::::シ　 /　　 ,ｌ ｌ}　　　それってつまり
　　　　　　　　　　　　　ヽ　ト､　',　-ゞ＝'‐　　　　　　　　‐ゞ='‐'　 /　 /　ｌ /
　　　　　　　　　　　　　　｀ｒ!　ヽ '､　　　　　　　ｌ::::::::::　　　　　　／ ／ 　 ｌ´/　　　向こうが装備の差を
　　　　　　　 　 　 　 　 　 ｌ | 　 ヽ'、　 　 　 　 ,　　　　 　　ｕ , ' ,.イ　　　ｌ/　　 　 理解 出来ないほど
　　　　　　　 　 　 　 　 　 ｌ ｌ　　　ﾄヽ、　　　　 '_　　　　 　 ／／/ /　　　!
　　　　　　　　　　　　　　 ｌ ,ｌ　　 ､　>､　　　　-＝-　　　 /'´ ,.ｲ/,ｲ　　 ｌ｜　　 　 バカって事ですか？
　　　　　　　　　　　　　　 ｌ/ｌ　 　 ﾄ,{ ､ヾヽ､　　ー‐　　　,. ='"´/´/　　 ハ!
　　　　　　　　　　　　　　/　ｌ｜　 ｌ .', ｀ - ､｀ヽ､　 _,. ､'´-‐''"　 /　 /　!　′
　　　　　　　　　　　　　　　　ｌ ﾄ,　 ',　',　　ｒ､｀ !' T　!´,ｲ　　　　/　 /ｌ /
　　　　　　　　　　　　　　　　ヽ!ヽ　',‐ヽ　ヾ ゝｌ　ｌ　ｌ〈 'ィ　　　/　 /､リ
　　　　　　　　　　　　　　　_,.-―'ヽ ヽ　＼ヽﾄ ｌ　ｌ　! ｌ /　_,,../　/　　 ｀丶､


93 ：◆vsQyY1yD2Q
　　　　　r‐,ｨ': : :｀ヽ_,.x=ｯ'´: : : : : : :{::::l;ノ:::::::::ﾉ
　　 　 ,ｨ'/: : : : : :/三ﾐ/: : : : ￣:fﾊ: 〉:::::::::::::::｀i
　　　《 _ﾉ=-: : : /三l/:__: :-:‐: : 〈 ｰ' ヽ::::::::::r‐'
　　　 〈:_: ; -‐: ;三ミ!:ﾆ:=:-‐: /}:ﾉ　　　ヽ::_;ﾉ
　　　　 {: : : : : l三ﾐ}:-:‐: :.r‐､）´　 i　　　';〉
　　　　 lヾ: : : :.l三ﾐ!: : : :.ﾘゞ'l　　 l !　 l l l
　 　 　 l〃lｰ､_:l三ﾐ!: : r‐'　l l　　/ﾑl ///
　 　 　 !　,'　ヽ {薔}:ノ l､__ヽlﾄ､ /,ﾑ／'l/　　　あくまで可能性よ。
　　　　,'　, 　 l ヽヾﾐ! '弋ツ　　　ゞ'/l　′
　　 　 !　′　l　 l｀ヾx ヽ　　　　' , ' !l　　　 　 少なくとも優れた知性は
.　 　 / /　 　 ,　 ',/:｀ヽ ヽ､ _´ィ´! l ､',.　　 　 感じられなかったのだわ。
　　 / /　　 　 ', ,ｲ: : : :.}　 ヽ三三! ! l l
.　 / /　　　　／: : : : : :｀ヽ､ ヾ､三! '､l l　__
　/ /　 _　　/: :/: : : : : : : :l: ｀ヽ_,＞ゝ-､--′
./ /　/: :.｀ヽ／: : : : : : : : :.l: : ',ヽ＜´_,＞>
. /　{:ｰ:-､: ´: : : : : : : : : : :.l: : :ﾍ< <　ヽ7
/　　ヾ: : :l｀ヽ､: : : : /: : : : :l: : : : ヽﾉ　'´


　　　　　　　 |::::::::::::::::::::|!::!:::::!:::::::::::!:::::|!::::::::::::::::!　 ::::::::::::::|:::::::!|:::::::::::::::::::ヽ::::::∧
　　　　　　　 |::::::::::|::/:/|!::!:::::| !::::::::|:::::||::!::|:::::::::| ＿!::::::::::::|::::!:|:|!:::::::::::::::::::!∨:::∧
　　　　 　 　 |::::::::::|/:/　|_|--――― ､ー＝ - '　　レ―― ､|:|:|ル:::::::::::::::| ∨:::::|
　　　　 　 　 |::::::::::|:/:.｀ヽ!〈 　 片ﾄ､ ｀ヽ　　　　　 ´　 ﾄ 万　 ）／7^､:::::::::::!. ∨::::!
　　　　　　　 |::::::::::|!ハ.　|　　､弋ジ,　　　　　　　　　､弋ジ,　´　/　; !::::::::::|.　∨::|
　　　　　　　 |::::::::::|l　 ::.｜　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 /::ソ j::::::::::| 　 V::|　　そ、そう言うものでしょうか……？
　　　　　　　 ∨::::::|::..ヽ _、　U　　　　　　　　,　　　　　　　　　/／／:::::::::::|　　|:::|
　　　　　　　　∨:::::!:::::::::..._、　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /_／::::!::::::::∨　　|:::!
　　　　　　　　 ∨::::|::::::::::::::ヽ　 　 　 　 　 r - ､　　　　　　 ｲ:::::::::::/:::::::∨　　 |::|
　　　　　　　　　∨:::|:::::::::::::::::≧..　　　　　　　　　　　　 ..≦::::::::::::/:::::::::/ 　 　 |/


94 ：◆vsQyY1yD2Q

　　　　　　　　　　　　　　　　,.ｨﾆ=-､
　　　　　　　　　　　　　 ,..: :´: : : : : : ￣: : :｀: : ､
　　　　　　　　　　 ,..: :´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ
　　　　　　　 　 ,ィ／: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ
　　　　　　　　/: /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :, : :ﾊ
　　 　 　 　 ,ｨ: : : : : : :_:_;ｨ_: : : : : : : : : : : : : : : :,ｨ7': :ヾ:.i
　　　 ,..: :':´: : /: : : : 〈: : : : : : : : : ヽ､: : : : ､:,ｨ'／: : : : : :｀: :.､_
　　.ｨ:,ィ７´: :./: : : : : :ヾ: : : : : : : ､: : :.｀:ｰ;ィ.／ヽ: : : : : : :ヾ: : : ｀:ヽ
　 /´　/: : : :l: : :.:/: : : l ＼: : ヽ: : ;＞ ,'´ィ´: : :ヾj: : : : : : : : :｀ﾐヾ: :.}
.　　　 ; :/: : :l: : / : : : ;', -､＞ '´ィ; :´:l: : : : : :l: :.l_: : : : : : : : : : :.ﾊヾ}
. 　 　 l:/l: l: :ヾ:l:ﾆﾆﾆﾆ'､.ノ＜´ヾｌ ヾ;,;lＸ´: l:..:l:/､ ﾊ: : : : l: : : :ﾄ､: :i
.　　　 ';! ヾ: : : ヽ:_､: ﾄ､! ヾ::::! ､_,lｨ'´,ｨjｪｪｭヾ://ﾘ　': : : : l: : : :l: ヾ:}　　あの感覚。
　　　　　　ヾ: : : :､:lヾx二ﾆx｀　　`'´ 辷:::ﾉ,､/ r' /､: : : :..l: : l: :l　 ｀
　　　　　　　ヽ:ゝ､:ヽ´_ヾ:ソ ',　　　　ーr‐'::/ /ゝ'　ヽ: : : :.l: lヾ}　　　　狩りの時に感じた事がある。
　　　　 　　.ｨ': : : :ゝ-ゝr:┐　!　_ 　　 　'::::;' / l 　 　 ',: :.:/l:ﾉ
　　　　 ｨ'´ l: ;ｨ: /: :/　ヾ:::'..　｀　＿ _ 　 i/,ｨ　l:'..　　　}､/ ´
　　　　　　 {:/{:∧: i　　　i＞..､ ´ ｰ 　 ／ー-､ヾゝ‐‐'　}　　　 　 　 　 あれは獣が息を潜めて
　　　　　　 ｀　'′ヾ!　　 ,　｀　 ｀　ｰ／　　　　 ヽ､￣ヽ
　　　　　　　　　　　ヽ._ノ　　　　　,　　　　　　　　 ', 　　! 　 　 　 　 　 こちらを狙っている時の感覚だ。
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　′　　　　　　　　 ,　　l
　　　　　　　　　　　　　　　　　　i　　　　 　 　 　 　 i　　ヽ
　　　　　　　　　　　　　 ,　-,ｨ７'.'　　　　　　　 _　　 l〉　　 ヽ
　　　　　　　　　　　 ／,..ィグ≠′　　 　 　 ／ ｀　 ﾘ　　　　ヽ
　　　　ヾ:ー―‐‐x_/ｨタ´ 　 // 　 　 　 　 /／　／〃　　　　 ヽ
　　　　　 ｀ ー―'´｀ゞ=/ .／/　　　 　 　 /´　／彡'′　　　　　}


　　　　　　　　　　 __ ＿__
　　 　 　 　 　 --にｿ::::::::::ヽ--､
　　　　　　 ´　／ん':::::::::::::::::}ﾆ} ｀ヽ
　　　 ／　　,/　{こ}:::::::::::::::::ん'　　　＼
.　　 /　　　/　 にﾘ:::::::::::::::ん}　　　　　 ,
　　/　　　/ 　 に)}:::::::::::::んｿ　　|　　 　 .
　　　 　 /　 　｛こ}::::::/::んｿ　|　 l　　!　! ',
　 ′　　　　　 {こ}:i:/::んﾂ !　|　 l　　!　!　!
, /　 ,　　　/　_{匕八んｨ　 !￣≧!x､_|　|　|
/　 /　　 /　{_彡'/ i:::::{ |　|i　〈￣{ﾘ 厂￣　　　サンの野生のカンか。
　 /　　 /　 　 /∧ !:::::〉!__ﾘ　　￣　丶
　　　／　　 　У/八::∧　　ｕ　　　　/ 　 　 　 妙な説得力があるな。
　 ／ 　 　 ／　/// ヽ:::＼　　　 　 丿
／ 　 　 ／ 　,//ｲ廴__＼:::＼ 　 ／=r--､　　　　　＿_
　　 　 /　　 /辷辷辷辷^Yヽ::＜　　　｀ヽく｀丶__/￣￣∨
　　　/　　 /ん'::::::::::::::｀Y^∨:::::::}　　　　　 ∨__У__ア　 }r,
/　 /　　 /ん'::::::::::::::::::::::}::ﾉ⌒⌒　　　　　 ／　　(　　　ノ /
　　{　　 У}::::::::::::::::::::::::::∨ﾊ　　　_　　 __/　　　　｀ー　／
　　|　 ん':::|:::::::::::::::::::::::::::::�Yｉ}　__ } ｀V´ハ　r――一 '
　　|　 {こ}::|:::::::::::::::::::::::::::::::�Y}　ヽ　　　i　 ⌒　厶一ァ
　　ヽ　⌒ｿ!:::::::::::::::::::::::::::::::::�Y　　}　　 |　/ /　/　＜


95 ：◆vsQyY1yD2Q

　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ,．　. ';. ;. ;.: ,:'.: .::､
　　　　　　　　　　　　　　　　 ,r '´ ミﾐヽ州'j;j'fﾞr' ≡ﾐ;:､
　　　　　　　　　　　　　　　 ノ ,r,,r= ｧｧ斗rr;.ｨﾆ''´ヾミﾐ ヽ
　　　　　　　　　　　　　　 〃 ,rｲ　　ﾘ〈( '´ )ﾉ　　　｀ﾞﾄミﾐ!
　　　　　　　　　　　　　　〃,彡! 　 　　)）　　　　　　 ';ミﾐi
　　　　　　　　　　　　　　ﾚｨ彡!､､､,,,,__'′　_,,,,､z=＝'';ミﾐ;!
　　　　　　　　　　 　 　 ,ﾚ,ｨ彡!　,rf弐 ヽ　 ィrﾓﾃｭ､　ﾄミﾐ;､
　　　　　　　　　　　　　 {jii;ﾊﾐl　　 ￣´.:',　:.　` ~´ 　 ;ﾐハﾐ} 　 　 話は聞かせてもらった。
　　　　　　　　　 　 　 　 {jiiい;!　 　 　.:::i　;;　　　　　 ,ﾘ　!N!
　　　　　　　　　　　　　　ヾiiい' ',.　 　 〈 _;;:_, 　 　　　 { 〉N! 　 　 要するに門閥共が邪魔だから
　　　　　　　　　　　　　　　ﾉハ;. ;　　､ ＿__＿,,　　,′ノ;j.（
　　　　　　　　　　　 　 　 〈 .:;;ijﾄ､　　　､_＿,,　　 　 /!ji .::i′　　　蹴散らしたいと言う事だな？
　　　　　　　　　　　　　　　V .l:ji ヽ　　　　　　　　,:'　!ij V′
　　　　　　　　　　　　　　　 Vj:jiL_ `:､　　　 　 ,.ｲ　　l;;V
　　　　　　　　　　　　　　　　/7 ー-｀ﾆ｀`ﾞﾞﾞ"´ﾆ　-‐'Vﾉ
　　　　　　　　　 　 　 　　 _//　　 '"⌒Vi 1 ﾚ'/⌒ﾞ` い
　　　　　　　　　　　ﾆ二´　'ｰ＝= ､ __.ノﾉ 1 lk′　　 ,い _ ＿ _
　　　　　　　　　　　　　　　　　￣｀`ヽく_ﾉ八ﾄ､`ー''フ´　　　　　/7
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　　 　 V/ ⌒ V/´　　　　　　　′



　　　　　　　　 　 　　＿＿＿_
　　　　　　　　 　　／　　 　 　＼
　　　　　　　 　 ／　─　 　 ─　＼
　　　　　　　 ／ 　 （●） 　（●）　 ＼
　　　　　　　 |　 　 　 （__人__）　 　　 |　　違いますお。
　 　　　　　　＼　 　　 ｀ ⌒´ 　　 ,／
　r､　　　 　r､／　　　　　　　　　　ヘ
　ヽヾ　三　|:l1　　　　　　　　 　　　　ヽ
　　＼>ヽ/ |｀ ｝　　　　　　　　　 　　|　|
　　　ﾍ　lノ `'ｿ 　　　　　　　 　　　　|　|
　　　　/´　 /　　　　　　　　　　　　 |.　|
　　　　＼. ｨ 　　　　　　 　 　 　 　　|　 |
　　　 　 　 |　　　　　　　 　 　 　 　 | 　|


96 ：◆vsQyY1yD2Q
　　　　　　　　　＿＿＿
　　　　　 ／）／ノ '　ヽ､＼
　　 　 ／ .ｲ （.●） 　（●.）＼　　　 念には念を入れて警戒だけはしておくお。
　 　 ./,'才.ﾐ).　 （__人__）　　　＼
　　　|　≧ｼ'　 　 ｀⌒´　　　 　 .|　　物資の輸送は、ルナマリアに任せるお。
　　　＼　ヽ 　　　　　　　　　 ,／


　　　　　　　　　　　　　 〈　`く＿_ N: : . : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ
　　　　　　　　　　　　　　 7　7¨´: : :､: : : l: : : : : : : : : : : : : : : :∧
　　　　　　　　　　　　 　 /Ｗ/ | l: :l: ﾄ､: : l: : : : : : : : : : : : : : : : ∧
　　　 　 　 　 　 　 　 　 ﾊ∧l: :| l、ｌ､l´ ＼ﾄ､: :ヽ: : : : l＿ : : : : : : l
　　　　　　　　　　　　　 |: l : lヽl Yｖl l　 行K＼: ＼: : |‐ .ヽ: : : : : |
　　　　　　　　　　　　　 ヽl : |､∧ｆl ヽ 　ｊｔレ｀ |:`‐-＼|、 ｝} : : : l/
　　　　　　　　　　　　　 　 ヽl　＞'’　　 ´　　 |: : : : : :|ーノ: : :l: |　 　 玉鋼装備の精鋭で行くのね。
　　　　　　　　　　　　　　　　　ゝ　　　　　　　l : : : : : |T: : : :ｌ､|/
　　　　　　　　　　　　　　　　　 /`ｔ‐　　　 　 l | : : : : l |:l: :ﾄ | ′　　　分かったわ。
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 /　 :｀i　　　　/:,: : ,ｲ : ﾚ|ヘ:!
　　　　　　　　　　　　　　　　 ' / . :/ゝ‐_¬7ｲ: :/ |: /　／＼
　　　　　　　　　　　　　　　　l:/ : /l/∧　 lﾒ/: /　':/／ 　 　 lヽ.
　　　　　　　　　　　　　　 　 |'l: ://__l　ヽ//／　//´　　　 ,　|　l
　　　　　　　　　　　　　　　 ,.ｒ|:/ｲ /:|_／/´L.. // 　　＿ /l　|　|＼
　　　　　　　　　　　　　　／,/l' ７/::::/ / ／　/´　　　＞　.|　|　|　 ＼
　　　　　　　　　　　　　 ｆ　//l 7 ｌ:::/, ／　　　　　 ／　　彡 ´__」


97 ：◆vsQyY1yD2Q
　 　　　＿＿＿_
　　　／　　 　 　＼
　 ／　　─　 　 ─＼
／ 　　 （●） 　（●） ＼　　それと、相手が貴族の立場を出してきたら
|　 　　 　 （__人__）　 　 |　　ルナだけじゃ問題になるから
./　　　　 ∩ノ ⊃　　／
(　 ＼　／ ＿ノ　|　 |　　　　リュカ卿も同行お願いしますお。
.＼　“　　／＿＿|　 |
　　＼ ／＿＿＿ ／


　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 .,,,--'r''''''r‐―-､,,、
　　　　　　　　　　　　　　　　　,／｀　　lﾞ　 |　　　　 ｀'-、
　　　　　　　　　　　　　　　 : ,i´　　　　|　 lﾞ　　　　　　 ﾞl
　　　　　　　　　　　　　　　 .lﾞ　　　　　|　 .|　　　　　　　ﾞl
　　　　　　　　　　　　　　　 |: 　 : : 　　|　 | : _,,,,,,,,,,,,_　　 l　　ｺﾎｰ
　　　　　　　　　 　 　 　 　 | ,,-,,,,￣ﾞﾞ''ｲ　 ﾞlﾞ,,,,,,-､,,,,｀''-、|
　　　　　　　　　 　 　 　 　 |l"",,,-ﾆﾆﾆ--''ﾞ,―ー-,,"＼｀'ﾞl、
　　　　　　　　　　　　　　.,i´| .j|｀　　　｀| : |｀　　　 .iﾞl: .,!'i､│　　　　私は木っ端貴族だが
　　　　　　　　　　　　　 │ .ﾞl:|ﾞ'-,,,,,,,,,ri,lﾞ"'ﾄrii,,,,,-,彡",lﾞ: ﾞli､ヽ　　　 ……いないよりはマシか。
　　　　　　　　　　　　　│　 ﾞli"二,,,,,,,,,,|/ii;|,,---ヽ,,,‐,i´.,/ ﾞl,ヽ
　　　　　　　　　　　　 │　　 'lﾚ、　 ,,/,|,,,,ﾞlﾞlヽ､、 ,lﾞ,/.., |"　ヽヽ　　 承知した。
　　　　　　　　　　　　 :|　　　 .ﾞﾚﾞl, , |i|'|| ||.|'|jヽ,ﾞ''//.,,i´lﾞ　　 .ヽﾞl、
　　　　　　　　　　　　 l、　　　 .`ﾐ||r},|,|,|,||,{,||,ﾚ/jﾆ'"　 ヽ,,.._,,,,,-'"
　　　　　　　　　　　　 ｀ﾞ'―---rrﾞ'": :=ﾆ'''''''',/' ｀ﾞ｀　..,,i´ ―ｰ､_
　　　　　　　　 　 　 　 　 _,,,,／: :）　　　 ｀'''"　　 .,,-‐ﾞ　　　　　｀''-､、


98 ：◆vsQyY1yD2Q

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ,､ィ"´三二`''ｰ-､､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ,ｨｲィ彡云三二`ヾヽ `,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 Y'ﾘ"｀`ヾﾒ三ミﾐヾヽ.:.:::!､
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 |　　　　 ﾞ､ミﾐヽ｀`ヽ.::;;;:;;:!
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 j_,,,､､､　　 ﾄ､r‐､`ヾ.:;:;;;;;;:ヾ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　〉''tｧ　　　　ﾐ! ﾊi.:;i;:;:;;;;;;;;;:;;|
　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 /　　　　　 ,'　　ソ.:;;!;;:;i;:;;;;!;;!
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ヽ,_ ,,　　　 ′ , ｲ.:;;;!;:;;l|;;;:;V　　　警戒が必要なら俺も行こうか？
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　}-‐'　　　　/ i ヾ;;;;;;;;!;:;;（
　　　　　　　　　　　　 　 　　　 　 　 〉　 　 　, '　 |　 )）ｨｲN/
　　　　　　　　　　 　 　 　　 　 　 　 ヽ _ ,,.ィ´　　」 -‐''"ﾘｿ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾄ､ ,ィ彡‐ｭ　　　 >.--‐rr=r r‐ｧ─- ､
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　　〉Y(（こ　　 ,､‐'´　　 // //, ｲ.:.:.:.:.:.:.｀ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　＿ _, イVVﾄ､ﾌフ"´　　　　 ,//ノ'"::::/:::::::::::::::::.:.ﾞ,
　　　　　　　　　　　　　　　, ｨイイ　　　　/⌒Y/　　　　　,,､‐'"´.:::::::::/:::::::::::::::::::::::::!
　　　　　　　　　　　　　　/Ｕ1_」 L　,r=ｭj! __ノ(　)〕 ,r''"´.:.::::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::|
　　　　　　　　　　 　 　 /　　 ￣｀`ヽ( ソ>=<≧>／.:.:::::::::::::::::::::::::,ｲ::::::::::::::::::::::::::::::l
　　　　　　　　　　　　 ./ .:.:.:.:.:.:. :.:.:.:::.:V^7 /'"／.:.:::::::::::::::::::::::::::ノｲr'´:::::::::::::::::::::::::!
　　　　　　　　　　　　/ .:.:.:.::::::::::::::::::::::.:V /／.:.::::::::::::::::::::::::, イ^ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::!
　　　　　　　　　　　ノ.:.:.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::, へ　ゝ'::::::::::::::::::::::::::::::,ｲ
　　　　　　　　　　/.:.:.:::::::::::::::::::::,､rｧ─-､r‐､─── ‐< ..:ィ"´.:::::::::::::::::::::::::::::/:::l
　　　　　　　　　 /.:.:::::::::::::::::.:／7/`ｰ=='ﾞ7.:.:::::::::::::::::::::::..ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::/.:::::|
　　　　　　　　 ,/.:.::::::::::::::::／　 j ! _)X(//.:.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/.::::::::l



　　　　　　　　　　　　 　 ,..ィf⌒7７⌒/ス
　　　　　　　　　　　　.ィ:ヽ..ｨｚ―――-xｲ＼
　　 　 　 　 　 　 　 /:_j／／/ ﾊ､ヽ＼　､＼/ｽ
　　　　　　　　　 　 {／／　/ /　}.!i:}　iヽ ヽ ＼:〉
　　　　　　 　 　 .／ ./ 　 / /　/ 川　}　l　 ｌ }ヾi
　　　　　　　 　 / 　/ 　 / /　/ // ! /　}　 } !　i|
　　 　 　 　 　 /{　 {　　i{__|__/_// //-ノ‐ ﾉ .j　!lヽ
.　　　　　　　 （ハ　 ､　 i.ｒfﾃﾃｧ　 　 ｨﾃﾅ7 / / i|ﾉ　　　それは隙あらば
　　　　　　 　 　 丶..._ ､ ＼｀゜　　,　　｀´<ノィ　/lヽ
　　　　　　　 　 　 　 ._l TΤ､　 　_　　 イl　｜ﾊ.|　　　　戦争を吹っ掛けると言う意味かな？
　　　　 　 　 ＿＿,ｨニF:| .|'､ ≧ｧ-＜ﾌｽ.l　 l｜ｌ|
　　　　　　x┴x､‐{/　ﾉ:ﾘ! |ｰ(_(（人ﾉ_)_)ｲ|　f^i‐､!
　　　　　 .{ f´／)┘//:}‐| |:|::|::ｌ::ｉ:::ｉ::ｌ::|:::|.|　{ｰ{::::ヽ
　 　 　 　 i　 ／ﾌ　i/::::::ｿ |:|::|::|::|:::|::|::|:::i!|　{フ::::::/i
　　　　　　ｌ　　/　 /::::::/　|::|::|::|::|::|::|::|:::i ト､ ＼::::::::)､
　　 　 　 　 ､ 　Ｖ^)::::://| |Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ)!i ム　 ヽノ<)）
　　　　　　 .∧ 　}ﾊ_ノ/ﾘ| |二二二二二:||/:::::`ｰ--イヽ
　　　　　 　 }∧（　 }ｰ＼:| ﾄ ――,､―‐ｧ||::/／:::::::::::i::ハ
　　　　　　 〈_ ∧(　} ヽ　〉}`ー-┴┴--ｲV/::::::::::::::::〈　 i
　　 　 　 　 //　 { （　 Vノ:.:.:.:.:.:.:.:| |:.:.:.;.:ノ/二ヽ:::::::::/＼i
.　 　 　 　 〈　 　 ヽ　ﾉリ:.:.:.:.:.:.:.:.://:._/ ／-､_ 　 ヽ:/::::/｜


99 ：◆vsQyY1yD2Q
　　　 　　　＿＿＿_
　　　　　／　　 　 　＼
　　　 ／　　　 　 　 　 ＼
　　／ 　　　　　　　　　　＼
　　|　 　　　＼　　 ,＿　　 |
　　/　　ｕ　 ∩ノ ⊃―）／　　……まずは向こうの出方を見てからですお。
　　(　 ＼　／ ＿ノ　|　 |
.　　＼　“　　／＿＿|　 |
　　　　＼ ／＿＿＿ ／


　　　　　　　　　　　　　　　,.r､ﾍ'"~"ヽ
　　　　　　　　　　　　　 ／　 }　}　　　`､~"ヽ
　　　　　　　　 　 　 ／ ヽ､ノ　ノ　　　　`､　　ヽ
　　　　　　　　　　 ﾚ'ヽ、　　`<　　　　　　`､　　`､_
　　　　　 　 　 　 ,'::i::::,ri`､.　　.＼　　　　　 ',　　`､｀ゝ
　　　　　　　　 　 `､ﾚ‐-',::::`､ . 　 ＼.　　　　',　　ﾄゝ
　　　　　　　　　　　j　乃`､l::::＼ . 　 ＼　　　j　 .ﾘ`i
　　　　　　　 　 　 l　 　 　 l:::::::::::＼　　ヽ_,.ィ　　ﾘ　　　そうですね。
　　　　　　　　　　 l.-､　　 l:::::::,':::::::::ヽ　.ﾉ.ヽ!j､.|ﾘ
　　　　　　　 <"~　`､_　　 l:::::/i,､::_,-<`'　,ヽ　　　 　 　 こちらから好き好んで
　　　　　　　　＼ . l::::l /｀.l::::/ ／ 　 ,.r`,rフ'　　　 　 　 敵対する理由はありません。
　　　　　　　　　 >､l::::l､　l::/r'　 ,.r'".／＜._
　　　　　　　／ .l　 ＼＼ﾚ　.,.r'　／　　_,,ノ`ヽ、
　　 　 　 ／　　　｀ｰ- ` >.'　^`<_,．-''"　 　 　 .`ヽ、
　　　 .／　　 　 .y　　／ .ブ＜　 ＼　　　 ､j　　　　 ＼
　 　 ｲ　　　　　/ . ／　　l.r'.ヽ',　　 ＼　　 `、　　　 　 .＼
　,r' _L - ‐-､ /　/　　_,,．､ゝ'ﾉ-‐‐ ''",.r''"''`', _,,_-‐‐-_,,_l_＼
./　　　 )　／/　/-''"　　　`ｰ ．,,．・'　　　 　 ',_　＼　{　　｀　ヽ


100 ：◆vsQyY1yD2Q
　　　　　　　　　　　　　　/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ
　　　　　　　　　　　　　 ,: : : : : : : : : :.i: : : : : : : : : : : : : : : : : :.
　　　　　　　　　　　　　 : : : : : : : : : :.i{: : : : : : : : : : : : : :l : : : }
　　　　　　　　　　　　　 {;xｪｪｮｮｮｮｮｮ（〇）ｮｮｮｮｮｮｮｮｮｮｮｪｪｪﾊ:i′
　　　　　　　　　　　　　 i: : : : : : : /:/-､: ､: : : : : : : : : : : : : : :｀ヽ、
　　　　　　　　　　　, ィ:´:i: :/: : //; 'V::/ヾ:､ヾ:ﾄ､: ヽ: : : : : : : : : : :｀ヽ、　　　それより やる夫。
　　　　　　　　　　ｲ:／: : l:ﾄ､／≧ｪ-ヾ!　ｰ--x≦-､｀ヾ: :,ｨヽ: : : : : :ヾﾊ
　　　　　　　　　　 {: /: : : : i:ﾊ 弋リ` ;　　　 '弋ツ　'　 i:/rﾍ }: :i: : : :l: }.　　　向こうの柵が壊れてた。
　　　　　　　　　　 j/l: l: : : ﾍ ﾍr: ､　,′　　　　__,..::i 　,j f:::} ,': :l: :l: :从!
　　　　　　　　　　　 ヾ}ヾ:l: :.ﾍ_'::::i　ヽ 　 　 　 l:::::::;'　 , _ 　/:l:/ﾊ}:/　　　　　ここだとモンスターが来ても防げないぞ。
　　　　　　　　　　　,､__　 ｀'/´ ヾ:l　　＿__　　 l:::::/　,ｲ/ ｀´ヽ′ ″
　　　　　　　　　≦彡" ゛ﾐＹ　　 ﾄ:､　 ｀ _ ´　　i::/ ,.ｲl {　　　 }≦≠x,ｨ彡"≦ミ､
　　　　　　　　　,,､　冫　'"{　　 /　ヽ　　　　　,:'ィ´　 l l　　　 l　,,､　冫　ヾ　　 ミ､
　　　　　　　　　　″, -=j' ゝ- '　"　 ＞ , -＜　　　　',ヽ ___ノ　'"　,,　　〃　 ゛　　≧x､
　　　　　　　　　' ,.ｲ　　 {{　 '"　 ,,　 /""l　　　　　　　 从　 ,,､　ゞ　　´ , = ､　″　 ミ≠
　　　　　　　　　/　　　　从　″゛　〃　 '　　　　　　　 j{　''　　冫　" ,.ｲ　　 ヾ、　ゞ　ミ､


　　　　　 　　　＿＿＿_
　　　　　　　／　　　　　＼
　　　　 　／　　　　　ノ　　＼
　　　　／ 　　　　　 （●）　　＼　　そうなのかお？
　　　　|　 　　.u　　　　（__人__）|
　 　　 ＼　　　　　　　　｀ ⌒／　　 一通り見回って、直した方が良さそうだお。
　　　　ノ　　　　　　　　　　　＼
　 ／´　　　　　　　　　　　　 　　ヽ


101 ：◆vsQyY1yD2Q
　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 ,.　' ´::::::::::::::::::::::::::ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
　　　　　　　　　　　 　 　 ／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
　　　　　　　 　 　 　 　 /::::::::::::::::::_::_,.　-―∧-､:､::::::::::::::::::::ﾊ
　　 　 　 　 　 　 　 　 /:::::::::::::/7 // ///::/　 V∧V∧:ﾄ､::::::ﾉ､
　　　　　　　 　 　 　 /:/:::r'7://_//_///::/　　　Ｖ:､::::｀::V」::::::}}}￣｀　.､
　　　　　　　　　　　 {:::{:::::|//'´::::/::://:::/_　　　 _ヽ:＼:::::|::::::::jﾘ_::::::::::::::＼
　　　　　　　　　　　 ゝヽ::::::::::::::::jレｨ云ミ､ 　 　 ,.斗=ミ刈:::::八　＼::::::::::::::＼
　　　　　　　　　　／:::::::::::::::::rﾍ≪_ゞ-'　　　　　　ゞソ_≫:::::::::∧　　＼::::::::::::::ヽ
　　　　　 　 　 ／:::::::::::::::::::::::{{ r'、ヾ``　　　　,　　　```/ﾊ:|::∧:!　　　 ヽ::::::::::}:::}　　それなら私達に
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Comments

獅子身中の虫か
さーてどんなひどい目合うのやら

Posted by at 2013年12月02日 20:19

大工仕事してたのかｗ
しかしまあ…実物見て戦力差を理解できないか…

Posted by at 2013年12月02日 20:20

よその国の人間で、恩も何も受けていなくて、
そもそも異世界出身者が、どうして自分たちの権威にひれ伏すと思えるのか…

Posted by at 2013年12月02日 21:05

アリアハンは経済は滞ってたけど飯はあったんじゃ？

遥か昔の微かーな記憶（ＦＣ）だと
サマンオサでドラゴンキラー、ゾンビキラー、魔法の鎧、ドラゴンシールド
とか売ってたように思ったが違ったかねー

Posted by at 2013年12月02日 21:05

>>ゾンビキラー
エルロームのシャーマン族ってゾンビマスター(シャーマンの色違いグラフィック)だよな。
対蛮族・奴隷武器…あったらやばくね？

Posted by at 2013年12月02日 21:42

エリミネーター族が張り切りそうだな

Posted by at 2013年12月02日 21:54

ここの門閥貴族は下から傅かれる事に慣れ過ぎてるからな
もっさんは『来てもらった』と恩を感じるだろうけど、門閥貴族らは『戦わせてやるんだからありがたく思うべき』だうね
実際に『働かせてやってるんだから金払え』という人の下にいた私は解る（涙

Posted by at 2013年12月02日 22:16

それより気になることがある。

もっさんの私兵はやっぱりストパンの方々で
直属兵もあの恰好なのかね？ｗ

Posted by at 2013年12月02日 22:44

装備の違いが判る貴族なら、もっと部門として名をはせているだろう
椅子を磨くのが仕事の貴族に、理解しろってのが難しいか

Posted by at 2013年12月02日 22:50

相手の頭がいいとは限らない。まさにこれだなぁ。下手に悪知恵の働く馬鹿が権力を振りかざすとろくなことにならないからね

Posted by at 2013年12月03日 00:07

もうビッテンフェルトに交渉の全権を任せたほうがうまくいくのではなかろうか

Posted by at 2013年12月03日 01:18

一番の問題はビッテンフェルトがいるのに大したことないって言っちゃうあたりじゃない？
ビッテンフェルトって同じサマンオサ人で、サマンオサ一の猛将だから知ってるでしょ。
そりゃロマリアの商人が来ても、見てくれだけだろ、という判断をすることはあり得るけど、
名の通ってるビッテンフェルトが来ているのに役にも立たんとか、使い潰してやるって、
バカとか通り越している気もするんだが。

Posted by at 2013年12月03日 01:29

ビッテンフェルトは自分を上手く使ってくれる同士や上司を求めているっぽいから
ここで軽く挑発してやる夫が安易な策や自分の要望や案に簡単に乗って来る奴かどうか試しているのでは？

Posted by 　 at 2013年12月03日 09:43

これは本気で身の程教えてやった方が良いな、このままじゃ死んでこいとか命令してくるわ絶対
最悪やる夫の周りの女を夜伽に寄こせみたいな事ほざく　と言うかだ　これ途中で絶対門閥貴族と戦争になるだろ　そもそも本物のカイザーも原作的にみたら門閥殺すべし慈悲は無いって人だし救出したら絶対門閥どうにかするだろうし　やる夫の目的は坂本もっさんの協力だけ何だし

Posted by at 2013年12月03日 11:51

土木工事も出来る快速兵か。
エリミネーター族はローマ兵の精強さを備えつつあるな

Posted by at 2013年12月04日 00:39

※13
ビッテンさんはそんな難しい事考えないよ
戦（特に攻め戦）に全能特化してるから、至極真面目に
そのほうがいいんじゃねーの？と判断しただけだと思う

Posted by at 2013年12月08日 19:45

キル子の兄ですか。
肉親がこの世界に居るのであれば探してあげたいところですが。
状況が落ち着いてからになるでしょうかね。
まず、そういう話をされるくらいの信頼関係を築く必要がありますが。

確かに人数は重要ですが、
見抜けないのは、装備に関して疎いのか驕りで目が曇っているのか。
門閥貴族の取る戦術では装備や兵の質はさして重要ではないのかな？
しかし、協力や信頼関係を築かねばならない時に、道具のように使い捨てにすることしか頭にないとは。
どうやら、門閥貴族は信用するに値しない人物ばかりのようですね。

獲物視しているのであれば距離を置くしかなさそうですね。
いちゃもんつけて、あれを寄越せこれを寄越せと言ってくるのが難癖つける奴のパターンです。
相手が貴族だと断るのも難しいでしょうね。
それにしても、参謀３人のお陰である種の安心感がありますね。

生活苦で逃げた、と。
内戦か旅の扉を閉じたこと、どちらが原因なんでしょう。

エリミネーター族が大工仕事のエキスパートになる日も、そう遠くないかもしれませんね。

Posted by とあるA at 2013年12月15日 21:40

貴族格付けチェック・武具鑑定編……もっさん&メックリンガー合格、一流貴族待遇維持。門閥貴族チーム不合格、貴族資格剥奪決定www

……とかな(笑)

Posted by at 2014年02月07日 12:57

銀英伝の門閥貴族としては、かなり原作に忠実な描写だと思いますよ。
数百年貴族として、平民に傅かれてきたから、読者目線だと感覚がおかしくて、
不自然に無能すぎるようにみえますけどもw

Posted by at 2014年03月05日 14:09

ビッテンはもうちょい落ち着けｗｗｗ

Posted by at 2014年10月26日 20:09

＞エリミネーター族が大工のエキスパートになる日も近い。
ローマ軍団兵ですね、わかります。

Posted by at 2014年12月20日 20:29

ビッテンさんはバラモス様とウマが合いそうだなあwww

Posted by at 2015年08月14日 14:43

権威があって当然の門閥貴族はどうやってその権威が成り立ってるのか理解できないんだろうな

Posted by at 2016年09月24日 14:55

↑4　違うヨ、ビッテンさんは落ち着いて考えた結果突っ込んで蹴散らすという結論を出すお人なんだヨ。

Posted by at 2016年11月01日 11:36

仮にも貴族が知性も理性も持ち合わせないおサルさんとはリハクの目でも見抜けないだろうなーｗ

Posted by at 2016年11月09日 22:11

性格：びってんいいなぁｗｗｗ

しっかしこのレベルの無能が味方とはかなり厄介だね。

Posted by at 2017年02月19日 19:37

真紅が、ヴィクトリカを教え導く場面は、なんだか目頭が熱くなる。

Posted by at 2020年04月20日 00:08

一番簡単な処理の仕方は「共通の敵がいるので共闘しましょう」→中身が見える馬車で物資を目の前で運ぶ→門閥がいるほうの陣を一見無防備に見えるように組む→馬鹿が釣れるので内通者として戦闘中に討つ

Posted by at 2020年05月16日 22:59

↑
　いや、門閥貴族は一気に滅ぼさないと生き残ったら処分したのが悪くてもイチャモンつけて、
　利益を得ようとしたり、暗殺者を送って来るから、その処理だと完全ではないと思う。

Posted by at 2021年06月17日 23:15

兵の質を見抜けるのはもっさんだけだからな
門閥の無能は既に嫌と言うほど見せ付けられたわｗ

Posted by at 2021年12月18日 21:43

本来ならやる夫達の拠点？となった廃村に門閥貴族軍を置いておきたかったんだろうなぁ〜

二大巨頭と極一部の親族（合計１０以下）だけならコスタットの屋敷に置いても良いと言って、
身の護りに兵もと言ってきたら、自分らが信じられないならと廃村の方に行かせれば・・・
いや、短気を起こし、ヤラカス可能性が高いか・・・門閥貴族だし・・・

Posted by at 2022年04月12日 01:37